JP4435942B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用サンバイザの構成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
スライド式のミラー蓋とミラーを有するサンバイザの一般的な構造は、サンバイザ本体に設けられた凹部に略箱形状のミラーアッシーが挿入され、このアッシーと本体とを表皮によって一体としていた。このミラーアッシーは、ミラー窓部を有する上基台と、ミラーを保持する下基台が爪により係合され、その上下の両ミラー基台間にミラーとミラー蓋が設置されて構成される。また、ミラー蓋は上下の両基台をガイドとして摺動できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この構造では上下の両ミラー基台を必要としたり、表皮を覆ってミラーアッシーと本体とを一体とする必要があるため、多くの部品が必要であったり、作業工数が多くなるという問題があった。
そこで、本発明ではミラー及びミラー蓋を付設するサンバイザの合理的な構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明は特許請求の範囲の各請求項に記載のとおりの構成を備えるものである。
請求項1に記載の発明によれば、ミラーを付設する基体と、基体とは別体であって、基体の外周部に沿って設けられる環状の枠体を備える。また枠体は、基体の外周部の表面及び裏面をそれぞれ覆う覆い枠部を有している。
また、ミラーを遮蔽するミラー蓋体を備える。ミラー蓋体は覆い枠部と基体外周部の片側面との間をガイドとして摺動可能、つまりスライド可能に備えられる。
【0005】
本発明において、ミラー蓋体は枠体の覆い枠部と基体の片側面をガイドとして摺動する。つまり、ガイドはサンバイザの主要部を構成する枠体及び基体によって形成されるため、上下のミラー基台等の専用のガイド部材を設ける必要がない。そのため、簡便で合理的な構成のミラー蓋体及びミラーを有するサンバイザが構成される。
【0006】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載した車両用のサンバイザであって、基体がミラーを保持するミラー保持部材とミラーを保護する保護部材により構成される。
基体がミラー保持部材と保護部材により構成されるため、ミラー、特にミラーの裏面を外力から保護するための構造を簡便に構成でき、しかも保護部材に装飾を施し外観美を高めることもできる。
【0007】
請求項3に記載の発明によれば、基体と、基体とは別体であって基体の外周部に沿って設けられる環状の枠体を備える。また、枠体は基体の外周部の表面及び裏面をそれぞれ覆う覆い枠部を有する。
また、基体はミラーを保持するミラー保持部材と、ミラーを遮蔽するミラー蓋体を保持する蓋体保持部材により構成される。その蓋体保持部材には、ミラーの鏡面を露出させるミラー開口窓が形成されると共に、ミラー蓋体を摺動可能に開閉案内するガイド部が一体状に設けられる。
【0008】
したがって、ミラー蓋体を開閉案内するガイド部が、サンバイザの主要部の基体を構成する蓋体保持部材と一体に形成されるため、上下のミラー基台等の専用のガイド部材を設ける必要がない。そのため、ミラー蓋体及びミラーを有する簡便で合理的な構成のサンバイザが構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。図1,2はサンバイザ1の正面斜視図であり、図3は図2のIII−III線断面図である。
図1に示すように、サンバイザ1は本体10と支軸6とサポート支軸7を備える。また、図3に示すように本体10は、ミラー4を付設したミラー保持部材2と、板状の保護部材8と、ミラー保持部材2及び保護部材8の外周部にそって環状に設けられた枠体3と、板状のミラー蓋体5を備える。なお、図3はサンバイザ1の構造をわかりやすくするため、破断面のみを図示し他の部分を省略した。
【0010】
ミラー保持部材2は略長方形板状の樹脂成形品であり開口部26を有する。ミラー保持部材2の裏面には、その開口部26の外周においてミラー4を保持するための断面略L字状のミラー取付片22が設けられている。ミラー取付片22はミラー保持部材2の裏面に立設し、開口部26の外周の全周もしくは外周に沿って点在する。また、ミラー取付片22はミラー保持部材2の裏面にミラー4の板厚に相当する分だけ突出する突出部25と、突出部25の先端から開口部26の中心に向けて突設された爪部23により構成される。
