JP4441931B2 - 搬送台車システム - Google Patents

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Description

本発明は、半導体や液晶表示装置などの製造工場のクリーンルームで、処理対象物(半導体ウエハや、液晶表示装置のガラス基板)を多数のステーション(処理対象物に種々の処理、加工を行う場所)間で無人状態で自動走行する台車によって搬送する搬送台車システムに関する。
搬送台車システムは、半導体、液晶産業の進展に伴い、より高度で、効率がよく、迅速に処理対象物を目的のステーションに搬送できるものが要求されている。
このような要求に応じるものとして、特許文献1のものが提案されている。
この搬送台車システムは、それまでイントラベイ(特許文献1では、走行ループ20〜25)とインターベイ(特許文献1では、走行ループ2〜3)がそれぞれ閉じた搬送路であって、両者間の処理対象物の移送はバッファとしての移送倉庫(特許文献1では、ストッカー)を介していたものを、双方のベイ間を台車が相互に行き来可能として、移送倉庫を介した処理対象物の移し替えを省いて搬送のスピードアップ、また、移送倉庫が不要になることによるシステムのコストダウンを可能とするものである。
しかしながら、多数の台車が、複数のベイ(ループ)を相互に行き来するようなこの搬送台車システムにおいては、走行ルートには複数の選択枝があり、走行ルートの渋滞状況を的確に把握して、最も早く到着することができる走行ルートが選択できるようにすることが必要となるが、このシステムではそのような考慮はされていなかった。
特許第3508130号公報
本発明は、上記問題を解決しようとするもので、走行ルートに複数の選択枝があるような場合に、走行ルートの渋滞状況を的確に把握して、最も早く到着することができる走行ルートが選択できる搬送台車システムを提供することを目的としている。
請求項1に記載の搬送台車システムは、各台車に、走行速度に基づく走行状況をコントローラに報告する走行状況報告手段を設け、コントローラに、各台車の走行状況報告手段からの報告を集約して渋滞情報を生成する渋滞情報生成手段を設けたものである。
請求項1記載の搬送台車システムは、更に、前記コントローラに、生成した渋滞情報を各台車に送信する渋滞情報送信手段を設け、各台車に該渋滞情報送信手段から受信した渋滞情報に基づいて走行ルートを再検索する走行ルート再検索手段を設け、
前記走行状況報告手段は、実走行速度が自分が走行しているルートに決められた標準速度の何%であるかによって、走行状況=良、中、悪といった簡単なデータとして前記走行状況を前記コントローラに報告し、前記渋滞情報生成手段は前記走行状況に含まれる「悪」及び「中」の個数に応じて前記渋滞情報の渋滞度を生成するものである。
請求項2記載の搬送台車システムは、請求項1に従属し、前記走行ルート再検索手段は、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応させて、より早く訪れる分岐点で該渋滞情報に基づいた走行ルートの再検索をするものである。
請求項3記載の搬送台車システムは、請求項1に従属し、前記走行ルート再検索手段は、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応した各ルート毎の重みを加算して走行ルートの再検索をするものである。
請求項1に記載の搬送台車システムよれば、各台車に走行状況報告手段を設け、コントローラに渋滞情報生成手段を設けたので、機械的にかつ正確、的確に搬送路の渋滞状況を把握することができる。
請求項1記載の搬送台車システムによれば、更に、コントローラに渋滞情報送信手段を設け、各台車に走行ルート再検索手段を設けたので、渋滞ルートを避けて台車を走行させることができ、台車を効率よく運行させることができる。
請求項2、3記載の搬送台車システムによれば、請求項1の効果に加え、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応させて、より早く訪れる分岐点で該渋滞情報に基づいた走行ルートの再検索をするようにし、あるいは、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応した各ルート毎の重みを加算して走行ルートの再検索をするようにしたので、かかる最適な走行ルートの検索を機械で自動的に行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の搬送台車システムの一例を示す全体配置図、図2(a)は、図1の搬送台車システムの制御系統を概念的に示す図、(b)は(a)のフィーダ無線手段の要部詳細図、(c)は(a)の台車コントローラ、ゾーンコントローラの要部詳細図である。
