JP4440263B2 - 多重整流回路 - Google Patents

多重整流回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4440263B2
JP4440263B2 JP2006519239A JP2006519239A JP4440263B2 JP 4440263 B2 JP4440263 B2 JP 4440263B2 JP 2006519239 A JP2006519239 A JP 2006519239A JP 2006519239 A JP2006519239 A JP 2006519239A JP 4440263 B2 JP4440263 B2 JP 4440263B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
phase
rectifier circuit
transformer
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006519239A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006011206A1 (ja
Inventor
茂生 高田
真作 楠部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2006011206A1 publication Critical patent/JPWO2006011206A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4440263B2 publication Critical patent/JP4440263B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/12Arrangements for reducing harmonics from ac input or output
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/42Circuits or arrangements for compensating for or adjusting power factor in converters or inverters
    • H02M1/4208Arrangements for improving power factor of AC input
    • H02M1/4266Arrangements for improving power factor of AC input using passive elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/02Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal
    • H02M7/04Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/06Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes without control electrode or semiconductor devices without control electrode
    • H02M7/08Conversion of ac power input into dc power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes without control electrode or semiconductor devices without control electrode arranged for operation in parallel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Rectifiers (AREA)

Description

この発明は、三相交流電源を高調波成分の少ない直流電源に変換する多重整流回路に関するものである。
三相交流を直流に変換する方法としては、6つの整流素子をブリッジ構成とした三相全波整流器を用いるのが最も一般的な方法である。この三相全波整流器では、60度毎に順次通電する整流素子が切り替わっていき直流電圧が出力されるので、その整流された直流電圧には電源周波数の6倍の周期を持ち振幅の大きな電圧リップルが含まれている。これは高調波となって当該直流電源を利用する機器に悪影響を与える原因となる。
そこで、例えば、特許文献1,2では、三相交流を直流に変換する第1の整流回路に対し、三相交流電源から位相が変化する6個の多重用交流電圧を変成する多重変圧器およびこの多重変圧器が出力する6個の交流電圧を直流に変換する第2の整流回路を設け、第1の整流回路の出力直流電圧に第2の整流回路の出力直流電圧を多重化し、高調波成分の少ない直流電源を得る多重整流回路が提案されている。
なお、多重変圧器として特許文献1では、三相交流のR相、S相、T相の各相電圧の関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、各頂点を中心として残りの2つの頂点を結んで描いた円弧を3等分する円弧上に位置する合計6相の交流電圧を変成する変圧器が示されている。
