JP6287468B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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本発明は、装置本体に対して揺動可能な排紙トレイを有する画像処理装置に関する。
従来の複写機、ファクシミリ、またはプリンタなど画像処理装置として、画像処理装置から排出される用紙を積載する排紙トレイが揺動可能に搭載された装置が知られている。たとえば、特開2005−96925号公報には、装置に対して揺動可能な可動排紙トレイが備えられている。この可動排紙トレイは、排紙部よりも排紙方向下流側に形成される固定排紙トレイと連続するように配置されている。可動排紙トレイは、装置本体に対して開いた開状態と、装置本体に対して閉じた閉状態とに揺動可能である。可動排紙トレイが開状態のときは、装置本体の上面を開放し、排紙された用紙が可動排紙トレイ上に載置されるようになっている。また、可動排紙トレイが閉状態のときは、可動排紙トレイが装置本体の上面となり、固定排紙トレイの上方に位置する。即ち、可動排紙トレイが装置の本体の上面を覆い、固定排紙トレイの排紙方向下流の端部において、固定排紙トレイと可動排紙トレイの間には隙間があり、用紙を排紙するための開口が形成されている。
一般に、このような従来の画像処理装置であって、例えば定着器を備えた装置においては、定着時における加熱作用により、用紙幅方向の両端部分が上方向にカールし、排紙部を塞ぐことがある。そのため、可動排紙トレイを開いた状態で連続して用紙を排紙し、排紙トレイ上に用紙を積載しようとすると、排紙部が塞がれた状態で次の用紙が排紙され、紙詰まりを起こす恐れがあった。そこで、特開2010−275055号公報に記載されるように、排紙ローラよりも用紙搬送方向下流側に用紙押さえ部材を設置し、排紙された用紙の幅方向両端部を上から押さえることで紙詰まりを抑制する方法がある。
特開2005−96925号公報 特開2010−275055号公報
しかし、特開2005−96925号公報の画像形成装置において、特開2010−275055号公報に記載の用紙押さえ部材を適用すると、可動排紙トレイが開いた状態だけでなく、閉じた状態においても用紙押さえ部材が用紙に接触してしまう。そのため、可動排紙トレイを閉じて排紙した際に、用紙押さえ部材によって押さえる必要のない用紙が押さえられ、騒音が発生するといった問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、排紙トレイを閉じた状態で排紙する際に、騒音を発生させることなく排紙できる排紙機構を備えた画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、筐体と、用紙を排紙する排紙ローラ対と、前記筐体に対して開いた開位置と、閉じた閉位置とに揺動可能に前記筐体に設けられる排紙トレイと、前記排紙ローラ対のニップ位置よりも下方に位置する第1位置と、前記第1位置よりも上方に退避する第2位置と、に揺動可能に設けられた押さえ部材と、を備え、前記排紙トレイが前記開位置に配置されるときには、前記押さえ部材が前記第1位置に配置され、前記排紙トレイが前記閉位置に配置されるときには、前記押さえ部材が前記第2位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、排紙トレイを閉位置まで揺動させると、押さえ部材が第2位置に配置されるので、排紙ローラ対により排紙された用紙の先端と、押さえ部材とが衝突するのを防ぐことができる。これにより、排紙トレイが閉位置に配置された状態で排紙する際に、排紙される用紙と押さえ部材とが衝突することによって発生する騒音を抑制することができる。
本実施形態に係る排紙トレイが開位置に配置されたときの画像処理装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る排紙トレイが閉位置に配置されたときの画像処理装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る排紙トレイが開位置に配置されたときの画像処理装置の構成を示す上面図である。 図3のA−A断面図である。 本実施形態に係る排紙トレイが閉位置に配置されたときにおけるA−A断面図である。 押さえ部材の構成を示す斜視図である。 押さえ部材の構成を示す側面図である。 押さえ部材が取り外されたときの筐体の構成を示す部分拡大断面図である。 本実施形態に係る排紙トレイが開位置に配置されたときの押さえ部材の状態を示す部分拡大断面図である。 本実施形態に係る排紙トレイが開位置に配置されたときの画像処理装置の構成を示す斜視図と部分拡大図である。 本実施形態に係る排紙トレイが閉位置に配置されたときの押さえ部材の状態を示す部分拡大断面図である。
