JP4438704B2 - 制御スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、押圧操作および回転操作の少なくとも一方により作動する制御スイッチに関するものであり、特に、ハウジング内に設けられたスイッチ部材をハウジング外から操作可能な操作部材を備えた制御スイッチに関するものである。
従来の制御スイッチは、一端がハウジング内に設けられたスイッチ部材に装着され他端がハウジングの貫通孔を介して外方へ延出された操作部材を介して押圧操作および回転操作の少なくとも一方の操作により作動する構成となっている。
操作部材と、操作部材が挿通される貫通孔、たとえばハウジングの一部である透明カバーの貫通孔とが接触して打撃音が発生することがある。
この異音発生を防止するために、たとえば、操作部材全体あるいは貫通孔挿通部分およびその外方部分を柔軟性を有する材質、たとえばゴム等により形成したものが使用されている。これにより、柔軟性を有する材質と貫通孔とが当接することにより打撃音の発生を防止することができる。
異音発生防止の他の手段としては、操作部材の貫通孔挿通部分に、柔軟性を有する材質、たとえばゴム等からなる環状部材を装着することが行われている。この場合も、柔軟性を有する材質と貫通孔とが当接することにより打撃音の発生を防止することができる。
上述した従来の異音発生防止型の各種制御スイッチにおいて、前者の場合、操作部材の全体あるいは一部を柔軟性を有する材質から形成することにより、操作部材の剛性が低下し、操作フィーリングが悪くなる可能性がある。また、一般にゴム材料の表面への印刷は困難なため、操作部材の操作者側端面に制御スイッチの機能を表すシンボルマークを印刷等により形成することが難しいという問題がある。
一方、後者においては、貫通孔近傍において環状部材が操作者により視認されるため、制御スイッチの見映えが低下するという問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、操作部材とハウジング等との接触による異音発生を阻止しつつ良好な見映えが得られる制御スイッチを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の制御スイッチは、ハウジング内に設けられたスイッチ部材と、ハウジングの前面側に配置された透光性カバーと、一端がスイッチ部材に装着され且つ他端が透光性カバーに設けられた孔部を挿通して透明カバーの外側に延出された操作部材とを備え、操作部材の軸方向往復動操作および操作部材の回転操作の少なくとも一方により作動する制御スイッチであって、孔部は操作部材が挿通され且つ操作部材の軸方向に伸びる円筒部として形成され、円筒部の内壁に操作部材に向かって突出するように形成された環状の突起と、操作部材の外表面に配置された柔軟性を有する材質からなる環状の緩衝部材とを備え、緩衝部材の操作部材の軸方向位置は操作部材の軸方向往復動中を含めて常に突起に当接可能であり、緩衝部材の操作部材における他端側の端部は常に円筒部の内部にあることを特徴としている。
上述した構成によれば、操作部材の軸方向移動範囲全域において、操作部材の環状の緩衝部材と透明カバーの環状の突起とが当接し且つ緩衝部材の操作部材の他端側、すなわち操作者側の端部は常に円筒部の内部にあり操作者からは見えなくなっている。
これにより、操作部材とハウジング等との接触による異音発生を阻止しつつ、緩衝部材を操作者の視線から遮って良好な見映えが得られる制御スイッチを提供することができる。
本発明の請求項2に記載の制御スイッチは、ハウジング内に設けられたスイッチ部材と、ハウジングの前面側に配置された透光性カバーと、一端がスイッチ部材に当接可能に配置され且つ他端が透光性カバーに設けられた孔部を挿通して透明カバーの外側に延出された操作部材とを備え、操作部材の軸方向往復動操作および操作部材の回転操作の少なくとも一方により作動する制御スイッチであって、孔部は操作部材が挿通され且つ操作部材の軸方向に伸びる円筒部として形成され、円筒部の内壁に操作部材に向かって突出するように形成された環状の突起と、操作部材の外表面に配置された柔軟性を有する材質からなる環状の緩衝部材とを備え、緩衝部材の操作部材の軸方向位置は操作部材の軸方向往復動中を含めて常に突起に当接可能であり、緩衝部材の操作部材における他端側の端部は常に円筒部の内部にあることを特徴としている。
上述した構成によれば、操作部材の軸方向移動範囲全域において、操作部材の環状の緩衝部材と透明カバーの環状の突起とが当接し且つ緩衝部材の操作部材の他端側、すなわち操作者側の端部は常に円筒部の内部にあり操作者からは見えなくなっている。
これにより、操作部材とハウジング等との接触による異音発生を阻止しつつ、緩衝部材を操作者の視線から遮って良好な見映えが得られる制御スイッチを提供することができる。