また、多重変圧器として特許文献2では、三相交流を入力して電気角で±20°だけ位相を遅らせた2種類の三相交流を出力する変圧器が示されている。具体的にはこの変圧器は、三相交流の各相電圧の関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、前記正三角形の各頂点を中心として残りの2つの頂点を結んで描いた円弧を3等分して得られた2点をそれぞれ通る直線と、前記正三角形の各頂点を通り、前記各頂点と対向する一辺に平行な直線とで形成される六角形で表された変圧器ベクトル図を満たす変圧器であって、三相分の鉄心にそれぞれ巻装された第1および第2のコイルを備え、前記第1のコイルの一端は極性が同一で順次相が異なる前記第2のコイルの一端に接続され、前記第1のコイルの他端は極性が同一で、前記一端とは異なる組み合わせで順次相が異なる前記第2のコイルの他端に接続され、a,b,cをそれぞれ2以上の数として、前記第1コイルの巻数を2aとして巻数の中間位置に第1のタップが設けられ、前記第2のコイルの巻数を2b+cとして、一端から巻数bだけ内側の位置に第2のタップが設けられ、他端から巻数bだけ内側の位置に第3のタップが設けられ、三相分の前記第1のタップが三相交流電圧の入力端子とされ、三相分の前記第2のタップが三相交流電圧の第1の出力端子とされ、三相分の前記第3のタップが三相交流電圧の第2の出力端子とされ、前記巻数の比a:b:c=sin20°:sin40°:sin120°に設定され、前記第2のコイルの巻数cに対応する部分の導線の断面積が、他の部分と比較して小さくされている変圧器である。
このように、従来の多重整流回路では、三相交流電源から位相が変化する6個の多重用交流電圧を変成する多重変圧器の巻数比に工夫を加えて高調波成分の少ない直流電源が得られるようにしている。
特開2002−10646号公報 特開2004−120878号公報
ところで、電源高調波の抑制では、三相については5次、7次の抑制が最も求められているが、規格値としては、特定次数のみの対策ではなく全体としてバランス良く高調波を抑制することが求められている。
しかしながら、上記従来の多重整流回路では、原理的に入力電流の低次高調波を中心に特定高調波成分のゼロ化を目的としているが、抑制対象外として残存する高調波成分は、多重化措置を採らない場合よりも増大するという問題がある。
また、上記従来の多重整流回路では、原理的に低次高調波を抑制するために選定されている多重変圧器の巻数比は、多重化した直流が流れる直流リアクトルが非常に大きく、直流電流が脈流の無い直流と見なせる状態を前提としているので、効果実現のためには直流リアクトルの大型化やそれに伴う損失の増加を招来するという問題もある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、多重化した直流が流れる直流リアクトルの大型化を抑制しつつ、低次高調波成分は十分に抑制した上で全ての高調波成分をバランス良く抑制することのできる多重整流回路を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、三相交流電源を直流電源に変換する第1の整流回路と、前記三相交流電源の電圧を降圧するとともに、前記三相交流電源の各相電圧の関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、前記正三角形の第1の頂点を中心として残りの第2および第3の頂点間を結ぶ円弧と前記第2および第3の頂点間を結ぶ辺との間の空間位置であって、前記第2の頂点側から20度以上離れた第1の空間位置と前記第3の頂点側から20度以上離れた第2の空間位置とに位置するように、各頂点を中心として残りの2頂点間を結ぶ円弧と前記正三角形の各辺との間の6個の空間位置に配置される交流電圧を変成する多重変圧器と、前記多重変圧器が出力する位相が異なる6個の交流電圧を整流する第2の整流回路とを備え、前記第1および第2の整流回路を並列接続して多重直流出力を得るようにしたことを特徴とする。
この発明によれば、多重化した直流が流れる直流リアクトルの大型化を抑制しつつ、低次高調波成分は十分に抑制した上で全ての高調波成分をバランス良く抑制することができる。
この発明によれば、特定次数だけでなく全体としてバランス良く高調波成分を抑制することができるので、国内規格だけでなく欧州規格にも対応することができるという効果を奏する。
[図1]この発明の実施の形態1による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。
[図2]図1に示す多重変圧器の巻線構造の一例を説明する図である。
[図3]図1に示す多重変圧器が変成する交流電圧の配置関係を説明する変圧器ベクトル図である。
[図4]特許文献1,2に示される整流回路において多重変圧器を用いない場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。
[図5]図4に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。
[図6]特許文献1,2に示される多重変圧器を用いた整流回路での入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。
[図7]図6に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。
[図8]特許文献1,2に示される多重変圧器を用いた整流回路において直流リアクトルを追加した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。
[図9]図8に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。
[図10]図1に示した構成において2つの交流リアクトル、ノイズフィルタを除外した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。
[図11]図10に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。
[図12]図1に示した構成(2つの交流リアクトルが存在する構成)においてノイズフィルタを除外した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。
[図13]図12に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。
