JP4442956B2 - 練り加工製品等の包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ハム、ソーセージ、ベーコンなどの畜肉加工品、魚肉加工品あるいはカマボコ、チクワなどの練り加工製品を充填し、ボイル又はレトルト殺菌したガゼット形状の包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、主としてハム、ソーセージなどの食肉充填密封体は、縦シールした細長い袋の両端を金属製のワイヤークリップで結紮した袋が使用されてきた。しかしながら、工業的に連続製造していると機械の磨耗片や金属片が充填物に混入する恐れがあり、いかに低率であっても金属片の混入は避けねばならない。これらの金属異物の混入検査のため通常は金属探知機による最終検査を行うが、金属製ワイヤークリップ結紮袋は、探知機にワイヤーが反応するためこの方法では検査できない。
【0003】
またこれらの包装袋の素材として、従来からポリ塩化ビニリデンフィルムが使用されてきたが、ポリ塩化ビニリデンは塩素を含有するため、焼却時に塩素ガスを発生する問題があり、これに代わる塩素を含有しないフィルムが求められている。
ポリ塩化ビニリデンフィルムに代わるフィルム素材としてはバリア性を有する熱収縮性芳香族ナイロンフィルムなどに熱融着性樹脂を積層した積層フィルムが用いられている。しかしながらこの積層フィルムはポリ塩化ビニリデンフィルムに比較して硬いためワイヤークリップで結紮した時の密封性が悪くなる傾向にある。
【0004】
そのため包装袋のワイヤークリップ結紮に代わる密封シール法として、包装袋の両端を熱融着シール法で横シールしたピロー形状の包装袋が、例えば特開平10−291559号公報に提案されている。しかしながらこれはピロー形状包装袋の平袋であり、この場合、図1に示したように横シールのエッジ部と包装袋の折り曲げ部の交点a−1が尖って、この先端が包装袋の製造中又は輸送中に他の袋を突き刺して破袋させたり、また輸送中に容器と擦れて尖った部分に摩擦ピンホールが発生して破袋する問題があった。
この尖り現象を緩和するため特開平10−291559号公報に、横シールバーの形状を袋の折り返し部に向かって内側に膨らむ円弧状にし、横シールすることにより、尖りの程度を減少させることが開示されているが、未だ十分とはいえなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、耐ピンホール性に優れたピロー形状の包装体、特に練り加工製品等の包装体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、熱収縮性フィルムを折り曲げ成形し、突合せ接合端部を縦シールして筒状部を形成するとともに、フィルムの折り曲げ部を内側に折り込んで折り込み部を付与し、筒状部の一方の開口端を横シールしてなるガゼット形状の袋に、被包装物を充填し、他方の開口端を横シールした後、加熱殺菌したことを特徴とする包装体である。
即ち、本発明は、
1.熱収縮性フィルムを折り曲げ成形し、突合せ接合端部を縦シールして筒状部を形成するとともに、フィルムの折り曲げ部を内側に折り込んで折り込み部を付与し、筒状部の一方の開口端を横シールしてなるガゼット形状の袋に、被包装物を充填し、他方の開口端を横シールした後、加熱殺菌して、該横シールと上記折り込み部の谷折り部が外側に張り出して形成された胴体部の側縁との交点から若干離れたところに位置して、該横シールの幅よりも丸く膨出した形状としたことを特徴とする包装体。
2.被包装物が、練り加工製品であることを特徴とする上記1に記載の包装体。
3.熱収縮性フィルムが、芳香族基を有するポリアミドとナイロン6との混合物のフィル
ム又は芳香族基を有するポリアミドとナイロン6の共押し出しフィルムの少なくとも片面に、ポリプロピレン又は直鎖状低密度ポリエチレン層を積層したものからなることを特徴とする上記1又は2に記載の包装体。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施に係る包装体について、図1〜4を用いて説明する。
図1は、平袋形状のピロー袋に被包装物を充填し、加熱収縮させて緊迫性を持たせた従来の包装体1−1の平面図で、その縦中央には縦シール2−1、その上下端には横シール3−1を有する。包装体1−1の平面形状は、横シール3−1の幅よりも胴体部4−1の幅が狭い形状となっている。
図1における包装体1−1の横シール3−1と、胴体部4−1の側縁との交点a−1は、(イ)包装袋1−1は収縮して張りを持っていること、(ロ)横シール3−1は2枚のフィルムが熱融着されて剛直で、かつ(ハ)胴体部4−1に比較して相対的に熱収縮の程度が低いとの理由で、硬い鋭角に尖った形状となり、袋同士が接触した時この尖った交点a−1が他の包装体を突き刺し、破袋に至らしめる重大な問題があった。
