JP4440228B2 - 携帯電話機及び通話制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機及び通話制御方法に関し、特に着信側の携帯電話機が置かれている状況に基づいてマナーモードを解除するか否かの選択を行うことができるようにした携帯電話機及び通話制御方法に関する。
従来から携帯電話機にはマナーモードなる機能が実装され、ユーザーが携帯電話を公共的な場所で携行する場合に、着信音が鳴動して周囲に迷惑を掛けることを防止する方法が用意されている。また、マナーモードの設定時においては、バイブレーション機能による振動で着信を知らせる機能を備えている。ところが、ユーザーが携帯電話機を身体に密着させず、例えば鞄の中などに入れていた場合には、ユーザーは着信を知らせる振動に気付かないことがあり、重要な通話に対応することができない場合があると言う問題があった。この問題を解決する手段として、着信者側のマナーモード設定を発信者側から解除できるようにした携帯電話機が提案されている。
例えば、特許文献1に記載されている携帯電話機では、マナーモードを強制解除するコール回数(及び連続呼び出し回数)を設定しておき、着信時にコール回数(及び連続呼び出し回数)をカウントし、記憶されているコール回数以上(及び連続呼び出し回数以上)カウントした場合に、強制的にマナーモードを解除する。従って、マナーモード設定状態であっても条件が整えば、マナーモードが解除されて着信音が鳴動することになる。
また、特許文献2には、予めマナーモード解除信号、例えば暗証番号やキーワードを用意しておき、特定人物からの緊急性を要する連絡時に、暗証番号やキーワードによりマナーモード解除を行うことができるようにした携帯電話機が開示されている。
特開2002−125009号公報 特開2004−282651号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の携帯電話機には、コール回数や連続呼出回数などの条件が整えば、マナーモード設定が解除されるので、緊急事態ではなくても、マナーモード設定が解除され、着信音が鳴動してしまうことがあると言う問題点があった。
また、上記特許文献2に記載の携帯電話機では、マナーモードの解除を行えるのは特定に発信者に限られているが、発信者には着信者側の状況が分からないので、マナーモードを解除するか否かの判断に際し、着信側の状況を考慮にいれることができず、緊急性が相対的に低いにもかかわらず、マナーモード設定が解除され、着信音が鳴動してしまうことがあると言う問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、着信者側の状況を発信者側で把握することができ、状況を把握した上で、マナーモードの解除を行うかどうかの選択ができるようにすることを目的とする。
本発明は、
着信音を鳴動させないマナーモードの設定を行う制御手段を備えた携帯電話機において、
該携帯電話機が置かれている状況を検出する状況検出手段と、
マナーモードに設定されている状態で、呼びを受けたときに、検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信する状況送信手段とを備え、
前記制御手段は、前記状況送信手段が、前記検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信した後に、前記発信側の携帯電話機からマナーモードの解除のための操作が行われたときに、それに応じてマナーモードを解除し、
前記状況検出手段が、
前記携帯電話機の周囲で発せられる音声を検出する音声入力手段と、
前記音声入力手段で検出された音声の特徴を抽出する音声特徴抽出手段と、
検出しようとする特定の状況において一般的に満たされる条件を、音声特徴判定基準として記憶する音声判定基準記憶手段と、
前記音声特徴抽出手段で抽出された前記音声の特徴を、前記音声判定基準記憶手段に記憶された音声特徴判定基準と比較し、該比較結果に基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する判定手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機を提供する。
本発明によれば、着信側の携帯電話機がマナーモード設定を行っている場合に、着信側のユーザーの状況、例えば自動車乗車中、列車乗車中など、着信側の状況を判定して発信側に伝達することになるので、発信側のユーザーは、着信側の状況を考慮に入れた上でマナーモードの解除のための操作をすべきか否かの判断をすることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の携帯電話機の構成を示すブロック図である。
この携帯電話機は、着信音が鳴動しないマナーモードの設定が可能なものであり、無線信号の送受波を行うアンテナ部1と、入力及び出力無線信号の変復調を行う無線部2及びベースバンド処理部3と、携帯電話機の各機能動作を制御する全体制御部4と、送受話を担うイヤーレシーバー5及びマイク6と、電話番号や各種制御モード等の表示を行う表示部7と、主として複数のキーボタンを有するキーボード部9への入力を認識して全体制御部4に伝達するユーザーI/F部8と、全体制御部4の制御に基づいてバイブレータ11の振動量を調整するバイブ制御部10と、全体制御部4の制御に基づいてサウンダ13の音声出力を制御するサウンダ制御部12と、全体制御部4の制御動作に関連しての数値データのほかに携帯電話機各種設定や電話番号などを記憶する一般メモリ部15と、携帯電話機の状況判断のための入力を行う状況入力部21と、特徴抽出部22と、状況判定のために用いられる判定基準としての状況パターンを記憶した判定基準メモリ23と、特徴抽出部22の出力と判定基準メモリ23の出力とを受けて携帯電話機の状況を判定する状況判定部24とを備えている。