[図14]この発明の実施の形態2による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。
[図15]この発明の実施の形態3による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 三相交流電源
2 第1の整流回路
3 直流リアクトル(第2の直流リアクトル)
4 平滑コンデンサ
5 逆変換器
6 モータ
7 交流リアクトル(第1の交流リアクトル)
8 ノイズフィルタ
9 交流リアクトル(第2の交流リアクトル)
10 多重変圧器
11 第1の整流回路
12 直流リアクトル(第1の直流リアクトル)
13 インバータ回路の整流回路
21 R相鉄心
22 R相第1コイル
23 R相第2コイル
24 S相鉄心
22 S相第1コイル
23 S相第2コイル
21 T相鉄心
22 T相第1コイル
23 T相第2コイル
31〜36 変成する交流電圧が配置される空間位置
A、B、C 別構造体(電源高調波対策機器)
以下に図面を参照して、この発明にかかる多重整流回路の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。図1において、インバータ回路は、一般に、三相交流電源1に対して三相全波整流器である第1の整流回路2と、第1の整流回路2の出力直流電圧を平滑する平滑回路を構成する直流リアクトル3および平滑コンデンサ4と、平滑コンデンサ4の端子電圧(直流電圧)をスイッチングして交流電圧を生成する逆変換器5とを備え、逆変換器5の出力交流電圧によってモータ6を駆動制御するように構成される。
この実施の形態1による多重整流回路は、(1)基本的には、三相交流電源1に対して設けられる第1の整流回路2に対して、三相交流電源1の電圧を降圧するとともに、位相が異なる6個の交流電圧を変成する多重変圧器10と、この多重変圧器10の出力交流電圧を整流しその整流出力を第1の整流回路2の整流出力に多重化する第2の整流回路11とを備えている。多重変圧器10の構成例については後述する(図2、図3)。第2の整流回路11は、第1の整流回路2と同様に、ダイオードブリッジで構成されている。
(2)そして、ほぼ必須の構成として、交流リアクトル9が多重変圧器10の入力段に設けられる。なお、交流リアクトル9は、多重変圧器10の漏れインダクタンス成分で構成することもできる。
(3)また、更なる電源高調波抑制のために、交流リアクトル7が三相交流電源1の出力端に直接接続され、この交流リアクトル7を介して各部に三相交流電源1の交流電圧・交流電流が印加されるようにする。(4)加えて、三相交流電源1に重畳される電源ノイズの低減を企図して、ノイズフィルタ8が交流リアクトル7の出力端と第1の整流回路2および交流リアクトル9の入力端との間に設けられる。
これらの措置によって、多重化した直流が流れる直流リアクトル3の大型化を抑制しつつ、低次高調波成分は十分に抑制した上で、全ての調波成分を、単に第1の整流回路2のみである場合、つまり多重化しない場合に比して効果的に抑制できるようになる。なお、図1において、破線Aで囲ってある交流リアクトル7から直流リアクトル3までの回路部分は、この三相交流電源1との接続端と平滑コンデンサ4との接続端とを持つ一塊りのブロックとなるので、一つの独立した構造体(電源高調波対策機器)として扱うことができる。
次に、図2と図3を参照して、多重変圧器10の構成例について説明する。なお、図2は、多重変圧器10の巻線構造の一例を説明する図である。図3は、多重変圧器10が変成する交流電圧の配置関係を説明する変圧器ベクトル図である。
図2おいて、R相鉄心21には、R相第1コイル22及びR相第2コイル23が巻装されている。このうち、R相第1コイル22では、両端に符号R7,符号R6が付されているが、巻数をa:aの割合で等分する位置に中間タップRが設けられている。また、R相第2コイル23では、両端に符号S7,符号T6が付されているが、巻数をb:c:bの割合で分割する位置に中間タップS3,T2が設けられている。R相第1コイル22の一端R7とR相第2コイル23の一端S7は、同極性である。
また、S相鉄心24には、S相第1コイル25及びS相第2コイル26が巻装されている。このうち、S相第1コイル25では、両端に符号S7,符号S6が付されているが、巻数をa:aの割合で等分する位置に中間タップSが設けられている。また、S相第2コイル26では、両端に符号T7,符号R6が付されているが、巻数をb:c:bの割合で分割する位置に中間タップT3,R2が設けられている。S相第1コイル25の一端S7とS相第2コイル26の一端T7は、同極性である。
更に、T相鉄心27には、T相第1コイル28及びT相第2コイル29が巻装されている。このうち、T相第1コイル28では、両端に符号T7,符号T6が付されているが、巻数をa:aの割合で等分する位置に中間タップTが設けられている。また、T相第2コイル29では、両端に符号R7,符号S6が付されているが、巻数をb:c:bの割合で分割する位置に中間タップR3,S2が設けられている。T相第1コイル28の一端T7とT相第2コイル29の一端R7は、同極性である。
そして、R相第1コイル22の一端R7はT相第2コイルの一端R7に接続され、R相第1コイル22の他端R6はS相第2コイル26の他端R6に接続される。S相第1コイル25の一端S7はR相第2コイル23の一端S7に接続され、S相第1コイル25の他端S6はT相第2コイル29の他端S6に接続される。T相第1コイル28の一端T7はS相第2コイル26の一端S7に接続され、T相第1コイル28の他端T6はR相第2コイル23の他端T6に接続される。なお、巻数比a:b:cは、例えば、41:88:83である。
多重変圧器10は、以上の接続関係を有して構成され、中間タップR、S、Tは、入力端子であって、三相交流電源1のR相、S相、T相の対応する相線が接続される。また、中間タップS3、T2、T3、R2、R3、S2は、出力端子であって、第2の整流回路11の対応する入力端に接続される。
