JP4435875B2 - 硝酸溶液からの銀の回収及びリサイクルのための電解的方法 - Google Patents

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Description

本発明は、銀をAg(I)の形態で含有する硝酸溶液から銀を選択的に回収及びリサイクルするための電解的方法に関し、この方法は、電解析出及び析出した銀Ag(0)の再溶解の連続工程を含む。
本発明は、特に、核燃料の再処理のためのプラントにおけるプルトニウム含有廃液の処理から生ずる硝酸溶液からの、Ag(I)の金属Agへの還元による選択的回収、及び、この方法の上流点にリサイクル(再利用)する目的で金属銀をAg(I)の形態に再溶解することに適用される。
特に銀イオンを含有する溶液、即ち排出液から金属銀を回収するのに電解方法を使用することは長い間知られていた。
従って、文献FR-A-0 704 663は、特に写真に用いられた銀イオンAg(I)を含有する過亜硫酸溶液を、電解により金属状態の銀を分離する方法を記載している。
この方法は、ゼラチン以外の処理すべき溶液に、イオウを含む特定の活性化剤を添加することからなり、このイオウは、電解中に極めて少量の硫化銀のカソード析出物を与えるものである。この文献は、過亜硫酸(hyposulfite)バスからの銀の電解における極めて特定の問題にのみ関するもので、硝酸溶液の電解に適用できることについて何の開示もなく、従って、析出した銀の再溶解は全く記載されていない。
文献US-A-4 226 685は、導電性粒子の下地から形成される高い表面積を持つ特定のカソードを具備し、離れた区画を持たず単一容器の電解装置を用いる、電解メッキの排出液からの銀等の重金属及びシアニドイオンの除去方法に関するものである。硝酸排出液の特定の処理及び金属、例えば析出銀の再溶解が可能なことはともに特に記載されていない。述べられているのは、金属が見出されるカソードが、分解され、装置から取り外され、後に従来の精製技術によって処理されることのみである。
同様に、文献FR-A-0 449 735は、重金属含有排出液の処理のための電解的「汚染除去」リアクターに関し、それは、逆極性の電極を交互に配した単一容器を具備し、このカソードは、好ましくは着脱自在な高容量電極の形態であり、例えば石油コークスに基づく粒子状充填物を有する。
ここでも、硝酸溶液、特に銀溶液には触れられていない。析出金属の回収は、着脱自在のカソードを取り出し、粒子状下地を容器の外で従来の方法で処理して金属を回収することによって行われる。
硝酸溶液から銀を回収してリサイクルする問題は、特に核燃料の再処理プラントにおいて突然に発生する。
これらのプラントでは、Ag(II)種が有する二酸化プルトニウムを硝酸媒体中に「ほぼ瞬時に」溶解するという顕著な能力が用いられる。こらは、特に、J.BOURGES、C.MADIC、G.KOEHLY、M.LECOMTEによる文献“Dissolution du bioxyde de plutonium en milieu nitrique par 1’Ag(II)electrogenere”J.of the Less Comm Metals,p.122,303,1968、及び、M.LECOMTE、J.BOURGES、C.MADICによる文献“Applications du procede de dissolution oxydante du bioxyde de plutonium”Proceedings of the In.Conf.On Nucl.Fuel Reprocessing and Waste Management RECOD 87,Vol.1,p.444,1987に記載されている。
これにより、Ag(II)/Ag(I)レドックス対の使用は、最近数年の間に、ハーグにおいてF.J.PONCELET、M.H.MOULINEY、V.DECORBERT、M.LECOMTEによる文献“Industrial Use of Electro-generated Ag(II)for PuO2 Dissolution RECOD 94 Proceedings”,Vol.II,p.24-28,April 1994,London-United Kingdomに述べられたような再処理プラントにおいて次第に重要になってきている。
