JP5901720B2 - シート載置装置、画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents
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また、本発明は、前記シート載置装置を備える画像形成装置及び画像読取装置に関する。
この問題は、手差しトレイ以外のシート載置装置、例えば、シート供給カセットや、原稿搬送装置における原稿トレイ等において、同様に発生する。
また、本発明は、前記シート載置装置を備える画像形成装置及び画像読取装置に関する。
<第1実施形態>
図1及び図2により、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置としてのプリンター1における全体構造を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るプリンター1の各構成要素の配置を説明するための図である。図2は、第1実施形態に係るプリンター1について、ケース体の一部を外した状態で、手差しトレイ65及び装置本体Mを示す斜視図である。
以下の説明において、プリンター1の前側に立ったユーザーから見て、左右方向をX方向とし、前後(奥行き)方向をY方向とし、上下方向(垂直方向)をZ方向とする。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2の表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10による帯電、レーザースキャナーユニット4による露光、現像器16による現像、転写ローラー8による転写、除電器12による除電、及びクリーニング装置11によるクリーニングが行われる。
図1及び図2に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する1個の給紙収容部52が配置される。給紙収容部52は、装置本体Mの右側(図1における右側)に開放して構成される。給紙収容部52には、右側の開放部を通じて、用紙Tが挿入されて、収容される。給紙収容部52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙収容部52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙収容部52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置される送り出し部51により搬送路Lに送り出される。送り出し部51は、載置板60上の用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すためのピックアップローラー61と、ピックアップローラー61に対向して配置され且つピックアップローラー61に向けて付勢されている分離部材62と、を備える。
手差しトレイ65の詳細については後述する。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサーが配置される。
給紙収容部52に収容された用紙T又は手差しトレイ65に載置された用紙Tは、送り出し部51によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1搬送路L1を介してレジストローラー対80に搬送される。レジストローラー対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。
その後、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラー8との間から送り出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。
このようにして、給紙収容部52又は手差しトレイ65に収容された用紙Tの印刷が完了する。
カーソル基部621は、上面側に、シート載置面615に対して段差を有して略平行に拡がるカーソル平面625を有する。この段差の大きさは、例えば、2mmから4mmである。カーソル基部621の幅方向D2の内側の端縁(以下「内側端縁」ともいう)622は、給送方向D1に平行に直線状に延びている。
カーソル起立部623は、カーソル平面625に対して起立し、用紙Tの幅方向D2の位置を規制するために用紙Tの幅方向D2の端縁T1(図7参照)に当接又は近接する。カーソル起立部623は、カーソル基部621における幅方向D2の外側に連結され、給送方向D1に平行に直線状に延びている。
なお、面繋ぎ部642の幅(給送方向D1の長さ)は、ガイド溝630の幅よりも大きくなっていてもよい。
上端縁644は、カーソル平面625と略同じ高さでカーソル平面625に略平行に延びる。上端縁644の長さは、例えば、2mmから4mmである。「略同じ高さ」とは、高低差が0.5mm以下であることを意味する。「略平行」とは、両者がなす角度が5度以下であることを意味する。
なお、上端縁644は、幅方向D2の内側に向けて且つシート載置面615に接近する方向に若干傾斜していてもよい。その場合、上端縁644の傾斜角度は、シート載置面615が拡がる方向に対して、0度から5度であることが好ましい。
図7(A)に示すように、用紙Tは、トレイ本体610のシート載置面615の上に載置されており、用紙Tの端縁T1は、カーソル部材620及び連結部640の上には載っていない。
