JP4441385B2 - 遊技装置の出音方法、および遊技装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技場の所定位置に「シマ」状に配される複数台のパチンコ機やパチスロ機などの遊技装置の出音方法、および該出音方法を実施するに適した遊技装置に関する。
パチンコ機やパチスロ機などの遊技装置では、遊技の興趣性の向上を図ることを目的として、BGM(背景音)やファンファーレ(大当たり報知音)などの各種遊技音をスピーカから出音させている。遊技音に立体感や臨場感を持たせることを目的として、遊技装置の筐体前面に左右一対のスピーカを配したものや、遊技音の音質向上を図ることを目的として、低音域用と高音域用の二種のスピーカを配したものもある。
しかし、遊技場内には、複数台の遊技装置が隣接した状態で配置されているため、各遊技装置が発する遊技音が混じり合いやすく、遊技者が、自身が遊技している遊技装置から発せられる遊技音を明瞭に聞き取ることは非常に困難である。これを解消するものとして、例えば特許文献1および2には、他の遊技装置から出音される遊技音を打ち消す「逆位相の音」を、各遊技装置のスピーカから出音することが提案されている。
特開2003−250981号公報 特開2003−250982号公報
上記特許文献に記載の発明形態によれば、他の遊技装置から出音される遊技音を、「逆位相の音」と干渉させて打ち消すことができるため、各遊技装置から出音される遊技音が、隣接する他の遊技装置から出音される遊技音によって損なわれることをよく防ぐことができ、したがって遊技者は、自身が遊技している遊技装置から出音される遊技音を明瞭に聞き取ることができるようになるものと期待される。
しかし、遊技装置から出音される遊技音は、多種多様な音種、音域、および音量等から構成されるものであり、しかも、かかる遊技音は遊技の進行度合いや遊技者による遊技操作に従ってランダムに出音されるものであるため、全ての「音」に対して「逆位相の音」を瞬時に作成して適切な出力で発することは非常に困難である。このため、上記特許文献に記載の発明方法によって、他の遊技装置から出音される全ての遊技音を精度良く打ち消すことは、不可能に近いといわざるを得ない。
本発明の目的は、比較的簡単な方法によって、遊技装置から出音される遊技音を明瞭に聞くことができるようにし、以て遊技装置の興趣性の向上に貢献し得る遊技装置の出音方法、および当該出音方法を実施するに適した遊技装置を提供することにある。
本発明者は、「シマ」状に配された複数台の遊技装置の全ての台から、同じBGM音楽、具体的にはカラオケ曲を同期的に出音させて、シマを構成する全ての遊技装置にシンクロ演奏を行わせるようにすれば、当該遊技装置で遊技する全ての遊技者に対して、該カラオケ曲に係る遊技音を明瞭に聞かせることができ、これにて、上述の遊技者が遊技音を明瞭に聞き取ることができないという不具合を良好に解消することが可能となるとともに、従来には無い興趣性に富んだ音響効果を遊技装置に与えることができることを見出して、本発明を完成するに至った。そのうえで、この種の遊技装置においては、パチンコゲームやパチスロゲームの進行により、一定条件下で「当たり」状態に至ると、通常の状態とは異なる遊技音、つまり、未だに「当たり」状態に至っていない他の遊技装置とは異なる遊技音を出音させて、興趣性の向上を図っているが、かかる「当たり」状態から通常の状態に復帰した際においても、速やかに再び他の遊技装置と共にシンクロ演奏を行わせることができるようにすることを、主要な技術的課題として本発明の開発を行った。
すなわち本発明は、図2に示すごとく、遊技場の所定位置に「シマ」状に配される複数台の遊技装置1(1−A〜H)の出音方法である。
記「シマ」2を構成する各遊技装置1(1−A〜H)は、図1に示すごとく、ゲームプログラム、遊技音データ、画像データなどを格納する記憶手段16と、前記記憶手段16に格納のゲームプログラムに基づいて遊技装置1を制御して、所定の条件下で当たり信号を発生する制御手段17と、前記制御手段17からの制御信号に基づいて、前記記憶手段16に格納の遊技音データを読み出し、遊技状態に応じた遊技音をスピーカ9から発する出音手段10と、前記制御手段17からの制御信号に基づいて、前記記憶手段16に格納の画像データを読み出し、遊技状態に応じた画像を表示装置6に表示する表示手段7と、前記「シマ」2を構成する全ての遊技装置1の主電源を同時的にオン・オフ操作するシマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測する計時手段22とを備えている。
前記遊技音データは、「当たり」状態において流される当たり音データと、「当たり」状態以外の常態において流される複数個の通常音データからなるものであって、前記「シマ」2を構成する各遊技装置1(1−A〜H)の前記出音手段10は、図4および図7に示すごとく、「当たり」状態以外の常態においては、前記通常音データを予め定められた順番で読み出して、これら通常音データに係る音声をスピーカ9から出音するようにしてあり、したがって、常態においては、「シマ」2を構成する全ての遊技装置1(1−A〜H)のスピーカ9から、同じ音声が同期的に出音されるようにしてある。
