JP4442746B2 - 指数関数発生器及びそれを用いた可変利得増幅器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体回路技術に関し、特に、指数関数発生器及びそれを用いた可変利得増幅器(variable gain amplifier、VGA)に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムにおける受信機は、広い帯域の信号パワーを受信することになる。
特に、広帯域のデジタル符号分割多重接続(Code Division Multiple Access;以下、CDMA)端末機に用いられる受信機は、適切な信号処理のため、受信された信号のパワーを制御すべきである。また、CDMA端末機に用いられる送信機は、他の端末機との過度な干渉を避けるため、送信パワーも制御すべきである。一方、このようなパワー制御に対する考慮は、狭帯域のアナログ周波数変調(FM)システムの送/受信機にも適用される。
【0003】
デュアルモードCDMA/FM移動通信システムは、デジタルCDMA変調及びアナログFM変調の各々のために送/受信された信号に対するパワー制御を提供すべきであり、このようなデュアルモード端末機では、CDMA及びFM信号と関連された規格と動作範囲を考慮しなければならないため、パワー制御過程が極めて複雑である。従って、CDMA及びFM信号のための自動利得制御回路を個々に準備する場合、デュアルモード端末機の複雑度とコストを高くする結果を招いてしまう。従って、CDMA及びFM信号両者に対して動作する自動利得制御回路が必要になった。
このような自動利得制御回路の一つである可変利得増幅器は、制御電圧に比例する利得を提供する。可変利得増幅器は、印加された制御電圧に対して指数的な電圧利得を提供することによって、印加された制御電圧に線形的に比例する線形のパワー利得をデシベル(dB)で提供する。可変利得増幅器は、受信機、送信機を含む多くのアプリケーションに用いられることができる。
【0004】
図1は、デュアルモードCDMA/FM送/受信端末機に含まれた従来の可変利得増幅器(VGA)のブロック図を示すものである(米国特許US5880631号参照)。
図1を参照すると、従来の可変利得増幅器100は、入力端120と、二つの電流増幅器160A、160Bとを備える。電流増幅器160A、160Bを2段に直列接続したのは、可変利得増幅器100のダイナミックレンジを増大させるためのものであって、必要に応じてその数を調節することができる。
【0005】
入力端120は、各々入力ポート171、170を有したFM入力端121とCDMA入力端122とを別に備える。FM入力端121とCDMA入力端122とは、FM/CDMAモード選択信号により制御されるスイッチ123を介して、電流増幅器160Aに選択的に接続される。
また、可変利得増幅器100は、複数のバイアスポート110、130、150A、150Bを備えるが、これらは可変利得増幅器100に印加される制御電圧のためのものである。可変利得増幅器100を構成する各端の利得は、制御電圧(例えば、信号強度を決定する受信機の検出回路により生成される制御電圧)により制御される。各端は、トランジスタのような能動素子を含む多様な構成要素によりなる。
入力端120は、約3.6V程度の低い供給電源で動作するため、可変利得増幅器100の能動素子が非線形領域で動作することと、入力信号が歪曲されることを防止するため、入力端120は入力電圧信号を電流信号に変換する。
また、図1には、トランスコンダクタンスバイアス制御回路140とそれに付属されたバイアスポート130が示されているが、これに対しては後述する。
【0006】
図2は、上記図1のCDMA入力端122の回路図である。CDMA入力端122は、ギルバートセル減衰器(Gilbert cell attenuator)226と可変トランスコンダクタンス増幅器227から構成され、以下の四つの機能を行う。
第一に、可変トランスコンダクタンス増幅器227は、入力電圧信号を電流信号に変換する。第二に、可変トランスコンダクタンス増幅器227とギルバートセル減衰器226との組合は、バイアスポート110での制御電圧を線形的に調節することによって、指数的に変化する信号の可変増幅を行う。第三に、可変トランスコンダクタンス増幅器227において増加されたエミッタデジェネレイション(emitter degeneration)は、入力電圧信号が大きく、可変利得増幅器100のIMD(inter moduration distortion;相互変調歪み)が最も顕著である場合、IMDを減少させる。すなわち、可変トランスコンダクタンス増幅器227でのエミッタデジェネレイションが増加することによって、CDMA入力端122のトランスコンダクタンス、さらにはIMDが減少される。第四に、可変トランスコンダクタンス増幅器227での減少されたエミッタデジェネレイションは、入力電圧信号が小さく、ノイズ性能が最もクリティカルな場合、可変利得増幅器100のノイズ特性を向上させる。すなわち、可変トランスコンダクタンス増幅器227でのエミッタデジェネレイションが減少することによって、CDMA入力端122のトランスコンダクタンスは増加し、受信機のノイズ特性を改善することになる。