特に、ある種のプルトニウム含有排出液の処理には、銀塩、特にAgNO3から電気的に生成されたAg(II)でPuO2を「酸化的」に溶解する技術を用いなければならないことは、J.BOURGES、M.LECOMTE、J.C.BROUDIC、M.MASSON、D.LALAQUE、J.P.LECOURTによる文献“Decontamination des dechets solides contamines en emetteurs alpha,beta,gamma,en vue de leur declassement en terme de stockage”EUR 15 804 FR,1994及びM.H.MOULINEY、F.J.PONCELET、P.MIQUEL、V.DECORBERT、M.LECOMTEによる文献“Electrogenerated Ag(II)for Recovery of PuO2 from Waste”ENC 94,286 1994,Lyon,Franceに指摘されている通りである。
しかしながら、このAgNO3の形態の銀をサイクルの下流部分に導入することは、生成されてガラス固化のサイクルの終点に送られる排出液の処理に多くの問題を生ずる。
一方ではコストの制約、他方ではガラス固化した排出液の質に関する制約が、ガラスに導入される銀の量を制限する。
従って、処理から生ずる濃縮硝酸溶液中のAg(I)形態の銀を回収する必要がある。
α放出体で汚染された硝酸溶液から銀を回収する方法の中で、一方では、通常は抗亜硝酸剤:ヒドラジン、硝酸ヒドロキシルアミンの添加とともにアスコルビン酸でAg(I)を還元しAg(0)として析出させる方法、他方では、分離された区画を有する電解ユニットで行われるAg(I)のAg(0)への還元方法が知られている。
これらの方法は、各々、E.J.WHEELWRIGHT、L.A.BRAY、J.L.RYALによる文献“Apparatus and Methods for Dissolving Hazardous Waste Materials by Catalyzed Electrochemical Dissolution”WO-A-89/10981,November 1989、及び、D.BLANCHARD、J.E.SUMMA、D.L.ALEXANDER、E.J.SHADE、J.D.MATHESON、T.E.BOYD、D.L.COCHRAN、E.J.WHEELWRIGHTによる“Recovery of Silver from CEPOD Anolyte Solution”Final Report -PNL- 10164 UC 721,September 1994に記載されている。
析出による銀の分離は2つの欠点を有している。即ち、望ましくなく分解が困難な還元剤及び抗亜硝酸剤を大量に使用することにより、それに続く排出液の処理を困難にし、実施するのに固体/液体分離を必要とすることである。
既に述べたWHEEL WRIGHTの文献で用いられているような電解析出法は、大きな抵抗降下を招く分離した区画を持つ装置を使用するという大きな欠点を持つ一方、再溶解の可能性については記載も考察もされていない。
単一区画のみを具備する電解装置を用いるが、硝酸溶液の処理の特別な問題について触れていない文献US-A-4 226 685及びEP-A-0 449 735に記載された方法は、空間的及び時間的に分離した再溶解工程を含む可能性があるという大きな欠点を持つ。この工程は、電解装置とは独立した設備においてオフラインで行われる。
これらの欠点は、処理溶液が放射性元素を含有する場合に更に問題となる。
文献JP-A-05 188 187は、その要約において、例えば、消費した核燃料から生ずる硝酸溶解溶液からの金属の回収を記載している。この文献に記載された方法は、抗亜硝酸化合物を添加することのない制御された電圧における電解を用いている。
従って、とりわけ本発明の目的は、従来技術の欠点を解消することである。
これら及び他の目的は、本発明に従い、銀をAg(I)の形態で含有する最初の硝酸溶液から銀を選択的に回収及びリサイクルする電解的方法によって達成され、この方法は、銀Ab(0)を電解析出させた後、析出した銀Ag(0)を再溶解して、Ag(I)の最終溶液を与える連続的な工程を具備し、前記電解析出の工程が規定された(proscribed)電流で行われ、銀の電解析出と析出した銀の再溶解の連続工程が同じ装置内で行われる。