本発明の請求項3に記載の制御スイッチは、緩衝部材はゴム材料または樹脂材料から形成されることを特徴としている。
ゴム材料や樹脂は、柔軟性を備えるとともに、その硬度を多様且つ容易に設定することができる材質である。これにより、使用条件に合わせて最適な硬さの緩衝部材を容易に形成することができる。
本発明の請求項3に記載の制御スイッチは、操作部材の他端側端面に表示意匠が設けられたことを特徴としている。
このような構成によれば、操作部材は一般的な材質、つまり構造用の樹脂材質から形成されるので、その端面に、印刷あるいはホットスタンプといった容易な手段により表示意匠を設けることができる。したがって、誤操作を防止して制御スイッチの操作性を高めることができる。
以下、本発明による制御スイッチを、自動車に搭載されるコンビネーションメータ100が備えるトリップメータBのリセットスイッチ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されるコンビネーションメータ100のトリップメータBとその周辺を示す部分正面図である。
図2は、本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されるコンビネーションメータ100の部分断面図であり、図1中のII−II線断面図である。図2において右側が運転席側であり、運転者は図2の右方からコンビネーションメータ100を視認する。また、図2は、リセットスイッチ1が無操作の自然状態にある、つまり運転者が触れていない状態を示している。
図3は、本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されるコンビネーションメータ100の電気回路を説明する構成図である。
コンビネーションメータ100は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、その文字盤102上に、自動車に関する各種情報、たとえば走行速度、走行距離等を表示するものである。
コンビネーションメータ100は、図1に示すように、自動車の累積走行距離を指示するオドメータA、区間走行距離を指示するトリップメータB、トリップメータBのリセットスイッチ1および自動車の走行速度を指示する速度計Fのほか、図示されない各種計器や警告灯を備えている。
オドメータAおよびトリップメータBは、液晶パネル103上に走行距離を数字で表示している。
リセットスイッチ1は、トリップメータBの指示値をリセットする、つまり指示値を「0」にするためのものである。
速度計Fは、図示しないムーブメントにより指針107を回転させ、その回転角度により走行速度を指示している。
以下に、コンビネーションメータ100の構成について説明する。
文字盤102は、透光性材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等の薄板から形成されている。文字盤102は、指針107とともに速度計Fを構成して自動車の走行速度を指示するための目盛102a、数字102bおよび文字102cが形成されている。これらの目盛102a、数字102bおよび文字102cは、文字盤102の表面(図2において右側の面)あるいは裏面(図2において左側の面)に印刷あるいはホットスタンプ等を施すことにより形成されている。すなわち、目盛102a、数字102bおよび文字102c以外の部分に不透光性を有する着色層を設けると共に、目盛102a、数字102bおよび文字102cを透明なままとする、あるいは透光性着色層を設ける等の処理を施してある。これにより、目盛102a、数字102bおよび文字102cは、その背後(図2において左側)に配置された光源である発光ダイオード105が発する光により透過照明されて発光表示される。一方、光源が消灯すると、目盛102a、数字102bおよび文字102cは暗くなり上述した不透光性を有する着色層との明度差が小さくなりほとんど目立たなくなる。
また、文字盤102には、図2に示すように、後述する液晶パネル103を運転者により視認可能とするための窓部102gが設けられている。この窓部102gには、後述する液晶パネル103がはめ込まれている。
文字盤102の裏側(図2において左側)には、ハウジングであるケーシング5が配置されている。ケーシング5は、たとえば樹脂材料から形成され文字盤102を支持している。
