JP5029129B2 - 並列18パルス整流回路 - Google Patents
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Description
これらの多パルス整流回路は、転流回数が増えるため、電源に流れる高調波電流を低減できること、大容量化できることは、利点として良く知られている。
図5及び図6において、1A,1Bは3相ブリッジ整流器、2は一方の2次巻線がスター結線、他方の2次巻線がデルタ結線され、両2次巻線の出力電圧が30度の位相差をもつ3巻線絶縁変圧器である。また、U,V,Wは3相入力端子、P,Nは直流出力端子を示している。
一方、図6の回路は、相間リアクトル5を介して2台の3相ブリッジ整流器1A,1Bの直流回路が並列接続された並列12パルス整流回路であり、主に低圧大容量用途に適している。ここで、相間リアクトル5は、並列接続された3相ブリッジ整流器1A,1B間を横流する高調波電流を抑制する作用を果している。
図5及び図6の回路では、2台の3相ブリッジ整流器1A,1Bが発生する第5次及び第7次の高調波が理想的には相殺されるので、電源の高調波を低減することができる。
この回路では、図5や図6に示した絶縁変圧器2に代えて、一相あたり3巻線が磁気結合された相間リアクトル31が用いられている。31U1,31U2,31U3,31V1,31V2,31V3,31W1,31W2,31W3は巻線である。
以下では、この種のリアクトルを交流相間リアクトルと呼び、図6に示した直流側の相間リアクトル5を直流相間リアクトルと呼ぶことにする。
同一鉄心上に巻かれた3巻線(例えば巻線31U1,31U2,31U3)の巻数N1,N2,N3を、
N1:N2:N3=3.73:2.73:1.0
に設計することにより、2組のリアクトルの出力電圧が30度の位相差をもった交流電源を構成し、整流器1A,1Bに30度の位相差をもつ3相交流電圧を供給することができる。これにより、図7の従来技術では、図6に示す回路と同様な並列12パルス整流回路の機能を得ようとするものである。
なお、図7の回路では、交流相間リアクトル31が整流器1A,1B間を流れる横流を抑制するので、図6のような直流相間リアクトル5は不要となる。
この回路では、交流相間リアクトル32の同一鉄心上に巻かれた3巻線(例えば巻線32U1,32U2,32U3)の巻数N1,N2,N3を、
N1:N2:N3=√3:1:1
に設計する。これにより、非特許文献2と同様に、並列12パルス整流回路の機能を得ようとするものである。
この回路は交流相間リアクトル31,33を備えており、交流相間リアクトル31は巻線31U1,31U2,31U3,31V1,31V2,31V3,31W1,31W2,31W3を備え、交流相間リアクトル33は巻線33U1,33U2,33V1,33V2,33W1,33W2を備えている。
そして、交流相間リアクトル33の巻線33U1,33V1,33W1は3相入力端子U,V,Wと整流器1Aとの間に接続され、巻線33U2,33V2,33W2は3相入力端子U,V,Wと交流相間リアクトル31の巻線31U3,31V3,31W3との間に接続されている。
また、交流相間リアクトル31の巻線31U1,31V1,31W1は整流器1Bに、巻線31U2,31V2,31W2は整流器1Cにそれぞれ接続されている。
N1:N2:N3=2.88:1.88:1
の関係にある。
これにより、交流相間リアクトル31に接続された整流器1B,1Cの入力電流は実効値が等しく、かつ位相差が40度となる。
交流相間リアクトル33の同一鉄心上に巻かれた巻線の巻数N4,N5(例えば巻線33U1,33U2)の巻数N4,N5は、
N4:N5=1.88:1
の関係にあり、これによって整流器1A,1B,1Cに流れる入力電流は実効値が等しく、その位相差は、整流器1Aを基準にすると、それぞれ0度、+20度、−20度となる。
上述したような分野において、例えば非特許文献1に記載された図6の回路を用いて3巻線変圧器2を降圧変圧器とすることにより、低圧大容量の整流回路(直流電源)を構成し、しかも電源の高調波を低減することが可能である。しかし、その場合には次のような問題が生じる。
この電圧実効値誤差は、2台の3相ブリッジ整流器1A,1Bの直流電圧誤差となって現れるが、直流相間リアクトル5ではこの直流電圧誤差を補償できないので、両整流器1A,1B間を流れる直流成分の横流が過大になる。この結果、大きな容量をもった3相ブリッジ整流器1A,1Bや3巻線変圧器2が必要になる。同時に、3巻線変圧器2の2次電流には第5次及び第7次高調波が多く含まれるため、この高調波も3巻線変圧器2の容量増加の原因となる。
以下に、交流相間リアクトルが大形かつ高価になる理由を説明する。
ここで、交流相間リアクトルの容量は、基本波成分の電圧降下と高調波成分の電圧降下とを加算した電圧と、交流相間リアクトルを流れる電流との積によって決定される。
