JP4438472B2 - ブレーキ冷却構造及びブレーキダストカバー - Google Patents

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本発明は、ディスクブレーキのディスクロータを冷却する機能を備えたブレーキ冷却構造及びブレーキダストカバーに関する。
従来から、ディスクブレーキのディスクロータに対して車両内側からの塵や異物の侵入を防止するためにディスクロータの内側をブレーキダストカバーで覆うことが広く行われている。この種のブレーキダストカバーにおいて、車両進行方向に開口する導風口を有し、当該導風口を介してディスクロータにブレーキ冷却用空気を外部から取り入れる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−126255号公報
しかしながら、上述の従来技術のような、車輪の車両前側でブレーキダストカバー内に空気を取り込む構成では、車両前側でディスクロータの径方向内側から外側に向かう空気の流れ(即ち、車両前方に向かう空気の流れ)が形成され難く、また、ブレーキダストカバー内に取り入れた空気を車両後側まで導き難く、ブレーキ装置を効率的に冷却することが困難である。
そこで、本発明は、ブレーキ装置を効率的に冷却することができるブレーキ冷却構造及びブレーキダストカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一局面によれば、車輪と共に回転する環状のディスクロータと、
ディスクロータの外周部に作用して車輪の回転に対する抵抗力を発生するブレーキ装置と、
車輪をベアリングを介して回転可能に支持するナックルと、
ディスクロータを車両内側から覆うようにナックルとディスクロータとの間に配置されるブレーキダストカバーとを備え、
ナックルとブレーキダストカバーとの間に、車両後方に向かうナックルまわりの空気を車両後側のディスクロータの外周部の内周側へと導く空気経路を有し、
ブレーキ装置のキャリパが車輪内の車両後側に配置され、
前記ブレーキダストカバーは、略平らな内周部と、該内周部より径方向外側に形成され、ナックル側に向かって傾斜する傾斜面とを備え、前記ブレーキダストカバーの傾斜面が、車両前側から後側にかけて前記内周部を取り囲むように形成されており、
前記空気経路は、車両後側のディスクロータの外周部の内周側に向けて空気の流れを方向付けるガイド部を有し、
前記ガイド部は、前記ブレーキダストカバーの傾斜面により画成され、
前記ブレーキダストカバーは、車両後側に切り欠きを更に備え、前記傾斜面は、該切り欠きで終端し、
前記切り欠きに空気放出口が設けられることを特徴とする、ブレーキ冷却構造が提供される。
本局面において、前記ガイド部、ディスクロータのベンチホールに向けて空気の流れを方向付けるものであってよい。これにより、ディスクロータの内周部に空気を効率的に送ることができる
本局面において、前記傾斜面は、ナックルとブレーキダストカバーとの間の空気の径方向外側に向かう流れを規制するものであってよい。これにより、車両後側に空気を効率的に送ることができる。また、前記傾斜面の傾斜開始位置は、車輪の中心を基準に径方向に見て、ディスクロータの摩擦力発生部位よりも内側に存在してよい。また、車両後側に切り欠きを更に備え、前記傾斜面は、該切り欠きで終端してよい。また、前記切り欠きには、ブレーキ装置のキャリパが配置されてよい。
また、本発明のその他の一局面によれば、車輪と共に回転する環状のディスクロータと、キャリパが車輪内の車両後側に配置され、ディスクロータの外周部に作用して車輪の回転に対する抵抗力を発生するブレーキ装置と、車輪をベアリングを介して回転可能に支持するナックルとを備える車両に用いられるブレーキダストカバーであって、
ナックルとの間に、車両後方に向かうナックルまわりの空気を車両後側のディスクロータの外周部の内周側へと導く空気経路が形成されるように、ナックルより車両外側に配置され、
当該ブレーキダストカバーは、略平らな内周部と、該内周部より径方向外側に形成され、ナックル側に向かって傾斜する傾斜面とを備え、当該ブレーキダストカバーの傾斜面が、車両前側から後側にかけて前記内周部を取り囲むように形成されており、
