JP4445796B2 - 顕微鏡 - Google Patents
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Description
特許文献1に示されるものは、従来の単一光源の落射照明光学系において、開口絞りと対物レンズの間にシリンドリカルレンズを挿入し、開口絞りで形成された円形の光束をシリンドリカルレンズで直線状に集光してライン照明とするものであり、光源からの光は無駄なく利用されている。
特許文献2に示されるものは、光ファイバを横に並べて直線状の光源を形成し、さらに、この光源からの光束をスリットに通してライン照明を形成させている。
また、特許文献3に示すものは、光源近傍に複数のスリットを配し、これら複数のスリットを透過した光を照明光としてライン照明を形成し、光の利用効率を高めようとするものである。
また、特許文献2に示されるものは、光源としての光ファイバでの光の利用効率が低く、しかもスリットを利用しているため光源からの光量のほんの一部しか利用されないので、光の利用効率が低いという問題がある。
さらに、特許文献3に示されるものは、複数のスリットを使用して光の利用効率を高めようとするものであるが、スリットを通過した光のみでライン照明を形成しているので、依然としてスリットを通過できない光が多く、光の利用効率が十分ではない。
本発明は、直線状に並んで配列された複数の光源と、前記光源からの光をほぼ平行光にするコリメートレンズと、上流側の平面部が平行光の光軸に直交し、かつ円筒面部の長手軸線が前記光源の配列方向と平行に配置されたシリンドリカルレンズと、前記シリンドリカルレンズからの光により標本を照明する対物レンズと、を備え、前記シリンドリカルレンズが前記平行光の光路に挿脱可能に設けられている顕微鏡を提供する。
そして、シリンドリカルレンズの平面部にほぼ垂直に入射された平行光は、円筒面の長手軸線方向では屈折力が作用しないので、そのままの幅でシリンドリカルレンズから出射される。一方、光路に沿い長手軸線に直交する面内では屈折力が作用して、結局直線状に集光されることになる。この直線状に集光された光が対物レンズを通してライン照明として標本を照明する。
また、光源からコリメートレンズへ入射する光を制限しておらず、かつコリメートレンズに入射した光は全てライン照明としているので、例えば従来のスリットにより入射する光を制限するものに比べて光の利用効率を向上できる。
また、シリンドリカルレンズが、着脱可能に装着されているため、シリンドリカルレンズを取り外せば、コリメートレンズからの平行光が対物レンズに入射されるので、ケーラー照明を得ることができる。このように、シリンドリカルレンズを着脱することにより、ライン照明とケーラー照明とを使い分けることができ、顕微鏡の活用範囲を拡げることができる。
なお、光源としては、小さなものが望ましく、例えばLED等の直接光を発生するものあるいは縮小投影光学系による2次光源像が好適である。これらは、例えば、光ファイバを利用したものに比べて発生段階での光の利用効率が良好である。
焦点距離が100mm未満になると、シリンドリカルレンズの開口数が大きくなりすぎて、球面収差が増大するため、均一な照明光が得られなくなる。また、焦点距離が、350mmを超えると光学系の全長が長くなりすぎ、装置が大型化してしまう。
このようにすることにより、接合レンズを構成するレンズの屈折率および接合面の曲率半径を調整して色収差を修正できるので、より鮮明なライン照明を得ることができる。
なお、ここで「接合レンズ」とは、単に隣接配置されたレンズのことを意味するものであり、これらのレンズが相互に接着されているもの、あるいはエアコンタクトされているものを包含するものである。
本実施形態に係る顕微鏡1は、ライン照明とケーラー照明とが実施できるように構成されている。
本実施形態に係る顕微鏡1には、照明光学系3と撮像系5とが備えられている。
照明光学系3には、光源7と、光源7からの光をほぼ平行光にするコリメートレンズ9と、コリメートレンズ9からの光路11中に配置されたシリンドリカルレンズ13と、光路11の方向を変換するミラー15と、リレーレンズ17と、対物レンズ19とが備えられている。
なお、光源7の個数および間隔は、本実施形態のものに限定されず、必要に応じて適宜に設定すればよい。
また、光源としては、縮小投影光学系による2次光源像としてもよい。
