JP4442274B2 - 回転伝達ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータと複数のギヤ支持軸(スタッド又はシャフト等)を支持するモータ装着プレートとを備え、前記ギヤ支持軸に支持され且つモータの駆動力が伝達される複数のギヤを備えた回転伝達ユニット及び前記回転伝達ユニットを備えた画像形成装置に関し、特に、少ない部品を交換することにより回転速度の異なる種々の回転力を伝達することが可能な回転力伝達ユニットおよび前記回転力伝達ユニットを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置等のように回転部材が内蔵された装置で使用される回転伝達ユニットは、モータと前記モータの回転力を減速して外部の被伝達部材に伝達する減速機構とを備えている。前記回転伝達ユニットから異なる被伝達部材に回転力を伝達する場合、前記被伝達部材に伝達する回転数を変更しなければならないことがある。
前記回転伝達ユニットから前記被伝達部材に伝達する回転数を変更する方法としては、例えば次の特許文献1または2に記載された方法が知られている。
(特許文献1)特開2002−182701号公報
この公報には、サーボ機器を制御する制御盤(サーボボード)の出力するサーボモータのクロック周波数を変更する技術が記載されている。
(特許文献2)特開平6−167795号公報
この公報には、同じモータの出力軸に外径の異なる2個の出力ギヤが付いており、必要な回転速度に応じて前記外径の異なる前記出力ギヤが回転力被伝達ギヤと噛み合うように、モータを異なる位置に固定する技術が記載されている。
特開2002−182701号公報(段落番号「0007」、 図3)。 特開平6−167795号公報(要約書)。
(特許文献1記載の技術の問題点)
特許文献1記載の技術では、同一モータを使用した場合、モータの回転数が高くなり過ぎて、騒音が発生したり、トルクが不足するなどの問題点が発生することがある。
(特許文献2記載の技術の問題点)
特許文献2記載の技術では、トルクが不足したり、無理に高いトルクで使用すると効率が悪かったり、過剰スペックでコストがアップする等の問題点が発生することがある。
本発明は前述の事情に鑑み、下記(O01)の記載内容を課題とする。
(O01)モータと前記モータの回転力を減速して外部の被伝達部材に伝達する減速機構とを備えた回転伝達ユニットにおいて、少数の部品をわずかに変更するだけで必要な回転数および回転トルクを外部の被伝達部材に伝達できるようにすること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
第1発明の回転伝達ユニットは下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータ(M1,M2)の回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)出力ギヤ(M1a,M2a)が設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02a)第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータ(M2)により構成される前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および前記第2出力ギヤ(M2a)、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A04)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)、
(A05)前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06b)それぞれ異なる位置に設けられた前記第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ固定部(N2a)、
(A07)前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79)を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えた第1発明の回転伝達ユニットは、モータ装着プレート(J1)を有している。前記モータ装着プレート(J1)は、前記モータ装着面とその反対側に形成されたギヤ装着面とを有する。前記モータ装着プレート(J1)の前記モータ装着面には、それぞれ異なる位置に第1モータ固定部(N1a)および第2モータ固定部(N2a)が設けられている。第1モータ固定部(N1a)には第1モータ(M1)が固定され、前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)は、第2モータ固定部(N2a)に固定される。
前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸は、モータ装着プレート(J1)に形成された出力軸貫通孔(36)を前記モータ装着面側から、前記ギヤ装着面側に貫通して突出する。前記第1出力軸および第2出力軸は、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する。
前記ギヤ装着面には、ギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)は、直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する。直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する。また、間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)は、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する。
前記第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ(G1,G2)は、直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する。前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)は、前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)または第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合って回転が伝達される。
前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転は、前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)および、前記伝達ギヤ部(G1b,G2b)を介して複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達される。
前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置される。
前記モータ装着プレート(J1)の直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)には、前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の先端側部分は、軸先端支持プレート(J2)の支持軸嵌合孔に嵌合する。
前記第1発明では、前記第1モータ固定部(N1a)または第2モータ固定部(N2a)がそれぞれ異なる位置に設けられているので、ティスティング半径が異なる第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する第1モータ(M1)または第2モータ(M2)を前記第1モータ固定部(N1a)または第2モータ固定部(N2a)に固定することにより、前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に、異なる回転を伝達することができる。
(第2発明)
第2発明の回転伝達ユニットは下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06),(A06a),(A06c),(A07a)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータ(M1,M2)の回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)出力ギヤ(M1a,M2a)が設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02a)第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータ(M2)により構成される前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および前記第2出力ギヤ(M2a)、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A04)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)。
(A05)前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)、
(A05a)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)が設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A07a)前記直接噛合第1位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)と、前記直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が嵌合する直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)と、前記間接ギヤ支持軸41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔71,73,76,78,79)と、を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06),(A06a),(A06c),(A07a)を備えた第2発明の回転伝達ユニットは、モータ装着プレート(J1)を有している。モータ装着プレート(J1)のモータ装着面に設けられたモータ固定部(N1a,N2a)には、第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ(M1)、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータ(M1)の代わりに使用される第2モータ(M2)が固定される。前記第1モータ(M1)の第1出力軸または前記第1モータ(M1)の代わりに使用される第2モータ(M2)の第2出力軸は、モータ装着プレート(J1)に形成された出力軸貫通孔(36)を貫通して、前記モータ装着面側から前記前記モータ装着面と反対側に形成されたギヤ装着面側に突出する。前記第1出力軸に設けられる第1出力ギヤ(M1a)と第2出力軸に設けられる第2出力ギヤ(M2a)とは、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なっている。
前記第1出力ギヤ(M1a)と前記第2出力ギヤ(M2a)とは、同一位置または異なる位置に配置することができるが、ティスティング半径が異なっているため、同一位置に配置した場合には、前記第1出力ギヤ(M1a)または前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合うギヤの噛み合い位置(直接噛合位置)が異なる。
前記モータ装着プレート(J1)のギヤ装着面には、直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)が設けられている。直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)に装着された直接噛合ギヤ支持軸(37,39)には、直接噛合ギヤ(G1,G2)が支持されている。間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)には、間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)が装着される。
前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される。前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合第1位置では、前記モータ装着プレート(J1)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)に装着される。また、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合第2位置では、前記モータ装着プレート(J1)の第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)に装着される。
前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)が前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合って、前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)の回転が伝達される。直接噛合ギヤ(G1,G2)の回転は、伝達ギヤ部(G1b,G2b)を介して、複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達される。
軸先端支持プレート(J2)の支持軸嵌合孔71,73,76,78,79)には、前記間接ギヤ支持軸41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する。また、
前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置される。
前記第2発明では、前記第1モータ固定部(N1a)または第2モータ固定部(N2a)に、ティスティング半径が異なる第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する第1モータ(M1)または第2モータ(M2)のいずれかを固定するとともに、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を、前記モータ装着プレート(J1)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)または第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)に装着し、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)の先端部分を直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)または直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)に嵌合することにより、前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に異なる回転を伝達することができる。
(第3発明)
第3発明の回転伝達ユニットは下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06′),(A06a),(A06d),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータ(M1,M2)の回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)出力ギヤ(M1a,M2a)が設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02a)第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータ(M2)により構成される前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および前記第2出力ギヤ(M2a)、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A04)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)。
(A05)前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)、
(A05a)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)、
(A06′)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を支持する軸支持ブラケットを装着する軸支持ブラケット装着部と、間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06d)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を支持する前記軸支持ブラケットが装着される第1ブラケット装着部および第2ブラケット装着部が設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A07)前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79)を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第3発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06′),(A06a),(A06d),(A07)を備えた第3発明の回転伝達ユニットでは、前記モータ装着プレート(J1)の第1ブラケット装着部、または第2ブラケット装着部に、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を支持する軸支持ブラケット(86,87)を装着することにより、前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に異なる回転を伝達することができる。
(第1ないし第3発明の形態1)
第1ないし第3発明の形態1は前記第1ないし第3発明のいずれかにおいて、次の構成要件(A011)を備えたことを特徴とする。
(A011)前記第1モータ(M1)を固定するために使用される第1モータ固定用ネジ孔(N1a)と、前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)を固定するために使用される第2モータ固定用ネジ孔(N2a)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)。
(第1ないし第3発明の形態1の作用)
前記構成要件(A011)を備えた第1ないし第3発明の形態1の回転伝達ユニットでは、前記第1出力軸を有する第1モータ(M1)は、前記モータ装着プレート(J1)に設けられた第1モータ固定用ネジ孔(N1a)に固定される。前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)は、前記モータ装着プレート(J1)に設けられた第2モータ固定用ネジ孔(N2a)に固定される。
前記モータ装着プレート(J1)に固定するモータとして、第1モータ(M1)または第2モータ(M2)を採用することにより、間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)の回転数を変更することができる。
(第1ないし第3発明の形態2)
