JP4445284B2 - 工事用エレベーターにおけるガイドレール免震壁つなぎ装置 - Google Patents

工事用エレベーターにおけるガイドレール免震壁つなぎ装置 Download PDF

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Description

本発明は、免震装置が設置されている構築物に組み付ける工事用エレベーターにおけるガイドレールの免震壁つなぎ装置に関するものである。
免震装置が設置されているビルディング等の構築物に工事用エレベーターを設置する場合、エレベーターの昇降用ガイドレールを構築物に壁つなぎ装置を用いて固定するため、地震動により免震装置が作動する構築物の上部、下部とエレベーターの昇降用ガイドレールとの間に水平方向のずれが発生する。このずれは壁つなぎ装置では吸収できず、そのためガイドレールが破損してしまう可能性がある。
工事用エレベーターに関して、振動対策を施したものはないわけではなく、例えば特開平7−206278号は、エレベーター乗りかごのかご枠と、かご室の側板と、床とを移動可能に分割し、かご室の側板と床を夫々別の弾性体を用いて、かご枠に受け支えるという事項を開示している。しかしながら、上記発明はエレベーターの昇降に伴う縦振動を抑制し乗り心地を改善するものであり、地震対策のために転用できるものではない。
特開平7−206278号
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、工事用エレベーターのガイドレールを構築物に固定している壁つなぎ装置に加わることが予測される、地震動に伴うずれの影響を抑制ないしは吸収することである。本発明の他の課題は、構築物の上部、下部にずれが発生しない小入力の状態では、壁つなぎ装置もボルト固定され、衝撃吸収しないようにすることである。
前記の課題を解決するため本発明は、免震装置が設置されている構築物に組み付ける工事用エレベーターにおけるガイドレールの免震壁つなぎ装置として、ガイドレールを支持しているサポートフレームに対して、水平面内で1方向へ移動可能にスプリングフレームを設けるとともに、上記1方向への移動を吸収する第1免震部をサポートフレームとスプリングフレームの間に設け、躯体側サポートフレームに対して、水平面内で上記とは直交方向へ移動可能に躯体側スプリングフレームを設けるとともに、上記直交方向への移動を吸収する第2免震部を躯体側サポートフレームと躯体側スプリングフレームの間に設け、上記スプリングフレームと躯体側スプリングフレームとを結合することにより水平面内の横揺れを吸収可能という手段を講じたものである。
図1は、ビル建築のような構築物に免震装置を設置したものと、その構築物に設けた工事用エレベーターの例示である。工事用エレベーターは、搬器を昇降させる昇降装置と、昇降装置の昇降路であるガイドレールを有しており、ガイドレールを直接支持している部材をサポートフレームと呼び、ポストに設置されている。図1に示されている構築物と、工事用エレベーターのポストを結合するものとして、本発明の免震壁つなぎ装置が存在する。
このようなポスト側のサポートフレームに対して、水平面内で、1方向へのみ移動可能にスプリングフレームが設けられている。故にスプリングフレームは、サポートフレームに対して相対的に移動可能になっており、移動が生じたときに移動を抑制し停止させる、即ち移動を吸収する、第1免震部がサポートフレームとスプリングフレームとの間に設けられている。
また構築物側では、躯体側のサポートフレームに対して、水平面内で、スプリングフレームとは直交方向へ移動可能に、躯体側スプリングフレームを設け、移動が生じたときに移動を抑制し停止させる、即ち移動を吸収する第2免震部を上記スプリングフレームと躯体側スプリングフレームとの間に設けている。躯体側スプリングフレームはガイドレール側のサポートフレームと結合し、それによって、水平面内の横揺れを抑制し停止させるように設けられている。
第1免震部と第2免震部は、地震動入力を緩和し吸収する手段であり、緩衝装置の構成を有している。例えば、各種のスプリング、ダッシュポット又は上記両者を組み合わせたものから構成される。スプリングとしては振動吸収特性が良好であることからコイルスプリングを複数個直列に配置したものであることが望ましい。またダッシュポットとしてはいわゆるショックアブソーバーの類を使用することができる。中でも油圧緩衝装置が最も望ましい。
壁つなぎ装置が、大入力において作用し、それ以下の小入力では作用しないように、サポートフレームとスプリングフレームとを、一定の力で結合した構成を有していることは望ましいことである。これにより、通常時はがたつきの生じない状態で静かに運行可能であり、大入力下では結合部が機能を喪失して免震効果を発揮し得ることとなる。
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、工事用エレベータのガイドレールを構築物に固定している壁つなぎ装置を水平面内で直交する2方向へ移動可能に設けるとともに、地震入力によって生じた移動を第1免震部及び第2免震部にて緩和、吸収することができ、ガイドレールを破損から保護することが可能となる。また本発明の免震壁つなぎ装置は、構築物の上部、下部にずれを生じない状態では、衝撃吸収しないように固定されているので、工事による衝撃、エレベーターの運行による衝撃等によって誤作動を起こすことがない。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は構築物11である9層の構築物と、その外壁に沿って設置された工事用エレベーター15を示すもので、構築物11の4階と5階の構造躯体間に構築物の免震装置12が設置されており、地震動に伴う水平面内のずれを吸収することができるようになっている。
工事用エレベーター15は、左右のポスト16、16と、その間に位置する搬器17を有し、ポスト16、16にガイドレール18、18が夫々設けられている。ガイドレール18、18にはラック19が昇降方向に設けられており(図2)、搬器側に設けられている駆動装置21、21のピニオンが噛み合って昇降可能とされている。各ポスト16の外側にはエレベーター側のサポートフレーム25が設けられており、同サポートフレーム
25には、エレベーター側のスプリングフレーム26が水平面内で1方向へ移動可能に設けられている。
サポートフレーム25は、そのため1方向へ配置された一方の軸27を軸受けする2箇所の軸受部28、28を有し、軸受部28、28を挟んで両側にコイルスプリング29、29を配置した構成を有している。一方の軸27はスプリングフレーム26の側に両端にて取り付けられており、軸受部28、28ではスライドするだけである。さらに、軸受部28、28間に可動的に架材31が設けてあり、架材31には、ダッシュポットの一種としてショックアブソーバー32がその一端33にて取り付けられ、ショックアブソーバー32の他端34はスプリングフレーム26に取り付けられている。このため、地震動による1方向の大入力を受けて移動し圧縮、伸長を繰り返すコイルスプリング29、29の外力吸収作用をショックアブソーバー32によって吸収し急速に減衰させることができる。このコイルスプリング29、29とショックアブソーバー32は第1免震部35を構成する。
他方、地震動のほか工事用エレベーター15には様々な外力の加わることが予想され、その都度第1、第2免震部35が働いていたのでは、常に振動を呼び込み、それに伴う異音も発生するので好ましいものではない。そこで本発明では、本発明装置が機能するのは壁つなぎ装置の損傷につながるような大入力の場合とし、それ以下の小振動は許容範囲として、本発明装置が機能しない結合部36を設けることにした。例示の結合部36は、サポートフレーム25に設けた結合片37と、スプリングフレーム26に設けた1方向の長孔38と、結合部37と長孔38に通して両フレーム25、26を緊締するボルトから成る結合子39で構成されている。
また、躯体には躯体側サポートフレーム41が、アンカーボルトで示されている固定手段42によって取り付けられており、同サポートフレーム41には、躯体側スプリングフレーム43が水平面内で、前記エレベーター側の1方向と直交方向へ移動可能に設けられている。即ち、躯体側サポートフレーム41は、上記直交方向へ配置された他方の軸44を軸受する2箇所の軸受部45、45を有し、軸受部45、45を挟んで両側にコイルスプリング46、46を配置した構成を有している。軸受部45、45間には、可動的に架材47が設けてあり(図5)、架材47にはショックアブソーバー48がその一端49にて取り付けられ、ショックアブソーバー48の他端51は躯体側スプリングフレーム43に取り付けられている。コイルスプリング46、46及びショックアブソーバー48は1方向に対する直交方向の大入力を吸収し、減衰させることができる第2免震部52を構成する。
さらに、地震動による大入力には対応して損壊事故発生を防止することができるが、それより小さい入力には反応しない結合部53はこの躯体側にも設けられる。躯体側における構成はエレベーター側と同様であり、躯体側サポートフレーム41に設けた結合片54と、躯体側スプリングフレーム43に設けた1方向に対する直交方向の長孔55と、結合片54と長孔55に通して両フレーム41、43を緊締するボルトから成る結合子56で構成されている。
本発明はこのように構成されているので、地震による水平面内の入力を吸収して、工事用エレベーターのガイドレール18と躯体との間にずれが発生しないように作用するものであり、壁つなぎ装置の損壊を防止することとなる。なお本発明において、本発明装置により、ガイドレール18及び躯体側とは切り離されているのでエレベーター側は、地震に際してポスト16を介して地震動を受ける。
(a)本発明に係るガイドレールの免震壁つなぎ装置を適用した工事用エレベーターの平面図。(b)同上の正面図。(c)同じく側面と構築物の関係を示す説明図。 ガイドレール、本発明の1実施例を示す免震壁つなぎ装置及び構築物間の横断説明図。 図2のIII−III線断面図。 (a)第1免震部の要部説明図。(b)同じく端面図。 第2免震部の上面図。
符号の説明
11 構築物
12 免震装置
15 工事用エレベーター
18 ガイドレール
25、41 サポートフレーム
26、43 スプリングフレーム
27、44 軸
28、45 軸受部
29、46 コイルスプリング
32、48 ショックアブソーバー
35 第1免震部
36、53 結合部
37、54 結合片
38、55 長孔
39、56 結合子
52 第2免震部

