JP4441026B2 - キャパシタの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はDRAMのキャパシタに関し、特にノード間のブリッジ(bridge)現象を抑えることのできるキャパシタの下部電極の構造及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、メガ級の半導体メモリ素子からギガ級の半導体メモリ素子への発展に伴い半導体メモリ素子を高集積化するに際して、セル内の制限された領域においてキャパシタの有効面積を増大させるために下記の方法を用いている。
【0003】
1. トレンチ形やシリンダ形等のように、貯蔵電極を3次元化してキャパシタの有効面積を増加させる方法。
2. キャパシタの下部電極として用いられる貯蔵電極の表面を平坦構造(smooth morphology)とするのでなく凹凸表面構造にすることでキャパシタの有効面積を増加させる、いわばHSG−Si(Hemispherical Grain-Silicon)を用いた下部電極形成方法。
【0004】
3. メモリ素子を一層高集積化しながら、下部電極の3次元化とHSG−Siを結合した技術を用いて極めて制限されたセル領域内でキャパシタの有効面積を増加させる方法。
【0005】
以下、第3の方法を用いた従来のキャパシタの製造方法を添付図面を参照して説明する。
図1a、図1b、図2a、図2bは従来のシリンダ形の構造にHSG−Siを結合したキャパシタの下部電極を示す断面図である。
【0006】
図1aに示すように、不純物領域2の形成された半導体基板1上に層間絶縁膜3を蒸着により形成し、不純物領域2の上側の層間絶縁膜3の一部を選択的に取り除いてキャパシタ貯蔵電極のコンタクトホールを形成する。そして、基板の全面に非晶質シリコン層4を蒸着により形成する。この際、非晶質シリコン層4は、リンがほぼ2.0E20atoms/cm2程度ドーピングされた非晶質シリコンを用いる。
【0007】
図1bに示すように、基板の全面に酸化膜5を蒸着により形成し、写真食刻工程でコンタクトホールの周辺部分にのみ残るように酸化膜5の一部を選択的に取り除き、パターニングされた酸化膜5をマスクとして用いて非晶質シリコン層4の一部を選択的に取り除く。そして、基板の全面に再び非晶質シリコン層を蒸着により形成し、異方性食刻を行って、酸化膜5の側面に側壁非晶質シリコン層6を形成する。この際、側壁非晶質シリコン層6と非晶質シリコン層4とは電気的に接続される。
【0008】
図2aに示すように、酸化膜5を全て取り除いてシリンダ構造のキャパシタ下部電極7を形成する。
次に、図2bに示すように、HSG−Si形成装置で約570〜620℃でシーディングガス(seeding gas)(Si26またはSiH4)を用いて下部電極7の表面にシリコンシード(silicon seed)を形成した後、アニーリング過程を経て凹凸表面構造を有するHSG−Si8を形成する。こうすると、シリンダ状の下部電極7の表面に茸状のHSG−Siが形成される。その後、図示はしないが、下部電極7上に誘電体膜及び上部電極を順次形成してキャパシタを完成する。
【0009】
次に、従来のボックス形のキャパシタの製造方法について説明する。
図3a、図3b、図4a、図4bは従来のボックス形のキャパシタの工程断面図である。
【0010】
図3aに示すように、不純物領域2の形成された半導体基板1上に層間絶縁膜3を蒸着により形成し、不純物領域2の上側の層間絶縁膜3の一部を選択的に取り除いてキャパシタ貯蔵電極のコンタクトホールを形成する。そして、基板の全面に非晶質シリコン層4を蒸着により形成する。この際、非晶質シリコン層4は、リンがほぼ2.0E20atoms/cm2程度ドーピングされた非晶質シリコンを用いる。
【0011】
図3bに示すように、基板の全面に酸化膜5を蒸着により形成する。
図4aに示すように、写真食刻工程を用いてコンタクトホールの周辺部にのみ残るように酸化膜5及び非晶質シリコン層4の一部を選択的に取り除き、続いて酸化膜5をすべて取り除いてボックス形のキャパシタ下部電極7を形成する。
【0012】