本発明を実施するための実施形態について図面を基に詳しく説明する。
画像処理装置1の全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳しく説明する。以下の説明では、方向については、画像処理装置1を使用する際のユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、図4において、紙面に向かって左側を「前」、右側を「後」、紙面に向かって上側を「上」、下側を「下」とする。また、紙面奥側を「左」、手前側を「右」とする。ここでは、排紙方向を後から前に向かう方向として説明する。
<画像処理装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態における画像処理装置の一例を示す斜視図である。図1に示すように、画像処理装置1は、筐体10と、排紙トレイ20と、押さえ部材100とを備えている。筐体10は、略直方体形状に形成されている。筐体10の前端部下部には、後述する給紙トレイ30が挿入される挿入口18が左右方向に延びる略矩形形状に形成されている。排紙トレイ20は、筐体上面12を開放する開位置(図1参照)と、筐体上面12の一部を覆う閉位置(図2参照)とに揺動可能に筐体10に設けられている。
図3は、画像処理装置1を上からみた上面図である。図3に示すように、押さえ部材100は、筐体10に揺動可能に2つ設けられている。排紙トレイ20は、略長方形形状に形成され、筐体10の前端部から前方に延出するように設けられている。
図4は、本発明に係る画像処理装置の概略断面図である。図4に示すように、画像処理装置1は、用紙Pを給紙する給紙部3と、給紙部3から給紙された用紙Pに画像処理動作を実行する画像処理部4と、を備えている。
給紙部3は、給紙トレイ30と、給紙トレイ30の上方に配置される給紙ローラ33と、給紙ローラ33の後方に配置される分離ローラ34と、分離ローラ34に対向する位置に配置される分離パッド35とを有している。給紙トレイ30は、挿入口18から挿入され、筐体10の下部に配置されている。給紙トレイ30には、用紙Pを載置する圧板31と、圧板31を給紙ローラ33に向かって押し上げる押上板32と、が配置されている。
給紙トレイ30に載置されている用紙Pが圧板31によって押し上げられ、用紙Pの前端部が回転する給紙ローラ33と当接することで用紙Pは分離ローラ34に向けて搬送される。
給紙ローラ33によって搬送された用紙Pは、分離ローラ34と分離パッド35とによって一枚ずつに分離され、分離パッド35の搬送方向下流側に設けられた一対のレジストローラ36を経由して、画像処理部4に搬送される。
画像処理部4は、スキャナユニット5と、プロセスカートリッジ6と、定着器50とを備え、搬送された用紙Pに対して画像処理動作を実行する。
スキャナユニット5は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。
プロセスカートリッジ6は、筐体10に対して着脱可能に設けられ、トナーを収容するトナー収容器25と、トナーを供給するとともにトナーを帯電させる供給ローラ37と、感光ドラム38と、トナーを感光ドラム38に供給する現像ローラ39と、用紙に画像を転写する転写ローラ40と、を備えている。
このプロセスカートリッジ6においては、回転する感光ドラム38の表面が図示せぬ帯電器によって一様に帯電された後、スキャナユニット5から発せられるレーザビーム(二点鎖線にて図示)の高速走査により露光される。感光ドラム38の表面の露光された部分の電位が下がることで、感光ドラム38の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、トナー収容器25内のトナーが、供給ローラ37および現像ローラ39によって感光ドラム38に供給されることで、感光ドラム38の表面にトナー像が形成される。その後、トナー像が形成された感光ドラム38と転写ローラ40との間まで用紙Pが搬送されると、用紙P上にトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、定着器50まで搬送される。定着器50は、加熱ローラ51と、加熱ローラ51と対向して配置され加熱ローラ51を押圧する加圧ローラ52とを備えている。定着器50まで搬送された用紙Pが、加熱ローラ51と加圧ローラ52との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱によって用紙P上に定着される。なお、本実施形態では電子写真方式を採用しているが、インクジェット方式等の画像形成部であってもよい。
定着器50で熱定着された用紙Pは、定着器50より搬送方向下流側に配置される排紙ローラ対60に搬送され、排紙ローラ対60によって筐体10外へ排出される。
