JP3044306B1 - 放射性廃棄物の除染システム及びその運転方法 - Google Patents

放射性廃棄物の除染システム及びその運転方法

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JP3044306B1 JP11137824A JP13782499A JP3044306B1 JP 3044306 B1 JP3044306 B1 JP 3044306B1 JP 11137824 A JP11137824 A JP 11137824A JP 13782499 A JP13782499 A JP 13782499A JP 3044306 B1 JP3044306 B1 JP 3044306B1
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友之 吉田
昇 大関
浩 梅津
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Abstract

【要約】 【課題】 放射性廃棄物の除染において常に高い除染能
力を維持すると共に、除染剤の能率的回収と連続運転を
可能にした放射性廃棄物の除染システムとその運転方法
を提供する。 【解決手段】 Ag2+イオン生成電解装置1と、除染液
貯留槽2と、電解装置1と貯留槽2との間に除染液を循
環せしめ得る配管装置3と、配管装置5により貯留槽2
より除染液を供給され得るイオン交換装置4と、イオン
交換装置4により処理された除染液を貯留し得るイオン
交換廃液受槽6と、イオン交換廃液受槽6から貯留槽2
へイオン交換廃液を戻し得る配管装置7aと、配管装置
7bによりイオン交換廃液を供給されてAgと硝酸溶液
を回収し得る分離回収装置8,9,10,11,12と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所、ウ
ラン燃料加工施設、核燃料再処理工場等の原子力施設で
使用されて放射性物質により汚染された装置や該施設の
解体により発生する放射性廃棄物の除染システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子力施設から発生する放射性廃棄物
は、一般にフッ酸や塩酸等の溶液に浸漬する化学的方
法、放射性廃棄物が金属である場合、該廃棄物と電極と
を接触させこれを電極として電解を行う電解研磨法、ブ
ラスト材を廃棄物にぶつけるブラスト法等により、放射
性物質の除去(以下「除染」という)を行い、低レベル
放射性廃棄物として処分される。
【0003】しかし、従来の酸を用いる化学的方法は除
染設備の材質に制限があり、また刺激性の酸であるため
十分な注意が必要であるという問題があった。また、電
解研磨法やブラスト法は、電解液の処理により発生する
スラッジやブラスト材が除染材として再利用できないと
いう問題があった。
【0004】そこで、これらの問題を解決するために、
硝酸銀を含む硝酸溶液を電解酸化させて生成されるAg
2+イオンを水と反応させて生成されるOHラジカルを用
いて放射性物質を除去する方法が提案されている(特開
平8−233994号公報参照)。この方法では、放射
性物質を除去した後の除染廃液からAgや硝酸を回収し
て再利用することができるという特徴を有している。そ
のため、廃棄物の量が少なくて済むという特徴も有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記方法に
おいては、Ag2+イオンはOHラジカルを生成させる際
にAg+ イオンとなるため、放射性物質の溶解に伴いA
2+イオンは減少していく。つまり、除染能力は除染の
進行と共に減少する。そこで、除染能力を高い水準に維
持するために、Ag+ イオンを電解酸化させてAg2+
オンに再生することが望まれる。しかしながら、除染が
進行するにつれてAg2+イオンの再生が阻害されるとい
う問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、原子力施設の保
守や廃棄処分に伴い発生する多種多様な放射性廃棄物の
除染において常に高い除染能力を維持すると共に、除染
剤の能率的回収と連続運転を可能にした、放射性廃棄物
の除染システムとその運転方法を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による放射性廃棄物の除染システムは、硝酸
