JP4434366B2 - 歯車型形状部品の回転成形転造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は成形面非転がり接触による歯車型形状部品の回転成形転造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
代表的な歯車転造方式として、日本塑性加工学会編の塑性加工シリーズ11の回転加工(1990年コロナ社刊)第44〜45頁は、ローラダイス方式、ラックダイス方式、グローブ方式、内歯ダイス方式、ウォーム型ダイス方式、リングローリング方式、かさ歯車転造方式、ローラダイス方式を挙げている。塑性学的な転造方式としては創成転造法と成形転造法とに分類することができる。創成転造法とは、歯車の噛み合い運動を利用して円板状素材の外周に歯車を成形しようとするものであり、上に挙げた方式のうち、ローラダイス方式、ラックダイス方式、内歯ダイス方式、ウォーム型ダイス方式、かさ歯車転造方式、ローラダイス方式をがこれに含まれる。成形転造法とは、歯溝形状の成形ロールを素材に押込んで歯形状を形成する方法であり、グローブ方式及びリングローリング方式がこれに含まれる。
【0003】
創成転造は回転する歯車の歯を素材に噛み合わせることにより素材に歯を形成するものである。この場合、前掲書の47〜51頁にあるように素材は成形の過程において非対称な摩擦力を受け、ドリブン側の歯本フィレット部や歯底部の表面近傍に材料流れの乱れや欠陥が生じやすいといった成形理論上の問題点があり、これは得られる歯車の精度不良につながるおそれがある。これに対し、成形転造法ではローラは素材に対して歯溝と平行な方向に移動しながら半径方向に押込まれるので、成形理論的に材料流れの乱れがや欠陥が起こり難く精度の高い歯車を得やすい利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにグローブ方式及びリングローリング方式といった成形転造法は成形理論的には優れた転造方式といえるが、前掲書65〜70頁に記載するように機械的構造などに由来する使用上の問題や適合加工対象の問題がある。即ち、グローブ方式は1又は2対の成形ローラを素材に対し半径方向に押込むことによる成形と1歯分の素材の回転送りを順次繰り返すことにより成形するものであり、生産性が低くまた、原理的に薄歯の歯車には不向きであるといった欠点がある。一方、リングローリング方式はマンドレルロールによってリング状の素材をリング状歯型金型の内歯に押込むことによって外歯のリング状歯車を得るものである。そのため、この生産性を高めることができ、薄肉リングギヤを成形することができるといった点でグローブ方式の欠点はない。しかしながら、この方式ではマンドレルロールはリング状素材を挿通する配置となっており、成形しうる素材はリング状のみであり、リブ付の歯車部品を直接的に得ることはできなかった。また、マンドレルロールを素材を挿通させる構造的制約から外径の小さい歯車の成形は困難であった。更には、従来のリングローリング方式の構造は外歯歯車の成形を意図したものであり、内歯歯車の成形は全く意図していなかった。
【0005】
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、成形転造方式の理論的に優れた点は維持しつつグローブ方式及びリングローリング方式の欠点は解消し、内歯であると外歯であると問わず所望の径のリブ付歯車型形状部品を直接的に製造しうる回転成形転造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るリブ一体型歯車型形状部品の回転成形転造方法は、素材をその内周部において回転軸と同軸に支持しつつ、素材を歯型金型と共に回転させ、片持支持の成形ローラによって素材の外周部を歯型金型に対して半径方向に押し込むことにより、内周部はリブとしつつリムとなる素材の外周部に歯形状を形成することを特徴とする。そのため、素材より内歯であると外歯であると問わず精度の高いリブ一体型歯車形状部品を直接的に製造することができる効果がある。
成形後にリブとなる素材の内周部に予め曲げ溝部を形成しておき、成形時における歯型金型に対する素材の押込により惹起されるリブの変形に対する抵抗力を低下させる。回転成形時に素材が歯型金型に押込まれる際に歯丈高の1/2相当の押込量分リブは変形しようとするが、リブとなる素材内周部に予め設けた曲げ溝部はこのような変形の抵抗力を大きく下げる効果がある。
【0007】