従って、本発明の方法は、上記の従来技術に固有に関連している欠点の2つを解消することができる。
一方では、還元剤のような分解の困難な試薬を使用しない。用いられる全ての製品は、実際上、容易に分解され、引き続く排出液の処理の間に問題を生じないものである。特に、実際の環境では実施が困難な固体/液体分離を回避することが可能である。
他方では、Ag(0)を回収し、それを再溶解する工程が、同じ装置内で一体化されるという事実により、プロセスの重大な簡易化、設備の極端な小型化、液体及び固体の通路となる管及び他の部材の数の削減をもたらす。
この方法のこれら全ての利点は、実際の環境において特に重要である。
再溶解プロセスもリサイクルも空間的に指定された位置においてオフラインで行われることはなく、空間における利益が時間的な利益をも伴う。
従って、本発明の方法は、従来技術の方法より極めて経済的である。さらに、電解析出工程が規定された電流で行われるという事実は、制御された電圧で操作される方法に比較して、電解析出時間が抑制されることを意味する。実際に、析出される銀の量を支配するのは電流である。
ここで、添付する図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図面において:
図1は、本発明の方法の導入のための「銀除去」設備の機能図であり、特に、分離した区画を持たず単一の容器から構成された電解ユニットを具備する。
図2は、分離した区画を持たない電解ユニットにおける銀の電解析出の速度を示すグラフである。X−軸は(分で表した)時間を示し、y−軸は(mol/l×10-2で表した)Ag(I)の濃度を示す。下側の曲線は、妨害カチオンを含まないAg(I)溶液からの銀の電解析出を示し、上側の曲線は、妨害カチオン(Fe、Ni、Cr及びMn)をさらに含む溶液からの銀の電解析出を示す。
従って、銀を回収しリサイクルするための本発明の方法は、それを含む硝酸溶液から銀を選択的に回収することができる。
この溶液は、Ag(I)(Ag+)の形態で銀を含有する任意の特に水溶液であり;処理すべき溶液のAg(I)濃度は、好ましくは0.01から0.1mol/lである。
この溶液は硝酸溶液であり、即ち、硝酸HNO3を、好ましくは0.1から6mol/l、例えば5mol/lの濃度で含有する。
処理する溶液は、Ag(I)以外に、一般に「妨害カチオン」と呼ばれる他のカチオンを1又はそれ以上含んでいてもよい。これらのカチオンは、一般に、例えばFe、Ni、Cr、Mn、Mg及びZnからなる群に属する金属のカチオンであり、各々は0.1mol/l以下、例えば0.05mol/l以下の濃度で存在する。
特に有利な特徴の一つによると、本発明の方法は、妨害カチオンを含有する溶液から100%銀に近い電解析出収率を持つ定量的な析出が可能なだけでなく、銀Ag(0)の、一般的に90%以上の高純度での選択的析出も可能にする。
硝酸溶液は、特に、PUREXプロセスによるプルトニウム含有排出液の処理から生ずる硝酸溶液である。従って、銀をAg(I)の形態で含有する硝酸溶液は、さらに、例えばU、Pu、Am、Np、Cm及びランタノイドからなる群に属する放射性元素を含有する。
存在する各放射性元素の濃度は、一般に100mg/l以下である。Uについての濃度は、好ましくは50mol/l以下であり、Am及びPuについては、好ましくは1.25mol/lである。
また、本発明の方法は、これらの放射性元素を含有する溶液からの銀の選択的析出も可能にする。この選択性は、カソード上に析出する銀Ag(0)が極めて純粋であり、このために、引き続く方法の第2段階における金属銀のAg(I)への再溶解により、一般に最初の活性の1%未満のアルファ活性しか含まない溶液が得られ、これは100以上の汚染除去指数DFに該当するという事実によって示されている。
従って、硝酸媒体中に再溶解された金属銀は、電解生成されたAg(II)の溶脱のプロセスの上流点において容易にリサイクルされる。
硝酸溶液には、懸濁材料などの他の化合物も、一般に100mg/l未満の濃度で存在しうる。
本発明によると、銀の電解析出(回収)工程、及び析出した銀の再溶解(リサイクル)工程は、同じ装置内で行われる。
この装置は、好ましくは、分離した区画を持たず、単一容器を具備する電解ユニットである。
このような装置は、極めて小さな抵抗降下しか持たず、妨害カチオンの存在下でも高い電流効率を与える一方、銀の電解析出は、ほほ定量的(quasi-quantative)であり、2つの工程の最後における銀の全収率も極めて高い。