【0007】
可変トランスコンダクタンス増幅器227は、二つのバイポーラ接合トランジスタ235、236と、二つの電流ソース238、239と、電界効果トランジスタ237とから構成される。電流ソース238、239は、各々バイポーラ接合トランジスタ235、236各々のエミッタに接続される。電界効果トランジスタ237のソース端228及びドレイン端229は、各々バイポーラ接合トランジスタ235、236のエミッタに接続される。入力ポート170の入力信号は、バイポーラ接合トランジスタ235、236のベースに印加され、可変トランスコンダクタンス増幅器227の出力電流は、バイポーラ接合トランジスタ235、236のコレクタから流れることになる。
【0008】
可変トランスコンダクタンス増幅器227のトランスコンダクタンスは、バイポーラ接合トランジスタ235、236のエミッタデジェネレイション(emitter degeneration)を変化させることによって調節され、それにより可変利得増幅器100の利得が変化することになる。バイポーラ接合トランジスタ235、236のエミッタデジェネレイションは、電界効果トランジスタ237のチャネル抵抗の変化により生成される。電界効果トランジスタ237は、オーミック領域で可変抵抗のように動作され、バイポーラ接合トランジスタ235、236の両者に対し可変エミッタデジェネレイションを提供する。従って、電界効果トランジスタ237のドレイン−ソースバイアス電圧は、電界効果トランジスタ237のニー電圧(knee voltage)より小さくなければならない。バイアスポート124に印加される電圧を変化させて電界効果トランジスタ237のゲート−ソース接合にかかる、バイアスを調節することによって、チャネル抵抗は変化することになる。可変トランスコンダクタンス増幅器227のトランスコンダクタンスは、電界効果トランジスタ237のチャネル抵抗を減らすことによって増加させることができる。
【0009】
可変トランスコンダクタンス増幅器227の差動出力電流は、ギルバートセル減衰器226に接続される。ギルバートセル減衰器226は、入力された信号の電流の大きさを変化させる。ギルバートセル減衰器226は、第1バイポーラ接合トランジスタ対231、234と、第2バイポーラ接合トランジスタ対232、233から構成される。ギルバートセル減衰器226の減衰レベルは、バイアスポート110に印加される制御電圧により決定される。
ギルバートセル減衰器226は、可変トランスコンダクタンス増幅器227の出力電流の大部分が第2バイポーラ接合トランジスタ対232、233より第1バイポーラ接合トランジスタ対231、234を介して流れるようにするため、バイアスポート110に印加される制御電圧により第1バイポーラ接合トランジスタ対231、234がバイアスされる場合、可変トランスコンダクタンス増幅器227の出力電流を減衰させる。従って、ギルバートセル減衰器226の出力ポート190での出力電流は減少される。
【0010】
一方、FM入力端121の回路構成は、電界効果トランジスタ237を固定抵抗に置き換えることを除けば、図2に示したCDMA入力端122の回路と類似している。IS−95のような産業規格は、CDMA入力信号の入力レベルに比べて、より低い入力レベルでの入力信号の圧縮を許容するため、FM入力端121の固定抵抗は固定されたトランスコンダクタンスを提供する。
【0011】
図3は、上記図1のトランスコンダクタンスバイアス制御回路140の回路図である。図3を参照すると、トランスコンダクタンスバイアス制御回路140は、指数関数発生器(exponential function generator)360と、第1及び第2演算増幅器回路353、354と、低域通過フィルタ352と、電流ソース341とから構成される。
指数関数発生器360は、バイアスポート130に印加された制御電圧をその出力端358から第1演算増幅器回路353に流れる二つの出力電流に変換する。二つの出力電流の大きさの比は、制御電圧に指数的に比例する。
【0012】
図4は、指数関数発生器360の回路図であって、指数関数発生器360はバイアスポート130に印加された制御電圧を入力とする差動増幅器465と、その出力により駆動される一対の電界効果トランジスタを含む電流ミラー474とから構成される。差動増幅器465は、バイアスポート130にベースが接続された一対のバイポーラ接合トランジスタ461、462とそれらに接続された電流ソース472とから構成され、一対の電界効果トランジスタを含む電流ミラー474は、四つの電界効果トランジスタ464、466、468、470から構成される。
バイポーラ接合トランジスタ461、462の入力電圧−出力電流の指数的な関係のために、バイポーラ接合トランジスタ461、462のコレクタ電流の比は、バイポーラ接合トランジスタ461、462の間のベース電圧差(制御電圧信号により決定される)に比例する。従って、バイアスポート130における線形的な差動電圧の変化は、出力端358での指数的な関係を有する電流に変換される。電流ミラー474は、単純にバイポーラ接合トランジスタ461、462により生成される指数的な関係を有する電流を取り、その電流が差動増幅器465で用いられるように供給する。
