JP2021172342A - 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋 - Google Patents

折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋 Download PDF

Info

Publication number
JP2021172342A
JP2021172342A JP2020074721A JP2020074721A JP2021172342A JP 2021172342 A JP2021172342 A JP 2021172342A JP 2020074721 A JP2020074721 A JP 2020074721A JP 2020074721 A JP2020074721 A JP 2020074721A JP 2021172342 A JP2021172342 A JP 2021172342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
film
layer
bag
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020074721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021172342A5 (ja
JP7403378B2 (ja
Inventor
恭彦 町田
Yasuhiko Machida
猛 兼本
Takeshi Kanemoto
深雪 八木沢
Miyuki Yagisawa
昴 落合
Subaru Ochiai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Lamick Co Ltd
Original Assignee
Taisei Lamick Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Lamick Co Ltd filed Critical Taisei Lamick Co Ltd
Priority to JP2020074721A priority Critical patent/JP7403378B2/ja
Publication of JP2021172342A publication Critical patent/JP2021172342A/ja
Publication of JP2021172342A5 publication Critical patent/JP2021172342A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7403378B2 publication Critical patent/JP7403378B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

【課題】折り返し部を有する包装袋の生産性を向上することを目的とし、製袋に際して折り返し(折り畳み)が容易で、また横シール時に折り返し部にトンネル状の未シール部分が発生することのない製袋用フィルムと、折り返し部を有する包装袋の製造方法および該製造方法によって形成される包装袋を提供する。【解決手段】少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、該シーラント層が相互に対向するように幅方向に折り返し、重なり合う側縁部どうしを縦シールすると共に、上下縁部をそれぞれ横シールして、少なくとも1の折り返し部を有する包装袋を形成するための製袋用フィルムであって、前記折り返し位置の、前記シーラント層以外の少なくとも1の層上の横シール予定領域内に、ハーフカット疵が設けられていること。【選択図】図2

Description

本発明は、三方シール形包装袋や背貼りシール形包装袋などのフィルムの折り返し部を有する包装袋の製袋に用いられるフィルムと、折り返し部を有する包装袋の製造方法および該製造方法によって形成される包装袋に関する。
包装袋内へ液状の被包装物、たとえば飲食物、調味料、医薬品、化粧品などの液体の他、粘稠物あるいはゼリー状等の流動性物質を自動的に充填包装する充填包装機については、特許文献1に記載されているような、いわゆる縦型の三方シール充填包装機が用いられている。
この縦型の三方シール充填包装機は、例えば、二軸延伸したエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂等からなるベースフィルム層と、無延伸のエチレン−ビニルアセテート共重合体樹脂等からなるシーラント層とを、蒸着層、中間層等を介して、または介することなく積層した積層フィルムからなる一枚の長尺包装用フィルムを、その長手方向に上方から下方へ連続的に走行させながら、前記シーラント層が向かい合わせになるように幅方向に半折りし、その重なり合うフィルム両側縁どうしを縦方向に連続的にヒートシールして、縦シール部を形成して該フィルムを筒状にしつつ、横シール部の間欠的な形成の間に成形される包装袋内へ液状の被包装物を充填包装し、該横シール部の形成後に、包装袋を一袋ずつまたは複数袋ずつに切断分離することが一般的である。