好ましくは、素材を歯型金型と共に回転させ、成形ローラによって素材を歯型金型に対して半径方向に押し込むことにより素材に歯形状を形成し、かつ回転成形中において回転の方向を正転・逆転で数回繰り返すことができる。この発明では歯車の転造は原理的には成形転造法によって行なわれため、創成転造で問題となるような欠陥は生じ難い。しかしながら、それでも一回転方向のみだけの成形では金属流動に不均衡が生じうるということがわかった。これは、塑性加工後のスプリングバックの不均衡につながり歯部の欠陥発生の原因となりうる。回転軸の正転・逆転を数回繰り返すことにより材料の理由同は均衡化され塑性加工後のスプリングバックは均等化されるため、欠陥の少ない成形を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は2個のリブ一体型カップ状歯車部品の同時成形を行うこの発明の第1の実施の形態における回転成形による歯車転造法をその順を追った各段階(1) 〜(4)について説明するものである。まず、図1によって、歯車転造のための装置の構成を説明すると、10はスピンドルヘッドであり、図示しない正逆転可能回転駆動モータに連結されている。スピンドルヘッド10から回転軸線Lに沿って間隔を置いて従動側であるクランプヘッド12が配置される。クランプヘッド12は図1ではスピンドルヘッド10から離間して設けられているが、回転成形作動時には、後述する通り、クランプヘッド12はスピンドルヘッド10に向けて前進される。
【0012】
第1の外歯歯型金型14はピン15によってクランプヘッド12に対向したスピンドルヘッド10の端面に取り付けられている。第1の歯型金型14は外周に外歯14-1を形成しており、第1の歯型金型14の外側端面に形成される円形凹部にノックアウト板16が面一となるように嵌合されている。ノックアウトピン18はスピンドルヘッド10の中心に嵌合されており、その先端は第1の外歯歯型金型14の中心の開口を挿通され、ノックアウト板16に当接している。後述のように、回転成形の完了時にノックアウトピン18を突出させることにより成形品を取り出すことができる。
【0013】
第2の外歯歯型金型20はピン22によってスピンドルヘッド10に対向したクランプヘッド12の端面に取り付けられている。第1の歯型金型14と同様に第2の歯型金型20は外周に外歯20-1を形成しており、第2の歯型金型20の外側端面に形成される円形凹部にノックアウト板24が面一となるように嵌合されている。ノックアウトピン26はクランプヘッド12の中心に嵌合されており、その先端は第2の外歯歯型金型20の中心の開口を挿通され、ノックアウト板24に当接している。回転成形の完了時にノックアウトピン26を突出させることにより成形品を取り出すことができる。
【0014】
成形ローラとしての押込ローラ28はスピンドルの回転軸線Lと平行な回転軸線Mの周りに回転可能に支持され、成形時には回転する素材と接触することにより従動回転せしめられる。図示しないが、押込ローラ28を半径方向に往復移動させる機構が設けられる。後述のように、回転成形時に押込ローラ28は半径方向に移動され、円板状素材の外周部の倒れによるカップ形状の成形と成形されたカップ形状部の外歯歯車形状金型への押し付けによる内歯の成形転造とを同時的に行うことができる。後述のように押込ローラ28の幅Aは、図2のように、第1の歯型金型14と第2の歯型金型20との間に素材30A, 30Bを挟着保持した状態におけるスピンドルヘッド10とクランプヘッド12との間の間隔Bより僅かに大きくなっている。
【0015】
以上説明の装置によるリブ一体型カップ状歯車部品の成形転造方法について順を追って説明すると、図1に示す第1の段階(1)では2枚の円板状素材30A, 30Bは重ねられた状態でスピンドルヘッド10とクランプヘッド12との間に配置される。素材30A, 30Bの外径は第1及び第2の歯型金型14, 20より大きくなっており、金型14, 20の外径を超えるそれぞれの素材30A, 30Bの外周部分が成形時に倒れこむことによってカップ形状におけるリムの部分が形成されるようになっている。
【0016】
次ぎに、図1の状態においてクランプヘッド12がスピンドルヘッド10に向かって矢印aのように前進され、図2に示す段階(2)に至り、2枚の重ねられた素材30A, 30Bはスピンドルヘッド10に担持される第1の歯型金型14とクランプヘッド12に支持される第2の歯型金型20との間に回転軸Lと同軸に挟着保持される。この状態では押込ローラ28は素材30A, 30Bの直径上の外側に位置している。
【0017】