図4bに示すように、HSG−Si形成装置で約570〜620℃でシーディングガス(Si26またはSiH4)を用いて下部電極の表面にシリコンシードを形成した後、アニーリング過程を経て凹凸表面構造を有するHSG−Si8を形成する。こうすると、ボックス状の下部電極7の表面に茸状のHSG−Siが形成される。その後、図示はしないが、下部電極7上に誘電体膜及び上部電極を順次形成してキャパシタを完成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したような従来のDRAMのキャパシタの製造方法及び構造においては下記のような問題点があった。
【0014】
(1)半導体メモリ素子の高集積化により、メモリキャパシタの下部電極と下部電極との間の空間が約0.2μm以下と小さくなり、シリンダ構造等の3次元的構造にHSG−Siが形成された場合、付着力の弱い部分からHSG−Siが離脱する。この離脱したHSG−Siは以後の洗浄工程でも除去されず、セルのノードとノードとの間に挟まり、ノード間を電気的にショートさせるブリッジが生じる。すなわち、下部電極の頂点部(シリンダ状の下部電極の略先端部)に形成されたHSG−Siが離脱して、隣接のセルキャパシタを連結する。
【0015】
すなわち、下部電極の頂点部は、非晶質シリコンの厚さが極めて薄いことから、HSG−Siの形成に必要な非晶質シリコンの量が足りない。このため、頂点部では茸状のHSG−Siのネック部分が弱く連結されているため、以後の洗浄工程や高温工程により相対的に弱く連結されているノードの頂点部のHSG−Siが離脱又は垂下して、隣接のノード間にブリッジが引き起こされる。
【0016】
(2)ボックス形のキャパシタでも、エッジ部分よりHSG−Siが離脱し、セルのノードとノードとの間に挟まるため、ノード間を電気的にショットさせるブリッジが生じる。
【0017】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、ノード間のブリッジ現象を抑えることが可能なキャパシタの構造及びその製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載のキャパシタの構造は、第1下部電極と、前記第1下部電極の両側に第1下部電極に電気的に連結され、前記第1下部電極よりも高く形成される第2下部電極と、前記第2下部電極の頂点部を除いた第1及び第2下部電極の表面に形成されるHSG−Siとを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載のキャパシタの構造は、不純物領域の形成された半導体基板と、前記不純物領域に対応するコンタクトホールを有し、前記半導体基板上に形成される層間絶縁膜と、前記コンタクトホール内に形成されるプラグと、前記プラグに電気的に接続され、前記プラグと前記層間絶縁膜上に形成される下部電極と、前記下部電極のエッジ部分を除いた下部電極の側面に形成されるHSG−Siとを備えることを要旨とする。
【0020】
請求項3に記載のキャパシタの製造方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、当該層間絶縁膜に前記キャパシタ形成領域を定義し、キャパシタ形成領域の層間絶縁膜を取り除く段階と、半導体基板の全面に半導体層を形成し、前記半導体層上に平坦化用の絶縁膜を形成し、前記層間絶縁膜の表面が露出するまで前記平坦化用の絶縁膜及び半導体層を除去してシリンダ構造のキャパシタ下部電極を形成する段階と、前記下部電極の露出された頂点部に不純物イオンを注入する段階と、前記平坦化用の絶縁膜及び層間絶縁膜を全て取り除く段階と、前記頂点部を除いた下部電極の表面にHSG−Siを形成する段階とを備えることを要旨とする。
【0021】
請求項4に記載のキャパシタの製造方法は、前記HSG−Siを含む下部電極上に誘電体膜と上部電極を順次形成する段階を更に備えることを要旨とする。
請求項5に記載のキャパシタの製造方法は、前記不純物イオンの注入は、前記頂点部に高電流イオン注入方法でN型不純物を1×1015atoms/cm2以上注入することを要旨とする。
【0022】
請求項6に記載のキャパシタの製造方法は、前記半導体層には、リンが2.0E20atoms/cm2以下にドーピングされた非晶質シリコンが用いられることを要旨とする。
【0023】
