JP4440437B2 - 感熱発色記録材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、感熱発色記録材に関し、特に、たとえばパックの包装フィルムの広い面積を占めるように貼られてもその上からパックの中に収納された中身が見えるようにした、バーコードラベルとして用いるに適する感熱発色記録材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の感熱発色記録ラベルは、表面から感熱発色した感熱発色層が見え、たとえばバーコード等を感熱発色記録することにより現され、食料品のパックのフィルム等の表面にラベルとして貼られる等のようにして用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の感熱発色記録ラベルにおいては、たとえば、生鮮食料品のパックに貼られるラベルの場合、調味料、原材料、製造者、賞味期限等多くの情報を表示する必要性がある。ところが、情報を多く表示するためにはラベルの大きさが大型になるが、それが不透明なラベルであれば、その中身が見えなくなって、購買時の購入者が鮮度等中身を確かめながら購入できない。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、包装フィルムの広い面積を占めるように貼り付けて利用しても、透明および/または半透明な部分から下層が見通すことができ、且つ、感熱発色層を感熱発色させた後に、その表面にバーコード等が感熱発色表示させてもスキャンすることができるようにした、感熱発色記録材を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の感熱発色記録材は、少なくともその一部が透明性を有する基材と、基材の表面側に形成された感熱発色層とを含み、感熱発色層は、感熱発色層の表面に浸透性UV化型シリコン樹脂からなる透明化剤が塗布され、透明化剤が感熱発色層内に浸透することによって、透明および/または半透明化されてなることを特徴とする、感熱発色記録材である。
請求項2の感熱発色記録材は、基材は、透明なフィルムもしくはシートまたはフィルムもしくはシート状物からなる、請求項1に記載の感熱発色記録材である。
請求項3の感熱発色記録材は、基材の表面および/または裏面の少なくともその一部に隠ぺい層が形成されてなる、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の感熱発色記録材である。
請求項4の感熱発色記録材は、隠ぺい層は、アルミ粉が含まれた結着材を塗布してなる、請求項3に記載の感熱発色記録材である。
請求項5の感熱発色記録材は、隠ぺい層は、チタンホワイトが含まれた結着材を塗布してなる、請求項3に記載の感熱発色記録材である。
請求項6の感熱発色記録材は、隠ぺい層は、蒸着層を含む、請求項3に記載の感熱発色記録材である。
請求項7の感熱発色記録材は、基材の裏面側に、少なくともその一部が透明性および/または半透明性を有する接着剤層が形成されてなる、請求項2に記載の感熱発色記録材である。
【0006】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の形態である感熱発色記録材の断面図解図である。
【0008】
この感熱発色記録材10は、方形の透明または半透明の基材12の表面に感熱発色層14が形成され、前記感熱発色層14の表面に前記感熱発色層14に浸透性を有して感熱発色層14を透明および/または半透明化する透明化層16が形成され、前記感熱発色層14の裏面において前記感熱発色層14が発色してなる情報、たとえばバーコードをスキャンすることができるように隠ぺい層18が形成され、さらに、前記基材12の裏面には、この感熱発色記録材10を物品に接着するための接着剤層20が形成されている。
接着剤層20の表面には、接着剤層20を保護し前記感熱発色記録材10を支持するための剥離シート22が仮着されている。
感熱発色層14の表面には、透明または半透明のオーバーコート層24が形成されている。
隠ぺい層18は、感熱発色層14を発色させ、スキャナーでスキャンすることが必要な部位において、基材12の一部に形成される。
【0009】
基材12は、ポリエチレン等の透明なフィルムまたはシートもしくはフィルムまたはシート状物からなる。
【0010】
基材12は透明支持体であり、常温での屈折率が1.45〜1.60の範囲のものが好ましい。たとえば、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステルのフイルム、三酢酸セルロースフィルム等のセルロース誘導体のフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレン等のポリオレフィンのフィルム等があり、これらを単体であるいは貼り合わせて用いるのが一般的である。
【0011】
本発明の感熱記録材料の基材12は、目的、用途に応じて、透明支持体、紙等の半透明支持体の双方が用いられるが、本発明の目的の一つである透明な感熱記録材料を得るためには透明支持体を選択する。透明支持体の表面に、それぞれ相異なる色相に発色する感熱発色層を設けることにより、多色化も容易となる。透明支持体の厚みとしては20〜200μmのものが用いられ、特に50〜100μmのものが好ましい。そして、これらの中から選択される材料として、透明性を有するものが選択される必要性がある。
【0012】
感熱発色層14としては、周知の感熱記録剤をコーティングして形成されている。