第1ないし第3発明の形態2の回転伝達ユニットは、前記第1ないし第3発明のいずれかまたは前記第1ないし第3発明の形態1において、次の構成要件(A012)を備えたことを特徴とする。
(A012)第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)を駆動するためのモータ駆動回路が形成された回路基板(12)に装着された前記第1モータ(M1)または前記第2モータ(M2)。
(第1ないし第3発明の形態2の作用)
前記構成要件(A012)を備えた第1ないし第3発明の形態2のいずれかまたは第1発明ないし第3発明の形態1もしくは2の回転伝達ユニットでは、第1モータ(M1)および第2モータ(M2)を駆動するためのモータ駆動回路が形成された回路基板(12)および前記回路基板(12)に装着される前記第1モータ(M1)および前記第1モータ(M1)の代わりに使用される第2モータ(M2)は、前記モータ装着プレート(J1)の前記モータ装着面に装着される。この場合、第1モータ(M1)および前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)は、共通の回路基板(12)上に装着される。
なお、前記回路基板(12)は、前記第1モータ(M1)と第2モータ(M2)とで共通に使用せずに、第1モータ(M1)は第1モータ駆動回路が形成された回路基板(12)と共に使用し、第2モータ(M2)は第2モータ駆動回路が形成された回路基板(12)と共に使用することが可能である。その場合、前記第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用される第2モータ(M2)は、それぞれのモータを駆動する回路基板(12)と共に前記モータ装着プレート(J1)に装着される。
(第1ないし第3発明の形態3)
第1ないし第3発明の形態3の回転伝達ユニットは、前記第1ないし第3発明のいずれかまたは前記第1ないし第3発明の形態1もしくは2において、次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする。
(A013)前記出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を支持し且つ前記モータ装着プレート(J1)に着脱可能に装着される第1ブラケットおよび前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)を支持し且つ前記モータ装着プレート(J1)に着脱可能に装着される第2ブラケット。
(第1ないし第3発明の形態3の作用)
前記構成要件(A013)を備えた第1発明の回転伝達ユニットでは、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を支持する第1ブラケットは、前記モータ装着プレート(J1)に着脱可能に装着される。また、前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)を支持する第2ブラケットは、前記モータ装着プレート(J1)に着脱可能に装着される。
したがって、前記第1ブラケットまたは第2ブラケットのいずれかを、前記モータ装着プレート(J1)に着脱可能に装着することにより、前記モータの出力軸の回転力を、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)または第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)を介して前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達することができる。前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)の回転力は外部の被駆動部材に伝達することができる。
(第1ないし第3発明の形態4)
第1ないし第3発明の形態4の回転伝達ユニットは、前記第1ないし第3発明のいずれかまたは前記第1ないし第3発明の形態1ないし3のいずれかにおいて、次の構成要件(A014)を備えたことを特徴とする。
(A014)前記モータ装着プレート(J1)および前記軸先端支持プレート(J2)の両プレート間の間隔を所定距離に保持するために、一方または両方のプレートの外周部から相手側のプレートに向かって突出し且つ先端部が相手側のプレートに当接する間隔保持部。
(第1ないし第3発明の形態4の作用)
前記構成要件(A014)を備えた第1ないし第3発明の形態4の回転伝達ユニットでは、前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の先端部は、軸先端支持プレート(J2)の支持軸嵌合孔に嵌合する。
前記モータ装着プレート(J1)および前記軸先端支持プレート(J2)の両方のプレート(J1),(J2)の、一方または両方のプレートの外周部から相手側のプレートに向かって突出する間隔保持部は、その先端部が相手側のプレートに当接する。前記当接状態では、前記両方のプレート(J1),(J2)間の間隔は所定距離に保持される。
(第1ないし第3発明の形態5)
第1ないし第3発明の形態5の回転伝達ユニットは、前記第1ないし第3発明のいずれかまたは前記第1ないし第3発明の形態1ないし4のいずれかにおいて、次の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする。
(A015)前記相手側のプレートと前記間隔保持部とを固定するプレート固定部材。
(第1ないし第3発明の形態5の作用)
前記構成要件(A015)を備えた第1ないし第3発明の形態5の回転伝達ユニットでは、プレート固定部材は、前記相手側のプレートと前記間隔保持部とを固定する。前記モータ装着プレート(J1)および前記軸先端支持プレート(J2)がプレート固定部材により固定された状態で、前記回転伝達ユニットは保管、輸送等が行われる。
(第4発明)
前記課題を解決するために第4発明の回転伝達ユニットは下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02c),(A03),(A03a),(A03b),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータ(M1,M2)の回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)出力ギヤ(M1a,M2a)が設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02a)第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ(M1)、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータ(M1)の代わりに使用される第2モータ(M2)により構成される前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および前記第2出力ギヤ(M2a)、
(A02c)異なる位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A03b)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A04)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)、
(A05)前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06b)それぞれ異なる位置に設けられた前記第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ固定部(N2a)、
(A07)前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79)を有する軸先端支持プレート(J2)。
なお、前記モータ装着プレート(J1)のモータ装着面に、第1モータ(M1)または第2モータ(M2)を装着する際、前記第1モータ(M1)または第2モータ(M2)とそれを駆動する回路基板(12)とを一緒に装着することが可能である。
前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)は、前記第1出力軸に直接形成したり、前記第1出力軸とは別体に形成した第1出力ギヤ(M1a)を前記第1出力軸に装着したりすることが可能である。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02c),(A03),(A03a),(A03b),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えた本発明の回転伝達ユニットでは、モータ装着プレート(J1)のモータ装着面には、ギヤ駆動用の第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)が装着される。前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸は、前記モータ装着面側からモータ装着プレート(J1)に形成された出力軸貫通孔(36)を貫通して前記ギヤ装着面側に突出する。前記第1出力軸および前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸は、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持し且つ異なる位置に配置される。
前記モータ装着プレート(J1)のモータ装着面と反対側に形成されたギヤ装着面にはギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。前記複数の各ギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)にはそれぞれ回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)が装着される。前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)は、直接噛合ギヤ(G1,G2)と複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを有している。前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)および前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)の両出力ギヤ(M1a,M2a)は、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)に噛み合って回転力を伝達する。前記直接噛合ギヤ(G1,G2)の回転力は前記複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達される。
この第4発明では、前記第1出力ギヤ(M1a)を回転させる第1モータ(M1)を使用する場合と、第2出力ギヤ(M2a)を回転させる第2モータ(M2)を使用する場合とで、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)の回転数を変更することができる。したがって、モータ装着プレート(J1)および回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)は共通で、第1モータ(M1)または第2モータ(M2)のいずれかを取り替えて使用することにより、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を介して外部の駆動部材に異なる回転数の回転力を伝達することができる。
(第5発明)
第5発明の回転伝達ユニットは、下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02d),(A03),(A03a),(A03c),(A04),(A05),(A06)(A06a),(A06c),(A06e)(A07a)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータ(M1,M2)の回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)出力ギヤ(M1a,M2a)が設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02a)第1出力ギヤ(M1a)が設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤ(M2a)が設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータ(M2)により構成される前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)、
(A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および前記第2出力ギヤ(M2a)、
(A02d)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A03c)前記第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う直接噛合第1位置と、前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置であって前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤ(G1,G2)、
(A04)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)、
(A05)前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)が設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06e)共通のネジ孔(N1a)により形成された前記第1モータ固定部(N1a)および第2モータ固定部(N1a)
(A07a)前記直接噛合第1位置または 直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)または直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)と、前記間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(71,73,76,78,79)と、を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第5発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02d),(A03),(A03a),(A03c),(A04),(A05),(A06)(A06a),(A06c),(A06e)(A07a)を備えた第5発明の回転伝達ユニットでは、モータ装着プレート(J1)のモータ装着面には、ギヤ駆動用の第1モータ(M1)と前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)とが装着される。前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸および前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸は、前記モータ装着面側からモータ装着プレート(J1)に形成された出力軸貫通孔(36)を貫通して前記ギヤ装着面側に突出する。
前記第1出力軸および第2出力軸は、同じ位置に配置されており、前記直接噛合ギヤ(G1a,G2a)に噛み合い、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する。
直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される。
前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、直接噛合第1位置では、前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う。また、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置では、前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う。前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)の複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は、前記伝達ギヤ部(G1b,G2b)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される
前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置される。
前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する。また、間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)は、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する。
前記モータ装着プレート(J1)に設けられたモータ固定用ネジ孔(N1a)は、前記第1モータ(M1)および前記第2モータ(M2)を固定するために使用される。
前記モータ装着プレート(J1)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着孔(67f,69f)に前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着された前記直接噛合第1位置では、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う。第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)に前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着された前記直接噛合第2位置では、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う。
前記間接ギヤ支持軸41,42,S1〜S4)の先端側部分は、軸先端支持プレート(J2)の支持軸嵌合孔71,73,76,78,79)に嵌合する。前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合第1位置において、軸先端支持プレート(J2)の直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)に嵌合し、また、直接噛合第2位置において直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)に嵌合する。
(第6発明)
第6発明の回転伝達ユニットは、下記の構成要件(A01),(A02),(A02d),(A03),(A03a),(A03d),(A03e),(A03f),(A03g),(A04′),(A05′),(A06),(A06a),(A06e),(A06f),(A07),(A07a)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用の第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する前記第1出力軸および第2出力軸、
(A02d)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
