JPH10153381A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

Info

Publication number
JPH10153381A
JPH10153381A JP32487596A JP32487596A JPH10153381A JP H10153381 A JPH10153381 A JP H10153381A JP 32487596 A JP32487596 A JP 32487596A JP 32487596 A JP32487596 A JP 32487596A JP H10153381 A JPH10153381 A JP H10153381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
storage
opening
small
packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32487596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Onouchi
慎也 尾内
Tadashi Kuratani
忠志 倉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP32487596A priority Critical patent/JPH10153381A/ja
Publication of JPH10153381A publication Critical patent/JPH10153381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 上面開口を開閉自在に閉塞するのに最適
な上面扉を備えている冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫の貯蔵庫本体(14)は、上
面に物品収納取り出し用開口(9)が形成されていると
ともに、内部に貯蔵室(8)が形成されている。そし
て、一端部が貯蔵庫本体に回動自在に取り付けられてい
るヒンジ式扉(21)が、物品収納取り出し用開口を開
閉自在に閉塞している。このヒンジ式扉には、物品収納
取り出し用小開口(62)が形成され、この物品収納取
り出し用小開口を開閉自在に閉塞しているスライド式小
扉(67)は、物品収納取り出し用小開口を閉塞する閉
位置と、物品収納取り出し用小開口を開放する開位置と
の間をスライドしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上面に物品収納取
り出し用開口が形成され、この物品収納取り出し用開口
を扉で開閉自在に閉塞している冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の冷却貯蔵庫は、図8に図
示する様な構造をしている。図8は従来の冷却貯蔵庫の
断面図である。
【0003】冷却貯蔵庫の断熱箱体01は、内部に第1
貯蔵室02が形成されているとともに、前面が開口し、
この開口を前面扉03が開閉自在に閉塞している。ま
た、断熱箱体01の下部の後方には、凝縮器05、凝縮
器用送風機06および図示しない圧縮機などを具備する
冷凍機ユニット07が配置されており、この冷凍機ユニ
ット07が断熱箱体01内の冷却器09に冷媒を供給し
ている。この冷却器09により冷却された空気は、冷却
器用送風機010により送風されて、矢印に図示する様
に第1貯蔵室02内を循環しており、第1貯蔵室02は
全体が冷却され冷凍室となっている。さらに、断熱箱体
01の上面には開口012が形成され、この開口012
を上部断熱箱体013が覆っている。この上部断熱箱体
013は、底壁013aが薄く、また、上面が開口し、
この開口を上面扉014が開閉自在に閉塞している。そ
して、上部断熱箱体013の内部には、第2貯蔵室01
6が形成されており、底壁013aを介して第1貯蔵室
02の冷気で冷却されて、冷蔵室となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、断熱性を有
している上面扉014の一端部が、ヒンジ018で上部
断熱箱体013に回動自在に取り付けられており、上面
扉014の上面に取り付けられている把手019を持っ
て、開けたり、閉じたりすることができる。この様に、
上面扉014をヒンジ式扉にすると、開口が大きく開
き、貯蔵品の収納取り出しが容易となるが、小さな食材
を収納したり、取り出したりする際にも、開口が大きく
開き、冷気の漏れが多い。したがって、庫内温度が上昇
したり、冷凍機の負荷が大きくなって、電力コストなど