すなわち、この感熱発色層14を形成するためには、発色剤、顕色剤および結着剤などを含む溶液を基材12の表面に塗布して乾燥させることにより形成される。また、感熱発色層14の材料となる混合物には、必要に応じて顔料、ワックス類、消泡剤などの添加剤、感熱発色層14に任意の着色を行うための嗔料や、感熱発色層14の熱に対する感度を高めるための増感剤や、保存性を向上させるための安定剤などを添加してもよい。さらに、感熱発色層14の材料となる混合物には、その混合物中の結着剤を架橋させるための架橋剤や、滑剤などを添加してもよい。
【0013】
発色剤としては、公知の無色または淡色のロイコ染料などが用いられ、たとえば、
(1) 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル−3−インドリル)フタリド、3,3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル−3−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリドなどのトリアリールメタン系化合物;
(2) 4,4−ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジルエーテル、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミンなどのジフェニルメタン系化合物;
(3) ローダミン−β−アニリノラクタム、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2,4−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(γ−クロロプロピルアミノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−エトキシエチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(4−アニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオランなどのキサンテン系化合物;
(4) ベンゾイルロイコメチレンブル−、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブル−などのチアジン系化合物;
(5) 3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピランなどのスピロ系化合物;
(6) その他、3,5′,6−トリス(ジメチルアミノ)−スピロ〔9H−フルオレン−9,1′(3′H)−イソベンゾフラン〕−3′−オン、1,1−ビス〔2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテニル〕−4,5,6,7−テトラクロロ(3H)イソベンゾフラン−3−オンなどがあげられ、これらの染料は1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0014】
また、顕色剤としては、たとえば、
(1) p−オクチルフェノ−ル、p−第三ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、p−ヒドロキシアセトフェノン、α−ナフトール、β−ナフトール、p−第三オクチルカテコール、2,2′−ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノール−A、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3,4−ジヒドロキシフェニル)スルホン、2,4′−ジヒドロキシフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス〔2−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エトキシ〕メタン、4−(4−イソプロポキシベンゼンスルホニル)フェノ−ル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、3,5−ジ第三ブチルサリチル酸などのフェノール系;
(2) 安息香酸などの有機カルボン酸系;
(3) サリチル酸亜鉛などの金属系;
(4) 2,4−ジヒドロキシ−N−2′−メトキシベンズアニリドなどのアニリド誘導体系
などの顕色剤があげられ、これらの顕色剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0015】
さらに、結着剤としては、たとえば、アクリルエマルジョン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、でんぷん類、ポリビニルピロリドン、アクリル酸エステル、ポリアクリルアミド重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体あるいはこれらの変性物などが選択できる。
【0016】
また、嗔料としては、たとえば、水酸化アルミニウム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、シリカゲル、活性白土、タルク、クレー、カオリナイト、ケイソウ土、炭酸マグネシウム、アルミナ、酸化アルミニウムなど無機嗔料や、たとえば、ポリスチレン樹脂粒子、尿素−ホルマリン樹脂粒子、ポリオレフィン粒子などの有機嗔料などが選択できる。
【0017】
また、増感剤としては、たとえば、
