JP2015101431A - シート収容装置、画像形成装置 - Google Patents

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真作 米田
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Abstract

【課題】ユーザーが誤装着をすることなく容易にシート収容部を挿抜することが可能なシート収容装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート収容装置60は、シートカセット62と、これを収容するフレーム64とを備える。シートカセット62に一対のスライドレール81が設けられ、フレーム64に一対のガイドレール71が設けられている。一対のガイドレール71は、フレーム64に対するシートカセット62の挿入方向に延びるガイド溝72を有する。一対のスライドレール81は、一対のガイドレール71それぞれのガイド溝72に挿入されて支持される。ガイドレール71は、ガイド溝72の支持面から隆起した隆起部73を有する。スライドレール81は、フレーム64にシートカセットが装着された状態でガイド溝72の支持面の挿入方向の先端側の部分に当接される突出部を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷用紙などのシート状部材を収容可能なシート収容装置、及びシート収容装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンター、複写機、ファクシミリ、及びこれらの機能を備えた複合機などの画像形成装置には、印刷用紙(シート状部材)を収容する用紙カセット(シート収容部)を備えたシート収容装置が設けられている。画像形成装置においては、用紙カセットに収容された印刷用紙が画像形成部に順次搬送されて、画像形成部において印刷用紙に対して画像形成が行われる。
用紙カセットに収容された印刷用紙が無くなると、用紙カセットに印刷用紙を補充する必要がある。従来、印刷用紙を補充し易いように、前記シート収容装置は、画像形成装置に対して用紙カセットを挿抜可能に支持する支持機構を備えている。このように構成されたシート収容装置又は前記支持機構の一例として、特許文献1には、部材と部材との面接触抵抗を利用することにより、用紙カセットの装着位置におけるがたつきを防止する機構が開示されている。また、特許文献2には、給紙カセットを支持する一対のガイドレールを備え、その前端部の離間距離が後端部の離間距離よりも広くなっており、且つ、その後端部が前端部よりも高い位置に配置された画像形成装置が開示されている。また、特許文献3には、カセットを画像形成装置に挿入する際に抵抗を生じさせる給紙装置が開示されている。
実開平6−10249号公報 特開2004−256547号公報 特開2007−15835号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載の各装置は、用紙カセットが画像形成装置の装着位置へ挿入される際に抵抗を生じさせるものであり、とりわけ、用紙カセットが画像形成装置における装着位置に到達する直前に抵抗を生じさせるものである。用紙カセットの挿抜は、画像形成装置のユーザーが行う作業である。そのため、用紙カセットの挿抜時に加えられる力は、ユーザーごとにばらつきがある。したがって、ユーザーが前記装着位置へ向けて用紙カセットを挿入したときに、前記装着位置の手前で用紙カセットを介して前記抵抗が伝えられると、ユーザーは、用紙カセットが装着位置まで挿入されたと勘違いする場合がある。このような未装着状態で印刷用紙の給送動作が行われても印刷用紙が正しく給送されず、スキューや用紙詰まりを生じさせることになる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーが誤装着をすることなく容易にシート収容部を挿抜することが可能なシート収容装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート収容装置は、シート収容部と、筐体と、一対のガイドレールと、一対のスライドレールと、を備える。前記シート収容部は、シート状部材を収容可能に構成されている。前記筐体は、前記シート収容部を挿抜可能に支持する。前記一対のガイドレールは、前記筐体に設けられており、前記筐体に対する前記シート収容部の挿入方向に延びるガイド溝を有する。