【0011】
さらにミラー保持部材2には保護部材8に対向する面において、間隔保持用の凸部21が保護部材8に向けて設けられており、これによって、ミラー保持部材2と保護部材8との間隔が所要とする間隔に保たれるようになっている。また凸部21は、ミラー4の外周と平行の周の全周もしくはその周に沿って点在する。なお、略長方形板状の樹脂材より形成された保護部材8とミラー保持部材2は、本発明における「基体」に該当する。
【0012】
ミラー4は長方形板状で、片面に鏡面40を有する。ミラー4の外周部がミラー保持部材2のミラー取付片22に装着され、鏡面40と反対側の裏面がミラー取付片22の爪部23によって係止される。
なお、ミラー4をミラー保持部材2へ装着するように、ミラー取付片22はミラー4の装着許容状態まで弾性変形するようになっている。
【0013】
ミラー蓋体5は、ミラー保持部材2もしくは保護部材8の長手方向がほぼ半分の長さである略長方形板状の樹脂成形品である。ミラー蓋体5の外周部51、つまり図3に示すミラー蓋体5の上下両端には、ミラー保持部材2に対向する面上に凸部50が突出する。この凸部50はミラー蓋体5の外周の全周もしくは外周に沿って点在する。またミラー蓋体5は、図1に示すように凸部50を有する面と反対の面において、厚み方向に厚みを有する取っ手52を備える。
【0014】
枠体3は、基体(ミラー保持部材2及び保護部材8)の外周端縁を覆う枠体基部32,33と、その枠体基部32,33より張り出されて基体の外周面を覆う覆い枠部34,35とを備えて断面略コの字状に形成されている。そして、枠体3には、内周に開口する保持溝60が形成される。また、保持溝60には溝深さが浅くなるように段差状に設けられた案内部61が形成されている。
枠体3は、その枠体基部32,33において厚さ方向に対して2分割された、いわゆる半割れ体の第一枠体30及び第二枠体31により構成される。第一枠体30及び第二枠体31は、それぞれ内周側に沿って覆い枠部34,35を有し、第一枠体30が案内部61を有する。覆い枠部34,35の張出しには、支持凸部36,37が対向状に形成される。また第一枠体30と第二枠体31は、第一枠体30の枠体基部32に設けられた凹部39と、第二枠体31の枠体基部33に設けられた凸部38が嵌合することにより接合されている。
【0015】
また図1に示すように、枠体3は支軸6を挿入するための支軸取付孔62と、サポート支軸7を挿入するためのサポート支軸取付孔63が設けられ、第一枠体30及び第二枠体31には、支軸取付孔62とサポート支軸取付孔63を構成する半割れの孔、つまり孔の長手方向の軸に平行な面で分割された二分割孔がそれぞれ設けられている。
【0016】
次に、サンバイザ1の本体10の組付け方法を説明する。
ミラー4をミラー保持部材2の爪部23に押し当て、ミラー取付片22を弾性変形させてミラー4をミラー取付片22に装着する。
次に図4に示すように、第一枠体30と第二枠体31の間にミラー蓋体5、ミラー4を保持したミラー保持部材2、保護部材8の順に設置し、第一枠体30の凹部39と第二枠体31の凸部38とを勘合させて第一枠体と第二枠体とを接合する。その結果、第一枠体30、第二枠体31、ミラー蓋体5、ミラー保持部材2、及び保護部材8が一体的に組み付けられる。
【0017】
したがって、基体を構成するミラー保持部材2と保護部材8は枠体3の保持溝60に設置され、ミラー保持部材2の外周部20及び保護部材8の外周部80が、枠体3の覆い枠部34,35により覆われ、外側より見えない位置になる。
また、ミラー保持部材2の外縁部及び保護部材8の外縁部は、保持溝60によって保持される。さらに、ミラー保持部材2は案内部61及び保護部材8により挟まれて厚み方向の動きが制限され、保護部材8は覆い枠部35に形成された支持凸部37とミラー保持部材2の凸部21により厚み方向の動きが制限される。
【0018】
ミラー蓋体5の外縁部(図3に示すミラー蓋体5の上下両端部)は、保持溝60内に段差状に設けられた案内部61によって保持され、ミラー蓋体5は覆い枠部34に形成された支持凸部36とミラー保持部材2の片側面との間に設置されて厚み方向の動きが制限される。