状況入力部21と、特徴抽出部22と、判定基準メモリ23と、状況判定部24とで、携帯電話機が置かれている状況を検出する状況検出部20が構成されている。
判定基準メモリ23は、検出しようとする特定の状況において一般的に満たされる条件を判定基準として記憶しており、状況判定部24は、特徴抽出部22で抽出された特徴が判定基準メモリ23に記憶されている条件を満たすときに、当該特定の状況が検出されたもと判定して判定結果を出力する。
バイブレータ11は振動によって着信を報知する振動モータによって構成されており、サウンダ13は、着信音を発するスピーカによって構成されている。
キーボード部9及び全体制御部4は、マナーモードに設定するための操作及びマナーモードを解除するための操作が可能なように構成されており、マナーモードに設定されると、着信があったとき、全体制御部4からバイブ制御部10及びサウンダ制御部12に対して制御信号が送られ、これを受けたバイブ制御部10及びサウンダ制御部12は、バイブレータ11が動作し、サウンダ13が動作しないように制御される。マナーモードが解除された状態で着信があると、全体制御部4からバイブ制御部10及びサウンダ制御部12に対して制御信号が送られ、これを受けたバイブ制御部10及びサウンダ制御部12は、サウンダ13が動作し、バイブレータ11が動作しないように制御される。
このように構成された携帯電話機において、マナーモード設定を行っている状態で、着信があった時に、着信側の状況検出を行い、その結果と共にマナーモード中であることを発信側に伝達するという動作を行う。
図2は本実施の形態に係わる携帯電話機と、他の携帯電話機との間での通話制御方法を示す図であり、図1の携帯電話機を着信側として、着信側の携帯電話機101と発信側の携帯電話機100との間の信号や情報のやり取りのシーケンスを示す。同図に示すように、携帯電話機(発信側の携帯電話機)100から発信動作100aが行われ、これに対する着信動作101aには、例えば、バイブ制御部10によるバイブレータ11の駆動が含まれる。
続いて着信側の携帯電話機101では状況検出101bが行われる。検出された携帯電話機101の状況を示す情報が発信側の携帯電話機100に送信される(201)。
発信側の携帯電話機100においては、着信側の携帯電話機101から送信された状況を示す情報が出力(表示又は音声出力)され、発信側の携帯電話機100のユーザーは、この出力された情報に基づいて、マナーモードの解除を要求するか否かの判断100bを行う。
この判断の結果、発信側の携帯電話機100のユーザが(着信側の状況を考慮した上で)マナーモードを解除を要求すべきであると判断したときは、発信側の携帯電話機100において、マナーモード解除のための操作が行われる(202)。このマナーモードの解除のための操作は、例えば特許文献1に示される、所定回数以上のコール回数(及び連続呼出回数)の繰り返し、あるいは、特許文献2に示される、暗証番号やキーワードの送信である。
マナーモード解除のための操作が行われると、このことが着信側の携帯電話機101で認識され、着信側の携帯電話機101では、制御部4によりマナーモードが解除され、サウンダ制御部12によるサウンダ13の駆動による呼び出し音の鳴動など通常の着信動作が行われる。
一方、発信側の携帯電話機100のユーザによる判断100bにおいて、着信側ユーザーの状況からマナーモードの解除を行うべきでないと判断したときは、通話を諦め、通話開始の操作を停止する。この場合、後に再度の発信動作100aを行う(203)場合もある。
尚、図2においては携帯電話機101の着信動作101aに続いて状況検出101bを行うように記しているが、この形態に限定する訳ではなく、例えばマナーモード設定を行っている場合に定期的に状況検出を行って状況検出結果をメモリ、例えば一般メモリ部15に記憶しておき、着信があった場合に記憶されている最近の状況検出結果を即座に送り返す動作も考えられる。
図3は、図1における状況検出部20の具体例として、周囲音声に基づいて状況の検出を行う構成を示したものであり、図3に示される状況入力検出部20は、周囲音声入力部21Aと、音声特徴抽出部22Aと、音声判定基準メモリ23Aと、音声状況判定部24Aとを有する。図3に示す状況検出部20を用いる場合にも、携帯電話機の全体的構成は図1に示すのと同じである。
周囲音声入力部21Aでは携帯電話機の周囲音声を取り込むものであり、例えば通話用のマイク6とは別個のマイクで構成される。なお、通話用のマイク6を周囲音声入力部21Aとして兼用しても良い。
音声特徴抽出部22Aは、周囲音声入力部21Aで取り込んだ周囲音声の特徴を抽出する。例えば、音声の周波数分布、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベル、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルの変動の有無及び態様、特定周波数帯域における音圧レベル、周波数スペクトル図における突出したピークの大きさ及び変動のパターンを検出する。周波数分布を求めるには、例えば例えばFFTを行う。