ケーシング5の裏側(図2において左側)には、プリント基板6が配置されている。プリント基板6は、たとえばガラスエポキシ基板等からなり、コンビネーションメータ100の電気回路部を形成している。プリント基板6には、図2に示すように、リセットスイッチ1のスイッチ部材であるタクトスイッチ2、液晶パネル103を発光表示させるバックライトとしての発光ダイオード104、および文字盤102を透過照明するための発光ダイオード105が実装されている。プリント基板6には、後述する距離センサ110の検出信号に基づき走行距離を算出しオドメータAおよびトリップメータBに表示するように液晶パネル103を駆動するとともにリセットスイッチ1からの信号に基づいてトリップメータBの表示を初期化するコントローラ106が実装されている。プリント基板6には、以上挙げた各部品のほかに、速度計Fの指針107駆動用のムーブメント(図示せず)等が実装されている。
プリント基板6の背後(図2において左側)には、リヤカバー109がプリント基板6を覆うように配置されている。
文字盤2の前面側(図2において右側)には、図2に示すように、透光性カバーとしての透明カバー108が見返し板(図示せず)を介して配置されている。
次に、本発明の第1実施形態による制御スイッチであるリセットスイッチ1の構成について説明する。
リセットスイッチ1は、大きくは、図2に示すように、タクトスイッチ2、プッシュロッド3、コイルばね4、ケーシング5およびケーシング5の一部である透明カバー108から構成されている。
スイッチ部材であるタクトスイッチ2は、たとえば弾力性に富むゴム材に取り付けられた電気導体からなる接点を移動させて電気回路を開閉する構造のものである。本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1においては、タクトスイッチ3は、図2に示すような自然状態にあるとき、つまりプッシュロッド3により押し込まれていないときには電気回路が開状態となり、プッシュロッド3が押し込まれた状態、つまりプッシュロッド3がタクトスイッチ2に押圧接触している状態のときには電気回路が閉状態となる。タクトスイッチ3は、図2に示すように、コンビネーションメータ100の電気回路部を形成するプリント基板6に実装されている。
操作部材であるプッシュロッド3は、図2に示すように、その一端がタクトスイッチ2と相対応して配置されている。プッシュロッド3は、たとえば樹脂材料を型成形して作られ、運転者の操作に対して十分な剛性を有するように、言い換えると運転者の操作力で曲がることがないように形成されている。プッシュロッド3は、図2に示すように、その軸部3aが、ケーシング5のガイド部であるガイド孔5aに操作者による操作方向(図2における左右方向)に往復動自在に支持されている。ケーシング5には、図2に示すように、タクトスイッチ2と反対側(図2において右側)にばね収容室5bが形成され、ばね収容室5b内には、ばね部材であるコイルばね4がプッシュロッド3の軸部3aと同軸上に配置されている。コイルばね4は、リセットスイッチ1が開状態のとき、つまり図2に示す状態のときに、その自由長から押し縮めた状態で組み込まれており、いわゆる圧縮コイルばねとして作用する。
プッシュロッド3には、図2に示すように、コイルばね4に当接してコイルばね4の弾性力を受けるためのばね押さえ部であるフランジ3bが設けられている。フランジ3bは、図3に示すように、略円盤状に形成されている。
プッシュロッド3のタクトスイッチ2側先端部には、図2に示すように、ストッパ3dが設けられている。ストッパ3の直径寸法は、ケーシング5のガイド孔5aの直径寸法よりも大きく設定されている。このため、プッシュロッド3の図2の右側へ向かう移動は、ストッパ5bがケーシング5に当接して規制される。なお、プッシュロッド3の図2の左側へ向かう移動は、タクトスイッチ2内に設けられたストッパ(図示せず)により規制されている。
プッシュロッド3のフランジ3bのタクトスイッチ2と反対側には、図2に示すように、ロッド部3fが略丸棒状に形成されている。プッシュロッド3の他端であるロッド部3fの先端は、透明カバー108の貫通孔108aを挿通して透明カバー108の外方(図2の右方)へ延出されている。操作者がロッド部3fの先端を図2の左方へ押すと、その操作力がロッド部3fを介してタクトスイッチ2へ伝達され、タクトスイッチが作動する。
コイルばね4は、ばね収容室5b内において、一端がケーシング5に当接し且つ他端がプッシュロッド3のフランジ3bに当接している。このため、プッシュロッド3は、コイルばね3の弾性力を受けて図2における右方向に移動し、図2に示すように、タクトスイッチ2から離れた位置で停止している。運転者が、コイルばね3の弾性力に抗しつつプッシュロッド3を図2の左方向に押すと、プッシュロッド3は図2の左方向へ移動し、タクトスイッチ2内に設けられたストッパ(図示せず)により規制されて停止する。
