JP4438852B2 - 電子回路 - Google Patents
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Description
図7に示すように、IC−VCE特性の直線部をのばすと、IBに殆ど依存せずに一点でX軸に集まる。これが図7のVAとして示され、アーリー電圧と称される。
埋め込み層11は、p基板10に形成されているn+領域である。エピタキシャル領域12は、埋め込み層11の上にエピタキシャル成長により形成したn-領域である。
エミッタ領域13およびコレクタ領域15は、それぞれp+領域により構成され、ベース領域14はエピタキシャル領域12に形成されており、n-領域により構成されている。
コレクタ領域21が形成した後、その上にエピタキシャル成長によりエピタキシャル層22が形成される。なお、図示のようにエピタキシャル層は、n-領域により構成されている。
エピタキシャル層21が形成した後、その上にn+領域が形成され、このn+領域によりベース領域24が構成されている。さらに、ベース領域24の上に、p+領域が形成され、これによりエミッタ領域24が構成されている。
pn接合領域26a,26b、27a,27bは、図示のようにp+領域により構成され、半導体集積回路が動作するとき、p基板20が回路の最低電位に設定され、このpn接合が逆にバイアスされることによって、各素子を電気的に分離される。
図10はアーリー効果を考慮した場合のトランジスタの等価回路を示している。図示のように、アーリー効果は、図10に示すように、理想的なトランジスタQに有限のコレクタ抵抗RCがつながったものと考えることができる。
トランジスタQ3のベースは、入力電圧VINの端子に接続され、コレクタはノードND1に接続されている。トランジスタQ4のベースは出力電圧VOUTの端子に接続され、コレクタはノードND2に接続されている。トランジスタQ3,Q4のエミッタが電流源IS1に共通に接続されている。
トランジスタQ1とQ2のベースが共通に接続され、エミッタがともに電源電圧VCCの供給線に接続されている。トランジスタQ1のコレクタは、そのベースとともにノードND1に接続され、トランジスタQ2のコレクタはノードND2に接続されている。
トランジスタQ5のベースはノードND2に接続され、コレクタは電源電圧VCCの供給線に接続され、エミッタは電圧VOUTの出力端子に接続されている。さらに、出力端子に電流源IS2が接続されている。
入力電圧VINに応じて差動増幅回路の出力ノードND2の電圧が設定される。さらに、トランジスタQ5はエミッタフォロワを構成しており、ノードND2の電圧に応じて出力電圧VOUTのレベルを設定するので、トランジスタQ1〜Q5は理想的なトランジスタである場合に、出力電圧VOUTのレベルは入力電圧VINのレベルに追従する形となる。
まず、入出力電圧VIN,VOUT間にオフセット電圧が発生する。次に、回路の利得が厳密な単位利得“1”より若干低下する。
アーリー効果により、この回路の伝達特性は図12のようなものとなる。入力電圧がViの時出力電圧はオフセット電圧Voffだけずれたものとなる。このオフセット電圧は、入力電圧VINがVCC−2VF(VFはPN接合の順方向降下電圧)の時ほぼゼロとなる。その時トランジスタQ1とQ2、またはトランジスタQ3とQ4のVCEが等しくなるからである。オフセット電圧Voffは、VINに依存し変化する。これは伝達特性の傾斜に注目すれば、等価的に利得が低下したと考えることができる。
また、アーリー電圧の値は製造工程によって大きくバラツキ、一定値に制御することが困難である。従って、固定の補正係数を導入したとして大した効果が得られず、有効な補正手段はないのは実情である。
これによって、第1および第2のトランジスタのアーリー効果を第3と第4のトランジスタからなる差動対により検出され、それに応じて補正電流が発生される。当該補正電流を用いて第1および第2のトランジスタ、或いは、第5および第6のトランジスタのエミッタまたはソース電流を制御するので、補正対象のトランジスタにおけるアーリー効果による影響が低減できる。
図1は本発明に係る電子回路の第1の実施形態を示す回路図である。
図示のように、本実施形態の電子回路は、NPN型トランジスタQ43,Q44、PNP型トランジスタQ41,Q42,Q45,Q46および電流源IS0,IS1,IS2,IS3,IS4により構成されている。
トランジスタQ41,Q42はそれぞれ第1と第2のトランジスタとし、また、トランジスタQ45,Q46はそれぞれ第5と第6のトランジスタとして、これらのトランジスタは、アーリー効果の影響を受けるトランジスタ対である。
トランジスタQ43,Q44は、第3および第4のトランジスタとして、差動対を構成している。