前記一対のスライドレールは、前記シート収容部に設けられており、前記一対のガイドレールそれぞれの前記ガイド溝に挿入されて支持される。前記ガイドレールは、前記スライドレールを支持する前記ガイド溝の支持面における前記挿入方向の先端側に、前記支持面に設けられた平坦な基準支持面よりも低い第1低支持面部を有する。前記スライドレールは、前記筐体に前記シート収容部が装着された状態で前記支持面の前記低支持面部に当接される突出部を有する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート収容装置を備え、前記シート収容装置から搬送されたシート状部材に画像を形成する。
本概要は、添付の図面を適宜参照しつつ、以下の詳細な説明に記載される概念をまとめたものを簡略化した形態で紹介するために設けられる。本概要は、請求項に記載の主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、また、請求項に記載の主題の範囲を限定することを意図したものでもない。さらに、請求項に記載された対象は、本開示のいずれの部分において記載される一部或いは全ての欠点を解決する実施形態に限定されるものではない。
本発明によれば、ユーザーが誤装着をすることなく容易にシート収容部を挿抜することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るシート収容装置を備えた画像形成装置の構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示す画像形成装置の構成を示す断面図である。 図3は、図1に示すシート収容装置の支持機構を示す斜視図である。 図4は、図1に示すシート収容装置が備えるシートカセットの挿入動作を説明するための模式図である。 図5は、図1に示すシート収容装置が備えるシートカセットの引き出し動作を説明するための模式図である。 図6は、図1に示すシート収容装置が備えるシートカセットの他の支持機構を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るシート収容装置60、及びシート収容装置60を備えた画像形成装置10について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が平坦面に設置された状態(図1に示される状態)の鉛直方向を上下方向6と定義する。また、シート収容装置60の取っ手68が設けられた側の面を正面(前面)として前後方向7を定義し、画像形成装置10の正面を基準に左右方向8を定義する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて、シート状部材の一例である印刷用紙P(図2参照)に印刷するプリンターである。なお、画像形成装置10は印刷機能のみを有するプリンターに限られない。例えば、プリンターやファクシミリ、複写機、又はこれらの各機能を兼ね備えた複合機なども本発明の画像形成装置に該当する。
画像形成装置10は、不図示のネットワーク通信部を介して外部から入力された画像データに基づいて、印刷用紙Pに画像を印刷する。図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、主として、電子写真方式の画像形成部18と、定着部19と、給紙機構15と、シート収容装置60と、用紙搬送機構11と、排紙部21とを備えている。これらは、画像形成装置10の外枠のカバーや内部フレームを構成する筐体14の内部に設けられている。
図2に示されるように、シート収容装置60は、画像形成装置10の最下部に設けられている。シート収容装置60は、シートカセット62(本発明のシート収容部の一例)と、フレーム64(本発明の筐体の一例、図3参照)と、を備えている。
シートカセット62は、画像形成部18によって画像が形成される印刷用紙Pを収容する。シートカセット62は、底面を有する概ね矩形状に形成された箱形のものであり、上面が開放されている。シートカセット62には、その深さに応じて複数枚の印刷用紙が上下方向6に積載可能である。
シートカセット62は、画像形成装置10の内部に設けられたフレーム64(図3参照)にスライド自在に支持されている。これにより、シートカセット62は、フレーム64に対して前後方向7へ挿抜可能となる。つまり、フレーム64は、シートカセット62を挿抜可能に支持している。フレーム64は、画像形成装置10の筐体14の一部であり、筐体14と一体に構成されている。シートカセット62のスライド支持機構の詳細については後述する。