前記空気経路は、車両後側のディスクロータの外周部の内周側に向けて空気の流れを方向付けるガイド部を有し、
前記ガイド部は、当該ブレーキダストカバーの傾斜面により画成され、
当該ブレーキダストカバーは、車両後側に切り欠きを更に備え、前記傾斜面は、該切り欠きで終端し、
前記切り欠きに空気放出口が設けられることを特徴とする、ブレーキダストカバーが提供される。
本発明によれば、ブレーキ装置を効率的に冷却することができるブレーキ冷却構造及びブレーキダストカバーを得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明によるブレーキ冷却構造の一実施例が適用された車輪の主要部を示す側面図(車両内方から見た側面図)である。図2は、図1のA−A断面図である。車輪はハブ2により保持され、ハブ2には、車輪と共に回転するブレーキ装置30のディスクロータ32が固定される。ハブ2には、ナックル40がベアリング3を介して回転可能に接続されている。
ナックル40は、図2に示すように、ベアリング3のアウタレース5の外周面5aに嵌合される円筒状の周壁42を有し、車輪内のディスクロータ32よりも車両内側に配設される。ナックル40は、図1に示すように、その中心部から径方向外側に延在する複数のアーム部40a、40bを備え、アーム部40a、40bには、サスペンションアーム(ナックルアーム41を含む)やタイロッド等の取り付け部が設定される、従って、ナックル40は、サスペンションアームを介して車体に支持されると共に、操舵機構に接続されることになる。ナックル40には、ブレーキ装置30のマウンティング34が固定される。マウンティング34には、ブレーキ装置30の構成部品(ブレーキパッド35やキャリパ36等)が支持される。
ディスクロータ32には、ブレーキ装置(ディスクブレーキ)30のインナパッド35a及びアウタパッド35b(図4参照)が車両内外方向から挟み込むように配置される。キャリパ36のシリンダには、マスタシリンダ(図示せず)が液圧通路を介して連通している。キャリパ36に高圧流体が供給されると、キャリパ36のピストン及び爪部の作用により、インナパッド35a及びアウタパッド35bがディスクロータ32の外周部の両被圧着面32aを挟み込むように圧着され、ブレーキ作動が実現される。
本実施例のディスクロータ32は、ベンチレーテッド型のディスクロータであり、ディスクロータ32の外周部(被圧着面32a)には、ベンチホール32bが径方向に形成されている。ディスクロータ32の外周部は、図2に示すように、ハブ2との取り付け面33に対して車両内側にオフセットされており、ベンチホール32bは、ディスクロータ32の取り付け面33よりも車両内側の空間に開口している。
車両内外方向でディスクロータ32とナックル40との間には、ブレーキダストカバー10が設けられる。ブレーキダストカバー10は、ディスクロータ32の車両内側を覆うように配設され、主に、車輪内側からディスクロータ32への塵や異物の侵入を防止する役割を果たす。尚、ブレーキダストカバー10は、ベアリング3のアウタレース5にナックル40と共に締結される。
図3(A)は、本実施例によるブレーキダストカバー10の平面図(車両内方から見た平面図)であり、図3(B)は、図3(A)のB−B断面図である。ブレーキダストカバー10は、絞り成形を用いて板金から一体に成形されてよく、ホイールの形状に対応した環状の外形を有する。ブレーキダストカバー10は、ブレーキ装置30(キャリパ36等)の配設位置に相当する位置に切り欠き部12を有している。ブレーキダストカバー10の中心穴14(ハブ2の挿通穴)まわりには、環状の略平らな被挟持面15が形成されている。被挟持面15は、図2に示すように、アウタレース5の外周面5aに立設された環状のフランジ面5bと、ナックル40の周壁42の端面42aとの間に挟持される。尚、図2に示すブレーキダストカバー10の被挟持面15は、ディスクロータ32の外周部(被圧着面32a)の車両内側の面と略同一面内に位置している。