文字盤102の貫通孔102aの大きさは、図4に示すように、プッシュロッド3よりもわずかに大きく設定されている。これにより、運転者からはプッシュロッド3のフランジ3bが視認されないので、コンビネーションメータ100の見映えを良好なものとすることができる。なお、プッシュロッド3の図2の右側へ向かう移動はストッパ3bがケーシング5に当接して規制され、フランジ3bが文字盤102の裏面に当接することはない。すなわち、薄板から成る文字盤102にコイルばね4の弾性力が作用して文字盤102が撓むことはない。
透光性カバーである透明カバー108は、無色透明のアクリル樹脂あるいはポリカーボネート樹脂から略薄板状に形成されている。透明カバー108は、孔部としての貫通孔108aを備えている。この貫通孔108aに、上述したプッシュロッド3のロッド部3fが挿通している。
貫通孔108aは、図2に示すように、プッシュロッド3に軸方向(図2中の左右方向)に伸びる円筒部としてのガイド部108bに設けられている。ガイド部108bの内壁、すなわち貫通孔108aには、プッシュロッド3に向かって突出するように、言い換えると貫通孔108aの中心軸に向かって突出するように形成された環状の突起であるリップ部108cが設けられている。
リップ部108cは、図2に示すように、その断面形状が略V字状に形成され且つガイド部108bの文字盤102側の端部近傍に設けられている。
ガイド部108bのリップ部108cは、図2に示すように、プッシュロッド3の軸方向(図2の左右方向)と直交させて形成されている。
プッシュロッド3のロッド部3fには、ガイド部108bに対応して、詳しくはリップ部108cに対応して、柔軟性を有する材質からなる環状の緩衝部材としてのダンパリング7が装着されている。
ダンパリング7は、ゴム材料から、図2に示すように、環状に形成されてプッシュロッド3のロッド部3fに同軸状に配置されている。ダンパリング7の両端面は、図2に示すように、プッシュロッド3の軸方向(図2の左右方向)と直交させて形成されている。ダンパリング7の外表面はロッド部3の外表面と面一に形成されている。
ダンパリング7は、その形状および設置位置が、運転者の操作によりプッシュロッド3が軸方向に往復移動する時を含めて常にリップ部108cに当接可能であるように設定されている。すなわち、ダンパリング7の長さLは、プッシュロッド3のストロークSよりもわずかに長く設定されている。
これにより、自動車の走行時の振動により、プッシュロッド3が透明カバー108に対して相対運動した場合、必ずダンパリング7を透明カバー108のリップ部108cに衝突させることで打撃音の発生を防止することができる。
また、ガイド部108bは、ダンパリング7の外側(図2の右側)端部が、常にガイド部108b内部にあるような形状に作られている。すなわち、ダンパリング7が最も外側(図2の右側)にあるとき、つまりプッシュロッド3が操作されない自然状態のときにおいても、その外側端部は貫通孔108a内にある。
これにより、運転者がコンビネーションメータ100を見た際に、ダンパリング7は、常に貫通孔108a内に隠れて視認されず、プッシュロッド3は単一な部品として視認される。したがって、コンビネーションメータ100の見映えを良好なものとすることができる。
ここで、ダンパリング7のプッシュロッド3への固定方法としては、たとえば、予めプッシュロッド3に環状の溝部を設けておき、そこにゴム製のダンパリング7を弾性変形させつつ嵌合させる方法がある。あるいは、ダンパリング7を型成形で製作する際に、その型内に予めダンパリング7に対応した位置に環状溝部を設けたプッシュロッド3をセットして、いわゆるインサート成型してもよい。
次に、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100の電気回路について、図3に示す電気回路構成図に基づいて説明する。なお、図3中には、オドメータA、トリップメータBおよびリセットスイッチ1を中心に示し、それ以外、たとえば速度計Fに係わる装置等(たとえばムーブメント、速度センサ等)は省略している。
図3に示すように、コントローラ106には、バッテリ113から電力が常時供給されている。また、コントローラ106は、イグニッションスイッチ112が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。また、コントローラ106には、距離センサ110およびリセットスイッチ1が接続されている。また、コントローラ106には、液晶パネル103、そのバックライトである発光ダイオード104および発光ダイオード105が接続されている。
コントローラ106は、距離センサ110およびリセットスイッチ1からの検出信号に基づいて、液晶パネル103の表示駆動制御を行っている。