が上昇したりする。
【0005】一方、上面扉014をスライド式扉にする
と、扉のスライド量を調整することで、開口面積を変更
して、食材の大きさに合わせることができるが、扉をス
ライドさせるスペースが必要であり、大きな扉を取り付
けることができないことがある。たとえば、図8の上面
扉014をスライド式にすると、上面扉014は、上部
断熱箱体013の上面の略半分の大きさとなり、大きな
食材を収納取り出しすることができなくなる。
【0006】また、上面扉には、摺動させながら、中央
部を山形に折り曲げる折り畳み式扉がある。この折り畳
み式扉の場合には、扉の下面が冷却貯蔵庫の本体上面と
擦れるので、扉の下面および冷却貯蔵庫の本体上面は、
耐磨耗性に優れた堅い材質で構成されている。したがっ
て、扉を閉じた際に変形しにくく、扉の下面と冷却貯蔵
庫の本体上面との間に隙間が生じて、冷気漏れが起こる
ことがある。そこで、扉の下面にパッキンを設けること
も考えられるが、パッキンは柔らかいので、摺動により
短い期間で破損してしまう。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、上面開口を開閉自在に閉塞するのに最適な
上面扉を備えている冷却貯蔵庫を提供することを目的と
している。特に、開口を大きく開放することができ、か
つ、開口面積を調整することができる上面扉を備えてい
る冷却貯蔵庫を提供することを目的としている。また、
密閉能力が高く、かつ、破損しにくい折り畳み式扉を備
えている冷却貯蔵庫を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願の請求項1記載の
発明の冷却貯蔵庫の貯蔵庫本体(14)は、上面に物品
収納取り出し用開口(9)が形成されているとともに、
内部に貯蔵室(8)が形成されている。そして、一端部
が貯蔵庫本体に回動自在に取り付けられているヒンジ式
扉(21)が、物品収納取り出し用開口を開閉自在に閉
塞している。このヒンジ式扉には、物品収納取り出し用
小開口(62)が形成され、この物品収納取り出し用小
開口を開閉自在に閉塞しているスライド式小扉(67)
は、物品収納取り出し用小開口を閉塞する閉位置と、物
品収納取り出し用小開口を開放する開位置との間をスラ
イドしている。
【0009】また、本出願の請求項2記載の発明の冷却
貯蔵庫の貯蔵庫本体は、上面に物品収納取り出し用開口
(4)が形成されているとともに、内部に貯蔵室(2)
が形成されている。この物品収納取り出し用開口を折り
畳み式扉(16)が開閉自在に閉塞している。折り畳み
式扉は、貯蔵庫本体に後端部が回動自在に取り付けられ
ている後扉部(42)および、この後扉部の前端部に後
端部が回動自在に取り付けられている前扉部(41)か
らなり、後扉部および前扉部が略水平となって物品収納
取り出し用開口を閉塞している閉状態と、後扉部の前端
が上方に回動し、かつ、後扉部の下面と前扉部の下面と
が略対向し合う開状態との間を移動可能である。そし
て、折り畳み式扉が閉状態の際に前記物品収納取り出し
用開口を密封するパッキン(49)が、折り畳み式扉の
下面の周縁に沿って設けられ、また、このパッキンの左
側および右側には各々、パッキンよりも前方に突出して
いるスライド部材(51,76)が設けられており、こ
のスライド部材を貯蔵庫本体の上面に摺動させながら、
折り畳み式扉を開状態から閉状態または閉状態から開状
態に移動することができる。
【0010】さらに、本出願の請求項3の発明の冷却貯
蔵庫では、スライド部材が、パッキンよりも剛性を有す
る弾性体で構成されているとともに、前扉部に着脱自在
に取り付けられており、折り畳み式扉が閉状態にある際
には、パッキンとともに貯蔵庫本体の上面に当接してい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却貯蔵庫
の実施の第1の形態を図1ないし図5を用いて説明す
る。図1は実施の第1の形態における冷却貯蔵庫の斜視
図である。図2は図1の冷却貯蔵庫のA−A断面図であ
る。図3は図1の折り畳み式扉の底面図である。図4は
折り畳み式扉およびスライド式小扉が開いている状態で
の冷却貯蔵庫のA−A断面図である。図5は折り畳み式
扉およびヒンジ式扉が開いている状態での冷却貯蔵庫の
A−A断面図である。
【0012】冷却貯蔵庫の断熱箱体1は発泡樹脂たとえ
ば硬質の発泡ポリウレタンなどの断熱材からなり、その
内部には第1貯蔵室2が形成されている。また、断熱箱
体1には、前面に物品収納および取り出し用前面開口3
が、上面に物品収納および取り出し用上面開口4が形成
されている。さらに、断熱箱体1の上面上には上部断熱
箱体6が取り付けられており、上部断熱箱体6の内部は