【0008】
図2は、被包装物を包装していない空袋状態での、本発明に用いるガゼット形状の包装袋1−2の形態を表す斜視図である。
ガゼット形状の包装袋1−2とは、図2に示されるように、フィルムを折り曲げ成形し、突合せ接合端部をシールして縦シール2−2を形成して筒状体を成形するとともに、フィルムの折り曲げ部を内側に折り込んで折り込み部5を付与して、次いで上下端をシールして、横シール3−2を形成したものである。前記折り込み部5は、山折り部6と谷折り部7から形成され、折り込み部5と横シール3−2が交差する部分はフィルムが4枚重なった状態で横シールされている。
【0009】
図3は、本発明の包装体1−3の平面図で、図2のガゼット形状包装袋1−2(但し、上端の横シール3−2が未だされていないもの)に被包装物を充填し、横シールした後に加熱殺菌と同時に包装袋1−2を収縮させて成形される。この包装体1−3は、被包装物を充填、横シールした時点では、一端を持って立てれば容易に起立状態を維持できないような軟らかい状態である。
しかし、これに引き続く加熱殺菌時の熱により被包装物は凝固して固まり、かつ包装袋1−2は収縮して被包装物を緊迫するために、包装袋1−2のガゼット折り込み部5の谷折り部7は外側に張り出す。その結果、胴体部4−2の断面が円柱状、又は楕円状に近い形状で、剛直性の増した包装体1−3が得られる。
【0010】
包装体1−3の平面形状は、使用するフィルムの幅が同じであれば、折り込み部5の深さの程度にもよるが、一般的には横シール3−3の幅(長さ)より胴体部4−2の幅が広い形状となり、且つ図3における包装体1−3の横シール3−3と胴体部4−2の側縁との交叉部a−2は、丸く膨出した形状となる点が従来の包装袋1−1とは異なる。
前記交叉部a−2は、包装体3−1で最も出っ張った部分で、横シール3−3と胴体部4−2の側縁との交点から若干離れたところに位置している。
前記交叉部a−2の出っ張りは、従来の平袋形状の包装体1−1の前記交点a−1の硬く鋭角に尖った出っ張りとは異なり、一枚のフィルムが突き出している状態であるため、それに比較して遥かに柔らかく、且つ先端は丸みを帯びて膨らんでいる。
そのため、従来の包装体1−1で問題であった、袋同士が接触した時に尖った部分(前記交点a−1)が他の包装体を突き刺して破袋に至らしめる重大な問題点が解決されるものである。
【0011】
図4は、包装体1−3の前記a−2の近傍域A−2の拡大側面図である。折り込み部5が横シール3−3で融着して固定されているため、包装体1−3が収縮した後もこの近傍域A−2には、折り込み部5の山折り部6と谷折り部7が残り、夫々れ山折り部6は大略扇状の一対の壁を形成し、又谷折り部7は大略扇状の底面を形成し、それらの底辺は同一曲線10を形成して、3次元の凹み9を構成する。
本発明の包装体1−3に用いられる熱収縮性フィルムは、ボイル、又はレトルト殺菌時の加熱条件での耐熱性と熱収縮性を有するフィルムであり、例えば熱収縮性ナイロン系のフィルムの少なくとも片面に熱融着性のフィルムを積層した積層フィルムが用いられる。
積層の方法には、別々のフィルムを押し出しラミネート法やドライラミネート法で積層する方法、又は共押し出し法などにより積層する方法がある。
【0012】
前記積層フィルムとしては、被包装物の保存中に変質、腐敗を早める空気を確実に遮断できる酸素遮断性、水蒸気遮断性を付与するために、例えばポリメタキシリレンアジパミドなどの芳香族基を有するポリアミドとナイロン6との混合物のフィルム又は芳香族基を有するポリアミドとナイロン6の共押し出しフィルムの少なくとも片面に、熱融着性のポリプロピレン又は直鎖状低密度ポリエチレン層を積層したフィルムが好ましい。
熱融着性フィルムとしては、120℃以上のレトルト殺菌の場合はポリプロピレンが、それ以下の温度のレトルト又はボイル殺菌の場合は、ポリプロピレンに加えて直鎖状低密度ポリエチレンが用いられる。
熱収縮性ナイロン系のフィルムは、延伸製膜したフィルムを熱固定することによって得られ、収縮率は延伸倍率、熱固定温度などを変更することによって調節できる。
【0013】
積層フィルムの熱収縮率は、例えば120℃のレトルト殺菌する包装体の場合、自由収縮状態で120℃熱水中で30分間処理した時、5%以上、好ましくは7%以上必要である。また例えば、85℃のボイル殺菌する包装体の場合の熱収縮率は、85℃熱水中で60分処理した時、4%以上、好ましくは6%以上である。