中間タップS3、T2、T3、R2、R3、S2から取り出される6つの電位の変圧器ベクトル図上での配置関係は、図3に示すようになる。すなわち、多重変圧器10は、図2に示す巻数比a:b:cを調整して、図3に示すように、三相交流電源1の各相電圧の位相関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、正三角形の頂点をR、S、Tとすれば、例えば、頂点Rを中心として残りの頂点S、T間を結ぶ円弧と頂点S、T間を結ぶ辺との間の空間位置であって、頂点S側から20度以上離れた第1の空間位置31と頂点T側から20度以上離れた第2の空間位置32とに位置するように、各頂点を中心として残りの2頂点間を結ぶ円弧と正三角形の各辺との間の6個の空間位置31〜36に配置される交流電圧を変成するようになっている。
なお、特許文献1,2に示される多重変圧器では、図3に「×」印で示すように、正三角形の各頂点を中心として残りの2頂点間を結ぶ円弧を3等分する円弧上の位置に配置される交流電圧を変成するようになっている。すなわち、この発明では、巻数比a:b:cを特許文献1,2に開示される内容と異なる構成としてある。したがって、図3に示す所望の電位を生成する多重変圧器10の巻線方法は、この発明で規定する巻数比a:b:cを遵守する限り、図2に示す方法に限定されず、例えば特許文献1に示される種々の方法を用いることができる。
このように構成された多重整流回路においては、相電圧表記した場合に、R相、S相、T相による120°位相のずれた3相交流電圧に対して多重変圧器10の2次側電圧は、ピーク値としてはR相、S相、T相の各相電圧よりも低いが、相互の比較において最も高い電圧や最も低い電圧となる期間を持つような電圧として配置され、第1の整流回路2に第2の整流回路11を接続した場合に、第2の整流回路11では、最も高い電圧や最も低い電圧となる期間において通流できるものになる。
このことから、第1の整流回路2のみの場合(つまり多重化しない場合)に比して第1の整流回路2での通流期間が減少し、多重変圧器10経由の第2の整流回路11の通流期間が発生する。多重変圧器10経由の電流は、変圧器結線によって1次側はR,S,T各相に分流される。したがって、全体としてのR,S,T各相の電流は、高調波の抑制された正弦波に近いものとなる。
なお、直流リアクトル3が大容量になるほど、平滑コンデンサ4が小容量になるほど、抑制効果は大きくなる傾向がある。また、電源ラインに部品として積極的に交流リアクトル7を追加することで、全体としてさらに高調波を抑制することができる。但し、この交流リアクトル7は、多重整流回路の全ての入力電流が流れるので、通電電流が大きく、大型化する。
ここで、この発明による高調波の抑制効果を従来の技術(特許文献1,2)によって得られる効果と比較して説明する。図4〜図9では、従来の技術(特許文献1,2)によって得られる高調波の抑制効果を説明し、図10〜図13では、この発明によって得られる高調波の抑制効果を説明している。なお、いずれもシミュレーションによる評価結果である。ノイズフィルタ8は除外した。
特許文献1,2にて示されている多重変圧器の巻数比は、その変成する6相の交流電圧が、図3にて説明したように、ある頂点を中心にして残りの2頂点間を結ぶ円弧を3等分した円弧上の位置に配置されるように定められる。特許文献1,2は、多重変圧器の巻数比としては結果的に同一のことを別の表現方法で示している。ここでは、多重変圧器の巻数比をa:b:c=sin20°:sin40°:sin120°≒43:81:109とする。これは、特許文献2にて示されている。また、特許文献1,2では、図1に示す交流リアクトル7,9は示されておらず、またそれらの存在を示唆する記載も無い。
シミュレーションは、図1に示す交流リアクトル7,9は無い状態で、三相交流電源1の電圧を相間400V・50Hzとし、直流リアクトル3および平滑コンデンサ4の容量を、8kW程度の負荷では一般的な2.9mHおよび1650uF(3300uFのコンデンサの2個直列を想定)とし、負荷は7900Wとして実施した。
図4は、特許文献1,2に示される整流回路において多重変圧器を用いない場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。図5は、図4に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。図1で言えば、三相交流電源1が直接第1の整流回路2に接続され、交流リアクトル9、多重変圧器10および第2の整流回路11のルートが無い状態である。図5では、左端に電源周波数(50Hz)が示され、ここから右方に向かって、低次の調波から順に示されている。
図6は、特許文献1,2に示される多重変圧器を用いた整流回路での入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。図7は、図6に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。図1で言えば、三相交流電源1が直接第1の整流回路2に接続されるとともに、多重変圧器10と第2の整流回路11とが第1の整流回路2に並列に接続された状態である。図6、図7に示すように、多重変圧器を用いた場合には、調波の抑制効果が現れる。しかし、低次の高調波は、特許文献1,2にて期待しているほどには充分低減できているとは言えない。ここで、17次、19次は、それぞれ基本波の5.85%、3.87%の残存となっている。
図8は、特許文献1,2に示される多重変圧器を用いた整流回路において直流リアクトルを追加した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。図9は、図8に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。特許文献1,2では考慮されていない直流リアクトルを10mH追加すると、図8、図9に示すようになり、ほぼ5次等の低次調波成分は抑制されているが、17次、19次は、それぞれ基本波の5.25%、4.27%の残存となっている。