音声判定基準メモリ23Aには、予め検出しようとする特定の状況において、音声の周波数分布、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベル、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルの変動の有無及び態様、特定周波数帯域における音圧レベル、周波数スペクトル図における突出したピークの大きさ乃至変動のパターンが一般的に満たす条件を音声特徴判定基準として記憶されている。
音声状況判定部24Aは、音声特徴抽出部22Aで抽出した周囲音声の周波数分布及び変動の特徴パターンを、音声判定基準メモリ23Aに記憶された音声特徴判定基準と比較し、比較結果に基づいて携帯電話機の周囲の状況を判定し、判定結果(状況を示す情報)を、全体制御部4に伝達する。
全体制御部4は、判定結果を、ベースバンド処理部3、無線部2及びアンテナ1を通じて、発信側の携帯電話機100に送信する。
図4は周囲音声の判断基準の一例として、種々の環境の平均音圧レベルを示したものであり、音圧レベルごとに当てはまる環境例を挙げている。また、うるささの程度として、(1)静か、(2)普通、(3)うるさい、(4)極めてうるさい、の4段階に区分して示している。これらの中で、(1)静かと(4)極めてうるさいは両極端であり、平均音圧レベルから推定しうるが、(2)普通と(3)うるさいに相当する環境には幅があって区分は容易ではない。例えば、会話音声としては、落ち着いた会議と激論集会では平均音圧レベルに大きな幅があり、走行自動車としては徐行時と高速走行時でのロードノイズによる平均音圧レベルに大きな違いがある。また、走行列車についても静粛型車輌の低速走行時と地下鉄の高速走行時では大きな違いがある。更に、図4には会話の範囲についてのみ幅を持たせて記しているが、会話、自動車走行、列車走行などについては範囲が重なり合い、平均音圧レベルのみからの推定は容易ではない。
図5(a)は走行列車内での雑音分布を示した一例であり、同図(b)は同図(a)の特徴的な変化を抽出して示した図である。走行列車では、レールと車輪の金属的な摩擦音と車軸の回転音が際立っており、更にレールの継ぎ目を通過するときの金属的な衝撃音が特徴的である。即ち、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルが70dBから80dB程度あり、数100Hzに突出したピークがあり、しかもその周波数が車軸の回転速度の変化に伴って緩やかに変化し、さらに、レールの継ぎ目を通過する度に数秒間隔で(この間隔も走行速度に依存する)、破線CPで示すように、全体の音圧レベルが10dBほど瞬間的に上昇する特徴がある。
図6は走行自動車内での雑音分布を示した一例である。図5(a)に示した列車と同じく走行雑音の分布を示しているが、明らかに異なるのはロードノイズの分布では200Hz以下の低周波が際立ち、加えて数kHz近辺では2〜3kHzの範囲と比べて20dB以上レベルが低いことである。また、周期的な変動も殆ど見られず、エンジンや車軸の回転音は際立ったピークを示すこともない。即ち、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルが60dBから70dB程度あり、突出したピークがなく、1kHz付近のレベルに対して200Hz以下の領域のレベルが20dBから30dB高い特徴がある。
図7は会話の音声分布を示した一例である。300Hz付近から2kHz付近まで突出したピークが数箇所あり、100Hz付近のレベルは低い。また、会話の途切れる音節ごとの無音域では、破線NSで示すように、大幅にレベル低下する。即ち、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルが50dBから70dB程度あり、数100Hzから2kHz付近までに突出したピークが複数あり、音節ごとに頻繁に平均音圧レベルが急低下する特徴がある。
以上のように、マナーモード設定することに相当の理由がある場合、即ち公共交通機関に乗車している場合、自動車を運転している場合、会議に参加している場合、その他極端に静かな場合と極端にうるさい場合などについて、周囲雑音(音声)から着信側携帯電話機の状況を判断しうる特徴があることが分かる。本例では、これらの特定の状況において一般的に満たされる条件を予め音声判定基準メモリ23Aに記憶させておき、周囲音声入力部21A及び音声特徴抽出部22Aで抽出された特徴が、音声判定基準メモリ23に記憶されている条件を満たすときに、携帯電話機が上記特定の状況にあると判定する。
図8は、周囲音声入力部21Aで検出される音声が図5(a)、図5(b)、図6及び図7で示す特徴を有する場合に適用し得る、音声状況判定部24Aにおける判断方法の一例を示す。図示の例では判断1〜判断4の欄に示される特徴に基づき、5種類の状況のいずれであるかの判断を行う場合を示している。判断1〜判断4の欄に示される特徴を表す指標につき便宜上「大」、「中」、「小」の3つの範囲に区分しているが、これらは厳密には所定の閾値以上、閾値以下であることを意味し、また3つの範囲は互いに重なり合うこともある。
まず判断1の平均音圧レベルの差により、「静か」と「極めてうるさい」状況を検出できる。この判断のみでは「会議中」と「自動車乗車中」と「列車乗車中」の区別は出来ない。
