JP2012091184A - リング成形方法及びリング成形装置 - Google Patents
リング成形方法及びリング成形装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012091184A JP2012091184A JP2010238554A JP2010238554A JP2012091184A JP 2012091184 A JP2012091184 A JP 2012091184A JP 2010238554 A JP2010238554 A JP 2010238554A JP 2010238554 A JP2010238554 A JP 2010238554A JP 2012091184 A JP2012091184 A JP 2012091184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- outer diameter
- ring material
- forming
- end side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Forging (AREA)
Abstract
【課題】この発明は、成形時において、リング素材が軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができるリング成形方法及びリング成形装置の提供を目的とする。
【解決手段】一対の成形ロール20A,20Bと一つのマンドレル30とで拡径されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径寸法を、外径計測装置40の外径計測器41a,41bにより個々に計測する。外径計測器41a,41bにより計測されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径寸法に応じて、モータ22a,22bの駆動を駆動制御装置50により個々に制御し、成形ロール20A,20Bの周速va,vbを独立して可変する。この結果、成形時において、リング素材Wが軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形された異形リングWAを製造することができる。
【選択図】図5
【解決手段】一対の成形ロール20A,20Bと一つのマンドレル30とで拡径されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径寸法を、外径計測装置40の外径計測器41a,41bにより個々に計測する。外径計測器41a,41bにより計測されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径寸法に応じて、モータ22a,22bの駆動を駆動制御装置50により個々に制御し、成形ロール20A,20Bの周速va,vbを独立して可変する。この結果、成形時において、リング素材Wが軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形された異形リングWAを製造することができる。
【選択図】図5
Description
この発明は、テーパベアリングの内輪(インナレース)、外輪(アウタレース)等のリング素材を成形する際に用いられるリング成形方法及びリング成形装置に関する。
上述のリング素材を成形する成形装置として、例えば環状素材を左右の主ロールと中ロールとで圧延する環状物圧延装置用主ロール軸回転駆動装置(特許文献1参照)と、リング状製品を左右の成形ロールとマンドレルとで成形するリングローリング方法(特許文献2参照)が提案されている。
詳述すると、特許文献1の環状物圧延装置用主ロール軸回転駆動装置は、環状素材を、環状物圧延装置に備えられた左右の主ロールと中ロールとで圧延する際、主ロール軸回転駆動装置により左右の主ロールと環状素材との周速を一致させて成形するものである。
しかし、一方の主ロールにより成形される環状素材の一端側外周部よりも、他方の主ロールにより成形される環状素材の他端側外周部の外径が大きいので、外径が小さい一端側外周部よりも、外径が大きい他端側外周部の周速が速くなる。つまり、周速が遅い一端側外周部に比べて、周速が速い他端側外周部の径方向に対する延び率が大きいので、リング状製品が延び率の低い方へ変形しやすいという問題がある。
また、特許文献2のリングローリング方法は、リング状素材を、該文献中の縦型リングローリング装置に備えられた左右の成形ロールとマンドレルとで成形する際、リング状素材の複雑形状部の周速に、控ロールの複雑形状部の周速を合致させ、さらにリング状素材の単純形状部の周速に、控ロールの単純形状部の周速を合致させて成形するものである。
しかし、一方の成形ロールにより成形されるリング状素材の一端側外周部よりも、他方の成形ロールにより成形されるリング状素材の他端側外周部の外径が大きいので、外径が小さい一端側外周部よりも、外径が大きい他端側外周部の周速が速くなる。つまり、周速が遅い一端側外周部に比べて、周速が速い他端側外周部の径方向に対する延び率が大きいので、リング状製品が延び率の低い方へ変形しやすいという問題がある。
この発明は、成形時において、リング素材が軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができるリング成形方法及びリング成形装置を提供することを目的とする。
この発明は、互いに対向して傾斜する一対の成形ロールと、該各成形リングと対向する一つのマンドレルとの相対回転によって、リング素材を所定の形状及び寸法に成形するリング成形方法であって、前記各成形ロールを、該各成形ロールに連結した各駆動手段により同一方向に独立して回転し、前記各成形ロールと前記マンドレルとによって拡径される前記リング素材の外径寸法を外径計測手段により計測するとともに、前記外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、前記各駆動手段の駆動を駆動制御手段により制御し、前記リング素材の外径寸法に応じて前記各成形ロールの周速を独立して可変するリング成形方法であることを特徴とする。