(A03)前記出力ギヤ(M1aまたはM2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部(G1a,G2aまたはG1a′,G2a′)と前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2aまたはG1a′,G2a′)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2bまたはG1b′,G2b′)とを有する直接噛合ギヤ(G1,G2またはG1′,G2′)と、前記直接噛合ギヤ(G1,G2またはG1′,G2′)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,G1′,G2′,SG1〜SG4)、
(A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部(G1a,G2aまたはG1′,G2′)を有する前記直接噛合ギヤ(G1,G2,G1′,G2′)、
(A03d)前記第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う直接噛合第1位置または前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合第2位置に配置して使用される前記直接噛合ギヤ(G1,G2またはG1′,G2′)、
(A03e)同一位置に配置された前記直接噛合第1位置および前記直接噛合第2位置、
(A03f)前記第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う直接噛合第1位置に配置して使用される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)または、前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う直接噛合第2位置に配置して使用される第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)により構成される前記直接噛合ギヤ(G1,G2,またはG1′,G2′)、
(A03g)前記第1出力ギヤ(M1a)のティスティング半径をa1、前記第2出力ギヤ(M2a)のティスティング半径をa2、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a)のティスティング半径をb1、前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a′)のティスティング半径をb2とした場合に、(a1+b1)=(a2+b2)に設定された前記各出力ギヤ(M1a,M2a)および前記各直接噛合ギヤ(G1a,G1a′)、
(A04′)前記第1出力ギヤ(M1a)および第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)、
(A05′)前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)または前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と同一位置に配置され且つ前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)を支持する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)により構成される直接噛合ギヤ支持軸(37,39または37′,39′)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,37′,39,41,42,S1〜S4)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06a)前記第1モータ(M1)を固定する第1モータ固定部(N1a)および前記第2モータ(M2)を固定する第2モータ固定部(N2a)を有する前記モータ固定部(N1a,N2a)、
(A06e)共通のネジ孔(N1a)により形成された前記第1モータ固定部(N1a)および第2モータ固定部(N1a)、
(A06f)前記同一位置に配置される前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)を支持する共通の直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)が設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A07)前記複数のギヤ支持軸(37,39,37′,39′,41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79)を有する軸先端支持プレート(J2)、
(A07a)前記直接噛合第1位置または 直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39または37′,39′)が嵌合する共通の直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第6発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02),(A02b),(A03),(A03a),(A03d),(A03e),(A03f),(A03g),(A04′),(A05′),(A06),(A06a),(A06e),(A06f),(A07),(A07a)を備えた第6発明の回転伝達ユニットでは、モータ装着プレート(J1)のモータ装着面には、ギヤ駆動用の第1モータ(M1)と前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)とが装着される。前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸および前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸は、前記モータ装着面側からモータ装着プレート(J1)に形成された出力軸貫通孔(36)を貫通して前記ギヤ装着面側に突出する。
前記第1出力軸および第2出力軸は、同じ位置に配置されており、前記直接噛合ギヤ(G1a,G2a)に噛み合い、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a)をそれぞれ支持する。
前記モータ装着面と反対側に形成されたギヤ装着面にはギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。前記複数の各ギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)にそれぞれ装着された回転伝達ギヤ(G1〜G4,SG1〜SG4)は、第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)または前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)の代わりに使用される第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)と、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)または第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)の回転力が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を含む。
第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)および前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)と一体に回転して前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に回転力を伝達する第1伝達ギヤ(G1b,G2b)を支持する。
第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)は、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)の代わりに、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と同じ位置に配置される。前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)は、前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合うとともに前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)の代わりに使用するティスティング半径が前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)と異なる前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)および前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)と一体に回転し且つ前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)と同一形状の第2伝達ギヤ(G1b′,G2b′)を支持する。
前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は複数の間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)によりそれぞれ支持される。
前記各出力ギヤ(M1a,M2a)および前記各直接噛合ギヤ(G1a,G2a,G1a′,G2a′)は、前記第1出力ギヤ(M1a)のティスティング半径をa1、前記第2出力ギヤ(M2a)のティスティング半径をa2、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)のティスティング半径をb1、前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)のティスティング半径をb2とした場合に、(a1+b1)=(a2+b2)に設定されている。このため、第1出力ギヤ(M1a)と第2出力ギヤ(M2a)とが同じ位置に配置され、且つ第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)を支持する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と、第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)を支持する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)とが同じ位置に配置された状態で、第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)に回転力を伝達することができる。
前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)に装着された第1伝達ギヤ(G1b,G2b)と前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)の代わりに使用される第2伝達ギヤ(G1b′,G2b′)とは同一形状を有し、同一位置に配置されるので、前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)または前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)の代わりに使用される第2伝達ギヤ(G1b′,G2b′)の回転力が伝達される間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)の配置は、前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)の使用時と、前記第1伝達ギヤ(G1b,G2b)の代わりに使用される第2伝達ギヤ(G1b′,G2b′)の使用時とで全く同一にすることができる。
(第7発明)
第7発明の回転伝達ユニットは、下記の構成要件(A01),(A02′),(A02b),(A03′),(A03a′),(A04′),(A05″),(A06),(A06c),(A07),(A07b)を備えたことを特徴とする。
(A01)ギヤ駆動用の第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)が装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着されたギヤ装着面とを有し、前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔(36)が形成されたモータ装着プレート(J1)、
(A02′)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が同一の前記第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a′)をそれぞれ支持する前記第1出力軸および第2出力軸、
(A02b)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
(A03′)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う直接噛合第1位置に配置された第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)および前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)を有する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)、または前記第1出力ギヤ(M1a)の代わりに使用される前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置に配置された第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a′,G2a′)および前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a′,G2a′)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b′,G2b′)を有する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)と、前記伝達ギヤ部(G1b,G2bまたはG1b′,G2b′)を介して前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転が伝達される複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)とを含む前記回転伝達ギヤ(G1〜G4,G1′,G2′,SG1〜SG4)、
(A03a′)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に使用される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)または、前記第1出力ギヤ(M1a)とは異なるティスティング半径を有し前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)と異なる位置に配置して使用される第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)により構成される前記直接噛合ギヤ(G1,G2,またはG1′,G2′)、
(A04′)前記第1出力ギヤ(M1a)および第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)、
(A05″)前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)または前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)と異なる位置に配置され且つ前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)を支持する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)により構成される直接噛合ギヤ支持軸(37,39または37′,39′)と、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)とを有する前記複数のギヤ支持軸(37,39,37′,39,41,42,S1〜S4)、
(A06)前記ギヤ駆動用のモータ(M1,M2)を固定するために使用されるモータ固定部(N1a,N2a)と、前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)を装着する間接ギヤ支持軸装着部(46,48,49,71f,73f)を有するギヤ支持軸装着部(67f,69f,46,48,49,71f,73f)とが設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39または37′,39′)が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f,69f)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)が設けられた前記モータ装着プレート(J1)、
(A07)前記複数のギヤ支持軸(37,39,37′,39′,41,42,S1〜S4)の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79)を有する軸先端支持プレート(J2)、
(A07b)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39または37′,39′)が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)および直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)を有する軸先端支持プレート(J2)。
(第7発明の作用)
前記構成要件(A01),(A02′),(A02b),(A03′),(A03a′),(A04′),(A05″),(A06),(A06c),(A07),(A07b)を備えた第7発明の回転伝達ユニットでは、モータ装着プレート(J1)のモータ装着面には、ギヤ駆動用の第1モータ(M1)または前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)が装着される。前記モータ装着面と反対側に形成されたギヤ装着面には、ギヤ装着用の複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。前記第1モータ(M1)の回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータ(M2)の回転力を出力する第2出力軸は、出力軸貫通孔(36)を貫通して、前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する。 同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸は、ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が同一の前記第1出力ギヤ(M1a)および第2出力ギヤ(M2a′)をそれぞれ支持する。
直接噛合ギヤ(G1,G2,G1′,G2′)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合に使用される。また、前記第1出力ギヤ(M1a)とは異なるティスティング半径を有する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1′,G2′)は、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合に、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)と異なる位置に配置して使用される。
