JP4435030B2 - 物品管理システム、サーバ装置、物品管理方法、およびプログラム - Google Patents

物品管理システム、サーバ装置、物品管理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、商品を含む物品の保管情報を管理する物品管理システム、サーバ装置、物品管理方法、およびプログラムに関する。
商品の在庫管理の方法について、近年、RFID(Radio Frequency Identification)タグを用いて効率化することが検討されている。予め商品名や商品の製造年月日などの情報を格納したRFIDタグを商品に添付し、RFIDタグの読取装置を備えた倉庫に商品を保管しておけば、商品の在庫を調べたいとき、倉庫の読取装置を動作させてRFIDタグの情報を表示させれば、倉庫に保管された商品の在庫状況を短時間で把握できる。この管理方法では、作業者は商品を倉庫に入れる際、入庫の記録をとる必要がなく、また、在庫状況を確認する際、倉庫内の商品を1つ1つ調べる必要がない。
RFIDタグを利用した在庫管理方法において、RFIDタグの情報読み落としを防ぐための対策が特許文献1に開示されている。この文献による方法では、棚に置かれた全ての商品に付けられたRFIDタグの情報の他に、棚に置かれた全ての商品の重量の情報を利用する。以下に、この文献に開示された方法を簡単に説明する。棚に置かれた複数の商品のRFIDタグから各商品の登録重量を読み取って登録重量の合計値を求める。また、これらの商品についての実重量をまとめて計測する。そして、登録重量の合計値が実重量と一致するか否かで、棚に置かれた全ての商品からRFIDタグの情報を読み取れたか否かを判定する。
特開2000−137758号公報
上述の特許文献1の方法では、複数のRFIDタグから一括で商品の情報を収集している。そのため、RFIDタグからの情報読み落としがあっても、いずれの商品のRFIDタグについて情報読み落としがあったかがわからない。また、情報読み落としのあった商品の位置を特定することもできないという問題があった。
また、倉庫の棚段に商品を置く際、商品を棚段のどの位置に置くか記録をとればよいが、作業者が商品と位置の情報を記録する必要があり手間がかかる。この記録の手間を軽減する方法としてバーコードを利用するものが考えられる。以下にその方法を簡単に説明する。棚段を複数のエリアに分割し、エリアを特定するためのバーコードを生成し、各エリアにバーコードを予め貼り付ける。また、商品の入庫があると、商品を特定するためのバーコードを生成して商品にバーコードを添付する。そして、作業者は入庫した商品を棚段に置くとき、商品を置くエリアのバーコードと商品のバーコードをバーコードリーダに読み取らせて、商品とエリアとを対応づけて登録する。この方法においても、各商品について手作業で商品とエリアのバーコードを読み取らせるため、作業工数がかかり、システム運用費が高コストとなってしまう。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、保管する物品とその保管場所の情報を管理するための物品管理システム、サーバ装置、物品管理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の物品管理システムは、物品毎に異なる物品識別子を含む物品添付情報が格納されたタグが添付された物品の保管情報を管理するためのシステムであって、
前記物品を載せるための棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサと該物品の該重量センサにより計測される重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を外部に送出する計測制御部とを有する重量計測装置と、
前記棚段に載せられた前記物品のタグから前記物品添付情報を読み出して外部に送出する情報読出装置と、
前記重量計測装置および前記情報読出装置と通信ネットワークを介して接続され、前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値を含む物品情報が予め格納された記憶部と前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信し、前記重量計測装置から前記重量情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索し、該物品識別子の一致する物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示する制御部を備えたサーバ装置と、
を有する構成である。
また、上記目的を達成するための本発明のサーバ装置は、物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたサーバ装置であって、
前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値を含む物品情報が予め格納された記憶部と、
前記物品を載せるための棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される該物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索し、該物品識別子の一致する物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示する制御部と、
を有する構成である。
また、上記目的を達成するための本発明の物品管理方法は、物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたサーバ装置による物品管理方法であって、
前記サーバ装置は、前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値が入力されると、該物品識別子および該登録値を含む物品情報を記憶部に格納するステップと、