なお、本実施形態では、上述したように、シートカセット62は、フレーム64に挿抜可能に支持されている。そのため、ユーザーは、シートカセット62の前面下部に設けられた取っ手68を持って前方側へ引っ張ることによって、シートカセット62を引き出すことができる。また、ユーザーは、取っ手68(図1参照)を持ちながらシートカセット62を後方へ押すことによって、シートカセット62を画像形成装置10における装着位置まで挿入させることができる。ここで、前記装着位置とは、フレーム64にシートカセット62が装着された状態の位置であり、給紙機構15によってシートカセット62の印刷用紙Pを給送可能な位置である。
シートカセット62の前方端の上側に給紙機構15が設けられている。給紙機構15は、ピックアップローラー51と、給紙ローラー対52とを備えている。画像形成装置10に対して印刷用紙Pの給送動作を開始する指示が入力されると、モーター(不図示)の回転力を受けてピックアップローラー51が下方へ降りてきて印刷用紙Pの上面に当接し、更に、給紙ローラー対52及びピックアップローラー51が回転駆動されることにより、シートカセット62から印刷用紙Pが給送される。ピックアップローラー51によって給送された印刷用紙Pは、給紙ローラー対52によって印刷用紙Pの給送方向下流側に形成された第1搬送路26へ搬送される。
第1搬送路26へ送り出された印刷用紙Pは、用紙搬送機構11によって画像形成部18に搬送される。用紙搬送機構11は、モーター(不図示)によって回転駆動される搬送ローラー44と、その外周面に接した2つの回転コロ45とを備えている。搬送ローラー44及び回転コロ45のニップ部に印刷用紙Pの先端が到達すると、搬送ローラー44及び回転コロ45によって印刷用紙Pが挟持されつつ搬送される。
第1搬送路26の終端近傍に画像形成部18が設けられている。画像形成部18は、外部から入力された画像データに基づいて、給紙機構15などによってシートカセット62から給送されてきた印刷用紙Pにトナー画像を形成する。具体的には、画像形成部18は、トナーを用いて印刷用紙Pにトナー像を転写する。図2に示されるように、画像形成部18は、感光体ドラム31と、帯電部32と、現像部33と、転写部35と、クリーニング部36と、露光部としてのLSU(Laser ScannerUnit)34とを備えている。画像形成動作が開始されると、帯電部32によって感光体ドラム31の表面が一様の電位に帯電される。また、LSU34から帯電した感光体ドラム31に対して画像データに応じてレーザー光が走査される。これにより、感光体ドラム31に静電潜像が形成される。その後、現像部33によって静電潜像にトナーが付着されて、感光体ドラム31にトナー像が現像される。そして、そのトナー像が転写部35によって、第1搬送路26を搬送されてきた印刷用紙Pに転写される。トナー像が形成された印刷用紙Pは、画像形成部18よりも印刷用紙Pの搬送方向下流側に形成された第2搬送路27へ搬送される。
第2搬送路27は後方へ延びており、その終端に定着部19が設けられている。画像形成部18から第2搬送路27へ送り出された印刷用紙Pは、第2搬送路27を通って定着部19に搬送される。定着部19は、印刷用紙Pに転写されたトナー像を熱と圧力によってその印刷用紙Pに定着させるものであり、加熱ローラー41と加圧ローラー42とを備える。加熱ローラー41は、定着動作時にIHヒーターなどの加熱手段によって高温に加熱される。印刷用紙Pが定着部19を通過する際に定着部19の加熱ローラー41によってトナーが加熱溶融され、更に加圧ローラー42によって加圧される。これにより、トナー像が印刷用紙Pに定着して、印刷用紙Pに画像が形成される。定着部19によって画像が定着された印刷用紙Pは、定着部19よりも印刷用紙Pの搬送方向下流側に形成された第3搬送路28へ搬送される。
第3搬送路28は、定着部19から上方へ湾曲されてから鉛直上方へまっすぐに延び、更に前方側へ湾曲されて用紙排出口22に至っている。つまり、第3搬送路28は、定着部19から用紙排出口22までの間に形成されている。第3搬送路28には、搬送用モーター(不図示)によって回転される複数の排紙ローラー対23が設けられている。第3搬送路28へ送り出された印刷用紙Pは、排紙ローラー対23によって第3搬送路28を通って上方へ搬送されて、用紙排出口22から画像形成装置10の上面に設けられた排紙部21へ排出される。