<排紙トレイが開位置に配置されるときの排紙機構>
本発明に係る排紙トレイ20が開位置に配置されるときの排紙機構について、図4を参照しながら説明する。図4中には、用紙Pの搬送経路が2点鎖線で示され、さらに、この搬送経路中を搬送されている用紙Pが太い実線で示されている。図4に示すように、筐体10は、排紙ローラ対60の下方から排紙方向下流側に向けて上る傾斜面11を有する。排紙トレイ20が開位置に配置されるとき、傾斜面11に連続して排紙方向下流側に延出するように、排紙トレイ20は配置され、筐体上面12が開放されている。排紙ローラ対60よりも排紙方向下流側において、押さえ部材100は、後で詳細に説明する排紙ローラ対60のニップ位置Nよりも下方に位置する第1位置に配置されており、排紙される用紙Pの用紙上面幅方向両端を押さえる。
排紙トレイ20が開位置に配置されるとき、排紙ローラ対60まで搬送された用紙Pが排紙ローラ対60により排紙方向下流側へ搬送されると、押さえ部材100がニップ位置Nよりも下方に配置されているので、用紙Pの先端部が押さえ部材100に衝突する。さらに用紙Pが排紙方向下流側に搬送されると、押さえ部材100は、用紙Pの先端部によって、第1位置よりも上方に退避した位置である第2位置に向かう方向に揺動させられる。そして、さらに排紙方向下流側に搬送され、用紙Pの用紙幅方向両端が押さえ部材100により上方から押さえられた状態で、排紙トレイ20および傾斜面11に載置される。次いで、次の用紙が連続的に排紙ローラ対60により排紙され、押さえ部材100によって用紙の幅方向両端が押さえられた状態で、排紙トレイ20および傾斜面11に排紙された用紙が積載される。このようにして、押さえ部材100は、連続して排紙される用紙を適切に排紙トレイ20および傾斜面11上に積載するように促している。
<排紙トレイが閉位置に配置されるときの排紙機構>
次に、本発明に係る排紙トレイ20が閉位置に配置されるときの排紙機構について、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、排紙トレイ20が閉位置に配置されるとき、傾斜面11および筐体上面12は、排紙トレイ20によって覆われている。排紙ローラ対60よりも排紙方向下流側には、連通口7が形成されている。連通口7は、排紙トレイ20と傾斜面11の前端部とにより形成される開口である。連通口7は、左右方向に延びる略矩形型に形成されている。連通口7よりも排紙方向下流側には、通紙部8が形成されている。通紙部8は、排紙トレイ20の前端部と傾斜面11に連続する筐体10の前端部とにより形成され、筐体10の内外を連通している。連通口7は通紙部8と連通しており、排紙された用紙を装置外へ排紙するための排紙空間を形成している。排紙ローラ対60よりも排紙方向下流側において、押さえ部材100は、第1位置よりも上方に退避した位置であり、かつ、後で詳細に説明する排紙ローラ対60のニップ位置Nよりも上方に位置する第2位置に配置されている。
排紙トレイ20が閉位置に配置されるとき、排紙ローラ対60まで搬送された用紙Pは、押さえ部材100がニップ位置Nよりも上方に配置されているので、用紙Pの先端部が押さえ部材100に衝突することなく、排紙ローラ対60により排紙方向下流側に搬送される。さらに用紙Pが排紙方向下流側に搬送されると、連通口7および通紙部8を通過して、筐体10外へ排出される。
<押さえ部材の構成>
本発明に係る押さえ部材100の構成について、図を参照しながら詳しく説明する。図6に示すように、押さえ部材100は、押さえ部101と、被軸支部102と、揺動軸103と、被押圧部106とを備え、樹脂により一体成形されている。
押さえ部101は、第1基部101Aと、第2基部101Bと、第3基部101Cとにより構成されている。第1基部101Aは、左右方向に延び、側面視(図7参照)略リング状に形成されている。第2基部101Bは、第1基部101Aの左右方向両端部から連続して後方に延出するように形成されている。第3基部101Cは、第1基部101Aの左右方向両端部に形成されている一対の第2基部101Bの間であって、かつ一対の第2基部101Bと離間した位置において、第1基部101Aの左右方向中央部から連続して後方斜め上方向に延出するように形成されている。被軸支部102は、第2基部101Bに連続して上方に延出するように形成されている。この被軸支部102の端部には、被軸支部102に直交して左右方向に延びる揺動軸103が形成されている。
被押圧部106は、第3基部101Cに連続して延出するように形成されている。被押圧部106は、当接部104と第1被押圧部105とにより構成されている。当接部104は、第3基部101Cに連続して上方に延出するように形成されている。第1被押圧部105は、当接部104に連続して後方斜め上に向かって延出するように形成されており、当接部104と第1被押圧部105とは一体に成形されている。