本実施例のブレーキダストカバー10は、車両前方から導入される空気を切り欠き部12方向(キャリパ36方向)に導くガイド部20を有する。図3に示す実施例では、ガイド部20は、被挟持面15の延長面15aに対して車両内側に傾斜する傾斜面23により構成される(図3(B)参照)。この傾斜面23は、略円周方向に沿って切り欠き部12に至るまで中心穴14まわりに形成されている。尚、ブレーキダストカバー10は、径方向に見て、被挟持面15を含む面から傾斜面23を介して、ディスクロータ32に対して車両内側にオフセットした基本面16へと連続している。
傾斜面23は、図2の一点鎖線で示すように、ナックル40の周壁42を径方向外側から覆うように位置する。傾斜面23は、被挟持面15の延長面15aと協働して、ナックル40の周壁42まわりに、径方向外側が実質的に閉じられた環状の空間22を画成する。即ち、ディスクロータ32よりも車両内側でブレーキダストカバー10とナックル40との間に、径方向外側が実質的に閉じられた環状の空間22が画成される。尚、空間22の車両内側は、ナックル40の車両外側の面により実質的に閉塞されるが、ナックル40の形状に依存して、周壁42まわりの周方向の局所的な位置において部分的に開口されていてもよい。例えば、図1に示す例では、ナックル40は、下方向に延びる2本のアーム部40a(ナックルアーム41が接続されるアーム部)を有し、空間22は、この2本のアーム部40a間に於いて部分的に開口している。
本実施例のブレーキダストカバー10は、また、切り欠き部12と略対角の位置に空気導入穴19を有する。空気導入穴19は、図3(A)に示すように、円周方向に沿って延在する長穴により構成されてよく、好ましくは、ディスクロータ32の被圧着面32aよりも径方向内側に設定される。ブレーキダストカバー10は、また、切り欠き部12に空気放出口21を有する。空気放出口21は、好ましくは、図1に示すように、ブレーキパッド35の圧着位置付近に設定され、図2に示すように、ディスクロータ32のベンチホール32bの径方向内側の開口に対向する位置に設定される。
次に、主に図1及び図4を参照して、上述のブレーキ冷却構造により実現されるブレーキ冷却作用について詳説する。
車両走行中、車輪の車両内側には、車両前側から車両後方に流れる空気の流れが発生する。本実施例では、この空気の流れを利用して、車輪の前側からブレーキダストカバー10とナックル40との間に導入された空気を車輪後方に導き、ディスクロータ32の径方向内側から外側(車両後方)へと流すことで、ブレーキ装置30の効率的な冷却を実現する。
具体的には、図1及び図4に矢印にて空気経路を示すように、車輪の前側からブレーキダストカバー10とナックル40との間に導入された空気は、上述のガイド部20の作用により、空間22内を通ってキャリパ36方向(車両後方)に導かれる。この際、空間22内での空気の径方向外側への流れは、傾斜面23により実質的に規制される。これにより、空間22内に導入された空気は、空間22内からホイールの径方向外側方向に逃げることなく、ブレーキダストカバー10の切り欠き部12へと確実に導かれる。
このようにしてブレーキダストカバー10の切り欠き部12に導かれた空気は、傾斜面23による規制から解放され、ディスクロータ32の外周部(被圧着面32a)の径方向内側に径方向内側から径方向外側に向かって当たる。これにより、ディスクロータ32のベンチホール32bにおいて、径方向内側から外側への空気流れが促進され、ディスクロータ32の冷却効率が向上する。また、この際、ディスクロータ32のベンチホール32bには、車輪の前側から空間22を通って“新鮮な空気”(他の部位の冷却に供されていないという意味で新鮮)が導入されるので、ディスクロータ32の冷却効率が向上する。また、車輪の前側から空間22を通って案内される空気は、ディスクロータ32のみならずブレーキ装置30の他の構成部品(例えばキャリパ36等)にも放出されるので、ブレーキ装置30が全体として効率的に冷却される。
また、本実施例において、上述のナックル40の2本のアーム部40a間から空間22に導入される空気についても、図1及び図4に矢印Yにて示すように、同様に、ディスクロータ32の径方向内側に案内され、上述の如くブレーキ装置30を冷却する機能を果たす。また、車輪の前側からブレーキダストカバー10の車両内側を通る空気は、図4に矢印Zにて示すように、空気導入穴19を介して部分的にブレーキダストカバー10の車両外側に出力され、車両前側でディスクロータ32の外周部の径方向内側に向けて導入される。