このような電解ユニットは、例えば、文献EP-A-0 449 735に記載された型のものであり、図1に示すように、容器(1)を具備し、それは一般に平行六面体の形状をなし、例えばPVC、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、処理される溶液、及び用いられる試薬、及び電解プロセスに対して不活性な他の材料からなる。この容器は、上方及び下方の2つの半容器からなるものであってもよく、上方半容器は着脱自在なカバーをなし、下方半容器が容器そのものを構成し、これら2つの半容器は、ヒンジ、フランジ(4)等の任意の適当な固定または結合手段によって互いに堅く固定されている。
この容器は、その一端に供給装置、即ち管(2)を備え、安全なオーバーフローを備えていてもよく、他端に、オリフィス及びアウトレット、即ち管(3)を備えるとともに、再循環オリフィス及び管(5)を備え、これらの管は、バルブ(6)(7)といった流動をブロック及び/または制御する手段を備えている。
さらに、管(2)の電解ユニットの僅か前方に、尿素溶液の導入を可能にするための分枝管(21)が設けられている。
また、容器は、その上部にフランジ(8)を具備し、そこにガス状排出物の排気のための管が接続され、例えば、スクラビングカラムに向けられる。
さらに、容器の上部に分枝管(22、23)が設けられ、それらは、空気や中性ガス等のキャリアガス供給部(22)及び水供給部(23)に接続される。
所定数の他の分枝管(ここでは1本のみ図示した)が容器に設けられ、センサー及び/またはケーブルの通路となって、測定装置または電極への接続を可能にし、反応をモニターすることができる。
例えば、電解ユニットは、他でもなく、ガス状排出物の排気管内に位置し、水素放出のモニターを可能にする爆発センサー(explosimeter)を具備することができる。
電解ユニット、即ち電解セルは、1又はそれ以上の逆極性の電極を備える。
逆極性の電極は、文献EP-A-0 449 735に記載された装置の場合のように、交互に配列することができる。
一方の極性に相当する電極は、より大きな展開表面積の1又はそれ以上の電極であり、容量電極(volume electrode)と呼ばれ、好ましくは、既に述べた欧州特許に記載されているように着脱自在及び取り外し可能である。大きな面積とは、一般的には数m2の面積、好ましくは1から10m2と解される。容量電極は、好ましくは本発明の方法で用いられる電解ユニットのカソードを構成し、例えば、多数(例えば10から25)の金属グリッド、例えばステンレススチールグリッドのスタックからなる。
これにより、容量電極、例えばカソードは、大きな展開面積を持ち、100から500Aの電流で1から10mA/cm2の電流密度を可能にする。カソードを構成するグリッドは、それを固定するためのフレーム内に配置され、これらのフレームは、処理する溶液、及び用いる試薬に関して不活性な金属材料からなるが、例えば、これらのフレームは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、またはポリプロピレンで形成してもよい。
また、カソードは、多孔性の濾布で被覆して、アノードとカソードとの間に短絡回路(dead short circuit)を生ずることのある樹枝状結晶の形成を抑制してもよい。
電解ユニットは、好ましくはn個のカソードとn+1個のアノードを具備し、例えば図1に示した電解ユニットは、7個のアノード(1)の間に容量カソード(11)が挿入されている。
用いられるアノードは、例えば、白金あるいはルテニウムまたはイリジウムで被覆されたチタンであり、後者は、酸化イリジウム及び/または酸化ルテニウムの電気触媒的析出で被覆されたチタンである。
カソード及びアノードのフレームは、必要ならば、電解ユニットの容器内に設けられた手段と共動する手段を具備し、電解ユニットの容器内で着脱自在及び取り外し自在に、それらの位置を決めて固定するようにしてもよい。これらの手段は、一方は突起であり、他方は前記突起と係合する溝であり、この溝は電解ユニットの容器内に設けられ、例えば、この容器の壁面に掘った溝である。
本発明の方法は、第1に、銀の電解析出工程を含み、その電解の操作パラメータは、好ましくは特定の値の範囲内に完全に制御され、高い電流効率及び銀のほぼ定量的な析出を高い選択性で与える。
