JP4442638B2 - シート排出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを排出するシート排出装置及びシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
シート排出装置は、シート積載トレイに本体から排出されるシートを、排出された順番に適正にスタックすることができる構成であることが必要である。ところが、本体が例えば、電子写真方式によってシートに画像を形成する画像形成装置である場合には、シートが熱定着処理を受けて排出されるため、その定着時の熱の影響によってカールが付いた状態で排出されることになる。このカールが付いたシートを順序正しくシート積載トレイにおいて複数枚スタックさせることは、実際上において重要な問題である。
またカールの形状は、シートの種類、サイズ、あるいは使用される環境、仕向地ごとに異なる定着条件などによって異なるため、排出されるときのシートのカール状態も異なり、このことも問題を解決し難くしている。通常、カールが付いたシートにカールと逆に腰を付けるようにして、スタック性の向上を図っている。
図9及び図10は、従来のシート積載トレイの構造を示す斜視図であって、それぞれ排紙方向として示す矢印方向が図示しない本体から用紙(シート)が排紙される方向であり、80は主排紙トレイ、81は主排紙トレイ80の裏面側にスライド可能に設けられた補助排紙トレイである。
図9に示す従来例において、主排紙トレイ80及び補助排紙トレイ81は、腰付け用リブ83が設置される取付用溝10,11がそれぞれ設けられており、排出される用紙に応
じて適宜腰付け用リブ83を付け替えることが可能な構成になっている。
また、図10に示す従来例において、主排紙トレイ80は、1本の取付用溝85が排紙方向に延出するように形成され、三角形状をなす可動腰付け用リブ22の軸体23を回動可能に支持している。可動腰付け用リブ22は、補助排紙トレイ81の引き出し操作及び押入れ操作に連動して出没するように設けられている。
特開2000−313561号公報
ところが、図9に示す排紙トレイでは、腰付け用リブ83が主排紙トレイ80及び補助排紙トレイ81に対して取り外し可能になっているため、排出用紙の腰付け用リブ83が紛失してしまうという問題点があった。
また、図10に示す排紙トレイは、補助排紙トレイ81を主排紙トレイ80に押し込んで収納された状態では、可動腰付け用リブ22は主排紙トレイ80の用紙積載面からの突出量が小さい状態となる。また、補助排紙トレイ81を主排紙トレイ80から引き出すと、可動腰付け用リブ22は、主排紙トレイ80の用紙積載面からの突出量が大きくなる。そのため、補助排紙トレイ81を主排紙トレイ80から引き出した状態では、排出された用紙の中央部は可動腰付け用リブ22によって高くなる。しかし、用紙の先端部は、延長された補助排紙トレイ81に当接してしまう。このため、用紙中央部付近から先端にかけて水平になってしまい、腰が付きにくくなり用紙のスタック性が低下するという問題がある。
そこで本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、腰付け用リブと排紙トレイとが一体化し、さらに、排出用紙のスタック性が高い排紙トレイを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートを排出するシート排出口と、シート排出口に対応して設けられ、シート排出口から排出されたシートを積載するシート積載面を有するシート積載トレイと、シート積載トレイのシート排出方向下流側端部付近において、シート排出方向下流側へ向かって延長され、シート積載トレイのシート積載面におけるシート排出方向の長さを長くする延長位置と、シート積載トレイに収められる収納位置とに移動可能に備えられた延長トレイと、シート積載トレイのシート排出方向中央部付近において、シート積載面に対して突出し、シート積載トレイに排出されたシートに対して腰を付ける突出位置と、シート積載面に退避した退避位置とに移動可能に設けられた腰付け用リブとを備え、腰付け用リブは、延長トレイが収納位置に移動配置されているときのみ突出位置に配置可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、 