尚、図3(A)に示すブレーキダストカバー10では、空間22は、ブレーキ装置30(キャリパ36等)が配置される切り欠き部12において、ディスクロータ32の周方向に開口する。従って、上述の如く空間22を通って車両後方に案内される空気は、直接的にディスクロータ32の外周部(被圧着面32a)の内周側に放出されるか、若しくは、空気放出口21まで至り、空気放出口21によりディスクロータ32の外周部の内周側へと方向付けられることになる。但し、空間22(傾斜面23)は、空気放出口21まで連続していてもよい。
図5には、比較例として、車両前側でディスクロータ32の冷却を実現するために、車両前側の縁部が大きく車両内側に傾斜されたブレーキダストカバー100が示されている。車両前側からブレーキダストカバー100の車両外側(即ち、ディスクロータ32)に導入される空気は、車両前側から車両後方に向かう流れを有する。従って、この比較例において、車両前側のディスクロータ32のベンチホール32bに空気を送り込むためには、導入した空気の流れの向きを反転させることが効果的である(この目的のため、本比較例では、ブレーキダストカバー100の径方向内側の縁部を車両外側に折り曲げている)。しかしながら、このような構造では、ブレーキダストカバー100とディスクロータ32との間での空気流れに淀みが生じやすく、これにより、ブレーキダストカバー100の車両外側(即ち、ディスクロータ32)への空気の導入が阻害される(図中矢印X参照)。これに対して、本実施例では、上述の如く、導入時の空気流れに沿って車両後方に空気を導いているので、空気の導入が阻害されることも無く、冷却効率が非常に良好である。
また、図5の比較例では、車両前側でブレーキダストカバー100の車両内側に導入された空気は、部分的にハブ2まわりを通って車両後方へと導かれうる。しかしながら、このような構成では、車両後方側のディスクロータ32に新鮮な空気が直接的に導かれることがなく、また、径方向外側に向かう空気の流れが規制されないので、最終的に車両後方側に導かれる冷却用空気の質及び量が不十分になる。これに対して、本実施例では、上述の如く、ブレーキダストカバー10とナックル40との間を流すことにより、新鮮な空気を車両後方へ導くことができ、また、傾斜面23の作用により、冷却用空気を径方向に拡散させることなく車両後方側まで送り込むことができる。
尚、本実施例のブレーキダストカバー10は、図4に示すように、図5の比較例とは異なり、車両前側の縁部が大きく車両内側に傾斜されておらず、むしろ、空気がブレーキダストカバー10とナックル40との間の空間に導入され易いように構成されている。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、ブレーキ装置30は車輪の車両後方側に配置されているが、ブレーキ装置30はホイールの周方向でいずれの角度位置に配置されてもよい。但し、上述から明らかなように、ブレーキ装置30を車輪の車両後方側に配置する構成では、車両後側まで送り込まれる空気によりディスクロータ32のみならずブレーキ装置30全体が冷却されるので、より効果的である。
また、上述の実施例では、ブレーキダストカバー10の形状が主に上述のガイド部20を構成しているが、ブレーキダストカバー10とナックル40とが協働してガイド部20(傾斜面23、空間22)を構成するようにしてもよい。即ち、本発明は、通常的な構成のナックル40に対して適用可能であるが、ナックル40は、ブレーキダストカバー10の形状と協動してより効率的に空気を後方にガイドすることができるように構成されてもよい。
また、本発明は、ダブルウィッシュボーン式やストラット式サスペンションを含むあらゆる種類のサスペンション構造に対して当然に適用可能である。