以下、図1を参照しつつ、本実施形態の電子回路の構成および動作をさらに詳細に説明する。
さらに、トランジスタQ45,Q46のベースは、バイアス電圧VB2によりバイアスされ、トランジスタQ45のエミッタは、トランジスタQ43のコレクタとともに電流源IS2に接続され、トランジスタQ46のエミッタは、トランジスタQ44のコレクタとともに電流源IS3に接続されている。ここで、電流源IS2,IS3の供給電流値をともにI1とし、さらに、電流源IS4の供給電流値を、2I1とする。
図5に示すIC−VCE特性グラフにおいて、ベース−エミッタ間電圧をVBEとし、コレクタ−エミッタ間電圧をVCEとし、コレクタ電流をICとすると、次式が得られる。
IC=(1+VCE/VA)・IS・exp(VBE/VT) …(1)
なお、VAはアーリー電圧、VTは熱電圧(=kT/q)である。
[数2]
ΔV=VT・ln(1+VCE/VA) …(2)
VCE1=VC1−VB+VBE1 …(3)
[数4]
VCE2=VC2−VB+VBE2 …(4)
VBE1=VBE0+ΔV1
=VBE0+VT・ln(1+VCE1/VA) …(5)
[数6]
VBE2=VBE0+ΔV2
=VBE0+VT・ln(1+VCE2/VA) …(6)
その結果、図1におけるトランジスタQ41,Q42のエミッタ電圧差ΔVE
は次式のようになる。
図2は本発明に係る電子回路の第2の実施形態を示す回路図である。本実施形態は、図1に示すアーリー効果補正回路を高速のサンプルホールド回路に適用した回路例である。
トランジスタQ53,Q54は差動増幅回路を構成し、抵抗素子R51,R52およびトランジスタQ51,Q52はカレントミラー回路を構成し、この差動増幅回路の負荷を成している。トランジスタQ55,Q56により、この差動増幅回路に動作電流を選択的に供給する。トランジスタQ53のベースは信号VINの入力端子INに接続され、トランジスタQ54ベースは出力端子OUTに接続されている。トランジスタQ53,Q54コレクタはそれぞれトランジスタQ51,Q52のコレクタに接続され、これらのトランジスタのエミッタがトランジスタQ56のコレクタに共通に接続されている。
トランジスタQ57のベースはバイアス電圧VBによりバイアスされ、エミッタは、抵抗素子R53を介して接地されている。トランジスタQ57と抵抗素子R53により電流源が構成され、バイアス電圧VBに応じて、トランジスタQ55,Q56からなる差動対への供給電流が制御される。
例えば、差動対のトランジスタQ56がオンしていると、Q51〜Q54は電圧フォロワとして機能する。逆にトランジスタQ55がオンすると、トランジスタQ56がオフ状態に保持され、トランジスタQ51〜Q54からなる電圧フォロワは遮断状態になり、キャパシタC51は元の電位を保持する。
トランジスタQ58のベースはノードND2に接続され、コレクタは電源電圧VCCの供給線に接続され、エミッタはノードND3に接続されている。
また、トランジスタQ59のベースはバイアス電圧VBによりバイアスされ、コレクタはノードND3に接続され、エミッタは抵抗素子R54を介して接地されている。
また、トランジスタQ62のコレクタにトランジスタQ63と抵抗素子R57からなる電流源回路が接続されている。トランジスタQ63のベースは、バイアス電圧VBによりバイアスされ、コレクタはトランジスタQ62のコレクタに接続され、エミッタは抵抗素子R57を介して接地されている。
トランジスタQ66のベースは、バイアス電圧VBによりバイアスされ、コレクタはトランジスタQ64,Q65のエミッタに接続され、エミッタは抵抗素子R58を介して接地されている。
また、トランジスタQ66と抵抗素子R58により構成された電流源により、トランジスタQ64とQ65のエミッタに電流2・I1が供給されている。
本実施形態の電子回路においては、例えば、サンプリング動作時に、サンプル信号VSがハイレベル、ホールド信号VHがローレベルにそれぞれ保持され、逆に、ホールド時に、ホールド信号VHがハイレベル、サンプル信号VSがローレベルにそれぞれ保持されている。
トランジスタQ51とQ52のアーリー効果による影響で、抵抗素子R51,R52に不平衡電流Δi2が生じる。例えば、図2に示すように、抵抗素子R51,R52に流れる電流がそれぞれ(I2−Δi2)、(I2+Δi2)である。
ここで、トランジスタQ58とQ60のエミッタ−ベース間電圧がほぼ同じ値とすると、出力電圧VOUTのレベルは、ノードND2の電圧レベルとほぼ同じく保持されている。
出力端子OUTの電圧VOUTがトランジスタQ54のベースにフィードバックされ、これに応じてノードND2が電圧レベルが制御されるので、サンプリング動作時に、ノードND2の電圧は、入力端子INの電圧VINに追従して変化する。さらに、ノードND2の電圧は2段のエミッタフォロワ回路により、出力端子OUTに出力される。