そして、前記制御手段17からの「当たり」信号を受けると、図7に示すごとく、「当たり」状態に至った遊技装置1の出音手段10は、当たり音データに基づく音声を出音するようにしてある。加えて当たり状態が終了すると、該出音手段10は、かかる当たり状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音される通常音データを、前記計時手段22からの計時信号に基づいて前記記憶手段16から読み出すとともに、該計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における通常音データの再生位置から音声を出音するようにしてあり、したがって、「当たり」状態から常態に復帰した遊技装置1からは、「当たり」状態に至らなかった他の遊技装置1と同じ通常音データに係る音声が、再び同期的に出音されるようにしてあることを特徴とする。
上記出音方法において、前記通常音データが音楽データであり、前記記憶手段16には、該音楽データにリンクした歌詞データが記録されており、常態においては、図5に示すごとく、前記表示手段7は表示装置6の画面に前記歌詞データに係る歌詞の文字26を表示しておき、音楽データを構成する音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにすることができる。
また、本発明は、図2に示すごとく、遊技場の所定位置に「シマ」状に配されて、遊技に供される遊技装置1である。この遊技装置1は、図1に示すごとく、ゲームプログラムや遊技音データを格納する記憶手段16と、前記記憶手段16に格納のゲームプログラムに基づいて遊技装置1を制御して、所定の条件下で「当たり」信号を発生する制御手段17と、前記制御手段17からの制御信号に基づいて、前記記憶手段16に格納の遊技音データを読み出し、遊技状態に応じた遊技音をスピーカ9から発する出音手段10と、前記制御手段17からの制御信号に基づいて、前記記憶手段16に格納の画像データを読み出し、遊技状態に応じた画像を表示装置6に表示する表示手段7と、前記「シマ」2を構成する全ての遊技装置1の主電源を同時的にオン・オフ操作するシマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測する計時手段22とを備えている。
前記遊技音データは、「当たり」状態において流される当たり音データと、「当たり」状態以外の常態において流される複数個の通常音データからなるものであって、図4および図7に示すごとく、前記「シマ」を構成する各遊技装置1の前記出音手段10は、「当たり」状態以外の常態においては、前記通常音データを予め定められた順番で読み出して、これら通常音データに係る音声をスピーカ9から出音するようにしてある。
そして、前記制御手段17からの「当たり」信号を受けると、図7に示すごとく、「当たり」状態に至った遊技装置1の出音手段10は、当たり音データに基づく音声を出音するようにしてある。加えて「当たり」状態が終了すると、該出音手段10は、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音される通常音データを、前記計時手段22からの計測信号に基づいて前記記憶手段から読み出して、該計測信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における通常音データの再生位置から、再び通常音データに係る音声を出音するようにしてあることを特徴とする。
上記遊技装置において、前記通常音データが音楽データであり、前記記憶手段16には、該音楽データにリンクした歌詞データが記録されており、常態においては、図5に示すごとく、前記表示手段7は表示装置6の画面に前記歌詞データに係る歌詞の文字26を表示しておき、音楽データを構成する音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにすることができる。
本発明において、「シマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測する」とは、厳密にシマ電源スイッチ20がオン操作された瞬間から、経過時間の計測を開始するものに限られず、ある程度のインターバルを置いて計測を開始するものを含むことも意味し、上記表現は、そのような計測方法をも含む概念である。つまり、この種の電気機器では、プログラムの起動時間等のように、電源投入から実際に機器が起動するまでの間に、ある程度のインターバルが生じることは避けられず、したがって所定時間の経過後にタイマー22による計測動作が開始されるものも本発明には含まれる。要は「シマ」2を構成する全ての遊技装置1の各々に組み込まれたタイマー22による電源投入後の計時結果が、等しくなるように設定・構成されていれば足りる。