なお、ミラー保持部材2の表面と覆い枠部34に形成された支持凸部36との間隔は、案内部61によりミラー蓋体5の厚みに対して広い状態に保持される。
【0019】
次に、ミラー蓋体5の摺動作用(スライド作用)を説明する。
覆い枠部34とミラー保持部材2の外周部20の片側面とに挟まれる場所は、図1に示すようにガイド70,71,72,73,74である。ミラー蓋体5が矢印X方向に設置されている場合のミラー蓋体5の外周部51は、ガイド70,73,74に設置される。また、図2に示すミラー蓋体5が矢印Y方向に設置されている場合のミラー蓋体5の外周部51は、ガイド70,71,72,73に設置される。また、図1及び図2への移動途中でのミラー蓋体5の外周部51は、ガイド70,73内を移動する。
したがって、ミラー蓋体5の外周部51はガイド70,71,72,73,74をガイドとしてスライド可能であり、ミラー蓋体5がミラー4の鏡面41を遮蔽することができる。
【0020】
ガイド70,71,72,73,74は、サンバイザ1の本体10の主体を構成する枠体3及びミラー保持部材2により構成される。そのため、新たにガイドを形成するための部材を設ける必要が無く、簡便な構造によってミラー蓋体5のガイドを形成することができる。また、枠体3の第一枠体30及び第二枠体31により、各構成部品が一体的に接続される簡便な構造である。
なお、ミラー蓋体5は図3に示すように、ミラー蓋体5の凸部50とミラー保持部材2との接触、及び枠体3の支持凸部36とミラー蓋体5との接触により、厚み方向が支持される。そのため、ミラー蓋体5の厚み方向の支持に要する接触面積は小さくなり、摩擦が小さくなることからミラー蓋体5をスムーズに動かすことができる。
【0021】
なお、上記実施の形態では枠体3が基体の外周部の全周を覆っているが、この形態に限定されず、枠体3が覆わない基体の外周部を一部有している形態であっても構わない。
また、上記実施の形態では、枠体3の覆い枠部34と基体外周部20の片側面との間において、基体外周部20の全周をミラー蓋体5のガイドとしているが、この形態に限定されず、基体外周部20の一部をガイドとしない形態であっても構わない。
【0022】
また、以下に示す態様があり得る。すなわち、「請求項1又は請求項2に記載の車両用サンバイザであって、枠体が厚み方向の半割れ体により形成され、基体及びミラー蓋体が前記枠体の半割れ体同士が組み付けられることによって枠体と一体になる車両用サンバイザ。」である。半割れ体の枠体を一体にすることにより、基体とミラー蓋体も同時に枠体と一体にされる構造である。そのため、これらの組付け及び構造が簡素化、容易化もしくは合理化されたミラー及びミラー蓋を付設する車両用サンバイザが構成される。
【0023】
次に、この発明の他の実施の形態ついて説明する。
図7にはサンバイザ1の本体10の斜視図を示し、図5は図7のV−V線断面図を示す。
図5に示すように、本体10はミラー4を保持する板状のミラー保持部材2と、ミラー蓋体5を保持する蓋体保持部材9と、ミラー保持部材2及び蓋体保持部材9の外周部にそって環状に設けられた枠体3とを備える。
なお、ミラー保持部材2と蓋体保持部材9は、本発明における「基体」に該当する。また、図5はサンバイザ1の構造をわかりやすくするため、破断面のみを図示し他の部分を省略した図である。
【0024】
ミラー保持部材2は略長方形板状の樹脂成形品であり、図5に示すように蓋体保持部材9に対向する面上にミラー4が接合されている。
図6は、ミラー保持部材2に対向する面側からの蓋体保持部材9の斜視図であり、図6に示すように、蓋体保持部材9は略長方形板状の樹脂成形品であり、開口部であるミラー開口窓96を有する。また、蓋体保持部材9のミラー保持部材2に対向する面側には、ミラー開口窓96の両縁部(図6に向かって上下両縁部)に沿って対向状に2列の平行なガイド部92,92が蓋体保持部材9と一体状に設けられている。
【0025】
ガイド部92,92は、図5に示すように断面略L字状に形成され、蓋体保持部材9のミラー保持部材2に対向する面上にミラー蓋体5の板厚に相当する分だけ突出する突出部95と、突出部95の先端から他方のガイド部92に向けて突設された爪部93により構成される。