前記サーバ装置は、棚段に前記物品が載せられると、前記情報読出装置に前記物品添付情報を要求する旨の信号を送信するステップと、
前記サーバ装置は、前記棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される前記物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索するステップと、
前記サーバ装置は、検索により前記物品識別子の一致する物品情報を見つけると、前記重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示するステップと、を有するものである。
さらに、上記目的を達成するための本発明のプログラムは、物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値が入力されると、該物品識別子および該登録値を含む物品情報を記憶部に格納するステップと、
棚段に前記物品が載せられると、前記情報読出装置に前記物品添付情報を要求する旨の信号を送信するステップと、
前記棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される前記物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索するステップと、
検索により前記物品識別子の一致する物品情報を見つけると、前記重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示するステップと、
を有する処理を前記コンピュータに実行させるものである。
本発明では、物品が棚段に置かれると、物品識別子とともにセンサ識別子の情報がコンピュータに格納されるため、作業者は、保管状況を調べる際、物品識別子とセンサ識別子を表示させ、センサ識別子に対応するエリアを特定すれば、どの物品がどのエリアに保管されているかを知ることが可能となる。
本発明では、物品に添付されたタグから物品識別子の情報を読み取らせるとともに、物品を保管する棚段を複数に分割したエリア毎に重量を計測しているため、物品とその物品が置かれたエリアを対応づけることが可能となる。そのため、いずれの物品が倉庫の棚段のどこにあるかをすぐに調べることができる。物品の保管状況をより短時間で確認できるだけでなく、倉庫から物品を持ち出す際に物品を探す手間が省ける。
本発明の物品管理システムは、商品を含む物品を保管するための棚段を複数のエリアに分割し、各エリアに重量を計測する重量センサを設け、物品の位置を重量センサの検出位置で登録するものである。
本実施例の物品管理システムの構成について説明する。
図1は本実施例の物品管理システムの一構成例を示す図である。
図1に示すように、物品管理システムは、物品105を保管するための棚101と、物品105を納品する製造者側で物品105に付する情報である物品添付情報を読み出す情報読出装置103と、物品105の重量を計測する重量計測装置104と、保存状態を管理するために物品に関する情報を保存する管理サーバ107とを有する構成である。管理サーバ107は情報読出装置103および重量計測装置104と通信ネットワーク109で接続されている。また、本実施例では、作業者が管理サーバ107と離れたところから、管理サーバ107に格納されたデータを読み出すための作業者端末112aが設けられている。作業者端末112aは通信ネットワーク109に接続されている。物品添付情報は、物品毎に異なる物品識別IDを含む情報である。
作業者端末112aはデスクトップ型パーソナルコンピュータおよび携帯型情報端末等の情報処理装置である。そして、作業者端末112aは、データを格納するための記憶部と、データを表示するための表示部と、通信ネットワーク109を介して外部とデータを送受信するための送受信部と、各部を制御するための制御部と、作業者が指示を入力するための操作部とを有する。作業者端末は、符号112bに示すような、操作部と表示部が一緒になったタッチパネル型のものであってもよい。物品発注の際には文字入力の操作が比較的に多いため、文字入力用キーボードを備えた作業者端末112aを作業者のオフィスに備えるものとする。また、倉庫で物品を探す際には文字入力の操作が物品発注の場合に比べて少ないため、タッチパネル型の作業者端末112bを倉庫に備えるものとする。以下では、説明が重複しないように、特に断らない限り作業者が作業者端末112aを使用する場合で説明する。
図2は物品の梱包に添付される物品ラベルの一例を示す図である。図2に示すように物品ラベル602は、物品添付情報を格納したRFIDタグ106を有している。また、物品ラベル602には、作業者が目視で物品105を確認できるように物品名が記載された物品名表示欄601が設けられている。図2は、説明のためにRFIDタグ106の一部を透視した図を示す。RFIDタグ106は、情報読出装置103と無線通信で電波を送受信するためのアンテナ603と、物品添付情報を保存する添付情報記憶部604と、物品添付情報をアンテナ603を介して外部に送信する通信制御部605とを有する。物品ラベル602は、主に物品の製造者側で出庫する際に添付される。添付情報記憶部106には、少なくとも物品識別IDが格納されている。
次に、各構成について詳細に説明する。
棚101は、物品105を格納するための複数の棚段102を有している。図1では、1つの棚101に2つの棚段102が示されているが、棚段102は1つでもよく、3つ以上存在してもよい。
図3は情報読出装置103と重量計測装置104の配置を説明するための図である。この図3では、図に向かって右側の支柱501と棚101の下側を図に示すことを省略している。