次ぎに、図2に示される状態においてスピンドルヘッド10は図示しない駆動源により回転駆動され、素材30A, 30Bに回転が加えられる。そして、押込ローラ28は素材30A, 30Bに向かって矢印bに示すように半径内方に移動される。押込ローラ28が素材30Aに接触することにより、第1の金型14と接触する素材30Aの外周部分は金型14の外歯14-1に向かって倒れこみを開始し、その倒れこみの進行に伴って、倒れこんだ素材30Aの片面は金型14の外歯14-1と接触するに至り、押込ローラ28の半径方向への移動につれて素材の倒れこみが進むにつれて金型14の外歯14-1と接触する素材30Aの面への歯型の転造も進行する。同様に、第2の金型20と接触する素材30Bについても押込ローラ28の半径内方への移動が進行するにつれて、その外周部分の倒れこみ及び金型20の外歯20-1との接触面における歯型の転造が行なわれる。図3に示す段階(3)は素材30A, 30Bの外周部が金型14, 20に対して完全に倒れこんだ状態を示す。成形中にスピンドルは後述の理由で正転・逆転を数回繰り返される。
【0018】
図2で示すように押込ローラ28の幅Aは素材30A, 30Bを挟着保持した状態におけるスピンドルヘッド10とクランプヘッド12との間の間隔Bより僅かに大きくなっている。従って、素材30A, 30Bの外周部が金型14, 20に対して完全に倒れこむように押込ローラ28を押込んだ図3の状態においてスピンドルヘッド10と押込ローラ28の対向壁面間及びクランプヘッド12と押込ローラ28の対向壁面間に隙間SA, SBが形成される。そのため、塑性加工伝播力が高い押込ローラ28との接触面側では素材30A, 30Bは隙間SA, SBに対して流動せしめられる。押込ローラ28との接触面側における素材の流動は塑性伝播力が低い金型14, 20との接触面における素材の流動を助成する。即ち、図3の隙間SBの部分を拡大して示す図5において、隙間SBの存在によって、押込ローラ28からの強い塑性伝播力により押込ローラ28との接触面側では素材に矢印f1に示すような流れが生ずる。このような流れにより、金型20との接触面側において、矢印f2に示すような対向壁面12側への流れが惹起させる。このような流れf2によって、押込ローラ28からの塑性伝播力が弱くなる金型20との接触面における金属の流動を助成することができる。これにより、成形を低い押込ローラ圧力下で実施することが可能となる。
【0019】
押込ローラ28を素材30A, 30Bに対して半径内方に向けて移動させることにより倒れこんだ素材30A, 30Bの外周部を金型14, 20に接触させることによるこの発明の歯型成形は、歯型が素材に押し付けられることにより行なわれることから、成形転造原理下での転造であり、創成転造と比較して欠陥を少なくできるという利益を享受することができる。そして、回転成形であることから成形転造の代表的な例であるグローブ方式に対して生産速度の向上を得ることができる点は疑念がない。ところが、成形中の回転が一方向のみであると素材の塑性流動が完全には均等に行なわれないことが発明者による試験の結果分かった。その理由は今のところ明らかではないが、発明者による更なる検討によれば成形中におけるスピンドルの正転・逆転の繰り返しはこのような不均衡を解消し、金属の均一な流動が得られるため高精度の歯車転造が実現されることが分かった。図6の(a)はスピンドルの回転方向を一方向に固定した場合において歯型が成形されてゆく過程を模式的に示している。即ち、金型14または20に対して押込ローラ28により素材を押込んでゆくことにより、素材30A, 30Bは、先ず、倒れこみを開始し、図示のように、素材30A, 30Bが未だ金型14, 20に接していない中間状態を経て、素材30A, 30Bは金型14, 2に接触するに至り、それから押込量の増大とともに、素材30A, 30Bを構成する材料が金型14, 20の歯の間に塑性流動してゆくことによって転造が行なわれる。図中1点鎖線は、それぞれの押込量における金型の歯Tの間への材料の流動状態を3段階で模式的に表している。回転方向が一定の場合には、素材の流れは左右均等とならず、かつ流動状態に乱れがあり、これは塑性加工後のスプリングバック量の不均衡及びそれに伴う欠陥発生の原因となりうる。図6の(b)は成形中に回転方向を正転と逆転とで繰り返し的に行った場合を示す。この場合、素材の流れは左右均等となり、全押込量を通じて材料の分布は均等となり、塑性加工後におけるスプリングバック量の均衡を確保することができる。
【0020】