さて、この発明での多重変圧器10の巻数比は、その変成する6相の交流電圧が、図3にて説明したように、変圧器ベクトルとしての表記で、R相、S相、T相の3つの相電位を相互に直線で結んだ正三角形の辺と、各頂点を中心にし、残りの2頂点を結んで描いた円弧との間の空間位置であって、前記正三角形の辺との成す角が20°よりも大きくなる空間位置に位置するように調整している。ここでは、その一例として、図2に示した巻数比a:b:c=41:88:83を採用する。この巻数比a:b:c=41:88:83は、線間電圧として正三角形の1辺を1とした場合に0.994で、辺からの角度で22度相当の空間位置に交流電圧が変成されることを示している。
シミュレーションは、上記従来の技術と同様に、三相交流電源1の電圧を相間400V・50Hzとし、直流リアクトル3および平滑コンデンサ4の容量を、8kW程度の負荷では一般的な2.9mHおよび1650uF(3300uFのコンデンサの2個直列を想定)とし、負荷は7900Wとして実施した。
図10は、図1に示した構成において2つの交流リアクトル、ノイズフィルタを除外した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。図11は、図10に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。図10、図11に示すように、低次の高調波成分が全体的に低く抑えられており、17次、19次は、それぞれ基本波の4.74%、3.62%の残存となっている。
電源高調波の抑制については、三相においては5次、7次の抑制が最も求められているが、規格値としては、全体のバランスも求められている。例えば、国内特定需要家対応では、その高調波残存の目標値として、6.6kV受電の場合、受電設備全体として1kW当たりの上限電流値が、5次=3.5mA、7次=2.5mA、11次=1.6mA、13次=1.3mA、17次=1.0mA、19次=0.9mA、23次=0.76mA、23次超=0.7mAというようになっている。
また、欧州規格のIEC−61000−3−2では、16A/相以下であるが、抜粋すると、個別機器の各次数の高調波残存量の上限が絶対値として、5次=1.14A、7次=0.77A、11次0.33A、13次=0.21A、15〜39次(奇数)=0.15×(15/n)というようになっている。なお、nは次数である。
このように、規格上、特定次数のみの対策ではなく全体としてバランスよく高調波を抑制することが求められている。これは、図12、図13に示すように、多重変圧器の巻数比を本発明のように選定することで実現でき、特に、交流リアクトル9および交流リアクトル7を併用した場合に効果がある。
図12は図1に示した構成(2つの交流リアクトルが存在する構成)においてノイズフィルタを除外した場合の入力電流変化についてのシミュレーション結果を示す図である。図13は、図12に示す入力電流変化を周波数分析した結果を示す図である。図12と図13は、交流リアクトル9=3.7mH、交流リアクトル7=4.5mHとした場合のシミュレーション結果であるが、上記IEC−61000−3−2も満たすことができる。
これは、予め多重変圧器10において全体的にバランスよく高調波成分を抑制していること、特に17次、19次を低く抑えておいた効果と、交流リアクトル9を備え、多重変圧器10の階段状の電流による高調波成分(具体的には17次、19次成分)を積極的に抑制した効果とに依るものである。
このように、多重変圧器10の巻数比を、この発明では、線間電圧として正三角形の1辺を1とした場合に0.994で、辺からの角度で例えば22°相当の空間位置に交流電圧を変成するように選定することで、製造ばらつきがあっても高調波残存のばらつきが抑制され、全ての調波成分が多重化しない場合に比して抑制され、各種規制への対応が可能となる。そして、交流リアクトル7を挿入することでさらに高調波残存量を減少させることができる。
加えて、この発明が採用する巻数比によれば、従来の技術(特許文献1,2)に比して第1の整流回路2での通電角を増加する方向であり、第2の整流回路11、引いては多重変圧器10での電流責務が減少し、電流容量を低く抑える効果も期待できる。
なお、上記の具体的なシミュレーション事例では、400V電源で示したが、200V電源でも同様の傾向となる。この事例では、直流リアクトル3の容量を変化させなかったが、容量を増加することで低次高調波成分を抑制できるので、交流リアクトル7,9の容量と組合せてバランスを取り、効率的に高調波を低減できる。特に交流リアクトル7は、主電流が全て流れるので、損失増加を防ぐため、極力小容量化するのが望ましい。また、上記の具体的なシミュレーション事例では、交流リアクトル7,9の容量選定は、入力電流が16A/相(10.5kW程度)までIEC−61000−3−2を満たすように考慮したが、機器の最大容量によっては他の容量を選定できる可能性はある。
ところで、製品として標準状態にて充分な高調波抑制が必要な場合には、図1に示した多重整流回路は、出荷時点から常時接続となるので、発熱部品である交流リアクトル9、多重変圧器10、第1の整流回路2、第2の整流回路11、直流リアクトル3および必要に応じて交流リアクトル7、ノイズフィルタ8を別構造体Aとしてまとめて別配置とすることで、整流回路2,11の後段に配置される平滑コンデンサ4、逆変換器5およびその制御回路等の電子部品への熱ストレスを抑制することができる。なお、別構造体(電源高調波対策機器)Aとする部品については、必ずしも上記の部品全てである必要はなく、製品構造上の要請によって適宜選択されることは言うまでもない。
このように、実施の形態1によれば、多重変圧器の巻数比を、特定次数だけでなく全体としてバランス良く高調波を抑制できる巻数比に選定し、また更なる高調波抑制を企図して交流リアクトルも挿入するようにしたので、多重化した直流が流れる直流リアクトルの大型化を抑制しつつ、低次高調波成分は十分に抑制した上で全ての高調波成分をバランス良く抑制することができ、国内規格だけでなく欧州規格にも対応することができるようになる。
実施の形態2.