本発明によるブレーキ冷却構造の一実施例が適用された車輪主要部を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 図3(A)は、本実施例によるブレーキダストカバー10の平面図であり、図3(B)は、図3(A)のB−B断面図である。 本実施例のブレーキ冷却構造により確立される空気経路を示す図である。 図4の対照として比較例を示す図である。
符号の説明
2 ハブ
3 ベアリング
5 アウタレース
10 ブレーキダストカバー
12 切り欠き部
14 中心穴
15 被挟持面
15a 延長面
16 基本面
20 ガイド部
22 空間
23 傾斜面
30 ブレーキ装置
32 ディスクロータ
32a 被圧着面(外周部)
32b ベンチホール
36 キャリパ
40 ナックル
42 周壁

Claims (7)

  1. 車輪と共に回転する環状のディスクロータと、
    ディスクロータの外周部に作用して車輪の回転に対する抵抗力を発生するブレーキ装置と、
    車輪をベアリングを介して回転可能に支持するナックルと、
    ディスクロータを車両内側から覆うようにナックルとディスクロータとの間に配置されるブレーキダストカバーとを備え、
    ナックルとブレーキダストカバーとの間に、車両後方に向かうナックルまわりの空気を車両後側のディスクロータの外周部の内周側へと導く空気経路を有し、
    ブレーキ装置のキャリパが車輪内の車両後側に配置され、
    前記ブレーキダストカバーは、略平らな内周部と、該内周部より径方向外側に形成され、ナックル側に向かって傾斜する傾斜面とを備え、前記ブレーキダストカバーの傾斜面が、車両前側から後側にかけて前記内周部を取り囲むように形成されており、
    前記空気経路は、車両後側のディスクロータの外周部の内周側に向けて空気の流れを方向付けるガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記ブレーキダストカバーの傾斜面により画成され、
    前記ブレーキダストカバーは、車両後側に切り欠きを更に備え、前記傾斜面は、該切り欠きで終端し、
    前記切り欠きに空気放出口が設けられることを特徴とする、ブレーキ冷却構造。
  2. 前記ガイド部は、ディスクロータのベンチホールに向けて空気の流れを方向付ける、請求項1記載のブレーキ冷却構造。
  3. 前記傾斜面は、ナックルとブレーキダストカバーとの間の空気の径方向外側に向かう流れを規制する、請求項1記載のブレーキ冷却構造。
  4. 車輪の中心を基準に径方向に見て、前記傾斜面の傾斜開始位置は、ディスクロータの摩擦力発生部位よりも内側に存在する、請求項1記載のブレーキ冷却構造。
  5. 前記切り欠きの空気放出口は、ディスクロータのベンチホールに向けて車両外側に向けて屈曲された部位を含む、請求項1又は2記載のブレーキ冷却構造。
  6. 前記切り欠きには、ブレーキ装置のキャリパが配置される、請求項1記載のブレーキ冷却構造。
  7. 車輪と共に回転する環状のディスクロータと、キャリパが車輪内の車両後側に配置され、ディスクロータの外周部に作用して車輪の回転に対する抵抗力を発生するブレーキ装置と、車輪をベアリングを介して回転可能に支持するナックルとを備える車両に用いられるブレーキダストカバーであって、
    ナックルとの間に、車両後方に向かうナックルまわりの空気を車両後側のディスクロータの外周部の内周側へと導く空気経路が形成されるように、ナックルより車両外側に配置され、
    当該ブレーキダストカバーは、略平らな内周部と、該内周部より径方向外側に形成され、ナックル側に向かって傾斜する傾斜面とを備え、当該ブレーキダストカバーの傾斜面が、車両前側から後側にかけて前記内周部を取り囲むように形成されており、
    前記空気経路は、車両後側のディスクロータの外周部の内周側に向けて空気の流れを方向付けるガイド部を有し、
    前記ガイド部は、当該ブレーキダストカバーの傾斜面により画成され、
    当該ブレーキダストカバーは、車両後側に切り欠きを更に備え、前記傾斜面は、該切り欠きで終端し、
    前記切り欠きに空気放出口が設けられることを特徴とする、ブレーキダストカバー。
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