次に、このように構成した本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ100の作動について、特にリセットスイッチ1の操作状態とトリップメータBの表示状態について説明する。
(1)イグニッションスイッチ112がONされたとき。
運転者によりイグニッションスイッチ112がONされると、コントローラ106はイグニッションスイッチ112がONされたことを検知して、発光ダイオード104および発光ダイオード105を点灯させるとともに、液晶パネル103を駆動して、オドメータAおよびトリップメータBの表示画像を形成させる。これにより、文字盤102が透過照明されて速度計Fが発光表示されるとともに、オドメータAおよびトリップメータBが視認可能となる。ここで、オドメータAおよびトリップメータBの表示内容は、最後にイグニッションスイッチ112がOFFされたときの両者の表示が継承されて表示される。
続いて、コントローラ106は、距離センサ110からの検出信号に基づいて、自動車の走行距離を算出しオドメータAおよびトリップメータBの表示内容を逐次更新する。
(2)イグニッションスイッチ112がON状態且つリセットスイッチ1が操作されたとき。
この場合、コントローラ106は、直ちにトリップメータBの表示を初期化、すなわち「0km」を表示する。そして、距離センサ110からの検出信号に基づいて、自動車の走行距離を算出しオドメータAおよびトリップメータBの表示内容を逐次更新する。
以上説明した、本発明の第1実施形態による制御スイッチ1では、透明カバー108に設けた円筒状のガイド部108bに貫通孔108aを設けるとともに、貫通孔108aに貫通孔108aの中心軸に向かって突出するように形成された環状の突起であるリップ部108cを設けている。
また、貫通孔108aに挿通されるプッシュロッド3に、ゴム製のダンパリング7を装着するとともに、その形状および設置位置が、運転者の操作によりプッシュロッド3が軸方向に往復移動する時を含めて常にリップ部108cに当接可能であるように設定されている。
また、ガイド部108bの形状を、ダンパリング7の外側(図2の右側)端部が、常にガイド部108b内部にあるように形成している。
これにより、自動車の走行時の振動により、プッシュロッド3が透明カバー108に対して相対運動した場合、必ずダンパリング7を透明カバー108のリップ部108cに衝突させることで打撃音の発生を防止することができる。
また、運転者がコンビネーションメータ100を見た際に、ダンパリング7は、常に貫通孔108a内に隠れて視認されないので、コンビネーションメータ100の見映えを良好なものとすることができる。
したがって、プッシュロッド3と透明カバー108との接触による異音発生を阻止しつつ良好な見映えが得られるリセットスイッチ1を実現することができる。
なお、透明カバー108におけるダンパリング7に対する接触部位を環状のリップ部108cとして透明カバー108とダンパリング7とを線接触させることにより、ダンパリング7の長さLを必要最小限度、つまり、プッシュロッド3のストロークSよりもわずかに長い長さとしてダンパリング7の長さLを短くすることができる。さらに、それに応じてガイド部108bの全長も短くすることができる。
また、本発明の第1実施形態による制御スイッチ1では、リップ部108cを、プッシュロッド3の軸方向(図2の左右方向)と直交させて形成するとともに、ダンパリング7の両端面を、プッシュロッド3の軸方向(図2の左右方向)と直交させて形成している。これにより、プッシュロッド3がその軸周りに回転しても、プッシュロッド3と透明カバー108との当接による異音発生を確実に防止できる。
なお、以上説明した本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1においては、ばね部材としてコイルばねを用いているが、コイルばねに限定されるものではなく、その外形寸法が小さいばね部材であれば他の種類のばね部材でもよい。たとえば、たけのこばねをもちいてもよい。
また、以上説明した本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1においては、プッシュロッド3の移動方向は、図2に示すように、タクトスイッチ2に対して垂直、言い換えるとプリント基板6に対して垂直に設定されているが、必ずしも垂直でなくてもよい。たとえば、運転者によるリセットスイッチ1の操作性向上のため、すなわちプッシュロッド3の押し込み方向最適化のために、プッシュロッド3の移動方向を、タクトスイッチ2に対して垂直から若干傾斜させて設定してもよい。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されるコンビネーションメータ100の部分断面図であり、図2に相当する。