上述のリング成形方法は、一対の成形ロールとマンドレルとの相対回転によって拡径されるリング素材の外径寸法を外径計測手段により計測するとともに、外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、各駆動手段の駆動を駆動制御手段により制御し、リング素材の外径寸法に応じて各成形ロールの周速を独立して可変する。
この結果、成形時において、リング素材が軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができる。
また、この発明の態様として、前記外径計測手段を、前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測する一端側外径計測手段と、前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する他端側外径計測手段とで構成し、前記一端側外径計測手段により前記一方の成形ロールと対応する前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測し、前記他端側外径計測手段により前記他方の成形ロールと対応する前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する。
上述の構成は、一端側外径計測手段と他端側外径計測手段によって、各成形ロールと対応するリング素材の一端側外周部と他端側外周部の外径寸法を個々に計測する。
この結果、リング素材の一端側外周部と他端側外周部の外径寸法を正確に計測することができ、各成形ロールの周速を可変制御する動作が的確に行える。
またこの発明は、互いに対向して傾斜する一対の成形ロールと、該各成形リングと対向する一つのマンドレルとの相対回転によって、リング素材を所定の形状及び寸法に成形するリング成形装置であって、前記各成形ロールを同一方向に独立して回転する各駆動手段と、前記各成形ロールと前記マンドレルとによって拡径される前記リング素材の外径寸法を計測する外径計測手段と、前記外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、前記各駆動手段の駆動を制御するとともに、前記リング素材の外径寸法に応じて前記各成形ロールの周速を独立して可変する駆動制御手段とを備えたリング成形装置であることを特徴とする。
上述のリング成形装置は、一対の成形ロールとマンドレルとの相対回転によって拡径されるリング素材の外径寸法を外径計測手段により計測するとともに、外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、各駆動手段の駆動を駆動制御手段により制御し、リング素材の外径寸法に応じて各成形ロールの周速を独立して可変する。
この結果、成形時において、リング素材が軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができる。
この発明の態様として、前記外径計測手段を、前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測する一端側外径計測手段と、前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する他端側外径計測手段とで構成することができる。
上述の構成は、一端側外径計測手段と他端側外径計測手段によって、各成形ロールと対応するリング素材の一端側外周部と他端側外周部の外径寸法を個々に計測する。
この結果、リング素材の一端側外周部と他端側外周部の外径寸法を正確に計測することができ、各成形ロールの周速を可変制御する動作が的確に行える。
なお、リング成形方法は、例えば冷間リングローリング工法或いは成形方法等で構成することができる。また、リング成形装置は、例えば冷間リングローリング成形機或いは成形装置等で構成することができる。
この発明によれば、成形時において、リング素材が軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができる。これにより、成形精度及び品質の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態のリング成形装置10を上方から見た装置の平面図、図2はマンドレル30を取り除いた装置の正面図、成形ロール20A,20B及びマンドレル30の配置を側方から見た装置の側面図、図4の(d,e,f)はリング素材Wの加工動作を説明する側面図、図5はリング素材Wの加工部分を拡大した平面図、図6はリング搬入搬出装置60によるリング保持動作を説明する正面図である。
図1は本実施形態のリング成形装置10を上方から見た装置の平面図、図2はマンドレル30を取り除いた装置の正面図、成形ロール20A,20B及びマンドレル30の配置を側方から見た装置の側面図、図4の(d,e,f)はリング素材Wの加工動作を説明する側面図、図5はリング素材Wの加工部分を拡大した平面図、図6はリング搬入搬出装置60によるリング保持動作を説明する正面図である。
本実施形態のリング成形装置10は、互いに対向して傾斜する左右一対の成形ロール20A,20Bと、成形ロール20A,20Bと対向する一つのマンドレル30と、成形ロール20A,20Bを同一方向(圧延方向C)に独立して回転するモータ22a,22bと、リング素材Wの外径寸法を計測する外径計測装置40と、外径計測装置40から出力される計測情報に基づいて、モータ22a,22bの駆動を独立して制御する駆動制御装置50と、リング素材Wを搬入及び搬出するリング搬入搬出装置60とで構成している。
装置中央部に設定した加工位置bの前方側(図1中の上側)には、一対の成形ロール20A,20Bを、加工位置bに供給されるリング素材Wの成形側外周面(前側外周面)と対向して左右に配置している。
成形ロール20Aの外周面には、リング素材Wの一端側外周部Waを成形する成形部20aを形成している。この成形部20aは、成形後の異形リングWAの一端側外周部Waと対応する形状及び寸法に形成している。
成形ロール20Bの外周面には、リング素材Wの他端側外周部Wbを成形する成形部20bを形成している。この成形部20bは、成形後の異形リングWAの他端側外周部Wbと対応する形状及び寸法に形成している。