延長トレイは、その一端部がシート積載トレイに回動可能に支持され、一端部を中心とする回動によって他端部が、収納位置と延長位置とに移動可能に設けられ、腰付け用リブは、その一端部がシート積載トレイに回動可能に支持され、一端部を中心とする回動によって他端部が、突出位置と退避位置とに移動可能に設けられ、腰付け用リブは、収納位置に配置された延長トレイの一部に支えられて突出位置に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、腰付け用リブは、延長トレイが延長位置に移動されたときに、延長トレイに連動して退避位置に移動されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート排出装置。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のシート排出装置と、シートに画像を形成する画像形成部とを備え、画像形成部によって画像が形成されたシートをシート排出装置によって排出することを特徴とする画像形成装置。
請求項1に記載の発明によれば、延長トレイは、シート積載トレイのシート排出方向下流側端部付近において、シートの排出方向下流へ延長され、シート積載トレイの積載面におけるシートの排出方向の長さを長くする延長位置と、シート積載トレイに収められる収納位置とに移動可能に備えられ、腰付け用リブは、シート積載トレイのシート排出方向中央部付近において、シート積載面に対して突出し、排出されたシートに対して腰を付ける突出位置と、積載面に退避した退避位置とに移動可能に備えられ、腰付け用リブは、延長トレイが収納位置に移動配置されているときのみ突出位置に配置可能に構成されていることを特徴とする。これにより、腰付け用リブによってシートに腰が付けられる場合には、延長トレイが必ず収納位置に配置されているので、シートの先端部が延長トレイによって支えられることがない。従って、シート積載トレイに排出されたシートは、シートの中央部付近は腰付け用リブによって高くなり、シートの中央部付近から先端にかけても腰が付く。よって、筒カールの状態でシートが排出されるような状態であっても、シートのスタック性を確保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、延長トレイは、その一端部がシート積載トレイに回動可能に支持され、一端部を中心とする回動によって他端部が、収納位置と延長位置とに移動可能に設けられ、腰付け用リブは、その一端部がシート積載トレイに回動可能に支持さ
れ、一端部を中心とする回動によって他端部が、突出位置と退避位置とに移動可能に設けられ、腰付け用リブは、収納位置に配置された延長トレイの一部に支えられて突出位置に配置される。延長トレイ及び腰付け用リブがシート積載トレイに回動可能に支持されることで、簡易な構成で延長トレイを延長位置及び収納位置、腰付け用リブを突出位置及び退避位置に配置することができる。また、腰付け用リブを突出位置に配置するとき、腰付け用リブは延長トレイの一部に支えられている。このように延長トレイを利用することで、容易かつ安価に腰付け用リブを突出位置に配置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、腰付け用リブは、延長トレイが延長位置に移動したときに、延長トレイに連動して退避位置に移動する。これにより、腰付け用リブは、簡易な作業により退避位置に配置される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載のシート排出装置と、シートに画像を形成する画像形成部とを備え、シート排出装置は、画像形成部によって画像形成されたシートを排出することを特徴とする。請求項1〜3のいずれかに記載のシート排出装置を備えたことにより、それぞれに対応した効果を有する画像形成装置が実現される。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。図1において、図面右側をレーザプリンタ1の前側、図面左側を後側とする。