図5は、図4中のV―V線断面図である。
図6は、図4中のVI矢視図である。
本発明の第2実施形態によるリセットスイッチ1は、本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1に対して、スイッチ部材を変更している。すなわちタクトスイッチ2に替えて、プッシュスイッチ付き可変抵抗器8を備え、それに関連してプッシュロッド3の形状等を変更している。
以下、本発明の第2実施形態によるリセットスイッチ1の構成について説明する。
プッシュスイッチ付き可変抵抗器8は、シャフト81の回転操作により一方の一組の端子(図示せず)間の抵抗値が連続的に変化し且つシャフト81の軸方向移動操作により他方の一組の端子間の導通・遮断が切り替えられるものである。
プッシュスイッチ付き可変抵抗器8において、シャフト81が運転者により軸方向移動操作されると、本発明の第1実施形態の場合と同様に、トリップメータBの表示が初期化される、すなわちトリップメータBの表示が「0km」に更新される。
プッシュスイッチ付き可変抵抗器8において、シャフト81が運転者により回転操作されると、文字盤102の発光輝度、つまり速度計Fの目盛102a、数字102b、文字102cおよび指針107の発光輝度が変化する。すなわち、コントローラ106は、プッシュスイッチ付き可変抵抗器8における一方の一組の端子(図示せず)間の抵抗値を検出し、それに応じて、発光ダイオード105および指針107照明用の光源への電流値を制御して、発光ダイオード105および指針107照明用の光源の明るさを変えている。たとえば、シャフト81が左回転側端にあるときに、文字盤102および指針107の発光輝度が最低、あるいは完全に消灯状態となり、そこからシャフト81を右回転させるに連れて、文字盤102および指針107の発光輝度の発光輝度が徐々に高まり、シャフト81が右回転側端にあるときに、文字盤102および指針107の発光輝度が最高となる。これにより、運転者は、自動車のコンビネーションメータ100の周囲の明るさの変化に応じてコンビネーションメータ100の発光輝度が常に見易いレベルとなるように、コンビネーションメータ100の発光輝度を調節することができる。
シャフト81には、図4に示すように、プッシュロッド3が固定されている。シャフト81の先端部の断面形状は、図5に示すように、略D字状に形成され、且つプッシュロッド3の端部には、図5に示すように、断面略D字状の孔が設けられ、両者が嵌合している。したがって、両者は相対的に回転不能であり、プッシュロッド3が回転操作されると、シャフト81もプッシュロッド3と同じ角度だけ回転する。
シャフト81の端面には、図6に示すように、表示記号3gが設けられている。表示記号3gは、「インストルメントの照明の調節」機能を表すもので、JIS(日本工業規格)D0032で規定されているものである。運転者は、プッシュロッド3先端の表示記号3gを見ることにより、プッシュロッド3がコンビネーションメータ100の発光輝度を調節するためのノブであることを容易に理解できる。表示記号3gは、プッシュロッド3の端面に、印刷あるいはホットスタンプ等により設けられている。
プッシュロッド3がスイッチ部材であるプッシュスイッチ付き可変抵抗器8に直接固定されたことにより、コイルばね4が廃止され且つケーシング5の形状は図4に示すような形状に変更されている。
以上説明した、本発明の第2実施形態によるリセットスイッチ1においても、プッシュロッド3と透明カバー108との接触による異音発生を阻止しつつ良好な見映えが得られるリセットスイッチ1を実現することができる。
なお、以上説明した本発明の第1実施形態および第2実施形態によるリセットスイッチ1において、透明カバー108のガイド部108bは、透明カバー108の表裏両側に突出しているが、どちらか一方側にのみ突出する構成としてもよい。
また、以上説明した本発明の第1実施形態および第2実施形態によるリセットスイッチ1を備えるコンビネーションメータ100においては、オドメータAおよびトリップメータBは同時に液晶パネル103に表示されているが、このような構成に限る必要は無く、たとえばどちらか一方を表示し且つリセットスイッチ1を一回押圧操作するたびにオドメータA表示およびトリップメータB表示が交互に切り替えられる構成としてもよい。
また、本発明の第1実施形態および第2実施形態においては、制御スイッチを、自動車のコンビネーションメータ100に備えられるトリップメータBの表示値初期化用のリセットスイッチ1に適用した場合を例に説明したが、その用途はリセットスイッチ1に限定されるものではなく、コンビネーションメータ100に備えられる他の用途の制御スイッチに適用してもよい。さらには、制御スイッチの設置場所がコンビネーションメータ100内である必要は無く、他の計器盤あるいは操作盤上であってもよい。たとえば、コンビネーションメータ100から独立して配置された集中ウォーニングパネル内、あるいは空調機器の作動を調整するためのエアコン操作パネル内に設けてもよい。