【0013】
図3にもどって参照すると、第1及び第2演算増幅器回路353、354は、指数関数発生器360と共に図2の電界効果トランジスタ237のチャネル抵抗を制御する役割を行う。第1演算増幅器回路353は、好ましくは電界効果トランジスタ237と同一のマスター電界効果トランジスタ344と、基準抵抗346と、差動演算増幅器348とから構成される。
指数関数発生器360の出力電流は、マスター電界効果トランジスタ344と基準抵抗346に接続され、差動演算増幅器348は、マスター電界効果トランジスタ344とのゲートに印加されたバイアス電圧を変化させることによって、マスター電界効果トランジスタ344のドレイン端及びソース端にかかる電圧と基準抵抗346の両端にかかる電圧とが同等になるようにする。電界効果トランジスタ237とマスター電界効果トランジスタ344とのゲートに印加されるバイアス電圧は殆ど同じである。しかし、バイアスポート124を介して電界効果トランジスタ237に印加されたゲートバイアス電圧は、低域通過フィルタ352を経ることになる。低域通過フィルタ352は、直列抵抗350と分路(shunt)キャパシタ351とから構成され、トランスコンダクタンスバイアス制御回路140から電界効果トランジスタ237に熱雑音(thermal noise)が注入されることを防止する。
【0014】
第2演算増幅器回路354は、非反転の単一利得演算増幅器349と、ソース端228及びドレイン端229を介して、電界効果トランジスタ237のドレイン−ソース電圧を感知する二つの抵抗345、347とから構成され、マスター電界効果トランジスタ344及び電界効果トランジスタ237が同一のソース電圧を有するようにする。
指数関数発生器360と電流ソース341とは、マスター電界効果トランジスタ344に接続され、基準抵抗346は、基準抵抗346による電圧降下とマスター電界効果トランジスタ344のドレイン−ソースを介した電圧降下とが電界効果トランジスタのニー(knee)電圧より少ないように設計される。その結果、第1及び第2演算増幅回路353、354の動作は、電界効果トランジスタ237とマスター電界効果トランジスタ344とがこれらのオーミック領域内の類似した静止点(quiescent point)で動作するようにする。
従って、電界効果トランジスタ237とマスター電界効果トランジスタ344とのチャネル抵抗は、殆ど同一であり、バイアスポート130に印加される線形的に調節された制御電圧によって指数的に変化する。
【0015】
図5は、上記図1の電流増幅器160A、160Bの回路図である。図5を参照すると、電流増幅器160の入力は、図1の入力端120の出力190や他の電流増幅器の出力に接続される。電流増幅器160は、ダーリントン差動増幅器510と、カスコード差動増幅器520と、テール電流生成器570とから構成され、電流ソース596、598は、供給電源と共に電流増幅器160にバイアスを提供する。
【0016】
ダーリントン差動増幅器510は、複数のバイポーラ接合トランジスタ580、586、588、594と複数の抵抗582、584、590、592とから構成され、増加された電流利得と工程変化への鈍感性(insensitivity)を提供するために、抵抗性分路−直列(shunt−series)フィードバックを有する。
カスコード差動増幅器520は、テール電流を変化させることによって電流増幅器160の電流利得を変化させることのできる差動電流ミラーを実現する複数のバイポーラ接合トランジスタ500、502、504、506から構成され、テール電流発生器570で生成されるテール電流の比によって、可変電流増幅を提供するトランスリニアループ(translinear loop)を提供する。
電流増幅器160の利得は、テール電流生成器570により制御される。テール電流生成器570は、差動ポートを介してダーリントン差動増幅器510とカスコード差動増幅器520に接続される。電流増幅器160の電流増幅は、図4の指数関数発生器360により生成され、制御ポート150に印加される制御電流を使用して指数的に変化する。一例として、テール電流発生器570は、指数関数発生器と一対のバイポーラ電流ミラーとから構成され、各々のバイポーラ電流ミラーは、複数の抵抗とバイポーラトランジスタとから構成される。
【0017】
上述したように、従来の可変利得増幅器は、構成部毎にバイポーラ接合トランジスタを含んでいるため、BiCMOS工程を利用して形成している。特に、指数的な利得可変を有する指数関数発生器(図4参照)の場合、バイポーラ接合トランジスタ素子自体の特性を利用して、制御電圧を指数電流(exponential current)に容易に変換することができる。それゆえ、生産コストが低く、集積度の高いCMOS工程を用いる代わりに、BiCMOS工程を用いなければならなかった理由は、CMOS素子のトランスコンダクタンスが極めて小さくて、大きいサイズの素子を用いても適切な指数関数発生器の実現が困難であるため、バイポーラ接合トランジスタの使用は避けられないためであり、CMOS工程によって増幅動作を行うバイポーラ接合トランジスタの特性を達成し得ることが困難であるためである。