判断2では音圧レベルの変動量と変動の態様を観測し(特徴として抽出し)、「会議中」では変動量が大きく変動の態様がランダム、「自動車乗車中」では変動量が小さく、「列車乗車中」では変動量は中間的で変動の態様には周期性がある、という特徴から分類される。判断1と判断2の組合せにより、「自動車乗車中」はほぼ特定されるが、変動の態様がランダムか周期的かの検出は短期間では明確に行われないこともあり、「会議中」と「列車乗車中」の差が小さくなる状況も考えられる。
判断3による低域の音圧レベルの観測では、「自動車乗車中」では低域の音圧レベルが大きく、「列車乗車中」では低域の音圧レベルは中間的で、「会議中」では低域の音圧レベルは小さい、という特徴がある。判断3では、「自動車乗車中」は特定されるが、「会議中」と「列車乗車中」の差が小さくなる状況も考えられる。
最後に判断4では突出したピークを観測し、「自動車乗車中」ではピークはごく小さく、「列車乗車中」では大きいピークが持続的に現れ、「会議中」では大きいピークが変動しながら断続的に現れる特徴がある。判断4により、「会議中」と「列車乗車中」の区別も更に正確に行えるようになる。
以上のようにして、周囲音声入力部21Aで取り込み、音声特徴抽出部22Aで抽出した音声の特徴を、音声判定基準メモリ23Aに記憶された判定条件と比較することで、携帯電話機が置かれている状況を検出することでき、状況を示す情報を発信側携帯電話機100に伝達することができ、その結果発信側携帯電話機100において、着信側の状況を考慮に入れた上で、マナーモードの解除のための操作をするか否かの判断を行うことができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2の携帯電話機で用いられる状況検出部20の構成を示すブロック図である。実施の形態2の携帯電話機の全体的構成は図1に示すのと同じであり、実施の形態2は、図1における状況検出部20の他の具体例として、携帯電話機に掛かる加速度に基づいて状況の検出を行うものである。
図9の状況検出部20は、加速度入力部21Bと、加速度特徴抽出部22Bと、加速度判定基準メモリ23Bと、加速度状況判定部24Bとを有する。上記以外の点では、実施の形態2の携帯電話機は実施の形態1の携帯電話機と同じ構成を有する。
加速度入力部21Bは、例えばピエゾ抵抗型の3軸加速度センサで構成され、着信側携帯電話機にかかる加速度を検出する。
加速度特徴抽出部22Bは、加速度入力部21Bで検出された加速度の大きさ、変動の態様を解析し、特徴を抽出する。加速度判定基準メモリ23Bには、検出しようとする特定の状況において一般的に満たされる条件が加速度特徴判定基準として記憶されている。
加速度状況判定部24Bは、加速度特徴抽出部22Bで抽出した加速度の特徴を、加速度判定基準メモリ23Bに記憶されている条件と比較して、携帯電話機の移動の状況を判定し、判定結果(検出された状況を示す情報)を全体制御部4に伝達する。
全体制御部4は、判定結果を、ベースバンド処理部3、無線部2及びアンテナ1を通じて、図2に符号201に示すように、発信側携帯電話機100に送信する。
図10(a)及び図10(b)は、加速度入力部21Bとして用いられる加速度センサの一例を示し、図10(a)は平面図、図10(b)は、図10(a)の10B−10B線に沿う断面図である。
図示の加速度センサ30は、半導体ピエゾ素子で構成されたものであり、加速度が加わると中央の錘部31に力がかかり、4ヶ所の梁32〜35の各々に設けられた複数個のピエゾ素子32p〜35pの抵抗値が梁32〜35に生じた歪みによって変化し、アナログ電圧値として出力される。なお、図10(a)及び図10(b)に示される構造のものは、通常3軸の加速度センサとして用いられているが、説明の簡素化のためにXYの2軸について述べる。
図11(a)は加速度の変化範囲を示す例、図11(b)は速度の時間変化を示す例を、概念的に示している。
図11(a)は列車及び自動車によりX方向成分とY方向成分とを持つ方向DTに走行する場合を示している。携帯電話機を持った人が列車や自動車に乗車していない場合には符号WKで示すように、加速度は小さく、各方向成分とも零に近い値を示す。列車の場合、直進性が高いので符号TRで示すように、進行方向DTに対して垂直方向への広がりは小さい。自動車の場合、線路と比べて道路は直進性が低く、符号AMで示すように、カーブや右左折進行により、進行方向DTに対して垂直方向の広がりが大きくなる。
図11(b)は速度の時間変化を示しており、携帯電話機を持った人が列車や自動車に乗車していない場合には速度は零に近い。列車の場合符号TRで示すように一般的に、加速減速の周期が長く、定速走行期間が長い特徴がある。自動車の場合、交通渋滞や交通信号の制約が大きく、加速減速の周期は短い特徴がある。尚、速度は加速度の積分により導くことが出来る。
加速度特徴抽出部22Bは、これらの加速度の大きさや変動の態様に関する特徴を抽出し、加速度状況判定部24Bが、加速度特徴抽出部22Bで抽出した加速度の特徴を、加速度判定基準メモリ23Bに記憶されている条件と比較して、携帯電話機の移動の状況を判定し、判定結果(検出された状況を示す情報)を全体制御部4に伝達する。
従って、図11(a)及び(b)に示される特徴から、乗車しているか否か確実に検出でき、さらに自動車に乗車しているか電車に乗車しているかも略確実に検出できることが分る。
実施の形態3.