図3に示すように、棚段102を5つに分割したエリアのそれぞれに重量計測装置104が設けられている。重量計測装置104の下には情報読出装置103が設けられている。棚101の支柱501に設けられたスライド溝502aに棚段102が差し込まれ、スライド溝502bに情報読出装置103が差し込まれている。棚段102および情報読出装置103のそれぞれをスライド溝502a、502bのそれぞれに滑らせることで、棚101から出し入れが自由である。そのため、情報読出装置103を修理する際には情報読出装置103をスライド溝502bに滑らせて引き出すことが可能である。また、重量計測装置104を修理する際には、棚段102に置かれた物品105を一旦下ろした後、棚段102をスライド溝502aに滑らせて引き出すことが可能である。
図4は物品管理システムの一構成例を示すブロック図である。
情報読出装置103は棚段102毎に設けられている。情報読出装置103は、物品ラベル602から無線通信で物品添付情報を読み出すためのアンテナ310と、管理サーバ107とデータを送受信する送受信部303と、アンテナ310の動作を制御するアンテナ制御部301と、情報読出装置103の全体を制御する読出制御部302とを有する。読出制御部302はプログラムにしたがって所定の処理を実行するCPUと、プログラムを格納するためのメモリとを有する。管理サーバ107から物品添付情報を要求する旨の信号を受信すると、棚段102に載せられた物品105の物品添付情報を読み出して通信ネットワーク109を介して管理サーバ107に送信する。なお、本実施例では、アンテナ制御部301を別に設けているが、読出制御部302にアンテナ制御部301の構成を含むようにしてもよい。また、情報読出装置103にアンテナ310を内蔵しているが、アンテナ310以外の送受信部303、読出制御部302およびアンテナ制御部301を含む情報読出装置の本体を支柱501に設け、アンテナ310を本体とは別に外付けしてもよい。
重量計測装置104は棚段102のエリア毎に設けられている。重量計測装置104は、物品105の重量を計測する重量センサ312と、重量センサ312が計測した重量を含む情報である重量情報を管理サーバ107に送信するための送受信部306と、重量センサ312の動作を制御するセンサ制御部304と、重量計測装置104の全体を制御する計測制御部305とを有する。重量制御部305は、プログラムにしたがって所定の処理を実行するCPUとプログラムを格納するためのメモリとを有する。重量センサ312には重量センサ312毎に異なるセンサ識別IDが予め付与されており、センサ識別IDは計測制御部305のメモリに登録されている。図1に示した104−1〜104−10はセンサ識別IDを示す。
作業者が物品105を棚段102に載せると、物品105の置かれたエリアの重量センサ312が物品105の重量を計測し、重量の情報をセンサ制御部304を介して計測制御部305に送出する。計測制御部305は重量センサ312から重量の情報を受け取ると、その重量センサ312に対応するセンサ識別IDをメモリから読み出す。続いて、重量とセンサ識別IDの情報を含む重量情報を送受信部306および通信ネットワーク109を介して管理サーバ107に送信する。重量センサ312が計測する重量が本発明の計測重量となる。
なお、本実施例の図1および図3に示す構成では、棚段102を5つのエリアに分割しているが、分割するエリアの数は5つに限らない。また、センサ制御部304を別に設けているが、計測制御部305にセンサ制御部304の構成を含むようにしてもよい。また、重量センサ312を重量計測装置104の本体と別にして各エリアに設け、重量センサ312以外のセンサ制御部304、計測制御部305および送受信部306を含む重量計測装置の本体を情報読出装置103の下や支柱501に設けるようにしてもよい。この場合、1つの重量計測装置で棚段102に設けられた複数の重量センサ312を制御するようにしてもよい。
管理サーバ107は、物品情報を保存するための記憶部となる物品情報データベース108と、外部とデータを送受信するための送受信部307と、送受信するデータを処理する制御部110とを有する。物品情報データベース108は、物品情報が複数並べられた物品情報ファイルと、物品105が置かれたエリアを特定するための位置特定テーブルを保存する。また、物品情報データベース108には、管理サーバ107が外部から受信したデータを一時的に保管するための記憶容量が確保されている。以下では、この記憶容量の部位を一時保管メモリと称する。
物品情報データベース108に格納される情報について説明する。図5(a)は物品情報ファイルの一例を示す表であり、図5(b)は位置特定テーブルの一例を示す。
図5(a)に示す物品情報ファイルの1行分のデータが物品1つについての物品情報となる。物品情報は、物品を発注した際に登録される注文情報と、RFIDタグ106に格納された物品添付情報と、入庫の際に登録される格納情報とを有する。注文情報と物品添付情報の項目は一部重なっている。これらの情報を図5(a)の物品情報ファイルに示す例で分類すると、以下のようになる。
注文情報の項目は、物品識別ID、物品名、注文番号および発注日である。物品添付情報の項目は、他に入庫する物品と区別可能にするために少なくとも物品識別IDがあればよいが、同じ物品識別IDの物品について複数の注文がある場合には注文番号を含むようにする。また、製造者側が物品添付情報をRFIDタグ106に格納するので、物品添付情報の項目に製造年月日が含まれる場合がある。格納情報の項目は、重量の計測値、センサ識別ID、保管場所および格納日時である。
重量の登録値は必須項目ではないが、物品を注文した際に入力される場合とRFIDタグ106に格納されている場合とが考えられるので、注文情報および物品添付情報のいずれかの項目に含まれる。食料品のように物品の重量で価格が決まるものなど物品注文の段階で重量が予め分かる物品については、作業者が物品注文の入力の際に物品情報に重量の登録値を入力する場合がある。
図5(a)に示す物品DDDについては注文されているが、まだ入庫していないため、物品DDDの物品情報は注文情報しか登録されておらず、「製造年月日」以降の欄が空欄になっている。