包装体1−3は、縦ピロー式充填機で熱収縮性フィルムの折り曲げ部を折り込んで折り込み部5を形成した状態で、つき合わせ接合端部をシールして縦シール2−2を形成するとともに、下方の端部をシールして横シール3−2を形成して筒状部を形成し、次いでペースト状の被包装物を充填し、筒状部の上方の開口端をシールして横シール3−2を形成して密封体とした後、ボイル又はレトルト加熱殺菌して被包装物を凝固固化させると同時に、熱収縮性フィルムを収縮させて被包装物を緊迫することによって得られる。
【0014】
縦シール2−2の形成方法としては、突合せ接合端部の熱収縮性フィルムの内面同士を対向させて融着する合掌貼り接合法、又は突合せ接合端部の熱収縮性フィルムを重ねてフィルムの内面と外面を融着する封筒貼り接合法のいずれが用いられても良いが、封筒貼り接合の場合は熱収縮性ナイロン系フィルムの両面に熱融着性フィルムが積層されていることが必要である。
熱収縮性フィルムの両面に熱融着性フィルムが積層されている場合は、横シール3−3に位置する折り込み部5は、4枚分のフィルムが重なった状態で融着されるのに対して、片面に熱融着性フィルムが積層されている場合は、2枚分のフィルムが重なった状態で融着されたのものが2層重なっていることになるが、いずれの場合も本発明の効果が発揮される。
【0015】
包装袋1−2の折り込み部5の折り込み程度は、用いるフィルムの幅が同じであれば、包装体1 −3の胴体部4−2の直径サイズには影響しないが、前記交叉部a−2の近傍域A−2の形状に影響する。折り込みの程度が大きくなると、横シール3−3の幅(長さ)が小さくなり、相対的に胴体部4−2が出っ張った形状の包装体1 −3となるが、本発明の効果には影響しない。折り込みの程度は、具体的には包装体1 −3のサイズ、加熱殺菌する前の包装袋の容積に対する被包物の充填量などを勘案して決定すれば良いが、例えば加熱収縮させた包装体1 −3の胴体部4ー2の直径が25mm程度の場合には、3mm〜7mm程度に設定される。
【0016】
包装体1 −3の殺菌は、被包装物の種類によって変わる。魚肉ソーセージの場合は、熱水中で120℃前後の温度で約30分間レトルト殺菌されが、レトルト殺菌に先だって、一旦100℃以下の温度の熱水で加熱処理する二段加熱処理をしても良い。畜肉の場合は、変質を防ぐために一般的には80℃〜95℃で1時間〜2時間ボイル殺菌される。
本発明の包装体1−3には、横シール3−3の端縁に非シール部を残し、そこにノッチや傷痕を施して手指の力で開封できる易開封性を付与しても良い。
【0017】
次に実施例を示すが、実施例中のフィルムの熱収縮率の測定は、以下の通りにおこなった。
測定するフィルムを約20cm×20cmに切断し、温度20℃、相対湿度60%の条件下で24時間調湿した後、フィルムのMD方向(フィルムの流れ方向)とTD方向(フィルムの流れと直交する方向)の寸法を正確に測定し、L1とする。このフィルムを所定の温度の熱水中に所定の時間浸漬した後、取り出してフィルムの表面に付着している水分を濾紙で除去し、温度20℃、相対湿度60%の条件下で24時間放置後フィルムのMD方向とTD方向の寸法を正確に測定してこの寸法をL2とする。この値から次の(1)式で熱水収縮率を算出する。
熱水収縮率(%)=(L1−L2)/L1×100 ・・・・(1)
【0018】
【実施例】
(実施例1)
ナイロン6(Ny6)とポリメタキシリレンアジパミド(MXD6)を混合した組成からなる芳香族系収縮ナイロンフィルム(厚み:15μm)の両面に、二液系ポリウレタン接着剤を用いて厚さ15μmのポリプロピレンフィルムを積層した。この積層フィルムを120℃熱水中で30分間処理した時の熱収縮率は、MD方向11.5%、TD方向9.5%であった。
このフィルムを90mm幅にスリツトして、縦ピロー充填機にて折り込み深さが6mm、縦シール幅が5mmの封筒貼りのガゼット袋を成形すると同時に、90gのペースト状の魚肉を充填し横シールして500体の包装体を得た。
【0019】
次いでこの包装体をベルトコンベアーで90℃の熱水が降り注ぐシャワー中を5分間搬送した後、アルミニウム製の籠の中にランダムな状態に積み上げ、次いでレトルト釜にて120℃の熱水中で30分間加熱処理した。得られた包装体は、包装体の胴体の直径が約25mmの魚肉がタイトに緊迫された包装体で、レトルト処理中に突き刺しピンホールが原因で破袋したと思われる包装体はなかった。
この包装体5体をセットとして外装袋に包装し、この外装袋2袋を並べさらにその上に2袋重ね合計4袋をダンボール箱に梱包した。続いて、5℃に冷却したこのダンボール箱3箱を重ねて1組として、この4組を振動試験機に固定し加速度0.75G、振動数5〜50Hzで、垂直方向に40分間、水平横方向に20分間、水平縦方向に20分間の合計80分間振動させた。振動試験終了後の合計240体の包装体を調べたところ、摩擦ピンホールに起因すると思われる破袋した包装体が1体あった。