また、図7,図8に示したような並列12パルス整流回路では第11次と第13次の高調波が存在するので、高調波フィルタを併用せざるを得ない場合があり、これも機器台数の増加や大形化を招く。
1次巻線が3相交流電源に接続され、かつ、基準位相に対してそれぞれ0度、+30度、−30度の位相差をもつ第1〜第3の2次巻線を有する絶縁変圧器と、
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
前記第1の2次巻線と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルを介して接続され、
前記第1,第2の相間リアクトルを介して、前記第2の2次巻線と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続されると共に、前記第3の2次巻線と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする。
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
前記第1の2次巻線と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルを介して接続され、
前記第1,第2の相間リアクトルを介して、前記第2の2次巻線と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続されると共に、前記第3の2次巻線と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする。
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
3相交流電源と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルと前記第1の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1,第2の相間リアクトルと前記第2の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1,第2の相間リアクトルと前記第3の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする。
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
3相交流電源と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルと前記第1の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1及び第2の相間リアクトルと前記第2の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1及び第2の相間リアクトルと前記第3の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする。
すなわち、請求項1の発明によれば、従来では交流相間リアクトルのみで±20度の移相を行っていたのに対し、±30度移相を行う4巻線絶縁変圧器を用いることにより、交流相間リアクトルにおける電圧降下を±10度相当にすることができる。
請求項2の発明によれば、±20度移相を行う千鳥結線の絶縁変圧器を用いることにより、交流相間リアクトルにおける基本波成分の電圧降下をほぼゼロにすることができる。
請求項3の発明によれば、従来では交流相間リアクトルのみで±20度の移相を行っていたのに対し、±30度移相を行う絶縁変圧器を用いることにより、交流相間リアクトルにおける電圧降下を±10度相当とし、かつ、交流相間リアクトルを高圧回路に接続することができる。
請求項4の発明によれば、±20度移相を行う千鳥結線の絶縁変圧器を用い、かつ、交流相間リアクトルを高圧回路に接続することができる。
このため、請求項1〜4の発明によれば、交流相間リアクトルひいては整流回路全体の小形化、低価格が可能になる。また、絶縁変圧器を用いることで零相電流が流れない回路構成を実現し、3相3脚鉄心の交流相間リアクトルを使用できることで小形化、低価格化に一層寄与するものである。
まず、図1は請求項1に相当する本発明の第1実施形態を示す回路図である。図1において、3相交流電源に接続された3相入力端子U,V,Wには、第1〜第3の2次巻線2A,2B,2Cを有する4巻線絶縁変圧器2の1次巻線2Sが接続されている。
図示するように、1次巻線2Sをデルタ結線、第1の2次巻線2Aをデルタ結線、第2,第3の2次巻線2B,2Cをスター結線とすると、第1の2次巻線2Aの位相を基準にした場合、各2次巻線2A,2B,2Cの位相が順に0度(基準位相)、+30度,−30度の位相差を持つ4巻線絶縁変圧器2を構成することができる。
