JP4439025B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D25/00Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled
    • F25D25/02Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by shelves
    • F25D25/024Slidable shelves
    • F25D25/025Drawers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後に移動可能なケースとその前方に開閉するフタを持つ冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の冷蔵庫は、特開昭62−784号公報に開示されているように、冷蔵庫内で前後方向に引き出し自在に支持された引出し式ケース前面を開閉するため、天井壁側に回動自在に軸支されてなる前面蓋を備えてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の冷蔵庫では、前面蓋が閉状態のとき、前面蓋の支軸部は嵌合する垂直溝部にあるため、前面蓋上端と天井壁との隙間は大きくなり、ケース内上方の密閉性が悪化し、この部での冷却効率の低下した冷蔵庫となり、また、前面蓋を開いたとき、前面蓋は天井壁の下にあり、ケースに収納する貯蔵物の高さは、天井壁より下の前面蓋の下端より低い物しか収納できず、ケース内の上下方向に対する収納効率が低下した冷蔵庫となるという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫は上記のような課題を解決したものであり、前後方向に移動可能なケースと、前後方向に回動して上記ケースを開閉するフタとを設け、上記フタは両側面上部の一部を切り欠いた切り欠き部を有し、上記ケースを前方へ引き出したとき、上記フタが上記ケースとの位置関係を維持して上記ケースと一体に前方へ移動した後に、上記ケースの移動と連動して上記フタが開閉し、上記フタを開いたときにケース棚の前端部が上記切り欠き部内に位置することを特徴とするものである。この構成により、上記ケースと位置関係を変えずに上記フタが前方へ一体に動くため、フタの回動中心の位置に関係なくフタ前面上方とケース棚との隙間を小さくでき、ケース上方での密閉性がたかまり、この部屋での冷却効率の上がった冷蔵庫が得られる。また、フタ開閉運動とケース棚位置との間に制約がなくなり、回動中心をフタの上方に設定でき、フタを開いたときのフタの位置が上方に保てるため、ケース内の上下方向に対する収納効率が増した冷蔵庫が得られる。
【0005】
た、フタを開いたときのフタ回動中心を、ケース棚前端より後方に設定できるため、フタ閉状態での上記ケースと位置関係を変えずに上記フタが前方へ一体に動く移動距離が短くなり、この時の不安定状態での移動量が少なくなるばかりでなく、フタ回動中心を支える側壁が、ケース棚前端より前に出なく、ケース収納時のフタ閉状態で冷蔵庫の扉を閉じたとき、扉背面とケース棚前端との空間を有効に利用できる冷蔵庫が得られる。
【0006】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記フタは両側面上部に回動中心を有し、上記フタの前面部から上記回動中心までの距離は、上記フタの上端から上記回動中心までの距離よりも大きいことを特徴とするものである。この構成により、フタを開いたときのフタ前面部の位置がより上方に保てるため、ケース内の上下方向に対する収納効率がいっそう増した冷蔵庫が得られる。
【0007】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記フタを閉じた状態において、上記フタの重心位置よりも後方に上記フタを支えるケース前部支え部とケース後部支え部を上記ケースに設けるとともに、上記ケース後部支え部の前方には上記フタに掛かるケース後部掛かり部を設けたことを特徴とするものである。この構成により、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、上記ケース後部掛かり部にフタが引っ掛かり、安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0008】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記ケース前部支え部は略垂直方向に設けたことを特徴とするものであ。