次に、図3及び図4を参照して、シートカセット62のスライド支持機構について説明する。なお、図3では、説明の便宜上、シートカセット62及びフレーム64の輪郭だけが破線で示されている。また、図4では、左側のガイドレール71及びスライドレール81だけが示されている。
図3に示されるように、フレーム64には、一対のガイドレール71が設けられている。ガイドレール71は、一方向に長い形状に形成されており、その長手方向が前後方向7と一致するように設けられている。ガイドレール71は、フレーム64を構成する左右方向8に隔てられた一対の側板65の内面に固定されている。つまり、一対のガイドレール71は、フレーム64において左右方向8へ隔てられた位置に固定されている。ガイドレール71は、前後方向7へ延びるガイド溝72を有する。前後方向7は、フレーム64に対するシートカセット62の挿入方向に一致する。つまり、ガイド溝72は、シートカセット62の挿入方向に延びている。
シートカセット62には、一対のスライドレール81が設けられている。スライドレール81は、ガイドレール71と同様に、一方向に長い形状に形成されており、その長手方向が前後方向7と一致するように設けられている。スライドレール81は、シートカセット62の左右方向8の両側面を構成する一対の側板63の外面に固定されている。つまり、一対のスライドレール81は、シートカセット62において左右方向8へ隔てられた位置に固定されている。スライドレール81は、シートカセット62が内部フレーム64にスライド可能に支持される際に、ガイドレール71のガイド溝72に挿入されて支持される。つまり、フレーム64にシートカセット62を取り付ける場合には、左右の一対のスライドレール81の後端部81Bをガイド溝72の前端部72Aに位置合わせした後に、シートカセット62を水平に維持したまま後方へ押しつけることにより、スライドレール81の後端部81Bをガイド溝72の前端部72Aに係合する。この状態で、更にシートカセット62を後方へ押し込むことにより、スライドレール81がガイド溝72に沿って後方へ案内されつつ、シートカセット62がフレーム64に挿入される。
図4(A)に示されるように、ガイドレール71は、隆起部73を有する。隆起部73は、ガイドレール71のガイド溝72に形成されており、スライドレール81を支持するガイド溝72の支持面75から隆起した部分である。より詳細には、隆起部73は、スライドレール81を支持するガイド溝72の支持面75の前後方向7の中央部に設けられている。この隆起部73は、その上面に、後述する後側支持面部75B及び前側支持面部75Aよりも高い位置である平坦面73A(本発明の基準支持面の一例)を有する。
また、ガイドレール71は、支持面75の後方側(挿入方向の先端側)に後側支持面部75B(本発明の低支持面部の一例)を有する。後側支持面部75Bは、支持面75の後方側の後端部付近に形成されている。後側支持面部75Bは、隆起部73の平坦面73Aよりも低い支持面を有している。後側支持面部75Bは、平坦面75B1と、傾斜面75B2とを有している。傾斜面75B2は、平坦面75B1から隆起部73の上面の平坦面73Aに向かって登り傾斜している。つまり、後側支持面部75Bの一部である傾斜面75B2は、隆起部73から後方へ向かって下り傾斜している。
また、ガイドレール71は、支持面75の前方側(挿入方向の反対側の端部)に後側支持面部75Bと同じ高さ位置の前側支持面部75A(本発明の第2低支持面部の一例)を有する。前側支持面部75Aは、支持面75の前方側の前端部付近に形成されている。前側支持面部75Aは、隆起部73の平坦面73Aよりも低い支持面を有している。つまり、前側支持面部75Aは、平坦面73Aよりも低く、後側支持面部75Bと同じ高さ位置に形成されている。前側支持面部75Aは、平坦面75A1と、傾斜面75A2とを有している。傾斜面75A2は、平坦面75A1から隆起部73の上面の平坦面73Aに向かって登り傾斜している。つまり、前側支持面部75Aの一部である傾斜面75A2は隆起部73から前方へ向かって下り傾斜している。