図14は、この発明の実施の形態2による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。なお、図14では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
すなわち、図14に示すように、この実施の形態2では、第1の整流回路2と第2の整流回路11との並列接続端と一端が平滑コンデンサ4に接続される直流リアクトル3の他端との間に、直流リアクトル12が配置されている。つまり、この実施の形態2では、直流リアクトルが、直流リアクトル3と直流リアクトル12とに分割された構成になっている。
直流リアクトル12は、必ずしも必要ではないが、高調波抑制レベルを向上するために直流リアクトルのL値を大きくすることが有効であるので配置している。この構成によれば、図中破線Bで囲んだ回路部分(交流リアクトル9、多重変圧器10、第2の整流回路11、直流リアクトル12)を別構造体(電源高調波対策機器)としておき、後付け対応可能構成とすることができる。
つまり、電源高調波対策が通常は直流リアクトル3だけで充分であり、選択的に更なる対策を導入するような場合、具体的には電源高調波に対する特定需要家ガイドラインへの対応が必要な場合に、別構造体(電源高調波対策機器)Bを後付けすることで対処することができる。このようにすれば、標準仕様製品の大型化、大重量化、高コスト化を抑制することができる。
なお、具体的な回路定数例は、次のようになっている。但し、直流リアクトルおよびコンデンサの容量選定は、実施の形態1と同様に8kW程度の負荷を想定している。三相交流電源1の相間電圧が200Vの場合は、直流リアクトル3と直流リアクトル12との和のL値は0.5mHとし、平滑コンデンサ4の容量は3300uFとし、交流リアクトル9のL値は0.5mHとする。
また、三相交流電源1の相間電圧が400Vの場合は、直流リアクトル3と直流リアクトル12との和のL値は2.9mHとし、平滑コンデンサ4の容量は1650uFとし、交流リアクトル9のL値は1.0mHとする。
このように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用、効果が得られるのに加えて、標準仕様製品の大型化、大重量化、高コスト化を抑制することができる。
実施の形態3.