【0018】
ところが、指数関数発生器は、上述した可変利得増幅器ではない他のアナログシステムにも広範囲に適用されているため、CMOS工程を用いて指数関数発生器を形成することが要求されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は上記従来の指数関数発生器及びそれを用いた可変利得増幅器における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、CMOS工程を用いて製造しても適切な指数関数を獲得するできる指数関数発生器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、CMOS工程によって履行することができる上記の指数関数発生器を備える可変利得増幅器をを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明による指数関数発生器は、入力された制御電圧を一定時間ごとに取り込み、互いに異なる傾きで変化する信号を生成するための第1及び第2カーブ生成手段と、前記第1及び第2カーブ生成手段の出力信号を加算して近似的な指数関数値を有する信号を出力するための加算手段とを備え、前記第1カーブ生成手段は制御電圧のレベルを変化させるレベルシフタと、レベルシフタの出力電圧を電流に変換するためのV−I変換器と、電流ミラーを含み、前記第2カーブ生成手段は、前記第1カーブ生成手段と対称的な構成に加えて、増幅作用を行なわない寄生PNPバイポーラ接合トランジスタを備え、前記加算手段は、電流ソースとそれに対応する第2カーブ生成器の電流ソースの出力を加算して、指数電圧で出力し、指数電圧端と接地電源との間に接続された出力抵抗を備えることを特徴とする。
【0021】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による可変利得増幅器は、差動入力信号を増幅して、制限された固定利得値を有する電圧信号を出力するための入力手段と、入力された制御電圧を一定時間ごとに取り込み、互いに異なる傾きで変化する信号を生成するための第1及び第2カーブ生成手段を有し、前記第1及び第2カーブ生成手段から出力された信号を加算して、近似的な指数関数値を有する信号を出力するための指数関数発生手段と、前記指数関数発生手段の出力信号に応答して、指数制御電流を生成するための制御電流発生手段と、前記指数制御電流に応答して前記入力手段から出力された電圧信号に対して可変的に利得増幅を行うための少なくとも一つ以上の可変電圧増幅手段を備え、CMOS工程によって具現され、前記第1カーブ生成手段は制御電圧のレベルを変化させるレベルシフタと、レベルシフタの出力電圧を電流に変換するためのV−I変換器と、電流ミラーを使って第1カーブを生成し、前記第2カーブ生成手段は、前記第1カーブ生成手段と対称的な構成に加えて、増幅作用を行なわない寄生PNPバイポーラ接合トランジスタを備えて、第2カーブを生成し、前記加算手段は、電流ソースとそれに対応する第2カーブ生成手段の電流ソースの出力を加算して、指数電圧で出力し、指数電圧端と接地電源との間に接続された出力抵抗を使って加算を行なうことを特徴とする。
【0022】
本発明では、指数関数発生器をCMOS工程を用いて具現する。CMOS素子は、自体的に指数関数を具現することが困難であるため、本発明では制御電圧に対して互いに異なる傾きで変化する電圧信号を各々生成し、二つの信号を加算して近似的な指数関数を具現する方式を用いる。
【0023】
また、本発明は、上記のような指数関数発生器を含む可変利得増幅器を作製する場合、CMOS工程を用いて具現化できるようにする。すなわち、CMOS素子の特性劣化を考慮して入力端では固定利得増幅のみを行うようにし、実質的な利得可変を行う可変利得セル(差動電圧増幅器)のバイアス制御のために指数的な制御電流を印加することによって利得を線形的に可変し、工程、温度などの外部要素の変化に関わりなく安定した動作をするようにオーミック領域で動作する電界効果トランジスタを使用してロードを構成する。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる指数関数発生器及びそれを用いた可変利得増幅器の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の一実施例にかかる可変利得増幅器700のブロック図である。
【0025】
図6を参照すると、本実施例にかかる可変利得増幅器700は、入力端710と、指数関数発生器720と、制御電流発生器730と、二つの可変利得セル740A、740Bとから構成される。
まず、入力端710は、FMモードで動作するFM入力端712と、CDMAモードで動作するCDMA入力端714とCDMA/FMモード選択信号により制御されて、FM入力端712とCDMA入力端714とを可変利得セル740Aに選択的に接続するためのスイッチ716を備える。ここで、FM入力端712とCDMA入力端714各々は、通常の差動増幅器(CMOS工程により作製される)として実行され、入力されたFM/CDMA信号のノイズ特性及び歪曲特性が劣化されない程度に固定利得増幅を行う。このように、固定利得増幅を行う理由は、CMOS素子の劣悪なトランスコンダクタンスを考慮したものである。CMOS工程により作製された差動増幅器は、公知の回路であるため、それに対する詳細構成及び動作は省略する。