この構成により、上記ケース前部支え部が略垂直であり上下方向にはフタを支えないため、上記ケース後部掛かり部へのフタの掛かりがさらに強くなり、いっそう安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0009】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記ケースを前方に引き出して上記フタを開いたときに、上記フタの上記ケースに当たるフタ当たり部は、上記フタの重心位置より後方にあることを特徴とするものである。この構成により、上記フタ回動掛かり部が嵌合掛かり部の前端上方に常に当たった状態となり、上記フタの回動が安定し円滑に行われる。
【0010】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記ケースと一体に上記フタが前後方向に移動する領域の少なくとも一部では、上記フタに設けた回動のためのフタ回動掛かり部と上記フタ回動掛かり部に嵌合する嵌合掛かり部との間に上記フタを閉じた状態で隙間を設けたことを特徴とするものである。この構成により、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、上記嵌合掛かり部での上記フタ回動掛かり部の摩擦がなく、いっそう安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0011】
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、上記ケースと一体に上記フタが前後方向に移動する領域の少なくとも一部では、上記フタに設けた回動のためのフタ回動掛かり部と上記フタ回動掛かり部に嵌合する嵌合掛かり部との間に、上記フタを閉じた状態で隙間を設け、上記隙間のうち上記フタ回動掛かり部よりも上方の隙間は、上記ケース後部掛かり部とこれに掛かるフタ後部掛かり部との掛かり代よりも小さく形成され、前記領域で上記フタが上方へ移動したとき、上記フタが閉じたときに上記ケース前部支え部に当たるフタ前部当たり部は上記ケース前部支え部の略垂直面の延長上にあることを特徴とするものである。この構成により、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、ケースが振動してもフタがケース後部掛かり部から前へ外れることなく移動でき、さらに安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の冷蔵庫の実施の形態を図面とともに説明する。
【0013】
図1は本発明による冷蔵庫の本体の側面から見た要部断面図、図2は図1のケースを前方に引いてフタが開きかけたときの隔離室付近の要部断面図、図3は図1のケースを前方に引いてフタが開ききったときの隔離室付近の要部断面図、図4は図1のフタが上方へ上がったときの要部拡大図をあらわす。
【0014】
図1において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵室、3は野菜室、4は隔離室、5は上記冷蔵室2と野菜室3との間に設けた仕切部である。6は前面仕切部、7は隔離室4に納まるケースである。8は上記ケース7の側面外側に設けられたケースガイドであり、9aおよび9bは、隔離室側壁9に各々設けられた側壁ガイドで、ケースガイド8を上下より挟み込んでおり、9aは側壁ガイドウエ、9bは側壁ガイドシタである。なお、ケースガイド8,側壁ガイドウエ9a,側壁ガイドシタ9bはケース7を前後方向に移動可能にし、その動きを導いている。
【0015】
また、ケースガイド8の下面前方にはケース7が隔離室4へ収納のとき、収納完了直前に自動的にケース7の自重で収納できるよう、ケースガイド傾斜面8aを設けている。10はフタでフタ閉状態ではケース7の上に乗っている。なお、11はケース棚、12は隔離室冷気吐き出し口で、13は冷蔵室扉、13aは扉背面、14は冷蔵室扉13に設けられたドアポケットである。
【0016】
上記隔離室冷気吐き出し口12から吐き出された冷気はケース7に入り込みケース7内の貯蔵物を冷却し、その後、冷蔵室2の上方から降りて来る比較的暖かい冷気と混ざり合い仕切部5の一部に設けられた仕切開口部5aを通って野菜室3に流れ込む。このとき、ケース7は直接冷気が隔離室冷気吐き出し口12から流れ込むため冷蔵室2より低い温度に保たれる。また、フタ10の上方とケース棚11の間が狭いため、隔離室4を効率よく冷却することができる。
【0017】
