JP4439170B2 - 耳かき - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は耳かきに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の耳かきは金属や竹などの一体成形であったから耳垢のかき取り部も同じ材料で形成されていた。したがって、硬いかき取り部が耳孔を傷付ける虞があったので、かき取り部を弾力性のある材料で形成した耳かきが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−354556号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1によれば、軸芯を有する耳かきであってシャフトの全長に亘って合成ゴム又はプラスチックの被覆部で覆われたものが記載されている。この耳かきは射出成型によって製造されるが、射出成型した直後に合成ゴム又はプラスチックは温度の降下と共に収縮する。そのときに、シャフトの被覆部が厚ければ問題ないが、被覆部の厚みが薄いときは、収縮による引張力によって被覆部が裂けて外観を損なう虞がある。そこで、本発明は、被覆部を薄く形成したときでも、被覆部が裂けることによって生じる外観の損傷を防止することを目的とする。
【0005】
さらに、金属等の軸芯を合成ゴム等で覆った耳かきをブリスター台紙などに入れて販売するときは、軸芯の有無が判別できず、耳かきの全体が合成ゴムで形成されているように見えることがあり、このように見えると消費者が耳かきの強度について不安を感じさせる虞がある。そこで、耳かきに金属等の軸芯が通っていることを目視できれば消費者に余計な不安を与えることがない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は、ハンドルの先方に該ハンドルよりも細いシャフトが延び、該シャフトの先端に耳垢のかき取り部が設けられ、細長い軸芯を有し、金型によって射出形成された合成ゴム又はプラスチックの被覆部が前記ハンドル、前記かき取り部、及び前記シャフトを覆っている耳かきであって、合成ゴム又はプラスチックの金型への射出時に形成される金型の突条による切れ目が前記シャフトのいずれかの位置においてシャフトの外周に沿って設けられており、前記切れ目部分を除き合成ゴム又はプラスチックは一体である。
【0007】
【発明の効果】
本発明は以上のような構成であって、シャフトのいずれかの位置でシャフトの外周に沿った切れ目を被覆部に設け、切れ目部分を除き合成ゴム又はプラスチックは一体である。したがって、射出成型で耳かきを製造するときに、合成ゴム等を射出した後に温度が降下して合成ゴム等が収縮したときに、切れ目があるためにシャフト部分で合成ゴム等に大きな引張力がはたらかず、切れ目がやや大きくなることはあっても合成ゴム等が裂けることはなく、外観に損傷を与えることがないという効果を奏する。
【0008】
また、切れ目から金属等の軸芯が目視できるので、消費者は耳かきが十分な強度を有していることを理解することができる。このことは、店舗で耳かきがブリスター台紙に封入されて陳列されているときにも可能であって、消費者が商品を購入する際にも理解することができる。したがって、耳かきの強度について消費者は購入する前に理解することができ、購入の際あるいは購入後に余計な不安を与えることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。耳かきは、金属製の軸芯1が長さ方向に延び、耳かきの後半部はシリコンラバーの太いハンドル2が形成されている。ハンドル2の先方にはシャフト8が延びており、シャフト8はシリコンラバーの薄い被覆部6,7で覆われている。被覆部6,7は途中に切れ目9を有していて、切れ目9よりもハンドル寄りの被覆部7はハンドル2と一体に形成されている。被覆部7の厚みは好ましくは0.1mm〜1.0mm程度であるが、この数値に限定されないことは勿論であって、0.1mmより薄くても差し支えなく1.0mmより大きく2.0mm程度であっても差し支えない。軸芯1は金属に限定されることはなく、竹などのように耳かき作業に十分耐える強度があるものであれば何でもよい。また、切れ目9は被覆部の途中に設けたものに限定されないことは勿論であって、被覆部の端部に設けたものであってもよい。すなわち、切れ目9は被覆部とハンドル2との境に設けてもよく、あるいは後述するフランジ部5のごとき耳垢のかき取り部との境に設けてもよい。
【0010】
軸芯1の先端には耳垢のかき取り部としてシリコンラバーの3つのフランジ部3,4,5が形成されている。前述した切れ目9よりもフランジ部寄りの被覆部6はフランジ部と一体に形成されている。また、被覆部10と各フランジ部3,4,5はシリコンラバーで一体に形成されいる。すなわちかき取り部はシャフトの被覆部6と一体に形成されている。被覆部10の厚みは前述したシャフトの被覆部6,7と同じであってもよく異なっていてもよい。また、耳垢のかき取り部としてフランジ部を設けたが、本発明はこれに限定されないことは勿論であって、スプーン型のかき取り部であってもよい。
【0011】
ハンドル2、フランジ部3,4,5及び被覆部6,7を構成する材料はシリコンゴムに限定されないことは勿論であって、合成ゴム又はプラスチックであればよい。好ましくは、シリコンラバーやウレタンラバー等の合成ゴムの如く弾性に富むもの、すなわち弾力性のあるものが好ましい。フランジ部に弾力性があれば耳孔を傷付けることがなく、ハンドル2に弾力性があればそれを握った感じがソフトであって表面の摩擦力が大きいので、確実なグリップ力を得ることができて使い心地が良い。したがって、弾力性のあるプラスチックも好ましい材料である。
【0012】
次に本発明の製造方法について説明する。耳かきの形状を有する金型に軸芯1を固定し、シリコンラバー等を射出することにより製造する。切れ目9を形成するために、金型のシャフト8部分にシャフトの円周に沿う突条を形成しておき、この突条によって切れ目9を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の断面図
【符号の説明】
1 軸芯
2 ハンドル
3 フランジ部
4 フランジ部
5 フランジ部
6 被覆部
7 被覆部
8 シャフト
9 切れ目
10 被覆部
Claims (1)
- ハンドルの先方に該ハンドルよりも細いシャフトが延び、該シャフトの先端に耳垢のかき取り部が設けられ、細長い軸芯を有し、金型によって射出形成された合成ゴム又はプラスチックの被覆部が前記ハンドル、前記かき取り部、及び前記シャフトを覆っている耳かきであって、
合成ゴム又はプラスチックの金型への射出時に形成される金型の突条による切れ目が前記シャフトのいずれかの位置においてシャフトの外周に沿って設けられており、
前記切れ目部分を除き合成ゴム又はプラスチックは一体であることを特徴とする耳かき。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002274083A JP4439170B2 (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 耳かき |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002274083A JP4439170B2 (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 耳かき |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004105559A JP2004105559A (ja) | 2004-04-08 |
JP4439170B2 true JP4439170B2 (ja) | 2010-03-24 |
Family
ID=32270655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002274083A Expired - Lifetime JP4439170B2 (ja) | 2002-09-19 | 2002-09-19 | 耳かき |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4439170B2 (ja) |
-
2002
- 2002-09-19 JP JP2002274083A patent/JP4439170B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004105559A (ja) | 2004-04-08 |
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