JP4441772B2 - 主制御基板の処理量を抑制して多彩な演出を可能とする遊技機 - Google Patents

主制御基板の処理量を抑制して多彩な演出を可能とする遊技機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄表示装置と演出用メカ機構とを備えた遊技機に関する。特に、主制御基板の処理量を抑制しながら、図柄表示装置と演出用メカ機構を用いて、多彩に演出する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技者を楽しませるために、遊技の進行に対応させて多彩に演出することが求められている。そこで遊技機に図柄表示機と演出用のメカ機構を設けたものが開発されている。
【0003】
遊技機の従来の演出技術を図15を参照して説明する。パチンコ機102に、演出用メカ機構110、図柄表示装置112、入賞口114、球発射装置116、賞品球払出装置118等が適宜配置されている。図柄表示装置112には、各種図柄(文字、記号、図形、絵柄、数字等)ならびに図柄の組合せを表示する液晶表示機が配置されている。演出用メカ機構110は、図柄表示装置112と組み合わさって多彩な演出を可能にするものであり、例えば図柄表示装置112の前面において物体を移動させ、図柄表示装置による表示を一時的に見せたり隠したりする機械的構成をいう。
【0004】
前述した装置類を制御するために、パチンコ機102の背面側に、主制御基板104と図柄制御基板106が設けられている。主制御基板104は、入賞口114に接続されている他に、賞球制御基板119を介して球発射装置116や賞品球払出装置118等に接続されており、パチンコ機102のゲームに直接関係する制御を行う。図柄制御基板106は図柄表示装置112に接続されており、図柄表示装置112による図柄変動を制御する。その図柄制御基板106は、主制御基板104に接続されている。演出用メカ機構110はI/O108を介して主制御基板104に接続されており、演出用メカ機構110の動作は主制御基板104によって制御される。
【0005】
遊技者が球発射装置116から遊技盤面(図示省略)上に遊技球(図示省略)を発射し、その遊技球が入賞口114に入ると、入賞口114に接続されている主制御基板104は賞球制御基板119に指示し、賞品球払出装置118を作動させて受皿(図示省略)に賞品球を払い出すとともに、予め図柄制御基板106に記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかの一種を示す信号を送ることで、表示する図柄変動内容の種類を指示するとともに図柄変動の開始を図柄制御基板106に対して指示する。すると図柄制御基板106は、指示された図柄変動内容に従って図柄表示装置112を制御し、図柄表示装置112には、主制御基板104が指示した種類の変動内容に従って変動する図柄が表示される。
【0006】
主制御基板104にはあらかじめ複数のメカプログラムが記憶されており、図柄演出プログラムを選択したときにそれに対応する一つのメカプログラムを選択する。そして、選択されたメカプログラムに従ってI/O108を介して演出用メカ機構110の動作を制御する。
【0007】
図15は、図柄制御基板106に予め記憶されている複数の図柄演出プログラムA1、A2、B1、B2・・のなかから、主制御基板104によって種類A1が選択され、図柄制御基板106が図柄演出プログラムA1に従って図柄表示装置112を制御し、主制御基板104がI/O108を介して図柄演出プログラムA1に対応するメカプログラムa1に従って演出用メカ機構110を制御する様子を図示している。
【0008】
図16は、主制御基板104の処理内容と、図柄制御基板106の処理内容を模式的に示すものであり、主制御基板104はメカプログラムa1に従って演出用メカ機構110を制御し、図柄制御基板106は図柄演出プログラムA1に従って図柄表示装置112を制御する。このとき、メカプログラムには所要のタイミングで主制御基板104から図柄制御基板106に同期信号を送る命令が用意されており、図柄演出プログラムにはその同期信号が入力するまでは次の処理に進ませない命令が用意されているために、図柄変動とメカ作動が同期して進行する。なお図16の主制御基板104の処理内容には、メカプログラムa1の実行に関与する処理内容のみが示され、実際には球発射装置116や賞品球払出装置118の制御が同時に処理されており、一連の処理が一つのCPUによって時々刻々と処理されている。
【0009】
前述してきたように、従来のパチンコ機102では、図柄表示装置112の制御を図柄制御基板106に担当させる為に、主制御基板104の処理量が抑制されているものの、演出用メカ機構110の制御は主制御基板104によるために、主制御基板104の処理量が十分には抑制されず、現状の主制御基板104の処理能力では、演出用メカ機構110に簡単な動作しかさせられない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、主制御基板の処理量を抑制しながら、図柄と演出用メカの多彩な変動による演出を可能とする技術を実現する。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用と効果】
請求項1に記載の遊技機は、図柄表示装置と、演出用メカ機構と、主制御基板と、演出制御基板を備えている。主制御基板は遊技制御プログラムを実行するとともに、遊技制御プログラムに従って図柄変動開始信号と図柄変動停止信号を出力する。演出制御基板は主制御基板とは別体に設けられており、主制御基板に接続されている。図柄表示装置は演出制御基板に接続されており、演出制御基板によって制御される。図柄表示装置には、複数の図柄が変動を開始し、各図柄が異なるタイミングで停止する図柄変動が表示される。演出用メカ機構は演出制御基板に接続されており、演出制御基板によって制御される。演出制御基板は、図柄変動において各図柄が停止するタイミングが異なる複数の図柄演出プログラムを、複数のグループに分けて予め記憶するとともに、それらの複数の図柄演出プログラムのグループに対応付けられた1又は複数のメカプログラムを記憶している。さらに、演出制御基板は、(1)主制御基板から出力され、前記グループの種類の指示を含む図柄変動開始信号を入力したときに、指示された種類のグループに属する複数の図柄演出プログラムのなかから一つの図柄演出プログラムを選択し、(2)その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置の制御を開始する。さらに、その選択した図柄プログラムが属するグループに対応付けられている複数のメカプログラムのなかから選択した図柄演出プログラムに対応する一つのメカプログラムを選択し、その選択したメカプログラムに従って演出用メカ機構の制御を開始する。この一方で、演出制御基板は、(3)主制御基板から出力された図柄変動停止信号を入力したときに、図柄変動開始信号の入力に基づいて選択して実行していた図柄演出プログラムを終了する。