規定された電流で行われるこの電解析出工程では、カソードに低電流密度、好ましくは10mA/cm2、例えば2から6mA/cm2の電流が適用され、好ましくは尿素等の抗亜硝酸剤を添加して、析出したAg(0)がHNO3による自己触媒性溶解反応を受けるのを防止する。
実際に、溶液中に十分な銀が存在しないと、供給される電極は銀を還元する必要量より大きくなり、従って、硝酸も還元されてしまうので、抗亜硝酸剤を用いることに利点がある。ここにも、有利には抗亜硝酸剤を用いることを必要とする本発明の方法の好ましい特徴がある。そのような剤、即ち抗亜硝酸化合物を添加することは、電解析出が制御された電圧で行われる方法においては述べられていない。抗亜硝酸化合物は、一般的に、尿素及び酸素化水の中から選択される。
尿素は、例えば0.1mol/lの濃度で、通常は初期段階に添加されるが、操作に要する時間に応じて、濃度8mol/lの水溶液から連続的に添加することが必要な場合もある。添加すべき尿素の量は、処理する溶液の組成に応じて変化し、既に特定したような硝酸溶液について、尿素の量は、一般的に6×10-6mol/s/A未満とすべきである。尿素は容易に分解される反応物であり、引き続くプロセスの一部に対して何の悪影響も及ぼさない。
しかしながら、尿素の使用により、N2、CO2及び水の形成以外に、硝酸ナトリウムが形成されることがあるという事実により、抗亜硝酸剤として酸素化水が好ましく用いられ、その濃度は当業者によって容易に決定される。
銀電解析出工程は、不連続、即ちバッチ形式で行うことができるが、銀除去される硝酸溶液の連続的再循環で行うのが好ましい。
図1に示すように、電解ユニット(1)の容器に処理すべき溶液が循環ポンプ(12)を用いて調節された流速でロータメータで測定しながら供給され、この溶液は、「銀除去」するべき硝酸溶液を収容する十分な容量、例えば1m3の貯蔵タンク(14)即ち供給タンクから供給される。
また、供給管(再循環管とも呼ぶ)(15)は、バルブ(16、17)等の閉塞手段を具備している。
尿素溶液は、一般に、好ましくは電解ユニットの上流にある管(2)に設けられた分枝管(21)を用いて回路に導入される。タンク(14)は、処理する硝酸溶液の温度を調節することのできる手段を備えている。図において、これらの手段は、溶液中に浸され、それを通じて熱電荷を通すコイル(18)で示されている。
また、溶液の温度を調節する手段は、温度センサーを備えている。
貯蔵タンクは、例えば反応物及び他の物質を導入するための所定数の分枝管(20)も具備している。この電解ユニットを通して処理された、即ち「銀除去された」硝酸溶液は、再循環オリフィスを通して電解ユニットから放出され、バルブを備えた再循環管(5)を通って貯蔵タンク(14)に戻り、そこから、再循環管の第2部材(15)及び管(2)を通して電解ユニットに再び導入される。従って、電解ユニットには、連続的かつ一定流速で硝酸溶液が供給され、ユニットを通る度にAg(0)がカソード上に析出してAg(I)は減少する。
再循環は、例えば2つの白金電極を持つポテンシオメーターにより、銀の電解析出の反応速度に従って続ける。
電解析出の終点は、例えば、100mg/l未満のAg(I)濃度に相当し、電位の急変によって明らかとなる。
次いで再循環を停止する。電解析出操作の時間は、可変であり、回収すべき銀の量及び適用する電流に依存する。それは、50から100%のファラデー収率に対応する。
本発明によると、特に上記のパラメータを用いて操作条件が完全に制御及び調節されているので、銀の収率は、ほぼ定量的、即ち99%を越えるものである。
本発明の方法では、次いで本発明の第2工程に進み、それは、先行する電解析出工程の間に金属銀の形態で析出した銀の再溶解工程である。
本発明の基本的な特徴によると、この再溶解工程は、電解析出工程を実施したのと同じ装置内で行われ、それは、好ましくは分離した区画を持たず単一容器からなる電解ユニット、例えば既に記載した型のユニットである。
再溶解工程は、一般に、2つの工程を含み、一方は電解析出を実施した装置を空にする第1工程であり、他方は再溶解自体の第2工程である。
ユニットを空にすることは、好ましくは電解析出工程の終了直後に行い、洗浄及びリンス液、好ましくは水、好ましくは脱塩水、または通常0.1N未満の酸でのリンスを含む。