(1) 酢酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、ベヘニン酸亜鉛、安息香酸亜鉛、サリチル酸ドデシルエステル亜鉛塩、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウムなどの有機酸の金属塩;
(2) ステアリン酸アミド,ステアリン酸メチロールアミド,ステアロイル尿素、アセトアニリド、アセトトルイジド、安息香酸ステアリルアミド、エチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスオクチル酸アミドなどのアミド化合物;
(3) 1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル、p−ベンジロキシビフェニル、ジフェニルカーボネート、ビス(4−メチルフェニル)カーボネート、ジベンジルオキザレート、ビス(4−メチルベンジル)オキザレート、ビス(4−クロロベンジル)オキサレート、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸ベンジル、3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸フェニル、メチレンジベンゾエート、1,4−ビス(2−ビニロキシエトキシ)ベンゼン、2−ベンジロキシナフタレン、4−ベンジロキシ安息香酸ベンジル、ジメチルフタレート、テレフタル酸ジベンジル、ジベンゾイルメタン、4−メチルフェノキシ−p−ビフェニル
などがあげられ、これらの増感剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0018】
また、保存安定剤としては、たとえば、1,1,3−トリス(2−メチル−4ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4′−ブチリデンビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(2−第三ブチル−5−メチルフェノール)、2,2′−チオビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(6−第三ブチル−4−メチルフェノール)などのヒンダードフェノール化合物、4−ベンジルオキシ−4′−(2−メチルグリシジルオキシ)ジフェニルスルホン、ナトリウム−2,2′−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)ホスフェートなどがあげられ、これらの保存安定剤は1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0019】
透明化層16は、感熱発色層14の空気層を埋めることができるように、浸透が容易で適度な粘度を有する樹脂、具体的には、UV化型シリコン樹脂からなる活性が低い透明化剤を感熱発色層14の表面に塗布する。この塗布された透明化剤は紫外線硬化型樹脂であり紫外線照射により硬化させる。
【0020】
隠ぺい層18としては、結着剤中にチタンホワイトまたはアルミ粉を混ぜたものをコーティングしてなる。
また、隠ぺい層18は1層ではなく、より隠ぺい性を増すためにたとえば結着剤中にチタンホワイトを混ぜたものをまず感熱発色層14の表面に塗布し、その表面にさらにアルミ粉を結着剤中に混ぜたものをコーティングした2層構造あるいはそれ以上の層を有するように形成してもよい。
【0021】
結着剤としては、つぎのものが選択できる。
酸化でんぷん、エステル価でんぷん等のでんぷん類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロール等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、ポリビニルピロリドン、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレンーアクリル樹脂およびその誘導体、スチレンブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、塩化ビニルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、尿素エマルジョン、アルキッドエマルジョンおよびこれらの誘導体。
【0022】
また、隠ぺい層18として、たとえばアルミ蒸着層をもって構成してもよい。
なお、アルミ蒸着層の下層、すなわち、基材12の表面にまず下地層を形成した後アルミニウム真空蒸着を行ってアルミ蒸着層を形成する方がアルミ蒸着をより適性に行うことができる。下地層としては、前記結着剤の1種類または2種類以上を選択し、コーティングして形成すればよい。また、場合によっては下地層を形成する結着剤に充填剤および架橋剤などの添加剤を併用してもよいが、これらに限定されるものではない。
【0023】
なお、感熱発色層14を保護し、スティッキングを防止するために、結着剤、充填剤および滑剤を混合したオーバーコート剤をコーティングしてオーバーコート層24を形成してもよい。
オーバーコート層24としては、結着剤中にスティッキング防止等の適性を持たせるために、吸油量が10ml/100g以上、好ましくは30ml/100g以上の充填剤を10%以上好ましくは30%以上充填し、スティッキング及び圧力発色防止の為滑剤を添加してなるオーバーコート剤をコーティングして形成する方法がある。
オーバーコート剤には、必要に応じて架橋剤、分散剤、消泡剤、耐水化剤、着色剤などの種々添加剤を添加してもよい。塗布量は0.1〜10g/m2 であり、好ましくは0.5〜6g/m2 を塗布するとよい。
【0024】
結着剤としては、たとえば次の一種類又は二種類以上選択して用いることができるが、これらに限定されるものでない。