また、他の充填包装機としては、特許文献2に記載のような背貼りシール包装袋の充填包装機がある。この充填包装機は、上記三方シール充填包装機と同様に、積層フィルムからなる一枚の長尺包装用フィルムを、その長手方向に上方から下方へ連続的に走行させながら、前記シーラント層が向かい合わせになるように幅方向に半折りし、その重なり合うフィルム両側縁どうしを縦方向に連続的にヒートシールして、縦シール部を形成して該フィルムを筒状にした後、その筒状の包装用フィルムの幅方向中央部を、下部が次第に相互に拡開するように二つに分かれた形状(逆Y字形)の棒状のガイドロッドを用いて、該包装用フィルムの走行方向に対して垂直な方向に広げて、前記縦シール部を筒状の包装用フィルムの中央部分に位置させることで背貼りシール部とし、横シール部の間欠的な形成の間に成形される包装袋内へ液状の被包装物を充填包装することで背貼りシール包装袋を形成することができる。
特開2016−16870号公報 特開2016−68946号公報
特許文献1の充填包装機では、上記したように一枚の長尺の包装用フィルムを、連続的に走行させながら、シーラント層が向かい合わせになるように幅方向で半折し、また特許文献2ではさらに包装用フィルムを筒状とした後、該筒状の表側および裏側の包装用フィルムをそれぞれ幅方向中央部で折り曲げているが、図5に例示するように折返し辺部分101は、包装用フィルム100のスプリングバックによって膨らむため、ストロー状の開口102が生じ、これを横シールすると、横シール部内にトンネル状の未シール部分が発生し易く、該未シール部分から被包装物が漏れ出す可能性があった。
そのため、従来は、生産速度を落として横シール装置によるシール時間を長くしたり、シール温度や圧力を高める等して、折り返し部分を完全に接合させて上記トンネル状の未シール部分の発生を防止しているが、この方法では、シール条件の調整に手間がかかり、また包装袋の生産性が低下するため、改善が求められていた。
そこで、本発明は、折り返し部を有する包装袋の生産性を向上させ、製袋に際して折り返し(折り畳み)が容易であり、また横シール時に折り返し部にトンネル状の未シール部分が発生することのない製袋用フィルムと、折り返し部を有する包装袋の製造方法および該製造方法によって形成される包装袋を提供することを目的とする。
本発明は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、該シーラント層が相互に対向するように幅方向に折り返し、重なり合う側縁部どうしを縦シールすると共に、上下縁部をそれぞれ横シールして、少なくとも1の折り返し部を有する包装袋を形成するための製袋用フィルムであって、前記折り返し位置の、前記シーラント層以外の少なくとも1の層上の横シール予定領域内に、ハーフカット疵が設けられていることを特徴とする、折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルムを提案するものである。
なお、本発明の製袋用フィルムにおいては、さらに下記のような構成にすることがより好ましい解決手段となる。即ち、
(1)前記ハーフカット疵は、前記シーラント層以外の層のトータル厚みの30〜100%を切断したものであること、
(2)前記ハーフカット疵は、前記横シールの予定長さの30〜100%の長さを有すること、
である。
また、本発明は、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える長尺の製袋用フィルムを、前記シーラント層が相互に対向するように幅方向に折り返して重ね合わせ、該重なり合う側縁どうしを長手方向に連続して縦シールして筒状にすると共に、
該筒状のフィルム内に被包装物を充填しながら、該縦シールと交差する方向に、該筒状のフィルムの全幅にわたって、長手方向の一定の間隔で横シールを施して包装袋を連続して形成する方法であって、前記製袋用フィルムを、その幅方向に折り返すに先立ち、該折り返し位置の、前記シーラント層以外の少なくとも1の層に、横シール予定位置に合わせてハーフカット処理を行うことを特徴とする、折り返し部を有する包装袋の製造方法を提案する。
なお、本発明の折り返し部を有する包装袋の製造方法においては、さらに下記のような構成にすることがより好ましい解決手段となる。即ち、
(1)前記ハーフカット処理は、レーザー加工またはカッターによって行うこと、
(2)前記ハーフカット処理によって、前記折り返し位置のシーラント層以外の層を、そのトータル厚みの30〜100%切断すること、
(3)前記ハーフカット処理によって、前記折り返し位置のシーラント層以外の少なくとも1の層を、前記横シールの予定長さの30〜100%の長さで切断すること、
である。
さらに本発明は、上記の包装袋の製造方法によって製造される折り返し部を有する包装袋を提案する。