【0012】
この遊技機は、演出制御基板が図柄表示装置と演出用メカ機構を制御するために、主制御基板の処理量を抑制しながら、図柄表示装置と演出用メカ機構を多彩に変化させて多彩に演出することが可能となる。しかもこのとき、選択される図柄演出プログラムとメカプログラムは1:1に対応し、両者の組合せによって興味深い演出が可能となる。
【0013】
ここでいう、図柄変動開始信号とは、図柄変動の開始を直接的に指示する信号であったり、図柄演出プログラムの種類を指示することによって図柄変動の種類を示すとともに図柄変動の開始を指示するものであったり、あるいは、後記する図柄変動のイベントパターンの種類を指示することによって図柄変動のイベントパターンの種類を指示するとともに図柄変動の開始を指示するものであっても良い。図柄変動の開始を指示するなんらかの信号が出力されるときに、「少なくとも図柄変動開始信号が出力される」ことになる。
【0014】
いくつかの図柄演出プログラムが、演出用メカ機構の一つの動作パターンを共通に用いる方式であっても良い。この場合は特に下記のものが好ましい。
この遊技機は、予め記憶されている複数の図柄演出プログラムは1又は2以上のグループに分けられており、予め記憶されている複数のメカプログラムはそれらの1又は2以上のグループに対応付けられている。演出制御基板は、図柄変動開始信号を入力したときに予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから一つの図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置制御を開始する。さらに、予め記憶されている複数のメカプログラムのなかから、選択した図柄演出プログラムが属するグループに対応する一つのメカプログラムを選択し、その選択したメカプログラムに従って演出用メカ機構制御を開始する。この図柄演出プログラムの属するグループは、任意に設定しておくことができる。
【0015】
この遊技機は、演出制御基板が図柄表示装置と演出用メカ機構を制御するために、主制御基板の処理量を抑制しながら、図柄表示装置と演出用メカ機構を多彩に変化させて多彩に演出することが可能となる。しかもこのとき、選択される図柄演出プログラムのグループとメカプログラムは1:1に対応し、両者の組合せによって興味深い演出が可能となる。図柄演出プログラムの一つのグループにn種の図柄演出プログラムが属する場合、n種の図柄演出プログラムに1種のメカプログラムが対応することになり、メカプログラムの種類数を圧縮しながら演出種類数を豊富に確保することができる。
【0016】
同一の図柄演出プログラムに対して、複数のメカ変動パターンが用意されており、そのうちの一つが選択される方式であっても良い。この場合は特に下記のものが好ましい。
この遊技機は、予め記憶されている複数の図柄演出プログラムは、それぞれが複数のメカプログラムに対応付けられている。演出制御基板は、図柄変動開始信号を入力したときに予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから一つの図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置制御を開始する。さらに、その一つの図柄演出プログラムを選択したときにその一つの図柄演出プログラムに対応して予め記憶されている複数のメカプログラムのなかから一つのメカプログラムを選択し、その選択したメカプログラムに従って演出用メカ機構制御を開始する。
【0017】
この遊技機は、演出制御基板が図柄表示装置と演出用メカ機構を制御するために、主制御基板の処理量を抑制しながら、図柄表示装置と演出用メカ機構を多彩に変化させて多彩に演出することが可能となる。しかもこのとき、一つの図柄演出プログラムに対してn(複数)種のメカプログラムが用意されており、一つの図柄演出プログラムが選択されたときにn種のうちの一つのメカプログラムが選択される事から、図柄演出プログラムとメカプログラムの組合せによって興味深い演出が可能となる。この場合、図柄演出プログラムの種類数を圧縮しながら演出種類数を豊富に確保することができる。
【0019】
上記の場合、主制御基板は後記するイベントパターンの種類を示す信号を出力する必要がない。必要はないものの、主制御基板がイベントパターンの種類を示す信号を出力することで、図柄変動開始信号を出力するものであっても良い。即ち、主制御基板がイベントパターンの種類を示す信号を出力することによって、図柄変動の開始タイミングと図柄変動の種類に関する一部の情報を決定する方式であっても良い。
【0020】
ここで、用語の意味を説明しておく。図柄変動に関するイベントパターンとは、図柄変動中の主要変化の順序とタイミングに関するパターンとをいい、例えば、あるキャラクタが、「右進し、左進し、拡大し、縮小する」イベントパターンと、「上昇し、下降し、縮小し、拡大する」イベントパターンは相違する。
バラエティとは、同じイベントパターンに属する中での詳細種類をいい、例えば、「右進し、左進し、拡大し、縮小する」というイベントパターンは同じである中で、キャラクタが「ワニ」であるバラエティと「恐竜」であるバラエティが存在する。又は、背景が「山」であるバラエティと「ジャングル」であるバラエティが存在する。
図柄演出プログラムの種類は、典型的には、イベントパターンとバラエティによって決定される。最終的に決定される図柄変動の種類は、「右進し、左進し、拡大し、縮小する」とか「上昇し、下降し、縮小し、拡大する」とかのイベントパターンのうちのいずれを用いるかということと、「ワニ」とか「恐竜」とかのバラエティのうちのいずれを用いるか、又は「山」とか「ジャングル」とかのバラエティのうちのいずれを用いるかによって決定される。
【0021】