であり、Q61のコレクタ−エミッタ間電圧は、概略(VCC−VIN)である。
Δi2=ΔVB/(2・RE) …(11)
図3は本発明の第3の実施形態、即ち、本発明の電子回路を高速バッファ回路に適応した例を示す回路図である。
図示のように、本実施形態の電子回路は基本的に完全な対称回路となっている。トランジスタQ71,Q73,Q77,Q81,Q87,Q72,Q74,Q78,Q84およびそれぞれのトランジスタのエミッタに接続されている抵抗素子R71,R73,R75,R77,R79,R72,R74,R76,R78により、それぞれ定電流を発生する電流源回路が構成されている。トランジスタQ79,Q80からなる差動対およびトランジスタQ82,Q83からなる差動対はアーリー効果を補正するために設けられている。
PNP型トランジスタQ88,Q89,Q94はカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路はトランジスタQ90のコレクタ側の負荷回路を構成している。
NPN型トランジスタQ92,Q93,Q97はカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路はトランジスタQ91のコレクタ側の負荷回路を構成している。
入力信号VINは、トランジスタQ85、Q86のベースに加えられ、これらのトランジスタのエミッタ出力はトランジスタQ90、Q91のベースを駆動する。トランジスタQ90、Q91の各々のコレクタにはPNPトランジスタQ88、Q89、Q94で構成されたカレントミラー回路と、NPNトランジスタQ92、Q93、Q97で構成されたカレントミラー回路に接続され、各々のカレントミラー回路の出力は、ダイオード接続されているトランジスタQ95、Q96を介して接続され、出力トランジスタQ98、Q99を駆動する。出力はQ90、Q91のエミッタに帰還されている。
pnp側のアーリー効果の検出には、トランジスタQ74とQ84のエミッタの電位差をトランジスタQ79、Q80からなる差動対により検出し、トランジスタQ88、Q94のエミッタに補正をかけている。
npn側のアーリー効果の検出には、トランジスタQ77とQ87のエミッタの電位差をトランジスタQ82、Q83からなる差動対により検出し、トランジスタQ93、Q97のエミッタに補正をかけている。
図4は本発明の電子回路の第4の実施形態を示す回路図である。
以上の説明した第1〜第3の実施形態はバイポーラトランジスタを用いたものであるが、本発明はバイポーラトランジスタに限定されることなく、MOSFET(MOS電界効果トランジスタ)に適用することも可能である。図4は、MOSFETを用いた場合のアーリー効果の検出回路の回路例である。
次に述べる本発明の第5および第6の実施形態は、本発明の第2の手法に基づいたものである。以下、図5および図6を参照しつつ、この手法の概念およびそれに基づく具体な応用回路について、より詳細に説明する。
図5は本発明の電子回路の第5の実施形態を示す回路図である。上述したアーリー効果の第2の補正手法の概念を説明するための図である。
図5において、ベースが同じ電位に保持されているトランジスタQ111,Q112は、アーリー効果を問題とするトランジスタ、差動対を構成しているトランジスタQ113,Q114は、トランジスタQ111,Q112のアーリー効果による影響を検出するためのトランジスタ対である。
以下、図5を参照しつつ、本実施形態の電子回路の構成および補正動作について説明する。
なお、ここでトランジスタQ111,Q112のエミッタにそれぞれ接続されている抵抗素子R111,R112は、これらの抵抗素子に生じた電圧降下が熱電圧VT(VT=kT/q)より十分小さいとき、これらの抵抗素子は、実質的に電流源と見なせる。即ち、これら抵抗素子R111,R112を接続したことにより、トランジスタQ111,Q112のエミッタに所定の定電流が供給されている。本実施形態では、抵抗素子R111,R112の抵抗値を設定することにより、これらの抵抗素子に流れる電流が同じく保持されている。
即ち、トランジスタQ113とQ114のベース、コレクタがそれぞれ交差に接続されている。
トランジスタQ113,Q114のエミッタは、電流源IS10に共通に接続されている。ここで、電流源IS10の供給電流値を2I1とする。
図6は本発明の電子回路の第6の実施形態を示す回路図であり、本発明の電子回路を高速バッファ回路に適応した例を示す回路図である。