<押さえ部材の揺動機構>
図8に示すように、押さえ部材100を軸支する軸受14が筐体上面12に連続して形成されている。軸受14は、筐体上面12の前端部から下方に延出して形成され、押さえ部材100の有する揺動軸103を揺動可能に軸支する軸支部16を備えている。軸受14は、筐体上面12に所定の間隔を隔てて左右方向に並んで4つ形成され、左右方向で対向して一対の軸受14が2つ形成されるように配置されている。筐体上面12の前端部であって、かつ左右方向で対向する一対の軸受14の間には、押さえ部材100が当接する位置決め部材15が設けられている。位置決め部材15は、A−A断面(図3参照)でみて矩形型に形成されている。
位置決め部材15と対向した位置であって、かつ排紙ローラ対60の上方には、筐体上面12から下方に突出した突出壁17が形成されている。突出壁17は、左右方向に延びる略長方形形状に形成されている。筐体上面12において、位置決め部材15と突出壁17とにより形成される空間と、筐体上面12の上方とを連通し、筐体上面12を上方に貫通する貫通孔13(「開口」の一例)が形成されている。貫通孔13は、左右方向に所定の間隔を隔てて2つ設けられている(図3参照)。
図9に示すように、押さえ部材100は、左右方向で対向する一対の軸受14の間に挿入され、揺動軸103が軸支部16に揺動可能に軸支され、例えば図示せぬおもり等により下方へ常に付勢されている。排紙トレイ20が開位置に配置されるとき、押さえ部材100は、当接部104が位置決め部材15に当接した状態で、第1位置に位置決めされている。このとき、押さえ部材100の下端部は、排紙ローラ対60のニップ位置N(2点鎖線にて図示)よりも下方に位置している。ここで、ニップ位置Nとは、A−A断面において、排紙ローラ対60を構成する一方の排紙ローラの中心と、他方の排紙ローラの中心とを通る仮想線400(一点鎖線にて図示)と直交し、かつ排紙ローラ対60の接点を通る仮想的な直線である。第1被押圧部105は、貫通孔13に配置されており、位置決め部材15よりも上方に突出している。このとき、第1被押圧部105は、筐体上面12より上方に突出しないように配置されている。
これにより、排紙トレイ20が開位置に配置されるとき、第1被押圧部105が筐体上面12より上方に突出していないので、ユーザが筐体上面12に物を載せたとしても、第1被押圧部105は載せられた物により押圧されることがない。そのため、押さえ部材100を第1位置に維持することができ、排紙された用紙を確実に押さえることができる。
排紙トレイ20が開位置に配置されるとき、傾斜面11とともに排紙された用紙Pを載置する排紙トレイ20の面には、リブ形状に形成された押圧部21が設けられている。図9に示すように、押圧部21は、傾斜面11に連続して排紙方向下流側に延出するベース部22と、ベース部22に連続して排紙方向下流側に向かって下るテーパ状に形成され、第1被押圧部105を押圧するテーパ部23とを有する。図10に示すように、押圧部21は、開位置に配置される排紙トレイ20上において、左右方向に所定の間隔を隔てて2つ設けられている。
図9に示すように、ベース部22が傾斜面11に連続して排紙方向下流側に延出しているので、排紙トレイ20が開位置に配置されるときに、傾斜面11と排紙トレイ20とをスムーズにつなぐことができ、用紙Pの排紙経路上における搬送抵抗を小さくすることができるので、排紙トレイ20上にスムーズに用紙Pを載置することができる。
排紙トレイ20が開位置に配置された状態(図9参照)から、排紙トレイ20を閉位置に向かって揺動させると、テーパ部23の揺動軌跡の範囲内に第1被押圧部105が配置されているので、排紙トレイ20の閉動作に伴って、テーパ部23は第1位置に配置されている第1被押圧部105を上方から押圧する。
開位置に配置された排紙トレイ20を閉位置に向かって所定の位置まで揺動させると、テーパ部23は第1被押圧部105と当接する。さらに排紙トレイ20を閉位置に向かって揺動させると、テーパ部23が第1被押圧部105を下方へ押圧し始める。このテーパ部23の押圧動作に伴って、第1位置に配置されている押さえ部材100は、上方に向かって揺動し始める。そして、排紙トレイ20を閉位置まで揺動させると、図11に示すように、テーパ部23が第1被押圧部105を上方から押圧した状態で、押さえ部材100が第2位置に配置される。このとき、押さえ部材100の下端部は、排紙ローラ対60のニップ位置N(2点鎖線にて図示)よりも上方に位置している。なお、用紙Pは、ニップ位置Nの2点鎖線に沿って搬送される。ここで、加圧ローラ52の下方に加熱ローラ51が配置されているので、用紙Pは、排紙ローラ対60により搬送されるときに、用紙Pの上面が上方に張り出す可能性がある。本実施例においては、この張り出し分を考慮して、用紙Pと押さえ部材100とが接触しないように、押さえ部材100が構成され、配置されている。