断熱箱体1の内部と連通している。この上部断熱箱体6
の内部には、熱伝導の良い材質たとえば金属などからな
る内箱7が設けられており、この内箱7の内部が第2貯
蔵室8となっている。また、上部断熱箱体6および内箱
7の上面は開放して、第2貯蔵室8の物品収納および取
り出し用開口9となっている。
【0013】そして、断熱箱体1の後方には機械室11
が配置されており、前述の従来例と同様に、機械室11
の下部に、凝縮器、凝縮器用送風機および圧縮機などを
具備する冷凍機ユニットが配置され、断熱箱体1内部に
は冷却器が配置されている。この機械室11および断熱
箱体1の上面には、ステンレス板などの金属板からなる
天面カバー12が設けられている。冷却貯蔵庫の貯蔵庫
本体14は、断熱箱体1、上部断熱箱体6、機械室11
および天面カバー12などから構成されている。
【0014】貯蔵庫本体14の前面には、断熱性を有す
る前面扉15の左端部が回動軸15aで回動自在に取り
付けられており、断熱箱体1の前面開口3を開閉自在に
閉塞している。また、貯蔵庫本体14の上面には、詳細
は後述する折り畳み式扉16の後端がヒンジ17で回動
自在に取り付けられており、断熱箱体1の上面開口4を
開閉自在に閉塞している。さらに、貯蔵庫本体14の上
部断熱箱体6の上部には、詳細は後述するヒンジ式扉2
1の後端がヒンジ22で回動自在に取り付けられてお
り、上部断熱箱体6の開口9を開閉自在に閉塞してい
る。
【0015】断熱箱体1内部の上部後側には冷気循環用
の送風機26が設けられており、送風機26の下方に配
置されている図示しない冷却器で冷却された空気を、図
2に図示する矢印の様に前方へ送風している。送風機2
6から送風された冷気の一部は、送風機26前方に設け
られているガイド板27で向きが変更されて、内箱7の
方向に流れ、内箱7の側面の周囲を巡った後に第1貯蔵
室2内に吐出されている。第1貯蔵室2内の冷気は、図
8に図示する従来例と同様に下方に流れ、再び冷却器に
戻って循環している。この様にして、第1貯蔵室2およ
び第2貯蔵室8は冷却され、第1貯蔵室2が冷凍庫とな
り、一方、第2貯蔵室8は冷蔵庫となっている。この様
に第1貯蔵室2の庫内温度が、第2貯蔵室8の庫内温度
よりも低いので、第2貯蔵室8の底で結露水などの水が
凍結することがある。そこで、第2貯蔵室8の下方には
加熱装置29が設けられ、凍結を防止している。また、
加熱装置29の下方には断熱板31が配置され、断熱板
31の下側を流れている冷気が加熱装置29で加熱され
ることを、断熱板31が防止している。さらに、断熱箱
体1の上面開口4の周縁にも加熱装置33が設けられ、
凍結を防止している。
【0016】ついで、折り畳み式扉16について説明す
る。折り畳み式扉16は、断熱性を有する略矩形の前扉
部41および後扉部42からなり、弾性を有するゴムや
樹脂製の連結具43が前扉部41の後端部と後扉部42
の前端部とを回動自在に連結するとともに、前扉部41
と後扉部42との隙間からの冷気の流出を防止してい
る。そして、後扉部42の後端部が前述のヒンジ17で
貯蔵庫本体14に回動自在に取り付けられている。前扉
部41の上面には把手46が設けられ、この把手46は
前扉部41の裏面からビス止めされ、このビスの頭はビ
スキャップ47で目隠しされている。また、折り畳み式
扉16の下面には周縁部に沿って、パッキン49が、連
結具43の部分を除く略全周にわたって設けられてい
る。このパッキン49はたとえば軟質塩ビなどの軟質樹
脂からなり、その内部は中空に構成されている。
【0017】そして、パッキン49の左右両側には、パ
ッキン49よりも硬質のたとえば硬質塩ビなどの硬質樹
脂からなる弾性を有するスライド部材51が設けられて
いる。なお、この明細書において、「スライド部材51
が弾性を有する」とは、折り畳み式扉16の重みで、ス
ライド部材51が弾性変形し、スライド部材51の下面
が略全体にわたって貯蔵庫本体14の上面に略接触でき
ることを意味している。また、このスライド部材51は
中実で、前扉部41の左右両側面にビス52などで着脱
自在に取り付けられており、スライド部材51の前端
は、パッキン49の前端よりも前方に位置している。ま
た、スライド部材51の下面およびパッキン49の下面
が、貯蔵庫本体14の上面に接触していないときには、
スライド部材51の下面は、パッキン49の下面よりも
やや上方に位置している。
【0018】この折り畳み式扉16の開閉動作について
説明する。折り畳み式扉16が閉じている閉状態では、
図2に図示するように前扉部41および後扉部42は略
水平となっており、折り畳み式扉16の重みでパッキン
49およびスライド部材51が弾性変形し、スライド部
