JP2017089746A - 車両のディスクブレーキ装置 - Google Patents

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健志 江尻
Kenji Ejiri
健志 江尻
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Abstract

【課題】ブレーキキャリパがブレーキロータに対して車両前方側に配置されたディスクブレーキ装置であって、走行風によってブレーキロータを良好に冷却することができるディスクブレーキ装置を提供する。【解決手段】本装置のブレーキキャリパ12は、その本体12aがブレーキロータ11の車両前方側の外周側面を覆うようにブレーキロータに対して車両前方側に配置されている。ブレーキピストン12d、12eは、それぞれ、ブレーキロータに対して車両本体側に配置されたシリンダ部分12h、12iに形成されたシリンダボア12f、12gに収容される。シリンダボアは、ブレーキロータの回転方向に沿って所定距離を開けて並んで配置されている。本装置においては、ブレーキキャリパの本体の車両前方側の外壁面12awからシリンダ部分間の空間Sに向かう方向にブレーキキャリパの本体を貫通する通風穴20がキャリパに設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のディスクブレーキ装置に関する。
ディスクロータ及びブレーキキャリパを備えたディスクブレーキ装置(以下、「従来装置」と称呼する。)が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。更に、ディスクロータ(以下、単に「ロータ」と称呼する。)として、2枚の環状のディスクの間に多数のフィンをそれぞれが径方向に延在するように配置することによって構成されたベンチレーテッドディスクロータが知られている。
従来装置においては、耐フェード性を向上するために走行風がロータに供給され易い構造が提案されている。例えば、従来装置においては、「ロータを跨ぐように延在するブレーキキャリパ(以下、単に「キャリパ」と称呼する。)の連結部の内部をロータの回転方向に沿って前記連結部の車両前方側の壁面から車両後方側の壁面まで延びる通気穴」及び「前記連結部の内部をロータの中心側の連結部の壁面から径方向に前記通気穴まで延びる開口部」が設けられている。
この従来装置によれば、車両走行中、ロータのフィン間を通った空気は、上記開口部を介して上記通気穴に流入し、その後、その通気穴の車両前方側の開口から流出することができる。これにより、ロータのフィン間を空気が流れ易くすることによってフィン間を流れる空気の量を増大させてロータの冷却性を向上させている。
特開平9−203427号公報
ところで、キャリパがロータに対して車両前方側に配置される場合がある。この場合、車両走行中に車両前方からロータに向かって流れてくる走行風はキャリパに当たってしまう。このため、走行風はロータには供給され難く、その結果、走行風をロータの冷却に十分に利用できていないという課題がある。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、ブレーキキャリパがブレーキロータに対して車両前方側に配置されたディスクブレーキ装置であって、走行風によってブレーキロータを良好に冷却することができるディスクブレーキ装置(以下、「本発明装置」と称呼する。)を提供することにある。
本発明装置は、
車両の車輪と一体回転する車軸に取り付けられるブレーキロータ(11)、並びに、
前記ブレーキロータ(11)に押しつけられる少なくとも1つのブレーキパッド(12b)、前記少なくとも1つのブレーキパッドを前記ブレーキロータに押しつけるための少なくとも2つのブレーキピストン(12d、12e)、及び、前記ブレーキピストンを移動可能にそれぞれ収容するシリンダボア(12f、12g)が形成された少なくとも2つのシリンダ部分(12h、12i)を備えるとともに車両本体側部材に支持されたキャリパ本体(12a)、を含むブレーキキャリパ(12)、
を備える。
前記ブレーキキャリパ(12)は、前記キャリパ本体(12a)が前記ブレーキロータ(11)を跨いで同ブレーキロータの車両前方側の外周側面の部分を覆うように前記ブレーキロータに対して車両前方側に配置される。
前記シリンダボア(12f、12g)は、それぞれ、前記ブレーキロータ(11)の回転方向(R)に所定距離を開けて並んで配置されるように前記シリンダ部分(12h、12i)に形成される。
本発明装置においては、前記キャリパ本体(12a)の車両前方側の外壁面(12aw)から前記シリンダ部分(12h、12i)間の空間(S)に向かう方向に前記キャリパ本体を貫通する通風穴(20)が前記ブレーキキャリパ(12)に設けられている。
本発明装置によれば、ブレーキキャリパがブレーキロータに対して車両前方側に配置されているが、通風穴を介して走行風をブレーキロータに供給することができる。このため、ブレーキロータを良好に冷却することができる。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両のディスクブレーキ装置の斜視図である。 図2は、図1と同様の図であるがブレーキキャリパの本体が省略されている図である。 図3の(A)は、図1に示したディスクブレーキ装置を車両前方側から見たときの同装置を示した模式図であり、(B)は、(A)のB―B線に沿った断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るディスクブレーキ装置(以下、「本ブレーキ装置」と称呼する。)について説明する。図1及び図2に示したように、本ブレーキ装置10は、ブレーキロータ11及びブレーキキャリパ12を備えている。本ブレーキ装置10は車両に適用される。
ブレーキロータ(以下、単に「ロータ」と称呼する。)11は、2枚の環状のディスク11b及び11c間に複数のフィン11dをそれぞれが径方向に延在するようにして周方向に等間隔を開けて配置することによって構成されたベンチレーテッドディスクロータである。ロータ11は、その中心軸線C11が図示しない車両の車輪の中心軸線と一致するようにして車輪と一体回転する図示しない車軸に取り付けられている。