図12は本発明の実施の形態3の携帯電話機で用いられる状況検出部20の構成を示すブロック図である。実施の形態3の携帯電話機の全体的構成は図1に示すのと同じであり、実施の形態3は、図1に状況検出部20の他の具体例として、携帯電話機の振動に基づいて状況の検出を行うものである。
図12の状況検出部20は、振動入力部21Cと、振動特徴抽出部22Cと、振動判定基準メモリ23Cと、振動状況判定部24Cとを有する。上記以外の点では、実施の形態3の携帯電話機は実施の形態1の携帯電話機と同じ構成を有する。
振動入力部21Cは例えば、例えば、図10(a)及び(b)に示されるピエゾ抵抗型の3軸加速度センサをその一部とし、例えば3軸の全方向の加速度の絶対値加算の結果を振動として検出する。
振動特徴抽出部22Cは、振動入力部21Cで検出された振動の大きさ、変動の態様を解析し、その特徴を抽出する。振動判定基準メモリ23Cには、検出しようとする特定の状況において一般的に満たされる条件が振動特徴判定基準として記憶されている。
振動状況判定部24Cは、振動特徴抽出部22Cで抽出した振動の特徴を、振動判定基準メモリ23Cに記憶されている条件と比較して、携帯電話機の移動の状況を判定し、判定結果(検出された状況を示す情報)を全体制御部4に伝達する。
全体制御部4は、判定結果を、ベースバンド処理部3、無線部2及びアンテナ1を通じて、図2に符号201に示すように、発信側携帯電話機100に送信する。
図13は振動による状況検出の説明図であり、異なる状況での振動の大きさMV及び変動WVの幅を示している。図で符号WKは非乗車中の場合を示し、符号AMは自動車乗車の場合を示し、符号TRは列車乗車の場合を示す。
乗車していない状況では符号WKで示すように、振動は小さくその変動も小さい。
自動車に乗車していれば符号AMで示すように振動は中程度あり、加速減速や路面状況変化などにより変動も中程度ある。
列車に乗車していると、符号TRで示すように、振動は自動車の場合に比べても大きく、加速減速やレールからの衝撃、長い車体の歪みなどによる大きな振動とその変動がある。
従って、図13の特徴から、乗車しているか否か確実に検出でき、さらに自動車に乗車しているか電車に乗車しているかも略確実に検出できることが分る。
振動特徴抽出部22Cは、これらの振動の大きさや変動幅に関する特徴を抽出し、振動状況判定部24Cが、振動特徴抽出部22Cで抽出した振動の特徴を、振動判定基準メモリ23Cに記憶されている条件と比較して、携帯電話機の移動の状況を判定し、判定結果(検出された状況を示す情報)を全体制御部4に伝達する。
実施の形態4.
図14は本発明の実施の形態4の携帯電話機で用いられる状況検出部20の構成を示すブロック図である。実施の形態4の携帯電話機の全体的構成は図1に示すのと同じであり、実施の形態4は、図3に示したのと同様の周囲音声入力部21Aと、音声特徴抽出部22Aと、音声判定基準メモリ23Aと、音声状況判定部24Aと、図9に示したのと同様の、加速度入力部21Bと、加速度特徴抽出部22Bと、加速度判定基準メモリ23Bと、加速度状況判定部24Bとを有し、さらに総合判定部25を備える。
実施の形態4の携帯電話機では、実施の形態1に関し図3を参照して説明した音声の特徴の抽出結果に基づく、音声状況判定部24Aにおける判定、実施の形態3に関して説明した振動の特徴の抽出結果に基づく、加速度状況判定部24Bにおける判定の結果を総合判定部25で総合して判定する。このような構成では、音声状況判定部24Aと、加速度状況判定部24Bと、総合判定部25とで、音声の特徴と音声特徴判定基準との比較結果と、加速度の特徴と加速度特徴判定基準との比較結果の双方に基づいて携帯電話が置かれている状況を判定する判定手段が構成される。音声の特徴と加速度の特徴を総合的に判断することで状況をより正確に判定することができる。
例えば、図8を参照して説明したように、周囲音声入力のみからでは「会議中」と「列車乗車中」を区別することが難しい場合があるが、これらを、加速度の特徴から確実に区別することができる。
さらに、実施の形態2に関して説明したように、加速度の進行方向DTに対する垂直方向への広がり程度、速度の変動の態様、例えば時間変化の頻度から、「列車乗車中」と「自動車乗車中」とを区別することができる。従って、図8の周囲音声入力による判断と合わせて、より正確な状況判断が可能となる。
実施の形態5.