この構成により、排紙ローラ対60により排紙されている用紙Pの先端と、押さえ部材100の押さえ部101とが衝突するのを防ぐことができるので、排紙トレイ20が閉位置に配置された状態で排紙する際に、排紙途中の用紙Pと押さえ部材100とが衝突することによって発生する騒音を抑制することができる。
さらに、被押圧部106には、当接部104と第1被押圧部105とが設けられ、当接部104と第1被押圧部105とが一体に成形されているので、1つの部材によって、押さえ部材100に対して、第1位置への位置決め機構と、第1位置から第2位置への揺動機構とを付加することができる。そのため、位置決め機構および揺動機構のための部材をそれぞれ別々に押さえ部材100に設ける必要がないので、押さえ部材100をより小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
1 画像処理装置
7 連通口
8 通紙部
10 筐体
11 傾斜面
12 筐体上面
13 貫通孔
14 軸受
15 位置決め部材
16 軸支部
20 排紙トレイ
21 押圧部
22 ベース部
23 テーパ部
60 排紙ローラ対
400 仮想線
N ニップ位置
100 押さえ部材
101 押さえ部
102 被軸支部
103 揺動軸
104 当接部
105 第1被押圧部
106 被押圧部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    用紙を排紙する排紙ローラ対と、
    前記筐体に対して開いた開位置と、閉じた閉位置とに揺動可能に前記筐体に設けられる排紙トレイと、
    前記排紙ローラ対のニップ位置よりも下方に位置する第1位置と、前記第1位置よりも上方に退避する第2位置と、に揺動可能に設けられ、前記排紙ローラ対から排紙される用紙を押さえる押さえ部材と、
    を備え、
    前記押さえ部材は、前記排紙トレイによって押圧される被押圧部を有し、
    前記排紙トレイは、前記被押圧部を押圧して、前記押さえ部材を揺動させる押圧部を有し、
    前記排紙トレイが前記開位置に配置されるときには、前記押さえ部材が前記第1位置に配置され、前記排紙トレイが前記閉位置に配置されるときには、前記押さえ部材が前記第2位置に配置されることを特徴とする画像処置装置。
  2. 前記排紙トレイの前記開位置から前記閉位置までの揺動範囲内に、前記被押圧部が配置されることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記筐体には、前記押さえ部材を前記第1位置に位置決めする位置決め部が設けられ、
    前記被押圧部には、前記位置決め部と当接する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記押さえ部材は、用紙を上から押さえる押さえ部を有し、さらに前記押さえ部の両端部から連続して上方に延びて形成され、前記筐体に揺動可能に軸支される一対の被軸支部を有し、
    前記被押圧部は、前記一対の被軸支部と離間し、かつ前記一対の被軸支部の間に形成されていることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記排紙トレイは、前記閉位置に配置されるときに、前記筐体の上面の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記筐体は、前記排紙ローラ対の下方から前記排紙方向下流側に向かって延び排紙方向下流側に向かうにつれて高くなる傾斜面を有し、
    前記排紙トレイが前記閉位置に配置されたとき、前記排紙トレイと前記傾斜面とにより形成され、前記排紙ローラ対よりも排紙方向下流側で開口し、前記筐体内外を連通する連通口が設けられることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記押圧部は、前記排紙トレイが前記開位置に配置されたとき、前記傾斜面に連続して排紙方向下流側に延出するリブ形状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記筐体には、前記筐体の上面に形成された開口が設けられ、
    前記開口には、前記被押圧部が配置され、
    前記排紙トレイが前記開位置に配置されるとき、前記被押圧部が前記筐体の上面より上方に突出しないことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2位置は、前記排紙ローラ対のニップ位置よりも上方に位置することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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