JP4444452B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスなどに防犯用として設置されたり、病院の病室で患者の監視用に設置されたり、家庭での赤ちゃんあるいは老人の様子を監視するために設置されるカメラ等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より監視用に設置されたカメラを非監視者のプライベートを保護する目的で非監視者に対してその存在を知られないようにする工夫が考案されている。例えば実願平5−26858号ではカメラ本体を覆うハウジングに70%の透過率になる厚さでアルミ蒸着を施し、カメラの撮影方向以外の部分には蒸着層の上に遮光塗料を塗布することが提案されている。
【0003】
また、特開平8−212465号公報では監視カメラの画像にノイズを印加する手段と、侵入者が存在した時にノイズの印加を除去し通常の画像へ切り替える操作を許可する手段を設け、これにより非監視者のプライバシーを守りつつ侵入者の監視が可能とすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−212465号公報には、ノイズが混在した見難い画像と通常の画像との切換が許可されたか否かにより監視者が手動により行う構成について記載されており、このような構成では緊急時に非常画面を即座にモニタに映し出すことはできないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、非監視者のプライバシーを守りつつ、異常時には、迅速に監視者にその様子を詳しく伝えることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は次のように構成したものである。
【0007】
(1)撮像装置において、光学系により結像された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子と、前記電気信号を画像信号に変換し、前記画像信号に対するモザイク処理及び前記画像信号にノイズを加えるノイズ処理のうち少なくとも1つの処理を含む第1画質劣化処理と、前記画像信号に対して輪郭のみを画像信号とする第2画質劣化処理と、を行うことが可能な画像処理手段と、装置の周囲の温度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された温度と閾値とを比較する比較手段と、を有し、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値よりも低い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理及び前記第2画質劣化処理の両方の処理を施し、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値に近い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理を施すが前記第2画質劣化処理は施さず、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値よりも高い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理及び前記第2画質劣化処理の両方を施さないようにした。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本実施例を説明する。
【0022】
(第1の実施例)
図1は第1の実施例の概略構成を示す図、図2は第1の実施例による画質選択処理動作を示すフローチャートである。
【0023】
図1において、1は監視領域への侵入者、2は監視領域の画像を結像させるための監視カメラ用の結像レンズ、3は結像レンズ2による像を電気信号に変換する光電変換素子であり、CCDなどの撮像素子などが考えられる。
【0024】
4は光電変換素子3による画像をNTSCなどの画像信号に変換するとともに、その画質をさらに複数のレベルに変換する(変化させる)機能を持つ画像処理手段である。画像処理手段4は、画質を複数のレベルに変換する手段を構成し、解像度を変化させたり、出力する領域を制限したり、モザイク処理を行ったり、画像信号にノイズを加えたり、あるいは輪郭のみを画像信号とする等の電気的な処理を施すことにより画質を劣化させることが可能である。また、結像レンズ2の光路に光学的なフィルタを配したり結像レンズ2の焦点位置をずらしたりすることにより光学的に画質を劣化させるようにしてもよい。
【0025】
5は画像処理手段4による画像を通信するためのネットワーク、6はネットワーク5を通して送られた画像信号を出力する外部機器であり、CRTモニタやプリンタ等が考えられる。7はシステムコントローラであり、画像処理手段4の出力による監視領域(被写体)の状況判断や画像処理方法の選択、画像出力の指示等を行う。
【0026】
上記構成において、画像処理手段4は、光電変換素子3により入力された画像の質を劣化させる画像劣化手段を構成している。また、システムコントローラ7は、光電変換素子3により得られた画像信号に基づいて被写体の状況を検出する状況検出手段(状況判断手段)を構成し、その検出結果に応じて入力された画像の質を選択する選択手段を構成している。
【0027】
このように構成されたシステムにより、モニタ等の外部機器6を監視者が監視可能となる。
【0028】
このように構成されたシステムにおける画質選択処理動作を図2のフローチャートを用いて説明する。なお、本動作は、システムコントローラ7内のROMに格納されているプログラムに基づいてシステムコントローラ7内のCPUの指示により実行される。
【0029】
まず、ステップS101において、画像処理手段4により変換された画像信号をもとにシステムコントローラ7により侵入者が存在するか否かを検出する。これは画像中の像の移動速度が通常の像の移動速度よりも早いか否かにより判断することができる。
【0030】
また監視領域中にある特異点(例えば金庫や置物等)の情報(輪郭や色)を記憶しておき、その特異点が存在するか否かをもってして判断してもよい。また監視領域に入るには特定色のワッペンあるいは所定周期で点滅するランプなどをつけることといったルールを設け、ルールに従った信号が画像信号により検知できなければ異常と判断してもよい。