銀を含む硝酸溶液を電気化学的に酸化させてAg2+イオ
ンを生成するAg2+イオン生成電解装置と、該Ag2+
オン生成電解装置で生成されたAg2+イオンを含む硝酸
溶液を貯留する除染液貯留槽と、該除染液貯留槽内の除
染液を前記Ag 2+イオン生成電解装置へ戻し得る配管装
置と、前記除染液貯留槽内の除染液からAg2+イオン及
びAg+ イオンと溶出した他の物質のイオンとを分離す
るイオン交換装置と、該イオン交換装置からの廃液を受
容するイオン交換廃液受槽と、該イオン交換廃液受槽内
の廃液を前記除染液貯留槽へ戻し得る配管装置とを含ん
でいる。
【0008】また、本発明によれば、前記システムは、
前記イオン交換廃液受槽の廃液からAgと硝酸溶液とを
分離回収する分離回収装置を更に含んでいる。
【0009】また、本発明によれば、前記除染液貯留槽
と前記イオン交換装置との間に、前記除染液貯留槽内の
Ag2+をAg+ に還元して前記イオン交換装置へ供給す
るAg2+イオン還元電解装置が配置されている。
【0010】また、本発明によれば、前記除染液貯留槽
の出口に除染されるべき放射能汚染系統機器の入口配管
を接続すると共に、前記機器の出口配管を前記除染液貯
留槽へ接続し得るようになっている。
【0011】本発明による放射性廃棄物除染システムの
運転方法は、硝酸銀を含む硝酸溶液を電気化学的に酸化
させてAg2+イオンを生成させるAg2+イオン生成電解
装置と該Ag2+イオン生成電解装置で生成されたAg2+
イオンを含む硝酸溶液を貯留する除染液貯留槽との間に
除染液を循環させ、前記除染液貯留槽より該除染液貯留
槽内の除染液からAg2+イオン及びAg+ イオンと他の
溶出した物質のイオンとを分離するイオン交換装置へ除
染液を給送し、前記イオン交換装置からの廃液を前記除
染液貯留槽へ戻すようになっている。
【0012】また、本発明の運転方法によれば、前記除
染液貯留槽内のAg2+イオンをAg + イオンに還元する
Ag2+イオン還元電解装置を介して前記除染液貯留槽よ
り前記イオン交換装置へ除染液を給送するようになって
いる。
【0013】また、本発明の運転方法によれば、Agと
硝酸溶液とを分離回収するため前記イオン交換廃液受槽
より分離回収装置へ前記イオン交換廃液受槽内の廃液を
給送するようになっている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
した実施例に基づき説明する。図1は第1実施例の概略
図で、1は電源1aと電解槽1bから成るAg2+イオン
生成電解装置、2は除染液貯留槽、3はAg2+イオン生
成電解装置1と除染液貯留槽2とを接続するポンプとコ
ックを含む配管装置、4は除染の進行により放射性廃棄
物から溶解した鉄イオン等のAg2+イオンの生成及び再
生を妨害するイオンや除染された放射性物質の除去を行
うイオン交換樹脂を含むイオン交換装置、5は除染液貯
留槽2からイオン交換装置4へ除染液を給送するための
ポンプとコックを含む配管装置、6はイオン交換装置4
により鉄イオンやクロムイオン等の除去された除染液
(廃液)を受容するためのイオン交換廃液受槽、7aは
イオン交換廃液受槽6内の廃液を除染液貯留槽2へ戻す
ためのポンプとコックを含む配管装置、7bはコックと
配管装置7aと共有のポンプとを含む配管装置である。
【0015】8は電源8aと配管装置7bを介してイオ
ン交換廃液受槽6から給送される廃液からAgを回収す
るために用いられる電解槽8bとから成るAg回収装
置、9はAg回収装置8で回収されたAgとろ液(主と
して硝酸溶液)とを分離して分離された粉末状の電解銀
を排出する電解銀粉排出口9aと分離されたろ液を排出
するろ液排出口9bとを有する固液分離装置、10はろ
液排出口9bから排出されたろ液を蒸留するための蒸留
装置、11は蒸留装置10からの蒸気を凝縮するための
凝縮装置、12は凝縮装置11からの凝縮液を受容する
ための留出液受槽であって、これらはAgと硝酸溶液と
を分離回収する分離回収装置を構成している。
【0016】第1実施例は上記のように構成されている
から、電解槽1b内に硝酸銀を含む硝酸溶液を注入して
電気分解を行えば、Ag2+イオンが生成される。かくし
て得られたAg2+イオンを含む硝酸溶液は、除染液貯留
槽2へ送られて貯留される。放射性廃棄物は、例えば、
この除染液貯留槽2内に漬けることにより除染される
が、貯留槽2内では、放射性汚染物の溶解に伴いAg2+
イオンはAg+ イオンとなり、放射性廃棄物が鉄,クロ
ム等の金属である場合には鉄イオン、クロムイオン等が
同時に溶出する。かくしてAg2+濃度が低下しAg+
オン、鉄イオン、クロムイオン等を含んだ除染液は、配
管装置5を介してイオン交換装置4へ送られ、ここで鉄
イオン、クロムイオン等が除去されて、イオン交換廃液
受槽6に一旦貯留される。イオン交換廃液受槽6に貯留
された除染液は、配管装置7aを介して除染液貯留槽2
へ戻される。このようにして、除染液貯留槽2内にはA
2+イオン濃度の低下した除染液が貯留することになる
が、これは、配管装置3を介してAg2+イオン生成電解
槽1bの陽極室へ送られ、Ag+ イオンはここで効率的
に電解酸化されてAg2+イオンに再生される。再生され
たAg2+イオンを含む硝酸溶液は、Ag2+イオン生成電
解槽1bの陽極室からオーバーフローし、除染液貯留槽
2へ送られる。このようにして、除染によりAg2+濃度
の低下した除染液は再生される。以上のサイクルを繰り
返すことにより、放射性廃棄物の表面は徹底的に洗浄さ
れ、洗い落とされた放射性物質はイオン交換装置4にお
いて鉄イオン、クロムイオン等と共に除去される。
【0017】上述のようにして放射性廃棄物の除染作業
を終了した後は、配管装置3と7aのコックを閉め、除
染作業中閉めて置いた配管装置7bのコックを開いて、
除染液貯留槽2とイオン交換廃液受槽6に貯留されてい
る除染液をAg回収装置8の電解槽8bの陰極室へ送
り、電気分解を行う。電解槽8bの陰極上に電析したA
gは粉末状であるため、電極板に振動を与える等して電
極から分離させ、陰極室内の硝酸溶液と共に固液分離装
置9へ排出させる。この排出は、イオン交換廃液受槽6
から電解槽8bに供給された所定量の除染液の電気分解
が終了する毎に間欠的に行われる。Ag回収時の硝酸濃
度が高い場合電解によりAgは陰極に析出しないので、
硝酸濃度は2規定以下であることが望ましい。固液分離
装置9により分離された硝酸溶液は排出口9bから排出
されて蒸留装置10に一旦貯留され、凝縮装置11を介
して濃縮されて、留出液受槽12により硝酸濃度13規
定程度に濃縮された硝酸溶液が回収される。このように
して回収された濃縮硝酸溶液は、微量の鉄イオンやAg
イオン等を含んでいるため、純粋な濃縮硝酸が必要な場
合は再度蒸留される。一方、電解により得られたAg粉
末は固液分離装置9の排出口9aから回収される。
【0018】図2は本発明の第2実施例を示している。
この第2実施例は、除染液貯留槽2とイオン交換装置4
との間に、除染液貯留槽2内のAg2+イオンをAg+
オンに還元してイオン交換装置4へ供給するAg2+イオ
ン還元電解装置13が設けられている点で、前記第1実
施例とは異なる。即ち、Ag2+イオン還元電解装置13
は電源13aとAg2+イオン還元電解槽13bとから成
り、除染液貯留槽2内の除染液は、配管装置5を介して
電解槽13bの陰極室へ供給され、ここで除染液中のA
2+はAg+ に還元されて、ポンプとコックを含む配管
装置14を介してイオン交換装置4へ送られるようにな
っている。
【0019】第2実施例は上記のように構成されている
から、Ag2+イオン還元電解装置13により、強い酸化
力を有するOHラジカルを生成するAg2+イオンが除染
液中より除去され、その結果、イオン交換装置4のイオ
ン交換樹脂が分解、劣化するのを防止でき、連続的な除
染運転が可能となる。Ag2+イオンをAg+ イオンに還
元するには、除染液貯留槽2を出た除染液中に還元剤を
投入する方法も考えられるが、この方法は除染液中のA
g濃度及び硝酸濃度が変動したり、過剰の還元剤が次工
程に悪い影響を及ぼしたりする可能性があるため、好ま
しくない。なお、イオン交換装置4以降の各工程におけ
る作用は、第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。
【0020】図3は本発明の第3実施例を示している。
この第3実施例は、除染液貯留槽2に貯留された除染液
を、除染されるべき放射性汚染系統機器16内へ流して
放射性廃棄物の除染を行うようにした点で、第1実施例
とは異なる。即ち、コックと配管装置5のポンプを共用
する配管装置15aを機器16の入口配管16aに接続
すると共に、該機器16の出口配管16bに除染液貯留
槽2に接続された配管15bが接続されていて、配管装
置5のコックを閉め配管装置15aのコックを開けるこ
とにより、放射性汚染系統機器16内に除染液を循環さ
せることができるようになっている。
【0021】第3実施例は上記のように構成されている
から、Ag2+イオン生成電解装置1から留出液受槽12
に至る一連のシステム或いはAg2+イオン生成電解装置
1から配管装置7aに至るまでのシステムを配管装置7
bと接続可能に切り離してこれらを移動可能のハウジン
グ内に収納し、必要に応じて放射性汚染系統機器16の
入口配管16bと出口配管16bに配管装置15aと配
管15bを夫々接続するようにすれば、系統機器16を
設置状態のままで分解することなしに除染することが可
能でしり、極めて便利である。なお、イオン交換装置4
以降の各工程における作用は第1実施例と同様であるの
で、説明を省略する。
【0022】以上、本発明の各実施例について説明した
が、何れの実施例においても、各配管装置の開閉を所定
のプログラムに従って行うように自動制御すれば、シス
テムの自動運転が可能となる。なお、Ag2+イオンは水
と反応して強い酸化力を有するOHラジカルを生成する
ため、Ag2+イオンを含む溶液と接触する部分は酸化雰
囲気に対して耐食性を持つ必要がある。従って、電解槽
1b,8b及び13b、除染液貯留槽2、イオン交換廃
液受槽6、蒸留装置10、配管装置3,5,7a,7
b,14,15a及び15b等は、チタン、ジルコニウ
ムのような酸化雰囲気で強い不動態膜を形成する金属、
白金族、アルミナ等のセラミック、ガラス及びテフロン
等の耐食性を有する有機材で作られるのが望ましい。ま
た、電解槽で用いられる電極は、硝酸溶液中で耐食性を
有する金属であることが必要であり、特に陽極材は電解
中正の電位を印加されるので白金金属であることが望ま
しい。なお、イオン交換装置4に用いられるイオン交換
樹脂は、吸着させようとするイオンの種類により適宜選
択される。
【0023】実施例ではAg回収装置8として電解によ
る方法を用いたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これに代えてイオン交換法、溶媒抽出法等他の化
学的方法を用いることも出来る。イオン交換廃液受槽6
に貯留される除染廃液に含まれる金属イオンとしては、
Ag2+イオン、Fe3+イオン、Cr6+、Ni2+イオン、
2+イオン、Cs+ イオン、Sr2+イオンその他があ
る。この中でAg2+イオンは貴金属であるため、化学的
性質、電気化学的性質が他の元素と異なり選択的分離を
行い易い。例えば、Ag2+イオンは、 Ag=Ag+ +e- 0.80V(vs.NHE) Fe2+=Fe3++e- 0.78V(vs.NHE) Fe=Fe2++2e- −0.44V(vs.NHE) Cr=Cr2++2e- −0.79V(vs.NHE) Ni=Ni2++2e- 0.24V(vs.NHE) Co=Co2++2e- −0.29V(vs.NHE) U=U3++3e- −1.64V(vs.NHE) と標準酸化還元電位が高いため、電解により他の元素よ
り選択的に回収することが可能である。しかし、Ag+
がAgに還元する電位とFe3+がFe2+に還元する電位
は近く、Agの電解採取時にFe3+イオンが液中に存在
すると電流効率の低下を招く。そこで、イオン交換装置
4によりFe3+イオン等を予め除去したイオン交換廃液
をAg回収のための電解に用いることは、Ag回収の面
においても有効となる。
【0024】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、電子力施設
の廃止処置に伴い発生する種々の放射性廃棄物を常に高
い除染能力をもって除染することが可能であり、その結
果、放射性廃棄物量の大幅な低減が可能となり、廃棄物
の貯蔵、処分費用を低減することができる。また、本発
明によれば、除染廃液からの除染剤の回収も能率的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例の概略構成図である。