図2に示したように、ブレーキキャリパ(以下、単に「キャリパ」と称呼する。)12は、キャリパ本体12a、2つのブレーキパッド12b及び12c、並びに、2つのブレーキピストン12d及び12eを含む、浮動型キャリパである。
キャリパ12は、ロータ11に対して車両前方側に配置される。より具体的に述べると、キャリパ本体12aは、ロータ11を跨ぐように車両内側から車両外側へと延在するようにしてロータ11に対して車両前方側に配置される。従って、キャリパ本体12aは、ロータ11の外周側面を覆うように配置されている。キャリパ本体12aは、図示しないマウント(車両本体側部材)を介して車両本体に取り付けられている。従って、キャリパ本体12aは、車両本体側部材に支持されている。
ブレーキパッド(以下、単に「パッド」と称呼する。)12b及び12cは、それぞれ、プレート状の摩擦材から構成される。一方のパッド12bは、ロータ11に対して車両本体側においてロータ11の一方のディスク11bの外周領域の表面に対面するように配置されている(図3の(A)も参照。)。他方のパッド12cは、ロータ11に対して車両外側においてロータ11の他方のディスク11cの外周領域の表面に対面するように配置されている。
キャリパ本体12aは、ブレーキピストン(以下、単に「ピストン」と称呼する。)12d及び12eをそれぞれ収容するシリンダボア12f、12gが形成された2つのシリンダ部分12h、12iを備える。これらシリンダ部分12h、12iは、それぞれ、ロータ11に対して車両本体側に配置されている。更に、シリンダボア12f、12gは、それぞれ、その中心軸線がロータ11の中心軸線C11と平行になるように形成されている。従って、ピストン12d及び12eは、それぞれ、各ピストン12d及び12eの中心軸線C12d及びC12eがロータ11の中心軸線C11と平行になるようにしてロータ11に対して車両本体側に配置されている。
一方のピストン12dの中心軸線C12dとロータ11の中心軸線C11との間の距離は、他方のピストン12eの中心軸線C12eとロータ11の中心軸線C11との間の距離と等しい。更に、これらピストン12d及び12eは、ロータ11の回転方向Rに互いに所定距離を開けて並んで配置されている。従って、「シリンダ部分12h及び12i」並びに「シリンダボア12f及び12g」も、それぞれ、ロータ11の回転方向Rに互いに所定距離を開けて並んで配置されている。
各ピストン12d及び12eは、その中心軸線C12d及びC12eに沿った方向(即ち、ロータ11の中心軸線C11に沿った方向)に移動可能である(図3の(A)も参照。)。ピストン12d及び12eの背面に油圧が加えられると、各ピストン12d及び12eはロータ11に向かう方向に移動する。一方、ピストン12d及び12eの背面に加えられている油圧が低減されると、各ピストン12d及び12eはロータ11から離れる方向に移動する。
一方のパッド12bは、各ピストン12d及び12eの先端面に取り付けられている。ピストン12d及び12eの背面に油圧が加えられてピストン12d及び12eがロータ11に向かう方向に移動されると、そのピストン12d及び12eの移動に伴ってパッド12bがロータ11に向かう方向に移動されてロータ11のディスク11bに押しつけられる。
他方のパッド12cは、ロータ11に対して車両外側のキャリパ本体12aの端部に取り付けられている。ピストン12d及び12eの背面に油圧が加えられてピストン12d及び12eがロータ11に向かう方向に移動されると、その反力によって車両外側のキャリパ本体12aの端部がロータ11に向かう方向(車両本体側に向かう方向)に移動される。このキャリパ本体12aの端部の移動に伴ってパッド12cがロータ11に向かう方向に移動されてロータ11のディスク11cに押しつけられる。
このようにパッド12b及び12cがそれぞれディスク11b及び11cに押しつけられることにより、車輪に制動力が付与される。
一方、ピストン12d及び12eに加えられる油圧が低減されてピストン12d及び12eがロータ11から離れる方向に移動されると、パッド12b及び12cもそれぞれロータ11から離れる。
図3の(B)に示したように、キャリパ12には、キャリパ本体12aの車両前方側の壁面12awから車両後方のシリンダ部分12h及び12i間の空間Sに向かってキャリパ本体12aを貫通する通風穴20が設けられている。通風穴20は、車両前方に向かって開口しているので、車両走行中、空気(走行風)が通風穴20に流入し、その後、通風穴20から上記空間Sに向けて流出する。この空間Sに流入した空気によってロータ11が冷却される。
本ブレーキ装置10によれば、キャリパ12がロータ11に対して車両前方側に配置されている場合において、通風穴20を介して空気をロータ11に良好に供給することができるので、これらロータ11を走行風によって良好に冷却することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態に係るブレーキキャリパは、1つのブレーキパッドに対して3つ以上のシリンダ部分及びブレーキピストンを備えていてもよい。この場合、隣り合う2つのシリンダ部分間の空間それぞれに向かって通風穴が設けられる。
更に、上記実施形態に係るディスクブレーキ装置が適用される車両は、特に、ハイブリッド車両又は電気自動車である。これら車両の制動には電動機(モータジェネレータ)による回生制動力(回生ブレーキ力)が使用されることが多いため、ディスクブレーキ装置のブレーキパッドの摩耗が少ない。従って、走行風をブレーキロータに導くための切欠きをブレーキパッドに設けてもブレーキパッドの強度を十分に確保できる場合がある。そこで、上記実施形態に係るディスクブレーキ装置がハイブリッド車両又は電気自動車に適用される場合、走行風をブレーキロータに導くための切欠きをブレーキパッドに設けてもよい。
加えて、本発明は、シリンダ部分及びブレーキピストンがブレーキロータに対して車両外側に配置された浮動型ブレーキキャリパ、及び、シリンダ部分及びブレーキピストンがブレーキロータの両側にそれぞれ配置された対向ピストン式の固定型ブレーキキャリパにも適用可能である。
10…ディスクブレーキ装置、11…ブレーキロータ、12…ブレーキキャリパ、12a…キャリパ本体、12b、12c…ブレーキパッド、12d、12e…ブレーキピストン、12f、12g…シリンダボア、12h、12i…シリンダ部分、20…通風穴