【0026】
可変利得セル740A、740Bは、実質的に利得を可変する部分であって、一種の電圧増幅器(入力と出力とが全て電圧である)である。可変利得セル740A、740BもCMOS工程により具現され、半指数(Semi−exponential)化された制御電流Ictrlによりその利得が可変される。
指数関数発生器720は、制御電圧Vctrlを指数関数に変更する部分であって、これもCMOS工程により作製される。
制御電流発生器730は、指数関数発生器720から出力された指数電圧Vを入力し制御電流Ictrlを生成するものであり、これもCMOS工程により作製される。
【0027】
図7は、上記図6の指数関数発生器720のブロック図である。
図7を参照すると、指数関数発生器720は、第1及び第2カーブ生成器810、820とこれらの出力電圧を加算するための加算器830を備える。
ここで、第1及び第2カーブ生成器810、820は、入力された制御電圧Vctrlに対して互いに異なる傾きで変化する電圧信号を各々生成し、加算器830でこれら二つの出力電圧を加算して、近似的な指数関数を生成する方式を用いた。これはCMOSの特性を考慮したものである。
【0028】
図8は、上記図6の指数関数発生器720の回路構成を例示するものである。
図8を参照すると、第1カーブ生成器810は、制御電圧Vctrlのレベルを変化させるレベルシフタ812と、レベルシフタ812の出力電圧を電流に変換するためのV−I変換機814と、電流ミラー816とを備える。
レベルシフタ812は、制御電圧Vctrlと出力ノードVN1との間に接続された抵抗R1と、基準電圧Vrefと出力ノードVN1との間に接続された抵抗R2とから構成される。
電流ミラー816は、供給電源Vddに並列接続された2個の電流ソース818、819から構成される。
V−I変換機814は、レベルシフタ812の出力ノードVN1を正入力とする演算増幅器817と、演算増幅器817の出力とをゲート入力とする電界効果トランジスタM1と、電界効果トランジスタM1のドレインと接地電源との間に接続された抵抗R3とから構成される。電界効果トランジスタM1のドレインは、演算増幅器817の負入力端に接続され、電界効果トランジスタM1のソースは、電流ソース818に接続される。
【0029】
一方、第2カーブ生成器820は、寄生PNPバイポーラ接合トランジスタQ1を備えることを除外すれば、第1カーブ生成器810と対称的な構成を有する。ここで、寄生PNPバイポーラ接合トランジスタQ1は、増幅動作を行わないので、優れた特性を要求せず、従ってCMOS工程により容易に具現できる。
そして、加算器830は、電流ソース819とそれに対応する第2カーブ生成器820の電流ソースの出力を加算して、指数電圧Vで出力し、指数電圧V端と接地電源との間に接続された出力抵抗Rを備える。
【0030】
上述したように構成された指数関数発生器720において、第1カーブ生成器810の抵抗R3に流れる電流Iは、VN1/R3として表すことができる。しかし、第2カーブ生成器820の抵抗R6に流れる電流Iは、抵抗R6と接地電源との間に接続された寄生PNPバイポーラ接合トランジスタQ1のため、制御電圧Vctrlに対して非線形的な関数となる。
【0031】
寄生PNPバイポーラ接合トランジスタQ1は、第2カーブ生成器820のレベルシフタ出力電圧VN2がしきい電圧を越えて、初めて動作することになり、寄生PNPバイポーラ接合トランジスタQ1は、それ自身のダイオード特性により極めて小さいターンオン抵抗を有することになる。従って、この場合の電流IはVN2/R6に近似される。一方、指数関数発生器720の出力電圧Vは、(I+I)×Rと表すことができるが、第1及び第2カーブ生成器810、820の抵抗比にしたがって制御電圧Vctrlを各々他の値で一定時間ごとに取り込むことにより、温度、製造工程などの外部要素から独立的な半指数値を有する。
【0032】
図9は、上記図6の制御電流発生器730の回路構成を例示するものであって、CMOS工程により作製される。
図9を参照すると、制御電流発生器730は、指数関数発生器720から出力された指数電圧Vをゲート入力とする電界効果トランジスタM3と、電流ミラーを構成する二つの電界効果トランジスタM100、M101とから構成される。電界効果トランジスタM3に入力された指数電圧Vによって、電界効果トランジスタM100に流れる電流が変化することになり、電界効果トランジスタM101にミラーリングされた電流値が変化して制御電流Ictrl’を出力することになる。
【0033】
図10は、上記図6の可変利得セル740A、740Bの回路構成を例示するものであって、CMOS工程により作製される。