図示のように、本実施形態の電子回路は基本的に完全な対称回路となっている。トランジスタQ121,Q123,Q125,Q133,Q122,Q1244,Q130およびそれぞれのトランジスタのエミッタに接続されている抵抗素子R121,R123,R125,R127,R122,R124,R126により、それぞれ定電流を発生する電流源回路が構成されている。ベース、コレクタが交差接続されているトランジスタQ126,Q127およびトランジスタQ128,Q129はアーリー効果を検出し、それに応じて補正電流を発生するために設けられている。
PNP型トランジスタQ134,Q135,Q140はカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路はトランジスタQ136のコレクタ側の負荷回路を構成している。
NPN型トランジスタQ138,Q139,Q145はカレントミラー回路を構成しており、このカレントミラー回路はトランジスタQ137のコレクタ側の負荷回路を構成している。
入力信号VINは、トランジスタQ131とQ132のベースに加えられ、これらのトランジスタのエミッタ出力によって、トランジスタQ136とQ137が駆動される。トランジスタQ136,Q137の各々のコレクタにはPNPトランジスタQ134,Q135,Q140で構成されたカレントミラー回路と、NPNトランジスタQ138,Q139,Q145で構成されたカレントミラー回路に接続され、各々のカレントミラー回路の出力は、ダイオード接続されているトランジスタQ141,Q144を介して接続され、これにより出力トランジスタQ142,Q143が駆動される。トランジスタQ142,Q143のエミッタからの出力信号VOUTはQ136,Q137のエミッタに帰還されている。
PNP側のアーリー効果の検出には、トランジスタQ134とQ140のエミッタ間電位差をベース、コレクタが交差接続されているトランジスタQ126、Q127により検出し、それに応じて発生した補正電流を用いて、トランジスタQ134、Q140のエミッタ電流を補正する。
npn側のアーリー効果の検出には、トランジスタQ139とQ145のエミッタ間電位差をベース、コレクタが交差接続されているトランジスタQ128、Q129により検出し、それに応じて発生した補正電流を用いて、トランジスタQ139、Q145のエミッタ電流を補正する。
同様に、トランジスタQ128、Q129のエミッタはトランジスタQ124と抵抗素子R124により構成されている電流源回路に共通に接続されている。このため、例えば、抵抗素子R124の抵抗値を調整することにより、電流源回路により発生した電流値が設定され、これに応じて、ベース、コレクタが交差接続されているトランジスタQ128、Q129により発生した補正電流の値を制御することができる。
Claims (7)
- ベース電位が同じレベルに保持され、エミッタに所定の電流を供給する第1と第2の電流供給手段が接続され、コレクタがそれぞれ第1の機能回路に接続されている第1と第2のトランジスタと、
ベースがそれぞれ上記第1と第2のトランジスタのエミッタに接続され、エミッタが電流源に共通に接続され、差動対を構成している第3と第4のトランジスタと、
ベース電位が同じレベルに保持され、エミッタに所定の電流を供給する第3と第4の電流供給手段が接続されている第5と第6のトランジスタと、
ベースが上記第5のトランジスタのコレクタに接続され、エミッタに電流源が接続されてエミッタフォロワを形成する第7のトランジスタと、
ベースが上記第7のトランジスタのエミッタに接続され、エミッタが上記第2のトランジスタのコレクタに接続されてエミッタフォロワを形成する第8のトランジスタと、を有し、
上記第5のトランジスタのエミッタは、上記第3のトランジスタのコレクタに接続され、上記第6のトランジスタのエミッタは、上記第4のトランジスタのコレクタに接続され、上記第5と第6のトランジスタのコレクタがそれぞれ第2の機能回路に接続され、
上記第1と第2のトランジスタのアーリー効果により発生するエミッタ間の差電圧を上記第3と第4のトランジスタのコレクタ電流に変換して、当該コレクタ電流を補正を必要とする回路の一部である上記第5と第6のトランジスタのエミッタに供給し、上記第5のトランジスタのコレクタ電位を上記第7と第8のトランジスタを介して上記第2のトランジスタにコピーを行うことにより上記第1と第2のトランジスタのエミッタ間のアーリー効果による差電圧と逆極性に上記第5と第6のトランジスタのエミッタ電圧を制御してアーリー効果を補正する
電子回路。 - エミッタが共通に接続されて差動対を構成している第9と第10のトランジスタと、
エミッタが電流源に接続され、差動対を構成している第11と第12のトランジスタと、を有し、
上記第1のトランジスタのコレクタは自身のベースおよび電流源に接続され、上記第1と第2のトランジスタはカレントミラー回路を構成し、
上記第6のトランジスタのコレクタは自身のベースおよび上記第9のトランジスタのコレクタに接続され、上記第5と第6のトランジスタはカレントミラー回路を構成し、