Claims (3)

  1. 免震装置が設置されている構築物に組み付ける工事用エレベーターにおけるガイドレールの免震壁つなぎ装置であって、ガイドレールを支持しているサポートフレームに対して、水平面内で1方向へ移動可能にスプリングフレームを設けるとともに、上記1方向への移動を吸収する第1免震部をサポートフレームとスプリングフレームの間に設け、躯体側サポートフレームに対して、水平面内で上記とは直交方向へ移動可能に躯体側スプリングフレームを設けるとともに、上記直交方向への移動を吸収する第2免震部を躯体側サポートフレームと躯体側スプリングフレームの間に設け、上記スプリングフレームと躯体側スプリングフレームとを結合することにより水平面内の横揺れを吸収可能としたことを特徴とする工事用エレベーターにおけるガイドレール免震壁つなぎ装置。
  2. 第1免震部と第2免震部は、地震動入力を緩和し吸収する手段として、各種のスプリングとダッシュポット又は両者を組み合わせたものから構成されている請求項1記載の工事用エレベーターにおけるガイドレール免震壁つなぎ装置。
  3. 壁つなぎ装置は、大入力において作用し、それ以下の小入力では作用しないように、サポートフレームとスプリングフレームとを、一定の力で結合した構成を有している請求項1又は2記載の工事用エレベーターにおけるガイドレール免震壁つなぎ装置。
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