成形ロール20A,20Bは、図1、図5に示すように、平面から見て上下逆V字状に交差する軸線X,Y上で回転する左右の主軸21a,21bの先端に固定している。
主軸21a,21bは、左右に配置した主軸受台25a,25b上の軸受箱26a,26bにより軸受している。また、主軸21a,21bの基端は、左右の軸受箱26a,26b上に配置したインバータ型のモータ22a,22bにそれぞれ連結している。
主軸21a,21bは、左右に配置した主軸受台25a,25b上の軸受箱26a,26bにより軸受している。また、主軸21a,21bの基端は、左右の軸受箱26a,26b上に配置したインバータ型のモータ22a,22bにそれぞれ連結している。
モータ22a,22bは、左側のプーリ27a,28a及びベルト29aと、右側のプーリ27b,28b及びベルト29bを介して、軸受箱26a,26bに回転力を伝達するとともに、軸受箱26a,26bに内蔵した減速機(図示せず)により減速して、左右の成形ロール20A,20Bを独立して圧延方向Cに回転する(図5参照)。
左右の主軸受台25a,25bは、左右に配置した2組のレール25c,25cに対し前後移動自在に取り付けている。また、主軸受台25a,25bは、装置の前方側(図1中の上側)に配置したサーボモータ型の送り用モータ26cにより、加工位置bに供給されたリング素材Wの成形側外周面に対し成形ロール20A,20Bが押し付けられる前進方向と、該リング素材Wの成形側外周面から成形ロール20A,20Bが離間される後退方向とに一括して前後移動する。
また、リング素材Wの成形側外周面に押し付けられた成形ロール20A,20Bは、リング素材Wの拡径変化に追従して後退方向に向けて徐々に移動可能に設けている。
さらに、主軸受台25a,25bは、平面から見て装置の両側部に配置した開閉シリンダ(図示せず)により、加工位置bに供給されたリング素材Wの成形側外周面に対し成形ロール20A,20Bが押し付けられる閉位置と、該リング素材Wの成形側外周面から成形ロール20A,20Bが離間される開位置とに左右移動する。また、リング素材Wの成形側外周面に対する成形ロール20A,20Bの押し付け角度を可変調節自在に設けている。
加工位置bの前方側(図3中の右側)には、図3、図4に示すように、一対のバックアップロール23,23を、加工位置bに供給されるリング素材Wの成形側外周面の上位側外周面及び下位側外周面にそれぞれ対向して上下に配置している。
加工位置bの後方側(図3中の左側)には、一対のバックアップロール24,24を、加工位置bに供給されるリング素材Wの非成形側外周面の上位側外周面及び下位側外周面にそれぞれ対向して上下に配置している。
バックアップロール23,23は、上下に配置した支持アーム23a,23aの対向端部に対し自由回転可能に軸受している。また、支持アーム23a,23aは、リング素材Wの成形側外周面の上位側外周面及び下位側外周面に対しバックアップロール23,23が押し付けられる方向に油圧式の付勢手段により付勢され、リング素材Wの拡径変化に追従して該リング素材Wの拡径が許容される方向に後退移動自在に設けている。
すなわち、バックアップロール23,23は、リング素材Wの成形側外周面に対し成形ロール20A,20Bが押し付けられた際、該成形側外周面に沿って上下方向に移動し、その成形ロール20A,20Bが押し付けられたリング素材Wの成形側外周面の上位側外周面及び下位側外周面にそれぞれ押し付けられる。成形時において、リング素材Wが上下に変位或いは振動するのを抑える。
バックアップロール24,24は、左右に配置した上下一対のロール支持部24a,24aの対向面に対し自由回転可能に軸受している。また、リング素材Wの非成形側外周面の上位側外周面及び下位側外周面に対し押し付けられる方向に油圧式の付勢手段により付勢され、リング素材Wの拡径変化に追従して該リング素材Wの拡径が許容される方向に後退移動自在に設けている。
つまり、バックアップロール23,23,24,24は、リング素材Wの全体を径方向に起立した姿勢に保持する(図2、図4参照)。また、バックアップロール24,24の後退位置は、リング素材Wの最大外径位置に設定している。
加工位置bの後方側(図1中の下側)には、一つのマンドレル30を、加工位置bに供給されるリング素材Wの非成形側外周面(後側外周面)と対向して配置している。
マンドレル30の外周面には、リング素材Wの内周面を成形する成形部30aを形成している。この成形部30aは、成形後のリング素材Wの内周面と対応する形状及び寸法に形成している(図5参照)。
マンドレル30の一端側は、加工位置bの一側部(図1中の左側)に配置した一端側支持台31で軸受している。また、マンドレル30の他端側は、加工位置bの他側部(図1中の右側)に配置した他端側支持台32で軸受する。
また、一端側支持台31は、マンドレル移動装置(図示せず)により加工位置bに供給されたリング素材Wの軸方向と平行する方向に水平移動され、マンドレル30がリング素材Wの内側に挿入される挿入方向と、該マンドレル30がリング素材Wの内側から抜き取られる抜き取り方向とに水平移動する。
他端側支持台32は、加工位置bに供給されたリング素材Wの内側に対しマンドレル30が一方から挿入された際、該リング素材Wの他方に突出されたマンドレル30の他端側を軸受する。
加工位置bの後方側両側部(図1中の下側)には、一対の規制板33,33を、加工位置bに供給されるリング素材Wの両側端面と対向して配置している。規制板33,33は、成形時においてリング素材Wの両側端面に当接され、リング素材Wが軸方向に変位或いは振動するのを抑える。
規制板33,33の間には、外径計測装置40を、加工位置bに供給されるリング素材Wの非成形側外周面と対向して配置している。
外径計測装置40は、リング素材Wの一端側外周部Wa(図5中の左端側外周部)の外径寸法を計測する外径計測ロール40a及び外径計測器41aと、リング素材Wの他端側外周部Wb(図5中の右端側外周部)の外径寸法を計測する外径計測ロール40b及び外径計測器41bとで構成している。
なお、外径計測器41a,40bは、例えばマグネスケール、センサースケール等の測定器で構成している。