上記第9のトランジスタのベースが信号の入力端子に接続され、
上記第10のトランジスタのベースが上記第2のトランジスタのコレクタおよび上記第8のトランジスタのエミッタに接続され、当該接続点が出力端子に接続され、
上記第11のトランジスタのコレクタが上記第5のトランジスタのコレクタに接続され、
上記第12のトランジスタのコレクタが上記第9と第10のトランジスタのエミッタに接続され、
上記第11のトランジスタのベースがホールド信号の供給ラインに接続され、
上記第12のトランジスタのベースがサンプル信号の供給ラインに接続され、
上記第5のトランジスタのコレクタおよび上記第7のトランジスタのベースにキャパシタが接続されている
請求項1記載の電子回路。 - 上記第1、第2、第3および第4の電流供給手段は、抵抗素子により構成されている
請求項1または2記載の電子回路。 - 上記第3と第4のトランジスタのエミッタに接続されている電流供給手段の供給電流は、絶対温度にほぼ比例するように設定されている
請求項1から3のいずれか一に記載の電子回路。 - ゲート電位が同じレベルに保持され、ソースに所定の電流を供給する第1と第2の電流供給手段が接続され、ドレインがそれぞれ第1の機能回路に接続されている第1と第2の電界効果トランジスタと、
ゲートがそれぞれ上記第1と第2の電界効果トランジスタのソースに接続され、ソースが電流源に共通に接続され、差動対を構成している第3と第4の電界効果トランジスタと、
ゲート電位が同じレベルに保持され、ソースに所定の電流を供給する第3と第4の電流供給手段が接続されている第5と第6の電界効果トランジスタと、
ゲートが上記第5の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースに電流源が接続されてソースフォロワを形成する第7の電界効果トランジスタと、
ゲートが上記第7の電界効果トランジスタのソースに接続され、ソースが上記第2の電界効果トランジスタのドレインに接続されてソースフォロワを形成する第8の電界効果トランジスタと、を有し、
上記第5の電界効果トランジスタのソースは、上記第3の電界効果トランジスタのドレインに接続され、上記第6の電界効果トランジスタのソースは、上記第4の電界効果トランジスタのドレインに接続され、上記第5と第6の電界効果トランジスタのドレインがそれぞれ第2の機能回路に接続され、
上記第1と第2の電界効果トランジスタのアーリー効果により発生するソース間の差電圧を上記第3と第4の電界効果トランジスタのドレイン電流に変換して、当該ドレイン電流を補正を必要とする回路の一部である上記第5と第6の電界効果トランジスタのソースに供給し、上記第5の電界効果トランジスタのドレイン電位を上記第7と第8の電界効果トランジスタを介して上記第2の電界効果トランジスタにコピーを行うことにより上記第1と第2の電界効果トランジスタのソース間のアーリー効果による差電圧と逆極性に上記第5と第6の電界効果トランジスタのソース電圧を制御してアーリー効果を補正する
電子回路。 - ソースが共通に接続されて差動対を構成している第9と第10の電界効果トランジスタと、
ソースが電流源に接続され、差動対を構成している第11と第12の電界効果トランジスタと、を有し、
上記第1の電界効果トランジスタのドレインは自身のゲートおよび電流源に接続され、上記第1と第2の電界効果トランジスタはカレントミラー回路を構成し、
上記第6の電界効果トランジスタのドレインは自身のゲートおよび上記第9の電界効果トランジスタのドレインに接続され、上記第5と第6の電界効果トランジスタはカレントミラー回路を構成し、
上記第9の電界効果トランジスタのゲートが信号の入力端子に接続され、
上記第10の電界効果トランジスタのゲートが上記第2の電界効果トランジスタのドレインおよび上記第8の電界効果トランジスタのソースに接続され、当該接続点が出力端子に接続され、
上記第11の電界効果トランジスタのドレインが上記第5の電界効果トランジスタのドレインに接続され、
上記第12の電界効果トランジスタのドレインが上記第9と第10の電界効果トランジスタのソースに接続され、
上記第11の電界効果トランジスタのゲートがホールド信号の供給ラインに接続され、
上記第12の電界効果トランジスタのゲートがサンプル信号の供給ラインに接続され、
上記第5の電界効果トランジスタのドレインおよび上記第7の電界効果トランジスタのゲートにキャパシタが接続されている
請求項5記載の電子回路。 - 上記第3と第4の電界効果トランジスタのソースに接続されている電流供給手段の供給電流は、絶対温度にほぼ比例するように設定されている
請求項5または6記載の電子回路。
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