図示例(図2参照)では、1−A〜Hの8台の遊技装置が横一列に配して、これら8台の遊技装置1−A〜Hで一つの「シマ」2を構成する形態を示しているが、本発明における「シマ」2の概念は、これに限られず、要は本発明を構成する複数台の遊技装置1が、「シマ」と称される固定枠の一箇所に、群状に配された形態であれば足りる。尤も、複数の「シマ」に遊技装置1を配することもできるが、その場合には、これら遊技装置1が配された「シマ」のシマ電源スイッチ20を同時にオン操作することが望まれる。
本発明における「常態」状態の概念には、図3に示すごとく、デモ状態、デジタル回転状態、確率変動状態におけるデジタル回転状態を含むものとし、「当たり」状態とは、パチンコ機におけるアタッカーの開放状態のごとく、賞球動作を行う状態を意味する(パチスロ機では、メダルの払い出し動作を行う状態を意味する)。但し本発明における「当たり」状態の概念はこれに限られず、確率変動状態におけるデジタル回転状態を「当たり」状態に含めることができ、さらに、フィーバー機において、通常図柄による「当たり」状態後に行われる、所謂チャンスゲーム時におけるデジタル回転状態を「当たり」状態に含めることもできる。さらに、リーチがかかったとき、特にスーパーリーチと称される状態を、「当たり」状態に含めて、通常音とは異なる音を出音させることもできる。
本発明に係る遊技装置の出音方法のように、「シマ」2を構成する全ての遊技装置1(1−A〜H)のスピーカ9から、BGM音楽を同期的に出音させて、これら遊技装置1(1−A〜H)にシンクロ演奏を行わせるようにしてあると、遊技装置1(1−A〜H)で遊技する全ての遊技者に対して、BGM音楽に係る遊技音を明瞭に聞かせることが可能となる。すなわち、従来のように、各遊技装置1がバラバラの遊技音を出音していた従来形態のように、互いの遊技音が干渉し合うことに起因して、遊技者が聞き取り得る遊技音が不明瞭になる不具合を確実に解消できる。BGM音楽のシンクロ演奏という、従来には無い興趣性に富んだ音響効果を遊技装置1に与えることができる点でも優れている。
また、デジタル技術の発展に伴って、和音数の多いより高品質な遊技音を遊技装置1から出音させる試みが種々なされているが、従来形態に係る遊技装置1では互いの遊技音が干渉し合うために、せっかく高品質な遊技音を作成しても、これを遊技者に明瞭に聞かせることができなかった。これに対して本発明のように、「シマ」2を構成する遊技装置1(1−A〜H)にシンクロ演奏を行わせるようにしてあると、遊技者に高品質な遊技音を聞かせることができるため、この点でも遊技装置1の興趣性の向上を図ることができる。簡単な構成で以て、確実に遊技装置1の遊技者に遊技音を聞かせることができ、従来例のような「逆位相の音」を出音する形態に比べて、安価に遊技装置1を提供できる点でも優れている。
シマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測するタイマー22を備えるものとして、「当たり」状態が終了すると、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音される通常音データを、タイマー22からの計時信号に基づいてROM16から読み出すとともに、該計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における通常音データの再生位置から出音動作を行わせるような制御形態としてあると、「当たり」状態から常態に復帰した遊技装置機1から、「当たり」状態に至らなかった他の遊技装置と同じ通常音を、再び同期的に出音させることが可能となる。
つまり、実施形態に則して説明すると、図7に示すごとく、「当たり」状態が終了すると、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音されるBGM音楽であるカラオケ曲(図示例では10曲目)を、タイマー22からの計時信号に基づいてROM16から読み出すとともに、該タイマー22からの計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時におけるカラオケ曲の再生位置から出音動作を行わせるような制御形態を採ることができる。これにて、「当たり」状態から常態に復帰した遊技装置機1(図示例では1−B)からは、「当たり」状態に至らなかった他の遊技装置(1−A、1−C)と同じカラオケ曲が、再び同期的に出音され、したがって、「当たり」状態から常態に復帰した遊技装置(1−B)を、再び速やかにシンクロ演奏に復帰させることができる。かかる制御方法によれば、常態における完全な同期出音(カラオケ曲のシンクロ演奏)を確実に確保しながら、「当たり」状態時に至った際には優れた興趣性を遊技装置1に与えることができため、当該遊技装置1は、この種のパチンコ機やパチスロ機として実用性に優れたものとなる。