レーザプリンタ1は、略箱形の本体ケーシング2を備えている。この本体ケーシング2の底部には、画像を形成するためのシートとしての用紙3が積載される給紙トレイ4が前方へ引き出し可能に装着されている。給紙トレイ4の前端上方には、給紙ローラ5が設けられており、この給紙ローラ5の回転に伴って給紙トレイ4内の最上位に積載された用紙3が、給紙ローラ5の後側上方に設けられたレジストローラ6に送り出される。
本体ケーシング2内の上部には、露光手段としてのスキャナ部11が設けられている。このスキャナ部11は、レーザ発光部(図示せず)から発射されたレーザ光を、ポリゴンミラー12、反射鏡13及びレンズ(図示せず)を介して感光体ドラム19の表面上に照射する。
スキャナ部11の下方には、プロセスカートリッジ15が本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。このプロセスカートリッジ15は、現像剤としてのトナーが収容されるトナー収容室(図示せず)、供給ローラ17、現像手段としての現像ローラ18、像担持体としての感光体ドラム19、スコロトロン型帯電器20、及び転写手段としての転写ローラ21等を備えている。
トナー収容室から放出されたトナーは、供給ローラ17の回転により現像ローラ18に供給される。感光体ドラム19の表面は、その回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器20により一様に正帯電された後、スキャナ部11からのレーザ光Lにより露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ18の回転により、現像ローラ18上のトナーが感光体ドラム19の表面に供給され、静電潜像が可視像化される。その後、感光体ドラム19の表面上に担持されたトナー像は、用紙3が感光体ドラム19と転写ローラ21との間を通過する間に、転写ローラ21に印加される転写バイアス電圧によって、用紙3に転写される。
プロセスカートリッジ15の後方には、加熱ローラ24及び加圧ローラ25等を備えた定着器26が設けられている。この定着器26では、用紙3上に転写されたトナー像を紙
面に熱定着させる。そして、熱定着された用紙3は、本体ケーシング2の上部に設けられた排出ローラ対27へ搬送される。排出ローラ対27は、排出口28(請求項に記載のシート排出口に相当)を構成しており、用紙3は排出ローラ対27の回転に伴って、本体ケーシング2上面に設けられた排出トレイ29(請求項に記載のシート積載トレイに相当)の用紙積載面29a上に排出される。なお、以下レーザプリンタ1の後側を用紙3の排出方向上流側、前側を排出方向下流側とする。
図2は、レーザプリンタ1の全体斜視図であり、図面左方向がレーザプリンタ1の後側、図面右方向が前側である。また、図3は、図2に示す延長トレイ50の底面図であり、図4は、図2に示す腰付け用リブ60の底面図である。また、図5は、図2に示す排出トレイ29の延長トレイ収容凹部71の拡大図である。なお、図5においては、延長トレイ50及び腰付け用リブ60は取り除いている。
図2に示すように、排出トレイ29における前側の外縁付近には、延長トレイ50が備えられている。延長トレイ50は、排出された用紙3を受けることで、用紙3が排出トレイ29からはみ出して落下することを防止している。
延長トレイ50は略板状をなしており、その一方の面側にやや湾曲して形成されている。延長トレイ50は、後述する延長位置にあるときに、湾曲した凹面を上方に向けた姿勢で排出トレイ29に取り付けられるようになっている。また、図3に示すように、延長トレイ50の一端部には、その幅方向(図3における左右方向)の両端部寄りの位置に、一対の切欠部53が形成されており、この切欠部53により、延長トレイ50の側縁の一端部には、延長トレイ50の幅方向に撓み変形可能な一対の脚部51が形成されている。この脚部51の外側縁の一端部には、外方に突出する一対の突部52が形成されている。
脚部51は自身が持つ弾力に抗って内方に曲げられ、脚部51に形成された突部52が、図5に示す排出トレイ29に設けられた一対の凹部70に嵌合することで、延長トレイ50は排出トレイ29に取り付けられるようになっている。
また、図2に示すように、排出トレイ29における前後方向の中央部付近には、腰付け用リブ60が備えられている。腰付け用リブ60は、排出された用紙3に腰を付け、用紙3が排出トレイ29上で乱雑になることを防止している。