材51の下面およびパッキン49の下面が貯蔵庫本体1
4の上面に接触している。この折り畳み式扉16を開け
る際には、把手46を持ち上げ、ヒンジ17を軸とし
て、後扉部42を前端が上方に移動するように回動させ
る。この後扉部42の回動に伴って、前扉部41の後端
が上方に移動し、かつ、前扉部41の前端は貯蔵庫本体
14の上面に沿って後方に移動する。そして、後扉部4
2の下面と、前扉部41の下面とが略対向している図4
に図示する開状態となる。この開動作の際に、スライド
部材51の前端は貯蔵庫本体14の上面を摺動し、パッ
キン49の下面は貯蔵庫本体14よりも上方に離れてい
く。また、折り畳み式扉16が開状態から閉状態に移動
する際には、閉状態から開状態への移動と逆に移動し、
スライド部材51の前端は、貯蔵庫本体14の上面を前
方に摺動している。
【0019】ついで、ヒンジ式扉21について説明す
る。ヒンジ式扉21の本体は、断熱性を有する略矩形の
枠体61で構成され、枠体61の中央部の前側には、物
品収納および取り出し用小開口62が形成されている。
また、枠体61の中央部の後側の上部は、断熱板からな
るカバー板64で覆われており、このカバー板64の下
方および開口62の下部における左右両サイドには各々
扉レール66が設けられている。この左右一対の扉レー
ル66は後方に行くほど、上側になるように傾斜してお
り、この扉レール66に、スライド式小扉67が、上下
方向に離脱しないでスライドできる様に取り付けられて
いる。このスライド式小扉67の上面には把手68が設
けられている。また、カバー板64の前端部には、カバ
ー板64の前端の下面と、スライド式小扉67の上面と
の間を密封するスライド式小扉用ヒレ材71が設けられ
ている。さらに、枠体61の下面の周縁部には、ヒンジ
式扉21と上部断熱箱体6との間の隙間を密封するヒン
ジ式扉用パッキン72が設けられている。
【0020】このヒンジ式扉21およびスライド式小扉
67の開閉動作について説明する。ヒンジ式扉21およ
びスライド式小扉67が閉じている閉状態では、図2に
図示する様に、ヒンジ式扉21は略水平となり、スライ
ド式小扉67は小開口62を閉塞する閉位置にある。そ
して、小さな物品を収納または取り出す際には、把手6
8を後方に押して、閉位置にあるスライド式小扉67を
後方に移動させ、図4に図示するようにカバー板64の
下方の開位置とする。このスライド式小扉67の移動量
は、物品の大きさに合わせて調整することができ、第2
貯蔵室8からの冷気の漏れを少なくすることができる。
開位置にあるスライド式小扉67を閉じる場合には、開
ける場合とは逆に、スライド式小扉67を前方に移動さ
せ、閉位置にする。そして、扉レール66は前述のよう
に後側が前側よりも上方になる様に傾斜しているので、
閉じる際には、スライド式小扉67は閉位置に自動的ま
たは小さな力で移動することができる。
【0021】大きな物品を収納または取り出す際には、
把手68を上方に持ち上げて、ヒンジ22を中心として
閉位置にあるヒンジ式扉21を回動し、ヒンジ式扉21
の前端を上方に移動して上部断熱箱体6の開口9を図5
に図示するように大きく開放する。そして、開閉方向
が、スライド式小扉67は前後方向で、ヒンジ式扉21
は上下方向で、互いに異なっているので、把手68が一
個しか設けられていなくても、スライド式小扉67とヒ
ンジ式扉21とを別個に開閉することができる。また、
スライド式小扉67を勢いよく開けても、ヒンジ式扉2
1が不用意に開くことが少ない。
【0022】前述のように、この実施の形態において
は、折り畳み式扉16を開閉する際には、パッキン49
よりも硬いスライド部材51が、貯蔵庫本体14の上面
を摺動しており、耐磨耗性が向上している。また、折り
畳み式扉16が閉位置にある際には、パッキン49で密
封しているとともに、弾性を有するスライド部材51で
外気の第1貯蔵室2内への侵入を防止することができ
る。さらに、折り畳み式扉16が閉位置にある時には、
スライド部材51が貯蔵庫本体14に接触しているの
で、開動作の最初からスライド部材51の先端が、貯蔵
庫本体14上を摺動することができ、スライド部材51
よりも柔らかいパッキン49が損傷することを確実に防
止することができる。そして、スライド部材51は着脱
自在に設けられており、損傷した場合にも簡単に取り替
えることができる。
【0023】また、ヒンジ式扉21に、スライド式小扉
67が設けられているので、ヒンジ式扉21で大きく開
放したり、スライド式小扉67で開口面積を調整したり
する事ができ、収納または取り出しする物品の大きさに
合わせて、開放する面積を変更することができる。さら
に、スライド式小扉67が、ヒンジ式扉21とは別の場