このようにして回転成形が完了すると、図3の状態からクランプヘッド12が右方向に移動され、クランプヘッド12はスピンドルヘッド10から離間される。同時に、押込ローラ28は素材30A, 30Bから離間するように半径外方に移動される。そして、ノックアウトピン18, 26の突き出しが行なわれ、成形されたカップ状内歯歯車部品となった素材30A, 30Bは金型14, 20から分離され、図4の(4)で示す状態となる。
【0021】
図7〜9は第2の実施形態における歯車転造を(1), (2)及び(3)の3段階に分けて説明するものである。この実施形態では素材130としてはハブ130-1及びリブ130-2を有した筒状のものが使用され、そのリム部130-3に外歯を形成するようにしている。この実施形態における転造方法を実施する装置の構成を説明すると、回転駆動されるスピンドルヘッド110にリング状の歯型金型114が固定される。歯型金型114は内歯114-1を形成している。116はノックアウト板であり、ノックアウト部材118に連結される。素材クランプ受け棒140は回転中心Lに沿って延設され、その一端に素材130のハブ130-1を挿入することにより回転加工中の素材を保持することができるようになっている。素材クランプピン142は素材クランプ受け棒140に対向して配置され、スピンドルヘッド110に対して軸線Lに平行な方向に前後に移動可能に設けられている。成形ローラとしての引寄せ成形ローラ128は軸線Mの周りに回転可能にホルダ144に遊嵌され、スピンドルヘッド110に対して軸線Lに平行な方向に前後に移動可能であると共に、半径方向に移動可能に設けられている。
【0022】
次ぎに、この第2の実施形態における転造方法について説明すると、図7は素材投入段階(1)を示すものであり、素材クランプピン142及び押込ローラ128は金型114から離間しており、この間に素材130が投入される。この状態から素材130のハブ130-1は素材クランプ受け棒140に挿入され、次いで、素材クランプピン142及び引寄せ成形ローラ128がスピンドルヘッド110に向けて矢印aのように前進される。その結果、図8に示すように引寄せ成形ローラ128がその端面で素材のリブ130-2に接触し、素材130のクランプが行われる段階(2)に至る。
【0023】
次ぎに、引寄せ成形ローラ128は図9の段階(3)に示すように矢印bのように半径外方にリム部内周に向けて引寄せられ、ローラ128は素材130のリム部130-3の内周に接触させつつ、スピンドルの回転が加えられる。引寄せ成形ローラ128の引寄せ移動の結果、素材130は金型114の内歯114-1に押しつけられ、素材130のリム部130-3の外周への歯型の転造が行なわれる。この歯型転造は、素材130のリム部130-3が歯丈高の1/2相当量金型114の内歯114-1に押込まれることにより行なわれる。このような素材の押込はリブ130-2を変形させ、リム部130-3に形成される歯型の精度に悪影響を及ぼすおそれがある。しかしながら、この実施形態では形成前の素材のリブ130-2は図7及び8に示すように湾曲しているため、成形時の押込によってリブ130-2は図9に示すように容易に伸張され、リブの変形が及ぼしうる歯型の精度への影響を抑えることができる。
【0024】
この実施形態においても成形転造中のスピンドルの回転は正転・逆転が数回繰り返されるように行なわれる。
【0025】
転造の終了後、ノックアウト部材118によってノックアウト板116が矢印cのように前進され、製品は型114から外される。
【0026】
図10〜12は第3の実施形態における工程順序(1), (2)及び(3)を示す。この実施形態では素材230はリブ230-1及びリム230-2より成るカップ状の素材であり、リムリム230-2の外周に外歯を形成する。第2の実施形態と同様に、歯型金型214はスピンドルヘッド210の端面に固定され、完成後の製品の取り出しのためのノックアウト板216及びノックアウト部材218が設けられ、また素材クランプ受け棒240が具備される。成形ローラとしてのリング状の引寄せ成形ローラ228がホルダ244に設けられる。素材クランプピン242は素材クランプ受け棒240との間で素材230の挟着保持を行うものである。
【0027】