以下、本発明について、図面を参照して詳述に説明する。本実施形態では、本発明に係る遊技装置の出音方法、および遊技装置をパチンコ機に適用した場合を例にして説明する。図2は、遊技場の所定位置に「シマ」状に配されたパチンコ機(遊技装置)1を示す。具体的には、遊技場において広く一般的に行われているように、同機種の複数台(図示例では8台)のパチンコ機1(1−A〜H)を、固定枠に横一列に配してあり、これら8台のパチンコ機(1−A〜H)で、一つの「シマ」2を構成している。ここでのパチンコ機1は、一定条件下で「当たり」状態となる所謂フィーバー機と称される、第1種のパチンコ遊技装置である。なお、図2において、符号3は各パチンコ機1の前面に、対向状に配置された椅子を示している。
図3は、フィーバー機であるパチンコ機1の基本動作・基本状態を示すものである。フィーバー機の基本状態は、電源投入後の所定時間経過後や、遊技球が始動口に入賞せず、したがってデジタル23(図5参照)を回さずにプレイ終了状態で数分間放っておいたときに、デモ画像を液晶画面(表示装置)6(図1および図2参照)に表示するデモ状態(待機状態とも言える)と、始動口に遊技玉が入賞したときに、液晶画面6に表示のデジタル23を回転させるデジタル回転状態と、デジタル23の図柄25が揃った「当たり」状態と、「当たり」終了後において、次の「当たり」状態に至る確率がアップする所謂確率変動状態などに大別できる。ここで言うデジタル回転状態には、デジタル23を構成する複数個(図5参照:図示例では3個)の図柄25のうちの、あと一つの図柄25が揃えば「当たり」状態となるリーチアクション状態を含むものとする。確率変動状態においても、デジタル回転とリーチアクションを行い、多くは短時間で「当たり」状態に至る。「当たり」状態においては、パチンコ機1の遊技基板の下部に設けられた、アタッカーと称される大入賞口が開く。アタッカーが開放しているとき、およびかかるアタッカーの開放動作に前後して、「当たり」画像が液晶画面6に表示される。さらに「当たり」状態に至ると、ファンファーレがスピーカ9から出音され、続いて「当たり」画像に対応した音楽や音声が出音される。これら「当たり」状態において出音されるファンファーレ等が、本発明で言うところの「当たり」音である。
図3に示すごとく、本実施形態においては、上記基本状態を、「当たり」状態と、「当たり」状態以外の「常態」とに大別するものとする。つまり、本実施形態において意味する「常態」とは、デモ状態、デジタル回転状態、および確率変動状態からなるものとし、「当たり」状態を含まない概念である。
図1に示すごとく、シマ2を構成する各パチンコ機1は、該パチンコ機1の全体を制御するメイン基板5と、メイン基板5からの制御信号を受けて、パチンコ機1の前面に設けられた液晶画面(表示装置)6を制御するビデオカード(表示手段)7と、スピーカ9から出音される音声を制御するサウンドカード(出音手段)10と、賞球を払い出すための賞球装置11を制御する賞球制御回路12、パチンコ機1の前面に配設された各種のランプ13を制御するランプ制御装置15などを備える。メイン基板5と、賞球制御回路12との間には、CPU、ROM、RAMなどを備える賞球制御装置14が組み付けられている。メイン基板5は、ゲームプログラム、遊技音データ、画像データなどを格納するROM(記憶手段)16と、該ROM16に格納のゲームプログラムに基づいてパチンコ機を制御し、所定の条件下で当たり信号を発生する中央制御装置(制御手段)17と、プログラムの実行領域となるRAM19などを備える。画像データは、ビデオカード7に搭載されたROMに格納してもよい。同様に、遊技音データは、サウンドカード10に搭載されたROMに格納していてもよい。
各パチンコ機1への電力供給は、シマ電源スイッチ20をオン・オフ操作することによって制御できるようにしてある。つまり、シマ電源スイッチ20をオン操作すると、シマ2を構成する全てのパチンコ機1(1−A〜H)に対して同時的に電力が供給され、また、逆の手順でシマ電源スイッチ20をオフ操作すると、全てのパチンコ機1(1A〜H)の電力供給を同時的にストップできるようにしてある。図1において、符号21は、各パチンコ機1に向けて電力を供給する電力線を示しており、かかる電力線は、図に示すごとく、全てのパチンコ機1を直列的に接続するように配線してもよいし、並列的に接続するように配線してもよい。
この種のパチンコホールと称される遊技場では、一日の営業終了後にパチンコ機1やパチスロ機等の遊技装置の電源を切ることが義務付けられており、翌日の営業再開に先立って、再び遊技装置の電源が入れられる。また、遊技装置の電源のオン操作は、上記のようなシマ電源スイッチ20を用いて、シマ単位で実行されるものである。図1において符号22は、上記のシマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測するタイマー(計時手段)を示す。タイマー22は、各パチンコ機1のメイン基板5に搭載されている。各パチンコ機1のタイマー22は、完全に独立して作動するものであるが、全てのタイマー22は同じ時間(電源投入からの経過時間)を計測することができる。