【0031】
そして、その結果明らかな異常な状態である場合(緊急度高)、異常であるか否か判断不可の場合(緊急度中)、異常の無い場合(緊急度低)によりそれぞれのステップS102,S103,S104に分岐する。
【0032】
ステップS102では、ステップS101にて緊急度高と判断されたので画像処理手段4による出力画像を高画質モードとする。すなわち電気的および光学的に処理をせず、通常の画像信号を出力する。
【0033】
ステップS103では、ステップS101にて緊急度中と判断されたので画像処理手段4による出力画像を中画質モードとする。すなわち先に述べたようにモザイクやノイズあるいは光学フィルタや焦点位置の移動により画質を低下させる。
【0034】
ステップS104では、ステップS101にて緊急度低と判断されたので画像処理手段4による出力画像を低画質モードとする。すなわち先に述べたようにモザイクやノイズあるいは光学フィルタや焦点位置の移動さらには輪郭出力による画質を低下させる。
【0035】
以上ステップS101〜S104をタイマにより一時的周期で監視することで、非監視者のプライバシーを守り、かつ異常時には迅速に監視者へその様子を詳しく伝えることが可能となる。
【0036】
(第2の実施例)
図3は第2の実施例の概略構成を示す図であり、図3は図1に対して周囲の状況を検出する外部状況検出手段8が加わったことが異なっており、それ以外の構成要素は図1と全く同じである。
【0037】
外部状況検出手段8は監視領域における状況、例えば音、温度等を検出するもので、音圧測定機や温度検出機、化学物質検出機等が考えられる。また加速度計等により地震等も検知できる。このような構成により上述した監視領域の状況が異常か否かを判断でき、この判断をトリガーとして外部機器6への画質レベルを選択する。
【0038】
上記構成において、外部状況検出手段8及びシステムコントローラ7は周囲の状況を検出する状況検出手段を構成している。このように構成されたシステムにおける画質選択処理動作は図2のフローチャートと同様であり、図2を用いて説明する。
【0039】
ステップS101において、第1の実施例では画像処理手段4による画像信号をもとにシステムコントローラ7にて異常か否かを判断していたが、第2の実施例では外部状況検出手段8にて異常か否かを判断する。例えば温度検出機により温度が閾値よりも高ければ火事などを想定し異常と判断し、緊急度高としてステップS102に進む。
【0040】
また閾値に近い場合は火事などの可能性が高いと判断し緊急度中としてステップS103に進む。そして閾値よりも十分に低ければ異常でないと判断し緊急度低としてステップS104に進む。
【0041】
ステップS102では、ステップS101にて緊急高と判断された画像処理手段4による出力画像を高画質モードとする。すなわち電気的および光学的に処理をせず、通常の画像信号を出力する。
【0042】
ステップS103では、ステップS101にて緊急度中と判断されたので画像処理手段4による出力画像を中画像モードとする。すなわち先に述べたようにモザイクやノイズあるいは光学フィルタや焦点位置の移動により画質を低下さる。
【0043】
ステップS104では、ステップS101にて緊急度低と判断されたので画像処理手段4による出力画像を低画質モードとする。すなわち先に述べたようにモザイクやノイズあるいは光学フィルタや焦点位置の移動さらには輪郭出力より画質を低下さる。
【0044】
以上第1の実施例と同様にステップS101〜S104をタイマにより一定時間周期で監視することで、非監視者のプライバシーを守り、かつ以上時には迅速に監視者へのその様子を詳しく伝えることが可能となる。
【0045】
このように上記第1,第2の実施例では、複写体もしくは周期の状況を検出して監視領域の状況が異常か否かを判断し、その結果によって監視カメラによって得られる画像の画質を変えて外部モニタ等の外部機器に出力するようにしたので、非監視者のプライバシーを守りつつ、異常時には迅速に監視者にその様子を詳しく伝えることが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非監視者のプライバシーを守りつつ、異常時には迅速に監視者にその様子を詳しく伝えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の概略構成を示す図
【図2】 第1の実施例の画質選択処理動作を示すフローチャート
【図3】 第2の実施例の概略構成を示す図
【符号の説明】
1 侵入者
2 結像レンズ
3 光電変換素子
4 画像処理手段(画像劣化手段)
5 ネットワーク
6 外部機器
7 システムコントローラ(選択手段,状況検出手段)
8 外部状況検出手段(状況検出手段)
Claims (1)
- 光学系により結像された被写体像を電気信号に変換する光電変換素子と、前記電気信号を画像信号に変換し、前記画像信号に対するモザイク処理及び前記画像信号にノイズを加えるノイズ処理のうち少なくとも1つの処理を含む第1画質劣化処理と、前記画像信号に対して輪郭のみを画像信号とする第2画質劣化処理と、を行うことが可能な画像処理手段と、装置の周囲の温度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された温度と閾値とを比較する比較手段と、を有し、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値よりも低い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理及び前記第2画質劣化処理の両方の処理を施し、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値に近い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理を施すが前記第2画質劣化処理は施さず、前記比較手段による比較において前記検出された温度が前記閾値よりも高い場合、前記画像処理手段は、前記画像信号に対して、前記第1画質劣化処理及び前記第2画質劣化処理の両方を施さないことを特徴とする撮像装置。
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