続いて、物品添付情報の具体例を説明する。物品105が薬品であると、薬品は使用期限があるため保管庫へ格納する際、先入れ先出しを行う必要がある。そのため、この場合の物品添付情報には、物品識別IDの他に、薬品名、薬品のロット番号、原材料、製造年月日、使用期限の項目が含まれる。
また、物品の生産国、製造者、および物品アイテムコード等の情報を示すJAN(Japanese Article Number)コード、EAN(European Article Number)コード、およびUPC(Universal Product Code)等のバーコードの情報が物品添付情報に含まれていてもよい。予め決められた規格であるバーコードの情報をRFIDタグ106の物品添付情報に含んでいれば、物品の流通および販売においてそのままバーコードの情報を利用することが可能となる。さらに、図5(a)に示した物品情報は一例であり、物品情報や物品添付情報として図5(a)に示す以外の項目が含まれていてもよい。
なお、梱包材の重量は物品の重量と比較して無視可能なほど小さいものとする。梱包材の重量を無視できない場合には、物品名、物品単体の重量および発注数に対応する梱包材の重量が記述されたテーブルを予め物品情報データベース108に保存しておく。これにより、管理サーバ107は、物品発注の入力があったとき、梱包材の重量を含む重量情報を登録することが可能である。
また、図5(b)に示すように、位置特定テーブルは、エリアとそのエリアに設置された重量センサ312のセンサ識別IDとが組になって登録されている。位置特定テーブルを用いれば、センサ識別IDの情報から保管場所の棚番、段およびエリアの情報を特定することが可能である。
続いて、管理サーバ107の制御部110の構成について説明する。
制御部110は、重量情報管理手段309および物品情報管理手段308を有する。作業者が作業者端末112aを操作して物品105の注文情報を入力すると、物品情報管理手段308は作業者端末112aから注文情報を受信し、注文情報が書き込まれた物品情報を物品情報データベース108に格納する。また、重量情報管理手段309は、重量計測装置104から重量およびセンサ識別IDの情報を含む重量情報を受信すると、重量情報を一時保管メモリに格納する。そして、物品情報管理手段308は情報読出装置103に物品添付情報を要求する旨の物品添付情報要求信号を送信する。物品情報管理手段308は、情報読出装置103から物品添付情報を受信すると、物品添付情報を物品情報データベース108の物品情報に格納し、重量情報管理手段309は重量情報を同じ物品情報に格納する。
物品情報管理手段308は、物品情報に予め登録された重量の登録値と重量計測装置104から受信した重量の計測値とを比較する。そして、登録値と計測値が誤差の範囲内で一致する場合、該当する物品105は棚段102に格納されたと認識し、物品105の置かれたエリアに対応するセンサ識別ID、保管場所および格納日時を物品情報に登録する。一方、物品情報管理手段308は、重量の登録値と計測値が誤差の範囲内で一致しない場合、作業者に警告を通知するための警告信号を作業者端末112aに送信する。
また、重量情報管理手段309は、重量計測装置104から受信した重量情報を一時保管メモリに格納した後、重量情報に含まれるセンサ識別IDが既に格納された物品情報に登録されているか否かを調べる。既に登録されている場合には、そのセンサ識別IDに対応する重量の計測値の合計を物品情報ファイルから求め、重量計測装置104の重量情報に含まれる重量の計測値と求めた合計との差を算出する。そして、一時保管メモリに格納した重量情報の計測値を、求めた差の値に変更する。
なお、既に棚段102に物品がある状態で新たに物品が置かれた場合には、制御部110は複数の物品添付情報を情報読出装置103から受信することになる。この場合、制御部110は、受信した物品添付情報のうち物品情報データベース108にまだ格納情報が登録されていない物品情報が新たに追加された物品であることを認識し、注文情報が登録された物品情報の中から物品識別IDの一致する物品情報を見つけ出して物品添付情報と重量情報を登録する。
また、棚段102に保管されている物品の物品情報を棚段102毎に1つのファイルに登録して物品情報データベース108に保管するようにしてもよい。棚段102毎にその棚段102に保管される物品の物品情報を1つのファイルに登録することで、管理サーバ107は、新たに物品が置かれたとき、その棚段102に対応するファイルを検索するだけで済むので全ての保管物品の物品情報を検索するよりも処理が早くなる。
次に、物品入庫の際の物品管理システムの動作について説明する。
図6は物品管理システムにおける物品入庫時の動作手順を示すフローチャートである。
作業者が物品105を棚101の棚段102に置くと、重量計測装置104は物品105の重量を計測し、重量情報を管理サーバ107に送信する(ステップ701)。管理サーバ107は、重量計測装置104から受信した重量情報を物品情報データベース108の一時保管メモリに格納する。続いて、情報読出装置103に物品添付情報要求信号を送信する(ステップ702)。情報読出装置103は、物品添付情報要求信号を受信すると、物品ラベル602のRFIDタグ106から物品添付情報を読み出して管理サーバ107に送信する(ステップ703)。
管理サーバ107は、情報読出装置103から物品添付情報を受信すると、物品情報データベース108を検索して物品識別IDが一致する物品情報を探す(ステップ704)。物品情報を見つけると、一時保管メモリに格納した重量情報のうち重量を物品情報の計測値の欄に登録する(ステップ705)。続いて、物品情報に重量の登録値が予め入力されているか否かを調べる(ステップ706)。
ステップ706で重量の登録値が物品情報に登録されていれば、重量の計測値と登録値とを比較し、計測値と登録値とが計測誤差の範囲内で一致するか否かを調べる(ステップ707)。計測値と登録値とが一致しなければ、重量が登録値と一致しない物品を入庫した旨の情報を含む警告信号を作業者端末112aに送信する(ステップ708)。作業者端末112aは、管理サーバ107から警告信号を受信すると、重量が登録値と一致しない物品を入庫した旨の警告メッセージを表示部に表示する(ステップ709)。