本発明の好ましい特徴では、電解ユニットまたは電解セル等の装置に水等のリンス液を、ピストンを用いて、好ましくは100リットルの容量の装置に対して300l/hより大きな流速で注入するのが好ましいことが示された。
このような条件下で、銀のHNO3による再溶解による銀の喪失は、硝酸での希釈が速いほど非常に低下する。
一方、本発明の他の好ましい特徴によると、空にすることを、好ましくは、例えば12ボルトの電圧を印加しながら実施する。
カソード上に析出した銀Ag(0)の再溶解工程は、例えば、4mol/l、好ましくは6mol/lの濃度に濃縮した新鮮な硝酸を、好ましくはゼロ電流で導入することによって実施される。
このように操作することにより、特に上記の第2工程の操作条件を観察することにより、この方法の全体を通じて、一般に96%より高い、さらには99%より高いという、極めて高い銀の全収率が得られる。
図1を参照して、ユニットを空にすること、及び銀を再溶解することの操作方法を。以下のように系統的に説明することができる。
空にすることは、単にバルブ(7)を解放することにより、管(3)を使用して実施される。
リンスは、水を管(23)から注入することにより実施される。
再溶解に必要な、例えば6N即ち6mol/lの新鮮な硝酸は、通常は、例えば300リットル容量のタンク(24)に収容され、ポンプ28を用いて、バルブ(27)を備えた管(25)、(26)を通して電解ユニットに、あるいは電解ユニットから循環される。
第1の極めて選択的な電解析出工程の終点において回収された金属銀は高純度であり、このことにより、Ag(0)の再溶解後に得られる最終的なAg(I)の硝酸溶液は、非常に僅かな妨害イオン及び/または放射性元素しか含まない。
従って、得られた溶液は、一般に最初の活性の1%未満のアルファ活性分画しか含まず(汚染除去指数DF≧100)、例えば、この方法の上流点において容易にリサイクルされる。
例示を目的とし、全く限定的ではない以下の実施例は、本発明の方法が如何にして実施されるかを示す。
実施例1:
この実施例では、本発明の方法の第1工程に従うAg(0)の電解析出が、縮小されたスケールで実施される。
用いた装置は、単一の容器を持ち、分離した区画を持たず、平行六面体形状の電解ユニットを具備し、図1に示したものと同様に、再循環ループが接続されている。
1.5lの有用な容量を持つこの電解ユニットに、酸化イリジウム及び/または酸化ルテニウムの電解触媒析出で被覆したチタンからなり、各々が110cm2の展開表面積を有する2つのアノードと、316Lステンレススチールからなるカソードとを装着する。各カソードは、95×115mmサイズで平滑かつ均一なワイヤー25グリッドのスタックからなり、これらのカソードの各々は、2700cm2の展開表面積を有する。
処理した硝酸溶液の特性は次の通りである。
・HNO3濃度: 4mol/l
・Ag(I)濃度: 0.05mol/l
・「妨害」カチオンの濃度: 0
・最初に添加した尿素の濃度: 0.1mol/l
・処理した硝酸溶液の容量: 10リットル
カソードに6Aの電流を流し、本発明に従って、カソード電流密度を2mA/cm2とした。
上記の硝酸溶液から、定量的な銀(Ag(0))の析出が観察された。
電流効率は78%であった。
図2において、下側の曲線は、妨害イオンの無い場合の銀の電解析出の速度を示す。
約180分の終点において、処理溶液中の全ての銀がカソード上に析出したことが観察された。
実施例2:
この実施例では、本発明の方法の第1工程に従うAg(0)の電解析出を、縮小スケールで再度実施する。
実施例1と同じ電解ユニットを持つ装置を使用した。
処理した硝酸溶液の特性は次の通りである。
・HNO3濃度: 4mol/l
・Ag(I)濃度: 0.05mol/l
・「妨害」カチオンの濃度:
Fe(III):2.50×10-3mol/l
Mn(III):0.08×10-3mol/l
Ni(II):0.32×10-3mol/l
Cr(III):0.75×10-3mol/l
妨害イオンの全濃度:3.65×10-3mol/l
・最初に添加した尿素の濃度: 0.1mol/l
・処理した硝酸溶液の容量: 10リットル
カソードに6Aの電流を流し、本発明に従って、カソード電流密度を2mA/cm2とした。
実施例1と同様に、上記の妨害イオンを含有する硝酸溶液から、定量的な銀(Ag(0))の析出が観察された。