図10を参照すると、可変利得セル740は、バイアス制御部742と、電圧入力部744と、ロード部746とから構成された差動増幅器の構造を有する。バイアス制御部742は、制御電流発生器730から出力された制御電流Ictrlを電流ソースとして用い、電圧入力部744は、差動入力電圧IN+、IN−をゲート入力とする二つの電界効果トランジスタM4、M5とから構成される。そして、ロード部746は、有効ロード部748と、共通モードフィードバック(common mode feedback;以下CMFB)回路749と、その出力をゲート入力とする二つの電界効果トランジスタM6、M7とから構成される。
【0034】
ここで、有効ロード部748は、電界効果トランジスタM6、M7各々のドレイン端との間に接続された二つの抵抗R7、R8と、二つの電界効果トランジスタM8、M9とから構成される。ここで、二つの抵抗R7、R8との間のノードは、CMFB回路749の入力端に接続され、二つの電界効果トランジスタM8、M9との間のノードは、第2定電圧VCM2に接続され、二つの電界効果トランジスタM8、M9のゲートは供給電源Vddに共通に接続される。説明しない図面符号であるOUT+、OUT−は、差動出力電圧を示す。
【0035】
例えば、CMFB回路749は、バイアスのために第1及び第2定電圧VCM1、VCM2を用い、有効ロード部748内の二つの抵抗R7、R8(実質的に同じ抵抗値を有する)の間のノードの電圧が入力されて、その電圧と第1定電圧VCM1とを比較した後、その結果に応じて出力端に接続された二つの電界効果トランジスタM6、M7のゲートを制御することによって、[(Vout+)+(Vout−)]/2として表される二つの抵抗R7、R8の間のノードの電圧が、第1定電圧VCM1に保持されるようにする役割をする。すなわち、二つの抵抗R7、R8の間のノードをまるでACグラウンドのような状態に保持する。
【0036】
上記のように構成された可変利得セル740において、電圧入力部744の電界効果トランジスタM4、M5が飽和(Saturation)領域において動作するようにすれば、可変利得セル740の電圧利得は、電界効果トランジスタM4、M5のトランスコンダクタンスgm値と有効ロード部748の有効抵抗(effective resistance、Reff)との積として表すことができる。下記の数式1は、可変利得セル740の電圧利得Avを表すものである。
【数式1】
Figure 0004442746
ここで、gmM4は、電界効果トランジスタM4のトランスコンダクタンス、μnはNMOSの移動度(mobility)、Coxは電界効果トランジスタM4のゲート酸化膜キャパシタンス、(W/L)M4は電界効果トランジスタM4のチャネルの長さ(length、L)に対するチャネル幅(width、W)の比を各々表す。
【0037】
一方、有効抵抗Reffは、下記の数式2のように表すことができる。
【数式2】
Figure 0004442746
ここで、R0、M6は、電界効果トランジスタM6の出力抵抗値、Rds、M8は、電界効果トランジスタM8のドレインソース抵抗値、VTNはNMOSのしきい電圧を各々表したものである。
【0038】
従って、前記数式1は、下記の数式3のように修正することができる。
【数式3】
Figure 0004442746
この場合、トランスコンダクタンスgm値が二乗根形態に表示されるので、可変利得セル740の電圧利得Avは、線形性を有することができない。従って、この電圧利得Avを線形化するため、指数関数発生器720で生成された指数電圧Vを制御電流発生器730(図9参照)で処理することによって、制御電流Ictrlを生成することになる。
【0039】
すなわち、制御電流発生器730の電界効果トランジスタM3が十分に広い入力電圧範囲に対して、飽和領域で動作するように回路を構成すれば、電界効果トランジスタM3のスクェアロー電流(square law current)が生成され、制御電流発生器730の入力が指数電圧Vであるので制御電流発生器730の出力電流Ictrl’は、下記の数式4のように表すことができる。
【数式4】
Figure 0004442746
【0040】
一方、この値Ictrl’を電流ミラーを介して可変利得セル740のバイアス制御電流Ictrlに持ってくると、可変利得セル740の電圧利得Avは、下記の数式5のように整理される。
【数式5】
Figure 0004442746
ここで、電界効果トランジスタM8は、製造工程や温度などの外部要素の変化に関わりなく安定動作を保持するようにオーミック領域で動作すべきであり、優れた線形性を得るために、電界効果トランジスタM8のドレイン−ソース電圧は、最小化されるべきである。CMFB回路749を構成するのに用いられる第1及び第2定電圧VCM1、VCM2の電圧差が電界効果トランジスタM8のドレインソース電圧になるため、線形性への調節が可能である。
【0041】
そして、電界効果トランジスタM4、M5が飽和領域で動作するようにすれば、ノイズ特性も改善され、可変利得セル740の電圧利得は、温度や製造工程などの外部要素から独立的な値として示される。一方、電界効果トランジスタM8のゲート電圧は、必ず供給電源Vddである必要はなく、電界効果トランジスタM8がオーミック領域で動作するように考慮した値を決定すれば良い。
【0042】