ステップ706で重量の登録値が入力されていない場合とステップ707で重量の計測値と登録値が一致する場合、管理サーバ107は、位置特定テーブルを参照して、重量計測装置104から受信した重量情報のセンサ識別IDに対応する位置を特定し、物品データにセンサ識別IDと保管場所の情報と格納日時を登録する(ステップ710)。なお、物品添付情報に製造年月日など他の情報が含まれていれば、これらの情報をステップ705またはステップ710で一緒に登録する。
ここで、図1に示した物品CCCのように物品105がエリアを跨いで置かれた場合について説明する。図5(a)の物品情報ファイルを参照する。
作業者が図1に示す棚段102の左端から2番目のエリアに物品BBBを置いた際、物品情報データベース108に格納された物品情報ファイルには、上述した方法により物品BBBの物品情報の重量の計測値に重量200gが登録される。図5(a)に示すように、物品BBBの物品情報の重量の計測値に200gが登録されている。
この状態で作業者が図1に示す棚段102の左端から2番目と3番目のエリアに跨るように物品CCCを置くと、センサ識別IDが104−2の重量センサ312は230gの重量を計測する。そして、重量計測装置104−2は230gの重量とセンサ識別IDの情報を含む重量情報を管理サーバ107に送信する。
また、センサ識別ID104−3の重量センサ312は70gの重量を計測する。そして、重量計測装置104−3は70gの重量とセンサ識別IDの情報を含む重量情報を管理サーバ107に送信する。
管理サーバ107は、重量計測装置104−2および重量計測装置104−3から重量情報を受信すると、これらの重量情報を一時保管メモリに格納する。そして、管理サーバ107は情報読出装置103から物品添付情報を受信すると、物品添付情報に含まれる物品識別IDに一致する物品情報を物品情報データベース108で見つける。そして、センサ識別IDの104−2と104−3がいずれかの物品情報に既に登録されているか否かを調べる。
図5(a)に示すようにセンサ識別IDの104−2が物品BBBの物品情報に登録されているため、その計測値200gを読み出す。続いて、重量計測装置104−2の計測値230gから200gを引き、その差の値を30gと求める。そして、一時保管メモリに格納された重量計測装置104−2の重量情報の計測値を30gに変更して、重量情報を更新する。
上述のようにして、エリアと物品を1対1に対応させて物品を置かずに、複数のエリアに跨って物品を置いても、物品の重量が正しく計測される。そのため、棚段102に物品105を隙間なく、詰めて置くことができる。
次に、倉庫内での物品の位置を特定するための、物品管理システムの動作について説明する。ここでは、作業者は作業者端末112bを使用する。
図7は物品管理システムにおける物品位置検索時の動作手順を示すフローチャートである。
作業者が作業者端末112bを操作して、出庫しようとしている物品の名を入力し、位置を検索する旨の指示を入力すると、作業者端末112bは、物品名の情報とその物品の物品情報を要求する旨の情報を含む物品情報要求信号を管理サーバ107に送信する(ステップ801)。
管理サーバ107は、作業者端末112bから物品情報要求信号を受信すると、その信号に含まれる物品名を検索条件にして物品名の一致する物品情報を物品情報データベース108内で探し(ステップ802)。物品名が一致する物品情報があるか否かを調べる(ステップ803)。物品名が一致する物品情報があると、その物品情報を作業者端末112bに送信する(ステップ804)。一方、ステップ803で物品名が一致する物品情報がなければ、その物品が倉庫にない旨の情報を作業者端末112bに送信する(ステップ805)。作業者端末112bは管理サーバ107から受信する情報を表示部に表示する(ステップ806)。なお、検索条件として物品名の代わりに物品識別IDを用いてもよい。
このようにして、出庫したい物品の在庫があれば、その物品情報が出力されるため、物品の保管場所が作業者端末112bに表示される。
なお、ステップ803で物品名に対応する物品情報が複数ある場合には、管理サーバ107は、物品情報に含まれる製造年月日を読み出して、製造年月日の古いものから新しいものの順に物品情報を並べたテーブルを作成して作業者端末112bに送信する。作業者端末112bは管理サーバ107から受信したテーブルを表示部に表示する。ここでは、テーブルに並べる順序を製造年月日で決定したが、格納日時で順序を決定してもよい。作業者は、作業者端末112bに出力される物品データを一覧するだけで、どれだけの在庫があるかを確認することができるだけでなく、製造年月日の古いものや格納日時の古いものから出庫することが可能となる。
なお、棚段102の分割はマス目状であってもよい。図8は棚段のエリア分割方法の他の場合を示す図である。図8に示す例では、棚段102を15個のエリアに分割し、各エリアのセンサ識別IDを204−1〜204−15としている。また、図8に示すように、棚段102の上方に情報読出装置103を設けるようにしてもよい。情報読出装置103と重量計測装置104との距離は、これらの間に物品105を置くためのスペースが確保できればよい。
本実施例の物品管理システムでは、物品を入庫する際、作業者が棚段102に物品を置けば、物品の物品識別IDとその物品が置かれたエリアのセンサ識別IDが物品情報に登録される。そのため、物品情報を表示させ、センサ識別IDからエリアを特定すれば、どの物品がどのエリアに置かれているかを確認できる。作業者は、物品を棚段のどの位置に置くか記録をとる必要がなく、その手間が省ける。
また、位置特定テーブルを利用してセンサ識別IDから保管場所の情報を求めて物品情報に登録しているため、保管場所を簡単に把握できる。