図4に示すように、腰付け用リブ60の一端部には、その幅方向(図4における左右方向)の両端部寄りの位置に、一対の長切欠部63が形成されており、この長切欠部63により、腰付け用リブ60の側縁の一端部には、腰付け用リブ60の幅方向に撓み変形可能な一対の長脚部61が形成されている。この長脚部61の外側縁の下端部には、外方に突出する一対のボス62が形成されている。長脚部61は自身が持つ弾力に抗って内方に曲げられ、長脚部61に形成されたボス62が、図5に示す排出トレイ29に設けられた一対の穴72に嵌合することで、腰付け用リブ60は排出トレイ29に取り付けられるようになっている。
また、図2及び図5に示すように、排出トレイ29の後部には、下方に陥没して、延長トレイ50を収容可能な延長トレイ収容凹部71が設けられている。延長トレイ収容凹部71の側壁には、排出トレイ29の前端部に、延長トレイ50の突部52と嵌合するための一対の凹部70が凹設されている。突部52と凹部70とが嵌合することで、延長トレイ50は排出トレイ29に回動可能に組み付けられるようになっている。また、延長トレイ収容凹部71の後部には、延長トレイ収容凹部71内に収容された延長トレイ50の側縁に指を引っ掛けるための指掛け凹部75が設けられている。この指掛け凹部75に指を入れて延長トレイ50の側縁に引っ掛けることで、延長トレイ50を引き起こすことがで
きるようになっている。
また、排出トレイ29には、延長トレイ収容凹部71よりさらに下方に陥没して、腰付け用リブ60を収納可能な腰付け用リブ収容凹部73が設けられている。また、図5に示すように、腰付け用リブ収容凹部73の後端部には、5つの案内突起74a〜74eが突出した状態でレーザプリンタ1の左右方向(図5において上下方向)に5つ備えられている。また、最も外側の2つの案内突起74a,74eは、一対の穴72を備えている。腰
付け用リブ60のボス62は、穴72と嵌合し、腰付け用リブ60は排出トレイ29に回動可能に組み付けられるようになっている。
次に、延長トレイ50及び腰付け用リブ60の回動について説明するとともに、用紙3のカールの状態に適した延長トレイ50及び腰付け用リブ60の配置について説明する。
図2は、用紙3が順カールで排出される場合に適した延長トレイ50及び腰付け用リブ60の配置である。なお、ここでいう順カールとは、用紙3の排出方向において中央部が上に突出するように湾曲した用紙の状態のことをいう。
延長トレイ50及び腰付け用トレイ60は、それぞれ突部52及びボス62を中心として、レーザプリンタ1の前側と後側とに回動する。
図2において、延長トレイ50は、突部52(請求項に記載の一端部に相当)を中心として、延長トレイ50の開放端部(請求項に記載の他端部に相当)が前側に位置する延長位置に配置されている。また、腰付け用リブ60はボス62を中心として、腰付け用リブ60の開放端部が前側に位置する退避位置に配置されている。このとき、腰付け用リブ60は、腰付け用リブ収容凹部73に収納された状態である。
また、腰付け用リブ60は、一対の長切欠部63の間に、中央切欠部64が設けられており、その中央切欠部64の手前側に下方に向かって突出した止部66が2つ備えられている(図4参照)。腰付け用リブ60は、一対の長切欠部63から案内突起74b,74
dがそれぞれ突出し、中央切欠部64から案内突起74cが突出する状態で取り付けられている。なお、腰付け用リブ60は、止部66が下側、すなわち腰付け用リブ収容凹部73の方向を向くように取り付けられている。腰付け用リブ60は、腰付け用リブ収容凹部73に備えられた2つの突起部76に当接し、腰付け用リブ収容凹部73との間に若干の隙間ができるように収容されている。この突起部76は、腰付け用リブ収容凹部73の前端部に備えられた指掛け穴77から指を引っ掛け、腰付け用リブ60を起こし易くするために設けられている。
図2において、排出ローラ対27から順カールで排出された用紙3は、排出トレイ29の用紙積載面29aに送り出される。なお、用紙積載面29aは、用紙3の排出方向において中央部が上に突出するようにゆるやかに湾曲した形状になっている。