そのうえで、本実施形態に係るパチンコ機では、デジタル回転状態などの「常態」において、シマ2を構成する全てのパチンコ機1(1−A〜H)のスピーカ9から、同じBGM音楽を同期的に出音させて、全てのパチンコ機1(1A〜H)にシンクロ演奏を行わせるようにしている。つまり、上記ROM16に格納される遊技音データは、当たり状態において流される「当たり音データ」と、当たり状態以外の常態において、BGM的に流される複数個の音楽データ(通常音データ)からなるものとし、各パチンコ機1(1−A〜H)の中央制御装置17は、「当たり」状態以外の常態においては、これら音楽データを予め定められた順番で読み出し、当該音楽データに係る音声をサウンドカード10を介して、スピーカ9から出音するようにしている。より具体的には、常態において出音されるBGMである音楽データは、演歌などのカラオケ伴奏に関するもの(以下、カラオケ曲と記す)としてあり、これにてシマ2を構成する全てのパチンコ機1(1−A〜H)の各スピーカ9から同じカラオケ曲が出音されて、全パチンコ機1(1−A〜H)にシンクロ演奏を行わせるようにしている。
図4は、常態におけるパチンコ機1のシンクロ演奏方法を説明するためのフローチャートであり、まず、シマ電源スイッチ20がオン操作されて電源が投入されると(S1)、中央制御装置17は、ゲームプログラムや画像データ等をROM16から読み出す(S2)。次に中央制御装置17は、一曲目の音楽データをROM16から読み出し、当該音楽データに係るカラオケ曲を演奏する(S3)。一曲目の演奏の終了直前に、二曲目の音楽データをROM16から読み出し、一曲目に続いてこれを演奏する(S4)。かかる演奏動作を続けて最終曲(N曲)の演奏が終了すると(S5)、一曲目のカラオケ曲の演奏を行う(S3)。なお、シマ2を構成する全てのパチンコ機1(1−A〜H)のROM16には、同じ音楽データが同じ曲順で記録されており、全てのパチンコ機(1−A〜H)が、同じ曲順でカラオケ演奏を行うように設定してあることは言うまでもない。
加えて、上記のカラオケ曲の演奏に際しては、液晶画面6に歌詞の文字が表示されるようにしている(図5参照)。具体的には、ROM16に音楽データにリンクした歌詞データを格納しておき、先の音楽データのカラオケ演奏に先立って、中央制御装置17が音楽データに対応した歌詞データをROM16から読み出して、演奏されている曲部分の歌詞の文字26を液晶画面6に表示するようにした。加えて、音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにした。これにて、カラオケ機能をパチンコ機1に完全に移植することができた。
以上のごとく、パチンコ機1にシンクロ演奏機能を与えた場合には、「当たり」状態に至ったのちに常態に戻ったパチンコ機1を、如何にしてシンクロ演奏に復帰させるかが問題となる。つまり、この種のパチンコ機1においては、パチンコゲームの進行により、一定条件下で「当たり」状態に至ると、通常の状態とは異なる遊技音、つまり、未だに「当たり」状態に至っていない他のパチンコ機1とは異なる「当たり」音を出音させるようにしている。加えて、後に詳述するように、「当たり」状態は所定数のラウンドが終了するまで実行されるものであり、各ラウンドは一般的に10個の遊技球がアタッカーに入賞するまで続けられるものであるため、パチンコ機1が「当たり」状態にある時間は、遊技者によるハンドル操作の強弱や釘の状態等によって左右されるものであり、毎回異なるものであって一定でない。このため、以上のようにランダムに継続する「当たり」状態から常態に復帰したパチンコ機1に対して、如何にして、速やかに再び他のパチンコ機1と共に、カラオケ曲のシンクロ演奏を行わせるかが重大な技術的課題となる。かかる技術的課題を解決するため、本実施形態では、先のタイマー22からの計時情報に基づいて、「当たり」状態から「常態」に復帰したパチンコ機1が演奏すべきカラオケ曲が決定されるものとした。さらに、タイマー22からの計時情報に基づいて、「当たり」状態から「常態」に復帰したパチンコ機1が、演奏を開始すべき部位(曲の途中部分)が決定されるものとした。
図6に、パチンコ機1のパチンコゲームの動作を説明するためのフローチャートを、図7に、パチンコ機の出音動作を一例を挙げて説明するためのタイムチャートを示す。なお、図7においては、説明の便宜上、1−A、1−B、1−Cの3台のパチンコ機1でシンクロ演奏を行う場合について説明する。
まず、上記の図4と同様に、シマ電源スイッチ20がオン操作されると(S1)、中央制御装置17は、ゲームプログラムや画像データ等をROM16から読み出す(S2)。同時に、タイマー22を駆動させて電源投入からの時間計測を行う(S2)。次に、一曲目の音楽データをROM16から読み出し、当該音楽データに係るカラオケ曲を演奏する(S3:図4および図7)。このとき図5に示すごとく、液晶画面6には、演奏されている曲部分の歌詞の文字を表示するとともに、音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させる。この状態では、パチンコ機1−A〜Cの各スピーカ9から同じカラオケ曲が同期的に出音されており、したがって、パチンコ機1−A〜Cは、カラオケ曲のシンクロ演奏を行っている。