図15は本発明の実施の形態5の携帯電話機で用いられる状況検出部20の構成を示すブロック図である。実施の形態5の携帯電話機の全体的構成は図1に示すのと同じであり、実施の形態5は、図3に示したのと同様の周囲音声入力部21Aと、音声特徴抽出部22Aと、音声判定基準メモリ23Aと、音声状況判定部24Aと、図12に示したのと同様の、振動入力部21Cと、振動特徴抽出部22Cと、振動判定基準メモリ23Cと、振動状況判定部24Cとを有し、さらに総合判定部25を備える。上記以外の点では、実施の形態5の携帯電話機は実施の形態1の携帯電話機と同じ構成を有する。
実施の形態5の携帯電話機では、実施の形態1に関し図3を参照して説明した音声の特徴の抽出結果に基づく、音声状況判定部24Aにおける判定、実施の形態3に関して説明した振動の特徴の抽出結果に基づく、振動状況判定部24Cにおける判定の結果を総合判定部25で総合して判定する。このような構成では、音声状況判定部24Aと、振動状況判定部24Cと、総合判定部25とで、音声の特徴と音声特徴判定基準との比較結果と、振動の特徴と振動特徴判定基準との比較結果の双方に基づいて携帯電話が置かれている状況を判定する判定手段が構成される。音声、振動の特徴を総合的に判断することで状況をより正確に判定することができる。
例えば、図8を参照して説明したように、周囲音声入力のみからでは「会議中」と「列車乗車中」を区別することが難しい場合があるが、これらを、振動の特徴から確実に区別することができる。
さらに、実施の形態3に関して説明したように、また、振動の大きさと変動の幅から、「列車乗車中」と「自動車乗車中」とを区別することができるので、図8の周囲音声入力による判断と合わせて、より正確な状況判断が可能となる。
なお、実施の形態4と実施の形態5を組合せ、実施の形態1に関し図3を参照して説明した音声の特徴の抽出結果に基づく、音声状況判定部24Aにおける判定、実施の形態2に関して説明した加速度の特徴の抽出結果に基づく、加速度状況判定部24Bにおける判定の結果、実施の形態3に関して説明した振動の特徴の抽出結果に基づく、振動状況判定部24Cにおける判定の結果を総合して判定する構成としても良い。
また、実施の形態1に関し図3を参照して説明した音声の特徴の抽出結果に基づく、判定を行う音声状況判定部24Aを設けず、実施の形態2に関して説明した加速度の特徴の抽出結果に基づく、加速度上状況判定部24Bにおける判定の結果と実施の形態3に関して説明した振動の特徴の抽出結果に基づく、振動状況判定部24Cにおける判定の結果とを総合して判定する構成としても良い。
さらに、総合判定部25は、音声状況判定部24A、加速度状況判定部24B、振動状況判定部24Cとは別のブロックとして説明したが、これらを統合して一つのブロックで構成することもできる。これにより、音声の特徴についての判定、加速度の特徴についての判定、振動の特徴についての判定をそれぞれ行った後に、総合判定を行うのではなく、判定の順序を変え、一つの特徴についての判定で状況が判別できたときは、他の特徴による判定を省略するようにすることもできる。特許請求の範囲における「判定手段」は、音声状況判定部24A、加速度状況判定部24B、振動状況判定部24Cの一つのみ、又はこれらのうちの二つ以上と総合判定部25との組合せのいずれの場合をも意味する。
本発明の活用例として、携帯電話機において着信側がマナーモード設定を行っている場合に、着信側のユーザーの個別具体的な状況を判定して発信側に伝達することになるので、発信側のユーザーにとってマナーモードを強制解除すべき緊急性があるか、或いは着信側の状況を考慮して時間遅延を甘受すべきか、判断材料を提供できる点で有益である。
この発明の実施の形態1に係わる装置の基本構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係わる装置における発信側携帯電話機と着信側携帯電話機との間の情報のやり取りを示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態1で用いられる状況検出部20の具体例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係わる周囲音声の判断基準の一例として、種々の環境の平均音圧レベルを示した図である。 (a)及び(b)は、この発明の実施の形態1に係わる走行列車内雑音の周波数分布の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる走行自動車内雑音の周波数分布の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる会話音声の周波数分布の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わる状況判定部24Aで行う検出処理の判断基準を図5(a)、図5(b)、図6及び図7の例に基づいて簡略化して示した図である。 この発明の実施の形態2で用いられる状況検出部20の具体例を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、この発明の実施の形態2に係わる加速度入力部21Bとして用いられる加速度センサの一例の構造を示す平面図及び断面図である。 (a)及び(b)は、この発明の実施の形態2に係わる状況による加速度と速度の変化の一例を示した図である。 この発明の実施の形態3で用いられる状況検出部20の具体例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係わる振動入力部21Cに入力される平均振動量の大きさ及び変動の幅の一例を示した図である。 この発明の実施の形態4で用いられる状況検出部20の具体例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5で用いられる状況検出部20の具体例を示すブロック図である。