直接噛合第1位置に配置された第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1,G2)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)は、前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う。前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置に配置された第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a′,G2a′)は、前記第1出力ギヤ(M1a)の代わりに使用される前記第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う。
前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a,G2a)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b,G2b)または前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部(G1a′,G2a′)と一体に回転する伝達ギヤ部(G1b′,G2b′)は、前記出力ギヤ(M1a,M2a)の回転を複数の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達する。
前記複数の各間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)は、前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤ(M2a)を使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置される。
前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)の直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)を支持する。また、間接ギヤ支持軸(41,42,S1〜S4)は、前記間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)を支持する。
前記モータ装着プレート(J1)に設けられたモータ固定用ネジ孔(N1a)は、前記第1モータ(M1)および前記第2モータ(M2)を固定するために使用される。
前記モータ装着プレート(J1)の第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着孔(67f,69f)に前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着された前記直接噛合第1位置では、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ(M1a)に直接噛み合う。第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部(67f′,69f′)に前記直接噛合ギヤ支持軸(37,39)が装着された前記直接噛合第2位置では、前記直接噛合ギヤ(G1,G2)は、前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤ(M2a)に直接噛み合う。
前記複数のギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4または37′,39′,41,42,S1〜S4)の先端側部分は、軸先端支持プレート(J2)の支持軸嵌合孔(67,69,71,73,76,78,79または67′,69′71,73,76,78,79)に嵌合する。前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37,39)は、前記直接噛合第1位置において、軸先端支持プレート(J2)の直接ギヤ支持軸第1嵌合孔(67,69)に嵌合し、また、前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸(37′,39′)は、直接噛合第2位置において直接ギヤ支持軸第2嵌合孔(67′,69′)に嵌合する。
したがって、前記第1モータ(M1)または第2モータ(M2)の出力軸の回転力は、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)または第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)を介して間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達することができる。また、前記第1モータ(M1)および第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a,G2a)、または第2モータ(M2)および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ(G1a′,G2a′)のいずれかを選択することにより間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)に伝達する回転を変更することができる。
第8発明
第8発明の画像形成装置は、前記第1発明ないし第7発明のいずれか記載の回転伝達ユニットを備えたことを特徴とする。
第8発明の作用)
前記第1発明ないし第7発明のいずれか記載の回転伝達ユニットを備えたことを特徴とする第8発明の画像形成装置では、前記第1発明ないし第7発明のいずれかの回転伝達ユニットを備えているので、モータと前記モータの回転力を減速して外部の被伝達部材に伝達する減速機構とを備えた回転伝達ユニットの少数の部品をわずかに変更するだけで必要な回転数および回転トルクを外部の被伝達部材に伝達できるようにすることができる。このため、必要な回転数および回転トルクを得るための種々の回転伝達ユニットの構成部品を共通化することができるので、画像形成装置のコストを低減させることができる。
前述の本発明の回転伝達ユニットは、下記の効果(E01)を奏することができる。
(E01)モータと前記モータの回転力を減速して外部の被伝達部材に伝達する減速機構とを備えた回転伝達ユニットにおいて、少数の部品を変更するだけで必要な回転数および回転トルクを外部の被伝達部材に伝達することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
(実施例1)
図1は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。
図2は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で前記図1の矢印II方向から見た図である。
図3は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で前記図1の矢印III方向から見た図である。
図4は実施例1の回転伝達ユニットの軸先端支持プレートの斜視図である。
図5は実施例1の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第1モータを装着したモータ装着プレートの斜視図である。
図1〜図3において、回転伝達ユニット1は、プレート状のモータ装着プレートJ1と、前記モータ装着プレートJ1と対向する軸先端支持プレートJ2とを有している。前記モータ装着プレートJ1の後面(−X面)は、モータ装着面として使用され、前面(X面)はギヤ装着面として使用される。そして、前記モータ装着プレートJ1のモータ装着面(後面)には、後述する第1モータM1または前記第1モータM1の代わりに使用される第2モータM2と、回路基板12とが装着される。また、ギヤ装着面(前面)には、後述する複数のギヤおよびギヤ支持軸(37,39,41,42,S1〜S4)が装着される。
図3、図5において、前記モータ装着プレートJ1は、半抜き加工により後方(−X方向)に突出して形成された基板固定部11を4つ有している。なお、基板固定部11には、その中央部に基板固定用ネジNa(図1、図2参照)が螺合するネジ孔が形成されている。前記モータ装着プレートJ1の後面側(−X面側)には、前面(+X側面)に導線(図示せず)等が配置され且つ後面(−X側面)にコネクタ12a(図1参照)等が配置された回路基板12が前記基板固定部11のネジ孔に螺合するネジNaによって固定支持されている。前記回路基板12の下方にはコネクタ13a(図1参照)等が表面に配置されたサブ基板13が基板支持部材14を介してモータ装着プレートJ1に固定支持されている。図1において、前記回路基板12とサブ基板13とは、前記コネクタ12a、13aに接続されたハーネス16(図1参照)によって電気的に接続されている。
前記回路基板12の後面(−X面)には、図1〜図3、図5、図6に示す第1モータM1が固定支持されている。前記第1モータM1の回転は、前記回路基板12及びサブ基板13から出力される制御信号等によって制御される。なお、前記回路基板12の後面(−X面)には、前記第1モータM1の代わりに後述する第2モータM2(図15〜図17参照)を支持することができる。
図5において、前記モータ装着プレートJ1の上部には、前方(+X方向)に突出する左右一対の上部間隔保持部21,22が一体的に形成されている。また、モータ装着プレートJ1は、右側下端部(+Y側−Z端部)にクラッチ支持部23(図5参照)を有している。前記クラッチ支持部23の中央部には、クラッチシャフト支持孔23a(図5参照)が形成されている。また、前記クラッチ支持部23の下端部には、前方(+X方向)に突出する下部間隔保持部(係止部材)24が一体的に形成されている。そして、前記下部間隔保持部24の左側(−Y側)にはクラッチ回り止め部(係止部材)26がクラッチ支持部23に一体的に形成されている。さらに、前記モータ装着プレートJ1の左部下端には、前方(+X方向)に突出する左部間隔保持部27が一体的に形成されている。
図5において、前記モータ装着プレートJ1は、左端縁(−Y端縁)に沿って一体的に形成された第1リブ31と、上部右端縁(+Y端縁)に沿って一体的に形成された第2リブ32と、下部右端縁に沿って一体的に形成された第3リブ33と、前記クラッチ支持部23の右端縁に沿って一体的に形成された第4リブ34を有している。前記各リブ31〜34及びクラッチ回り止め部26等によって、モータ等を支持するモータ装着プレートJ1の剛性は高くなっている。
図5において、第1モータM1の出力軸には、小径の第1出力ギヤM1aが形成されている。前記モータ装着プレートJ1の中央部には、前記第1出力ギヤM1aが貫通する長孔の出力軸貫通孔36が形成されている。前記モータ装着プレートJ1に第1モータM1を固定する場合、前記出力軸貫通孔36に第1出力ギヤM1aが貫通した状態で前記モータ装着プレートJ1に形成された複数の第1モータ固定用ネジ孔N1aにネジN1bを螺合させて固定する。なお、回路基板12には、前記第1モータ固定用ネジ孔(第1モータ固定部)N1aに対応する位置に前記ネジN1bが貫通するネジ貫通孔(図示せず)が形成されている。前記複数の第1モータ固定用ネジ孔N1aの右側(+Y方向)には、それぞれ第2モータ固定用ネジ孔N2aが形成されている。
前記モータ装着プレートJ1の出力軸貫通孔36の上方(+Z方向)には、第1スタッド37が第1スタッド装着孔(第1出力軸用第1直接噛合ギヤ支持軸装着部)67fに圧入により前方(+X方向)に突出した状態で固定支持されている。同様に、前記出力軸貫通孔36の左方(−Y方向)には第2スタッド39が第2スタッド装着孔(第1出力軸用第2直接噛合ギヤ支持軸装着部)69fに圧入により前方(+X方向)に突出した状態で固定支持されている。また、前記出力軸貫通孔36の下方(−Z方向)には第3スタッド(間接ギヤ支持軸)41が第3スタッド装着孔71fに圧入により支持されている。そして、前記モータ装着プレートJ1のクラッチ支持部23の上方(+Z方向)には第4スタッド(間接ギヤ支持軸)42が第4スタッド装着孔73fに圧入により固定支持されている。
図5において、前記モータ装着プレートJ1の第1スタッド37の上方(+Z方向)には、第1後側軸受46が固定支持されており、前記第3スタッド41の下方(−Z方向)には第2後側軸受48が支持され、第4スタッド42の上方(+Z方向)には第3後側軸受49が支持されている。
図4において、回転伝達ユニット1の軸先端支持プレートJ2の上端部(+Z端部)には、左右一対の上部連結部51,52が一体的に形成されている。また、前記軸先端支持プレートJ2の右部下端(+Y部−Z端部)には、下部連結部53が一体的に形成されている。そして、軸先端支持プレートJ2の左側下端部(−Y側−Z端部)には、左部軸受部材被連結部54が一体的に形成されている。
前記モータ装着プレートJ1と軸先端支持プレートJ2とは、軸受部材J1,J2との間に後述の複数のギヤ及びシャフト等が装着された状態で、前記上部間隔保持部21,22と前記上部連結部51,52、前記下部間隔保持部24と下部連結部53及び左部間隔保持部27と前記左部軸受部材被連結部54とがそれぞれ接合された状態(連結された状態)で、画像形成装置等のフレームに連結される。
図4において、前記軸先端支持プレートJ2には、右端縁(+Y端縁)の上部に第1誤装着防止折曲げ部(誤装着防止部材)61が一体的に形成されている。また、下部右端縁(+Y端縁)には第2誤装着防止折曲げ部(誤装着防止部材)62が一体的に形成されている。
前記誤装着防止部材61,62は、それらの部材61,62の近傍に、間違って大きな外径のギヤが装着されるのを防止するための部材である。
図4、図5において、前記軸先端支持プレートJ2には、軸受部材J1,J2が連結された場合(前記間隔保持部21,22,24,27と連結部51〜54とが接合された場合)に前記第1スタッド37の前端(+X端)を支持する第1スタッド支持孔67が形成され、前記第2スタッド39の前端(+X端)を支持する第2スタッド支持孔69が形成され、第3スタッド41の前端部(+X端部)を支持する第3スタッド支持孔71が形成されている。さらに、軸先端支持プレートJ2の右部下端(+Y部−Z端)には、前記クラッチシャフト支持孔23aに対応するクラッチシャフト貫通孔72が形成されており、前記クラッチシャフト貫通孔72の上方には第4スタッド42の前端(+X端)を支持する第4スタッド支持孔73が形成されている。
(第1スタッド)
図4、図5において、前記軸先端支持プレートJ2の第1スタッド支持孔67の上方には、前記第1後側軸受46に対応する第1前側軸受76が固定支持されている。同様に、第2後側軸受48、第3後側軸受49それぞれに対応して、第2前側軸受78、第3前側軸受79が軸先端支持プレートJ2に固定支持されている。
図6は実施例1のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第1モータが装着された状態の斜視図である。
図7は第1スタッド及び前記第1スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図7Aは第1スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図7Bは第1スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。
図6、図7において、前記第1スタッド37には、第1スタッドギヤG1が回転可能な状態で装着される。前記第1スタッドギヤG1は、前記第1出力ギヤM1aと直接噛合うネジ溝が形成された大径ギヤ部G1aと、前記大径ギヤ部G1aの前方(+X方向)に一体的に形成された小径ギヤ部G1bとを有している。前記大径ギヤ部G1aは前記第1出力ギヤM1aに直接噛合うギヤ部分(直接噛合ギヤ)である。なお、第1スタッドギヤG1の小径ギヤ部G1bは、第1スタッドギヤG1の大径ギヤ部(直接噛合ギヤ)の回転力を他の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)(後述)に伝達するための伝達ギヤとして使用される。
(第1シャフト)
図8は第1シャフトと前記第1シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図8Aは第1シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図8Bは第1シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図8Cは図8Bの矢印VIIIC−VIIICから見た図、図8Dは図8BのVIIID−VIIIDから見た図、図8Eは図8BのVIIIE−VIIIE線断面図、図8Fは図8BのVIIIF−VIIIF線断面図である。
図6、図8において、前記第1後側軸受46には第1シャフト(ギヤ支持軸、間接ギヤ支持軸)S1の後端が回転可能に支持され、第1シャフトS1の前部が第1前側軸受76を貫通して回転可能に支持されている。前記第1シャフトS1には前記第1小径ギヤ部G1bと噛合う第1シャフトギヤSG1(図6参照)と、前記回転伝達ユニット1の外部に駆動力を伝達する外部接続ギヤKG1とが支持されている。前記第1シャフトS1の後部(−X部)にはピン貫通孔S1a(図8B、図8F参照)が形成されており、前記ピン貫通孔S1aにはギヤ係止ピンGP1が貫通して支持されている。前記第1シャフトS1の前部(+X部)には外周部の一部が切除された切除部S1b(図8B、図8E参照)が形成されており、第1シャフトS1の前後両端部にはEリング装着溝S1c,S1d(図8B参照)が形成されている。後側のEリング装着溝S1dにはEリング(図示せず)が装着され、第1シャフトS1が第1後側軸受46に対して位置決めされる。
図8B、図8Dにおいて、前記第1シャフトギヤSG1の内径部後側(−X側)には、内径部を軸方向に貫通しないギヤ被係止溝SG1aが形成されており、第1シャフトギヤSG1が第1シャフトS1に装着される時に前記ギヤ被係止溝SG1aがギヤ係止ピンGP1に係止される。したがって、第1シャフトギヤSG1は第1シャフトS1に位置決めされた状態で装着され、第1シャフトギヤSG1及び第1シャフトS1は一体的に回転する。なお、前記ギヤ被係止溝SG1aは、第1シャフトギヤSG1の内径部を貫通していないので、第1シャフトギヤSG1を第1シャフトS1に装着する際に装着する方向が正しくない場合、ギヤ係止ピンGP1がギヤ被係止溝SG1aに係合せず、第1シャフトギヤSG1を第1シャフトS1に装着できない。したがって、回転伝達ユニット1組み立て時に、装着方向が正しくない場合装着方向が正しくないことを作業者が確認でき、誤装着が防止される。
図3、図6、図8において、前記第1シャフトS1及び第1シャフトギヤSG1がモータ装着プレートJ1に装着され、軸先端支持プレートJ2とモータ装着プレートとが連結された後、前記外部接続ギヤKG1が第1シャフトS1に装着される。前記外部接続ギヤKG1の内径部KG1a(図8C参照)は、前記シャフトS1の切除部S1bに対応して外周の一部が切除された円筒状に形成されている。したがって、前記外部接続ギヤKG1が第1シャフトS1に装着されると、前記内径部KG1aが切除部S1bの後端(−X端部)で係止され位置決めされる。そして、前記前側Eリング装着溝S1cにEリング(図示せず)を装着することによって前記外部接続ギヤKG1は、第1シャフトS1に装着(固定支持)され、一体的に回転する。
(第2スタッド)
図9は第2スタッドと前記第2スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図9Aは第2スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図9Bは第2スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。
図6、図9において、前記第2スタッド39には、第2スタッドギヤG2が回転可能な状態で装着される。前記第2スタッドギヤG2は、前記第1出力ギヤM1aと噛合うギヤ溝が形成された大径ギヤ部G2aと、前記大径ギヤ部G2aの前方(+X方向)に一体的に形成された小径ギヤ部G2bとを有している。前記大径ギヤ部G2aは前記第1出力ギヤM1aに直接噛合うギヤ部分(直接噛合ギヤ)である。なお、第2スタッドギヤG2の小径ギヤ部G2bは、第1スタッドギヤG1の大径ギヤ部(直接噛合ギヤ)に伝達された回転力を他の間接ギヤ(G3,G4,SG1〜SG4)(後述)に伝達するための伝達ギヤとして使用される。