本発明によれば、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える製袋用フィルムの、折り返し位置のシーラント層以外の少なくとも1の層上にハーフカット疵を設けることで、製袋用フィルムを該ハーフカット疵に沿って容易に折り返すことができ、また折り返し部分がフィルムのスプリングバックによって膨らむのを抑制することができるため、横シール部にトンネル状の未シール部分が発生することがなく、液漏れが発生するおそれがない。また、ハーフカット疵は、折り返し位置において、横シール予定領域内に限定して設けられるため、該ハーフカット疵は、横シール時に融着して完全に封止することになるので、シール不良を招くことがない。
また、本発明によれば、折り返し部がフィルムのスプリングバックによって膨らむことがなく、他の部分と同様に平坦な状態で折り重ねることができるため、折り返し部分に合わせてシール条件を決定する必要がなく、高速での製袋充填を行うことができるので、包装袋の生産性を向上させることができる。
本発明の折り返し部を有する包装袋の一実施形態を示す図であり、(a)は三方シール形包装袋、(b)は背貼り接合部を有する包装袋である。 本発明の折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルムの一実施形態を示す図である。 本発明の製袋用フィルムの拡大断面図である。 本発明の折り返し部を有する包装袋を製造するための充填包装機の一例を示す図である。 従来の包装用フィルムを折り畳んだ際の端面を示す図である。
この発明の実施形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1は、本発明の折り返し部を有する包装袋1の一実施形態を示す図であり、(a)は一辺が折り返し部2からなり、他の外周縁部が縦シール部3と上下横シール部4、5によってシールされた三方シール形の包装袋を示し、(b)は両側部が折り返し部2からなり、合掌状の縦シール部3が包装袋の幅方向略中央部に位置する背貼りシール形の包装袋を示す。なお、本発明は、上記包装袋に限定されるものでなく、折り返し部を有する各種の包装袋に適用することができる。
以下、図1(a)に示す三方シール形の包装袋1を一実施形態として説明する。
図2は、図1(a)の包装袋1の製袋用フィルム6を示し、この製袋用フィルム6は、図3にその断面を示すように少なくともベースフィルム層7とシーラント層8とからなる。なお、ベースフィルム層7としては、一軸もしくは二軸延伸のエチレンビニルアルコール共重合体、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロピレン、塩化ビニリデン等の合成樹脂フィルムにて構成することが好ましく、また紙や不織布を用いることもできる。前記シーラント層8としては、ポリオレフィン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンメタクリル酸共重合体、エチレンメチルメタクリル酸共重合体、アイオノマーなどを用いることが好ましい。
また、製袋用フィルム6は、包装袋1として必要とする性質に応じて、ベースフィルム層7とシーラント層8との間に中間層を設けてもよく、該中間層としては、たとえばアルミニウム箔や合金箔、エチレンビニルアルコール共重合体、塩化ビニリデンコーティング層、酸化アルミニウムコーティング層などの各種コーティング層、Al蒸着層やSiO蒸着層などの蒸着層あるいはSiOやAl、Alなどのスパッタリング層などを用いることにより、水蒸気不透過性やガスバリア性、腰度などを向上させることができる。
三方シール形の包装袋1は、製袋用フィルム6を、シーラント層8どうしが相互に対向するように幅方向中央位置Cで折り畳み、外周縁部をシールする(縦シール部3、上下横シール部4、5)ことで形成される。
なお、製袋用フィルム6には、包装袋1に保形性と強度を付与するため、コシ(剛性)のあるフィルムが好適に利用されているが、このようなコシ(剛性)のある製袋用フィルム6を幅方向中央位置Cで折り返すと、スプリングバック(復元力)によって折り返し部2がストロー状(楕円状)に開口した状態になってしまう。このような開口は、上下横シール部4、5を形成することで封止することができるが、シール条件が適正でないと、封止することができずトンネル状の未シール部分となって被包装物が漏れ出す場合があった。
そこで、本実施形態では、図2に示すように、製袋用フィルム6の幅方向中央位置C(折り返し位置)の、上下横シール部4、5の横シール予定領域10内にハーフカット疵11を設けており、この点に特徴がある。ハーフカット疵11によって、製袋用フィルム6の幅方向中央位置C(折り返し位置)におけるスプリングバックが抑制されるため、折り畳みが容易になると共に、上下横シール部4、5にトンネル状の未シール部分が発生することがなく、液漏れの発生を防止することができる。