図2において、ケース7の前方に位置するケース取っ手部7aを下方より指をかけケース7を引き出すと、ケース7とケース7の上に乗った状態のフタ10は一体となって互いにその位置関係を変えずに2点鎖線の位置まで移動する。このとき、ケース7にはフタ閉状態でフタ重心位置10aより後方にフタ10の支え部を設け、ケース後部支え部7bはケース前部支え部7cより上方に位置し、前記ケース後部支え部7bの前方にはフタ10に掛かるケース後部掛かり部7dを設けている。
【0018】
そのため、フタ10には常に前方向に回ろうとする力が働き、ケース後部掛かり部7dとケース前部支え部7cにてその動きが阻止され、フタ10がケース7に食らい付いた状態になり、安定してケース7と共にフタ10が移動できる。
【0019】
また、ケース前部支え部7cを略垂直方向に設けてあるため、この部では上下方向にはフタ10を支えず、いっそう上記効果が増し、より安定してケース7と共にフタ10が移動できる。
【0020】
さらに、フタ10の回動のためのフタ両側面から外側へ突き出した円筒状のフタ回動掛かり部10bと、それに嵌合する隔離室側壁9に設けられた凹状の嵌合掛かり部9cとの間には、前後方向にフタ10が移動する領域の一部で、上下方向に隙間を持たせてあるため、フタ閉状態でケース7と共に前後方向にフタ10が移動のとき、上記嵌合掛かり部9cでの上記フタ回動掛かり部10bの摩擦がなく、いっそう安定した状態でケース7と共にフタ10が移動できるようになる。
【0021】
なお、本図では、上記フタ回動掛かり部10bを円筒状の突起としているが、この形状に限らず、回動のための突起であれば良く、また、フタ回動掛かり部10bと嵌合掛かり部9cとの凹凸の関係が逆であっても良いことは明白である。
【0022】
その後、さらにケース7を引き出すと、フタ当たり部10cをケース側壁上端7eが押し上げ、フタ回動掛かり部10bを軸にしてフタ10は回動して開く。このとき、側壁ガイドシタ9bの後方上側には、ケースガイド傾斜面8aと同様の傾斜面のガイドシタ傾斜面9dが設けてあり、ケース7を略水平に移動さすため、ケースガイド傾斜面8aによってケース7が持ち上がったとき、ケースガイド8の後方をも持ち上げるためのガイドシタ傾斜面9dのない場合と比べると、ガイドシタ前部上端9eを支点としてケース後部掛かり部7d先端が低くなり、フタ後部掛かり部10d先端がケース後部掛かり部7d先端からさらに離れた動きとなり、いっそうケース後部掛かり部7dとフタ後部掛かり部10dとの掛かり代が大きくとれ、フタ閉状態ではよりフタ10のケース7に対する食らい付きを増すことができる。
【0023】
なお、ケース後部支え部7bがケース前部支え部7cより上方に位置しているため、フタ当たり部10cにつながるフタ後部掛かり部10dの後方がケース側壁上端7eに押されフタ10が開き始めるとき、フタ後部掛かり部10dの回動量よりフタ前部当たり部10eの回動量のほうが多く、フタ10が前方へ開く方向への回動によるケース前部支え部7cとケース後部掛かり部7dに対するフタ10の食らい付きの恐れはなくなる。また、ケース7を後方へ押し込むときは、フタ10とケース7の動きは、上記それぞれの逆となることは明白である。
【0024】
図3において、さらにケース7を引き出すとフタ当たり部10cをケース側壁上端7eがさらに押し上げ、フタ回動掛かり部10bを軸にしてフタ10は回動しフタ開状態となる。ケース7は、ケースガイド8のガイド下部突起部8bが、側壁ガイドシタ9bのガイドシタ上部突起部9fに当たるまで、前方に引き出される。通常はこの状態でケース7の中にある貯蔵物の出し入れが行われる。
【0025】
このとき、フタ閉状態で、フタ10の両側面上方には、上記フタ10の上端からフタ回動中心までの垂直方向の距離よりも、フタ10の前面部から後方へ長い距離の位置に、回動のためのフタ回動掛かり部10bの回動中心を設けているため、フタ10を開いたときのフタ前面部の位置がケース棚11の上方に保つことができ、ケース7内にはケース棚11の下面近くまでの高さの貯蔵物が収納できるようになり、上下方向に対する収納効率が増す。
【0026】
また、フタ10を開いたとき、フタ10がケース棚11に当たらないよう、上記フタ側面上方の一部を切り欠いたフタ切り欠部10fを設けているので、フタ10を開いたときのフタ回動中心を、ケース棚11前端より後方に設定でき、フタ回動中心を支える隔離室側壁9が、ケース棚11前端より前に出なく、ケース収納時のフタ閉状態で冷蔵室扉(図1における符号13)を閉じたとき、扉背面(図1における符号13a)とケース棚11前端との空間を有効に利用でき、扉背面側にあるドアポケット(図1における符号14)を大きくできる。
【0027】
さらに、フタ10を開いたとき、ケース側壁上端7eに当たるフタ当たり部10cは、フタ重心位置10aより後方にあるため、フタ回動掛かり部10bが嵌合掛かり部9cの前端上方に常に当たった状態となり、フタ10の回動が安定し円滑に行われる。