この搬送台車システム10は、半導体や液晶表示装置などの製造工場のクリーンルームで、処理対象物(半導体ウエハや、液晶表示装置のガラス基板)を多数のステーション(処理対象物に種々の処理、加工を行う場所)間で無人状態で自動走行する台車によって搬送するのに用いられる。
その構成は、少なくとも、処理対象物を移送する多数の台車1、この台車1がそれに従って移動する搬送路2、一定範囲(これをこれより「ゾーン」という。図1において、点線で囲った範囲である。)の搬送路2を走行している複数の台車1を制御するゾーンコントローラ(ZCU)3、このゾーンコントローラ3から台車に無線通信を行うための通信線4を備えるものである。
さらにまた、この搬送台車システム10は、通信線4によるゾーンコントローラ3と複数の台車1間の無線通信を可能とするフィーダ無線手段5(図2参照)、走行する台車1に電源を供給する非接触電源供給手段6(図2参照)、複数台のゾーンコントローラ3を制御する統合コントローラ7を備えるものである。
処理対象物は、上述したように、半導体ウエハや、液晶表示装置のガラス基板であるが、実際には、半導体ウエハなどを所定枚数収容可能なカセットを単位として搬送され、これより、台車1の搬送対象物を処理対象物という代わりに、カセットということがある。
台車1は、地上走行型、天井走行型の2種類に大きく分類されるが、ここでは、天井走行型を例として説明する。天井走行型とすると、走行ルート付近に人が存在する可能性がなく、より高速で走行でき、搬送の高速化が可能である。
搬送路2は、この例では天井に設置され、複数のループ(一周可能な搬送路)をより大きなループを介して、相互に台車1が乗り入れ可能なように構成されている。この搬送路2の要所要所に、処理対象物に種々の処理を施すためのステーションSTが設置されている。
この図1では、例示的に台車1の台数、搬送路2の形状、ステーションSTの数を限定されたものとして示しているが、実施には、非常に多数のものが複雑に設置されているものである。
また、搬送路2には、多数のショートカット(近道)2aが設けられ、状況に応じた走行ルートの選択が可能となっている。
通信線4は、図1に示すように、搬送路2に完全に沿うように設けられ、この搬送路2を走行する台車1との間で、台車1の停止中、走行中にかかわらす、ごく近接状態で無線通信を可能とするものである。
図2(a)、(b)により、この搬送台車システム10の通信制御系について説明する。
台車1は、中央演算処理装置(CPU)1dを含み、独立して種々の制御、処理が可能な台車コントローラ(DCU)1aを備えている。
台車1とゾーンコントローラ3との間の通信を可能とするフィーダ無線手段5は、平行2線式のフィーダ線で構成された通信線4、ゾーンコントローラ3と通信線4との間の通信を処理する親側モデム(M)5a、台車1と通信線4との間の通信を処理する子側モデム(M)5b、通信線4に対して一定の近接距離を保つように台車1に設置されたアンテナ5cを備えている。
このフィーダ無線手段5で用いられている通信線4は、実用上は、一つのチャンネルの通信線4の長さが限定されており、図では示していないが、実際は、相互に切断された異なるチャンネルの所定長さの通信線4が一定の隙間を介して、搬送路2の形状に沿うように設置されているものである。
また、一つのゾーンは、この所定長さの通信線4を3本用いて通信をカバーできる範囲とされ、この3つのチャンネルの通信線4を1台のゾーンコントローラ3で制御するようにしている。
フィーダ無線手段5は、上記のような制限はあるものの、近接通信を行うため、異なるチャンネルの通信線4を通信が途絶えることがない程度に近接して搬送路2に沿って設置することができるとともに、他のチャンネルの通信線4を通過中の台車1との混信が生ぜず、常に、そのチャンネルの通信線4上を通過中の台車1との間だけで通信できるという特性があり、このような搬送台車システム10における、台車1とゾーンコントローラ3との間の通信手段として適している。
なお、通信手段としては、同様の特性を持つものであれば、このフィーダ無線手段5に限定されるものではない。
非接触電源供給手段6は、電源供給用の電源供給線6aと制御盤(SCPS盤)6b、さらに台車1側に設けられた受電コイル(不図示)を備えている。
電源供給線6aは搬送路2に完全に沿うように設置されている。この電源供給線6aに交流電流を流して、この電源供給線6aに非接触で近接するように台車1に設けられた受電コイルによって電磁誘導により、電源を受けることができる。