ポリビニルアルコール、セルロース、メチルセルロース、デンプン及びその誘導体、カゼイン、ポリアクリルエマルジョン、ポリアクリル酸エステル、ポリウレタン、スチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン/アクリル酸共重合体等の水溶性樹脂及び水溶性エマルジョン樹脂。
【0025】
充填剤としては、吸油量10ml/100g以上、好ましくは30ml/100g以上、次の一種類又は二種類以上を選択して用いることができるが、これらに限定されるものでない。
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、クレー、カオリン、アルミナ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミ、硫酸バリウム、酸化チタン、ポリスチレン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂。
【0026】
滑剤としては、次の一種類又は二種類以上選択して用いることができるが、これらに限定されるものでない。
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、カルナバロウ、エステルワックス。
【0027】
接着剤層20としては、合成ゴムまたはアクリル酸エステル共重合体などの合成樹脂を主剤とする粘着剤を塗布してなる。
ただし、粘着剤は適宜なものを選択すればよく、また、必ずしも粘着剤でなくてもよく、透明性を有し且つこの感熱発色記録材10を他物に接着することができるものであれば、他の接着剤や両面接着テープ等のような他に接着することができるものを選択してもよい。
【0028】
剥離シート22としては、紙の表面にシリコン等の剥離剤を塗布してなるものを選択すればよい。
【0029】
感熱発色記録材10は、実際には、平面方形のラベル状に形成し、剥離シート22に適宜な間隔をおいて連続して仮着したものとして用いるが、バーコード、ロット番号等をあらわして商品に貼り付けるときなどには便利である。
なお、感熱発色層14を感熱発色する場合には、オーバーコート層24側表面よりサーマルヘッドで感熱発色するような感熱発色記録装置を用いて感熱発色させればよい。
【0030】
〔実施例1〕
基材を構成するポリエチレンフィルムに下記の感熱記録剤を塗布、乾燥して透明な感熱発色層を形成した。
感熱記録剤:下記材料をボールミルで粒子径0.8μmまで粉砕,分散してしたもの
1,2−ジ(m−メチルフェノキシ)エタン 20部
ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン 20部
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部
3% ポリビニルアルコール 220部
ポリエチレンワックス 10部
炭酸カルシウム 28部
メチルセルロース 7部
次に前記感熱発色層の表面に、下記のUV硬化型シリコン樹脂を塗布し、紫外線照射装置で紫外線を照射して乾燥して感熱発色層を透明化した。
UV硬化型シリコン樹脂 100部
光開始剤 3部
隠ぺい層は、次の材料を以下の配合量でディスパー(攪拌羽根)にて混合してなるものを5g/m2 塗布し乾燥させて隠ぺい層を形成した。その後、バーコードを感熱発色層に感熱発色させたところ、表面からは感熱発色層の情報を目視することもまたスキャナー( SYMBOL TECH.ING.,製 LASERCHEK II)でスキャンすることもできた。
(材 料)(化学名または俗名) (固形分配合比)
結着剤:酢酸ビニルエマルジョン 40
滑 剤:ポリエチレンワックスエマルジョン 15
(商品名:三井化学製 W−300)
隠ぺい剤:水性アルミペースト 45
【0031】
〔実施例2〕
基材を構成するポリエチレンフィルムに下記の感熱記録剤を塗布、乾燥して透明な感熱発色層を形成した。
感熱記録剤:下記材料をボールミルで粒子径0.8μmまで粉砕,分散してし
たもの
1,2−ジ(m−メチルフェノキシ)エタン 20部
ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン 20部
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部
3% ポリビニルアルコール 220部
ポリエチレンワックス 10部
炭酸カルシウム 28部
メチルセルロース 7部
次に前記感熱発色層の表面に、下記のUV硬化型シリコン樹脂を塗布し、紫外線照射装置で紫外線を照射して乾燥して感熱発色層を透明化した。
UV硬化型シリコン樹脂 100部
光開始剤 3部
隠ぺい層は、次の材料を以下の配合量でディスパー(攪拌羽根)にて混合してなるものを6g/m2 塗布し乾燥させて隠ぺい層を形成した。その後、バーコードを感熱発色層に感熱発色させたところ、表面からは感熱発色層の情報を目視することもまたスキャナー( SYMBOL TECH.ING.,製 LASERCHEK II)でスキャンすることもできた。
(材 料)(化学名または俗名) (固形分配合比)
結着剤:アクリルエマルジョン 40
隠ぺい剤:チタンホワイト 60
(商品名:テイカ製 JR−600A)
【0032】
〔実施例3〕
基材を構成するポリエチレンフィルムに下記の感熱記録剤を塗布、乾燥して透明な感熱発色層を形成した。
感熱記録剤:下記材料をボールミルで粒子径0.8μmまで粉砕,分散してし
たもの
1,2−ジ(m−メチルフェノキシ)エタン 20部
ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン 20部