以上のような一曲目のカラオケ曲の演奏を始めたときは、全てのパチンコ機1のパチンコゲーム自体は、未だに始まっておらず、待機・デモ状態にある(S6)。
かかる待機・デモ状態から、遊技者が1−Aのパチンコ機のハンドル操作を回動操作して、パチンコゲームを始めたとする。そして、遊技球が始動口に入賞して、始動球が有ることが検出されると(S7でYES)、中央制御装置17は抽選を実行するとともに、液晶画面6のデジタル23を回転させる(S8)。抽選の結果、「当たり」状態に至らなかった場合には(S9でNO)、S7に戻り、さらに始動球が有る場合には(S7でYES)、抽選を繰り返す(S8)。換言すれば、1−Aのパチンコ機は、デモ状態からデジタル回転状態になる(図7参照)。なお、かかるデジタル回転状態においても、1−Aのパチンコ機は、デモ状態にある1−B、1−Cのパチンコ機と同様に、カラオケ曲の演奏を続けており、したがって、パチンコ機1−A〜Cによるカラオケ曲のシンクロ演奏が行われている。
図7に示すごとく、一曲目の音楽データの演奏が終了すると、1−A〜Cのパチンコ機は、2曲目の音楽データに係るカラオケ曲を演奏する。かかる2曲目のカラオケ曲も、1−A〜Cのパチンコ機により、シンクロ演奏されることは言うまでもない。
図7に示すごとく、2曲目のカラオケ曲の演奏開始直後に、他の遊技者が1−Bのパチンコ機を使ったパチンコゲームを開始したとする。そして、始動球が始動口に入賞したことが検知されると、1−Bのパチンコ機は、デモ状態からデジタル回転状態に至り、図6のS7〜S9の抽選動作を繰り返す。このデモ状態からデジタル状態への状態変化においても、カラオケ曲の演奏動作には何ら変化はなく、1−Bのパチンコ機は、1−A、1−Cのパチンコ機とともに、カラオケ曲のシンクロ演奏を行っている。
さらに、図7に示すごとく、デジタル回転状態にあるパチンコ機1−A、パチンコ機1−Bおよび、未だにデモ状態にあるパチンコ機1−Cは、3曲目、続いて4曲目と、カラオケ曲のシンクロ演奏を順次行っていく。
当該状態から8曲目のカラオケ曲のシンクロ演奏中に、デジタル回転状態にある1−Bに係るパチンコ機が「当たり」状態に至ったとする。すなわち、S8(図6参照)における抽選を実行した結果、所定条件を満たすものとなり(S9でYES)、「当たり」状態に至ったとする(S10)。これにて、1−Bに係るパチンコ機の中央制御装置17は、サウンドカード10を制御して、ROM16から読み出したファンファーレ音をスピーカ9から出音するとともに、「当たり」状態に至ったことを示す「当たり」画像を液晶画面6に表示する。さらにアタッカーを開放して賞球を行う(S11)。この種のフィーバータイプのパチンコ機1では、10個の遊技球がアタッカーに入賞する動作を1ラウンドとして、15ラウンドの賞球動作を行うものが多い(14ラウンドや16ラウンドの賞球動作を行うものもある)。かかる1〜15のラウンドからなる「当たり」状態においては、多種多様な「当たり」画像に係る「当たり」画像データをROM16から読み出して液晶画面6に表示する。さらに、多種多様な「当たり」音をスピーカ9から出音する。すなわち、以上のごとく「当たり」状態に至ったパチンコ機1−Bからは、先のカラオケ曲とは異なる「当たり」音が出音されることとなる。しかるに、当該状態においては、1−Aおよび1−Cのパチンコ機が、カラオケ曲のシンクロ演奏を行っており、1−Bに係るパチンコ機は、シンクロ演奏から外れることとなる。
15ラウンドの賞球動作が終了すると(S12)、1−Bに係るパチンコ機は、S7に戻り、S7〜S9の抽選動作を続行する。すなわち、「当たり」状態からデジタル回転状態に戻り、抽選動作を続行する。「777」に代表される所謂確率変動図柄で「当たり」状態に至って確率変動状態にあるときも、S7に戻って、図柄が揃うまで、高確率でS7〜S9の抽選動作を続行する。
本実施形態においては、以上のように「当たり」状態からデジタル回転状態に戻ったパチンコ機1−Bが、速やかにシンクロ演奏に復帰するようにしている。すなわち、図7に示すごとく、「当たり」状態に至った1−Bに係るパチンコ機が、「当たり」状態が終了して、デジタル回転状態に戻ったとき、他の1−Aや1−Cのパチンコ機が続行しているカラオケ曲のシンクロ演奏に速やかに復帰するようにしてある。
具体的には、図7に示すごとく、「当たり」状態が終了すると、中央制御装置17は、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに演奏されるべきであったカラオケ曲(図7では10曲目)に係る音楽データを、タイマー22からの計時信号に基づいてROM16から読み出すとともに、該タイマーからの計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における音楽データの再生位置(図7では10曲目の途中)からカラオケ曲を出音するようにしてある。これにて、デジタル回転状態に戻った1−Bに係るパチンコ機のスピーカ9からは、10曲目の途中からカラオケ曲が演奏されることとなる。当該演奏開始部位は、他の「当たり」状態に至っていない1−Aおよび1−Cのパチンコ機がシンクロ演奏している部位と全く同じであるから、1−Bに係るパチンコ機のシンクロ演奏への復帰は支障なく行われる。なお、このとき、シンクロ演奏に復帰した1−Bのパチンコ機の液晶画面6には、シンクロ演奏するカラオケ曲の歌詞の文字26(図5参照)が表示されること、加えて、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにしてあることは言うまでもない。