外径計測ロール40a,40bは、リング素材Wの非成形側外周面(後方側外周面)、すなわち、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbにそれぞれ対向して並列に配置している。
外径計測ロール40a,40bは、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbにそれぞれ押し当てられ、該リング素材Wの拡径変化に追従して後退移動可能に設けている。
また、外径計測ロール40a,40bの後退側には、該外径計測ロール40a,40bの移動量を計測する外径計測器41a,41bを配置している。外径計測器41a,41bは、外径計測ロール40a,40bの移動量をそれぞれ計測し、その計測情報を後述する駆動制御装置50に出力する。
成形時において、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbに押し当てられた外径計測ロール40a,40bは、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの拡径変化に追従して独立して後退する。
外径計測器41a,41bは、外径計測ロール40a,40bの移動量を随時計測し、その計測した計測情報を後述する駆動制御装置50に出力する。
加工位置bの上方(図1中の上側)には、リング搬入搬出装置60を、装置左側部に設定した搬入位置aの上方と、装置右側部に設定した搬出位置cの上方とに跨って配置している。
図6はリング搬入搬出装置60によるリング保持動作を説明する正面図、図7は搬入位置aから加工位置bへのリング移動動作を説明する正面図、図8は加工位置bから搬出位置cへのリング移動動作を説明する正面図である
リング搬入搬出装置60は、未成形のリング素材Wを装置左側部に設定した搬入位置aから装置中央部に設定した加工位置bに搬入する搬入ユニット61aと、成形済みの異形リングWAを装置中央部の加工位置bから装置右側部に設定した搬出位置cに搬出する搬出ユニット61bとで構成している。
リング搬入搬出装置60は、未成形のリング素材Wを装置左側部に設定した搬入位置aから装置中央部に設定した加工位置bに搬入する搬入ユニット61aと、成形済みの異形リングWAを装置中央部の加工位置bから装置右側部に設定した搬出位置cに搬出する搬出ユニット61bとで構成している。
搬入ユニット61aは、未成形のリング素材Wを保持する保持アーム62a,62aを備えている。また、搬出ユニット61bは、成形済みの異形リングWAを保持する保持アーム62b,62bを備えている。
保持アーム62a,62bは、油圧式の開閉シリンダ(図示せず)によりリング素材Wと異形リングWAを保持する閉状態と、その保持が解除される開状態とに開閉する。
搬入位置a及び加工位置bの上方に移動した搬入ユニット61aと、加工位置b及び搬出位置bの上方に移動した搬出ユニット61bは、保持アーム62a,62bを、ラック・ピニオン、サーボモータからなる昇降装置(図示せず)によりリング素材Wと異形リングWAの保持が許容される下降位置と、リング素材Wと異形リングWAの水平移動が許容される上昇位置とに昇降する。
搬入ユニット61a及び搬出ユニット61bは、図2に示す正面から見て油圧式の移動用シリンダ(図示せず)により装置の左右方向に対し一体的に水平移動する。また、搬入ユニット61aは、搬入位置a上方と加工位置b上方とに水平移動し、搬出ユニット61bは、油加工位置b上方と搬出位置c上方とに水平移動する。
保持アーム62a,62bは、各位置の上方に移動する際、リング素材Wと異形リングWAの水平移動が許容される上昇位置に上昇する。
保持アーム62aは、搬入位置a上方に移動した際、リング素材Wの保持が許容される下降位置に下降する。また、加工位置b上方に移動した際、リング素材Wに対しマンドレル30の挿入が許容される下降位置に下降する。
保持アーム62aは、搬入位置a上方に移動した際、リング素材Wの保持が許容される下降位置に下降する。また、加工位置b上方に移動した際、リング素材Wに対しマンドレル30の挿入が許容される下降位置に下降する。
保持アーム62bは、加工位置b上方に移動した際、成形済みの異形リングWAの保持が許容される下降位置に下降する。また、搬出位置c上方に移動した際、異形リングWAの放出が許容される下降位置に下降する。
次に、リング成形装置10の制御系統を図9、図10を用いて説明する。
図9はリング成形装置10のブロック図、図10は主軸21a,21bの回転数とリング素材Wの外径との関係を表す説明図である。
駆動制御装置50に内蔵されたCPU51は、ROM52に格納されたプログラムに沿って、モータ22a,22b及び送り用モータ26cと、外径計測装置40の外径計測器41a,41bと、リング搬入搬出装置60の搬入ユニット61a及び搬出ユニット61bとを制御する。
図9はリング成形装置10のブロック図、図10は主軸21a,21bの回転数とリング素材Wの外径との関係を表す説明図である。
駆動制御装置50に内蔵されたCPU51は、ROM52に格納されたプログラムに沿って、モータ22a,22b及び送り用モータ26cと、外径計測装置40の外径計測器41a,41bと、リング搬入搬出装置60の搬入ユニット61a及び搬出ユニット61bとを制御する。
また、RAM53には、回転数検出器(図示せず)により検出されるモータ22a,22bの回転数情報と、外径計測器41a,41bにより計測されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの計測情報と、その計測情報に基づいてCPU51により算出されるリング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径寸法情報とを関連付けて随時記録する。
CPU51は、図5に示すように、外径計測器41a,41bから出力される計測情報に基づいて算出した一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの外径φD1,φD2と、その一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの回転数d1,d2