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部
3% ポリビニルアルコール 220部
ポリエチレンワックス 10部
炭酸カルシウム 28部
メチルセルロース 7部
次に前記感熱発色層の表面に、下記のUV硬化型シリコン樹脂を塗布し、紫外線照射装置で紫外線を照射して乾燥して感熱発色層を透明化した。
UV硬化型シリコン樹脂 100部
光開始剤 3部
その後に、アクリルエマルジョンを下地層として3g/m2 塗布し乾燥させて形成した。
その後、アルミニウムの真空蒸着を行い、隠ぺい層を形成した。
さらに、次の材料を以下の配合量でディスパー(攪拌羽根)にて混合してなるオーバーコート剤を3g/m2 塗布し乾燥させて、オーバーコート層を形成した。
その後、バーコードを感熱発色層に感熱発色させたところ、表面からは感熱発色層の情報を目視することもまたスキャナー( SYMBOL TECH.ING.,製 LASERCHEK II)でスキャンすることもできた。
(材 料)(化学名または俗名) (配合量)
結着剤:アクリルエマルジョン 26.79重量%
(商品名:三井東圧製ボンロン)
架橋剤:ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂 3.21重量%
(商品名:三井東圧製ボンロン架橋剤)
充填剤:二酸化ケイ素(吸油量:145ml/100g) 50.00重量%
(商品名:水沢化学製ミズカシル)
滑 剤:ポリエチレンワックス 15.00重量%
滑 剤:パラフィンワックス 5.00重量%
【0033】
〔実施例4〕
基材を構成するポリエチレンフィルムに下記の感熱記録剤を塗布、乾燥して透明な感熱発色層を形成した。
感熱記録剤:下記材料をボールミルで粒子径0.8μmまで粉砕,分散してし
たもの
1,2−ジ(m−メチルフェノキシ)エタン 20部
ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン 20部
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 10部
3% ポリビニルアルコール 220部
ポリエチレンワックス 10部
炭酸カルシウム 28部
メチルセルロース 7部
次に前記感熱発色層の表面に、下記のUV硬化型シリコン樹脂を塗布し、紫外線照射装置で紫外線を照射して乾燥して感熱発色層を透明化した。
UV硬化型シリコン樹脂 100部
光開始剤 3部
その後に、アクリルエマルジョンを下地層として3g/m2 塗布し乾燥させて形成した。
その後、アルミニウム真空蒸着を行い、アルミ蒸着層を形成した。
さらに、次の材料を以下の配合量でディスパー(攪拌羽根)にて混合してなるオーバーコート剤を3g/m2 塗布し乾燥させて、オーバーコート層を形成した。
その後、バーコードを感熱発色層に感熱発色させたところ、表面からは感熱発色層の情報を目視することもまたスキャナー( SYMBOL TECH.ING.,製 LASERCHEK II)でスキャンすることもできた。
(材 料)(化学名または俗名) (配合量)
結着剤:アクリルエマルジョン 26.79重量%
(商品名:三井東圧製ボンロン)
架橋剤:ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン樹脂 3.21重量%
(商品名:三井東圧製ボンロン架橋剤)
充填剤:タルク(吸油量:40ml/100g) 40.00重量%
滑 剤:ポリエチレンワックス 30.00重量%
【0034】
【発明の効果】
この発明によれば包装フィルムの広い面積を占めるように貼り付けて利用しても、透明および/または半透明な部分から下層が見通すことができ、且つ、感熱発色層を感熱発色させた後に、その表面にバーコード等が感熱発色表示させてもスキャンすることができるようにした、感熱発色記録材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である感熱発色記録材の断面図解図である。
【図2】図1図示の感熱発色記録材の利用方法の一例を示す斜視図解図である。
【符号の説明】
10 感熱発色記録材
12 基材
14 感熱発色層
16 透明化層
18 隠ぺい層
20 接着剤層
22 剥離シート
24 オーバーコート層

Claims (7)

  1. 少なくともその一部が透明性を有する基材と、前記基材の表面側に形成された感熱発色層とを含み、前記感熱発色層は、該感熱発色層の表面に浸透性UV化型シリコン樹脂からなる透明化剤が塗布され、該透明化剤が感熱発色層内に浸透することによって、透明および/または半透明化されてなることを特徴とする、感熱発色記録材。
  2. 前記基材は、透明なフィルムもしくはシートまたはフィルムもしくはシート状物からなる、請求項1に記載の感熱発色記録材。
  3. 前記基材の表面および/または裏面の少なくともその一部に隠ぺい層が形成されてなる、請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の感熱発色記録材。
  4. 前記隠ぺい層は、アルミ粉が含まれた結着材を塗布してなる、請求項3に記載の感熱発色記録材。
  5. 前記隠ぺい層は、チタンホワイトが含まれた結着材を塗布してなる、請求項3に記載の感熱発色記録材。
  6. 前記隠ぺい層は、蒸着層を含む、請求項3に記載の感熱発色記録材。
  7. 前記基材の裏面側に、少なくともその一部が透明性および/または半透明性を有する接着剤層が形成されてなる、請求項2に記載の感熱発色記録材。
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