符号の説明
1 アンテナ、 2 無線部、 3 ベースバンド処理部、 4 全体制御部、 5 イヤーレシーバ、 6 マイク、 7 表示部、 8 ユーザーI/F部、 9 キーボード部、 10 バイブ制御部、 11 バイブレータ、 12 サウンダ制御部、 13 サウンダ、 15 一般メモリ部、 20 状況検出部、 21 状況入力部、 21A 周囲音声入力部、 21B 加速度入力部、 21C 振動入力部、 22 特徴抽出部、 22A 音声特徴抽出部、 22B 加速度特徴抽出部、 22C 振動特徴抽出部、 23 判定基準メモリ、 23A 音声判定基準メモリ、 23B 加速度判定基準メモリ、 23C 振動判定基準メモリ、 24 状況判定部、 24A 音声状況判定部、 24B 加速度状況判定部、 24C 振動状況判定部、 25 総合判定部。

Claims (18)

  1. 着信音を鳴動させないマナーモードの設定を行う制御手段を備えた携帯電話機において、
    該携帯電話機が置かれている状況を検出する状況検出手段と、
    マナーモードに設定されている状態で、呼びを受けたときに、検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信する状況送信手段とを備え、
    前記制御手段は、前記状況送信手段が、前記検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信した後に、前記発信側の携帯電話機からマナーモードの解除のための操作が行われたときに、それに応じてマナーモードを解除し、
    前記状況検出手段が、
    前記携帯電話機の周囲で発せられる音声を検出する音声入力手段と、
    前記音声入力手段で検出された音声の特徴を抽出する音声特徴抽出手段と、
    検出しようとする特定の状況において一般的に満たされる条件を、音声特徴判定基準として記憶する音声判定基準記憶手段と、
    前記音声特徴抽出手段で抽出された前記音声の特徴を、前記音声判定基準記憶手段に記憶された音声特徴判定基準と比較し、該比較結果に基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記音声の特徴が、音声の周波数分布、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベル、全可聴周波数帯域にわたる平均音圧レベルの変動の有無及び態様、特定周波数帯域における音圧レベル、周波数スペクトル図における突出したピークの大きさ乃至変動のパターンの少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  3. 前記音声特徴抽出手段が、前記音声入力手段で検出された音声の音圧レベルの変動の周期を前記特徴として抽出し、
    前記音声判定基準記憶手段が、前記音声特徴判定基準として、音圧レベルに対するしきい値を記憶し、
    前記判定手段が前記音声特徴抽出手段で抽出された音圧レベルが、前記音声判定基準記憶手段に記憶されたしきい値以上であるかどうかを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  4. 前記音声特徴抽出手段が、前記音声入力手段で検出された音声の音圧レベルの変動の態様を前記特徴として抽出し、
    前記音声判定基準記憶手段が、前記音声特徴判定基準として、検出しようとする特定の状況において音圧レベルの変動の態様が一般的に満たす条件を記憶し、
    前記判定手段が、前記音声特徴抽出手段で抽出された音圧レベルの変動の態様が、前記音声判定基準記憶手段に記憶された条件を満たすものであるかどうかを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  5. 前記音声特徴抽出手段が、前記音声入力手段で検出された音声の特定周波数帯域の音圧レベルを前記特徴として検出し、
    前記音声判定基準記憶手段が、前記音声特徴判定基準として、特定周波数帯域の音圧レベルに対するしきい値を記憶し、
    前記判定手段が前記音声特徴抽出手段で抽出された特定周波数帯域の音圧レベルが、前記音声判定基準記憶手段に記憶されたしきい値以上であるかどうかを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  6. 前記特定周波数帯域が、所定の周波数よりも低い周波数帯域であることを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  7. 前記音声特徴抽出手段が、前記音声入力手段で検出された音声の音圧レベルの変動の態様が時間とともに変動するか否か、及び周期的に変動するか、それともランダムに変動するかを判定し、
    前記音声判定基準記憶手段が、前記音声特徴判定基準として、検出しようとする特定の状況における変動の態様が一般的に満たす条件を記憶し、
    前記判定手段が前記音声特徴抽出手段で抽出された音圧レベルの変動の態様が前記音声判定基準記憶手段に記憶された条件を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  8. 前記音声特徴抽出手段が、前記音圧レベルの変動の態様として、該音圧レベルが時間とともに変動するか否か、周期的に変動するか、ランダムに変動するかを検出する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  9. 前記音声判定基準記憶手段が、列車の走行雑音により一般的に満たされる条件を前記音声特徴判定基準として記憶し、