電流効率は65%であった。
図2において、上側の曲線は、妨害イオンの存在下での銀の電解析出の速度を示す。
約210分の終点において、処理溶液中の全ての銀がカソード上に析出したことが観察された。
実施例3:
この実施例では、放射性元素の存在の影響が実験される。これらの放射性元素は、銀除去される処理溶液を構成する硝酸溶液中に僅かな量で存在する。
放射性元素は、実質的に、U、Pu及びAmである。
これらの放射性元素以外に、溶液は、「妨害」イオン、Fe、Cr、Mn及びNiも含有している。
用いた装置は、実施例1及び2と同様に、単一の容器を持ち、分離した区画を持たない電解ユニットを具備するが、実際に環境での使用条件に合わせ、即ち、グローブボックス内に配置した。
処理した硝酸溶液の特徴は以下の通りである。
・HNO3濃度: 4mol/l
・初期Ag(I)濃度: 5.28×10-2mol/l
・初期尿素濃度: 0.242mol/l
・「妨害」カチオンの濃度:
Fe(III):2.9×10-3mol/l
Ni(II):3.5×10-4mol/l
Cr(III):8×10-4mol/l
Mn(III):9×10-5mol/l
妨害イオンの全濃度:4.14×10-3mol/l
・放射性元素の濃度
Pu:1.5mg/l
U :50mg/l
Am:0.1mg/l
放射性元素の全濃度:51.6mg/l
・処理した硝酸溶液の容量: 1.7リットル
カソードに6Aの電流を流し、カソード電流密度を2mA/cm2とした。
電流効率87%で、初期銀の99%が25分間に電解析出した。
引き続く工程におけるHNO3によるAg(0)のAg(I)への再溶解液が、初期活性の1%以下のアルファ活性分画を含んでいたことから、この析出は極めて選択的に行われた。
この残余活性は、電解ユニットから銀除去する溶液を、水でリンスすることなく空にした後の、電解ユニット、実質的にはカソードの保持容量に相当する。
実施例4:
この実施例では、Ag(I)以外に妨害イオン、即ち不純物、主にFe、Ni、Cr及びMnの化合物を含有する硝酸溶液から、電解析出によって銀を回収することを、準−工業的スケールで実施した。
用いた装置は、図1に記載したものに従い、電解ユニット、及び、銀除去される硝酸溶液を収容した供給タンクを具備する。
PVCで製造された平行六面体形状の電解ユニットは、100lの容量を持ち、銀除去される溶液は、1m3の貯蔵タンクから循環ポンプにより、13m3/hの流速で供給される。
電解ユニットには、図1に示したように、316Lステンレススチールからなるグリッドを持ち16m2の表面積を持つ6個の容量カソードと、0.7m2の表面積を持つ7個の白金アノードを装着した。
カソードを構成するグリッドのスタックは、それらを固定するフレーム内に配備した。
これらのフレーム及び異なるアノードは、リアクター内に設けた溝において電解ユニット中に配置した。
5kgの銀を含有する1m3の硝酸溶液は、4mol/lのHNO3濃度を有する。
この溶液は、以下の濃度の妨害イオンも含む。
Fe:2.9×10-3mol/l
Mn:9×10-5mol/l
Cr:8×10-4mol/l
Ni:3.5×10-4mol/l
再循環流速は13m3/hに調節し、400Aの電流を流し、本発明に従って、カソード電流密度を2.5mA/cm2とした。
溶液の温度は22−25℃に調節した。
他の操作パラメータは変えずに、尿素濃度を異なる範囲:0.07から0.13mol/l;0.02から0.07mol/l;0.02から0.03mol/l;0.04から0.06mol/l;そして最後に0.06から0.11mol/lに変化させて5つの試験を行った。
尿素の供給は、8mol/lの尿素水溶液を、11から22mol/hの流速で添加することにより連続的に行った。
実施した5つの試験について、以下の3つのタイプのオン・ラインモニタリングを用いた:
・爆発センサーによる、排出ガスへの水素の放出;
・白金2電極でのポテンシオメトリーによる、[Ag(I)]の有無のモニタリング;
・370nmにおけるHNO2の分光光度測定法モニタリング。
Figure 0004435875
表は、4時間30分から5時間15分の間に、99%を越える収率で5kgの銀の電解析出がなされたことを示している。
電流効率は、64から70%であった。