所に設けられている場合よりも、設置スペースを小さく
することができるとともに、貯蔵庫本体14に取り付け
る作業も簡単になる。また、スライド式小扉67の把手
68で、スライド式小扉67およびヒンジ式扉21を開
閉することができる。したがって、把手68を兼用する
ことができ、スライド式小扉67およびヒンジ式扉21
に各々把手を設ける場合よりも、把手の数が減り部品点
数が減少する。
【0024】次に、本発明における冷却貯蔵庫の実施の
第2の形態について説明する。図6は実施の第2の形態
における冷却貯蔵庫の上部断面図である。なお、この実
施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の形態
の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付して、
その詳細な説明は省略する。
【0025】実施の第1の形態においては、スライド部
材51は弾性を有しているが、実施の第2の形態のスラ
イド部材76は金属や硬質の樹脂などからなり、殆ど弾
性がなく耐磨耗性が高い材質で構成されており、耐久性
が向上するとともに、滑らかに摺動することができる。
そして、折り畳み式扉16が閉位置にある際には、スラ
イド部材76は貯蔵庫本体14の上面に接触しておら
ず、パッキン49の弾性変形を妨げることがない。した
がって、スライド部材76は硬質であるにもかかわら
ず、パッキン49の密封を妨げることがない。
【0026】次に、本発明における冷却貯蔵庫の実施の
第3の形態について説明する。図7は実施の第3の形態
における冷却貯蔵庫の上部断面図である。なお、この実
施の第3の形態の説明において、前記実施の第1の形態
および実施の第2の形態の構成要素に対応する構成要素
には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0027】実施の第1の形態においては、扉レール6
6は傾斜しているが、実施の第3の形態の扉レール81
は略水平に配置されており、この扉レール81上を移動
するスライド式小扉67は、後端部が付勢手段であるバ
ネ82で枠体61に連結されており、前側すなわち閉位
置方向に常時付勢されている。したがって、ヒンジ式扉
21を開位置に回動した際にも、スライド式小扉67が
開位置方向に移動することがない。その結果、ヒンジ式
扉21の開閉時などに、スライド式小扉67が不用意に
移動して、手などがスライド式小扉67に挟まれること
が減少する。
【0028】また、コイルバネなどのバネ82で自動的
にスライド式小扉67が閉まるので、スライド式小扉6
7およびヒンジ式扉21が、中途半端な位置すなわち半
開きの状態で放置されたままになることがない。したが
って、冷気が不用意に漏れることが減少する。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態において、冷却貯蔵庫は、第1貯蔵室
2と第2貯蔵室8とで構成されているが、必ずしも、貯
蔵室が2個である必要はない。
【0030】(2)折り畳み式扉16やヒンジ式扉21
の配置などは適宜変更可能である。また、この明細書に
おいては、折り畳み式扉16およびヒンジ式扉21は、
ヒンジ17,22側を後側として説明している。 (3)実施の形態において、折り畳み式扉16は、スラ
イド部材51,76の先端をスライドさせながら開閉さ
れているが、把手46で前扉部41を持ち上げ、スライ
ド部材51,76の先端を貯蔵庫本体14の上面から離
して、折り畳み式扉16を開閉することも可能である。
【0031】(4)スライド部材51,76を案内する
溝や突条などの案内部材を、貯蔵庫本体14の上面に設
けることも可能である。また、折り畳み式扉16の閉状
態において、剛性のあるスライド部材76を貯蔵庫本体
14の上面に接触させることも可能である。 (5)物品収納取り出し用開口は、この開口により、物
品の収納または取り出しの少なくとも一方を行うことが
できればよい。また、前面扉15は必ずしも設けられて
いる必要はない。
【0032】(6)実施の形態において、スライド式小
扉67は前後方向にスライドして開閉しているが、左右
方向にスライドして開閉することも可能である。
【0033】
【発明の効果】本出願の請求項1記載の発明によれば、
ヒンジ式扉には、物品収納取り出し用小開口が形成さ
れ、この物品収納取り出し用小開口をスライド式小扉が
開閉自在に閉塞しているので、収納または取り出す物品
が小さい時には、スライド式小扉で開口面積を調整しな
がら行うことができ、冷気の漏れなどが減少する。一
方、ヒンジ式扉を開けると、開口が大きく開放し、大き