スライドレール81は、突出部84,85を有する。突出部84,85は、スライドレール81の下面82に設けられている。より詳細には、突出部84,85は、下面82における後方側に設けられている。突出部84,85は、下面82から下方に突出している。このため、スライドレール81がガイド溝72に挿入されると、突出部84,85が支持面75に当接される。突出部84,85は、支持面75との摺動抵抗が最小となるように、支持面75と点接触する形状に形成されている。具体的には、突出部84,85は、概ね半球形状に形成されている。
突出部84,85は、下面82の後端側において、前後方向7へ所定間隔を隔てられた位置に設けられている。具体的には、下面82の後端に突出部84が設けられている。そして、突出部85は、突出部84よりも前方側(前記挿入方向の後方側)に設けられている。突出部84,85は、シートカセット62がフレーム64における前記装着位置に装着された状態で支持面75の後側支持面部75Bに当接される。また、突出部85は、シートカセット62が前記装着位置に装着された状態で前後方向7の後方側の傾斜面75B2の後方側の終端部77に位置決めされる。言い換えると、シートカセット62が前記装着位置に装着されたときに、突出部85は終端部77に配置される。つまり、シートカセット62が前記装着位置に装着された状態で突出部85が終端部77に配置されるように、突出部85及び終端部77それぞれの位置が定められている。
本実施形態では、シートカセット62が前記装着位置に装着されて突出部84,85が後側支持面部75Bに当接された状態で、スライドレール81の下面82の中央部82A(本発明の被支持部の一例)が後側支持面部75Bよりも前方側にある隆起部73の平坦面73Aに当接する。このとき、シートカセット62は、水平な姿勢に保持される。前記装着位置においてシートカセット62を水平に保持するために、平坦面73Aと後側支持面部75Bの平坦面75B1との高さ方向の段差が、突出部84,85の下面82からの突出長さと同じ寸法に設定されている。
図4(B)及び(C)に示されるように、突起部84又は突起部85が支持面75において後側支持面部75B及び前側支持面部75Aを除く部分、つまり、隆起部73の平坦面73Aに支持されると、スライドレール81の上面83は、ガイド溝72の上側面72Aに狭小隙間を隔てて対向する。このときの上面83と上側面72Aとの隙間は、スライドレール81のスライドが円滑に行われる範囲内で狭く設定されている。これにより、シートカセット62の挿入時に突起部84又は突起部85が支持面73Aに支持された状態のときに、シートカセット62が水平姿勢から傾斜姿勢に変位しようとしても、上面83が上側面72Aに接触することで、傾斜姿勢への変位が軽減される。このため、印刷用紙が満載された状態のシートカセット62をユーザーが前記装着位置に装着する際に、水平姿勢を保持した状態でシートカセット62を容易に挿入することができる。
このようにシートカセット62のスライド支持機構が構成されているため、図4(A)に示されるように、スライドレール81の後端81Bがガイドレール81のガイド溝72に挿入されたときに、突出部84,85が支持面75の前側支持面部75Aに支持される。そして、この状態からシートカセット62が後方(挿入方向)へ押し込まれて挿入されると、最初に突出部84が傾斜面75A2を登って平坦面73Aに到達し(図4(B)参照)、次に、突出部85が平坦面73Aに到達する。更にシートカセット62が後方へ挿入されると、突出部84が傾斜面75B2を通り越し、支持面75の後側支持面部75Bの上方に配置される。このとき、シートカセット62は水平に保持された状態であり、突出部85が隆起部73の平坦面73Aに支持された状態となる(図4(C)参照)。このため、印刷用紙が満載された状態のシートカセット62であっても、図4(C)に示される状態になるまで挿入されると、突起部85の一点でシートカセット62が支持される。これにより、シートカセット62の挿入方向の先端部側の重量分だけユーザーにかかる負荷が軽減される。したがって、シートカセット62をユーザーが前記装着位置に装着する際に、軽い負荷でシートカセット62を容易に挿入することができる。なお、突起部85の位置を前方側にずらして、シートカセット62に印刷用紙が満載されたときの重心付近に配置させることで、シートカセット62の装着時の負荷がシートカセット62の重量の概ね半分になり、ユーザーへの負荷が更に軽減される。