本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されたコンビネーションメータ100の正面図である。 本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されたコンビネーションメータ100の断面図であり、図1中のII−II断面図である。 本発明の第1実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されたコンビネーションメータ100の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態によるリセットスイッチ1が搭載されるコンビネーションメータ100の部分断面図であり、図2に相当する。 図4中のV−V線断面図である。 図4中のVI矢視図である。
符号の説明
1 リセットスイッチ(制御スイッチ)
2 タクトスイッチ(スイッチ部材)
3 プッシュロッド(操作部材)
3a 軸部
3b フランジ
3c 回り止め
3d ストッパ
3e スリット
3f ロッド部
3g 表示記号
4 コイルばね
5 ケーシング(ハウジング)
5a ガイド孔
5b ばね収容室
5c 溝
6 プリント基板
7 ダンパリング(緩衝部材)
8 プッシュスイッチ付き可変抵抗器(スイッチ部材)
81 シャフト
100 コンビネーションメータ
101 プリント基板
102 文字盤
102a 目盛
102b 数字
102c 文字
102d 図形
102e 貫通孔
102f 着色層
103 液晶パネル
104 発光ダイオード
105 発光ダイオード
106 コントローラ
107 指針
108 透明カバー
108a 貫通孔
108b ガイド部(円筒部)
108c リップ部(突起)
109 リヤカバー
110 距離センサ
112 イグニッションスイッチ
113 バッテリ
A オドメータ
B トリップメータ
F 速度計
L 長さ
S ストローク

Claims (4)

  1. ハウジング内に設けられたスイッチ部材と、
    前記ハウジングの前面側に配置された透光性カバーと、
    一端が前記スイッチ部材に装着され且つ他端が前記透光性カバーに設けられた孔部を挿通して前記透明カバーの外側に延出された操作部材とを備え、
    前記操作部材の軸方向往復動操作および前記操作部材の回転操作の少なくとも一方により作動する制御スイッチであって、
    前記孔部は前記操作部材が挿通され且つ前記操作部材の軸方向に伸びる円筒部として形成され、
    前記円筒部の内壁に前記操作部材に向かって突出するように形成された環状の突起と、
    前記操作部材の外表面に配置された柔軟性を有する材質からなる環状の緩衝部材とを備え、
    前記緩衝部材の前記操作部材の軸方向位置は前記操作部材の軸方向往復動中を含めて常に前記突起に当接可能であり、
    前記緩衝部材の前記操作部材における前記他端側の端部は常に前記円筒部の内部にあることを特徴とする制御スイッチ。
  2. ハウジング内に設けられたスイッチ部材と、
    前記ハウジングの前面側に配置された透光性カバーと、
    一端が前記スイッチ部材に当接可能に配置され且つ他端が前記透光性カバーに設けられた孔部を挿通して前記透明カバーの外側に延出された操作部材とを備え、
    前記操作部材の軸方向往復動操作により押圧されて作動する制御スイッチであって、
    前記孔部は前記操作部材が挿通され且つ前記操作部材の軸方向に伸びる円筒部として形成され、
    前記円筒部の内壁に前記操作部材に向かって突出するように形成された環状の突起と、
    前記操作部材の外表面に配置された柔軟性を有する材質からなる環状の緩衝部材とを備え、
    前記緩衝部材の前記操作部材の軸方向位置は前記操作部材の軸方向往復動中を含めて常に前記突起に当接可能であり、
    前記緩衝部材の前記操作部材における前記他端側の端部は常に前記円筒部の内部にあることを特徴とする制御スイッチ。
  3. 前記緩衝部材はゴム材料または樹脂材料から形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御スイッチ。
  4. 前記操作部材の前記他端側端面に表示意匠が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の制御スイッチ。
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