なお、ハーフカット疵11は、横シール予定領域10内のベースフィルム層7上に設けることが好ましく、これによれば剛性の高いベースフィルム層7のスプリングバックを抑制することができ、上下横シール部4,5からの液漏れの発生を効果的に防止することができる。本実施形態では、ハーフカット疵11を、製装用フィルム6の基材となるベースフィルム層7に設けているが、ハーフカット疵11は、シーラント層8以外の構成層に設けることができ、例えば、上記したようにベースフィルム層7とシーラント層8との間に設けたアルミニウム箔等の中間層上にハーフカット疵11を設けてもよい。また、ハーフカット疵11は、横シール予定領域10内のみに設けられているため、該ハーフカット疵11の形成部分は、上下横シール部4、5の形成によって補強されることになり、包装袋の破袋強度が低下するおそれがない。
ハーフカット疵11は、図3に示すようにベースフィルム層7の表面から厚みdの30〜100%を切断して形成することが好ましく、より好ましくは80〜100%とする。これは、30%未満では、ハーフカット疵11による上記折り返しの効果が十分ではないためである。
また、ハーフカット疵11の長さは、図2に示すように横シール予定領域10の長さLの30〜100%とすることが好ましく、より好ましくは50〜80%とする。これは、30%未満では、ハーフカット疵11による上記折り返しの効果が十分ではなく、また横シール予定領域10を超えて(100%超)切断すると、取り扱い時等に誤って破断されるおそれがあるためである。
次に、この発明の折り返し部を有する包装袋の製造方法について説明する。以下は、充填包装機内において、製袋用フィルムにハーフカット疵を形成し、包装袋を製造する方法について説明するが、本発明は、この方法に限定されるものではなく、例えば製袋用フィルムの製造工程において所要の位置にハーフカット疵形成しておき、該製袋用フィルムを用いて包装袋を製造してもよい。
図4は、充填包装機の一例として縦型充填包装機の構成を示す模式図である。
この縦型充填包装機は、例えば、2軸延伸したエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂等からなるベースフィルム層と、例えば無延伸のエチレン−ビニルアセテート共重合体樹脂等からなるシーラント層とを積層した積層フィルムからなる1枚の長尺の製袋用フィルム6を、その長手方向に走行させながら、フィルム折返し部20において、シーラント層が互いに向かい合わせになるように幅方向に折り返してその両側縁部同士を重ね合わせ、該両側縁部同士を一対の縦シールロールからなる縦シール部形成部21によって長手方向に連続して縦シールして縦シール部3を形成した後、これによって筒状となった製袋用フィルム内に被包装物供給部22から連続して被包装物Mを充填すると共に、横シール部形成部23によって被包装物Mを絞り出しながら筒状の製袋用フィルムの全幅にわたって横シール部4、5を形成した後、一対の横シールロールからなる冷却部24により横シール部4、5を冷却して接合を定着させることで、多数の包装袋1を製袋しつつ、各包装袋1内に飲食物、調味料、医薬品、化粧品その他の液状ないし粘稠状あるいはゼリー状等の流動性物質からなる被包装物Mを自動的に充填するものである。なお、上記のようにして製造された包装袋1は、切断部25によって単包または複数包ずつに切断されて出荷されることになる。
このような縦型充填包装機において、図4に示すようにフィルム折返し部20の上流位置にハーフカット処理装置26を設け、該ハーフカット処理装置26によって図2に示すように、フィルムロールRから連続して、または間欠的に繰出される1枚の長尺の製袋用フィルム6の幅方向中央位置のベースフィルム層7に、横シール部4、5の形成予定位置に合わせて所定の間隔でハーフカット疵11を設ける。
ハーフカット処理装置26は、レーザー加工装置、カッター等の各種の加工装置を利用することができるが、とくにレーザー加工装置は、ハーフカット疵11の形成位置やサイズ(深さ、長さ)の調整が容易であると共に、消耗品がなく、ランニングコストが安いという利点があり、また該装置によって包装袋Wの注出口に開封用の誘導疵を形成することもできるため好適である。なお、レーザー加工装置は、炭酸ガスレーザやYAGレーザー、UVレーザーであることが好ましく、レーザー波長は、製袋用フィルム6の構成や厚み等の各種の条件に合わせて適宜選択することが好ましい。
フィルム折返し部20では、フィルムロールRから連続的あるいは間欠的に繰出される1枚の長尺の製袋用フィルム6を上方から下方へ走行させながら、その走行中に逆L字状の1本のガイドロッド12で案内しつつ製袋用フィルム6をそのシーラント層8が互いに向かい合わせになるように幅方向に折り返して、図4では製袋用フィルム6の左端部に位置するその両側縁部同士を重ね合わせている。従来、製袋用フィルム6は、耳ズレ防止ガイドの調整や原反フィルム位置を調整することで、その幅方向中央位置で正確に半折りされているが、製袋用フィルム6の厚みの違いや左右の長さの差等により、フィルムが蛇行することがあり、両側縁同士を正確に重ね合わせることができず、耳ずれが発生してしまうことがあった。