主制御基板がイベントパターンの種類を示す信号を出力することによって図柄変動の開始を指示する場合、演出制御基板は、そのイベントパターンの種類を示す信号を入力したときに予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから、入力したイベントパターンの種類に属する一つの図柄演出プログラムを選択する。典型的には、演出制御基板がバラエティの種類を選択し、入力したイベントパターンの種類と選択したバラエティの種類の組合せによって一つの図柄演出プログラムを選択する。
【0022】
この遊技機は、主制御基板がイベントパターンの種類を指示することから、ゲームの進行に適合したイベントパターンが選択できる。その一方において、具体的な演出処理は演出制御基板で処理され、主制御基板を用いない。このために、ゲームの進行に的確に対応しながら、主制御基板に過度に負担をかけることなく、多彩に演出することが可能となる。
【0023】
この発明の思想を、主制御基板が図柄演出プログラムの種類を直接指示する方式に適用することも可能である。
この場合の遊技機は、主制御基板が少なくとも図柄演出プログラムの種類を示す信号を出力することによって、図柄演出プログラムの種類を示すとともに図柄変動の開始を指示し、演出制御基板はその種類の図柄演出プログラムを選択して図柄表示装置を制御する。
この遊技機は、主制御基板が図柄演出プログラムの種類を指示することから、ゲームの進行に適合した図柄変動パターンが選択できる。その一方において、具体的な演出処理は演出制御基板で処理され、主制御基板を用いない。このために、ゲームの進行に的確に対応しながら、主制御基板に過度に負担をかけることなく、多彩に演出することが可能となる。
【0035】
上記した一連の発明において、演出制御基板とは、主制御基板のCPUとは別のCPUを備えた基板をいい、その別のCPUが一つで、その一つのCPUが図柄表示装置と演出用メカ機構の両者を制御するものであってもよい。あるいは、図柄表示装置を制御するCPUと演出用メカ機構を制御するCPUを別々に備えるものであっても良い。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の演出技術を適用した第1種パチンコ機の主要構造を図1を参照して説明する。パチンコ機2には、演出用メカ機構10、図柄表示装置12、入賞口14、球発射装置16、賞品球払出装置18等が適宜配置されている。パチンコ機2の個々の装置の機械的構造は公知であるため、それらの詳細な説明は省略し、本発明の演出技術に関するものを説明する。
【0037】
図5に示されるように、図柄表示装置12は、図柄(文字、記号、図形、絵柄、数字等)や図柄の組合せを液晶で表示する図柄表示機56や、図柄変動中に遊技球(図示省略)が入賞口14に入賞した個数を表示する保留球ランプ54等が適宜配置されている。図柄表示機56は液晶表示機に限られず、CRT表示機、LED表示機、プラズマ表示機等の電気的な表示機であってもよいし、ベルト式やリール式のように機械的に動いて図柄を変動表示するものであってもよい。
【0038】
演出用メカ機構10は、図柄表示機56に表示された図柄の変動に対応して動く可動体52及びその可動体52を機械的に動かす機構を有する。本実施の形態では図5に示されるように、前記図柄表示機56の上方にハンマー形状の可動体52を備えている。その可動体52を動かすための機構が図6に示されている。ソレノイド66は、矢印74方向に進退可能なロッド64を有する。ロッド64の先端には、結合部材62を介して係合部材57が設けられている。この係合部材57と係合する係合片59は、支軸60を中心に回動する回動板55に設けられている。回動板55は支軸60に対してほぼ反対側に、扇板68が一体に形成されている。その扇板68の円弧(周縁)部位にギア歯が設けられている。ハンマー52は一端にギヤ部70が設けられている。そのギヤ部70は支軸50によって軸支されている。ギヤ部70は前記扇板68のギヤ歯と歯合している。
【0039】
ソレノイド66によってロッド64が進退運動すると、係合部材57と係合片59を介して扇板68が支軸60を中心に回動する。扇板68が回動すると、ハンマー形状の可動体52は矢印72方向に揺動する。この動きを、図柄表示機56の正面から見ると、図5に示すように、可動体52は支軸50を中心に上下方向に揺動する。可動体52が下に揺動すると表示領域の一部が隠され、上に揺動すると表示領域の全部が見られる様になる。図柄の変動と可動体の動きが複合して、遊技者に興味深い演出が可能となる。
【0040】
演出用メカ機構は前述の構造に限られず、他の構造からなるものでもよい。例えば、ソレノイド66に代わって他の駆動体(例えばモータ等)を用いてもよく、ギヤ機構に代わって他の伝達機構(例えばベルト、チェーン等)を用いてもよく、さらにはトルクコンバータ等を用いてもよい。また、ソレノイドやモータ等によって可動体を直接運動させる構造を有するようなものでもよい。
【0041】
図1に示すように、前述した装置類を制御するために、主制御基板4と演出制御基板6がパチンコ機2の背面側に設けられている。主制御基板4は、入賞口14に接続されている他に賞球制御基板19を介して球発射装置16や賞品球払出装置18等に接続されており、パチンコ機2の遊技に直接関係する制御を行なう。演出制御基板6は、図柄表示装置12に接続されており、また、I/O8を介して演出用メカ機構10に接続されている。(I/Oは演出制御基板へ含んでも良い。)さらに、演出制御基板6は主制御基板4にも接続されている。
【0042】
次に本実施の形態のパチンコ機2の作用を説明する。遊技者がパチンコ機2に配置されている球発射装置16で遊技盤面(図示省略)上に遊技球(図示省略)を発射し、その球が入賞すると、入賞口14に接続されている主制御基板4は、賞品球払出装置18を作動させて受皿(図示省略)に賞品球を払い出すとともに、演出制御基板6に図柄変動開始信号を出力する。
【0043】
演出制御基板6が主制御基板4から図柄変動開始信号を入力すると、演出制御基板6は、図柄演出プログラムを決定する。本実施の形態では図1に示すように、A1、A2、B1、B2・・・に例示される複数の図柄演出プログラム(予め記憶されている)のなかから一つを選択する。(図示ではA1の図柄演出プログラムが選択されたことを示している。)ここで、図柄演出プログラムの種類を示す記号中、アルファベットはイベントパターンを示し、数字はバラエティを示す。この実施の形態では、イベントパターンとバラエティの組み合わせによって図柄演出プログラムが決定される方式を採用しているのである。例えば10種のイベントパターンと5種のバラエティを用意することで50種の図柄演出プログラムを用意する方式である。これに代えて、50種の図柄演出プログラムのなかから直接に一つの図柄演出プログラムを選択する方式であっても良い。本実施形態では、いずれの方式でも、主制御基板4はイベントパターンの種類を指定せず、演出制御基板6が図柄演出プログラムを決定する。このとき、図柄演出プログラムの種類は、演出制御基板6内で乱数計算によって選択される。