また、1つのエリアに複数の物品が置かれても、上述のようにして先に登録された重量の計測値の分を差し引いて、新規に置かれた物品の分の重量が求められる。また、複数のエリアに跨って物品が置かれ、その物品の重量が複数のエリアに分散しても、それらのエリアの計測値の合計が物品の重量として求められる。棚段102の1つのエリアに複数の物品が置かれたり、複数のエリアに跨って物品が置かれたりしても、物品の重量が正しく計測される。
また、物品情報に予め重量の登録値が入力されていれば、物品入庫の際に重量の登録値と計測値が一致するか否かの判定がなされ、一致しない場合に警告メッセージが表示される。そのため、作業者は、警告メッセージを見て、入庫した物品について何が間違っているかを調査することが可能となる。RFIDタグ106からの情報読み落としがあったり、製造者側で梱包する物品を間違えたりしていれば、入庫の際にこれらのミスを見つけることができる。
本実施例は、商品棚卸の際に実施例1で説明した物品管理システムを用いるものである。ここで言う棚卸は、商品の棚卸に限らず、保管している物品についてその個数や位置等の物品情報を再度登録し直すことを含んでいるため、以下の例に示す棚卸作業を物品棚卸と称する。
本実施例では、物品を管理する側が物品ラベルを発行する点で実施例1と異なっている。その他については実施例1で説明した物品管理システムと同様であるため、その構成および動作についての詳細な説明を省略する。また、実施例1で説明した物品管理システムと同様な構成については同一の符号を用いるものとする。
本実施例では、物品の保管をする者の側に、RFIDタグ106に情報を書き込むための情報書込装置(不図示)を備えている。情報書込装置は作業者端末112aと通信配線で接続されている。棚卸を行う前に作業者は次の準備を行う。
はじめに作業者はRFIDタグ106を情報書込装置にセットする。続いて、作業者端末112aを操作して物品情報を選択し、選択した物品情報の物品添付情報をRFIDタグ106に書き込む旨の指示を入力すると、作業者端末112aは物品添付情報を含む書込指示信号を情報書込装置に送出する。情報書込装置は、作業者端末112aから書込指示信号を受信すると、物品添付情報をRFIDタグ106の添付情報記憶部604に書き込む。ここでは、RFIDタグ106に書き込む物品添付情報には、少なくとも物品識別IDと重量の登録値が含まれていればよい。
次に、物品管理システムにおける棚卸の際の動作について説明する。作業者は、図5(a)の表に示した物品AAA、BBBおよびCCCの順に棚段102に載せるものとする。また、作業者は、物品105を1つずつ棚段102に置きながら、各物品105の登録に間違いがないことを確認するために、倉庫に設けられた作業者端末112bを用いるものとする。
図9は本実施例における物品管理システムの動作手順を示すフローチャートである。
作業者は、棚から下ろされた物品105毎に上述のようにして作製された物品ラベル602を貼り付ける。その後、物品AAAを棚段102の図1に示す左端のエリアに置くと、重量センサ312が物品AAAの重量を計測し、重量計測装置104−1は重量情報を管理サーバ107に送信する(ステップ901)。
管理サーバ107は、重量計測装置104−1から受信した重量情報を一時保管メモリに格納した後、情報読出装置103に物品添付情報要求信号を送信する(ステップ902)。情報読出装置103は、管理サーバ107から物品添付情報要求信号を受信すると、物品AAAのRFIDタグ106から物品添付情報を読み出して管理サーバ107に送信する(ステップ903)。
管理サーバ107は、情報読出装置103から物品添付情報を受信すると、物品添付情報に含まれる物品識別IDが一致する物品情報を物品情報データベース108内で検索する(ステップ904)。物品識別IDが一致する物品情報を見つけると、一時保管メモリに格納した重量を計測値の欄に登録し、物品添付情報に含まれる重量を登録値の欄に登録する(ステップ905)。続いて、重量の登録値と計測値が一致するか否かを判定する(ステップ906)。これら2つの値が一致しない場合には、物品AAAについて重量に間違いがあることを示す警告信号を作業者端末112bに送信する(ステップ907)。作業者端末112bは、管理サーバ107から警告信号を受信すると、物品AAAについて重量に間違いがある旨の警告メッセージを表示する(ステップ908)。
一方、ステップ906で重量の登録値と計測値が一致する場合には、管理サーバ107は、センサ識別IDおよび保管場所の情報と格納日時を登録する(ステップ909)。その後、管理サーバ107は、再び重量情報を受信する待機状態になる。続いて、作業者が物品BBBを棚段102に置くと、ステップ901からステップ909までの処理を物品AAAと同様に実行する。さらに、物品CCCの場合についても同様に、ステップ901からステップ909までの処理を実行する。
その後、管理サーバ107が物品CCCについてステップ909の処理後の待機状態にあるとき、作業者が作業者端末112bを操作して棚卸が終了した旨の情報を入力すると、作業者端末112bは棚卸が終了した旨の終了信号を管理サーバ107に送信する。管理サーバ107は、ステップ910で作業者端末112bから終了信号を受信すると、物品情報データベース108の棚段102に保管された物品の重量の計測値を合計した計測合計値を求める。また、棚段102に保管された物品の重量の登録値を合計した登録合計値を求める。そして、計測合計値と登録合計値とを比較し、これら2つの合計値が計測誤差の範囲内で一致するか否かを判定する(ステップ911)。
判定の結果、これら2つの合計値が一致しない場合、管理サーバ107は、棚段102に保管された物品について登録間違いがあることを示す警告信号を作業者端末112bに送信する(ステップ912)。作業者端末112bは、管理サーバ107から警告信号を受信すると、棚段102に保管された物品について登録間違いがある旨の警告メッセージを表示する。一方、ステップ911で、上記2つの合計値が一致する場合、管理サーバ107は棚卸の処理を終了する。