請求項7に記載のキャパシタの製造方法は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、当該層間絶縁膜にキャパシタ形成領域を定義し、前記キャパシタ形成領域の層間絶縁膜を取り除く段階と、半導体基板の前記層間絶縁膜の除去された部分にボックス形のキャパシタの下部電極を形成する段階と、前記下部電極の露出された部分に不純物イオンを注入する段階と、前記層間絶縁膜を全て取り除く段階と、前記下部電極のエッジ部分を除いた下部電極の表面にHSG−Siを形成する段階とを備えることを要旨とする。
【0024】
請求項8に記載の発明は、前記不純物イオンの注入に代わって、前記下部電極の露出された頂点部をプラズマを用いて低温でドーピングすることを要旨とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態のキャパシタの構造及びその製造方法を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
図5a、図5b、図6a、図6b及び図6cは本発明の第1実施形態のキャパシタの下部電極の形成工程断面図である。
図5aに示すように、不純物領域12の形成された半導体基板11上に第1層間絶縁膜13を蒸着により形成し、不純物領域12の上側の第1層間絶縁膜13の一部を選択的に取り除いてキャパシタ貯蔵電極のコンタクトホールを形成する。そして、コンタクトホール内にプラグ14を形成した後、基板の全面に第2層間絶縁膜15を形成し、その第2層間絶縁膜15にキャパシタ形成領域を定義し、そのキャパシタ形成領域の第2層間絶縁膜15を選択的に取り除く。
【0027】
図5bに示すように、基板の全面に500〜1000Å(5×10-8m〜10×10-8m)の厚さに非晶質シリコン層16を蒸着により薄く形成し、非晶質シリコン層16上にSOG(Silicon On Glass)等の平坦化用の絶縁膜17を蒸着により形成する。この際、非晶質シリコン層16は、リンがほぼ2.0E20atoms/cm2程度ドーピングされた非晶質シリコンを用いる。
【0028】
図6aに示すように、第2層間絶縁膜15の表面が露出するまで平坦化用の絶縁膜17及び非晶質シリコン層16をエッチバックして、シリンダ構造のキャパシタ下部電極を形成する。そして、第2層間絶縁膜15及び平坦化用の絶縁膜17をマスクとして用いて高電流イオン注入方法によりリン(P)或いはヒ素(As)などのN型ドープ剤を下部電極の露出された部分(頂点部)に1×1015atoms/cm2以上イオン注入する。
【0029】
この際、他の方法として、図6aでドープ剤をイオン注入せず、第2層間絶縁膜15及び平坦化用の絶縁膜17をマスクとして用いて下部電極の非晶質シリコン層16の露出された部分を選択的に結晶化してもよい。このようにすると、結晶化された頂点部ではHSG−Siが形成されない。
【0030】
図6bに示すように、平坦化用の絶縁膜17及び第2層間絶縁膜15を全て取り除く。
続いて、図6cに示すように、HSG−Si形成装置で約570〜620℃でシーディングガス(Si26またはSiH4)を用いて下部電極の表面にシリコンシードを形成した後、アニーリング過程を経て非晶質シリコン層16の表面に凹凸表面構造を有するHSG−Si18を形成する。この際、下部電極の頂点部分にはドープ剤がイオン注入、或いはドーピングされているため、頂点部ではHSG−Siが形成されず、頂点以外の部分にのみ形成される。その後、図示はしないが、下部電極上に誘電体膜、上部電極を順次に形成してキャパシタを完成する。
【0031】
上記したように第1実施形態では、非晶質シリコン層16の頂点部にN型ドープ剤をイオン注入するようにしたので、その頂点部にはHSG−Siが形成されない。従って、頂点部からHSG−Siが離脱することがなく、隣接のノード間にブリッジが引き起こされるのを回避することができる。
【0032】
次に、本発明の第2実施形態のボックス形のキャパシタの製造方法について説明する。
図7a、図7b、図8a、図8b及び図8cは本発明の第2実施形態のボックス形のキャパシタ下部電極の形成工程断面図である。
【0033】