さらに、蓋体保持部材9はミラー保持部材2に対向する面上に間隔保持用の凸部91が一体状に設けられ、この凸部91によって、ミラー保持部材2と蓋体保持部材9との間隔が所要とする間隔に保たれるようになっている。また、図6に示すように、凸部91はミラー蓋体5を挿入するための部分を避けて蓋体保持部材9の外周と平行の周に沿って設けられる。
【0026】
ミラー蓋体5は、図6に示すように略長方形板状の樹脂成形品である。また、ミラー蓋体5はその外周の全周又は図6における上下辺に沿って、ミラー開口窓96に対向する面上に図5に示すレール部53を有する。また、図7に示すようにミラー蓋体5は、ミラー開口窓96に対向する面上に突出する取っ手52を備える。
【0027】
枠体3は、基体(ミラー保持部材2及び蓋体保持部材9)の外周端縁を覆う枠体基部32,33と、その枠体基部32,33より張り出されて基体の外周面を覆う覆い枠部34,35とを備えて断面略コの字状に形成されている。そして、枠体3には、内周に開口する保持溝60が形成される。
枠体3は、その枠体基部32,33において厚さ方向に対して2分割された、いわゆる半割れ体の第一枠体30及び第二枠体31により構成され、第一枠体30及び第二枠体31のそれぞれは内周側に沿って覆い枠部34,35を有する。覆い枠部34,35の張出しには、支持凸部36,37が対向状に形成される。また第一枠体30と第二枠体31は、第一枠体30の枠体基部32に設けられた凹部39と、第二枠体31の枠体基部33に設けられた凸部38が嵌合することにより接合されている。
【0028】
また図7に示すように、枠体3は支軸6を挿入するための支軸取付孔62と、サポート支軸7を挿入するためのサポート支軸取付孔63が設けられ、第一枠体30及び第二枠体31には、支軸取付孔62とサポート支軸取付孔63を構成する半割れの孔、つまり孔の長手方向の軸に平行な面で分割された二分割孔がそれぞれ設けられている。
【0029】
次に、サンバイザ1の本体10の組付け方法を説明する。
先ず図6に示すように、蓋体保持部材9のガイド部92にミラー蓋体5の上下縁をスライドさせてミラー蓋体5を蓋体保持部材9に設置する。また、ミラー保持部材2には図5に示すようにミラー4を接合する。
次に図5に示すように、第一枠体30と第二枠体31の間に蓋体保持部材9とミラー保持部材2とを設置し、第一枠体30の凹部39と第二枠体31の凸部38とを勘合させて第一枠体と第二枠体とを接合する。また、必要に応じて第一,第二の枠体30,31を溶接又は接着剤によって接合する。その結果、第一,第二の枠体30,31、ミラー保持部材2、及び蓋体保持部材9が一体的に組み付けられる。
【0030】
基体を構成するミラー保持部材2と蓋体保持部材9は、枠体3の保持溝60に設置され、ミラー保持部材2の外周部20及び蓋体保持部材9の外周部90が、枠体3の覆い枠部34,35により覆われ、外側より見えない位置になる。
また、ミラー保持部材2及び蓋体保持部材9は、その外周縁を保持溝60によって保持されて図7における上下及び左右方向の動きが制限される。さらに、ミラー保持部材2は枠体3の覆い枠部35と蓋体保持部材9の凸部91により挟まれて厚み方向の動きが制限され、蓋体保持部材9は枠体3の覆い枠部34とミラー保持部材2により挟まれて厚み方向の動きが制限される。
【0031】
次に、ミラー蓋体5の摺動作用(スライド作用)を説明する。
ミラー蓋体5は、一対の端が2つのガイド部92に沿って(案内されて)、ガイド部92及び蓋体保持部材9の面上に接しながら図6及び図7における左右方向に移動する。
したがって、ガイド部92がミラー蓋体5を開閉案内し、ミラー蓋体5によってミラー4の鏡面41を遮蔽及び露出することができる。
【0032】
ガイド部92は、サンバイザ1の主体を構成する蓋体保持部材9に一体状に設けられるため、新たにガイドを形成するための部材を設ける必要が無く、簡便な構造によってミラー蓋体5のガイドを形成することができる。また、枠体3の第一枠体30及び第二枠体31により、各構成部品が一体的に接続される簡便な構造である。
なお、ミラー蓋体5は図5に示すように、ミラー蓋体5の凸部50と蓋体保持部材9との接触、及びミラー蓋体5の面とガイド部92の爪部93との接触によって厚み方向が支持される。そのため、ミラー蓋体5の厚み方向の支持に要する接触面積は小さくなり、摩擦が小さくなることからミラー蓋体5をスムーズに動かすことができる。