【0044】
演出制御基板6は図柄変動開始信号を入力したときに選択された図柄演出プログラム(この場合A1)に従って図柄表示装置12を制御する。この結果、図柄表示装置12は、選択された図柄演出プログラム(この場合A1)に対応した図柄変動を行なう。
本実施形態での図柄演出プログラムは、図3に示されるように、最後の図柄が無限に小揺れする図柄変動内容を指示している。演出制御基板6が主制御基板4から図柄変動開始信号を入力することにより選択された図柄演出プログラム(この場合A1)によって、図柄表示装置12は図柄変動を開始して、図柄演出プログラムに指示されている図柄変動を行なう。そして演出制御基板6が主制御基板4から図柄変動終了信号を入力することによって、図柄表示機56に表示されている最後の図柄の小揺れが停止する。この場合、その最後の図柄が確定図柄となって図柄表示機56に固定的に表示される。なお、図柄変動終了信号が確定図柄の種類を指示するものであってもよい。その場合、図柄変動終了信号の種類(確定図柄が複数あるため)が主制御基板4内で乱数計算によって選択され、その信号が演出制御基板6に出力される。
前述したように、図柄表示装置12はその図柄表示装置12の図柄表示機56において図柄演出プログラム(この場合A1)に対応した作動、すなわち図柄変動させ、演出を行なうとともに、図柄変動中に球(図示省略)が入賞口14に入って入賞するたびに、保留球ランプ54を点灯させて入賞球の個数を表示する。
【0045】
前記演出制御基板6は、図柄演出プログラムを選択したときに、予め記憶されている複数のメカプログラムのなかから、選択した図柄演出プログラム(この場合A1)に対応する一つのメカプログラム(この場合a1)を選択する。その後に、演出制御基板6が、I/O8を介してその選択したメカプログラムa1に従って演出用メカ機構10を制御する。
演出用メカ機構10はメカプログラムa1によって制御される為に、メカプログラムa1に対応した作動(本実施形態においてはハンマー22を上下に動かす)を行なう。
図柄演出プログラムとメカプログラムは、演出制御基板6によって事実上同時に実行され、図柄変動と可動体の動きの間に同期が確保される。
【0046】
図3に、主制御基板4の処理内容と演出制御基板6の処理内容とが模式的に示されているように、主制御基板4から図柄変動開始信号を入力した演出制御基板6は図柄演出プログラムに従って図柄表示装置12を制御し、実質的にはそれと同時に、メカプログラムに従って演出用メカ機構10を制御する。詳細に見ると、演出制御基板6は、図柄演出プログラム中のある部分を実行し、その後にメカプログラムのある部分を実行し、その後に図柄演出プログラムの他の部分を実行する処理をしており、図柄演出プログラムの実行とメカプログラムの実行が短時間で繰り返し切り換えられることで、事実上、図柄演出プログラムとメカプログラムが同時に実行されるようにしている。
この結果、演出用メカ機構10は、図柄演出プログラムA1に対応するメカプログラムa1に基づいて、図柄表示機56と同期して制御される。従って、可動体52は図柄演出プログラムA1に基づく図柄変動に対応して動作し、図柄表示装置12による図柄変動と演出用メカ機構10による機械的な動き(メカ作動)が複合した多彩な演出を行なうことができる。
【0047】
本実施の形態のパチンコ機2は、演出制御基板6が図柄表示装置12と演出用メカ機構10を制御するために、主制御基板4の処理量を抑制することができる。なお図3には、主制御基板4による遊技に直接影響する処理が図示省略されている。主制御基板4は遊技に直接影響する処理に専念することができ、複雑な処理を実行することができる。
【0048】
前述した実施の形態では、演出制御基板6は、選択する図柄演出プログラムの種類とメカプログラムの種類を1:1に対応させて選択する。
しかしながら、演出制御基板6が、選択した図柄演出プログラムが属するグループに対応する一つのメカプログラムを選択する方式も可能である。その場合、それぞれの図柄演出プログラムを、どのグループに属させるかを予め設定しておく。その結果、演出制御基板6は、最終的に決定された図柄演出プログラムの属するグループに対応するメカ作動を実施させることができる。
このグループ分けは、イベントパターンやバラエティの種類と連動させてグループ化してもよいし、これらとは独立してグループ化しても良い。
【0049】
さらには、演出制御基板6が、一つの図柄演出プログラムに対応して複数のメカプログラムを予め記憶しており、その複数のなかから一つのメカプログラムを選択する方式も可能である。その結果、演出制御基板6は、図柄と演出用メカのより多彩な変動による演出が可能となる。
【0050】
上記の実施の形態では、主制御基板4が演出制御基板6に図柄変動開始信号を送る。これに代えて、主制御基板4が演出の種類に属する一部の情報を決定する方式であっても良い。この場合には、演出制御基板は、主制御基板から演出の種類に属する一部の情報を示す信号を入力したときに、演出制御基板は、その情報を示す信号からさらに詳細な一つの情報を選択することによって、図柄演出プログラムのうちの一つを選択する。
【0051】
本発明の演出技術は、図2に示す実施の形態で実現することもできる。本実施形態では、図2に示すように、主制御基板24が、あらかじめ複数種用意されているイベントパターンのなかから一つのイベントパターンを選択して演出制御基板26に出力する。図示は、Aのイベントパターンが選択された場合を例示している。イベントパターンの種類は、主制御基板24内で乱数計算によって選択される。
イベントパターンAを示す信号を入力した演出制御基板26は、そのイベントパターンに属するバラエティを選択することによって図柄演出プログラムを選択する。本実施形態では図2に示すように、演出制御基板26は乱数計算により、バラエティを選択する。図2は種類1のバラエティが選択された場合を例示している。これによって図柄演出プログラムが決定されるので(この場合A1が決定される)、決定後に、図柄表示装置32を、その決定された図柄演出プログラムに基づいて制御する。