ダブレット10を含む複数のレンズで構成されたコリメートレンズ9は、光源7から入射された光をほぼ平行光に変換するように形成されている。
シリンドリカルレンズ13は、光路11に挿脱可能に取り付けられている。
ミラー15と対物レンズ19との間には、シリンドリカルレンズ13で形成された像を対物レンズ19へリレーするリレーレンズ17が配設されている。
対物レンズ19は、複数枚のレンズを組み合わせて形成され、光路11を通る光を標本21に照明として照射するとともに標本21からの反射光を撮像系5へ伝送するように構成されている。
ハーフミラー23は、光路11中に設けられ、対物レンズ19からの反射光を結像レンズ25に案内するように構成されている。ハーフミラー23はダイクロイックミラーとされてもよい。
結像レンズ25は、ハーフミラー23からの反射光を撮像素子27の表面に集光させるように構成されている。
撮像素子27は、例えばCCDであり、表面に集光された光を電気信号に変換して処理するものである。
まず、図1、図2および図4により、ライン照明を行う場合について、説明する。
ライン照明の場合には、シリンドリカルレンズ13は、光路11中に位置するように装着される。
図1は、X方向の光路図を示し、図2は、Y方向の光路図を部分的に示している。
コリメートレンズ9に入射される光は、光源7がY方向に直線状に並んで配置されているので、Y方向に沿って強度の強い部分が幅広く分布されている。このため、コリメートレンズ9から出射される平行光も、Y方向に沿って強度の強い部分が幅広く分布されている。
この光束は、ミラー15にて反射され、対物レンズ19に面する方向へ変換され、リレーレンズ17の中途、すなわちシリンドリカルレンズ13の焦点位置でY方向に沿った直線状に集光される。
シリンドリカルレンズ13の焦点距離は、100mm未満になると、シリンドリカルレンズ13の開口数が大きくなりすぎて、球面収差が増大するため、均一な照明光が得られなくなる。また、焦点距離が、350mmを超えると光学系の全長が長くなりすぎ、装置が大型化してしまう。そのため、本実施形態では、例えば220mmとしている。
一方、Y方向では、図2(b)に示すように、対物レンズ19の中途で集光した後、拡大されて標本21の表面に照射される。
このようにして、標本21の表面には、Y方向に長いライン照明が提供される。
図4は、本実施形態でのライン照明時における標本面での照度分布を、X方向およびY方向について示しており、Y方向で実用上十分な均一した明るさが得られていることがわかる。
また、光源7からコリメートレンズ9へ入射される光を制限しておらず、かつコリメートレンズ9に入射された光は全てライン照明に変換されているので、例えば従来のスリットにより入射する光を制限するものに比べて光の利用効率が向上できる。
ケーラー照明の場合には、シリンドリカルレンズ13は、図3に示されるように光路11中に位置しないように取り外される。
この状態で、各光源7で発生された光は、重畳されて、コリメートレンズ9に入射され、コリメートレンズ9でほぼ平行光に変換される。
この平行光は、断面が円形の方向性のない光であり、ミラー15にて反射され、対物レンズ19に面する方向へ変換される。そして、平行光は、リレーレンズ17を通り、図3に示されるように、対物レンズ19の中途で集光された後、拡大されて標本21の表面に円形の照射面にて照射される。
7 光源
9 コリメートレンズ
10 ダブレット
11 光路
12 平面部
13 シリンドリカルレンズ
14 円筒面部
19 対物レンズ
21 標本
Claims (3)
- 直線状に並んで配列された複数の光源と、
前記光源からの光をほぼ平行光にするコリメートレンズと、
上流側の平面部が平行光の光軸に直交し、かつ円筒面部の長手軸線が前記光源の配列方向と平行に配置されたシリンドリカルレンズと、
前記シリンドリカルレンズからの光により標本を照明する対物レンズと、
を備え、
前記シリンドリカルレンズが前記平行光の光路に挿脱可能に設けられている顕微鏡。 - 前記シリンドリカルレンズの焦点距離が、100mm以上350mm以下である請求項1に記載の顕微鏡。
- 前記コリメートレンズが、少なくとも1つの接合レンズを含む請求項1または請求項2に記載の顕微鏡。
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