以上のように「シマ」2を構成する全てのパチンコ機1(1−A〜H)のスピーカ9から、カラオケ音楽を同期的に出音させて、これらパチンコ機1(1−A〜H)にシンクロ演奏を行わせるようにしてあると、パチンコ機1(1−A〜H)で遊技する全ての遊技者に対して、カラオケ曲に係る遊技音を明瞭に聞かせることができる。すなわち、従来のように、各パチンコ機1がバラバラの遊技音を出音していた従来形態のように、互いの遊技音が干渉し合うことに起因して、遊技者が聞き取り得る遊技音が不明瞭になる不具合を確実に解消できる。カラオケ曲のシンクロ演奏という、従来には無い興趣性に富んだ音響効果をパチンコ機1に与えることができる点でも優れている。遊技者に高品質な遊技音を聞かせることができる点でも優れている。
「シマ」2を構成する全てのパチンコ機1−A〜Hの主電源を同時的にオン・オフ操作するシマ電源スイッチ20がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測するタイマー22を備えるものとしたので、「当たり」状態が終了すると、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音されるカラオケ曲を、タイマー22からの計時信号に基づいてROM16から読み出すとともに、該計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時におけるカラオケ曲の再生位置から出音動作を行わせるような制御形態を採ることができる。当該制御方法によれば、「当たり」状態から常態に復帰したパチンコ機1からは、「当たり」状態に至らなかった他のパチンコ機1と同じカラオケ曲が、再び速やかに同期的に出音されることとなるため、常態における完全なシンクロ演奏を確実に確保しながら、「当たり」状態時に至った際には優れた興趣性をパチンコ機1に与えることができため、当該パチンコ機1は、実用性に優れたものとなる。
上記実施形態では、パチンコ機1を遊技装置とする例について説明したが、かかる遊技装置はパチスロ機であってもよく、この場合には、「シマ」を構成するパチスロ機がシンクロ演奏を行うとともに、該パチスロ機の液晶画面に歌詞の文字26が表示されることとなる。
上記実施形態では、常態において出音されるカラオケ曲を中心に説明したが、遊技装置からは、リーチ音に代表される、従来より公知の各種の遊技音がスピーカ9から出音されるようにしてあることは言うまでもない。この場合でも、リーチ音などのカラオケ曲以外の音声は、シンクロ演奏を著しく損なわない程度の出力で、スピーカ9から出音することが好ましい。
遊技場であるパチンコホールが提供するアナウンス音が、パチンコ機1から出音されるようにしてもよい。すなわち、景品交換所の休憩時間のような情報が、パチンコ機1のスピーカ9から同期的に出力されるようにしてもよい。さらに、予め当該情報に係る音声データや画像データをROM16に格納しておき、それらをタイマー22の計時信号に従って、定期的にスピーカ9から流したり、液晶画面6に表示するようにしてもよい。これによれば、遊技者に対して当該情報を確実に伝えることが可能となる。
本発明に係る遊技装置の構成を示すブロック図 遊技装置の遊技場における設置状況を示す図 遊技装置の基本動作・基本状態を説明するための図 遊技装置の基本的な出音動作を示すフローチャート 液晶画面の表示形態を説明するための図 遊技装置のゲーム動作を説明するためのフローチャート 遊技装置の出音動作を説明するためのタイムチャート
1、1−A〜H 遊技装置(パチンコ機)
2 シマ
6 表示装置(液晶画面)
7 表示手段(ビデオカード)
9 スピーカ
10 出音手段(サウンドカード)
16 記憶手段(ROM)
17 制御手段(中央制御装置)
20 シマ電源スイッチ
22 計時手段(タイマー)
26 歌詞の文字

Claims (4)

  1. 遊技場の所定位置に「シマ」状に配される複数台の遊技装置(1)の出音方法であって、
    前記「シマ」(2)を構成する各遊技装置(1)は、ゲームプログラム、遊技音データ、画像データなどを格納する記憶手段(16)と、前記記憶手段(16)に格納のゲームプログラムに基づいて遊技装置(1)を制御して、所定の条件下で「当たり」信号を発生する制御手段(17)と、前記制御手段(17)からの制御信号に基づいて、前記記憶手段(16)に格納の遊技音データを読み出し、遊技状態に応じた遊技音をスピーカ(9)から発する出音手段(10)と、前記制御手段(17)からの制御信号に基づいて、前記記憶手段(16)に格納の画像データを読み出し、遊技状態に応じた画像を表示装置(6)に表示する表示手段(7)と、前記「シマ」(2)を構成する全ての遊技装置(1)の主電源を同時的にオン・オフ操作するシマ電源スイッチ(20)がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測する計時手段(22)とを備えており、