これに対し、上記したようにフィルム折返し部20の上流位置で、ハーフカット処理装置26によって製袋用フィルム6の幅方向中央位置にハーフカット疵11を設けると、製袋用フィルム6を、フィルム折返し部20においてハーフカット疵11に沿って幅方向の中央位置で正確に折り返すことができるようになり、上記のような耳ずれの発生を効果的に抑制することができる。
また、製袋用フィルム6が剛性(コシ)の高いフィルムからなる場合であっても、図2に示すように折り返し位置のベースフィルム層7の、横シール予定領域10内にハーフカット疵11が設けられているため、折り返し部2のスプリングバックが抑制され、該折り返し部2にストロー状(楕円状)の開口が形成されることがなく、横シール部形成部23によって製袋用フィルム6の全幅にわたって横シール部5を形成した際に、トンネル状の未シール部分が発生することがなく、被包装物の液漏れが発生するおそれもない。
なお、製袋用フィルム6のベースフィルム層7上に形成されたハーフカット疵11は、横シール予定領域10内に設けられているため、該ハーフカット疵11の形成部分は、横シール部形成部23によって横シールすることで補強されるので、溶融したシーラント層8によって封止されるので、該ハーフカット疵11によって包装袋1の破袋強度が横シール部5のシール強度が低下したり、液漏れを発生させることがない。
本発明は、三方シール形包装袋のみならず、背貼りシール袋やスタンディングパウチ、ガゼット袋など折り返し部を有する各種の包装袋に利用することができる。
1 包装袋
2 折り返し部
3 縦シール部
4、5 横シール部
6 製袋用フィルム
7 ベースフィルム層
8 シーラント層
10 横シール予定領域
11 ハーフカット疵
20 フィルム折返し部
21 縦シール部形成部
22 被包装物供給部
23 横シール部形成部
24 冷却部
25 切断部
26 ハーフカット処理装置
100 包装用フィルム
101 折返し辺部分
102 開口
C 幅方向中央位置
M 被包装物
R フィルムロール

Claims (8)

  1. 少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具え、該シーラント層が相互に対向するように幅方向に折り返し、重なり合う側縁部どうしを縦シールすると共に、上下縁部をそれぞれ横シールして、少なくとも1の折り返し部を有する包装袋を形成するための製袋用フィルムであって、
    前記折り返し位置の、前記シーラント層以外の少なくとも1の層上の横シール予定領域内に、ハーフカット疵が設けられていることを特徴とする、折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム。
  2. 前記ハーフカット疵は、前記シーラント層以外の層のトータル厚みの30〜100%を切断したものであることを特徴とする、請求項1に記載の折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム。
  3. 前記ハーフカット疵は、前記横シールの予定長さの30〜100%の長さを有することを特徴とする、請求項1または2に記載の折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム。
  4. 少なくともベースフィルム層とシーラント層とを具える長尺の製袋用フィルムを、前記シーラント層が相互に対向するように幅方向に折り返して重ね合わせ、該重なり合う側縁どうしを長手方向に連続して縦シールして筒状にすると共に、
    該筒状のフィルム内に被包装物を充填しながら、該縦シールと交差する方向に、該筒状のフィルムの全幅にわたって、長手方向の一定の間隔で横シールを施して包装袋を連続して形成する方法であって、
    前記製袋用フィルムを、その幅方向に折り返すに先立ち、該折り返し位置の、前記シーラント層以外の少なくとも1の層に、横シール予定位置に合わせてハーフカット処理を行うことを特徴とする、折り返し部を有する包装袋の製造方法。
  5. 前記ハーフカット処理は、レーザー加工またはカッターによって行うことを特徴とする、請求項4に記載の折り返し部を有する包装袋の製造方法。
  6. 前記ハーフカット処理によって、前記折り返し位置のシーラント層以外の層を、そのトータル厚みの30〜100%切断することを特徴とする、請求項4または5に記載の折り返し部を有する包装袋の製造方法。
  7. 前記ハーフカット処理によって、前記折り返し位置のシーラント層以外の少なくとも1の層を、前記横シールの予定長さの30〜100%の長さで切断することを特徴とする、請求項4〜6のいずれか1項に記載の折り返し部を有する包装袋の製造方法。
  8. 前記請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法によって製造される折り返し部を有する包装袋。