本実施形態では、主制御基板24による演出制御基板26へのイベントパターン種類信号の出力は、同時に図柄変動開始をも意味する。従って、イベントパターンに属するバラエティを選択することにより選択された図柄演出プログラム(この場合A1)によって、図柄表示装置32は、図柄変動を開始し、所定の時間後(図柄演出プログラムに指示されている図柄変動内容の完了後)に図柄変動を終了して確定図柄を表示する。
【0052】
また、図柄演出プログラムに図柄変動完了の指示がなく、最後の図柄変動内容を無限に続けるか、あるいは指示されている図柄変動内容を繰返す命令が指示されているものでもよい。その場合、主制御基板24が、確定図柄信号(この場合の確定図柄信号は、確定図柄で図柄変動を終了させる内容を有する)を出力する。図柄表示装置32は、図柄変動を開始後、演出制御基板26が確定図柄信号を入力したときに図柄変動を終了して指示された確定図柄を表示する。この方式にかえて、主制御基板24が図柄変動終了信号を出力するものであってもよい。この場合、確定図柄の種類は、演出制御基板26内で乱数計算によって選択される。
【0053】
主制御基板24からイベントパターンの種類を示す信号を入力した演出制御基板26は、バラエティを選択することによって図柄演出プログラムを選択したときに、その選択した図柄演出プログラム(この場合A1)の種類に対応するメカプログラム(この場合a1)を選択する。このときメカプログラムは、あらかじめ記憶されている複数のメカプログラムa1、a2、b1、b2・・・のなかから、決定された図柄演出プログラム(この場合A1)に対応したメカプログラム(この場合a1)が選択される。演出制御基板26はその選択されたメカプログラムa1に従って演出用メカ機構30をI/O28を介して制御する。
【0054】
前述したイベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄演出プログラムとメカプログラム間の関係を、図7に概念的に示す。イベントパターンとバラエティの組み合わせによって図柄演出プログラムが決定され、図柄演出プログラムの種類とメカプログラムの種類は1:1に対応している。図柄演出プログラムに従って表示される図柄変動とメカ作動の一例を、図10に具体的に示す。演出制御基板26によって図7に示される図柄演出プログラムA1が選択されると、図柄表示装置32に配置されている図柄表示機56の左変動部と右変動部と中変動部において、図10に示されるように、図柄変動が開始される。
図柄演出プログラムはA1が選択されているので、それらの変動部の背景には「山」が表示されている。
左変動部は図柄が20回(20図柄)だけ変動して停止され、その最後の図柄が表示されている。右変動部と中変動部は図柄が35回(35図柄)だけ変動して停止され、その停止後、左変動部、右変動部と中変動部の図柄は消える。このとき、リーチ状態になる。
そしてメカプログラムはa1が選択されているので、左変動部、右変動部と中変動部の図柄が消える(背景は山が表示されたまま)と同時に、図柄表示機56の上方の演出用メカ機構30のハンマー52が山を叩くように、そのハンマー52が図柄表示機56に表示されている山の位置を3回連打する。図10中「ON/OFF」は図6に示すソレノイド66のON/OFFを意味する。そして、3回連打した後、図柄表示機56中の背景として表示されている山が揺れて(地震が発生)、その表示されている山が噴火する。
その後、左変動部、右変動部と中変動部において消えていた図柄が再発生して、最終図柄(消える前の最後の図柄と同じでも、異なっていてもよい)が表示される。
【0055】
上記において図柄演出プログラムはA1、メカプログラムはa1が選択されている場合を説明したが、図柄演出プログラムはA2、メカプログラムはa2が選択された場合は、例えば下記のような作用となる。
演出制御基板26によって図7に示される図柄演出プログラムA2が選択されると、図柄表示装置32に配置されている図柄表示機56の左変動部と右変動部と中変動部において、図10に示されるように、図柄変動が開始される。
図柄演出プログラムはA2が選択されているので、それらの変動部の背景には「ジャングル」が表示されている。
左変動部は図柄が20回(20図柄)だけ変動して停止され、その最後の図柄が表示されている。右変動部と中変動部は図柄が35回だけ変動して停止され、その停止後、左変動部、右変動部と中変動部の図柄は消える。このとき、リーチ状態になる。
左変動部、右変動部と中変動部の図柄が消えると同時に、図柄表示機56中の背景として表示されているジャングルが揺れる。その後、図柄表示機56に表示されていたジャングルが暗闇になると同時に、メカプログラムはb2が選択されているので、図柄表示機56の上方の演出用メカ機構30のハンマー52がジャングルの一部を覆うように、そのハンマー52が図柄表示機56に表示されているジャングルの位置に振り下ろされる。その後、そのハンマー52が図柄表示機56の上方に戻ると同時に、図柄表示機56中に恐竜が現れる。
その後、左変動部、右変動部と中変動部において消えていた図柄が再発生して、最終図柄(消える前の最後の図柄と同じでも、異なっていてもよい)が表示される。
【0056】
本実施形態のパチンコ機22は、演出制御基板26が主制御基板24からイベントパターンの種類を示す信号を入力したときに、そのイベントパターンに属するバラエティを選択することによって、図柄演出プログラムを決定し、かつ決定した図柄演出プログラムの種類に対応するメカプログラムを選択することができるので、主制御基板24の処理量を抑制しながらも、多彩な演出が可能である。
【0057】
この実施の形態では、主制御回路24がイベントパターンの種類のみを決定して、最終的な演出の態様を演出制御基板26に任せている。しかしながら、主制御基板24がイベントパターンの種類信号のほかに、図柄変動終了信号と確定図柄信号を出力し、演出制御基板26が、イベントパターンの種類信号と図柄変動終了信号と確定図柄信号の範囲内で図柄演出プログラムを選択する方式も可能である。その場合、主制御基板24がイベントパターンの種類信号と確定図柄信号を出力したときに、演出制御基板26は図柄変動を開始させ、主制御基板24が図柄変動終了信号を出力したときに、演出制御基板26は図柄変動を終了させ、図柄表示装置32に主制御基板24で決定された確定図柄を表示させる。確定図柄の種類は、主制御基板24内で乱数計算によって選択されている。
【0058】
前述してきたこの実施の形態では、演出制御基板26は、選択した図柄演出プログラムの種類とメカプログラムの種類を1:1に対応させている。しかしながら、演出制御基板26で選択した図柄演出プログラムのバラエティの種類とメカプログラムの種類を対応させる方式も可能である。この場合、演出制御基板26は選択されたバラエティに対応するメカ作動を、演出メカ機構30によって作動させることができる。