rpmとに基づいて、一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの周速vd1,vd2を、後述する数式3,4を用いて個々に算出する。
rpmとに基づいて、一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの周速vd1,vd2を、後述する数式3,4を用いて個々に算出する。
また、リング素材Wの周速vd1,vd2を、モータ22a,22bの回転を制御する制御動作にフィードバックして、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの径方向に対する延び率が一定となるようにモータ22a,22bの回転を独立して制御する。
上述のリング成形装置10により軸方向の断面形状が非対称の異形リングWAを成形するリング成形方法を説明する。
先ず、図6に示すように、搬入位置aの上方に待機するリング搬入搬出装置60の搬入ユニット61aを下降して、搬入ユニット61aにより搬入位置aに供給された未成形のリング素材Wを径方向に起立した姿勢に保持する。
先ず、図6に示すように、搬入位置aの上方に待機するリング搬入搬出装置60の搬入ユニット61aを下降して、搬入ユニット61aにより搬入位置aに供給された未成形のリング素材Wを径方向に起立した姿勢に保持する。
保持完了後、搬入ユニット61aを上昇して、未成形のリング素材Wを加工位置bの上方に移動する。この時、搬出ユニット61bは、加工位置bの上方から搬出位置cの上方へ移動する。
搬入ユニット61aを下降して、未成形のリング素材Wを加工位置bに供給した後、マンドレル30をマンドレル移動装置(図示せず)により水平移動して、リング素材Wの内側に対し一端側(図1中の左側)から挿入する(図3参照)。同時に、リング素材Wの他端側(図1中の右側)に突出されたマンドレル30を他端側支持台32で軸受する。
次に、成形ロール20A,20B及びバックアップロール23,23の全体を、送り用モータ26cによりリング素材Wの成形側外周面(前方側外周面)と対向する方向に移動する(図4の(d)参照)。
成形ロール20A,20Bが、リング素材Wの成形側外周面(前方側外周面)に押し付けられる直前、バックアップロール23,23を、リング素材Wの成形側外周面に押し当てながら上下方向に相対移動させ、該リング素材Wの上位側外周面と下位側外周面とにそれぞれ押し当てる。続いて、成形ロール20A,20Bをリング素材Wの成形側外周面に押し付ける(図4の(e)参照)。
成形ロール20A,20Bとバックアップロール23,23との押し付け力によって、リング素材Wの全体を後側へ偏心させ、リング素材Wの成形側内周面をマンドレル30の外周面に押し付ける。
同時に、リング素材Wの非成形側外周面(後方側外周面)の上位側外周面及び下位側外周面を、一対のバックアップロール24,24に押し付ける。また、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbを、外径計測装置40の外径計測ロール40a,40bにそれぞれ押し付ける(図5参照)。
これにより、リング素材Wの全体を、成形ロール20A,20Bと、マンドレル30と、バックアップロール23,23,24,24とで径方向に起立した姿勢に保持する。
リング素材Wの保持完了後、搬入ユニット61aを上昇して搬入位置aの上方に復帰移動する。同時に、搬出ユニット61bを加工位置bの上方に移動する。
成形ロール20A,20Bを、モータ22a,22bにより圧延方向C(図4中の(f)に示す矢印方向)に独立して回転するとともに、成形ロール20A,20Bの回転力によって、リング素材Wの成形側内周面に押し付けられたマンドレル30を圧延方向Cに従動回転させる。
成形ロール20A,20Bを、モータ22a,22bにより圧延方向C(図4中の(f)に示す矢印方向)に独立して回転するとともに、成形ロール20A,20Bの回転力によって、リング素材Wの成形側内周面に押し付けられたマンドレル30を圧延方向Cに従動回転させる。
成形ロール20A,20Bとマンドレル30との相対回転によってリング素材Wを径方向に圧延するとともに、成形ロール20A,20Bをリング素材Wの拡径寸法に応じて後退移動させ、リング素材Wを所定の形状及び寸法に拡径成形する。これにより、軸方向の断面形状が非対称の異形リングWAを成形する(図4の(c)参照)。
成形時において、リング素材Wの拡径変化に追従して、バックアップロール23,23,24,24及び外径計測装置40の外径計測ロール40a,40bが径方向に後退する。
外径計測ロール40a,40bがリング素材Wの拡径変化に追従して径方向に移動する際、外径計測ロール40a,40bの移動量を外径計測器41a,41bによりそれぞれ計測し、その計測情報を駆動制御装置50に出力する。
CPU51は、外径計測器41a,41bから出力される計測情報に基づいて、図5に示すリング素材Wの一端側外周部Waの外径φD1と他端側外周部Wbの外径φD2を個々に算出するとともに、その外径φD1,φD2の寸法からリング素材Wの一端側外周部Waの周速vd1と、これと対応する成形ロール20Aの成形部20aの周速vaとを、後述する数式1,3を用いて算出する。
また、リング素材Wの他端側外周部Wbの周速vd2と、これと対応する成形ロール20Bの成形部20bの周速vdとを、後述する数式2,4を用いてそれぞれ算出する。
リング素材Wの一端側外周部Waの外径φD1と、これと対応する成形ロール20Aの成形部20aの外径φDaは、リング素材Wの一端側外周部Waと、成形ロール20Aの成形部20aとの対向面に設定された対向部P1を基準として設定している。
また、リング素材Wの他端側外周部Wbの外径φD2と、これと対応する成形ロール20Bの成形部20bの外径φDbは、リング素材Wの他端側外周部Wbと、成形ロール20Bの成形部20bとの対向面に設定された対向部P2を基準として設定している。
成形ロール20Aの周速vaは、下記の数式1で求められる(成形ロール20Aの外径:φDa 主軸21aの回転数:a rpm 周速:va)。
φDa×a rpm=va 数式1