【0028】
なお、ガイド下部突起部8bがガイドシタ上部突起部9fに当たるまでケース7が引き出された後、ケース取って部7aを上方に引き上げ、さらに手前に引くと、この過程でも、フタ10がケース棚11の前方に当たらない所まで切り欠かれているため、フタ10は図3の位置よりさらに上方に押し上げられ、ガイド下部突起部8bはガイドシタ上部突起部9fを乗り越えケース7は隔離室4内から取り出される。そのため、ケース7の隔離室4からの取り出しが容易となり、簡単にケース7を単体で洗うことができ、よりケース7を清潔に保てる。
【0029】
さらにこのとき、フタ切り欠き部10f近くのフタ10の先端は、ケース棚11の貯蔵物を置く凹部の所までは達しない位置となるよう配慮されている。このことにより、フタ10を開いたときケース棚11の上にある貯蔵物にフタ10が当たらないため、ケース7の引き出しによるフタ10の開閉動作が滑らかな動きとなり、ケース7の隔離室4内からの取り出しを含む出し入れも滑らかなものになる。また、ケース7を後方へ押し込むときは、フタ10とケース7の動きは、上記それぞれの逆となることは明白である。
【0030】
図4において、フタ回動掛かり部10bと嵌合掛かり部9cとの上方の隙間はケース後部掛かり部7dとフタ後部掛かり部10dとの掛かり代より小さくしてあり、また、フタ10が振動等で上方へ移動したとき、フタ前部当たり部10eはケース前部支え部7cの略垂直面の上にあるため、フタ閉状態でケース7と共に前後方向にフタ10が移動のとき、ケース7が振動してもフタ10がケース後部掛かり部7dから前へ外れることなく移動でき、安定した状態でケース7と共にフタ10が移動できるようになる。
【0031】
なお、上記掛かり代とは、フタ10がケース7の上に乗ってフタ閉状態にあるとき(図2の2点鎖線のフタ10とケース7の状態)の、曲面部を含むケース後部掛かり部7dの上端からフタ後部掛かり部10d下端までの垂直方向の距離を言う。
【0032】
また、上記はフタ切り欠き部10fを設け、フタ回動中心をケース棚11の前端より後方に設けたときの状態の説明であるが、上記フタ切り欠き部10fを設けずに、ケースの前後運動にともない、その前後運動領域の一部をケースと位置関係を変えずに、フタを開いたときケース棚に当たらない位置のケース棚前端より前へフタが一体に動き、フタ回動中心を支える側壁をその位置まで設けると、フタ前面上方とケース棚との隙間を小さくしても、フタを開いたとき、ケース棚前端より前にフタが移動しているので、フタの回動中心の位置に関係なくフタ開閉の回動は可能となり、フタ前面上方とケース棚との隙間を小さくできるため、フタ閉状態でケース上方での密閉性がたかまり、この部屋での冷却効率の上がった冷蔵庫が得られ、また、フタがケース棚前端より前に出ているため、フタ開閉運動とケース棚位置との間に制約がなくなり、回動中心を上方に設定でき、フタを開いたとき、フタの上方にある回動中心によってフタは上方に保たれ、ケース内の上下方向に対する収納効率が増した冷蔵庫が得られることは明白である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ケースと位置関係を変えずにフタが前方へ一体に動くため、フタの回動中心の位置に関係なくフタ前面上方とケース棚との隙間を小さくでき、ケース上方での密閉性がたかまり、この部屋での冷却効率の上がった冷蔵庫が得られる。また、フタ開閉運動とケース棚位置との間に制約がなくなり、回動中心をフタの上方に設定でき、フタを開いたときのフタの位置が上方に保てるため、ケース内の上下方向に対する収納効率が増した冷蔵庫が得られる。
【0034】
また本発明によれば、フタを開いたときのフタ前面部の位置がより上方に保てるため、ケース内の上下方向に対する収納効率がいっそう増した冷蔵庫が得られる。
【0035】
また本発明によれば、フタを開いたときのフタ回動中心を、ケース棚前端より後方に設定できるため、フタ閉状態の上記ケースと位置関係を変えずに、上記フタが前方へ一体に動く移動距離が短くなり、この時の不安定状態での移動量が少なくなるばかりでなく、フタ回動中心を支える側壁が、ケース棚前端より前に出なく、ケース収納時のフタ閉状態で冷蔵庫の扉を閉じたとき、扉背面とケース棚前端との空間を有効に利用できる冷蔵庫が得られる。
【0036】
また本発明によれば、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、ケース後部掛かり部にフタが引っ掛かり、安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0037】