JP2020074721A 2020-04-20 2020-04-20 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋 Active JP7403378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020074721A JP7403378B2 (ja) 2020-04-20 2020-04-20 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020074721A JP7403378B2 (ja) 2020-04-20 2020-04-20 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021172342A true JP2021172342A (ja) 2021-11-01
JP2021172342A5 JP2021172342A5 (ja) 2023-03-24
JP7403378B2 JP7403378B2 (ja) 2023-12-22

Family

ID=78278176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020074721A Active JP7403378B2 (ja) 2020-04-20 2020-04-20 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7403378B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6842863B2 (ja) 2016-09-09 2021-03-17 大成ラミック株式会社 包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP7403378B2 (ja) 2023-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2476323C2 (ru) Усовершенствованный способ и устройство для изготовления плоскодонного пакета типа подушечки
TWI298700B (ja)
CA2745844C (en) Standup bag and method of manufacturing same
US11279509B2 (en) Fill-packaging method for plural rows and fill-packaging machine for plural rows
US10571072B2 (en) Method of forming a bonded package gusset
BR112012011232B1 (pt) material de acondicionamento em folha, e, embalagem vedada
JP2009012800A (ja) エアバッグ付スタンディングパウチ
ES2226676T3 (es) Un metodo para empalmar material estratificado para envasar productos alimenticios vertibles.
JP6349653B2 (ja) ジッパー付パウチおよびその製造方法
JP2024023854A (ja) 改善された封止のために構成されたパッケージ
JP2021172342A (ja) 折り返し部を有する包装袋の製袋用フィルム、折り返し部を有する包装袋の製造方法および包装袋
WO2003097461A1 (fr) Procede de fabrication et de remplissage de sac au moyen d'un film double
JP5760404B2 (ja) 包装袋および充填体、充填体の製造方法ならびに無菌充填体の製造方法
JP6947398B2 (ja) 縦型自動充填包装機
JP6902836B2 (ja) 注出口付き包装袋及びその製造方法
US11034119B2 (en) Bottom gusset package with folded gusset
JPH1199572A (ja) 食品包装体の製造装置
JP2015093692A (ja) 易開封性ピロー包装袋
JP6387671B2 (ja) スタンディングパウチ及びその製造方法
JP5478414B2 (ja) 包装袋および縦形製袋充填包装装置
JPH10211901A (ja) 口栓付き袋の製袋方法及び製袋充填方法
JP3839542B2 (ja) 縦型製袋充填包装方法におけるエンドシールの強化方法
JP2018052599A (ja) 包装袋のシール方法及び包装食品
JP3213553B2 (ja) スパイク穴を必要としない熱収縮包装方法
JP2020175914A (ja) 複数列縦型充填包装機および複数列充填包装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7403378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150