尚、本発明は、上述の実施例に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。例えば、上述した実施例では指数関数発生器が可変利得増幅器に適用される場合を例にして説明したが、本発明が他のアナログシステムで指数関数発生器が用いられる場合にも適用される。
【0043】
【発明の効果】
上述したように、本発明による指数関数発生器は、指数関数発生器をCMOS工程を用いて具現することによって、生産コストを低減し、集積度を増大させることができる。
【0044】
また、本発明の指数関数発生器とそれを利用した可変利得増幅器は、CMOS工程を用いて具現しながらも温度、製造工程などの外部特性変化に独立的であるため、量産性に優れている。さらに、本発明の可変利得増幅器は、利得可変セルのバイアス電源ソースとして制御電流Ictrlを用いることによって、利得による電流変化により電流消費を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデュアルモードCDMA/FM端末機の受信機に含まれた可変利得増幅器のブロック図である。
【図2】図1のCDMA入力端122の回路図である。
【図3】図1のトランスコンダクタンスバイアス制御回路の回路図である。
【図4】図3の指数関数発生器の回路図である。
【図5】図1の電流増幅器の回路図である。
【図6】本発明の一実施例にかかる可変利得増幅器のブロック図である。
【図7】図6の指数関数発生器のブロック図である。
【図8】図6の指数関数発生器の回路構成例示図である。
【図9】図6の制御電流発生器の回路構成例示図である。
【図10】図6の可変利得セルの回路構成例示図である。
【符号の説明】
700 可変利得増幅器
710 入力端
712 FM入力端
714 CDMA入力端
716 スイッチ
720 指数関数発生器
730 制御電流発生器
740、740A、740B 可変利得セル
742 バイアス制御部
744 電圧入力部
746 ロード部
748 有効ロード部
749 共通モードフィードバック(CMFB)回路
810 第1カーブ生成器
812 レベルシフタ
814 V−I変換機
816 電流ミラー
817 演算増幅器
818、819 電流ソース
820 第2カーブ生成器
830 加算器

Claims (17)

  1. 入力された制御電圧を一定時間ごとに取り込み、互いに異なる傾きで変化する信号を生成するための第1及び第2カーブ生成手段と、前記第1及び第2カーブ生成手段の出力信号を加算して近似的な指数関数値を有する信号を出力するための加算手段とを備え、前記第1カーブ生成手段は制御電圧のレベルを変化させるレベルシフタと、レベルシフタの出力電圧を電流に変換するためのV−I変換器と、電流ミラーを含み、
    前記第2カーブ生成手段は、前記第1カーブ生成手段と対称的な構成に加えて、増幅作用を行なわない寄生PNPバイポーラ接合トランジスタを備え、
    前記加算手段は、電流ソースとそれに対応する第2カーブ生成器の電流ソースの出力を加算して、指数電圧で出力し、指数電圧端と接地電源との間に接続された出力抵抗を備えることを特徴とする指数関数発生器。
  2. 前記第1カーブ生成手段は、前記制御電圧の電圧レベルを変更するための第1レベルシフタ部と、
    供給電源にバイアスされた第1電流ミラー部と、
    前記第1電流ミラー部と接地電源との間に接続され、前記第1レベルシフタ部の出力電圧を入力して電流に変換するための第1V−I変換部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の指数関数発生器。
  3. 前記第2カーブ生成手段は、前記制御電圧の電圧レベルを変更するための第2レベルシフタ部と、
    供給電源にバイアスされた第2電流ミラー部と、
    前記第2電流ミラー部に接続され、前記第2レベルシフタ部の出力電圧を入力して電流に変換するための第2V−I変換部と、
    前記第2V−I変換部と接地電源との間に接続され、接地電源をベース入力とし、CMOS工程によって形成された寄生バイポーラ素子とを備えることを特徴とする請求項1に記載の指数関数発生器。
  4. 前記加算手段は、指数関数発生器の出力端と接地電源との間に接続された出力抵抗を備え、前記第1及び第2電流ミラー部の出力を加算することを特徴とする請求項1に記載の指数関数発生器。
  5. 前記第1及び第2レベルシフタ部は、各々、制御電圧端とレベルシフタ部の出力端との間に接続された第1抵抗と、
    基準電圧端とレベルシフタ部の出力端との間に接続された第2抵抗とを備えることを特徴とする請求項2または3に記載の指数関数発生器。
  6. 前記第1及び第2V−I変換部は、各々、前記レベルシフタ部の出力信号を正入力とする演算増幅器と、
    前記演算増幅器の出力をゲート入力とし、電流ミラー部にソースが接続され、前記演算増幅器の負入力端にドレインが接続された電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタのドレインと接地電源との間に接続された抵抗とを備えることを特徴とする請求項2または3に記載の指数関数発生器。