排出された用紙3が順カールの場合、用紙3は用紙積載面29aの曲面に沿う形状で用紙3がスタックされる。また、排出された用紙3が多少乱れたとしても、延長トレイ50が用紙3をストップさせるストッパーとしての役割を果たす。これにより、用紙3が落下してしまうことを防止することができる。
また、順カールした用紙3は、用紙3の先端部が下方を向いており、用紙3の先端部が用紙積載面29aに摺動しながら排紙される。用紙3の先端部が延長トレイ収容凹部71に到達したとき、用紙3の先端部は案内突起74a〜74eに当接しながら用紙積載面29aを摺動していく。この案内突起74を設けることで、腰付け用リブ収容凹部73に収
容された腰付け用リブ60に用紙3の先端部が入り込むことが防止され、用紙3は円滑に案内される。
また、図6は、用紙3が筒カールで排出される場合の延長トレイ50及び腰付け用リブ60の配置である。なお、ここでいう筒カールとは、用紙3の排出方向と直交する(用紙の幅方向)方向において、中央部が下に突出するように湾曲した用紙の状態のことをいう。
図6において、延長トレイ50は、突部52を中心として、延長トレイ50の開放端部が後側に位置する収納位置に配置されている。また、腰付け用リブ60はボス62を中心として、腰付け用リブ60の開放端部が用紙積載面29aに対して突出した突出位置に配置されている。
次に、図2の延長トレイ50及び腰付け用リブ60の配置から、図6の配置に変更する過程を述べる。
まず、図2に示す状態の腰付け用リブ60を、ボス62を中心として後側へ回動させる。そして、延長トレイ50を、突部52を中心として後側へ回動させ、収納位置である延長トレイ収容凹部71に収納させる。その後、腰付け用リブ60を、前側へ回動させる。このとき、腰付け用リブ60は、止部66が延長トレイ50の一部に当接し、延長トレイ50によって支えられた状態になる。つまり、腰付け用リブ60は、ボス62から前側に向かって斜めの姿勢を保つようになっている。このようにして、腰付け用リブ60は、排出トレイ29に対して突出した状態になる。このように、腰付け用リブ60が収納位置に配置された延長トレイ50を利用して支えられることによって、簡易な構成で腰付け用リブ60を突出位置に配置することができる。
しかも、図6に示す状態のときに、腰付け用リブ60がボス62を中心として後側に回動され、仮に延長トレイ収容凹部71の後縁に当接した状態のままであったとしても、腰付け用リブ60は、排出される用紙3の先端部によって押され、突出位置に配置される。
図6において、排出ローラ対27から筒カールで排出された用紙3は、排出トレイ29の用紙積載面29aに送り出される。
排出された用紙3が筒カールの場合、用紙3は突出位置に配置された腰付け用リブ60によって腰を付けられ、『く』の字になる形状で用紙積載面29aに積載される(図7参照)。このように、腰付け用リブによって用紙3に腰が付けられる場合には、延長トレイ50が必ず収納位置に配置されているので、用紙3の先端部が延長トレイ50によって支えられることがない。従って、排出トレイ29に排出された用紙3は、用紙の中央部付近は腰付け用リブ60によって高くなり、用紙の中央部付近から先端にかけても腰が付く。よって用紙が筒カールの状態で排出されるような場合であっても、筒カールが確実に取り除かれた状態となり、用紙のスタック性を確保することができる。
また、筒カールの場合、用紙3は用紙排出方向の垂直方向の中央部が用紙積載面29aに摺動しながら排紙される。用紙3の先端部が延長トレイ収容凹部71に到達したとき、用紙3の先端部は案内突起74に当接しながら用紙積載面29aを摺動していく。このとき、この案内突起74を設けることで、腰付け用リブ収容凹部73に収容された腰付け用リブ60に用紙3の先端部が入り込むことが防止され、用紙3は円滑に案内される。
また、用紙3の先端部は、案内突起74に当接しながら排紙されるが、排紙された用紙の形状によっては案内突起74(例えば74b,74c)の間に入り込んでしまう場合が
ある。この場合であっても、用紙3の先端部は腰付け用リブ60の平面部65によって円滑に案内される。