図7aに示すように、不純物領域12の形成された半導体基板11上に第1層間絶縁膜13を蒸着により形成し、不純物領域12の上側の第1層間絶縁膜13の一部を選択的に取り除いてキャパシタ貯蔵電極のコンタクトホールを形成する。そして、コンタクトホール内にプラグ14を形成した後、基板の全面に第2層間絶縁膜15を形成し、その第2層間絶縁膜15にキャパシタ形成領域を定義し、そのキャパシタ形成領域の第2層間絶縁膜15を選択的に取り除く。
【0034】
図7bに示すように、基板の全面に非晶質シリコン層16を蒸着により厚く形成する。この際、非晶質シリコン層16は、リンがほぼ2.0E20atoms/cm2程度ドーピングされた非晶質シリコンを用いる。
【0035】
図8cに示すように、第2層間絶縁膜15の表面が露出するまで非晶質シリコン層16をエッチバックして、ボックス形のキャパシタ下部電極を形成する。そして、第2層間絶縁膜15をマスクとして用いて高電流イオン注入方法でリン(P)或いはヒ素(As)などのN型ドープ剤を1×1015atoms/cm2以上下部電極の露出された上面にイオン注入する。
【0036】
この際、他の方法として、図8aでドープ剤をイオン注入せず、第2層間絶縁膜15をマスクとして用いて、下部電極の非晶質シリコン層16を結晶化しない温度(600℃以下)即ち低温でプラズマを用いて下部電極の露出された表面にリン(P)をドーピングしてもよい。
【0037】
続いて、図8bに示すように、第2層間絶縁膜15を全て取り除く。
図8cに示すように、HSG−Si形成装置で約570〜620℃でシーディングガス(Si26またはSiH4)を用いて下部電極の表面にシリコンシードを形成した後、アニーリング過程を経て凹凸表面構造を有するHSG−Si18を形成する。この際、下部電極の上面へのドープ剤のイオン注入或いはドーピング時に、その下部電極のエッジ部分にイオンが更に多くドーピングされるため、エッジ部ではHSG−Si18が形成されず、エッジ部以外の部分のみに形成される。ここで、下部電極の上面ではHSG−Si18が若干形成されることもある。そして、図示はしないが、下部電極上に誘電体膜、上部電極を順次形成してキャパシタを完成する。
【0038】
上記したように第2実施形態では、非晶質シリコン層16の上面にN型ドープ剤をイオン注入するようにしたので、その上面、特にエッジ部にはHSG−Siが形成されない。従って、エッジ部からHSG−Siが離脱することがなく、隣接のノード間にブリッジが引き起こされるのを回避することができる。
【0039】
図9は本発明の第1実施形態のキャパシタ下部電極の構造断面図であり、図10は本発明の第2実施形態のキャパシタ下部電極の構造断面図である。
本発明の第1実施形態の製造方法により製造されるキャパシタの下部電極の構造は以下の通りである。図9に示すように、不純物領域12の形成された半導体基板11上に、不純物領域12に対応するコンタクトホールを有する層間絶縁膜13が形成されており、コンタクトホール内にはプラグ14が形成されている。プラグ14に電気的に接続されるようにプラグ14を含む層間絶縁膜13上に第1下部電極16aが形成され、第1下部電極16aの両側に第1下部電極16aに電気的に接続され、第1下部電極16aよりも高い第2下部電極16b、16cが形成される。そして、第2下部電極16b、16cの頂点部には不純物イオンが注入されるか、不純物イオンがドーピングされる。そして、第2下部電極16b、16cの頂点部を除いた第1、第2下部電極16a、16b、16cの表面にHSG−Si18が形成されている。
【0040】
また、本発明の第2実施形態のキャパシタの製造方法によるキャパシタ下部電極の構造は以下の通りである。図10に示すように、不純物領域12の形成された半導体基板11上に、不純物領域12に対応するコンタクトホールを有する層間絶縁膜13が形成され、コンタクトホール内にはプラグ14が形成される。プラグ14に電気的に接続されるように、プラグ14を含む層間絶縁膜13上に下部電極16が形成される。そして、下部電極16の上面には不純物イオンが注入されるか、或いは不純物イオンがドーピングされる。下部電極16のエッジ部分を含む上面を除いた下部電極16の側面にHSG−Si18が形成される。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したような本発明のキャパシタの製造方法及び構造においては下記のような効果がある。