またこれとは別に5℃に冷却したこのダンボール箱3箱を重ねて結束バンドで固定し1組として、1mの高さからダンボール箱の6面、3陵、1角の順番で合計10回落下させた。別の4組についてもこの試験を繰り返し、試験終了後に合計240体の包装体を調べたところ、破袋したものはなかった。
【0020】
(比較例1)
包装袋を従来の平袋形状のピロー袋とした以外は、実施例1と同様にして500体のレトルト殺菌した包装体を得て、これらについて振動試験及び落下衝撃試験を実施した。この場合はレトルト殺菌中に2体、振動試験で13体、落下試験で8体の合計23体の突き刺しピンホール及び摩擦ピンホールに起因すると思われる破袋があった。
【0021】
(実施例2)
実施例1と同じ芳香族系収縮ナイロンフィルムの片面に、厚さ20μmのマレイン酸変性ポリプロピレン樹脂をTダイより押し出し、さらにその上に厚さ25μmのポリプロピレン樹脂を押し出した積層フィルムを得た。この積層フィルムの120℃熱水中で30分間処理した時の収縮率は、MD方向12.5%、TD方向10.4%であった。
このフィルムを90mm幅にスリツトして、縦ピロー充填機にて折り込み深さが6 mm、縦シール幅が5mmの合掌貼りのガゼット袋を成形すると同時に、90gのペースト状の魚肉を充填し横シールして500体の包装体を得た。
次いでこの包装体を実施例1と同様にしてレトルト加熱殺菌し、振動テスト及び落下テストを実施した。これらの包装体のレトルト殺菌中の破袋はなく、振動試験で1体、落下衝撃試験で2体が破袋したのみであった。
【0022】
(実施例3)
収縮ナイロン6フィルム(厚み:15μm)の片面に、Tダイから厚さ25μmの直鎖状低密度ポリエチレンを押し出して厚さ30μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムを積層し、3層積層フィルムを得た。この積層フィルムの85℃熱水中で1時間処理した時の収縮率は、MD方向9.5%、TD方向9.8%であった。このフィルムを90mm幅にスリツトして、縦ピロー充填機にて実施例2と同様にしてペースト状の畜肉を90g充填したガゼット包装体を500体得た。
この包装体を85℃熱水中で2時間ボイル殺菌処理し、実施例1と同様にして振動試験と落下衝撃試験を行った。これらの包装体のボイル処理及び振動試験と落下衝撃試験での破袋は見られなかった。
【0023】
(比較例2)
包装袋を従来の平袋形状のピロー袋とした以外は、実施例3と同様にして500体のレトルト殺菌した包装体を得えて、振動試験及び落下試験を実施した。
この場合は、レトルト殺菌中に1体、振動試験で3体、落下試験で3体の合計7体の突き刺しピンホール及び摩擦ピンホールに起因すると思われる破袋があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の平袋形状の包装体の平面図である。
【図2】本発明の包装体の、被包装物を充填する前のガゼット形状の空袋の斜視図である。
【図3】本発明のガゼット形状の包装体の平面図である。
【図4】本発明の包装体の部分拡大側面図である。
【符号の説明】
1−1、1−3:包装体
1−2:包装袋
2−1、2−2:縦シール
3−1、3−2、3−3:横シ−ル
4−1、4−2:胴体部
5:折り込み部
6:山折り部
7:谷折り部
8:張り出し部
9:凹み
10:山折り部と谷折り部の底辺が形成する曲線
a−1:交点
a−2:交叉部

Claims (3)

  1. 熱収縮性フィルムを折り曲げ成形し、突合せ接合端部を縦シールして筒状部を形成するとともに、フィルムの折り曲げ部を内側に折り込んで折り込み部を付与し、筒状部の一方の開口端を横シールしてなるガゼット形状の袋に、被包装物を充填し、他方の開口端を横シールした後、加熱殺菌して、該横シールと上記折り込み部の谷折り部が外側に張り出して形成された胴体部の側縁との交点から若干離れたところに位置して、該横シールの幅よりも丸く膨出した形状としたことを特徴とする包装体。
  2. 被包装物が、練り加工製品であることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
  3. 熱収縮性フィルムが、芳香族基を有するポリアミドとナイロン6との混合物のフィルム又は芳香族基を有するポリアミドとナイロン6の共押し出しフィルムの少なくとも片面に、ポリプロピレン又は直鎖状低密度ポリエチレン層を積層したものからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装体。
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