その後、突出部85が傾斜面75B2に到達すると、突出部85は、シートカセット62の自重によって傾斜面75B2を下方へ滑り降りるように案内されつつ、シートカセット62の自重における水平方向の分力によって、シートカセット62が後方へ移動する。このとき、シートカセット62を操作するユーザーは、シートカセット62を後方へ押し込む力を加えなくても、シートカセット62が前記水平方向の分力によって勝手に後方へ移動する。そして、突出部85が傾斜面75B2の終端部77まで滑り降りると、シートカセット62がフレーム64における前記装着位置に配置される(図4(D)参照)。このとき、スライドレール81の下面82の中央部82Aが隆起部73の平坦面73Aに支持されて、シートカセット62が水平な姿勢に保持される。
このようにシートカセット62が動作されるため、ユーザーは、容易にシートカセット62をフレーム64に対して挿入することができる。また、突出部85が傾斜面75B2まで到達すると、勝手にシートカセット62が後方へ移動して装着位置に配置されるため、シートカセット62の未装着が防止される。その結果、誤装着による印刷用紙Pの給送不良、印刷用紙Pのスキュー、印刷用紙Pの詰まりなどが防止される。
また、シートカセット62がフレーム64における前記装着位置(図5(A)参照)から引き出される場合は、最初に突出部85が傾斜面75B2を登って平坦面73Aに到達し(図5(B)参照)、次に、突出部84が平坦面73Aに到達する。更にシートカセット62が前方へ引っ張られると、突出部85が傾斜面75A2を通り越し、支持面75の前側支持面部75Aの上方に配置される。このとき、シートカセット62は水平に保持された状態であり、突出部84が隆起部73の平坦面73Aに支持された状態となる(図5(C)参照)。その後、突出部84が傾斜面75A2に到達すると、突出部84は、シートカセット62の自重によって傾斜面75A2を下方へ滑り降りるように案内されつつ、シートカセット62の自重の水平方向の力によって、シートカセット62が前方へ移動する。このとき、シートカセット62を操作するユーザーは、シートカセット62を前方へ引き出す力を加えなくても、シートカセット62が前記水平方向の力によって勝手に前方へ移動する。そして、突出部84が支持面75の前側支持面部75Aに到達すると、印刷用紙Pを補充可能な位置にシートカセット62が配置される(図5(D)参照)。
このように、シートカセット62が動作されるため、ユーザーは、容易にシートカセット62をフレーム64から引き出すことができる。すなわち、突出部84が傾斜面75A2まで到達すると、勝手にシートカセット62が前方へ移動して印刷用紙Pの補充可能位置まで移動するため、余計な力を加えることなく、容易にシートカセット62を引き出すことができる。
なお、上述の実施形態では、本発明の突出部の一例として突出部84,85を例示したが、突出部84,85に代えて、外周面がスライドレール81の下面82から突出された状態で下面82に回転可能に支持された回転コロやローラーなどの回転体を適用してもよい。この構成であればシートカセット62をより円滑に挿抜することができる。また、上述の実施形態では、突出部84と突出部85とを備えた構成について例示したが、少なくとも、突出部84がスライドレール81の下面82に設けられていればよい。
また、上述の実施形態では、シートカセット62が前記装着位置にあるときに隆起部73の平坦面73Aがスライドレール81の中央部82Aを支持する構成について例示したが、本発明はこの構成に限られない。例えば、シートカセット62が前記装着位置にあるときに平坦面73Aと中央部82Aとが接触しない寸法関係にある場合でも、前側支持面部75Aに当接する下方に突出する突起片(被支持部)がスライドレール81の下面82の前方側に設けられていても良い。この場合、前記突起片の長さが突出部84,85の突出長さと同じ寸法に設定されていれば、前記装着位置にあるシートカセット62は前記突起片と前側支持面部75Aとによって水平な姿勢に保持される。
また、上述の実施形態では、後側支持面部75Bの一部に傾斜面75B2が設けられた構成について例示したが、後側支持面部75Bの全領域が後方へ下り傾斜していてもよい。同様に、前側支持面部75Aの一部に傾斜面75A2が設けられて構成について例示したが、前側支持面部75Aの全領域が前方へ下り傾斜していてもよい。
また、上述の実施形態では、隆起部73が、ガイド溝72の支持面75の前後方向7の中央部に設けられた構成について例示したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図6に示されるように、後側支持面部75Bと同じ高さ位置の前側支持面部75Aを設けずに、支持面75から下方へ落ち込んだ形状の後側支持面部75Bだけが支持面75の後端部側に設けられた構成であっても、本発明は適用可能である。