図6から分かるように、前記第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2の大径ギヤ部(直接噛合ギヤ)G1aおよびG2aは、前記第1出力ギヤM1aに直接噛合うとともに、後述の図17に示すように、第2出力ギヤM2aにも直接噛合うギヤである。
(第3スタッド)
図10は第3スタッドと前記第3スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図10Aは第3スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図10Bは第3スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。
図6、図10において、前記第3スタッド41には、第3スタッドギヤG4が回転可能な状態で装着される。前記第3スタッドギヤG3は、前記第2スタッドギヤG2の小径ギヤ部G2bと噛合う大径ギヤ部G3a(図6参照)と、大径ギヤ部G3aの後側(−X側)に一体的に形成された小径ギヤ部G3bと、小径ギヤ部G3bの後側(−X側)に一体的に形成された後側スペーサ部G3cと、前記大径ギヤ部G3aの前側(+X側)に一体的に形成された前側スペーサ部G3dとを有している。
(第2シャフト)
図11は第2シャフトと前記第2シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図11Aは第2シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図11Bは第2シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図11Cは図11Bの矢印XIC−XIC方向から見た図、図11Dは図11Bの矢印XID−XID方向から見た図、図11Eは図11BのXIE−XIE線断面図、図11Fは図11BのXIF−XIF線断面図である。
図6、図11において、前記第2後側軸受48には第2シャフト(間接ギヤ支持軸、ギヤ支持軸)S2の後端が回転可能に支持され、第2シャフトS2の前部(+X部分)は第2前側軸受78を貫通して回転可能に支持されている。前記第2シャフトS2には前記第3スタッドギヤG3の大径ギヤ部G3aと噛合う第2シャフトギヤSG2(図6参照)と、前記回転伝達ユニット1の外部に駆動力を伝達する外部接続KG2が支持されている。
前記第2シャフトS2の後部(−X部)にはピン貫通孔S2a(図11B、図11F参照)が形成されており、前記ピン貫通孔S2aにはギヤ係止ピンGP2が貫通して支持されている。また、前記第2シャフトS2の前部(+X部)には外周部の一部が切除された切除部S2b(図11B、図11E参照)が形成されており、第2シャフトS2の中央部及び前端部にはEリング装着溝S2c,S2c(図11B参照)が形成されている。
図11B、図11Cにおいて、前記第2シャフトギヤSG2は、前記第3スタッドギヤG3の大径ギヤ部G3aと噛合うギヤ溝が形成されたギヤ部SG2aと、前記ギヤ部SG2aの前方(+X方向)に一体的に形成されたスペーサ部SG2bとを有している。そして、前記ギヤ部SG2aの内径部には、前記ギヤ係止ピンGP2に係合するギヤ被係止溝SG2cが、ギヤ部SG2aを軸方向に貫通せずに形成されている。したがって、前記第2シャフトギヤSG2は、第2シャフトS2に位置決めされた状態で装着され、第2シャフトS2と一体的に回転する。また、前記ギヤ係止ピンGP2とギヤ被係止溝SG2cとによって、第2シャフトギヤSG2の装着方向が正しくない場合に作業者が認識できるので、誤装着が防止できる。なお、前記第2シャフトギヤSG2は、第2シャフトS2に装着された際に、Eリング装着溝S2cに装着されるEリング(図示せず)によってスペーサ部SG2bの前端(+X端)が位置決めされる。
図3、図6、図11において、前記第2シャフトS2及び第2シャフトギヤSG2がモータ装着プレートJ1に装着され、軸先端支持プレートJ2とモータ装着プレートとが連結された後、前記外部接続ギヤKG2が第2シャフトS2に装着される。前記外部接続ギヤKG2の内径部KG2aは、前記第2シャフトS2の切除部S2bに対応して外周の一部が切除された円筒状に形成されている(図11E参照)。したがって、前記外部接続ギヤKG1と同様に、前記外部接続ギヤKG2も、内径部KG2aが切除部S2bの後端(−X端部)で係止され位置決めされ、第2シャフトS2と一体的に回転する。なお、前記外部接続ギヤKG2の前端部は前端側のEリング装着溝S2cに装着されるEリング(図示せず)によって位置決めされる。
(第3シャフト)
図12は第3シャフトと前記第3シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図12Aは第3シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図12Bは第3シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図12Cは図12Bの矢印XIIC−XIIC方向から見た図、図12Dは図12Bの矢印XIID−XIID方向から見た図、図12Eは図12BのXIIE−XIIE線断面図、図12Fは図12BのXIIF−XIIF線断面図である。
図6、図12において、前記第3後側軸受49には第3シャフト(間接ギヤ支持軸、ギヤ支持軸)S3の後端が回転可能に支持され、第3シャフトS3の前部(+X部分)は第3前側軸受79を貫通して回転可能に支持されている。前記第3シャフトS3には前記第3スタッドギヤG3の小径ギヤ部G3bと噛合う第3シャフトギヤSG3(図6参照)と、前記回転伝達ユニット1に駆動力を伝達する外部接続ギヤKG3が支持されている。
前記第3シャフトS3の後部(−X部)にはピン貫通孔S3a(図12B、図12F参照)が形成されており、前記ピン貫通孔S3aにはギヤ係止ピンGP3が貫通して支持されている。また、前記第3シャフトS3の前部(+前部)には外周部の一部が切除された切除部S3b(図12B、図12E参照)が形成されており、第3シャフトS3の前後両端部にはEリング装着溝S3c,S3c(図12B参照)が形成されている。前記第3シャフトS3は、前記後側のEリング装着溝S3cに装着されるEリング(図示せず)によって後端が位置決めされる。
図12B、図12Dにおいて、前記第3シャフトギヤSG3は、前記第3スタッドギヤG3の小径ギヤ部G3bと噛合う溝が形成された大径ギヤ部SG3aと、前記大径ギヤ部SG3aの前方(+X方向)に一体的に形成された小径ギヤ部SG3bとを有している。そして、前記大径ギヤ部SG3aの内径部には、前記ギヤ係止ピンGP3に係合するギヤ被係止溝SG3cが、大径ギヤ部SG3aを軸方向に貫通せずに形成されている。
したがって、前記第3シャフトギヤSG3も第3シャフトS3に位置決めされた状態で装着され、第3シャフトと一体的に回転する。なお、前記第3シャフトギヤSG3は、第3シャフトS3に装着された際に、前端部(+X端部)が第3前側軸受79によって位置決めされる。
図3、図6、図12において、前記第3シャフトS3及び第3シャフトギヤSG3がモータ装着プレートJ1に装着され、軸先端支持プレートJ2とモータ装着プレートJ1とが連結された後、前記外部接続ギヤKG3が第3シャフトS3に装着される。前記外部接続ギヤKG3の内径部KG3aは、前記第3シャフトS3の切除部S3bに対応して外周の一部が切除された円筒状に形成されている(図12C参照)。したがって、前記外部接続ギヤKG1と同様に、前記外部接続ギヤKG3も、内径部KG3aが切除部S3bの前端(+X端部)で係止され位置決めされる。なお、前記外部接続ギヤKG3の前端部は前記前側Eリング装着溝S3cに装着されるEリング(図示せず)によって位置決めされる。
(第4スタッド)
図13は第4スタッドと前記第4スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図13Aは第4スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図13Bは第4スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。
図6、図13において、前記第4スタッド42には、前記第3シャフトギヤSG3の小径ギヤ部G3bと噛合う第4スタッドギヤG4が回転可能な状態で装着される。前記第4スタッドギヤG4は、前記第3シャフトギヤSG3の小径ギヤ部G3bと噛合うギヤ溝が形成された大径ギヤ部G4aと、大径ギヤ部G4aの後側(−X側)に一体的に形成された後側スペーサ部G4bと、前記大径ギヤ部G4aの前側(+X側)に一体的に形成された前側スペーサ部G4cとを有している。

(クラッチ)
図14はクラッチシャフトと前記クラッチシャフトに装着されるクラッチの説明図であり、図14Aはクラッチシャフトにクラッチが装着された状態を示す図、図14Bはクラッチシャフトからクラッチが取り外された状態を示す要部断面説明図、図14Cは図14Bの矢印XIVC−XIVC方向から見た図、図14Dは図14Bの矢印XIVD−XIVD方向から見た図である。
図6、図14において、モータ装着プレートJ1のクラッチシャフト支持孔23aにはベアリングを介してクラッチシャフト(間接ギヤ支持軸、ギヤ支持軸)S4の後端が回転可能に支持されており、前記クラッチシャフトS4の前部は軸先端支持プレートJ2のクラッチシャフト貫通孔72にベアリングを介して回転可能に支持されている。そして、前記クラッチシャフトS4には電磁クラッチ81が支持されている。
図6、図14において、前記クラッチシャフトS4の前端部(+X端部)には、ギヤ係止ピンGP4が支持されている。前記ギヤ係止ピンGP4は、図示しないスプリングによってクラッチシャフトS4の外側に対して突出・収容可能な一対のピンにより構成されている。前記ギヤ係止ピンGP4の後方には、前側Eリング装着溝S4a(図14B参照)が形成されている。図14B、図14Cにおいて、前記クラッチシャフトS4の後部(−X部分)には外周の一部が切除された切除部S4b(図14C参照)が形成されており、前記クラッチシャフトS4の後端部(−X端部)には、前部(+X部分)より小径の小径部S4cが形成されている。そして、前記小径部S4cの後端には後側Eリング装着溝S4dが形成されている。
図6、図14Bにおいて、電磁クラッチ81は、前記クラッチシャフトS4に回転可能に支持された固定部材82と、前記固定部材82に回転可能に支持され且つクラッチシャフトS4と一体的に回転可能に構成されたロータ(駆動力出力部材)83と、前記ロータ83に連結・離脱可能に構成されたアーマチュア84と、前記アーマチュア84と一体的に回転可能に構成され且つ前記第4スタッドギヤG4と噛合う入力ギヤ(駆動力入力部材)SG4(図6参照)とを有している。そして、前記固定部材82の外周には係止爪(被係止部材)82aが一体的に形成されている。前記係止爪82aは、電磁クラッチ81及びクラッチシャフトS4がモータ装着プレートJ1に装着された際に、モータ装着プレートJ1の下部間隔保持部(係止部材)24とクラッチ回り止め部(係止部材)26との間に挟まれた状態で配置される。
また、前記ロータ83とアーマチュア84とを連結・離脱させる制御信号及び電流が入力されるケーブル82bが前記固定部材82の後端部(−X端部)から伸びており、図示しないクラッチ制御手段に接続されている。なお、前記電磁クラッチ81は従来公知であり、前記電磁クラッチ81内部の構成や、前記ロータ83とアーマチュア84とを連結・離脱させる構成等の詳細な説明は省略する。
前記クラッチシャフトS4の前端(+X端部)には、前記ケーブル82bから入力される制御信号により回転する前記第1シャフトギヤSG1と同じ形状の外部接続ギヤKG4が装着される。
図15、図16、図17は、前記図3、図5、図6のモータ装着プレートJ1に装着された第1モータM1の代りに第2モータM2が装着された状態を示している。
図15は、本発明の回転力伝達ユニットの実施例1の斜視図で、前記図3の小径の第1出力ギヤが形成された第1出力軸を有する第1モータの代りに大径の第2出力ギヤが形成された第2出力軸を有する第2モータを装着した状態を示す図である。
図16は、本発明の実施例1の回転力伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、前記図5の第1モータの代りに第2モータを装着した状態を示す図である。
図17は本発明の実施例1のモータ装着プレートにギヤ及びシャフトが装着された状態を示す斜視図で、前記図6の第1モータの代りに第2モータを装着した状態を示す図である。
図15〜図17において、前記第1出力ギヤM1aの代わりに使用される前記大径の第2出力ギヤM2aは、前記小径の第1出力ギヤG1aとティスティング半径が異なる。
なお、前記第2モータM2が装着される回路基板12には、前記第2モータ固定用ネジ孔(第2モータ固定部)N2aに対応する位置に、前記ネジN2bが貫通するネジ貫通孔(図示せず)が形成されている。
第2モータM2の出力軸に形成された大径の第2出力ギヤM2aを有する第2出力軸は、前記モータ装着プレートJ1の中央部に形成された長孔の出力軸貫通孔36を貫通している。前記モータ装着プレートJ1に第2モータM2を固定する場合、前記大径の出力ギヤM2aは、前記第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2に直接噛み合うように配置する必要がある。前述したように、前記第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2は、前記大径の第2出力ギヤM2aよりも小径の前記第1出力ギヤM1aが直接噛み合うギヤである。したがって、第2モータM2の前記大径の出力ギヤM2aを、前記第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2に直接噛み合うように配置するためには、前記小径の出力ギヤM1aとは異なる位置に配置する必要がある。
したがって、前記複数の第2モータ固定用ネジ孔N2a(図5参照)は、複数の第1モータ固定用ネジ孔N1a(図16参照)の右側(+Y方向)に配置されている。そして、前記回路基板12の後面に装着される第2モータM2は、前記出力軸貫通孔36を大径の第2出力ギヤM2aが貫通した状態で、回路基板12の貫通孔を貫通させたネジN2b(図16参照)を前記モータ装着プレートJ1に形成された複数の第2モータ固定用ネジ孔N2a(図5参照)に螺合させて固定される。
図18はモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図18Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図18Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。
図18Aにおいて、図5、図6に示す直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aは、小径の第1出力ギヤM1aと噛み合っている。なお、図18Aの2点鎖線は、実線で示す第1出力ギヤM1aの代わりに使用される大径の第2出力ギヤ用直接噛合ギヤM2aを示している。図18Aの状態では、第1出力ギヤM1aの回転は、直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aに伝達され、さらに、直接噛合ギヤG1,G2の伝達ギヤ部G1b,G2bから第1シャフトギヤ(間接ギヤ)SG1および第3スタッドギヤG3の大径ギヤ部G3aに伝達される。
図18Bにおいて、図16、図17に示す直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aは、大径の第2出力ギヤM2aと噛み合っている。なお、図18Bの2点鎖線は、実線で示す第1出力ギヤM2aの代わりに使用される小径の前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤM1aを示している。図18Bの状態では、第2出力ギヤM2aの回転は、直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aに伝達され、さらに、直接噛合ギヤG1,G2の伝達ギヤ部G1b,G2bから第1シャフトギヤ(間接ギヤ)SG1および第3スタッドギヤG3の大径ギヤ部G3aに伝達される。
(実施例1の作用)
実施例1の回転伝達ユニット1では、モータ装着プレートJ1のモータ装着面には、小径の第1出力ギヤG1aが形成された第1出力軸を有する第1モータM1と前記第1モータM1の代わりに使用する第2出力ギヤG2aが形成された第2出力軸を有する第2モータM2とが装着される。前記第1モータM1の回転力を出力する小径の第1出力ギヤM1aおよび前記第2モータM2の回転力を出力する大径の第2出力ギヤM2aは、前記モータ装着面側(後側すなわち−X面側)からモータ装着プレートJ1に形成された出力軸貫通孔36を貫通して前記ギヤ装着面側(前側すなわちX面側)に突出する。
前記モータ装着プレートJ1の後面側(−X面側)のモータ装着面と反対側(前面側)に形成されたギヤ装着面に装着された前記複数の各ギヤ支持軸37,39,41,42,S1〜S4(図17参照)にはそれぞれ回転伝達ギヤG1〜G4,SG1〜SG4が装着される。前記回転伝達ギヤギヤG1〜G4,SG1〜SG4は、前記第1出力ギヤG1aまたは第2出力ギヤG2aと直接噛合う直接噛合ギヤG1,G2と複数の間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4とを有している。前記小径の第1出力ギヤM1aおよび前記第1出力ギヤM1aの代わりに使用される前記大径の第2出力ギヤM2aは、前記直接噛合ギヤG1,G2に噛合って回転力を伝達する。前記直接噛合ギヤG1,G2の回転力は前記複数の間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4に伝達される。
この実施例1では、前記小径の第1出力ギヤM1aを回転させる第1モータM1を使用する場合と、前記大径の第2出力ギヤM2aを回転させる第2モータM2を使用する場合とで、直接噛合ギヤG1,G2の回転速度を変更することができる。この場合、前記間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4の回転速度および外部接続ギヤKG1〜KG4の回転速度を変更することができる。
前記モータ装着プレートJ1の後面のモータ装着面に装着される前記小径の第1出力ギヤM1aを駆動する第1モータM1と大径の第2出力ギヤM2を駆動する第2モータM2とは、前記図5、図16に示すように前記第1モータ固定用ネジ孔N1aと第2モータ固定用ネジ孔N2aとで取り付け位置が異なる。したがって、モータ装着プレートJ1と回転伝達ギヤG1〜G4,SG1〜SG4と軸先端支持プレートJ2とは共通で、小径の第1出力ギヤM1aを回転させる第1モータM1または大径の第2出力ギヤM2aを回転させる第2モータM2のいずれかを使用することにより、前記直接噛合ギヤG1,G2、前記間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4およびを外部接続ギヤKG1〜KG4介して外部の駆動部材に異なる回転速度の回転力を伝達することができる。
(実施例2)
図19は実施例2の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。
図20は実施例2の回転伝達ユニットの軸先端支持プレートの斜視図である。
図21は実施例2の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを装着したモータ装着プレートの斜視図である。
図22は実施例2のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤが装着された状態の斜視図である。
図23は実施例2の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。