な物品を収納または取り出すことができる。しかも、開
閉方向が、スライド式小扉は略水平方向で、ヒンジ式扉
は上下方向で異なっており、スライド式小扉を勢いよく
開けた際にも、ヒンジ式扉が不用意に開くことを防止す
ることができる。
【0034】また、請求項2記載の発明によれば、折り
畳み式扉の下面の周縁に沿って設けられているパッキン
の左側および右側には各々、パッキンよりも前方に突出
しているスライド部材が設けられており、このスライド
部材を貯蔵庫本体の上面に摺動させながら、折り畳み式
扉を開状態から閉状態または閉状態から開状態に移動す
ることができるので、折り畳み式扉の開閉の際に、柔ら
かいパッキンが貯蔵庫本体の上面を摺動することが減少
し、パッキンが破損することを防止することができる。
また、折り畳み式扉が閉じている状態では、パッキンに
より確実に密封することができる。
【0035】さらに、請求項3記載の発明によれば、ス
ライド部材が弾性体で構成され、折り畳み式扉が閉状態
にある際には、パッキンとともに貯蔵庫本体の上面に当
接しているので、折り畳み式扉の開動作の最初から、ス
ライド部材が貯蔵庫本体の上面を摺動する。したがっ
て、パッキンの破損をさらに確実に防止することができ
る。また、折り畳み式扉が閉じている状態では、スライ
ド部材が弾性変形し、パッキンによる物品収納取り出し
用開口の密封の妨げになることは少ない。しかも、この
スライド部材は前扉部に着脱自在に設けられており、損
傷した際には、簡単に取り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の第1の形態における冷却貯蔵庫の
斜視図である。
【図2】図2は図1の冷却貯蔵庫のA−A断面図であ
る。
【図3】図3は図1の折り畳み式扉の底面図である。
【図4】図4は折り畳み式扉およびスライド式小扉が開
いている状態での冷却貯蔵庫のA−A断面図である。
【図5】図5は折り畳み式扉およびヒンジ式扉が開いて
いる状態での冷却貯蔵庫のA−A断面図である。
【図6】図6は実施の第2の形態における冷却貯蔵庫の
上部断面図である。
【図7】図7は実施の第3の形態における冷却貯蔵庫の
上部断面図である。
【図8】図8は従来の冷却貯蔵庫の断面図である。
【符号の説明】
2 第1貯蔵室 4 上面開口(物品収納取り出し用開口) 8 第2貯蔵室 9 開口(物品収納取り出し用開口) 14 貯蔵庫本体 16 折り畳み式扉 21 ヒンジ式扉 41 前扉部 42 後扉部 49 パッキン 51 スライド部材 62 小開口(物品収納取り出し用小開口) 67 スライド式小扉 76 スライド部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に物品収納取り出し用開口が形成さ
    れているとともに、内部に貯蔵室が形成されている貯蔵
    庫本体と、 この貯蔵庫本体に一端部が回動自在に取り付けられてい
    るとともに、前記物品収納取り出し用開口を開閉自在に
    閉塞するヒンジ式扉と、 このヒンジ式扉に形成されている物品収納取り出し用小
    開口と、 この物品収納取り出し用小開口を閉塞する閉位置と、物
    品収納取り出し用小開口を開放する開位置との間をスラ
    イドするスライド式小扉とを備えていることを特徴とす
    る冷却貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 上面に物品収納取り出し用開口が形成さ
    れているとともに、内部に貯蔵室が形成されている貯蔵
    庫本体と、 この貯蔵庫本体に後端部が回動自在に取り付けられてい
    る後扉部および、この後扉部の前端部に後端部が回動自
    在に取り付けられている前扉部からなる折り畳み式扉と
    を備え、前記後扉部および前扉部が略水平となって前記
    物品収納取り出し用開口を閉塞している閉状態と、前記
    後扉部の前端が上方に回動し、かつ、後扉部の下面と前
    扉部の下面とが略対向し合う開状態との間を、前記折り
    畳み式扉が移動する冷却貯蔵庫において、 前記折り畳み式扉が閉状態の際に前記物品収納取り出し
    用開口を密封するパッキンが、前記折り畳み式扉の下面
    の周縁に沿って設けられ、 このパッキンの左側および右側には各々、パッキンより
    も前方に突出しているスライド部材が設けられており、
    このスライド部材を貯蔵庫本体の上面に摺動させなが
    ら、折り畳み式扉を開状態から閉状態または閉状態から
    開状態に移動することができることを特徴とする冷却貯
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材が、前記パッキンより