その場合のイベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄プログラムとバラエティ間の関係を、図8に概念的に示す。イベントパターンとバラエティの組み合わせによって図柄演出プログラムが決定され、図柄演出プログラムの種類とバラエティの種類はn:1(nはイベントパターンの種類の数)に対応している。この実施の形態によるときの図柄変動とメカ作動の一例を図11に具体的に示す。
【0059】
演出制御基板26によって図8に示される図柄演出プログラムA1が選択されると、図柄表示装置32に配置されている図柄表示機56の左変動部と右変動部と中変動部において、図11に示されるように、図柄変動が開始される。
左変動部は図柄が20回(20図柄)だけ変動して停止される。その後イベントパターンAに設定されているタイミングで、バラエティ1に設定されているワニのキャラクタが図柄表示機56に現れる。
本実施形態では、図柄演出プログラムA1が選択されているので、その図柄演出プログラムA1に対応するメカプログラム(バラエティ1)が選択される。従って、可動体としてハンマーが、予め設定してあるタイミングで図柄表示機56に表示されているワニの位置を叩く。そして、ワニがイベントパターンAに設定されているタイミングで消える。
その後、右変動部は図柄が40回(40図柄)だけ変動して停止される。中変動部は図柄が60回(60図柄)だけ変動して停止される。
また、演出制御基板26によって図11に示される図柄演出プログラムB1が選択された場合は、イベントパターンが相違するので、この実施の形態では右変動部の図柄変動数とワニの消えるタイミングが相違する。しかし、バラエティの種類は前述と同様にバラエティ1が選択されているので、共にワニを図柄表示機56に現すことができ、可動体としてハンマーが、予め設定してあるタイミングで図柄表示機56に表示されているワニの位置を叩くことができる。
【0060】
前述した実施の形態においては、イベントパターンの違いは右変動部の図柄変動数が相違する場合を説明したが、それに限られない。左変動部、中変動部の図柄変動数が相違するものであっても良い。また、図柄変動数が同じでも、その主要動作が相違することによって相違するイベントパターンとなっていてもよく、例えば背景の種類が相違する2つのイベントパターンがあっても良い。この場合、背景の種類が相違する2つのイベントパターンに対して共通のメカプログラムを採用することができる。
【0061】
図柄演出プログラムが属するグループに対応する一つのメカプログラムを選択するにあたって、前述した実施の形態においては、図柄演出プログラムのバラエティが共通である場合を説明したが、それに限られない。図柄演出プログラムのイベントパターンが共通である場合でもよく、また、メカプログラムが対応する図柄演出プログラムが属するグループは、任意に設定しておくことができる。
【0062】
図柄演出プログラムのイベントパターンが共通である場合の図柄変動とメカ作動の一例を図12に具体的に示す。
この実施の形態では、図柄演出プログラムとしてA1が選択された場合と、A2が選択された場合では、イベントパターンが同じなので、図柄変動数やキャラクタの出現、消滅のタイミングは共通している。そしてそのイベントパターンAに対応するメカプログラム(イベントパターンa)が選択されるので、イベントパターンaとして予め設定してあるタイミングで、可動体としてハンマーを作動させることができる。しかし、図柄演出プログラムのバラエティが相違するので、図柄表示機56に表示されるキャラクタが相違する。(本実施形態の場合、A1ではワニ、A2では恐竜が表示される。)
【0063】
本発明の遊技機では、演出制御基板が、図柄演出プログラム、又は図柄演出プログラムが属するグループ、さらにはバラエティの種類を示す信号をメカプログラムに対応させることができる。この他に、下記のように本発明の技術を適用させることもできる。
【0064】
イベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄演出プログラムとメカプログラム間の関係を、図9に概念的に示す。イベントパターンとバラエティの組み合わせによって図柄演出プログラムが決定され、図柄演出プログラムの種類とメカプログラムの種類は1:2に対応している。この場合、2個のメカプログラムのうちの一方が選択される。この場合の図柄変動とメカ作動の一例を図13に具体的に示す。
演出制御基板26によって図9に示される図柄演出プログラムA3が選択されると、図柄表示装置32に配置されている図柄表示機56の左変動部と右変動部と中変動部において、図13に示されるように、図柄変動が開始される。左変動部は、図柄が10図(10図柄)だけ高速変動後、5図(5図柄)だけ低速変動して停止される。右変動部は、図柄が25図(25図柄)だけ高速変動後、5図(5図柄)だけ低速変動して停止される。右変動部は、図柄が35図(35図柄)だけ高速変動後、5図(5図柄)だけ低速変動し、続いて3図(3図柄)だけ超低速変動して停止される。
この実施の形態においては、背景として海が図柄表示機56に表示されている。
【0065】
この実施の形態における遊技機は、演出制御基板26内でさらにメカプログラムの種類を乱数計算によって選択することができる。すなわち、図柄演出プログラムA3が選択された場合、メカプログラムはa31、又はa32のいずれかが選択される。
演出制御基板26によって図13に示されるメカプログラムa31が選択された場合は、図柄演出プログラムの種類はA3なので、図柄変動数や可動体の作動形態はメカプログラムa32が選択された場合と同じである。図柄変動数や可動体の作動形態は同じでありながら、演出メカ機構30によって、可動体としてハンマーを作動させたり(メカプログラムa31が選択された場合)、可動体としてサメを作動させたり(メカプログラムa32が選択された場合)することができる。
【0066】
さらには、主制御基板が図柄演出プログラムの種類を指定し、これを演出制御基板に送る方式でも良い。図柄演出プログラムの種類指定信号は、図柄変動の開始信号と図柄演出プログラムの種類指定信号を兼用したものであり、この場合にも、図柄変動開始信号が送られているということができる。その場合には、別途独立した図柄変動開始信号を送る必要がない。
また、主制御基板が演出制御基板に図柄演出プログラムの種類指定信号を送る場合、さらに、主制御基板が演出制御基板に図柄変動停止信号と確定図柄信号を送るようにしてもよく、このようにすることで、ゲームの進行によく一致する態様で図柄変動させるのに必要な情報を主制御基板から演出制御基板に送ることができる。
【0067】
これまで、演出制御基板26の中で、図柄演出プログラム又は図柄演出プログラムの属するグループを選択し、それらに対応するメカプログラムを選択してきた。又は、演出制御基板26の中で、図柄演出プログラムを選択し、それに対応する複数のメカプログラムから1つのメカプログラムを選択してきた。
【0068】
本発明の演出技術は、図14に示す実施の形態で実現することもできる。本実施形態では、図14に示すように、演出制御基板が図柄制御基板86とメカ制御基板87に分離されている。メカ制御基板87は、図柄制御基板86が選択した図柄演出プログラムに対応するメカプログラムを選択し、その選択したメカプログラムに従って演出用メカ機構90をI/O88を介して制御する。(I/Oはメカ制御基板へ含んでも良い。)
【0069】
本実施の形態のパチンコ機82でも、前述したパチンコ機2、22と同様に、主制御基板84から図柄変動開始信号を入力した図柄制御基板86は、図柄演出プログラムを選択する。図柄演出プログラムの種類は、図柄制御基板86内で乱数計算によって選択される。本実施の形態では、図14に示すように、A1、A2、B1、B2・・・に例示される複数の図柄演出プログラム(予め記憶されている)のなかから一つを選択する。(図示ではA1の図柄演出プログラムが選択されたことを示している。)
【0070】
図柄制御基板86は、選択された図柄演出プログラム(この場合A1)に従って図柄表示装置92を制御する。この結果、図柄表示装置92は、選択された図柄演出プログラム(この場合A1)に対応した図柄変動を行なう。
図柄表示装置92は、図柄表示機56において図柄演出プログラム(この場合A1)に対応した作動、すなわち図柄変動させ、演出を行なうとともに、図柄変動中に球(図示省略)が入賞口94に入って入賞するたびに、保留球ランプ54を点灯させて入賞球の個数を表示する。
【0071】
前記図柄制御基板86は、図柄演出プログラムを選択したときに、選択した図柄演出プログラムの種類を示す信号をメカ制御基板87に出力する。図示の場合、図柄演出プログラムA1を示す信号がメカ制御基板87に入力される。
図柄演出プログラムを示す信号を入力したメカ制御基板87は、その図柄演出プログラムに対応したメカプログラムを選択する。本実施の形態では図14に示すように、a1、a2、b1、b2・・・に例示される複数のメカプログラム(メカ制御基板87に予め記憶されている)のなかから一つを選択する。(図示の例は、A1の図柄演出プログラムに対応したa1のメカプログラムが選択されたことを示している。)そしてメカ制御基板87がI/O88を介して図柄演出プログラムA1に対応するメカプログラムa1に従って、演出用メカ機構90を制御する。
図柄演出プログラムには、適宜なタイミングで図柄制御基板86からメカ制御基板87に同期信号を送る命令が組み込まれており、メカプログラムには、その同期信号を入力するまではメカプログラムの次のステップに進ませない処理が用意されていることから、図柄演出プログラムとメカプログラムが同期して実行される。
【0072】
主制御基板84の処理内容と、図柄制御基板86の処理内容と、メカ制御基板87の処理内容を模式的に図4に示す。主制御基板84から図柄変動開始信号を入力した図柄制御基板86は選択した一つの図柄演出プログラムに従って図柄表示装置92を制御し、メカ制御基板87は図柄演出プログラムに対応するメカプログラムに従って演出用メカ機構90を制御する。このとき、図柄制御基板86による図柄演出プログラムの実行と、メカ制御基板87によるメカプログラムの実行との間で同期が確保される。
この結果、図柄変動とメカ作動を対応させた自然で多彩な演出を行なうことができるようになる。
【0073】
本実施形態のパチンコ機82は、図柄制御基板86が図柄変動開始信号を入力したときに図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムの種類を示す信号をメカ制御基板87に出力する。
パチンコ機82では、図柄制御基板86が図柄表示装置92を制御し、メカ制御基板87が演出用メカ機構90を制御する為に、主制御基板84の処理量を抑制することができる。メカ制御基板87が制御に用いるメカプログラムは図柄制御基板86が制御に用いる図柄演出プログラムに対応するものであるために、図柄変動とメカ作動が対応し、自然で多彩な演出が実現される。
【0074】
なお、図3、4において、図柄演出プログラムとメカプログラムの変動内容を示したが、変動内容はそれに限られない。例えばそれらの実施の形態において、メカプログラムの変動内容の最後は「終了」であるが、それに限られない。図柄演出プログラムの変動内容の最後のように「無限に」ある動作を作動させる内容であってもよい。その場合は主制御基板から出力される図柄変動終了信号を入力することによって、メカ作動を終了させる。又は、図柄変動終了を示す信号を図柄制御基板から、メカ制御基板に出力させればよい。さらには、メカ作動終了信号を図柄制御基板又は主制御基板から、メカ制御基板に出力させればよい。
また本実施の形態において、図柄演出プログラムの変動内容の最後は「無限に小揺れ」であるが、それに限られない。メカプログラムの変動内容の最後のように「終了」させる内容であってもよい。その場合は、主制御基板から図柄変動終了信号を演出制御基板に出力しなくてもよくなる。
【0075】
本発明の演出技術は、以下のような実施形態も実現できる。メカ制御基板は、図柄制御基板から少なくとも図柄演出プログラムの種類を示す信号を入力し、それに対応する複数のメカプログラムから一つのメカプログラムを選択する。その選択したメカプログラムに従って、I/Oを介して演出用メカ機構を制御する。
その結果、図柄変動に対応し、さらに多彩なメカ作動の演出を行なうことができるようになる。
【0076】
なお、演出用メカ機構10、30、90は前述したような演出形態(可動体としてハンマーやサメを用いた形態)に限られず、可動体と図柄が対応した動きをもつような演出形態であればよい。
【0077】
これまで、演出制御基板が図柄演出プログラムを選択し、その図柄演出プログラムに対応するメカプログラムを選択する形態のパチンコ機を説明してきた。
本発明の演出技術は、以下のような実施形態も実現できる。
演出制御基板は、主制御基板から少なくともメカ作動開始信号、又はメカプログラムが属するグループの種類を示す信号、又はメカプログラムの種類を示す信号を入力したときに、予め記憶されている複数のメカプログラムのなかから一つのメカプログラムを選択する。その演出制御基板は、その選択したメカプログラムに従ってI/Oを介して演出用メカ機構を制御する。
そして、一つのメカプログラムを選択した演出制御基板は、予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから、その選択したメカプログラムに対応する一つの図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置を制御する。
又は、一つのメカプログラムを選択した演出制御基板は、予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから、その選択したメカプログラムが属するグループに対応する一つの図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置を制御する。
又は、一つのメカプログラムを選択した演出制御基板は、その一つのメカプログラムを選択したときにその一つのメカプログラムに対応して予め記憶されている複数の図柄演出プログラムのなかから、一つの図柄演出プログラムを選択し、その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置を制御する。
【0078】
前述してきた実施の形態ではメカ作動演出を用いて説明したが、図柄演出に対応させることができるのはメカ作動演出に限られない。演出制御基板において、メカプログラムと図柄演出プログラムを対応させるのと同様に、演出に関連する例えばランプ制御を行なうランププログラムを対応させてもよい。又は、メカ制御基板を演出制御基板に接続させるのと同様に、ランプ制御基板を演出制御基板に接続させてもよい。その結果、図柄演出に対応するランプ演出(遊技機に設けられているランプ類の点滅による演出)も行なうことができる。
【0079】
前述した実施の形態ではパチンコ機の例を用いて説明したが、本発明が適用される遊技機はパチンコ機に限られない。主制御基板の処理量を抑制しながら、多種類の図柄演出プログラムによる多彩な図柄演出とその多彩な図柄演出に対応する多彩なメカ作動演出を必要とする多くの遊技機や、多種類のメカプログラムによる多彩なメカ作動演出とその多彩なメカ作動演出に対応する多彩な図柄演出を必要とする多くの遊技機に適用できる。例えばスロットマシン、アレンジボール機等に適用することが可能である。
【0080】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のパチンコ機の主構成を示す。
【図2】 第2の実施の形態のパチンコ機の主構成を示す。
【図3】 主制御基板と演出制御基板間における、信号の入出力の概況を示す。
【図4】 主制御基板と図柄制御基板とメカ制御基板間における、信号の入出力の概況を示す。
【図5】 図柄表示装置の外観を示す。
【図6】 可動体とその可動体を機械的に動かす機構を示す。
【図7】 イベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄演出プログラムとメカプログラム間の関係を、概念的に示している。
【図8】 イベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄演出プログラムとバラエティ間の関係を、概念的に示している。
【図9】 イベントパターンとバラエティ間の関係、及び図柄演出プログラムとメカプログラム間の関係を、概念的に示している。
【図10】 図柄演出プログラムとメカプログラムが1:1に対応するときの実施例を具体的に示したものである。
【図11】 図柄演出プログラムとメカプログラムがn:1に対応するときの実施例を具体的に示したものである。
【図12】 図柄演出プログラムとメカプログラムがn:1に対応するときの実施例を具体的に示したものである。
【図13】 図柄演出プログラムとメカプログラムが1:2に対応するときの実施例を具体的に示したものである。
【図14】 メカ制御基板を用いた場合のパチンコ機の主構成を示す。
【図15】 従来の演出処理技術を用いたパチンコ機の主構成を示す。
【図16】 従来の、主制御基板と演出制御基板間における、信号の入出力の概況を示す。
【符号の説明】
2、22、82・・パチンコ機
4、24、84・・主制御基板
6、26・・演出制御基板
8、28、88・・I/O
10、30、90・・演出用メカ機構
12、32、92・・図柄表示装置
86・・図柄演出基板
87・・メカ制御基板

Claims (1)

  1. 遊技制御プログラムを実行するとともに、遊技制御プログラムに従って図柄変動開始信号と図柄変動停止信号を出力する主制御基板と、
    主制御基板とは別体に設けられており、主制御基板に接続された演出制御基板と、
    演出制御基板に接続され、演出制御基板によって制御され、複数の図柄が変動を開始し、各図柄が異なるタイミングで停止する図柄変動が表示される図柄表示装置と、
    演出制御基板に接続され、演出制御基板によって制御される演出用メカ機構とを備え、
    演出制御基板は、
    図柄変動において各図柄が停止するタイミングが異なる複数の図柄演出プログラムを、複数のグループに分けて予め記憶するとともに、
    それらの複数の図柄演出プログラムのグループに対応付けられた1又は複数のメカプログラムを記憶しており、
    (1)主制御基板から出力され、前記グループの種類の指示を含む図柄変動開始信号を入力したときに、指示された種類のグループに属する複数の図柄演出プログラムのなかから一つの図柄演出プログラムを選択し、
    (2)その選択した図柄演出プログラムに従って図柄表示装置の制御を開始するとともに、その選択した図柄プログラムが属するグループに対応する前記複数のメカプログラムのなかから選択した図柄演出プログラムに対応する一つのメカプログラムを選択し、その選択したメカプログラムに従って演出用メカ機構の制御を開始し、
    (3)主制御基板から出力された図柄変動停止信号を入力したときに、図柄変動開始信号の入力に基づいて選択して実行していた図柄演出プログラムを終了することを特徴とする遊技機。
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