    前記遊技音データは、「当たり」状態において流される当たり音データと、「当たり」状態以外の常態において流される複数個の通常音データからなるものであって、前記「シマ」(2)を構成する各遊技装置(1)の前記出音手段(10)は、「当たり」状態以外の常態においては、前記通常音データを予め定められた順番で読み出して、これら通常音データに係る音声をスピーカ(9)から出音するようにしてあり、したがって、常態においては、「シマ」(2)を構成する全ての遊技装置(1)のスピーカ(9)から、同じ音声が同期的に出音されるようにしてあり、
    前記制御手段(17)からの「当たり」信号を受けると、「当たり」状態に至った遊技装置(1)の出音手段(10)は、当たり音データに基づく音声を出音するようにしてあり、加えて「当たり」状態が終了すると、該出音手段(10)は、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音される通常音データを、前記計時手段(22)からの計時信号に基づいて前記記憶手段(16)から読み出すとともに、該計時信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における通常音データの再生位置から音声を出音するようにしてあり、したがって、「当たり」状態から常態に復帰した遊技装置(1)からは、「当たり」状態に至らなかった他の遊技装置(1)と同じ通常音データに係る音声が、再び同期的に出音されるようにしてあることを特徴とする遊技装置の出音方法。
  2. 前記通常音データが音楽データであり、前記記憶手段(16)には、該音楽データにリンクした歌詞データが記録されており、
    常態においては、前記表示手段(7)は表示装置(6)の画面に前記歌詞データに係る歌詞の文字(26)を表示しておき、音楽データを構成する音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにしている請求項1記載の遊技装置の出音方法。
  3. 遊技場の所定位置に「シマ」状に配されて、遊技に供される遊技装置であって、
    ゲームプログラムや遊技音データを格納する記憶手段(16)と、
    前記記憶手段(16)に格納のゲームプログラムに基づいて遊技装置(1)を制御して、所定の条件下で「当たり」信号を発生する制御手段(17)と、
    前記制御手段(17)からの制御信号に基づいて、前記記憶手段(16)に格納の遊技音データを読み出し、遊技状態に応じた遊技音をスピーカ(9)から発する出音手段(10)と、 前記制御手段(17)からの制御信号に基づいて、前記記憶手段(16)に格納の画像データを読み出し、遊技状態に応じた画像を表示装置(6)に表示する表示手段(7)と、
    前記「シマ」(2)を構成する全ての遊技装置(1)の主電源を同時的にオン・オフ操作するシマ電源スイッチ(20)がオン操作されたときに、該オン操作からの経過時間を計測する計時手段(22)とを備えており、
    前記遊技音データは、「当たり」状態において流される当たり音データと、「当たり」状態以外の常態において流される複数個の通常音データからなるものであって、前記「シマ」を構成する各遊技装置(1)の前記出音手段(10)は、「当たり」状態以外の常態においては、前記通常音データを予め定められた順番で読み出して、これら通常音データに係る音声をスピーカ(9)から出音するようにしてあり、
    前記制御手段(17)からの「当たり」信号を受けると、「当たり」状態に至った遊技装置(1)の出音手段(10)は、当たり音データに基づく音声を出音するようにしてあり、加えて「当たり」状態が終了すると、該出音手段(10)は、かかる「当たり」状態の終了時点において、「当たり」状態に至らなかったと仮定したときに出音される通常音データを、前記計時手段(22)からの計測信号に基づいて前記記憶手段から読み出して、該計測信号に基づいて判断される「当たり」状態の終了時における通常音データの再生位置から、再び通常音データに係る音声を出音するようにしてあることを特徴とする遊技装置。
  4. 前記通常音データが音楽データであり、前記記憶手段(16)には、該音楽データにリンクした歌詞データが記録されており、
    常態においては、前記表示手段(7)は表示装置(6)の画面に前記歌詞データに係る歌詞の文字(26)を表示しておき、音楽データを構成する音楽の伴奏の進行に伴って、歌詞の歌うべき文字の色を変化させるようにしている請求項3記載の遊技装置
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