図24は実施例2の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを装着したモータ装着プレートの斜視図である。
図25は実施例2のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤが装着された状態の斜視図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図19〜図26(図26については後述)に示すこの実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
小径の第1出力ギヤM1aを有する第1モータM1が装着された図19、図21、図22において、実施例2の前記モータ装着プレートJ1の中央部には、第1出力ギヤM1aが貫通する円形の出力軸貫通孔36′が形成されている。前記モータ装着プレートJ1に第1モータM1を固定する場合、前記出力軸貫通孔36′に第1出力ギヤM1aが貫通した状態で前記モータ装着プレートJ1に形成された複数のモータ固定用ネジ孔N1aにネジN1bを螺合させて固定する。なお、回路基板12には、前記モータ固定用ネジ孔N1aに対応する位置に前記ネジN1bが貫通するネジ貫通孔(図示せず)が形成されている。
第2モータM2が装着された図23〜図25において、大径の第2出力ギヤM2aを有する第2出力軸は、前記第1出力軸と同一の位置に配置されており、前記モータ装着プレートJ1の中央部に形成された円形の出力軸貫通孔36′を貫通している。したがって、この図23〜図25の大径の第2出力ギヤM2aの中心線と前記小径の第1出力ギヤM1aの中心線とは同一位置に配置されている。したがって、この実施例2では、第1モータM1を固定する際に使用する前記モータ固定用ネジ孔N1aとネジN1bとは、第2モータM2を固定する際にも使用される。
本実施例2で使用する第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2は、前記小径の第1出力ギヤM1aを有する第1モータM1を使用する場合と、前記第1モータの代わりに大径の出力ギヤM2aを有する第2モータM2とを使用する場合とで、同一のギヤを使用するが、第1スタッド37および第2スタッド39の配置位置を変更する。このため、モータ装着プレートJ1には、第1スタッド37を装着するための第1スタッド装着孔(第1直接噛合ギヤ支持軸装着孔)67f,67f′と、第2スタッド39を装着するための2個の第2スタッド装着孔(第2直接噛合ギヤ支持軸装着孔)69fおよび69f′が形成されている。
前記第1スタッド装着孔67f(第1出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ支持軸装着孔)は第1モータM1を使用する際(図19、図21、図22参照)に前記第1スタッド37を装着する孔であり、前記第1スタッド装着孔67f′(第2出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ支持軸装着孔)は第2モータM2を使用する際(図23〜図25参照)に第1スタッド37を装着する孔である。
前記第2スタッド装着孔(第1出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ支持軸装着孔)69fは第1モータM1を使用する際(図19、図21、図22参照)に前記第2スタッド39を装着する孔であり、第2スタッド装着孔69f′(第2出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ支持軸装着孔)は第2モータM2を使用する際(図23〜図25参照)に第2スタッド39を装着する孔である。
図26は実施例2のモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図26Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図26Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。
前記第1スタッド装着孔67,67f′は次のように配置されている。
前記第2出力軸M2aの中心位置から前記第1スタッド装着孔67f′までの距離(第2出力軸M2aのティスティング半径と前記大径ギヤ部G1aのティスティング半径との和)は、前記第1出力軸M1aの中心位置から前記第1スタッド装着孔67fまでの距離(第1出力軸M1aのティスティング半径と前記大径ギヤ部G1aのティスティング半径との和)よりも大きい。また、前記第1シャフトS1の中心位置から前記第1スタッド装着孔67f′までの距離(第1シャフトギヤSG1のティスティング半径と前記小径ギヤ部G1bのティスティング半径との和)は、前記第1シャフトS1の中心位置から前記第1スタッド装着孔67fの中心位置までの距離と等しい。
前記第2スタッド装着孔69,69f′は次のように配置されている。
前記第2出力軸M2aの中心位置から前記第2スタッド装着孔69f′までの距離(第2出力軸M2aのティスティング半径と前記大径ギヤ部G2aのティスティング半径との和)は、前記第1出力軸M1aの中心位置から前記第2スタッド装着孔69fまでの距離(第1出力軸M1aのティスティング半径と前記大径ギヤ部G2aのティスティング半径との和)よりも大きい。また、前記第3スタッド39の中心位置から前記第2スタッド装着孔69f′までの距離(第3スタッドギヤG3の大径ギヤ部G3aのティスティング半径と前記小径ギヤ部G2bのティスティング半径との和)は、前記第3スタッド39の中心位置から前記第2スタッド装着孔69fの中心位置までの距離と等しい。
図20、図21において、軸先端支持プレートJ2には、前記モータ装着プレートJ1に第1モータM1を固定した場合に、第1スタッド37の前端(+X端)を支持する第1スタッド支持孔67が形成され且つ、前記第2スタッド39の前端(+X端)を支持する第2スタッド支持孔69が形成されている。前記軸先端支持プレートJ2に形成された第1スタッド支持孔67の右部上端(+Y部+Z端)には、前記モータ装着プレートJ1に第2モータM2を固定した場合に、第1スタッド37の前端(+X端)を支持する第1スタッド支持孔67′が形成されている。前記軸先端支持プレートJ2に形成された第2スタッド支持孔69の左部下端(−Y部−X端)には、前記モータ装着プレートJ1に第2モータM2を固定した場合に、第2スタッド39の前端(+X端)を支持する第2スタッド支持孔69′が形成されている。
前記第1スタッド支持孔67,67′(図20参照)は前記第1スタッド装着孔67f,67f′(図21、図24参照)に対応して配置されており、前記第2スタッド支持孔69,69′(図20参照)は前記第2スタッド装着孔69f,69f′(図21、図24参照)に対応して配置されている。
したがって、図22、図26Aにおいて、小径の第1出力軸M1aを有する第1モータM1を使用する場合には、第1スタッド37を第1スタッド装着孔67f(図21参照)および第1スタッド支持孔67(図19参照)で支持することにより、第1シャフトギヤSG1に回転を伝達することができる。また、第2スタッド39を第2スタッド装着孔69f(図21参照)および第2スタッド支持孔69(図19参照)で支持することにより、第3スタッドギヤG3に回転を伝達することができる。
また、図25、図26Bにおいて、大径の第2出力軸M2aを有する第2モータM2を使用する場合には、第1スタッド37を第1スタッド装着孔67f′(図24参照)および第1スタッド支持孔67′(図23参照)で支持することにより、第1シャフトギヤSG1に回転を伝達することができる。また、第2スタッド39を第2スタッド装着孔69f′(図24参照)および第2スタッド支持孔69′(図23参照)で支持することにより、第3スタッドギヤG3に回転を伝達することができる。
すなわち、第1モータM1を第2モータM2に交換し、且つ第1スタッドギヤG1および第2スタッドギヤG2の配置位置を変更するだけで、前記複数の各間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4および外部接続ギヤKG1〜KG4に伝達回転数を変更することができる。
したがって、モータ装着プレートJ1と回転伝達ギヤG1〜G4,SG1〜SG4と軸先端支持プレートJ2とは共通で、小径の第1出力ギヤM1aを回転させる第1モータM1または大径の第2出力ギヤM2aを回転させる第2モータM2のいずれかを使用することにより、前記直接噛合ギヤG1,G2、前記間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4およびを外部接続ギヤKG1〜KG4介して外部の駆動部材に異なる回転速度の回転力を伝達することができる。
(実施例3)
図27は実施例3のモータ装着プレートに間接ギヤ及びそれを支持するギヤ支持軸とともに第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤおよびそれを支持するギヤ支持軸が装着された状態の斜視図である。
図28は実施例3のモータ装着プレートに間接ギヤ及びそれを支持するギヤ支持軸とともに第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤおよびそれを支持するギヤ支持軸が装着された状態の斜視図である。
図29は実施例3のモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図29Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図29Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。
なお、この実施例3の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例3は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
この実施例3では、前記実施例2と同一のモータ装着プレートJ1および軸先端支持プレートJ2が使用されている。したがって、前記実施例2と同様に、直接噛合ギヤ支持軸37,39の位置を変更することにより間接ギヤの回転数を変更することが可能である。
しかしながら、本実施例3では、前記第1モータM1の第1出力ギヤM1aと直接噛み合う第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸37,39の位置と第2モータM2の第2出力ギヤM2aと直接噛み合う第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸37′,39′の位置とが同一の位置に設定されている。すなわち、前記ギヤ支持軸37,39および37′,39′はいずれも、第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着孔(第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部)67f,69fにより支持する。そして、第1出力ギヤ用直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aのティスティング半径と、第2出力ギヤ用直接噛合ギヤG1′,G2′の直接噛合ギヤ部G1a′,G2a′のティスティング半径とを異ならせることにより間接ギヤの回転数を変更する。
小径の第1出力ギヤM1aを有する第1モータM1が装着された図27および図29Aにおいて、実施例3のモータ装着プレートJ1の中央部には、第1出力ギヤM1aが貫通する円形の出力軸貫通孔36′(図27参照)が形成されている。前記モータ装着プレートJ1に第1モータM1を固定する場合、前記出力軸貫通孔36′に第1出力ギヤM1aが貫通した状態で前記モータ装着プレートJ1に形成された複数のモータ固定用ネジ孔N1aにネジN1bを螺合させて固定する。なお、回路基板12には、前記モータ固定用ネジ孔N1aに対応する位置に前記ネジN1bが貫通するネジ貫通孔(図示せず)が形成されている。
第2モータM2が装着された図28および図29Bにおいて、大径の第2出力ギヤM2aを有する第2出力軸は、前記第1出力軸と同一の位置に配置されており、前記モータ装着プレートJ1の中央部に形成された円形の出力軸貫通孔36′を貫通している。したがって、この図28、図29B、図31の大径の第2出力ギヤM2aの中心線と前記小径の第1出力ギヤM1aの中心線とは同一位置に配置されている。したがって、この実施例3では、第1モータM1を固定する際に使用する前記モータ固定用ネジ孔N1aとネジN1bとは、第2モータM2を固定する際にも使用される。
(第1スタッド)
図30は回転伝達ユニットに第1モータが装着された場合に使用する第1スタッドギヤと第2モータが装着された場合に使用する第1スタッドギヤとの相違を説明する図で、図30Aは第1モータの第1出力軸に形成された第1出力ギヤと第1出力ギヤに噛合う第1モータ用第1スタッドギヤとの配置を示す図、図30Bは第2出力軸に形成された第2出力ギヤと第2出力ギヤに噛合う第2モータ用第1スタッドギヤの配置を示す図である。
図29A、図30において、第1モータM1の小径の第1出力ギヤM1aと第2モータM2の大径の第2出力ギヤM2aとは同一位置に配置されており、第1モータ用第1スタッドギヤ(第1出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ)G1を支持する第1モータM1用の第1スタッド(第1出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ支持軸)37(図30A参照)と、第2モータ用第1スタッドギヤ(第2出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ)G1′を支持する第2モータM2用の第1スタッド(第2出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ支持軸)37′(図30B参照)とは同一位置に配置されている。
前記第1モータ用第1スタッドギヤG1は、大径ギヤ部(第1出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ)G1aと小径ギヤ部(前記大径ギヤ部に伝達される回転を第1シャフトギヤ(間接ギヤ)SG1に伝達する伝達ギヤ)G1bとを有している。また、前記第2モータ用第1スタッドギヤG1′は、大径ギヤ部(第2出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ)G1a′と小径ギヤ部(前記大径ギヤ部に伝達される回転を第1シャフトギヤ(間接ギヤ)SG1に伝達する伝達ギヤ)G1b′を有している。
図30において、第1モータM1の第1出力ギヤM1aのティスティング半径をa1、第1モータ用第1スタッドギヤG1の大径ギヤ部(第1モータ用第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ)G1aのティスティング半径をb1とする。また、第2モータM2の第2出力ギヤM2aのティスティング半径をa2、第2モータ用第1スタッドギヤG1′の大径ギヤ部(第2モータ用第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ)G1a′のティスティング半径をb2とする。
また、前述したように、第1出力ギヤM1aと第2出力ギヤM2aとは同一位置に配置されており、第1モータ用第1スタッドギヤG1と第2モータ用第1スタッドギヤG1′とは同一位置に配置されている。このため、次式(1)が成り立つ。
(a1+b1)=(a2+b2)
また、前記第1モータ用第1スタッドギヤ(第1モータ用第1噛合ギヤ)G1の小径ギヤ部G1bと前記第2モータ用第1スタッドギヤ(第2モータ用第1直接噛合ギヤ)G1′の小径ギヤ部G1b′とは同一位置に配置され且つ同一のティスティング半径を有している。
したがって、前記小径ギヤ部G1bおよび小径ギヤ部G1b′に噛み合う前記第1シャフトギヤSG1の位置は同一である。すなわち、第1モータ用第1スタッドギヤG1を使用する場合も、第2モータ用第1スタッドギヤG1′を使用する場合も、前記第1シャフトギヤSG1は共通に使用できる。そして、前記第1モータM1および第1モータ用第1スタッドギヤG1を使用する代わりに、第2モータM2および第2モータ用第1スタッドギヤG1′を使用することにより、前記第1シャフトギヤSG1に伝達する回転を変化させることが可能である。
(第2スタッド)
図31は回転伝達ユニットに第1モータが装着された場合に使用する第2スタッドギヤと第2モータが装着された場合に使用する第2スタッドギヤとの相違を説明する図で、図31Aは第1モータの第1出力軸に形成された第1出力ギヤと第1出力ギヤに噛合う第1モータ用第2スタッドギヤとの配置を示す図、図31Bは第2出力軸に形成された第2出力ギヤと第2出力ギヤに噛合う第2モータ用第2スタッドギヤの配置を示す図である。
図29B、図31において、第1モータM1の小径の第1出力ギヤM1aと第2モータM2の大径の第2出力ギヤM2aとは同一位置に配置されており、第1モータ用第2スタッドギヤG2を支持する第1モータM1用の第2スタッド(第1出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ支持軸)39と、第2モータ用第2スタッドギヤG2′を支持する第2モータ用の第2スタッド(第2出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ支持軸)69′とは同一位置に配置されている。
前記第1モータ用第2スタッドギヤG2は、前記第1出力ギヤM1aに噛み合う大径ギヤ部(第1出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ部)G2aと小径ギヤ部(前記大径ギヤ部G2aに伝達される回転を第3スタッドギヤ(間接ギヤ)G3に伝達する伝達ギヤ)G2bを有している。また、前記第2モータ用第2スタッドギヤ(第2出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ)G2′は、第2出力ギヤM2aに噛み合う大径ギヤ部(第2出力ギヤ用第2直接噛合ギヤ部)G2a′と小径ギヤ部(前記大径ギヤ部G2a′に伝達される回転を第3スタッドギヤ(間接ギヤ)G3に伝達する伝達ギヤ)G2b′を有している。
図31において、第1モータM1の第1出力ギヤM1aのティスティング半径a1および第2モータM2の第2出力ギヤM2aのティスティング半径a2は前記図30と同一である。第1モータ用第2スタッドギヤG2の大径ギヤ部(第1出力ギヤ用第1直接噛合ギヤ部)G2aのティスティング半径をb1′とし、また、第2モータ用第2スタッドギヤG2′の大径ギヤ部(第2スタッド用第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ)G2a′のティスティング半径をb2′とする。
また、前述したように、第1出力ギヤM1aと第2出力ギヤM2aとは同一位置に配置されており、第1モータ用第2スタッドギヤG2と第2モータ用第2スタッドギヤG2′とは同一位置に配置されている。このため、次式(1)が成り立つ。
(a1+b1′)=(a2+b2′)
また、前記第1モータ用第2スタッドギヤG2の小径ギヤ部G2bと前記第2モータ用第2スタッドギヤG2′の小径ギヤ部G2b′とは同一位置に配置され且つ同一のティスティング半径を有している。
したがって、前記小径ギヤ部G2bおよび小径ギヤ部G2b′に噛み合う前記第3スタンドギヤG3の大径ギヤ部G3aの位置は同一である。すなわち、第1モータ用第2スタッドギヤG2を使用する場合も、第2モータ用第2スタッドギヤG2′を使用する場合も、前記第3スタッドギヤG3は共通に使用できる。そして、前記第1モータM1および第1モータ用第2スタッドギヤG2を使用する代わりに、第2モータM2および第2モータ用第2スタッドギヤG2′を使用することにより、前記第3スタッドギヤG3に伝達する回転を変化させることが可能である。
すなわち、前記複数の各間接ギヤG3,G4,SG1〜SG4および外部接続ギヤKG1〜KG4等は、前記第1出力ギヤM1aおよび第1出力ギヤ用直接噛合ギヤG1a,G2aを使用した場合と、前記第2出力ギヤM2aおよび第2出力ギヤ用直接噛合ギヤG1a′,G2a′を使用した場合とで、全く同一に構成することができ、且つ同一位置に配置することができる。