ここで、上述した各巻線の巻数N1〜N6は、図7〜図9に示した従来技術における各巻線の巻数N1〜N5と同一であることを意味するものではない。
なお、第1〜第3の3相ブリッジ整流器1A〜1Cの直流回路は並列接続されており、直流出力端子P,N間には平滑コンデンサ4が接続されている。
なお、これらの巻線の巻数比は、
N1:N2:N3=1.35:0.532:1
に設定されている。
更に、これらの巻線の巻数比は、
N4:N5:N6=1.88:1:1
に設定されている。
上記交流相間リアクトル35の巻線の結線状態及び上記巻数比の場合、巻線35U1,35V1,35W1、巻線35U2,35V2,35W2、及び巻線35U3,35V3,35W3に流れる電流は理想的には実効値が等しく、巻線35U1,35V1,35W1に流れる電流を基準位相にとると、電流の位相差はそれぞれ0度、+20度、−20度となる。
図2は、上述した各巻線を流れる電流の関係を示したベクトル図であり、I4〜I6はそれぞれ巻線35U1,35V1,35W1、巻線35U2,35V2,35W2、及び巻線35U3,35V3,35W3に流れる電流を表わしている(なお、明細書本文ではベクトルを示すドットを省略する)。
更に、交流相間リアクトル35の巻線の結線状態及び巻数比から、数式1が成り立つ。
上記の結果、ブリッジ整流器1A〜1Cの入力位相は0度(基準位相)、+20度、−20度となって、本回路は18パルス整流回路として動作する。
非特許文献3に係る従来技術では、交流相間リアクトル31において±20度移相分の電圧降下が発生するので、本実施形態では上記従来技術に比較して交流相間リアクトル34の容量を小さくして小形化、低価格化を図ることができる。
図1における絶縁変圧器2の1次巻線または2次巻線を千鳥結線とすれば、±30度以外の位相差をつくることも可能である。そこで、第2実施形態では、絶縁変圧器2の1次巻線または2次巻線を千鳥結線にすることにより、2次巻線2A,2B,2Cの位相を0度(基準位相)、+20度、−20度とする。なお、厳密に0度、+20度、−20度にする必要はなく、例えば0度、+25度、−25度の位相差であっても良い。
これにより、交流相間リアクトル34には移相に伴う基本波成分(電源周波数成分)の電圧降下は発生せず、交流相間リアクトル34の容量を低減して小形化、低価格化を図ることができる。
図3において、33は第1の交流相間リアクトルであり、3相入力端子U,V,Wと第1の絶縁変圧器21Aの1次巻線21A1との間に接続された巻線33U1,33V1,33W1(何れも巻数はN4)と、3相入力端子U,V,Wと第2の交流相間リアクトル31との間に接続された巻線33U2,33V2,33W2(何れも巻数はN5)とから構成されている。
なお、上述した各巻線の巻数N1〜N5は、図1における各巻線の巻数N1〜N5と同一であることを意味するものではない。このことは、第4実施形態においても同様である。
更に、第1〜第3の絶縁変圧器21A,21B,21Cの2次巻線21A2,21B2,21C2は3相ブリッジ整流器1A,1B,1Cの交流回路にそれぞれ接続されており、その直流回路は互いに並列に接続されている。
ここで、前記絶縁変圧器21Aはデルタ/デルタ結線であり、入出力位相差はゼロである。絶縁変圧器21Bはデルタ/スター結線であり、入力位相に対して出力位相は30度進んでいる。絶縁変圧器21Cはデルタ/スター結線であり入力位相に対して出力位相は30度遅れている。
これらの巻線の巻数比は、
N4:N5=1.88:1
に設定されている。
これらの巻線の巻数比は、
N1:N2:N3=4.41:5.41:1
に設定されている。
前述した非特許文献3に係る従来技術では、交流相間リアクトル31が±20度移相するので、本実施形態によれば、上記従来技術に比較して交流相間リアクトル31の容量を小さくして小形化、低価格化を図ることができる。
また、本実施形態では交流相間リアクトル31が高圧回路に接続されているので、巻線電流が減少する点でも相間リアクトル31の小形化、低価格化に寄与するものである。
図4に示す第4実施形態では、第2,第3の絶縁変圧器22B,22Cに千鳥結線形の絶縁変圧器を使用しており、1次巻線22B1,22C1に対する2次巻線22B2,22C2の位相差をそれぞれ±20度としている。
N1:N2=1:1
として同相の巻線を逆極性に磁気結合させている。これにより、巻線33U1’,33V1’,33W1’及び巻線33U2’,33V2’,33W2’を流れる電流は実効値が等しく、同位相になる。
N3:N4=2:1
と設定する。
これにより、巻線33U1,33V1,33W1及び巻線33U2,33V2,33W2に流れる電流は、実効値の比が1:2となり、同位相となる。
更に、絶縁変圧器22B,22Cの移相機能により、3相ブリッジ整流器1A〜1Cの入力電流は実効値が等しく、位相が0度(基準位相)、+20度、−20度となるので、本回路は並列18パルス整流回路として動作する。