水素の放出をモニターすることにより、銀の電解析出の間に電解生成された水素の見かけの不存在(quasi-absence)を示すことができるが、電解の終了時において、H2<1%ppvであったことを特記する。
規定された電流i=600μAにおける2白金電極でのポテンシオメトリーにより、銀の電解析出の終点が、Ag(I)臨界値<100mg/lであることが明らかにされた。
200mVの電圧の急変が観察された。
全電解時間の間に、3.10×10-3mol/sの速度での尿素の添加、または7.5×10-6mol/s/Aでは、如何なる重大なHNO2も(光学密度の測定によって)検出されなかった。

Claims (17)

  1. Ag(I)の形態で銀を含有する硝酸溶液から銀を選択的に回収及びリサイクルするための電解的方法において、当該方法が、金属銀A(0)の形態で銀を電解析出させた後、析出した銀Ag(0)を別の硝酸溶液中に再溶解して、Ag(I)の最終溶液を与える連続的な工程を具備し、
    (i)前記電解析出の工程が規定された電流で行われ、
    (ii)前記電解析出の工程中に、尿素及び酸素化水の中から選択される抗亜硝酸剤を添加し、かつ、
    (iii)銀の電解析出の析出した銀の再溶解の連続工程が、分離された区画を持たない単一容器を具備する電解ユニットである装置内で行われる方法。
  2. 最初の溶液が、0.01から0.1mol/lの濃度でAg(I)を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 最初の溶液が、0.1から6mol/lの濃度で硝酸を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 最初の溶液が、銀以外に、Fe、Ni、Cr、Mn、Mg及びZnからなる群に属する金属カチオンの1つ又はそれ以上を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 存在する各カチオンの濃度が、0.1mol/l以下であることを特徴とする請求項記載の方法。
  6. 最初の溶液が、U、Pu、Am、Np、Cm、及びランタノイドからなる群に属する放射活性元素の1つ又はそれ以上を含有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 存在する各放射活性元素の濃度が、100mg/l以下であることを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 前記銀の電解析出の工程が、10mA/cm2以下のカソード電流密度で行われることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 尿素が、6×10-6mol/s/Aの速度で連続的に添加されることを特徴とする請求項記載の方法。
  10. 尿素の濃度を、0.02から0.242mol/lの範囲に保つことを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 電解ユニットが、1又はそれ以上の、大きな展開表面積を持つカソードを具備することを特徴とする請求項記載の方法。
  12. 前記再溶解工程が、前記装置を空にする第1の工程と、カソード上に析出したAg(0)を再溶解する第2の工程を具備することを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 前記空にする工程が、電圧印加とともに行われることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記空にする工程が、前記装置をリンス液でリンスすることを含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
  15. 前記リンス液が、300l/hより大きな流速でピストンによって注入されることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 前記カソード上に析出した銀Ag(0)の再溶解の工程が、4mol/l以上の濃度の新鮮な硝酸を導入することにより行われることを特徴とする請求項12記載の方法。
  17. 前記再溶解工程自体が、ゼロ電流で行われることを特徴とする請求項12記載の方法。
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