すなわち、少数の部品(モータM1,M2および第1スタッドギヤG1,G1′、第2スタッドギヤG2,G2′)を交換するだけで、他の部品は共通に使用することにより、前記外部接続ギヤKG1〜KG4の回転を変更することができる。
(実施例4)
図32は実施例4のモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図32は第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図32Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。
なお、この実施例4の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例4は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。
この実施例4では、前記実施例2と同一のモータ装着プレートJ1および軸先端支持プレートJ2が使用されている。但し、この実施例4では、第1モータM1の出力軸に設けた第1出力ギヤM1aと第2モータM2の出力軸に設けた第2出力ギヤM2a′のティスティング半径は同一である。そして、第1モータM1が装着された場合に使用する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aのティスティング半径は、第2モータM2が装着された場合に使用する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤG1′,G2′の直接噛合ギヤ部G1a′,G2a′のティスティング半径とは異なる値に設定されている。
この実施例4では第1モータM1の代わりに使用する第2モータM2の使用時には、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤG1,G2の直接噛合ギヤ部G1a,G2aとティスティング半径の異なる直接噛合ギヤG1a′,G2a′を有する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤG1′,G2′を使用することにより、間接ギヤの回転数を変更することができる。
なお、この実施例4において、第1モータM1と第2モータそ2とは、異なるモータを使用する代わりに、同一のモータを使用することが可能である。
(実施例5)
図33は実施例5の回転伝達ユニットの直接噛合ギヤと前記直接噛合ギヤを回転可能に支持するスタッドの説明図で、図33Aはスタッドから直接噛合ギヤが取り外された状態を示す図で、図33Bはスタッドに直接噛合ギヤが装着された状態を示す図である。
なお、この実施例5の説明において、前記実施例2の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この図33に示すの実施例5は、下記の点で前記実施例2と相違しているが、他の点では前記実施例2と同様に構成されている。
この実施例5は、前記実施例2と同様に第1モータM1の小径の第1出力ギヤM1aおよび第2モータM2の大径の第2出力ギヤはモータ装着プレートJ1の同一位置に配置される。
第1スタッド(直接噛合ギヤ支持軸)37はブラケット86に支持されている。ブラケット86には、モータ装着プレートJ1に固定するための4個の固定用ネジ貫通孔86aが形成されている。前記固定用ネジ貫通孔86を貫通する図示しない固定用ネジがモータ装着プレートJ1に形成された固定用ネジ孔(図示せず)に螺合することにより、第1スタッド37をモータ装着プレートJ1に固定することができる。
モータ装着プレートJ1の複数箇所に固定用ネジ孔を形成しておくことにより、前記ブラケット86をモータ装着プレートJ1の異なる位置に固定することが可能になる。
前記実施例2では、前記第1スタッド37の前端(+X端)を前記モータ装着プレートJ1に形成された第1スタッド装着孔67f,67f′に支持したが、本実施例5では、前記ブラケット86を、前記モータ装着プレートJ1に形成したネジ孔(図示せず)に螺合させてモータ装着プレートJ1に固定する。なお、前記ブラケット86をモータ装着プレートJ1に定するためのネジ孔(図示せず)としては、モータ装着プレートJ1への第1モータM1装着時に使用するネジ孔と第2モータM2装着時に使用するネジ孔とが設けられている。
また、軸先端支持プレートJ2にも、第1モータM1を使用するときの第1スタッド支持孔67と、第2モータM2を使用するときの第2スタッド支持孔67′とが形成されている。
このため、各種モータM1,M2の変更による前記第1スタッド37の着脱を容易に行うことができる。
なお、第2スタッド39も、前記第1スタッド37と同様にしてモータ装着プレートJ1に着脱可能、且つ位置調節可能に装着される。
(実施例6)
図34は実施例6の回転伝達ユニットの直接噛合ギヤと前記直接噛合ギヤを回転可能に支持するスタッドの説明図で、図34Aはスタッドから直接噛合ギヤが取り外された状態を示す図で、図34Bはスタッドに直接噛合ギヤが装着された状態を示す図である。
なお、この実施例6の説明において、前記実施例5の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この図34に示すの実施例6は、下記の点で前記実施例5と相違しているが、他の点では前記実施例5と同様に構成されている。
図34において、前記実施例5の第1スタッド37はブラケット87に固定されている。前記実施例5のブラケット86には固定ネジ貫通孔86aが4個設けられていたがこの実施例6のブラケット87には、2個のネジ孔貫通孔87aが設けられている。この実施例6の第1スタッド37も、各種モータM1,M2の変更に応じて、第1スタッドの位置を容易に変更することができる。なお、第2スタッド39も、前記第1スタッド37と同様にしてモータ装着プレートJ1に着脱可能、且つ位置調節可能に装着される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記各実施例の回転伝達ユニットは、画像形成装置の回転伝達ユニットとして使用することが可能である。
(H02)第1モータM1の代わりに使用するモータは、第2モータ以外に第3モータ、第4モータ等を使用することが可能である。
(H03)前記実施例3では、前記実施例2で使用したモータ装着プレートJ1および軸先端支持プレートJ2を使用したが、前記実施例1で使用したモータ装着プレートJ1および軸先端支持プレートJ2を使用することが可能である。
(H04)前記実施例2で使用したモータ装着プレートJ1に、前記実施例1と同様に第1モータ固定用のネジ孔N1aおよび第2モータ固定用のネジ孔N2aを形成することが可能である。その場合、前記実施例2において、第1モータM1と第2モータM2との装着位置を変更することが可能になる。
(H05)実施例2、実施例4において、前記第1モータ(M1)および前記第1モータ(M1)の代わりに使用する第2モータ(M2)を固定するために使用するモータ固定用ネジ孔N1aを設ける代わりに、前記第1モータM1を固定するために使用する第1モータ固定用ネジ孔N1aと、前記第1モータM1の代わりに使用する第2モータM2を固定するために使用する第2モータ固定用ネジ孔N2aとを異なる位置に設けたモータ装着プレートJ1を使用可能である。
図1は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。 図2は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で前記図1の矢印II方向から見た図である。 図3は実施例1の回転伝達ユニットの全体斜視図で前記図1の矢印III方向から見た図である。 図4は実施例1の回転伝達ユニットの軸先端支持プレートの斜視図である。 図5は実施例1の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第1モータを装着したモータ装着プレートの斜視図である。 図6は実施例1のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第1モータが装着された状態の斜視図である。 図7は第1スタッド及び前記第1スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図7Aは第1スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図7Bは第1スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。 図8は第1シャフトと前記第1シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図8Aは第1シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図8Bは第1シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図8Cは図8Bの矢印VIIIC−VIIICから見た図、図8Dは図8BのVIIID−VIIIDから見た図、図8Eは図8BのVIIIE−VIIIE線断面図、図8Fは図8BのVIIIF−VIIIF線断面図である。 図9は第2スタッドと前記第2スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図9Aは第2スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図9Bは第2スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。 図10は第3スタッドと前記第3スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図10Aは第3スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図10Bは第3スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。 図11は第2シャフトと前記第2シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図11Aは第2シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図11Bは第2シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図11Cは図11Bの矢印XIC−XIC方向から見た図、図11Dは図11Bの矢印XID−XID方向から見た図、図11Eは図11BのXIE−XIE線断面図、図11Fは図11BのXIF−XIF線断面図である。 図12は第3シャフトと前記第3シャフトに装着されるギヤの説明図であり、図12Aは第3シャフトにギヤが装着された状態を示す図、図12Bは第3シャフトからギヤが取り外された状態を示す図、図12Cは図12Bの矢印XIIC−XIIC方向から見た図、図12Dは図12Bの矢印XIID−XIID方向から見た図、図12Eは図12BのXIIE−XIIE線断面図、図12Fは図12BのXIIF−XIIF線断面図である。 図13は第4スタッドと前記第4スタッドに装着されるギヤの説明図であり、図13Aは第4スタッドにギヤが装着された状態を示す図、図13Bは第4スタッドからギヤが取り外された状態を示す図である。 図14はクラッチシャフトと前記クラッチシャフトに装着されるクラッチの説明図であり、図14Aはクラッチシャフトにクラッチが装着された状態を示す図、図14Bはクラッチシャフトからクラッチが取り外された状態を示す要部断面説明図、図14Cは図14Bの矢印XIVC−XIVC方向から見た図、図14Dは図14Bの矢印XIVD−XIVD方向から見た図である。 図15は、本発明の回転力伝達ユニットの実施例1の斜視図で、前記図3の小径の第1出力ギヤが形成された第1出力軸を有する第1モータの代りに大径の第2出力ギヤが形成された第2出力軸を有する第2モータを装着した状態を示す図である。 図16は、本発明の実施例1の回転力伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、前記図5の第1モータの代りに第2モータを装着した状態を示す図である。 図17は本発明の実施例1のモータ装着プレートにギヤ及びシャフトが装着された状態を示す斜視図で、前記図6の第1モータの代りに第2モータを装着した状態を示す図である。 図18はモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図18Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図18Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。 図19は実施例2の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。 図20は実施例2の回転伝達ユニットの軸先端支持プレートの斜視図である。 図21は実施例2の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを装着したモータ装着プレートの斜視図である。 図22は実施例2のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤが装着された状態の斜視図である。 図23は実施例2の回転伝達ユニットの全体斜視図で、第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤとを装着した回転伝達ユニットの斜視図である。 図24は実施例2の回転伝達ユニットのモータ装着プレートの斜視図で、第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを装着したモータ装着プレートの斜視図である。 図25は実施例2のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤが装着された状態の斜視図である。 図26は実施例2のモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図26Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図26Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。 図27は実施例3のモータ装着プレートに間接ギヤ及びそれを支持するギヤ支持軸とともに第1モータと第1出力ギヤ用直接噛合ギヤおよびそれを支持するギヤ支持軸が装着された状態の斜視図である。 図28は実施例3のモータ装着プレートに間接ギヤ及びそれを支持するギヤ支持軸とともに第2モータと第2出力ギヤ用直接噛合ギヤおよびそれを支持するギヤ支持軸が装着された状態の斜視図である。 図29は実施例3のモータの出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態の説明図で、図29Aは第1モータの第1出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図、図29Bは第2モータの第2出力ギヤと直接噛合ギヤとの噛み合い状態を示す図である。 図30は回転伝達ユニットに第1モータが装着された場合に使用する第1スタッドギヤと第2モータが装着された場合に使用する第1スタッドギヤとの相違を説明する図で、図30Aは第1モータの第1出力軸に形成された第1出力ギヤと第1出力ギヤに噛合う第1モータ用第1スタッドギヤとの配置を示す図、図30Bは第2出力軸に形成された第2出力ギヤと第2出力ギヤに噛合う第2モータ用第1スタッドギヤの配置を示す図である。 図31は回転伝達ユニットに第1モータが装着された場合に使用する第2スタッドギヤと第2モータが装着された場合に使用する第2スタッドギヤとの相違を説明する図で、図31Aは第1モータの第1出力軸に形成された第1出力ギヤと第1出力ギヤに噛合う第1モータ用第2スタッドギヤとの配置を示す図、図31Bは第2出力軸に形成された第2出力ギヤと第2出力ギヤに噛合う第2モータ用第2スタッドギヤの配置を示す図である。 図32は実施例3のモータ装着プレートにギヤ及びギヤ支持軸とともに第1モータが装着された状態の斜視図である。 図33は実施例5の回転伝達ユニットの直接噛合ギヤと前記直接噛合ギヤを回転可能に支持するスタッドの説明図で、図33Aはスタッドから直接噛合ギヤが取り外された状態を示す図で、図33Bはスタッドに直接噛合ギヤが装着された状態を示す図である。 図34は実施例6の回転伝達ユニットの直接噛合ギヤと前記直接噛合ギヤを回転可能に支持するスタッドの説明図で、図34Aはスタッドから直接噛合ギヤが取り外された状態を示す図で、図34Bはスタッドに直接噛合ギヤが装着された状態を示す図である。
符号の説明
G1,G2…直接噛合ギヤ、
G1,G2…第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ、
G1′,G2′…第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ、
G1a,G2aまたはG1a′,G2a′…直接噛合ギヤ部、
G1b,G2b…伝達ギヤ部、
G3,G4,SG1〜SG4…間接ギヤ、
G1〜G4,G1′,G2′,SG1〜SG4…回転伝達ギヤ、
J1…モータ装着プレート、
J2…軸先端支持プレート、
M1,M2…ギヤ駆動用のモータ、
M1…第1モータ、
M2…第2モータ、
M1a,M2a…出力ギヤ、
M1a…第1出力ギヤ、
M2a…第2出力ギヤ、
N1a,N2a…モータ固定部、
N1a,N2a…モータ固定部、
N1a…第1モータ固定部、
N2a…第2モータ固定部、

36…出力軸貫通孔、
37,39,37′,39′,41,42,S1〜S4…ギヤ支持軸、
37,39…直接噛合ギヤ支持軸、
41,42,S1〜S4…間接ギヤ支持軸、
46,48,49,71f,73f…間接ギヤ支持軸装着部、
67,69,71,73,76,78,79…支持軸嵌合孔、
67f,69f,46,48,49,71f,73f…ギヤ支持軸装着部、
67f,69f…直接噛合ギヤ支持軸装着部、
67f′,69f′…第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部、

Claims (8)

  1. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用のモータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータの回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)出力ギヤが設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02a)第1出力ギヤが設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤが設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータにより構成される前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤ、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A04)前記第1出力ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ、
    (A05)前記直接噛合ギヤを支持する直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06b)それぞれ異なる位置に設けられた前記第1モータ固定部および前記第2モータ固定部、
    (A07)前記複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔を有する軸先端支持プレート。
  2. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06),(A06a),(A06c),(A07a)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用のモータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータの回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)出力ギヤが設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02a)第1出力ギヤが設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤが設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータにより構成される前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤ、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A04)前記第1出力ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ。
    (A05)前記直接噛合ギヤを支持する直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A05a)前記第1出力ギヤを使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤを使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤを支持する前記直接噛合ギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部が設けられた前記モータ装着プレート、
    (A07a)前記直接噛合第1位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔と、前記直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が嵌合する直接ギヤ支持軸第2嵌合孔と、前記間接ギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔と、を有する軸先端支持プレート。
  3. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A03),(A03a),(A04),(A05),(A05a),(A06′),(A06a),(A06d),(A07)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用のモータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータの回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)出力ギヤが設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02a)第1出力ギヤが設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤが設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータにより構成される前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤ、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A04)前記第1出力ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ。
    (A05)前記直接噛合ギヤを支持する直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A05a)前記第1出力ギヤを使用した場合に配置される直接噛合第1位置と前記第2出力ギヤを使用した場合に配置される直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤを支持する前記直接噛合ギヤ支持軸、
    (A06′)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を支持する軸支持ブラケットを装着する軸支持ブラケット装着部と、間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06d)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸を支持する前記軸支持ブラケットが装着される第1ブラケット装着部および第2ブラケット装着部が設けられた前記モータ装着プレート、
    (A07)前記複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔を有する軸先端支持プレート。
  4. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02c),(A03),(A03a),(A03b),(A04),(A05),(A06),(A06a),(A06b),(A07)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用のモータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータの回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)出力ギヤが設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02a)第1出力ギヤが設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤが設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータにより構成される前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤ、
    (A02c)異なる位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A03b)前記第1出力ギヤ(M1a)を使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記直接噛合ギヤ、
    (A04)前記第1出力ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ、
    (A05)前記直接噛合ギヤを支持する直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06b)それぞれ異なる位置に設けられた前記第1モータ固定部および前記第2モータ固定部、
    (A07)前記複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔を有する軸先端支持プレート。
  5. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A02b),(A02d),(A03),(A03a),(A03c),(A04),(A05),(A06)(A06a),(A06c),(A06e)(A07a)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用のモータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記モータの回転力を出力する出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)出力ギヤが設けられた前記出力軸を有する前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02a)第1出力ギヤが設けられた第1出力軸を有する第1モータ、または、第2出力ギヤが設けられた第2出力軸を有し前記第1モータの代わりに使用される第2モータにより構成される前記ギヤ駆動用のモータ、
    (A02b)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる前記第1出力ギヤおよび前記第2出力ギヤ、
    (A02d)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A03c)前記第1出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第1位置と、前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置であって前記第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第2位置とのいずれかに配置して使用される前記直接噛合ギヤ、
    (A04)前記第1出力ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ、
    (A05)前記直接噛合ギヤを支持する直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部が設けられた前記モータ装着プレート、
    (A06e)共通のネジ孔により形成された前記第1モータ固定部および第2モータ固定部
    (A07a)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔または直接ギヤ支持軸第2嵌合孔と、前記間接ギヤ支持軸を含む複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔と、を有する軸先端支持プレート。
  6. 下記の構成要件(A01),(A02),(A02d),(A03),(A03a),(A03d),(A03e),(A03f),(A03g),(A04′),(A05′),(A06),(A06a),(A06e),(A06f),(A07)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用の第1モータまたは前記第1モータの代わりに使用する第2モータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記第1モータの回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータの回転力を出力する第2出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が異なる第1出力ギヤおよび第2出力ギヤをそれぞれ支持する前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A02d)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A03)前記出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された直接噛合ギヤ部と前記直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部とを有する直接噛合ギヤと、前記直接噛合ギヤを介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤ、または前記第1出力軸の代わりに使用される前記第2出力軸に設けられた第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合位置に配置された前記直接噛合ギヤ部を有する前記直接噛合ギヤ、
    (A03d)前記第1出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第1位置または前記第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第2位置に配置して使用される前記直接噛合ギヤ、
    (A03e)同一位置に配置された前記直接噛合第1位置および前記直接噛合第2位置、
    (A03f)前記第1出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第1位置に配置して使用される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤまたは、前記第2出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第2位置に配置して使用される第2出力ギヤ用直接噛合ギヤにより構成される前記直接噛合ギヤ、
    (A03g)前記第1出力ギヤのティスティング半径をa1、前記第2出力ギヤのティスティング半径をa2、前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部のティスティング半径をb1、前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部のティスティング半径をb2とした場合に、(a1+b1)=(a2+b2)に設定された前記各出力ギヤおよび前記各直接噛合ギヤ、
    (A04′)前記第1出力ギヤおよび第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤおよび第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ、
    (A05′)前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを支持する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸または前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸と同一位置に配置され且つ前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを支持する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸により構成される直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06a)前記第1モータを固定する第1モータ固定部および前記第2モータを固定する第2モータ固定部を有する前記モータ固定部、
    (A06e)共通のネジ孔により形成された前記第1モータ固定部および第2モータ固定部、
    (A06f)前記同一位置に配置される前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸を支持する共通の直接噛合ギヤ支持軸装着部が設けられた前記モータ装着プレート、
    (A07)前記複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔を有する軸先端支持プレート、
    (A07a)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が嵌合する共通の直接ギヤ支持軸第1嵌合孔を有する軸先端支持プレート。
  7. 下記の構成要件(A01),(A02′),(A02b),(A03′),(A03a′),(A04′),(A05″),(A06),(A06c),(A07),(A07b)を備えたことを特徴とする回転伝達ユニット、
    (A01)ギヤ駆動用の第1モータまたは前記第1モータの代わりに使用する第2モータが装着される側のモータ装着面と、前記モータ装着面と反対側に形成され且つギヤ装着用の複数のギヤ支持軸が装着されたギヤ装着面とを有し、前記第1モータの回転力を出力する第1出力軸または前記第2モータの回転力を出力する第2出力軸が前記モータ装着面側から前記ギヤ装着面側に突出する出力軸貫通孔が形成されたモータ装着プレート、
    (A02′)ギヤの回転中心から噛み合うギヤが接する点までの距離であるティスティング半径が同一の前記第1出力ギヤおよび第2出力ギヤをそれぞれ支持する前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A02b)同じ位置に配置される前記第1出力軸および第2出力軸、
    (A03′)前記第1出力軸に設けられた第1出力ギヤに直接噛み合う直接噛合第1位置に配置された第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部および前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部を有する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ、または前記第1出力ギヤの代わりに使用される前記第2出力ギヤに直接噛み合う前記直接噛合第1位置とは異なる直接噛合第2位置に配置された第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部および前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ部と一体に回転する伝達ギヤ部を有する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤと、前記伝達ギヤ部を介して前記出力ギヤの回転が伝達される複数の間接ギヤとを含む前記回転伝達ギヤ、
    (A03a′)前記第1出力ギヤを使用した場合に使用される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤまたは、前記第1出力ギヤとは異なるティスティング半径を有し前記第2出力ギヤを使用した場合に前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤと異なる位置に配置して使用される第2出力ギヤ用直接噛合ギヤにより構成される前記直接噛合ギヤ、
    (A04′)前記第1出力ギヤおよび第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを使用した場合と、前記第2出力ギヤおよび第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを使用した場合とで、同一の構成を有し且つ同一位置に配置された前記複数の各間接ギヤ、
    (A05″)前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤを支持する第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸または前記第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸と異なる位置に配置され且つ前記第2出力ギヤ用直接噛合ギヤを支持する第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸により構成される直接噛合ギヤ支持軸と、前記間接ギヤを支持する間接ギヤ支持軸とを有する前記複数のギヤ支持軸、
    (A06)前記ギヤ駆動用のモータを固定するために使用されるモータ固定部と、前記直接噛合ギヤ支持軸を装着する直接噛合ギヤ支持軸装着部および間接ギヤ支持軸を装着する間接ギヤ支持軸装着部を有するギヤ支持軸装着部とが設けられた前記モータ装着プレート、(A06c)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が装着される第1出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部および第2出力ギヤ用直接噛合ギヤ支持軸装着部が設けられた前記モータ装着プレート、
    (A07)前記複数のギヤ支持軸の先端側部分が嵌合する支持軸嵌合孔を有する軸先端支持プレート、
    (A07b)前記直接噛合第1位置または直接噛合第2位置において前記直接噛合ギヤ支持軸が嵌合する直接ギヤ支持軸第1嵌合孔および直接ギヤ支持軸第2嵌合孔を有する軸先端支持プレート。
  8. 請求項1ないしのいずれか記載の回転伝達ユニットを備えた画像形成装置。
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