【0042】
(1)シリンダ構造の下部電極における頂点部にはHSG−Siが形成されないので、HSG−Siの離脱によってノード間にブリッジが形成されるのを防止することができる。よって、DRAMセルの収率を向上させることができる。
【0043】
(2)ボックス形の下部電極における少なくともエッジ部分にはHSG−Siが形成されないので、HSG−Siの離脱によってノード間にブリッジが形成されることを防止することができる。よって、DRAMセルの収率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 a、bは従来のシリンダ形のキャパシタの工程断面図。
【図2】 a、bは従来のシリンダ形のキャパシタの工程断面図。
【図3】 a、bは従来のボックス形のキャパシタの工程断面図。
【図4】 a、bは従来のボックス形のキャパシタの工程断面図。
【図5】 a、bは本発明の第1実施形態のシリンダ形のキャパシタの工程断面図。
【図6】 a、b、cは本発明の第1実施形態のシリンダ形のキャパシタの工程断面図。
【図7】 a、bは本発明の第2実施形態のボックス形のキャパシタの工程断面図。
【図8】 a、b、cは本発明の第2実施形態のボックス形のキャパシタの工程断面図。
【図9】 本発明の第1実施形態のキャパシタの下部電極の構造断面図。
【図10】 本発明の第2実施形態のキャパシタの下部電極の構造断面図。
【符号の説明】
11 半導体基板
12 不純物領域
13 第1層間絶縁膜
14 プラグ
15 第2層間絶縁膜
16 非晶質シリコン層
17 絶縁膜
18 HSG−Si

Claims (6)

  1. 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、当該層間絶縁膜に前記キャパシタ形成領域を定義し、キャパシタ形成領域の層間絶縁膜を取り除く段階と、
    前記層間絶縁膜の除去された部分を含む半導体基板の全面に半導体層を形成し、前記半導体層上に平坦化用の絶縁膜を形成し、前記層間絶縁膜の表面が露出するまで前記平坦化用の絶縁膜及び半導体層を除去して露出された頂点部を有するシリンダ構造のキャパシタ下部電極を形成する段階と、
    前記層間絶縁膜及び平坦化用の絶縁膜をマスクとして用いて前記下部電極の露出された頂点部に不純物イオンを注入する段階と、
    前記平坦化用の絶縁膜及び層間絶縁膜を全て取り除く段階と、
    前記頂点部を除いた下部電極の表面にHSG−Siを形成する段階と
    を備えることを特徴とするキャパシタの製造方法。
  2. 前記HSG−Siを含む下部電極上に誘電体膜と上部電極を順次形成する段階を更に備えることを特徴とする請求項記載のキャパシタの製造方法。
  3. 前記不純物イオンの注入は、前記頂点部に高電流イオン注入方法でN型不純物を1×1015atoms/cm2以上注入することを特徴とする請求項記載のキャパシタの製造方法。
  4. 前記半導体層には、リンが2×1020atoms/cm2以下にドーピングされた非晶質シリコンが用いられることを特徴とする請求項記載のキャパシタの製造方法。
  5. 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、当該層間絶縁膜にキャパシタ形成領域を定義し、前記キャパシタ形成領域の層間絶縁膜を取り除く段階と、
    前記層間絶縁膜をマスクとして用いて半導体基板の前記層間絶縁膜の除去された部分にボックス形のキャパシタの下部電極を形成する段階と、
    前記下部電極の露出された上面に不純物イオンを注入する段階と、
    前記層間絶縁膜を全て取り除く段階と、
    前記下部電極の前記上面を除いた下部電極の表面にHSG−Siを形成する段階と
    を備えることを特徴とするキャパシタの製造方法。
  6. 前記不純物イオンの注入に代わって、前記下部電極の露出された前記上面をプラズマを用いて低温でドーピングすることを特徴とする請求項記載のキャパシタの製造方法。
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