このような非接触電源供給手段6は、従来のトロリー受電に比べ、電源線6aと台車1との間で接触部分がなく、接触による塵埃の発生がないので、クリーンルームに適している。
しかしながら、一本の電源供給線6aの長さが一定長さ(この例では、80メータ)に限定され、また、一本の電源供給線6aで供給できる台車1の台数が所定台数(この例では、20台から30台)という制限がある。
したがって、このような制限を考慮したシステム10の構築が必要となっている。つまり、ゾーンコントローラ3は、各台車がどの電源供給線6aを走行しているかを把握し、一本の電源供給線6a上を走行する台車の数が上記所定台数を越えないように制御している。
なお、電源供給線6aも所定長さのものが搬送路2に沿って、一定間隔の継ぎ目を介して設置されており、この継ぎ目部分では、台車1が電源の供給を受けることができない場合がある。
そのため、本システム10では、電源供給線6aは搬送路2に沿って左右一対で布設され、これに対応して、台車1側の受電コイルも左右一対で設けられ、この左右の電源供給線6aの継ぎ目が同じ走行位置に来ないようにして、電源が途切れることを防止している。
台車1は、図2(b)に図示した以外に、走行駆動手段を備え、マップデータ(搬送路2を自走するために必要なデータ)を不揮発メモリに保存して、この搬送路2のあるステーションSTから他のステーションSTへの搬送を司令された場合には、自分で、走行ルートを決めて、走行することができるようになっている。
この際、台車1は、搬送路2に設けられた位置マーカを読み取って、自己が全体の搬送路2のどのゾーンのどの位置に居るかを把握しつつ走行する。
このように、台車1には搬送の始点と終点のみを与えて、走行ルートの決定等の制御を台車1側に委ねるような分散処理システムとしたのは、ゾーンコントローラ3などの負荷を小さくするためと、台車1が自由に自己判断でゾーン渡りをする本システム10においては、その方が、システムの自由度、融通性が高いからである。
さて、このような特質をもつこの搬送台車システム10において、注目すべき特徴は、これまで提案されたことのない渋滞判断が可能としたことである。
この渋滞判断を可能とするため、図2(c)に示したように、各台車1の台車コントローラ1aに、走行速度に基づく走行状況をゾーンコントローラ3に報告する走行状況報告手段1bが設けられ、コントローラ3に、各台車1の走行状況報告手段1bからの報告を集約して渋滞情報を生成する渋滞情報生成手段3bが設けられている。
また、ゾーンコントローラ3に、生成した渋滞情報を各台車に送信する渋滞情報送信手段3cが設けられ、各台車1に該渋滞情報送信手段3cから受信した渋滞情報に基づいて走行ルートを再検索する走行ルート再検索手段1cが設けられている。
なお、図2(c)では、台車コントローラ1aにおいて、走行状況報告手段1b、走行ルート再検索手段1cを中央演算処理装置1dとは別個のハード要素、また、ゾーンコントローラ3において渋滞情報生成手段3b、渋滞情報送信手段3cを中央演算処理装置3aとは別個のハード要素として記載しているが、実際には、一般的に、各手段1b、1c、3b、3cの機能を発揮するプログラムが台車コントローラ1a、ゾーンコントローラ3に保持され、それが中央演算処理装置1d、3aによって実行されることによって、それぞれの手段1b、1c、3b、3cの機能が実行されるものである。
図3は、この搬送台車システムの特徴である渋滞判断の概念説明図であり、この図3を用いて、上記、台車1に備えられた走行状況報告手段1b、走行ルート再検索手段1c、ゾーンコントローラ3に備えられた渋滞情報生成手段3b、該渋滞情報送信手段3cによって、どのように渋滞判断を可能としているかを説明する。
図3は、図1の搬送路2の一部分を切り取って拡大表示したものであり、二つの直線状の搬送路4の間を半円状の搬送路4が接続している。
左側の搬送路4を台車1(#1)が図の上へ向かって進んでいるが、まだ、半円状の搬送路4への分岐点には到達していない。半円状の搬送路4を三台の台車1(#2)、台車1(#3)、台車1(#4)が図の右へ向かって進んでいるが、まだ、直線状の搬送路4への合流点に達示ていない。
左右の直線状の搬送路4と半円状の搬送路4との間の分岐点、合流点を挟むようにポイントA、B、C、Dが設定され、台車1(#1)はまだポイントAを通過していない。
各ポイントA、B、C、Dで区切られた搬送路4の区間を、図示したようにルートR1〜R7と名付ける。