図8は、腰付け用リブ60を退避位置に配置し、延長トレイ50を収納位置に配置した図である。排出トレイ50及び腰付け用リブ60は、プリンタ1を使用しないとき、又は用紙が筒カールしない場合、さらに用紙3が用紙積載面29aに排出され、次の用紙が排出される前に先に排出された用紙3を取り出す場合などには、このような配置にされる。このとき、延長トレイ50の上部に設けられた湾曲凹部55(図3参照)から案内突起部74が突出した状態になっている。このように、湾曲凹部55から案内突起部74を突出させることで、用紙3の先端部が湾曲凹部55に入り込むことが防止され、用紙3は円滑に案内される。
なお、延長トレイ50及び腰付け用リブ60を、図6から図8の配置にする時は、延長トレイ50の開放端部を後側へ回動させる。このとき、延長トレイ50に支えられていた腰付け用リブ60は、延長トレイ50が後側へ回動する動きに連動して、前側へ回動し、腰付け用リブ60が延長トレイ50から離れたときに、自重により腰付け用リブ収容凹部73に退避する。これにより、腰付け用リブは、簡易な作業により退避位置に配置される。
レーザプリンタの概略断面図である。 レーザプリンタの全体斜視図である。 延長トレイの底面図である。 腰付け用リブの底面図である。 延長トレイ及び腰付け用リブを除いた延長トレイ収容凹部の斜視図である。 腰付け用リブが突出位置に配置された様子を示す図である。 図2に示す状態おいて用紙が排出された状態を示す図である。 延長トレイ及び腰付け用リブが、収納位置及び退避位置に配置された様子を示す図である。 従来の排紙トレイを示す図である。 従来の排紙トレイを示す図である。
符号の説明
1…レーザプリンタ
3…用紙(シート)
29…排出トレイ
29a…用紙積載面
50…延長トレイ
51…脚部
52…突部
55…湾曲凹部
60…腰付け用リブ
61…長脚部
62…ボス
65…平面部
66…止部
70…凹部
71…延長トレイ収容凹部
72…穴
73…腰付けリブ収容凹部
74…案内突起
76…突起部

Claims (4)

  1. シートを排出するシート排出口と、
    前記シート排出口に対応して設けられ、前記シート排出口から排出された前記シートを積載するシート積載面を有するシート積載トレイと、
    前記シート積載トレイのシート排出方向下流側端部付近において、
    シート排出方向下流側へ向かって延長され、前記シート積載トレイの前記シート積載面におけるシート排出方向の長さを長くする延長位置と、前記シート積載トレイに収められる収納位置とに移動可能に備えられた延長トレイと、
    前記シート積載トレイのシート排出方向中央部付近において、
    前記シート積載面に対して突出し、前記シート積載トレイに排出された前記シートに対して腰を付ける突出位置と、前記シート積載面に退避した退避位置とに移動可能に設けられた腰付け用リブとを備え、
    前記腰付け用リブは、前記延長トレイが前記収納位置に移動配置されているときのみ前記突出位置に配置可能に構成されていることを特徴とするシート排出装置。
  2. 前記延長トレイは、
    その一端部が前記シート積載トレイに回動可能に支持され、
    前記一端部を中心とする回動によって他端部が、前記収納位置と前記延長位置とに移動可能に設けられ、
    前記腰付け用リブは、
    その一端部が前記シート積載トレイに回動可能に支持され、
    前記一端部を中心とする回動によって他端部が、前記突出位置と前記退避位置とに移動可能に設けられ、
    前記腰付け用リブは、前記収納位置に配置された前記延長トレイの一部に支えられて突出位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記腰付け用リブは、前記延長トレイが前記延長位置に移動されたときに、前記延長トレイに連動して前記退避位置に移動されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート排出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のシート排出装置と、
    前記シートに画像を形成する画像形成部とを備え、
    前記画像形成部によって画像が形成された前記シートを前記シート排出装置によって排出することを特徴とする画像形成装置。
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