    前記判定手段が、前記音声入力手段で検出された音声の特徴が、前記音声判定基準記憶手段に記憶されている前記条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  10. 前記音声判定基準記憶手段が、自動車の走行雑音により一般的に満たされる条件を前記音声特徴判定基準として記憶し、
    前記音声特徴抽出手段が、前記音声入力手段で検出された音声の特徴が、前記音声判定基準記憶手段に記憶されている前記条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  11. 着信音を鳴動させないマナーモードの設定を行う制御手段を備えた携帯電話機において、
    該携帯電話機が置かれている状況を検出する状況検出手段と、
    マナーモードに設定されている状態で、呼びを受けたときに、検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信する状況送信手段とを備え、
    前記制御手段は、前記状況送信手段が、前記検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信した後に、前記発信側の携帯電話機からマナーモードの解除のための操作が行われたときに、それに応じてマナーモードを解除し、
    前記状況検出手段が、
    前記携帯電話機に加わる加速度を検出する加速度入力手段と、
    前記加速度入力手段で検出された加速度の特徴を抽出する加速度特徴抽出手段と、
    検出しようとする特定の条件において一般的に満たされる加速度判定基準を記憶する加速度判定基準記憶手段と、
    前記加速度特徴抽出手段で抽出された前記加速度の特徴を、前記加速度判定基準記憶手段に記憶された加速度特徴判定基準と比較し、該比較結果に基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する判定手段とを有することを特徴とする携帯電話機。
  12. 前記状況検出手段が、
    前記携帯電話機に加わる加速度を検出する加速度入力手段と、
    前記加速度入力手段で検出された加速度の特徴を抽出する加速度特徴抽出手段と、
    検出しようとする特定の条件において一般的に満たされる加速度特徴判定基準を記憶する加速度判定基準記憶手段とをさらに備え、
    前記判定手段が、前記加速度特徴抽出手段で抽出された前記加速度の特徴を、前記加速度判定基準記憶手段に記憶された加速度特徴判定基準と比較し、該比較結果にも基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電話機。
  13. 着信音を鳴動させないマナーモードの設定を行う制御手段を備えた携帯電話機において、
    該携帯電話機が置かれている状況を検出する状況検出手段と、
    マナーモードに設定されている状態で、呼びを受けたときに、検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信する状況送信手段とを備え、
    前記制御手段は、前記状況送信手段が、前記検出された状況を示す情報を発信側の携帯電話機に対して送信した後に、前記発信側の携帯電話機からマナーモードの解除のための操作が行われたときに、それに応じてマナーモードを解除し、
    前記状況検出手段が、
    前記携帯電話機に加えられる振動を検出する振動入力手段と、
    前記振動入力手段で検出された振動の特徴を抽出する振動特徴抽出手段と、
    検出しようとする特定の条件において一般的に満たされる振動特徴判定基準を記憶する振動判定基準記憶手段と、
    前記振動特徴抽出手段で抽出された前記振動の特徴を、前記振動判定基準記憶手段に記憶された振動特徴判定基準と比較し、該比較結果に基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする記載の携帯電話機。
  14. 前記状況検出手段が、
    前記携帯電話機に加えられる振動を検出する振動入力手段と、
    前記振動入力手段で検出された振動の特徴を抽出する振動特徴抽出手段と、
    検出しようとする特定の条件において一般的に満たされる振動特徴判定基準を記憶する振動判定基準記憶手段とをさらに備え、
    前記判定手段が、
    前記振動特徴抽出手段で抽出された前記振動の特徴を、前記振動判定基準記憶手段に記憶された振動特徴判定基準と比較し、該比較結果にも基づいて前記携帯電話機が置かれている状況を判定する
    ことを特徴とする請求項又は11に記載の携帯電話機。
  15. 前記判定手段が、前記携帯電話機が、走行中の自動車の中にあるか否かの判定、走行中の列車の中にあるか否かの判定、会議が行われている場所にあるか否かの判定の少なくとも一つを行うことを特徴とする請求項1、11又は13に記載の携帯電話機。
  16. 前記状況検出手段で検出された状況を記憶する状況記憶手段を更に有し、
    前記状況送信手段は、呼びを受けたときに、前記状況記憶手段に記憶された状況を発信側の携帯電話機に対して送信することを特徴とする請求項1、11又は13に記載の携帯電話機。
  17. 請求項1乃至16のいずれかの携帯電話機を着信側の携帯電話機とし、該着信側の携帯電話機から送信された前記状況を示す情報を前記発信側の携帯電話機で出力することを特徴とする通話制御方法。
  18. 前記発信側の携帯電話機に前記状況を示す情報が前記発信側の携帯電話機で出力された後、前記発信側の携帯電話機で、前記着信側の携帯電話機におけるマナーモードを解除するための操作が行われたときは、前記着信側の携帯電話機の前記制御手段は、前記着信側の携帯電話機に設定されているマナーモードを解除することを特徴とする請求項17に記載の通話制御方法。
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