図15は、この発明の実施の形態3による多重整流回路を用いたインバータ回路の構成を示す回路図である。なお、図15では、図14(実施の形態2)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
すなわち、図15において、整流回路13、直流リアクトル3、平滑コンデンサ4および逆変換器5は、一般的なインバータ回路である。この実施の形態3では、図15に示すように、三相交流電源1側の交流リアクトル7からノイズフィルタ8、第1の整流回路2、交流リアクトル9、多重変圧器10、第2の整流回路11および直流リアクトル11までを別構造体(電源高調波対策機器)Cとして用意し、直流リアクトル11の外部接続端と基準電位接続端とをインバータ回路の整流回路13の入力部に接続できるようにしている。
但し、整流回路13の構成部品であるダイオードについては、電源高調波対策機器Cを挿入した場合に、通流責務が特定の2つのダイオードに集中するので、予めその場合の温度上昇に備えた容量・放熱設計を施しておく必要がある。
なお、直流リアクトルについては、この実施の形態3では、直流リアクトル3に対して直流リアクトル12を直列に配置していることになるので、回路定数の設定は、実施の形態2と同様になる。
このように、この実施の形態3によれば、三相交流電源1とインバータ回路の整流回路入力部との間に、単純に電源高調波対策機器Cを追加挿入する構成となるので、後付け対応が容易となる効果が得られる。なお、実施の形態3では、実施の形態2への適用例を示したが、実施の形態1(図1)に示した構造体Aも電源高調波対策機器として同様に、三相交流電源1とインバータ回路の整流回路入力部との間に後付けすることができる。
ところで、実施の形態1〜3では、この発明をインバータ回路の整流部分に利用する場合について説明したが、同じ構成でその他の直流負荷にも利用できることは言うまでもない。また、負荷については特に限定していないが、大型機器では一般的に整流回路が回生コンバータを持たないダイオード整流回路であるので、上記した電源高調波対策機器Cなどを後付け追加しやすい構成である。
この発明の好適な適用例としては、空気調和装置の整流回路として使用することを挙げることができる。すなわち、図1、図14、図15に示すモータ6は、空気調和装置における圧縮機モータである。空気調和装置では、製品のインバータ化率が高く、かつ電源設備における容量占有率が高いので、電源高調波が問題視されることが多い。空気調和装置においてインバータで駆動される圧縮機モータは慣性が低く、回生エネルギーが発生しにくいので、好適な適用事例である。また、空気調和装置においては、インバータ回路周辺に熱交換用の送風機を一般に備えており、この発明の多重変圧器部を冷却する場合にもその気流が活用できるため追加部品が不要となる利点もある。
以上のように、この発明にかかる多重整流回路は、国内規格だけでなく欧州規格にも対応することができる整流回路として有用であり、特に、要求レベルに柔軟に対応できる整流回路として好適である。

Claims (8)

  1. 三相交流電源を直流電源に変換する第1の整流回路と、
    前記三相交流電源の電圧を降圧するとともに、前記三相交流電源の各相電圧の関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、前記正三角形の第1の頂点を中心として残りの第2および第3の頂点間を結ぶ円弧と前記第2および第3の頂点間を結ぶ辺との間の空間位置であって、前記第2の頂点側から20度以上離れた第1の空間位置と前記第3の頂点側から20度以上離れた第2の空間位置とに位置するように、各頂点を中心として残りの2頂点間を結ぶ円弧と前記正三角形の各辺との間の6個の空間位置に配置される交流電圧を変成する多重変圧器と、
    前記多重変圧器が出力する位相が異なる6個の交流電圧を整流する第2の整流回路と、を備え、
    前記第1および第2の整流回路を並列接続して多重直流出力を得るようにした、
    ことを特徴とする多重整流回路。
  2. 前記三相交流電源と前記多重変圧器との間には、交流リアクトルが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の多重整流回路。
  3. 三相交流電源が接続される第1の交流リアクトル、および前記第1の交流リアクトルの出力端が接続される第2の交流リアクトルと、
    前記第1の交流リアクトルを介して前記三相交流電源を直流電源に変換する第1の整流回路と、
    前記第2の交流リアクトルから入力する前記三相交流電源の電圧を降圧するとともに、前記三相交流電源の各相電圧の関係を示す正三角形の変圧器ベクトル図において、前記正三角形の第1の頂点を中心として残りの第2および第3の頂点間を結ぶ円弧と前記第2および第3の頂点間を結ぶ辺との間の空間位置であって、前記第2の頂点側から20度以上離れた第1の空間位置と前記第3の頂点側から20度以上離れた第2の空間位置とに位置するように、各頂点を中心として残りの2頂点間を結ぶ円弧と前記正三角形の各辺との間の6個の空間位置に配置される交流電圧を変成する多重変圧器と、
    前記多重変圧器が出力する位相が異なる6個の交流電圧を整流する第2の整流回路と、を備え、
    前記第1および第2の整流回路を並列接続して多重直流出力を得るようにした、
    ことを特徴とする多重整流回路。
  4. 前記第1の交流リアクトルと前記第1の整流回路および前記第2の交流リアクトルとの間には、ノイズフィルタが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の多重整流回路。
  5. 前記多重直流出力について平滑化処理を行う平滑回路を構成する直流リアクトルは、平滑コンデンサから分離されて前記第1および第2の整流回路の並列接続端に接続され、前記第1の交流リアクトルから前記直流リアクトルまでの各要素は独立した構造体を構成していることを特徴とする請求項3に記載の多重整流回路。
  6. 前記多重直流出力について平滑化処理を行う平滑回路を構成する直流リアクトルは、一端が前記第1および第2の整流回路の並列接続端に接続される第1の直流リアクトルと、前記第1の直流リアクトルの他端と平滑コンデンサとの間に接続される第2の直流リアクトルとで構成され、前記第2の交流リアクトル、前記多重変圧器、前記第2の整流回路および前記第1の直流リアクトルは独立した構造体を構成していることを特徴とする請求項3に記載の多重整流回路。
  7. 前記第1および第2の整流回路の並列接続端に一端が接続される直流リアクトルの他端と基準電位端とがインバータ回路の整流回路入力部に接続されることを特徴とする請求項1に記載の多重整流回路。
  8. 前記第1および第2の整流回路の並列接続端に一端が接続される直流リアクトルの他端と基準電位端とがインバータ回路の整流回路入力部に接続されることを特徴とする請求項3に記載の多重整流回路。
