JP4441453B2 - 携帯無線機の防水構造 - Google Patents

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Description

この発明は携帯無線機に係わり、特に、その防水構造に関する。
従来の携帯無線機の防水構造の例を図3および図4により説明する。図に示すシャーシ1とフロントケース5はRFプリント基板2、制御プリント基板3およびパッキング4を中に入れるようにして締着される。このように組立てられた状態で、制御プリント基板3に組み付けられた表示装置はパッキング4およびフロントケース5の窓を通して外部に露出する。
また、パッキング4に形成された操作つまみはフロントケース5の穴から露出し、この操作つまみを操作することにより操作つまみの裏面に形成された導電膜が制御プリント基板3に設けられた接点を開閉する。パッキング4の内周には図4に示すように楔形状の凸条4aが形成されている。
この凸条4aは図4では変形していない状態に描かれているがフロントケース5によりシャーシ1の外側面に圧接されて押しつぶされた状態となる。なお、図4に示すバッテリ6はシャーシ1に嵌着され、RFプリント基板2および制御プリント基板3に電流を供給する。この防水構造ではパッキング4の凸条4aがフロントケース5によりシャーシ1に圧接されることにより防水性能を得ている。
上記した従来の携帯無線機の防水構造では、パッキング4の凸条4aのつぶし代の寸法により防水性能が大きい影響を受ける。すなわち、フロントケース5の中心から内側面までの寸法(図4に示すW)が防水性能に影響する。なお、一般に凸条4aのつぶし代は0.2mm〜0.4mm程度である。
フロントケース5は通常樹脂で作られているため寸法に影響を及ぼす要因として、例えば、材料の乾燥状態、金型温度、射出速度、収縮率等の多くの要因があり、寸法管理が困難であり、寸法のばらつきにより十分な防水性能が得られないという問題があった。
さらに、試作品を制作する場合には、コストを安くするために簡易注型を用いると注型の耐久性や耐熱性の問題により、本金型で用いる樹脂材料が使用できず、一般に別の材料が使用されるが、この場合寸法は同じにできても材料の機械的特性が異なるため強度面での評価ができないという問題があった。
試作品を切削で作る場合は、寸法や材料を合わせられても、成形品と比べて樹脂の結晶の並びや方向性が異なるため、強度面での評価ができなかった。そして、削り出しは非常に高価であるため、試作では簡易注型が用いられる現状であった。
上記した従来の携帯無線機の防水構造では、さらに、筐体周辺からの電磁波放射いわゆる筐体ラジエーションの問題が発生することがあった。また、フロントケース5に衝撃力が加わると、その力がパッキング4を介して直接プリント基板に伝わり電気部品が破損することがあった。
上記問題を解決するためにフロントケースをダイカストで形成することもあったが、フロントケースをダイカストで作ると次のような問題が発生する。(a)無線機は4〜5Wの出力があり、その熱をシャーシで放熱するが、フロントケースがダイカストであると、フロントケースに熱が伝わり手で持てない程熱くなることがある。(b)ダイカストは樹脂程ではないが、成形条件により寸法のばらつきが生じる。(c)ダイカストは金属色であるため塗装する必要がある。(d)ダイカスト金型は溶損等の問題から樹脂のような複雑な形状にすることが困難でデザイン上の制約が大きい。
特開2000−59873号公報に提案されたマイクロホンケースの防水構造は、ゴム性のパッキングの弾力によりパッキングの鰭状部がケースの内面に圧接されて防水状態が保たれる。この防水構造ではゴムの弾力により鰭状部をケースに圧接するために十分な圧接力が得られず防水できる水圧を高くすることができなかった。
特開2000−59873号公報、段落0009、図2
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、樹脂製のフロントケースを用いた携帯無線機において、確実に十分な防水性能が得られ、筐体ラジエーションの問題が発生することのない防水構造を提供することにある。
この発明の携帯無線機の防水構造は、箱型のシャーシと前記シャーシの開口部を覆うパッキングとでプリント基板を収容し、前記パッキングがさらにフロントケースで覆われる無線機において、前記パッキングに前記シャーシの側面全周に圧接される凸条を設け、前記パッキングとフロントケースとの間に介装される板金ケースの内寸法により前記パッキングの凸条のつぶし代が決定されるように構成したものである。
また、前記携帯無線機の防水構造において、前記パッキングの凸条を楔形状としたものである。
この発明の携帯無線機の防水構造によれば、樹脂製のフロントケースを用いながらも確実に十分な防水性能が得られる。
以下この発明を実施するための最良の形態を実施例に即して説明する。図1はこの発明の実施例である携帯無線機の防水構造を示す分解斜視図、図2は同防水構造を示す部分断面図である。
図1および図2において図3および図4で説明した部材と同一の機能を有する部材は同一の符号が付されておりその詳細な説明を省略する。実施例の防水構造ではフロントケース5とパッキング4との間に箱形の板金ケース7が介装されている。なお、図2に現れない場所でフロントケース5と板金ケース7との間にダンパーが挟み込まれている。
パッキング4の凸条4aは楔形状であり、図4と同様に変形していない状態に描かれているが、板金ケース7によりシャーシ1の外側面に圧接されて押しつぶされた状態となる。すなわち、この防水構造ではパッキング4の凸条4aが板金ケース7によりシャーシ1に圧接されることにより防水性能を得ている。
板金ケース7の中心から内側面までの寸法(図2に示すY)は板金ケース7を絞り金型で成形すれば安定する。シャーシ1も金属であるために正確な寸法に仕上げることができる。従ってシャーシ1と板金ケース7の内法との寸法が正確となり凸条4aのつぶし代を最適値として十分な防水性能が得られる。なお、押しつぶされる凸条4aが楔形状であるため、つぶし代が多少変化しても圧接力が安定し、従って、防水性能が安定するという効果が得られる。
なお、試作品を製造する場合、樹脂と異なり板金の材料は製品の材料と同じであるため、簡易金型を製作すれば、試作品の段階から最終製品に近い状態で防水性能を確認することができる。
また、制御プリント基板3が金属である板金ケース7で覆われるため、筐体ラジエーションの発生を防止できる。さらに、制御プリント基板3が板金ケース7で覆われるため、フロントケース5の撓みが直接制御プリント基板3に伝わらず、実施例のようにフロントケース5と板金ケース7との間にダンパーが挟み込まれていれば、制御プリント基板3等への落下衝撃の伝達が軽減され故障が防止される。
さらに、筐体ラジエーション等の電気性能や防水性能がフロントケース5に頼らずに得られるため、フロントケース5の設計の自由度が増して、意匠面でのバリエーションを確保することができる。そして、金属部が外部に現れないため熱くて持てなくなることがない。
この発明の実施例である携帯無線機の防水構造を示す分解斜視図である。 同防水構造を示す部分断面図である。 従来の携帯無線機の防水構造の例を示す分解斜視図である。 同防水構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 RFプリント基板
3 制御プリント基板
4 パッキング、4a 凸条
5 フロントケース
6 バッテリ
7 板金ケース

Claims (2)

  1. 箱型のシャーシと前記シャーシの開口部を覆うパッキングとでプリント基板を収容し、前記パッキングがさらにフロントケースで覆われる無線機において、前記パッキングに前記シャーシの側面全周に圧接される凸条を設け、前記パッキングとフロントケースとの間に介装される板金ケースの内寸法により前記パッキングの凸条のつぶし代が決定されるように構成した携帯無線機の防水構造。
  2. 前記パッキングの凸条を楔形状とした請求項1の携帯無線機の防水構造。
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