成形ロール20Bの周速vdは、下記の数式2で求められる(成形ロール20Bの外径:φDb 主軸21bの回転数:b rpm 周速:vb)。
φDb×b rpm=vb 数式2
リング素材Wの周速vd1は、下記の数式3で求められる(リング素材Wの一端側外周部Waの外径:φD1 回転数:d1 rpm 周速:vd1)。
φD1×d1 rpm=vd1 数式3
リング素材Wの周速vd2は、下記の数式4で求められる(リング素材Wの他端側外周部Wbの外径φD2 回転数:d2 rpm 周速:vd2)。
φD2×d2 rpm=vd2 数式4
周速:va=vb=vd1=vd2が一定とするならば、
対向部P1におけるリング素材Wの周速vd1と成形ロール20Aの周速vaとの関係は、下記の数式5で求められる。
φDa×Xa rpm=φD1×d1 rpm 数式5
対向部P2におけるリング素材Wの周速vd2と成形ロール20Bの周速vdとの関係は、下記の数式6で求められる。
φDb×Xb rpm=φD2×d2 rpm 数式6
Xa rpmは主軸21aの回転数、Xb rpmは主軸21bの回転数である。
φDa×a rpm=va 数式1
成形ロール20Bの周速vdは、下記の数式2で求められる(成形ロール20Bの外径:φDb 主軸21bの回転数:b rpm 周速:vb)。
φDb×b rpm=vb 数式2
リング素材Wの周速vd1は、下記の数式3で求められる(リング素材Wの一端側外周部Waの外径:φD1 回転数:d1 rpm 周速:vd1)。
φD1×d1 rpm=vd1 数式3
リング素材Wの周速vd2は、下記の数式4で求められる(リング素材Wの他端側外周部Wbの外径φD2 回転数:d2 rpm 周速:vd2)。
φD2×d2 rpm=vd2 数式4
周速:va=vb=vd1=vd2が一定とするならば、
対向部P1におけるリング素材Wの周速vd1と成形ロール20Aの周速vaとの関係は、下記の数式5で求められる。
φDa×Xa rpm=φD1×d1 rpm 数式5
対向部P2におけるリング素材Wの周速vd2と成形ロール20Bの周速vdとの関係は、下記の数式6で求められる。
φDb×Xb rpm=φD2×d2 rpm 数式6
Xa rpmは主軸21aの回転数、Xb rpmは主軸21bの回転数である。
なお、対向部P1におけるリング素材Wの周速vd1と成形ロール20Aの周速vaは同一である。また、対向部P2におけるリング素材Wの周速vd2と成形ロール20Bの周速vdは同一である。
以上により、
主軸21aの回転数Xa
rpmは、下記の数式7で求められる。
Xa rpm=φD1×d1 rpm/φDa 数式7
主軸21bの回転数Xb
rpmは、下記の数式8で求められる。
Xb rpm=φD2×d2 rpm/φDb 数式8
すなわち、成形ロール20A,20Bの主軸21a,21bに直結されたモータ22a,22bの駆動を駆動制御装置50により制御するとともに、主軸21a,21bを、上述の数式7,8を用いて算出した回転数Xa,Xbrpmにより独立して回転する。
主軸21aの回転数Xa
rpmは、下記の数式7で求められる。
Xa rpm=φD1×d1 rpm/φDa 数式7
主軸21bの回転数Xb
rpmは、下記の数式8で求められる。
Xb rpm=φD2×d2 rpm/φDb 数式8
すなわち、成形ロール20A,20Bの主軸21a,21bに直結されたモータ22a,22bの駆動を駆動制御装置50により制御するとともに、主軸21a,21bを、上述の数式7,8を用いて算出した回転数Xa,Xbrpmにより独立して回転する。
つまり、リング素材Wの一端側外周部Waの外径φD1と他端側外周部Wbの外径φD2とに応じて、リング素材Wの一端側外周部Waと対応する成形ロール20Aの成形部20aの周速vaと、リング素材Wの他端側外周部Wbと対応する成形ロール20Bの成形部20bの周速vdとを独立して可変する。
例えば図10に示すように、成形開始時において、リング素材Wの外径φD1,φD2を拡径する際、主軸21a,21bの回転数Xa,Xbrpmが速くなるようにモータ22a,22bを増速回転して、成形ロール20A,20Bの周速va,vbが速くなるように制御する。
また、リング素材Wの外径φD1,φD2が所望する外径寸法に近くなるほど、主軸21a,21bの回転数Xa,Xbrpmが安定するようにモータ22a,22bを定速回転させ、成形ロール20A,20Bの周速va,vbが一定となるように制御する。
これにより、リング素材Wの一端側外周部Wa及び他端側外周部Wbの径方向に対する延び率が一定となるように成形することができる。
以上のように、上述のリング成形装置10を用いてリング素材Wの成形作業を行うので、成形時において、リング素材Wが軸方向に変形するのを防止しつつ、所定の形状及び寸法に成形することができる。これにより、軸方向の断面形状が非対称の異形リングWAを容易に成形することができるとともに、成形精度及び品質の向上を図ることができる。
また、リング素材Wの全体を、バックアップロール23,23,24,24により径方向に起立した姿勢に保持したまま、成形ロール20A,20B及びマンドレル30の回転により径方向に圧延して拡径するので、成形時において変形や歪み等が生じるのを防止することができる。この結果、成形される異形リングWAの真円度を向上させ、成形品の歩留まりを上げることができる。
また、リング搬入搬出装置60により未成形のリング素材Wを搬入する作業と、成形済み異形リングWAを搬出する作業とを行うので、搬入及び搬出が容易に行え、作業時間を短縮することができる。
また、左右の成形ロール20A,20Bを独立して回転制御するとともに、未成形のリング素材Wを径方向に起立したまま成形するので、図5に示すような軸方向の断面形状が非対称の異形リングWAも容易に製造することができ、所望する形状及び寸法に成形する際の自由度が向上する。さらに、加工時に発生するリング素材Wの微量の金属粉が加工位置bの下方に堆積するので、金属粉回収の効率化が図れる。
成形完了後、モータ22a,22bの駆動を停止し、成形ロール20A,20Bの回転を停止した後、加工位置bの上方に待機する搬出ユニット61bを下降して成形済みの異形リングWAを保持する。同時に、搬入位置aの上方に待機する搬入ユニット61aを下降して未成形のリング素材Wを保持する。