JP2006519239A 2004-07-29 2004-07-29 多重整流回路 Expired - Fee Related JP4440263B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2004/010812 WO2006011206A1 (ja) 2004-07-29 2004-07-29 多重整流回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006011206A1 JPWO2006011206A1 (ja) 2008-05-01
JP4440263B2 true JP4440263B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35785965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006519239A Expired - Fee Related JP4440263B2 (ja) 2004-07-29 2004-07-29 多重整流回路

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4440263B2 (ja)
CN (1) CN1809954B (ja)
GB (1) GB2433653B (ja)
WO (1) WO2006011206A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8315071B2 (en) 2009-11-03 2012-11-20 Honeywell International Inc. Composite 24-pulse AC to DC power converter having a main rectifier and multiple auxiliary rectifiers
US9088222B2 (en) * 2011-11-17 2015-07-21 Qualcomm Incorporated Systems, methods, and apparatus for a high power factor single phase rectifier
CN102983730A (zh) * 2012-12-31 2013-03-20 哈尔滨工业大学 双反星形整流系统的直流侧谐波抑制系统与方法
US11450477B2 (en) * 2020-03-31 2022-09-20 Karma Automotive Llc Phase-shift autotransformer, multi-pulse rectifier systems and fast charging

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05205955A (ja) * 1992-01-28 1993-08-13 Toshiba Corp 整流器用変圧器
CN2131248Y (zh) * 1992-06-17 1993-04-28 李金良 多路输出可调交直流转换器
CN2185950Y (zh) * 1994-02-03 1994-12-21 田建平 多路可控硅整流电源
JP3933373B2 (ja) * 2000-06-15 2007-06-20 株式会社東芝 整流器及び変圧器
JP3987778B2 (ja) * 2002-09-25 2007-10-10 東芝キヤリア株式会社 変圧器及びこれを用いた整流器

Also Published As

Publication number Publication date
GB2433653A (en) 2007-06-27
CN1809954A (zh) 2006-07-26
JPWO2006011206A1 (ja) 2008-05-01
GB2433653B (en) 2008-01-09
WO2006011206A1 (ja) 2006-02-02
GB0525261D0 (en) 2006-01-18
CN1809954B (zh) 2010-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5905642A (en) Apparatus and method to reduce common mode voltage from current source drives
US6950322B2 (en) Regulated AC to DC converter for aerospace applications
JP6497553B2 (ja) 交流−直流変換装置
AU2006333893B2 (en) Rectifying circuit, and three-phase rectifying circuit
EP2678930B1 (en) Ac/dc power conversion system and method of manufacture of same
US7502238B2 (en) Rectifier for reducing current harmonics from unbalanced source
US7274280B1 (en) Nine-phase step-up/step-down autotransformer
US6650557B2 (en) 18-pulse rectification system using a wye-connected autotransformer
US20100176755A1 (en) Power conversion system and method
US7375996B2 (en) Reduced rating T-connected autotransformer for converting three phase AC voltages to nine/six phase shifted AC voltages
JP2008178180A (ja) 整流回路
JP4440263B2 (ja) 多重整流回路
JPH11144983A (ja) チョークコイル及びこれを用いた整流平滑回路
JP4765006B2 (ja) 電力変換システム
JP6642014B2 (ja) 電源システム
JP2005006455A (ja) 整流装置
RU2488213C1 (ru) Многопульсное выпрямительное устройство и автотрансформатор
Roginskaya et al. Installed power of transformers for equivalent multiphase rectification circuits
JP5523297B2 (ja) 電力変換装置
JP5029129B2 (ja) 並列18パルス整流回路
JP2010283989A (ja) 電力変換装置
JP6568788B2 (ja) 変圧器及び電力変換装置
JPH0898527A (ja) トランス装置
JP7394714B2 (ja) 整流用多相変圧器
WO2022080237A1 (ja) 電力変換装置及び電力変換装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees