JP4435775B2 - 掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、掃除機に関するものであり、特に、不使用時にホースや延長管部、ノズル部を掃除機本体に対してコンパクトに保持することができる掃除機に関するものである。
従来、この種の掃除機としては、延長管とホースと掃除機本体を接続した状態で、この掃除機本体を立て、この掃除機本体の前方に設けられた保持部(本願発明の掛止受部に該当する)に、前記延長管に設けられた保持具(本願発明の掛止部に該当する)を保持させることで、前記延長管を前記掃除機本体に保持させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、ホースと本体(本願発明の掃除機本体に該当する)を接続した状態で、第1の延長管と第2の延長管(何れも、本願発明の延長管部に該当する)を分割し、前記第2の延長管に形成した引っかけ部(本願発明の掛止部に該当する)を前記本体の係止部(本願発明の掛止受部に該当する)に嵌合させ、前記第1の延長管に形成した第2の引っかけ部を前記第2の延長管に形成した第2の係止部に引っ掛けるものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。更に、ワンド(本願発明の延長管部に該当する)とホースと本体(本願発明の掃除機本体に該当する)を接続した状態で、前記ワンドを縮めると共に、前記ホースを前記本体に巻き付け、保持手段によって前記ワンドを本体に保持させるものも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平6−70867号公報 特開平7−51200号公報 特表2005−537880号公報
しかしながら、特許文献1のような掃除機においては、不使用時における占有空間が大きくなってしまうという問題があった。また、特許文献2のような掃除機では、不使用時における占有空間を小さくすることができるものの、前記延長管を分割しなければならない、逆に言えば、使用する際に分割された前記延長管を接続しなければならないので、使い勝手が悪く、塵埃で汚れた延長管内部が露出してしまうと共に、分割された前記延長管を保持するための要素が前記延長管の数だけ必要となるので、突起状の部分が増えてしまい、デザイン上好ましくないばかりでなく、この突起状の部分によって怪我をする可能性が増えてしまう虞があった。また、前記ホースが特に支持されていないので、外観上好ましくなかった。前記ホースを前記本体に巻き付けることで、占有空間を更に小さくすることができるものの、この場合も、デザイン上好ましくないばかりでなく、前記本体に巻き付けられたホースが容易に外れてしまう虞があった。更に、特許文献3のような掃除機では、不使用時における占有空間を最も小さくすることができるという長所があるものの、前記ホースを前記本体に巻き付けるため、デザイン上好ましくないという問題があった。
これらの問題を解決するため、本出願人は、特願2006−127956号において、延長管部の正面側に掛止部を設け、掃除機本体に掛止受部を設け、前記延長管部の基端側に設けた把持部にホースを受ける溝部を形成すると共に、前記ホースを伸縮型ホースとすることで、不使用時に前記溝部で前記伸縮型ホースを受けて、このホースが見苦しくないようにすることができる掃除機を提案した。しかしながら、前記把持部に前記溝部を深く形成することができなかったり、前記伸縮型ホースが伸縮した状態で前記溝部に密着できなかったりした場合、前記伸縮型ホースが容易に前記溝部から外れてしまい、ホースが見苦しい状態になってしまうという問題があった。
本発明は以上の問題点を解決し、不使用時に延長管部及びホースをコンパクトに支持すると共に、前記ホースが見苦しくないようにすることができる掃除機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の掃除機は、掃除機本体と、この掃除機本体に基端側が接続されるホースと、このホースの先端側に基端側が接続される伸縮自在な延長管部と、この延長管部の基端側に設けられる把持部と、前記延長管部の先端側に取り付けられるノズル部とを有し、前記延長管部に掛止部を設けると共に、前記掃除機本体に掛止受部を設けた掃除機において、前記ホースを伸縮型ホースとし、前記掛止部を前記延長管部における前記把持部が設けられた側に設けると共に、前記把持部の先端側に、前記把持部の外面に沿って曲げられた状態で前記伸縮型ホースを保持するための保持体を設けたものである。
また、本発明の請求項2に記載の掃除機は、請求項1において、前記保持体によって保持される部位における前記伸縮型ホースの軸方向が、前記伸縮型ホースの先端側の軸方向に対して交差するように、前記保持体の向きが規定されているものである。
また、本発明の請求項3に記載の掃除機は、請求項1又は2において、前記保持体が、係合爪部が形成された一対の係合腕部を有し、これらの係合腕部が前記把持部の係合孔に挿入され、これらの係合孔の下縁に前記係合爪部が係合することで、前記保持体が前記把持部に対して着脱自在であると共に、前記係合腕部の引き抜き方向に対する前記係合爪部の基端側の形成角度を90度未満としたものである。
また、本発明の請求項4に記載の掃除機は、請求項1乃至3の何れか1項において、前記ホースが前記掃除機本体及び/又は前記延長管部に対して、前記ホースの軸線回りに回動可能となるように構成したものである。
更に、本発明の請求項5に記載の掃除機は、請求項4において、前記把持部の中央部と前記保持体の中央部及び前記掛止部の中央部が前記延長管部の中心軸線を通る同一の仮想平面上に位置すると共に、前記掛止部と掛止受部を係合させることで前記延長管部を前記掃除機本体に保持させた状態において、前記ホースの基端側における中心軸線が前記仮想平面上に位置するように構成したものである。
本発明の請求項1に記載の掃除機は、以上のように構成することにより、前記掃除機の不使用時に、掃除機本体を立て、前記延長管部を縮めた状態で前記掃除機本体に設けた掛止受部に前記延長管部に設けた掛止部を係合させることで、前記延長管部が前記掃除機本体に支持される。この際、収縮した前記ホースが前記把持部の外面に沿って曲げられた状態で前記保持体によって保持されるので、掃除機の不使用時にこのホースが見苦しくないようにすることができる。
また、前記保持体によって保持される部位における前記伸縮型ホースの軸方向が、前記伸縮型ホースの先端側の軸方向に対して交差することで、前記ホースにおける前記把持部の外周に沿って曲げられた部位が前記保持体によって保持されることになるので、前記ホースを前記把持部の外面に確実に沿わせることができ、これによって、掃除機の不使用時に前記ホースが見苦しくないようにすることができる。
また、前記保持体が、係合爪部が形成された一対の係合腕部を有し、これらの係合腕部を前記把持部の係合孔に挿入して、これらの係合孔の下縁に前記係合爪部を係合させることで、前記保持体を前記把持部に対して着脱自在とすると共に、前記係合腕部の引き抜き方向に対する前記係合爪部の基端側の形成角度を90度未満としたことで、前記保持体が前記把持部から外れやすくなっているので、前記把持部から突出している前記保持体が床や壁等に衝突した際の衝撃によって前記把持部から外れることで、床や壁等が傷付きにくいようにすることができる。
また、前記ホースが前記掃除機本体及び/又は前記延長管部に対して、前記ホースの軸線回りに回動することで、前記ホースの捻れを解消し、これによって、掃除機の不使用時に前記ホースを前記把持部の外周に確実に沿わせることができる。
更に、前記掛止部と掛止受部を係合させることで前記延長管部を前記掃除機本体に保持させた状態において、前記把持部の中央部と前記保持体の中央部と前記掛止部の中央部と前記ホースの基端側における中心軸線が、前記延長管部の中心軸線を通る同一の仮想平面上に位置するように構成されていることで、前記掃除機の不使用時にこの掃除機を整然とした状態で片付けることができるばかりでなく、前記掃除機の不使用時に前記ホースを前記把持部の外周に確実に沿わせることができる。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図5に基づいて説明する。なお、本実施形態において、図1乃至図3に記載されているX軸方向を左右、Y軸方向を上下、Z軸方向を前後と定義する。
1は本発明の掃除機である。この掃除機1は、掃除機本体2と、この掃除機本体2に対して基端側が着脱自在に取り付けられるホース部3と、このホース部3の先端側が基端側に取り付けられる延長管部4と、この延長管部4の先端画に着脱自在に取り付けられるノズル部5とを有して構成されている。なお、前記掃除機本体2は、図1及び図2において、掃除機本体2の正面が上面、掃除機本体2の背面が底面、掃除機本体2の上面が正面、掃除機本体2の底面が背面となる姿勢で立て置かれている。(即ち、図1において、右側が正面となる。)また、前記延長管部4は、図1において右側、図3において正面となっている側を正面とする。
前記掃除機本体2は、運搬用の把持部6、前輪7及び後輪8を有している。また、前記掃除機本体2の下前(図1における左上)側には、後述する掛止部21を受けるための掛止受部9が形成されている。なお、前記掛止受部9は、前記掃除機本体2の正面(図1及び図2における上面)の左右(X軸)方向中央に形成されている。
また、前記ホース部3は、基端側接続部10と、伸縮型の蛇腹ホース11と、先端側接続部12とを有して構成されている。なお、前記基端側接続部10は、前記掃除機本体2の正面(図1及び図2における上面)の左右(X軸)方向中央に形成された図示しない差込口に差し込んで固定されるように構成されている。また、前記先端側接続部12は、前記延長管部4の基端側の後述する接続受部16に、前記延長管部4に対して回動自在に接続されている。更に、前記蛇腹ホース11は、被覆11Aと螺旋状の図示しない芯線とを有して構成されており、この芯線がバネ性を有することで、前記蛇腹ホース11は常態において収縮しており、使用者によって引っ張られることで伸びるように構成されている。
また、前記延長管部4は、第一管部13と、この第一管部13の内側に挿入される第二管部14と、この第二管部14の内側に挿入される第三管部15とを有してテレスコピック状に構成されている。そして、前記第一管部13の基端側には、前記ホース部3の先端側接続部12を回動自在に受けるための接続受部16が形成されている。また、前記第一管部13の基端側の正面側には、把持部17が設けられている。そして、この把持部17の基端(図3における前記把持部17の下)側には、前記掃除機本体2を作動させたり停止させたりするための操作部18が設けられていると共に、前記把持部17の先端(図3における前記把持部17の上)側、即ち実際に使用者が把持する部分には、溝部19が形成されている。なお、この溝部19は、前記把持部17の外面の長さ方向に沿って形成されており、前記延長管部4を直立させた状態における正面視(図3の状態)において、左右(X軸)方向に殆どずれず、前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向にほぼ真っ直ぐ形成されている。(なお、ここで言う「前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向に真っ直ぐ」とは、前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向に直線的に延びているという意味ではなく、前記延長管部4を直立させた状態における正面視(図3の状態)では上下(Y軸)方向に真っ直ぐ延びているように見え、また、平面視では前後(Z軸)方向に真っ直ぐ延びているように見える状態を指している。即ち、これは、前記溝部19が三次元空間におけるY−Z(高さ−奥行き)平面と平行となっており、X軸(左右)方向にずれないという状態を指している。)更に、前記把持部17の先端(各図における前記把持部17の上端)には、保持体20が前記把持部17に対して着脱自在に設けられている。なお、前記保持体20は、前記蛇腹ホース11の外面を挟んで保持することができるように構成されている。また、前記保持体20は、この保持体20によって保持される前記蛇腹ホース11の部位の中心軸線A1(即ち、前記保持体20の中心軸線)が、前記蛇腹ホース11の先端側の中心軸線A2に対して交差(本実施形態ではほぼ直交)するように方向付けられている。なお、本実施形態においては、前記中心軸線A2は、前記延長管部4の中心軸線A3とほぼ一致する。また、前記保持体20は、衝撃によって前記把持部17から外れ、且つ前記蛇腹ホース11を前記保持体20から外す際に前記保持体20が前記把持部17から外れない程度の結合強度で、前記把持部17と結合している。
前記保持体20について詳述する。この保持体20は、図5に示すように、上方が開口した略C字状の保持部20Aと、この保持部20Aと一体に且つ互いにほぼ平行に形成された一対の係合腕部20Bと、これらの係合腕部20Bの先端に形成された係合爪部20Cとで構成されている。そして、前記保持体20は、前記係合腕部20Bを前記保持部17に形成された係合孔17Aに挿入し、前記係合爪部20Cを前記係合孔17Aの下縁に係合させることで、前記保持部17に取り付けられている。なお、前記保持部20Aは、外力によって弾性変形し、上端20Dの間隔が開くように形成されている。また、前記係合腕部20Bの引き抜き方向に対する前記係合爪部20Cの基端側の形成角度θは90度未満に設定されている。これによって、前記保持部20の係合爪部20Cは、前記把持部17の係合孔17Aに対して比較的抜けやすい状態(即ち、衝撃によって比較的外れやすい状態)で係合している。
また、前記第一管部13の先端側の正面(図1における右)側には、端部が前記第一管部13における先端(図1及び図3における下)側を向いた鉤状の掛止部21が形成されており、この掛止部21が前記掛止受部9に係合するように構成されている。なお、前記掛止部21の中央部は、前記把持部17の中央部及び前記保持体20の中央部と共に、前記延長管部4の中心軸線A3を通る同一の仮想平面F(本実施形態ではY−Z平面)上に位置する。また、前記第一管部13の先端側の正面(図1における右)側には押し釦22が設けられており、この押し釦22を押した状態で前記第二管部14を前記第一管部13に対して軸方向に摺動させることができると共に、前記押し釦22を離すことで前記第一管部13と第二管部14との位置関係を固定させることができる。また、前記第二管部14の先端側の正面(図1における右)側にも押し釦23が設けられており、この押し釦23を押した状態で前記第三管部15を前記第二管部14に対して軸方向に摺動させることができると共に、前記押し釦23を離すことで前記第二管部14と第三管部15との位置関係を固定させることができる。即ち、前記押し釦22を押すことで、前記第一管部13に対して前記第二管部14を摺動させ、前記押し釦23を押すことで、前記第二管部14に対して前記第三管部15を摺動させ、これによって、前記延長管部4の長さを適宜調節することができる。更に、前記第三管部15の先端側の正面(図1における右)側にも押し釦24が設けられており、この押し釦24を押した状態で前記ノズル部5が挿脱自在となり、前記押し釦24を離すことで、前記第三管部15の先端側に前記ノズル部5を固定させることができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。前記掃除機1を使用する場合、まず使用者は、前記把持部6を把持して前記掃除機1を清掃する場所まで運搬する。そして、前記延長管部4を把持し、前記掛止部21を前記掛止受部9から取り外すことで、前記延長管部4を前記掃除機本体2から取り外し、前記保持体20によって保持されている前記蛇腹ホース11を前記保持体20の保持部20aから外し、更に、前記ホース部3に対して前記延長管部4を軸回りに回動させる。この時、前述したように、前記ホース部3の先端側接続部12が、前記延長管部4の第一管部13の接続受部16によって回動自在に受けられているので、前記先端側接続部12に対して前記接続受部16が回動することで、前記ホース部3に対して前記延長管部4が軸回りに回動する。そして、必要に応じ、前記押し釦22を操作して前記第一管部13から前記第二管部14を軸方向に引き出し、また、前記押し釦23を操作して前記第二管部14から第三管部15を軸方向に引き出すことで、前記延長管部4を適宜長さに調節する。そして、前記掃除機本体2を、図1及び図2に示される状態から倒し、前記前輪7及び後輪8を床等に接地させる。更に、図示しない電源コードを前記掃除機本体2から引き出し、交流電源に接続する。このようにして、前記掃除機1が使用可能な状態となる。
この状態で、使用者が前記把持部17を把持し、前記操作部18を操作すると共に、前記ノズル部5を床に沿って移動させることで、前記掃除機本体2内の図示しない電動送風機が作動し、前記ノズル部5の図示しない開口部から塵埃を含む気流が吸引され、この気流が前記延長管部4、ホース部3を経て前記掃除機本体2内に至り、この掃除機本体2内で気流から塵埃が分離され、塵埃が除かれた空気が前記掃除機本体2の図示しない排気口から排出される。なお、前述したように、前記ホース部3の蛇腹ホース11が常態において収縮した伸縮型であるため、使用者が前記把持部17を把持して前記延長管部4を動かすことで、前記蛇腹ホース11が引っ張られて適宜長さに伸びる。また、前記把持部17を把持してあらゆる方向に動かすことで、前記ホース部3が捻れることが起こり得るが、前述したように、前記ホース部3の先端側接続部12に対して、前記延長管部4の第一管部13の接続受部16が回動自在であるので、前記先端側接続部12が前記接続受部16に対して回動することで、前記ホース3に生じた捻れが解消される。
なお、前記把持部17の先端(各図における前記把持部17の上端)には前記保持体20の保持部20Aが突出して設けられているため、この保持部20Aを床や壁等に衝突させてしまう虞があるが、仮に前記保持部20Aを床や壁等に衝突させたとしても、前述したように、前記保持体20の係合爪部20Cが前記把持部17の係合孔17Aの下縁から比較的外れやすく形成されていることで、衝突の衝撃によって前記保持体20が前記把持部17から外れるので、床や壁等に傷を付けてしまう虞を減ずることができる。一方、前記保持体20は、前記蛇腹ホース11を前記保持体20から外す際に前記把持部17から外れない程度に、前記保持部17と固く結合しているので、通常の使用において簡単に前記保持体20が前記把持部17から外れないようにして、前記保持体20を紛失する虞を減ずることができる。
次に、前記掃除機1を片付ける場合、まず使用者は、図示しない電源コードを交流電源から外し、前記掃除機本体2に収容する。そして、前記掃除機本体2を、前記前輪7及び後輪8が床等に接地した状態から起こし、図1及び図2に示されように、前記掃除機本体2の正面が上面、前記掃除機本体2の背面が底面となる姿勢に立て置く。なお、この状態において、前記掛止受部9の開口は上方を向くことになる。そして、前記第一管部13から前記第二管部14が引き出されていた場合、前記押し釦22を操作して前記第一管部13の軸方向に前記第二管部14を押し込み、また、前記第二管部14から第三管部15が引き出されていた場合、前記押し釦23を操作して前記第二管部14の軸方向に前記第三管部15を押し込むことで、前記延長管部4を最短状態とする。更に、前記延長管部4の第一管部13に設けられた前記掛止部21を前記掛止受部9に係合させることで、前記掃除機本体2に前記延長管部4及びこの延長管部4に接続された前記ノズル部5が保持される。なお、前述したように、前記掛止受部9が前記掃除機本体2の下前(図1における左上)側に設けられていると共に、前記掛止部21が前記第一管部13の正面側に設けられているので、前記延長管部4が前記掃除機本体2に保持された状態において、前記掃除機本体2の下面(図1における左)側と前記延長管部4の正面(図1における右)側が向かい合うことになる。また、前記把持部17も前記第一管部13の正面側に設けられているので、前記延長管部4が前記掃除機本体2に保持された状態では、図1に示すように、前記把持部17が前記掃除機本体2側を向くことになる。また、前述したように、前記延長管部4の中心軸線A3を通る同一の仮想平面F(Y−Z平面)上に前記掛止部21の中央部と前記把持部17の中央部が位置すると共に、前記掃除機本体2の正面(図1及び図2における上面)の左右(X軸)方向中央に前記掛止受部9が形成されていることで、前記延長管部4は、正面視で前記掃除機本体2のほぼ中央に位置するように保持されることになる。更に、前述したように、端部が前記第一管部13における先端(図1における下)側を向く鉤状に前記掛止部21が形成されているので、図1の姿勢において開口が上方を向いた前記掛止受部9に前記掛止部21を係合させることで、図1に示すように、前記延長管部4の先端側が下方、基端側が上方となるように、即ち、前記把持部17側が上方、前記ノズル部5側が下方となるように、前記延長管部4が前記掃除機本体2に保持されることになる。なお、前述したように、前記延長管部4が最短状態となっていることで、この延長管部4を保持した状態の前記掃除機1全体の高さを低く抑えることができる。
なお、このように前記延長管部4の正面側が前記掃除機本体2の下面側と向き合って保持された状態では、使用時の初期状態に対して前記延長管部4が前記ホース部3の軸回りにほぼ180度捻れることになるが、前述したように、前記ホース部3の先端側接続部12に対して、前記延長管部4の第一管部13の接続受部16が回動自在であるので、前記先端側接続部12を前記接続受部16に対して軸回りに回動させることで、前記ホース部3の蛇腹ホース11に生じた捻れが解消される。そして、捻れが解消された前記蛇腹ホース11のうち、前記把持部17近傍の部位を、前記把持部17の先端(各図における前記把持部17の上端)に形成された前記保持体20の略C字状の保持部20Aに挿入して前記保持部20Aに保持させると共に、前記保持体20の近傍において、前記溝部19に掛けることで、前記蛇腹ホース11が前記把持部17の外周に沿って曲げられた状態で保持される。なお、前記蛇腹ホース11は、略C字状の前記保持部20Aに挿入される際に、幅が狭くなるように弾性変形すると共に、前記保持部20Aも、前記蛇腹ホース11が挿入される際に、前記上端20Dの間隔が拡がるように弾性変形する。そして、前記延長管部4が最短状態であることで、前記把持部17の上端が低くなり、これによって、前記基端側接続部10から前記把持部17の上端を経て前記先端側接続部12に至る、前記蛇腹ホース11を保持するための経路が短くなってしまっているが、前述したように、前記蛇腹ホース11の先端側の中心軸線A2に対して、前記保持体20によって保持される部位における前記蛇腹ホース11の中心軸線A1が交差するように、前記蛇腹ホース11の前記把持部17に沿って曲がる部分を前記保持体20によって保持すると共に前記溝部19に掛けた状態で収縮することで、前記蛇腹ホース11が前記把持部17に沿って曲げられた遊びのない整然とした状態で前記保持体20によって確実に保持されるので、前記蛇腹ホース11が常態において収縮した伸縮型であることと相まって、前記掃除機1の不使用時に前記蛇腹ホース11が見苦しくないようにすることができるばかりでなく、多少の外力では前記蛇腹ホース11が前記保持体20及び溝部19から外れないようにすることができる。
また、前述したように、前記掃除機本体2の図示しない差込口及び前記掛止受部9が前記掃除機本体2の左右(X軸)方向中央に形成されていると共に、前記延長管部4の中心軸線A3を通る同一の仮想平面F(Y−Z平面)上に前記掛止部21の中央部と前記把持部17の中央部と前記保持体20の中央部が位置することで、前記掃除機本体2及びこれに保持される前記延長管部4の左右(X軸)方向中央がほぼ一致することになり、これによって、前記差込口に差し込んで固定される前記基端側接続部10の中心部(即ち、前記蛇腹ホース11の基端の中心部)と、前記延長管部4の接続受部16に接続される前記先端側接続部12(即ち、前記蛇腹ホース11の先端の中心部)と、前記把持部17及び保持体20の中央部が、前記掃除機本体2及び前記延長管部4の中央を通る前記仮想平面F(Y−Z平面)上にほぼ重なることになる。これによって、前記蛇腹ホース11の先端側と基端側と前記保持体20に保持される部分が左右(X軸)方向に殆どずれず、前記蛇腹ホース11が前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向に対してほぼ真っ直ぐな状態となるので、前記蛇腹ホース11が整然とし、前記蛇腹ホース11がより見苦しくないようにすることができる。なお、「前後(Z軸)方向及び上下(Y軸)方向に真っ直ぐ」の定義は、前述した通りである。
以上のように本発明は、掃除機本体2に、常態で収縮した伸縮型の蛇腹ホース11を有するホース部3の基端側を接続し、このホース部3の先端側に伸縮自在な延長管部4の基端側を接続し、この延長管部4の先端側にノズル部5を取り付け、前記延長管部4の基端側に把持部17を設け、前記延長管部4の正面側に掛止部21を設けると共に、この掛止部21を受ける掛止受部9を前記掃除機本体2に設け、前記把持部17の先端に保持体20を設け、この保持体20によって前記蛇腹ホース11を前記把持部17の外周に沿わせた状態で保持することで、前記掃除機1の不使用時に、立てた前記掃除機本体2の掛止受部9に縮めた前記延長管部4の掛止部21を係合させて、前記延長管部4を前記掃除機本体2に支持させた際、前記蛇腹ホース11が前記保持体20によって前記把持部17に沿った状態で保持されることで、前記蛇腹ホース11が収縮することと相まって、前記蛇腹ホース11が見苦しくないようにすることができるものである。また、本発明は、前記蛇腹ホース11における前記把持部17の外周に沿って曲げられた部位が前記保持体20によって保持されることになるので、前記蛇腹ホース11を前記把持部17の外面に確実に沿わせることができ、これによって、前記掃除機1の不使用時に前記蛇腹ホース11が見苦しくないようにすることができるものである。また、本発明は、前記保持体20が、係合爪部20Cが形成された一対の係合腕部20Bを有し、これらの係合腕部20Bを前記把持部17の係合孔17Aに挿入して、これらの係合孔17Aの下縁に前記係合爪部20Cを係合させることで、前記保持体20を前記把持部17に対して着脱自在とすると共に、前記係合腕部20Bの引き抜き方向に対する前記係合爪部20Cの基端側の形成角度を90度未満としたことで、前記保持体が前記把持部から外れやすく、衝撃によって前記保持体20が前記把持部17から外れる結合強度で前記保持体20と前記把持部17が着脱自在に結合しているで、前記把持部17から突出している前記保持体20が床や壁等に衝突しても、その際の衝撃によって前記保持体20が前記把持部17から外れることで、床や壁等が傷付きにくいようにすることができるものである。また本発明は、前記ホース部3が前記延長管部4に対して、前記ホース部3の軸線回りに回動可能となるように構成したことで、前記掃除機1の不使用時において、前記ホース部3の蛇腹ホース11の前記延長管部4に対する軸方向の捻れを解消し、これによって、前記蛇腹ホース11を前記把持部17の外周に確実に沿わせることができるものである。更に本発明は、前記把持部17の中央部と前記保持体20の中央部及び前記掛止部21の中央部が前記延長管部4の中心軸線A3を通る同一の仮想平面F上に位置すると共に、前記掛止部21と掛止受部9を係合させることで前記延長管部4を前記掃除機本体2に保持させた状態において、前記ホース11の基端の中心部が前記仮想平面F上に位置するように構成したことで、前記蛇腹ホース11の基端側と先端側及び前記保持体20によって保持される部位が左右にずれないので、前記蛇腹ホース11が前記掃除機本体2及び延長管部4に対して整然とした状態で片付けることができるものである。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、前記ホース部の先端側が前記延長管に対して回動可能に形成されているが、前記ホース部の基端側が前記掃除機本体に対して回動可能に形成されるようにしても良い。
本発明の一実施形態を示す掃除機の側面図である。 本発明の一実施形態を示す掃除機の正面図である。 本発明の一実施形態を示す掃除機の把持部、延長管部及びノズル部の正面図である。 本発明の一実施形態を示す掃除機の要部を拡大した側面図である。 本発明の一実施形態を示す掃除機の要部を更に拡大したB−B断面図である。
1 掃除機
2 掃除機本体
3 ホース部
4 延長管部
5 ノズル部
6 把持部
9 掛止受部
10 基端側接続部
11 伸縮型の蛇腹ホース
12 先端側接続部
16 接続受部
17 把持部
17A 係合孔
20 保持体
20B 係合腕部
20C 係合爪部
21 掛止部
A1 蛇腹ホースの保持体によって保持される部位の中心軸線
A2 蛇腹ホースの先端側の中心軸線
A3 延長管部の中心軸線
F 中心軸線A3を通る仮想平面

Claims (5)

  1. 掃除機本体と、この掃除機本体に基端側が接続されるホースと、このホースの先端側に基端側が接続される伸縮自在な延長管部と、この延長管部の基端側に設けられる把持部と、前記延長管部の先端側に取り付けられるノズル部とを有し、前記延長管部に掛止部を設けると共に、前記掃除機本体に掛止受部を設けた掃除機において、前記ホースを伸縮型ホースとし、前記掛止部を前記延長管部における前記把持部が設けられた側に設けると共に、前記把持部の先端側に、前記把持部の外面に沿って曲げられた状態で前記伸縮型ホースを保持するための保持体を設けたことを特徴とする掃除機。
  2. 前記保持体によって保持される部位における前記伸縮型ホースの軸方向が、前記伸縮型ホースの先端側の軸方向に対して交差するように、前記保持体の向きが規定されていることを特徴とする請求項1記載の掃除機。
  3. 前記保持体が、係合爪部が形成された一対の係合腕部を有し、これらの係合腕部が前記把持部の係合孔に挿入され、これらの係合孔の下縁に前記係合爪部が係合することで、前記保持体が前記把持部に対して着脱自在であると共に、前記係合腕部の引き抜き方向に対する前記係合爪部の基端側の形成角度を90度未満としたことを特徴とする請求項1又は2記載の掃除機。
  4. 前記ホースが前記掃除機本体及び/又は前記延長管部に対して、前記ホースの軸線回りに回動可能となるように構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の掃除機。
  5. 前記把持部の中央部と前記保持体の中央部及び前記掛止部の中央部が前記延長管部の中心軸線を通る同一の仮想平面上に位置すると共に、前記掛止部と掛止受部を係合させることで前記延長管部を前記掃除機本体に保持させた状態において、前記ホースの基端における中心部が前記仮想平面上に位置するように構成したことを特徴とする請求項4記載の掃除機。
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