半円状の搬送路4を渡るルートR4は、台車1(#1)にとっては、通常の状態では、ルートR2、R3、図示されないルート、ルートR7、ルートR6を通過してポイントDに到達するのに比べて、より短時間にポイントDに到達することができるショートカットとなっている。
さて、それぞれの台車1に備えられた走行状況報告手段1bは、自分が走行しているルートに決められた標準速度のデータ(マップデータの一部である。)を持ち、実際に走行している実走行速度を自判して、その実走行速度が標準速度の何%であるかによって、走行状況=良、中、悪といった簡単なデータとして、このデータをゾーンコントローラ3に送る。
具体的には、例えば、台車1(#1)は「ルートR1は良」、台車1(#2)、台車1(#3)、台車1(#4)は「ルートR4は悪」といった走行状況をゾーンコントローラ3に送る。
なお、台車1は、搬送路4に設置された位置マーカを読み取って、その保持しているマップデータ上の自己の位置(どのルートに居るか)と、実走行速度を自判できる。また、前後の台車1との間隔を自判して、走行速度を決めることもできる。
それぞれの台車1の走行状況報告手段1bから各ルートの走行状況を受けとったゾーンコントローラ3では、渋滞情報生成手段3bは、あるルートについての走行状況=良、中、悪の個数から、つまり、そのような走行状況を報告する台車1の台数から、そのルートの渋滞情報である渋滞度を生成する。
例えば、以下のような基準で渋滞度を生成する。
渋滞度=大:悪の個数が3以上
渋滞度=中:悪の個数が2以下 中の個数が3以下
渋滞度=小:悪の個数0 中の個数2以下
渋滞度=無:悪の個数0 中の個数0
渋滞度=∞(無限大):そのルートが通行不可
(この渋滞度の生成判断基準は、一例であり、悪の走行状況の継続時間で判断するようなものであっても良く、基本的には、試行錯誤により経験的に決められるものである。)
なお、上記渋滞度=∞という情報は、台車1から与えられるものではなく、上位コントローラから統合コントローラ7を介してゾーンコントローラ3に与えられるものである。
こうして、渋滞情報生成手段3bでそれぞれのルートの渋滞度が生成されると、ゾーンコントローラ3は他のゾーンコントローラ3にこの渋滞情報をブロードキャストで送信し、この渋滞情報を受けたゾーンコントローラ3は、自己のゾーンにある全ての台車1に対して、該渋滞情報送信手段3cを用いてブロードキャスト(この場合、クロストークとも言う。)で渋滞情報を配信する。
こうして、ゾーンコントローラ3から各ルート毎の渋滞度を含んだ刻々の渋滞情報を受けとった台車1は、その走行ルート再検索手段1cで、渋滞情報を考慮した上で、目的地への走行ルートを再検索して、最短時間で到達できる走行ルートを選択して、走行を進める。
図3の具体例で説明すると、ルートR6の三台の台車1(#2)〜(#4)が、「ルートR4は悪」という走行状況を報告したとすると、ゾーンコントローラ3の渋滞情報生成手段3bは、ルートR5の渋滞度=大として、その渋滞情報が台車1(#1)にも配信される。
これを受けた台車1(#1)では、走行ルート再検索手段1cで、ショートカットであるルートR4が却って時間が掛かると判断した場合には、ルートR2、R3・・・の走行ルートを選択することで、ルートR4での渋滞を避けることができ、より短時間でポイントDに到達することができる。
この台車1に保持された渋滞情報は、一定時間(30分〜60分)更新されない場合、解消されたものとして扱う。というのは、渋滞状況は刻々と変化するものであるため、通信の確実度が100%でなく渋滞情報の配信を受けることがない場合に、古い渋滞情報を保持していると、却って渋滞状況が改善されたのに渋滞と判断して、遅いルートを選択することになるからである。
一方、台車1の立ち上がり時には、ゾーンコトローラ3から渋滞情報の送信を受け、台車1はこれを保持するようにする。また、渋滞度=∞の渋滞情報については、状況が改善されないものなので、渋滞度=無の情報が来るまで保持するようにすると良い。
走行ルート再検索手段1cでの判断手法は具体的には以下のようにすると、コンピュータ処理による自判が可能である。
1)渋滞情報の渋滞度の大きさに対応させて、より早く訪れる分岐点で該渋滞情報に基づいた走行ルートの再検索をする。
例えば、渋滞度=大の場合は、そのルートに近寄らないルート再検索を行う。つまり、最初の分岐点から、その渋滞ルートを迂回するような走行ルートを選択する。
渋滞度=中の場合、目的地への中間地点まで走行して、その後に出会う分岐点から、その渋滞ルートを迂回するような走行ルートを選択する。
渋滞度=小の場合、目的地に到達する直前の最終分岐点で、その渋滞ルートを迂回するような走行ルートを選択する。