【図3】本発明の第3実施例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 Ag2+イオン生成電解装置 1a,8a,13a 電源 1b,8b,13b 電解槽 2 除染液貯留槽 3,5,7a,7b,14,15a 配管装置 4 イオン交換装置 6 イオン交換廃液受槽 8 Ag回収装置 9 固液分離装置 9a 電解銀粉排出口 9b ろ液排出口 10 蒸留装置 11 凝縮装置 12 留出液受槽 13 Ag2+イオン還元電解装置 15b 配管 16 放射性汚染系統機器 16a 入口配管 16b 出口配管
フロントページの続き (72)発明者 平野 真孝 茨城県那珂郡東海村石神外宿2600 住友 金属鉱山株式会社 エネルギー・環境事 業部 技術センター内 (72)発明者 吉田 友之 茨城県那珂郡東海村石神外宿2600 住友 金属鉱山株式会社 エネルギー・環境事 業部 技術センター内 (72)発明者 大関 昇 茨城県ひたちなか市相金町21−36 (72)発明者 梅津 浩 鳥取県倉吉市米田町2−81 (72)発明者 神永 達雄 茨城県那珂郡東海村石神外宿2600 住友 金属鉱山株式会社 エネルギー・環境事 業部 技術センター内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/28

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硝酸銀を含む硝酸溶液を電気化学的に酸
    化させてAg2+イオンを生成させるAg2+イオン生成電
    解装置と、該Ag2+イオン生成電解装置で生成されたA
    2+イオンを含む硝酸溶液を貯留する除染液貯留槽と、
    該除染貯留槽内の除染液を前記Ag2+イオン生成電解装
    置へ戻し得る配管装置と、前記除染液貯留槽内の除染液
    からAg2+イオン及びAg+ イオンと他の溶出した物質
    のイオンとを分離するイオン交換装置と、該イオン交換
    装置からの廃液を受容するイオン交換廃液受槽と、該イ
    オン交換廃液受槽内の廃液を前記除染液貯留槽へ戻し得
    る配管装置とを含む放射性廃棄物の除染システム。
  2. 【請求項2】 前記イオン交換廃液受槽の廃液からAg
    と硝酸溶液とを分離回収する分離回収装置を更に含む請
    求項1に記載の放射性廃棄物の除染システム。
  3. 【請求項3】 前記除染液貯留槽と前記イオン交換装置
    との間に、前記除染貯留槽内のAg2+をAg+ に還元し
    て前記イオン交換装置へ供給するAg2+イオン還元電解
    装置を配置した請求項1に記載の放射性廃棄物の除染シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記除染液貯留槽の出口に除染されるべ
    き放射能汚染系統機器の入口配管を接続すると共に、前
    記機器の出口配管を前記除染液貯留槽へ接続し得るよう
    にした請求項1乃至3の何れかに記載の放射性廃棄物の
    除染システム。
  5. 【請求項5】 硝酸銀を含む硝酸溶液を電気化学的に酸
    化させてAg2+イオンを生成させるAg2+イオン生成電
    解装置と該Ag2+イオン生成電解装置で生成されたAg
    2+イオンを含む硝酸溶液を貯留する除染液貯留槽との間
    に除染液を循環させ、前記除染液貯留槽より該除染液貯
    留槽内の除染液からAg2+イオン及びAg+ イオンと他
    の溶出した物質のイオンとを分離するイオン交換装置へ
    除染液を給送し、前記イオン交換装置からの廃液を前記
    除染液貯留槽へ戻すようにした連続運転可能な放射性廃
    棄物除染システムの運転方法。
  6. 【請求項6】 前記除染液貯留槽内のAg2+イオンをA
    + イオンに還元するAg2+イオン還元電解装置を介し
    て前記除染液貯留槽より前記イオン交換装置へ除染液を
    給送するようにした請求項5に記載の連続運転可能な放
    射性廃棄物除染システムの運転方法。
  7. 【請求項7】 Agと硝酸溶液とを分離回収するため前
    記イオン交換廃液受槽より分離回収装置へ前記イオン交
    換廃液受槽内の廃液を給送するようにした請求項5又は
    6に記載の連続運転可能な放射性廃棄物除染システムの
    運転方法。
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