また本発明によれば、ケースの前部支え部が略垂直であり上下方向にはフタを支えないため、さらにケースへの掛かりが強くなり、いっそう安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0038】
また本発明によれば、フタ回動掛かり部が嵌合掛かり部の前端上方に常に当たった状態となり、フタの回動が安定し円滑に行われる。
【0039】
また、発明によれば、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、嵌合掛かり部でのフタ回動掛かり部の摩擦がなく、いっそう安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【0040】
また本発明によれば、フタ閉状態でケースと共に前後方向にフタが移動のとき、ケースが振動してもフタがケース後部掛かり部から前へ外れることなく移動でき、さらに安定した状態でケースと共にフタが移動できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の本体の側面から見た要部断面図である。
【図2】図1のケースを前方に引いてフタが開きかけたときの隔離室付近の要部断面図である。
【図3】図1のケースを前方に引いてフタが開ききったときの隔離室付近の要部断面図である。
【図4】図1のフタが上方へ上がったときの要部拡大図である。
【符号の説明】
7 ケース
7b ケース後部支え部
7c ケース前部支え部
7d ケース後部掛かり部
9c 嵌合掛かり部
10 フタ
10a フタ重心位置
10b フタ回動掛かり部
10c フタ当たり部
10d フタ後部掛かり部
10e フタ前部当たり部
11 ケース棚

Claims (7)

  1. 前後方向に移動可能なケースと、前後方向に回動して上記ケースを開閉するフタとを設け、
    上記フタは両側面上部の一部を切り欠いた切り欠き部を有し、
    上記ケースを前方へ引き出したとき、上記フタが上記ケースとの位置関係を維持して上記ケースと一体に前方へ移動した後に、上記ケースの移動と連動して上記フタが開閉し、
    上記フタを開いたときにケース棚の前端部が上記切り欠き部内に位置することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 上記フタの両側面上部に回動中心を設け、上記フタの前面部から上記回動中心までの距離は、上記フタの上端から上記回動中心までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 上記フタを閉じた状態において、上記フタの重心位置よりも後方に上記フタを支えるケース前部支え部とケース後部支え部を上記ケースに設けるとともに、上記ケース後部支え部の前方に上記フタに掛かるケース後部掛かり部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 上記ケース前部支え部は略垂直方向に設けたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 上記ケースを前方に引き出して上記フタを開いたときに、上記フタの上記ケースに当たるフタ当たり部は、上記フタの重心位置より後方にあることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 上記ケースと一体に上記フタが前後方向に移動する領域の少なくとも一部では、上記フタに設けた回動のためのフタ回動掛かり部と上記フタ回動掛かり部に嵌合する嵌合掛かり部との間に、上記フタを閉じた状態で隙間を設けたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 上記ケースと一体に上記フタが前後方向に移動する領域の少なくとも一部では、上記フタに設けた回動のためのフタ回動掛かり部と上記フタ回動掛かり部に嵌合する嵌合掛かり部との間に、上記フタを閉じた状態で隙間を設け、
    上記隙間のうち上記フタ回動掛かり部よりも上方の隙間は、上記ケース後部掛かり部とこれに掛かるフタ後部掛かり部との掛かり代よりも小さく形成され、
    前記領域で上記フタが上方へ移動したとき、上記フタが閉じたときに上記ケース前部支え部に当たるフタ前部当たり部は、上記ケース前部支え部の略垂直面の延長上にあることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
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