この第3の実施形態における転造方法について説明すると、図10に示される素材投入段階(1)では素材クランプピン242及びホルダ244は金型214から離間して位置される。素材230は引寄せ成形ローラ228に嵌着される。ホルダ244は矢印aのように前進され、素材230はそのリブ230-1が図11に示すように素材クランプ受け棒240に当接する状態に至る。次ぎに、素材クランプピン242が図10の矢印bのように引寄せ成形ローラ228の中心孔を通して前進され、図11に示すように素材クランプピン242は素材クランプ受け棒240を挟んで素材のリブ230-1と当接するに至り、素材230は素材クランプピン242と素材クランプ受け棒240間に挟着保持される。
【0028】
図11に示す状態でスピンドルを回転させ、引寄せ成形ローラ228を回転させながら矢印cのように半径外方に引寄せることにより回転成形転造が行なわれる。即ち、引寄せ成形ローラ228の引寄せによってリム部230-2の素材は金型214の歯214-1に押込まれ、リム230-2の外周に歯型が形成される。第12図に示す段階(3)は回転成形中の状態を示す。第1及び第2の実施形態と同様に成形中にスピンドルの回転は正転・逆転が数回繰り返され、周方向での素材の流動の均衡化が図られ、塑性加工後のスプリングパック量が不均衡及びこれに伴う精度悪化を防止することができる。第2の実施形態と同様に成形前のリブ部230-1の湾曲形状故に素材の歯型への押込の際のリブ230-1の変形の抵抗力は小さく抑えられ、成形精度を高めることができる。
【0029】
転造完了後に引寄せ成形ローラ228は図10の状態(1)の位置まで後退され、ノックアウト部材218によってノックアウト板216を伸張させ、製品は型214から外される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態において転造装置への素材の投入のための段階(1)を示す図である。
【図2】図2は第1の実施形態において転造装置に素材をクランプした段階(2)を示す図である。
【図3】図3は第1の実施形態において素材の成形転造中の段階(3)を示す図である。
【図4】図4は第1の実施形態において成形転造後、製品を取り出し中の段階(4)を示す図である。
【図5】図5は図3において、クランプヘッドと押込ローラ間の隙間における成形転造中の素材の流れを説明する図である。
【図6】図6は第1の実施形態において金型の歯の間への素材の模式的な流動状態を一方向回転の場合(a)と正転・逆転とを繰り返した場合(b)について説明する図である。
【図7】図7はこの発明の第2の実施形態において転造装置への素材の投入のための段階(1)を示す図である。
【図8】図8は第2の実施形態において転造装置に素材をクランプした段階(2)を示す図である。
【図9】図9は第2の実施形態において素材の成形転造中の段階(3)を示す図である。
【図10】図10はこの発明の第3の実施形態において転造装置への素材の投入のための段階(1)を示す図である。
【図11】図11は第3の実施形態において転造装置に素材をクランプした段階(2)を示す図である。
【図12】図12は第3の実施形態において素材の成形転造中の段階(3)を示す図である。
【符号の説明】
10…スピンドルヘッド
12…クランプヘッド
14…第1の外歯歯型金型
16…ノックアウト板
18…ノックアウトピン
20…第2の外歯歯型金型
24…ノックアウト板
26…ノックアウトピン
28…押込ローラ28
30A, 30B…素材
110, 210…スピンドルヘッド
114, 214…歯型金型
116, 216…ノックアウト板
118, 218…ノックアウト部材
128, 228…引寄せローラ
130, 230…素材
140, 240…素材クランプ受け棒
142, 242…素材クランプピン
Claims (2)
- リブ一体型歯車型形状部品の回転成形転造方法であって、素材をその内周部において回転軸と同軸に支持しつつ、素材を歯型金型と共に回転させ、片持支持の成形ローラによって素材の外周部を歯型金型に対して半径方向に押し込むことにより、内周部はリブとしつつリムとなる素材の外周部に歯形状を形成すると共に、成形後にリブとなる素材の内周部に予め曲げ溝部を形成しておき、成形時における歯型金型に対する素材の押込により惹起されるリブの変形に対する抵抗力を低下させるようにしたことを特徴とする回転成形転造方法。
- 請求項1に記載の発明において、歯型金型に対する素材の押しこみによる歯型形成中に回転方向を正転・逆転で繰り返すことを特徴とする回転成形転造方法。
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| JP2001030035A (ja) | 2001-02-06 |
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