本実施例では、物品ラベルを発行すれば、物品棚卸の際、物品の梱包を解いて中身を確認しなくても、物品情報の登録をすることが可能となる。また、実施例1と同様に、保管位置を物品情報に一緒に登録しているため、作業者は物品を倉庫から取り出す際に物品の位置をより早く特定できる。
なお、実施例1および実施例2では、物品に添付させるタグとしてRFIDタグ106を例示したが、物品添付情報を格納するタグは、RFIDタグ106に限られず、接点付IC(Integrated Circuit)を有するICカードであってもよい。ICカードの場合においても、ICに格納された物品添付情報を無線通信で情報読取装置103と送受信可能な構成を有するものとする。物品添付情報を格納するタグは、物品に添付することが可能で、物品添付情報を格納でき、かつ、非接触で物品添付情報を読み出せれば他の方法であってもよい。なお、バーコードの読み取りは非接触であるが、従来技術で述べたように、作業者が物品を1つずつバーコードリーダで読み取らせる必要があるため、好ましくない。
また、上記タグを物品の梱包に貼り付ける場合に限らず、梱包の中に入れてもよい。また、物品の種類によっては、タグを物品自体に貼り付けたり、物品自体に埋め込んだりしてもよい。
また、作業者がセンサ識別IDでエリアを特定可能であれば、物品情報に保管場所の項目を設けなくてもよい。また、作業者がセンサ識別IDでエリアを特定できなければ、保管場所の項目を物品情報に設けずに、センサ識別IDの代わりにエリア毎に異なるエリア識別IDを用いてもよい。作業者がエリア識別IDからエリアを特定できれば、位置特定テーブルを設ける必要がない。
また、作業者が作業者端末112a、112bを操作していたが、管理サーバ107を直接操作するようにしてもよい。この場合、作業者に通知すべきメッセージは管理サーバ107の表示部に表示される。
また、管理サーバ107は重量計測装置104から重量情報を受信すると、情報読出装置103に物品添付情報要求信号を送信するようにしたが、重量計測装置104が情報読出装置103に対して物品添付情報を管理サーバ107に送信することを要求してもよい。
また、管理サーバ107は重量計測装置104から重量情報を受信すると、情報読出装置103に物品添付情報を読み出させるようにしたが、先に情報読出装置103に物品添付情報を読み出させ、その後に重量計測装置104に重量情報を要求するようにしてもよい。以下にその方法の具体例を説明する。一定周期で情報読出装置103にRFIDタグ106の情報を読み出させ、管理サーバ107は、情報読出装置103から新規な物品添付情報を受け取ると、重量計測装置104に重量情報を要求する。さらに、棚段102の物品出し入れ口に光学センサを予め設け、作業者が物品を棚段102に置くときの動作を検出する光学センサの信号で情報読出装置103に読出動作をさせるようにしてもよい。この場合、一定周期で情報読出装置103に動作させるよりも、情報読出装置103は物品が置かれるときだけ動作を行うため、消費電力を小さくできる。
また、本発明の物品管理システムおよび物品管理方法を、生産工程内の製造品保管棚、物流倉庫内棚、およびオフィスの資産管理ラックなどにおける在庫検品や棚卸等の用途に適用してもよい。
さらに、本発明の物品管理方法をサーバ装置およびワークステーション等のコンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。
本発明の物品管理システムの一構成例を示す図である。 物品の梱包に添付される物品ラベルの一例を示す図である。 情報読出装置と重量計測装置の配置を説明するための図である。 物品管理システムの一構成例を示すブロック図である。 物品情報データベースに格納される情報を説明するための表である。 物品管理システムにおける物品入庫時の動作手順を示すフローチャートである。 物品管理システムにおける物品位置検索時の動作手順を示すフローチャートである。 棚段のエリア分割方法の他の場合を示す図である。 実施例2における物品管理システムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 棚
102 棚段
103 情報読出装置
104 重量計測装置
105 物品
106 RFIDタグ
107 管理サーバ
108 物品情報データベース
109 通信ネットワーク
301 アンテナ制御部
302 読出制御部
303、306、307 送受信部
304 センサ制御部
305 計測制御部
308 物品情報管理手段
309 重量情報管理手段
310 アンテナ
312 重量センサ
501 支柱
502a、502b スライド溝
601 物品名表示欄

Claims (8)

  1. 物品毎に異なる物品識別子を含む物品添付情報が格納されたタグが添付された物品の保管情報を管理するためのシステムであって、
    前記物品を載せるための棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサと該物品の該重量センサにより計測される重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を外部に送出する計測制御部とを有する重量計測装置と、
    前記棚段に載せられた前記物品のタグから前記物品添付情報を読み出して外部に送出する情報読出装置と、
    前記重量計測装置および前記情報読出装置と通信ネットワークを介して接続され、前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値を含む物品情報が予め格納された記憶部と前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信し、前記重量計測装置から前記重量情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索し、該物品識別子の一致する物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示する制御部を備えたサーバ装置と、