第1実施形態においては、シート載置面615の側に配置され、幅方向D2に接近又は離間して移動可能な一対のカーソル部材620と、カーソル部材620の幅方向D2の移動をガイドするガイド溝630と、シート載置面615の側からガイド溝630を挿通して反対側へ延びる連結部640と、を備える。また、カーソル部材620は、シート載置面615に対して段差を有して略平行に拡がるカーソル平面625を有するカーソル基部621と、カーソル平面625に対して起立し、幅方向D2の端縁に当接又は近接するカーソル起立部623と、を有する。連結部640は、シート載置面615とカーソル平面625とを滑らかに繋ぐ面繋ぎ部642を有する。
次に、第2実施形態に係るカーソル部材620、連結部640等について、図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態及び後述の第3実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一の構成要件については同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。図8は、第2実施形態におけるカーソル部材620、連結部640及びラック部材650を示す部分拡大斜視図である。
第2実施形態においては、用紙Tの給送方向D1の上流側(D12側)のリブ643Aにおける上端縁644Aの長さは、給送方向D1の下流側(D11側)のリブ643Bにおける上端縁644Bの長さよりも、長い。上端縁644Aの長さと上端縁644Bの長さとの差は、例えば、1mmから3mmである。
本実施形態においては、給送方向D1の上流側(D12側)のリブ643Aにおける上端縁644Aの長さは、下流側(D11側)のリブ643Bにおける上端縁644Bの長さよりも、長い。そのため、シート載置面615、面繋ぎ部642及びカーソル平面625の上に載置されている用紙Tにおける給送方向D1の上流側(D12側)を、下流側(D11側)よりも持ち上げることができる。従って、シート載置面615、面繋ぎ部642及びカーソル平面625の上に載置されている用紙Tが画像形成部GKに向けて給送される際に、用紙Tが下流側(D11側)のリブ643Bに引っ掛かり難い。
次に、第3実施形態に係るカーソル部材620、連結部640等について、図面を参照しながら説明する。図9は、第3実施形態におけるカーソル部材620、連結部640及びラック部材650を示す部分拡大斜視図である。
第3実施形態においては、面繋ぎ部642Cは、給送方向D1の上流側D12に、リブ643Cを備える。一方、面繋ぎ部642は、給送方向D1の下流側D11に、リブを備えていない。
リブ643Cにおける上端縁644は、シート載置面615に直交する方向(用紙Tの厚み方向D3)に視た場合に、カーソル基部621の内側端縁622から、幅方向D2に対して給送方向D1の下流側(D11側)に向けて斜めに延びている。幅方向D2とリブ643Cが延びる方向とがなす角度(鋭角)は、シート載置面615に直交する方向に視た場合において、例えば、30度から60度である。
本実施形態においては、面繋ぎ部642C(リブ643C)における上端縁644は、シート載置面615に直交する方向(厚み方向D3)に視た場合に、カーソル基部621の内側端縁622から、幅方向D2に対して給送方向D1の下流側(D11側)に向けて斜めに延びている。そのため、シート載置面615、面繋ぎ部642C及びカーソル平面625の上に載置されている用紙Tが画像形成部GKに向けて給送される際に、用紙Tが面繋ぎ部642のリブ643Cに引っ掛かり難い。
例えば、実施形態では、本発明を、装置本体Mの内部に設けられる手差しトレイ65に適用しているが、これに制限されない。手差しトレイは、装置本体Mの外部に設けられるものであってもよい。
Claims (3)
- 給送先に向けて給送されるシートが載置されるシート載置面を有するシート載置部と、
前記シート載置面の側に配置され、シートの給送方向及びシートの厚み方向に直交するシートの幅方向に接近又は離間して移動可能な一対のカーソル部材であってシートの幅方向の位置を規制するカーソル部材と、
前記一対のカーソル部材に対応して前記シート載置部の前記シート載置面に設けられ、前記幅方向に沿って延び、前記カーソル部材の前記幅方向の移動をガイドするガイド溝と、
前記カーソル部材に連結され、前記シート載置面の側から前記ガイド溝を挿通して反対側へ延びる連結部と、を備え、
前記カーソル部材は、前記シート載置面に対して段差を有して略平行に拡がるカーソル平面を有するカーソル基部と、前記カーソル平面に対して起立するカーソル起立部であってシートの幅方向の位置を規制するために前記シートの幅方向の端縁に当接又は近接するカーソル起立部と、を有し、
前記カーソル基部の前記幅方向の内側の端縁は、直線状に延びており、
前記連結部は、前記カーソル基部の前記端縁における前記給送方向の一部において前記カーソル部材に連結されると共に、前記シート載置面と前記カーソル平面とを滑らかに繋ぐ面繋ぎ部を有し、
前記面繋ぎ部は、前記給送方向の上流側に設けられるリブであって、前記カーソル平面と略同じ高さで前記カーソル平面に略平行に延びる上端縁と、前記上端縁から前記ガイド溝まで傾斜して延びる傾斜端縁と、を有するリブからなり、
前記リブにおける前記上端縁は、前記シート載置面に直交する方向に視た場合に、前記カーソル基部の前記端縁から、前記幅方向に対してシートの給送方向の下流側に向けて斜めに延びている、
シート載置装置。 - シートに画像を形成する画像形成部と、
請求項1に記載のシート載置装置であって前記画像形成部が前記給送先であるシート載置装置と、を備える
画像形成装置。 - シートに形成された画像を読み取る画像読取部と、
請求項1に記載のシート載置装置であって前記画像読取部が前記給送先であるシート載置装置と、を備える
画像読取装置。
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