成形ロール20A,20B及びバックアップロール23,23の全体を、リング素材Wの成形側外周面から離間される方向に後退させて、リング素材Wの保持を解除した後、マンドレル30を抜き取り方向へ水平移動(図1中の左側)させて、成形済みの異形リングWAから抜き取る。
搬出ユニット61bを上昇して、成形ロール20A,20Bとマンドレル30との間から抜き取った成形済みの異形リングWAを搬出位置cの上方へ移動する。同時に、搬入ユニット61aで保持した未成形のリング素材Wを加工位置bの上方へ移動する。
搬出ユニット61bを下降して、異形リングWAを搬出位置cに放出し次工程へ供給する。同時に、搬入ユニット61aを下降して、未成形のリング素材Wを加工位置bに供給する。
上述のように、未成形のリング素材Wを搬入位置aから加工位置bに順次供給し、成形済みの異形リングWAを加工位置bから搬出位置cへ順次搬出して、異形リングWAの成形作業を続いて行う。
なお、成形済みの異形リングWAは、所定の寸法精度に仕上げ加工するためのサイジング装置(図示せず)によりサイジング加工してもよい。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明の駆動手段は、実施形態のモータ22a,22bに対応し、
以下同様に、
外径計測手段は、外径計測装置40に対応し、
一端側外径計測手段は、外径計測器41aに対応し、
他端側外径計測手段は、外径計測器41bに対応し、
制御手段は、駆動制御装置50に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の駆動手段は、実施形態のモータ22a,22bに対応し、
以下同様に、
外径計測手段は、外径計測装置40に対応し、
一端側外径計測手段は、外径計測器41aに対応し、
他端側外径計測手段は、外径計測器41bに対応し、
制御手段は、駆動制御装置50に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
W…リング素材
WA…異形リング
10…リング成形装置
20A,20B…成形ロール
21a,21b…主軸
22a,22b…モータ
30…マンドレル
40…外径計測装置
40a…外径計測ロール
40b…外径計測ロール
50…駆動制御装置
60…リング搬入搬出装置
61a…搬入ユニット
61b…搬出ユニット
WA…異形リング
10…リング成形装置
20A,20B…成形ロール
21a,21b…主軸
22a,22b…モータ
30…マンドレル
40…外径計測装置
40a…外径計測ロール
40b…外径計測ロール
50…駆動制御装置
60…リング搬入搬出装置
61a…搬入ユニット
61b…搬出ユニット
Claims (4)
- 互いに対向して傾斜する一対の成形ロールと、該各成形リングと対向する一つのマンドレルとの相対回転によって、リング素材を所定の形状及び寸法に成形するリング成形方法であって、
前記各成形ロールを、該各成形ロールに連結した各駆動手段により同一方向に独立して回転し、
前記各成形ロールと前記マンドレルとによって拡径される前記リング素材の外径寸法を外径計測手段により計測するとともに、
前記外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、前記各駆動手段の駆動を駆動制御手段により制御し、前記リング素材の外径寸法に応じて前記各成形ロールの周速を独立して可変する
リング成形方法。 - 前記外径計測手段を、前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測する一端側外径計測手段と、前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する他端側外径計測手段とで構成し、
前記一端側外径計測手段により前記一方の成形ロールと対応する前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測し、
前記他端側外径計測手段により前記他方の成形ロールと対応する前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する
請求項1に記載のリング成形方法。 - 互いに対向して傾斜する一対の成形ロールと、該各成形リングと対向する一つのマンドレルとの相対回転によって、リング素材を所定の形状及び寸法に成形するリング成形装置であって、
前記各成形ロールを同一方向に独立して回転する各駆動手段と、
前記各成形ロールと前記マンドレルとによって拡径される前記リング素材の外径寸法を計測する外径計測手段と、
前記外径計測手段から出力される計測情報に基づいて、前記各駆動手段の駆動を制御するとともに、前記リング素材の外径寸法に応じて前記各成形ロールの周速を独立して可変する駆動制御手段とを備えた
リング成形装置。 - 前記外径計測手段を、
前記リング素材の一端側外周部の外径寸法を計測する一端側外径計測手段と、
前記リング素材の他端側外周部の外径寸法を計測する他端側外径計測手段とで構成した
請求項3に記載のリング成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010238554A JP2012091184A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | リング成形方法及びリング成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010238554A JP2012091184A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | リング成形方法及びリング成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012091184A true JP2012091184A (ja) | 2012-05-17 |
Family