  7. 前記第1及び第2電流ミラー部は、各々、供給電源と前記電界効果トランジスタのソース端との間に接続された第1電流ソースと、
    供給電源と前記指数関数発生器の出力端との間に接続された第2電流ソースとを備えることを特徴とする請求項2または3に記載の指数関数発生器。
  8. 前記第1及び第2カーブ生成手段は、CMOS工程によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の指数関数発生器。
  9. 差動入力信号を増幅して、制限された固定利得値を有する電圧信号を出力するための入力手段と、入力された制御電圧を一定時間ごとに取り込み、互いに異なる傾きで変化する信号を生成するための第1及び第2カーブ生成手段を有し、前記第1及び第2カーブ生成手段から出力された信号を加算して、近似的な指数関数値を有する信号を出力するための指数関数発生手段と、前記指数関数発生手段の出力信号に応答して、指数制御電流を生成するための制御電流発生手段と、前記指数制御電流に応答して前記入力手段から出力された電圧信号に対して可変的に利得増幅を行うための少なくとも一つ以上の可変電圧増幅手段を備え、CMOS工程によって具現され、
    前記第1カーブ生成手段は制御電圧のレベルを変化させるレベルシフタと、レベルシフタの出力電圧を電流に変換するためのV−I変換器と、電流ミラーを使って第1カーブを生成し、
    前記第2カーブ生成手段は、前記第1カーブ生成手段と対称的な構成に加えて、増幅作用を行なわない寄生PNPバイポーラ接合トランジスタを備えて、第2カーブを生成し、前記加算手段は、電流ソースとそれに対応する第2カーブ生成手段の電流ソースの出力を加算して、指数電圧で出力し、指数電圧端と接地電源との間に接続された出力抵抗を使って加算を行なうことを特徴とする可変利得増幅器。
  10. 前記指数関数発生手段の第1カーブ生成手段は、前記制御電圧の電圧レベルを変更するための第1レベルシフタ部と、
    供給電源によってバイアスされた第1電流ミラー部と、
    前記第1電流ミラー部と接地電源との間に接続され、前記第1レベルシフタ部の出力電圧を入力して、電流に変換するための第1V−I変換部とを備えることを特徴とする請求項9に記載の可変利得増幅器。
  11. 前記指数関数発生手段の第2カーブ生成手段は、前記制御電圧の電圧レベルを変更するための第2レベルシフタ部と、
    供給電源によってバイアスされた第2電流ミラー部と、
    前記第2電流ミラー部に接続され、前記第2レベルシフタ部の出力電圧を入力して電流に変換するための第2V−I変換部と、
    前記第2V−I変換部と接地電源との間に接続され、接地電源をベース入力とし、CMOS工程によって形成された寄生バイポーラ素子とを備えることを特徴とする請求項9に記載の可変利得増幅器。
  12. 前記制御電流発生手段は、前記指数関数発生手段の出力信号をゲート入力とする電界効果トランジスタと、
    前記電界効果トランジスタに流れる電流をミラーリングして前記指数制御電流を出力するための電流ミラーとを備えることを特徴とする請求項9に記載の可変利得増幅器。
  13. 前記可変電圧増幅手段は、前記指数制御電流を電流ソースとして用いるバイアス制御部と、
    前記入力手段から出力された電圧信号を差動入力信号として入力する信号入力部と、
    供給電源と可変電圧増幅手段の差動出力端との間に接続されたロード部とを備えることを特徴とする請求項9に記載の可変利得増幅器。
  14. 前記信号入力部は、前記入力手段から出力された電圧信号をそれぞれのゲート入力とし、前記バイアス制御部と前記差動出力端との間に接続されて、飽和領域で動作する第1及び第2電界効果トランジスタを備えることを特徴とする請求項13に記載の可変利得増幅器。
  15. 前記ロード部は、少なくともオーミック領域で動作する電界効果トランジスタを有して構成された有効ロードを備えることを特徴とする請求項13に記載の可変利得増幅器。
  16. 前記有効ロードは、前記可変電圧増幅手段の差動出力端間に直列に接続され、実質的に同じ抵抗値を有する第1及び第2抵抗と、
    前記差動出力端間に直列に接続され、オーミック領域で動作する第3及び第4電界効果トランジスタとを備えることを特徴とする請求項15に記載の可変利得増幅器。
  17. 前記ロード部は、前記第1抵抗と第2抵抗との間のノードの電圧と第1定電圧とを比較して、前記第1抵抗と第2抵抗との間のノードの電圧が前記第1定電圧と実質的に同じレベルを保持するようにするためのフィードバック電圧を発生する共通モードフィードバック回路と、
    前記供給電源と前記差動出力端との間に各々接続され、前記フィードバック電圧をゲート入力とする第5及び第6電界効果トランジスタとをさらに備え、
    前記有効ロードの前記第3電界効果トランジスタと第4電界効果トランジスタとの間のノードには、前記第1定電圧と異なる電圧レベルの第2定電圧が印加されることを特徴とする請求項15または16に記載の可変利得増幅器。
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