【0033】
また、図5,図7に示す上記実施の形態の枠体3に表皮材11が被覆された形態であってもよい(図8参照)。以下にその表皮材11を枠体3に被覆する方法について説明する。
先ず表皮材11を準備する。表皮材11は図7に示すように、シート状のものから帯状に裁断し、その端部を縫って縫い合わせるなどして形成した両端開口の袋状もしくは筒状である。また、表皮材11は伸縮性の富む材料であって、その内周長さは枠体3の外周縁長さよりも短い。
【0034】
次に、図7に示すように表皮材11を引張って内周長さを広げ、枠体3の外周縁に表皮材11を覆う。
次に、図7のV―V線断面図である図8に示すように第一枠体30の支持凸部36と蓋体保持部材9の間隙、及び第二枠体31の支持凸部37とミラー保持部材2の間隙に表皮材11の差込用端末部13をへら14で差し込む。その結果、表皮材11の中間部である被覆部12が枠体3の外表面を覆う。
また、支軸6及びサポート支軸7を挿入するため、支軸取付孔62及びサポート支軸取付孔63の開口部近傍の表皮材11に切れ込みを入れ、支軸6及びサポート支軸7を挿入する。
【0035】
なお、枠体3の覆い枠部34,35がミラー保持部材2及び蓋体保持部材9の表面に対して厚さ方向に段部(段差)を形成するため、表皮材11の差込用端末部13を差し込みやすい。
一方、支持凸部36,37は、覆い枠部34,35から厚さ中心方向に先端を有する形状であるため、ミラー保持部材2と覆い枠部35との間隙、及び蓋体保持部材9と覆い枠部34との間隙が狭くなる。そのため、差込用端末部13が抜けにくくなり、表皮材11を安定的に設置できる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によると、ミラー蓋のガイドを設けるために必要な、例えばミラー基台等を設けることなく、ミラー及びミラー蓋を付設する合理的な構造のサンバイザが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンバイザの正面斜視図であり、ミラー蓋体がミラーを開けた状態を示す図である。
【図2】サンバイザの正面斜視図であり、ミラー蓋体がミラーを閉じた状態を示す図である。
【図3】図2のIII―III線断面図であり、サンバイザの断面図である。
【図4】サンバイザの本体の組立図である。
【図5】他の実施の形態であって、図7のV―V線断面図である。
【図6】ミラー保持部材に対向する面側からの蓋体保持部材の斜視図である。
【図7】他の実施の形態であるサンバイザの本体の斜視図、及び表皮材の斜視図である。
【図8】図7のV―V線断面図であって、枠体に表皮材を被覆する方法を示した図である。
【符号の説明】
1…サンバイザ
2…ミラー保持部材
3…枠体
4…ミラー
5…ミラー蓋体
8…保護部材
9…蓋体保持部材
34,35…覆い枠部
92…ガイド部
96…ミラー開口窓

Claims (3)

  1. ミラーを付設した基体と、前記基体と別体であって、前記基体の外周部に沿って設けられる環状の枠体を備える車両用サンバイザであって、
    前記枠体は、前記基体の外周部の表面及び裏面をそれぞれ覆う覆い枠部を有し、前記ミラーを遮蔽するミラー蓋体が、前記覆い枠部と前記基体外周部の片側面との間をガイドとして摺動可能に備えられた車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載した車両用サンバイザであって、
    前記基体は、前記ミラーを保持するミラー保持部材と、前記ミラーを保護する保護部材により構成される車両用サンバイザ。
  3. 基体と、前記基体と別体であって、前記基体の外周部に沿って設けられる環状の枠体を備える車両用サンバイザであって、
    前記枠体は、前記基体の外周部の表面及び裏面をそれぞれ覆う覆い枠部を有し、前記基体は、ミラーを保持するミラー保持部材と、前記ミラーを遮蔽するミラー蓋体を保持する蓋体保持部材により構成され、
    前記蓋体保持部材には、前記ミラーの鏡面を露出させるミラー開口窓が形成されると共に、前記ミラー蓋体を摺動可能に開閉案内するガイド部が一体状に設けられている車両用サンバイザ。
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