Claims (1)

  1. 車両の車輪と一体回転する車軸に取り付けられるブレーキロータ、並びに、
    前記ブレーキロータに押しつけられる少なくとも1つのブレーキパッド、前記少なくとも1つのブレーキパッドを前記ブレーキロータに押しつけるための少なくとも2つのブレーキピストン、及び、前記ブレーキピストンを移動可能にそれぞれ収容するシリンダボアが形成された少なくとも2つのシリンダ部分を備えるとともに車両本体側部材に支持されたキャリパ本体、を含むブレーキキャリパ、
    を備え、
    前記ブレーキキャリパは、前記キャリパ本体が前記ブレーキロータを跨いで同ブレーキロータの車両前方側の外周側面の部分を覆うように前記ブレーキロータに対して車両前方側に配置され、
    前記シリンダボアは、それぞれ、前記ブレーキロータの回転方向に所定距離を開けて並んで配置されるように前記シリンダ部分に形成されている、
    車両のディスクブレーキ装置において、
    前記キャリパ本体の車両前方側の外壁面から前記シリンダ部分間の空間に向かう方向に前記キャリパ本体を貫通する通風穴が前記ブレーキキャリパに設けられている、
    車両のディスクブレーキ装置。
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US11938841B2 (en) 2016-12-30 2024-03-26 Ecolution Kwh, Llc Supplemental energy generation and storage for trains

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