    を有する物品管理システム。
  2. 前記サーバ装置の制御部は、
    前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信し、前記重量計測装置から複数の前記重量情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子で特定される物品の計測重量として、該複数の重量情報のそれぞれに含まれる計測重量を、該物品識別子に対応する前記物品情報に記録する、請求項記載の物品管理システム。
  3. 前記サーバ装置の制御部は、
    前記重量計測装置から前記重量情報を受信すると、該重量情報のセンサ識別子に一致するセンサ識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索し、該センサ識別子を含む物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の計測重量との差を算出し、該重量情報の計測重量を該差の値に変更する請求項1または2記載の物品管理システム。
  4. 物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたサーバ装置であって、
    前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値を含む物品情報が予め格納された記憶部と、
    前記物品を載せるための棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される該物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索し、該物品識別子の一致する物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示する制御部と、
    を有するサーバ装置。
  5. 物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたサーバ装置による物品管理方法であって、
    前記サーバ装置は、前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値が入力されると、該物品識別子および該登録値を含む物品情報を記憶部に格納するステップと、
    前記サーバ装置は、棚段に前記物品が載せられると、前記情報読出装置に前記物品添付情報を要求する旨の信号を送信するステップと、
    前記サーバ装置は、前記棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される前記物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索するステップと、
    前記サーバ装置は、検索により前記物品識別子の一致する物品情報を見つけると、前記重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示するステップと、を有する物品管理方法。
  6. 前記サーバ装置は、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信し、前記重量計測装置から複数の前記重量情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子で特定される物品の計測重量として、該複数の重量情報のそれぞれに含まれる計測重量を、該物品識別子に対応する前記物品情報に記録する、請求項記載の物品管理方法。
  7. 前記サーバ装置は、前記重量計測装置から前記重量情報を受信すると、該重量情報のセンサ識別子に一致するセンサ識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索するステップと、
    前記サーバ装置は、検索の結果、受信した重量情報のセンサ識別子に一致するセンサ識別子を含む物品情報を見つけると、該重量情報の計測重量と該物品情報の計測重量との差を算出するステップと、
    前記サーバ装置は、受信した重量情報の計測重量を前記差の値に変更するステップと、
    を有する請求項5または6記載の物品管理方法。
  8. 物品の重量を計測する重量計測装置および物品に添付されたタグから物品識別子を含む物品添付情報を読み出す情報読出装置と通信可能に接続されたコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記物品識別子と該物品識別子に対応する物品の重量の登録値が入力されると、該物品識別子および該登録値を含む物品情報を記憶部に格納するステップと、
    棚段に前記物品が載せられると、前記情報読出装置に前記物品添付情報を要求する旨の信号を送信するステップと、
    前記棚段が複数に分割されたエリアのそれぞれに設けられた重量センサにより計測される前記物品の重量である計測重量および該重量センサに対応するセンサ識別子の情報を含む重量情報を前記重量計測装置から受信し、前記情報読出装置から前記物品添付情報を受信すると、該物品添付情報の物品識別子に一致する物品識別子を含む物品情報を前記記憶部で検索するステップと、
    検索により前記物品識別子の一致する物品情報を見つけると、前記重量情報の計測重量と該物品情報の重量の登録値が一致するか否かを判定し、これら2つの値が一致する場合には該物品情報に該重量情報を登録し、これら2つの値が一致しない場合には警告メッセージを表示するステップと、
    を有する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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