また、上述の実施形態では、シート収容装置60が画像形成装置10に搭載された例について説明したが、シート収容装置60が画像形成装置10に連結して使用される独立した構成であってもよい。
本発明の範囲は、請求項の記載に先行する詳細な説明ではなく、添付の請求項の記載により定義されるので、本明細書に記載の実施形態は、例示に過ぎず、かつ非限定的であると理解されたい。従って、特許請求の境界・限界から逸脱しない変更の全て、または境界・限界の均等物は、特許請求の範囲に含まれるものとする。
10:画像形成装置
60:シート収容装置
62:シートカセット
64:フレーム
71:ガイドレール
72:ガイド溝
73:隆起部
73A:平坦面
75:支持面
75A:前側支持面部
75B:後側支持面部
77:終端部
81:スライドレール
84,85:突出部

Claims (10)

  1. シート状部材を収容可能なシート収容部と、
    前記シート収容部を挿抜可能に支持する筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記筐体に対する前記シート収容部の挿入方向に延びるガイド溝を有する一対のガイドレールと、
    前記シート収容部に設けられ前記一対のガイドレールそれぞれの前記ガイド溝に挿入されて支持される一対のスライドレールと、を備え、
    前記ガイドレールは、前記スライドレールを支持する前記ガイド溝の支持面における前記挿入方向の先端側に、前記支持面に設けられた平坦な基準支持面よりも低い第1低支持面部を有し、
    前記スライドレールは、前記筐体に前記シート収容部が装着された状態で前記支持面の前記第1低支持面部に当接される突出部を有するシート収容装置。
  2. 前記第1低支持面部の一部の領域又は全領域が、前記挿入方向へ向けて下り傾斜している請求項1に記載のシート収容装置。
  3. 前記第1低支持面部は、平坦面と、この平坦面から前記中央部に向かって傾斜する傾斜面とを有する請求項1に記載のシート収容装置。
  4. 前記スライドレールは、前記挿入方向に隔てられた2つの前記突出部を有する請求項1から3のいずれかに記載のシート収容装置。
  5. 前記挿入方向の後方側の前記突出部は、前記シート収容部が前記筐体に装着された状態で前記第1低支持面部の前記傾斜面の前記挿入方向の終端で位置決めされる請求項4に記載のシート収容装置。
  6. 前記スライドレールは、前記シート収容部が前記筐体に装着された状態で前記支持面において前記第1低支持面部よりも前記挿入方向とは反対側の部分に当接して前記シート収容部を水平に保持する被支持部を有する請求項1から5のいずれかに記載のシート収容装置。
  7. 前記ガイドレールは、前記支持面における前記挿入方向の後端側に、前記基準支持面よりも低く前記第1低支持面部と同じ高さの第2低支持面部を有する請求項1から6のいずれかに記載のシート収容装置。
  8. 前記突出部は、外周面が前記スライドレールの下面から突出された状態で回転可能に前記スライドレールに支持された回転体である請求項1から7のいずれかに記載のシート収容装置。
  9. 前記突起部が前記低支持面部を除く前記支持面に支持された状態で、前記スライドレールの上面は前記ガイド溝の上側面に狭小隙間を隔てて対向配置される請求項1から8のいずれかに記載のシート収容装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のシート収容装置を備え、前記シート収容装置から搬送されたシート状部材に画像を形成する画像形成装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017132564A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置およびそれを備えた画像形成装置
JP7338385B2 (ja) 2019-10-03 2023-09-05 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 媒体収容装置及びこれを用いた処理装置並びに制動部品

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