2,21A,21B,21C,22B,22C:絶縁変圧器
31,33,33’,34,35:交流相間リアクトル
4:平滑コンデンサ
U,V,W:3相入力端子
P,N:直流出力端子
Claims (4)
- 3相交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路において、
1次巻線が3相交流電源に接続され、かつ、基準位相に対してそれぞれ0度、+30度、−30度の位相差をもつ第1〜第3の2次巻線を有する絶縁変圧器と、
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
前記第1の2次巻線と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルを介して接続され、
前記第1,第2の相間リアクトルを介して、前記第2の2次巻線と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続されると共に、前記第3の2次巻線と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする並列18パルス整流回路。 - 3相交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路において、
1次巻線が3相交流電源に接続され、かつ、基準位相に対してそれぞれ0度、ほぼ+20度、ほぼ−20度の位相差をもつ第1〜第3の2次巻線を有する絶縁変圧器と、
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
前記第1の2次巻線と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルを介して接続され、
前記第1,第2の相間リアクトルを介して、前記第2の2次巻線と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続されると共に、前記第3の2次巻線と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする並列18パルス整流回路。 - 3相交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路において、
基準位相に対してそれぞれ0度、+30度、−30度の位相差を有する2次電圧を出力する第1〜第3の絶縁変圧器と、
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
3相交流電源と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルと前記第1の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1,第2の相間リアクトルと前記第2の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1,第2の相間リアクトルと前記第3の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする並列18パルス整流回路。 - 3相交流電圧を整流して直流電圧に変換する整流回路において、
基準位相に対してそれぞれ0度、ほぼ+20度、ほぼ−20度の位相差を有する2次電圧を出力する第1〜第3の絶縁変圧器と、
同一鉄心上にそれぞれ複数の巻線が巻かれた第1及び第2の相間リアクトルと、
直流回路が互いに並列接続された第1〜第3の3相ブリッジ整流器と、
を備え、
3相交流電源と前記第1の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1の相間リアクトルと前記第1の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第2の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1及び第2の相間リアクトルと前記第2の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記3相交流電源と前記第3の3相ブリッジ整流器の交流回路とが、前記第1及び第2の相間リアクトルと前記第3の絶縁変圧器とを介して接続され、
前記第1の相間リアクトル及び前記第2の相間リアクトルは、前記第1〜第3の3相ブリッジ整流器の交流回路に流れる電流実効値が等しく、それぞれの電流位相が0度、+20度、−20度の場合に、鉄心に作用する起磁力がほぼゼロになるように複数の巻線が磁気結合されていることを特徴とする並列18パルス整流回路。
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