2)渋滞情報の渋滞度の大きさに対応した各ルート毎の重みを加算して走行ルートの再検索をする。
これは、各ルートの長さ、標準速度に更に渋滞度を考慮して各ルート毎の所要時間の大きさ、つまり、重みを加算して、その加算値が最も小さくなる走行ルートを選択する方法である。
こうしてこの搬送台車システム10においては、各台車1に走行状況報告手段1bを設け、ゾーンコントローラ3に渋滞情報生成手段3bを設けたので、機械的にかつ正確、的確に搬送路2の渋滞状況を把握することができる。
また、コントローラ3に渋滞情報送信手段3cを設け、各台車1に走行ルート再検索手段1cを設けたので、渋滞ルートを避けて台車1を走行させることができ、台車を効率よく運行させることができる。
また、走行ルート再検索手段1cは、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応させて、より早く訪れる分岐点で該渋滞情報に基づいた走行ルートの再検索をするようにし、あるいは、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応した各ルート毎の重みを加算して走行ルートの再検索をするようにしたので、かかる最適な走行ルートの検索を機械で自動的に行うことができる。
また、かかる分散処理的な手法を用いたのは、全てを例えば、ゾーンコントローラ3側で行うとすると、それぞれ独立して高速で走行し、ゾーンに出入りすることもある多数の台車1のコントロールには、いわゆるスーパーコンピュータのようなものが必要となるが、この上記の方法であれば、それぞれ、いわゆる、パーソナルコンピュータ程度のものでコントロールが可能となるからである。
なお、渋滞情報生成手段、渋滞情報送信手段は、ゾーンコントローラ3ではなく、統合コントローラ7に設けてもよく、その場合には、各台車1からの走行状況報告は、ゾーンコントローラ3を介して、統合コントローラ7に送られ、ここで渋滞情報が生成され、送信されることとなる。
また、上述した具体的な構成は、ここに記載されたものに限定されるものではなく、等価あるいは均等なもの、あるいは、当業者に取って容易に代替可能なものが含まれるものである。
本発明の搬送台車システムは、半導体や液晶表示装置などの製造工場のクリーンルームで、処理対象物を多数のステーション間で無人状態で自動的に搬送する際に、より高い効率が求められる、あらゆる産業分野に用いることができる。
本発明の搬送台車システムの一例を示す全体配置図 (a)は、図1の搬送台車システムの制御系統を概念的に示す図、(b)は(a)のフィーダ無線手段の要部詳細図、(c)は(a)の台車コントローラ、ゾーンコントローラの要部詳細図 図1の搬送台車システムの特徴である渋滞判断の概念説明図
符号の説明
1 台車
1b 走行状況報告手段
1c 走行ルート再検索手段
2 搬送路
2a ショートカット
2b 分岐点
3 ゾーンコントローラ
3b 渋滞情報生成手段
3c 渋滞情報送信手段
4 通信線
5 フィーダ無線手段
6 非接触電源供給手段
7 統合コントローラ
10 搬送台車システム
ST ステーション

Claims (3)

  1. 各台車に、走行速度に基づく走行状況をコントローラに報告する走行状況報告手段を設け、コントローラに、各台車の走行状況報告手段からの報告を集約して渋滞情報を生成する渋滞情報生成手段を設け、
    前記コントローラに、生成した渋滞情報を各台車に送信する渋滞情報送信手段を設け、各台車に該渋滞情報送信手段から受信した渋滞情報に基づいて走行ルートを再検索する走行ルート再検索手段を設け、
    前記走行状況報告手段は、実走行速度が自分が走行しているルートに決められた標準速度の何%であるかによって、走行状況=良、中、悪といった簡単なデータとして前記走行状況を前記コントローラに報告し、前記渋滞情報生成手段は前記走行状況に含まれる「悪」及び「中」の個数に応じて前記渋滞情報の渋滞度を生成する搬送台車システム。
  2. 前記走行ルート再検索手段は、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応させて、より早く訪れる分岐点で該渋滞情報に基づいた走行ルートの再検索を する請求項1記載の搬送台車システム。
  3. 前記走行ルート再検索手段は、前記渋滞情報の渋滞度の大きさに対応した各ルート毎の重みを加算して走行ルートの再検索をする請求項1記載の搬送台車システム。
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