    も剛性を有する弾性体で構成されているとともに、前扉
    部に着脱自在に取り付けられており、折り畳み式扉が閉
    状態にある際には、パッキンとともに貯蔵庫本体の上面
    に当接していることを特徴とする請求項2記載の冷却貯
    蔵庫。
JP32487596A 1996-11-21 1996-11-21 冷却貯蔵庫 Pending JPH10153381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32487596A JPH10153381A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32487596A JPH10153381A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 冷却貯蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10153381A true JPH10153381A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18170618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32487596A Pending JPH10153381A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10153381A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504748A (ja) * 2008-10-01 2012-02-23 アーハーテー・クーリング・システムズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 冷蔵装置
JP2017508122A (ja) * 2015-01-07 2017-03-23 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504748A (ja) * 2008-10-01 2012-02-23 アーハーテー・クーリング・システムズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 冷蔵装置
JP2017508122A (ja) * 2015-01-07 2017-03-23 ハイセンス ロンシェン(グァンドン) リフリジレイター カンパニー リミテッドHisense Ronshen (Guangdong) Refrigerator Co., Ltd 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8506028B2 (en) Refrigerator with door opening device
US7765645B2 (en) Refrigerator
US20110241512A1 (en) Refrigerator door opening device and refrigerator having the same
US20080229773A1 (en) Refrigerator
JP4470856B2 (ja) 冷蔵庫
KR200164322Y1 (ko) 냉장고의 보조도어용 힌지
JP2000292054A (ja) 冷蔵庫の収納容器
KR20150084265A (ko) 냉장고의 필러장치
US10995977B2 (en) Mullion hinge assembly
JP2003114087A (ja) 冷蔵庫の扉装置
JPH10153381A (ja) 冷却貯蔵庫
KR100478458B1 (ko) 냉장고
JP2007064600A (ja) 冷蔵庫の扉装置
JP4693862B2 (ja) 冷蔵庫
JP3983773B2 (ja) 扉装置および扉装置を備えた冷蔵庫
KR200302807Y1 (ko) 냉장고의 도어 손잡이
KR100506598B1 (ko) 냉장고용 저장용기
US12050047B2 (en) Door-mounted bin assembly
JP2630873B2 (ja) 扉装置
JP2002062031A (ja) 電気冷蔵庫
JP2003093216A (ja) ロッカー
JP3953388B2 (ja) 貯蔵庫の扉装置
JPH0541349Y2 (ja)
JP3717581B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2013108706A (ja) 冷蔵庫