ID=46385147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010238554A Pending JP2012091184A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | リング成形方法及びリング成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012091184A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012232335A (ja) * | 2011-05-06 | 2012-11-29 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 異形断面形状のリングの製造方法 |
JP2015024420A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 大同特殊鋼株式会社 | リングロール成形機 |
CN105344895A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-02-24 | 贵州航宇科技发展股份有限公司 | F22合金钟形机匣锻件的制造方法及专用芯辊 |
CN105363986A (zh) * | 2015-11-25 | 2016-03-02 | 平湖市高鑫自动化设备科技有限公司 | 合页加工机的销钉冲压装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6310033A (ja) * | 1986-06-28 | 1988-01-16 | Kobe Steel Ltd | リング圧延方法 |
JP2009233732A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 軸方向断面の表面形状が複雑なリング状製品のリングローリング方法 |
-
2010
- 2010-10-25 JP JP2010238554A patent/JP2012091184A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6310033A (ja) * | 1986-06-28 | 1988-01-16 | Kobe Steel Ltd | リング圧延方法 |
JP2009233732A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 軸方向断面の表面形状が複雑なリング状製品のリングローリング方法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012232335A (ja) * | 2011-05-06 | 2012-11-29 | Sanyo Special Steel Co Ltd | 異形断面形状のリングの製造方法 |
JP2015024420A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 大同特殊鋼株式会社 | リングロール成形機 |
CN105363986A (zh) * | 2015-11-25 | 2016-03-02 | 平湖市高鑫自动化设备科技有限公司 | 合页加工机的销钉冲压装置 |
CN105344895A (zh) * | 2015-12-21 | 2016-02-24 | 贵州航宇科技发展股份有限公司 | F22合金钟形机匣锻件的制造方法及专用芯辊 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5618278B2 (ja) | ホイールディスクのロールフォーミング方法 | |
CA2720765C (en) | Method for producing an internally or externally toothed cup-shaped sheet material component and corresponding device | |
JP2005525937A5 (ja) | ||
RU2009105676A (ru) | Способ и устройство для изготовления полого тела из обрабатываемой детали в виде круглой заготовки | |
JP2012091184A (ja) | リング成形方法及びリング成形装置 | |
RU2511166C1 (ru) | Способ изготовления тонкостенных оболочек сложной формы | |
JP6461963B2 (ja) | 素管を管に成形するための冷間ピルガー圧延ミル及び方法 | |
KR20110088175A (ko) | 비대칭형 대형링 제조장치 및 제조방법 | |
JP5855529B2 (ja) | リング材の熱間圧延方法 | |
JP2009214153A (ja) | ねじ転造装置および転造方法 | |
JPH08318508A (ja) | 原料用丸竹の内面加工方法と装置 | |
ITTO20010324A1 (it) | Procedimento ed apparecchiatura di rollatura a freddo per la formatura di pezzi anulari. | |
CN104582869B (zh) | 旋压成型方法以及旋压成型装置 | |
JPH0576982A (ja) | 内歯車の成形法 | |
JP5003833B1 (ja) | 絞り圧延用ロールの製造方法、及び、絞り圧延用ロール | |
US1328509A (en) | Method of forming rings from solid bars | |
EP1569766B1 (en) | Process and a device for rolling metal bands | |
CN109475924A (zh) | 锻制轧辊装置 | |
JP5545350B2 (ja) | 金属製部品の塑性加工装置 | |
JP5239933B2 (ja) | 金属製リング状部品の製造方法 | |
JP5511054B2 (ja) | スパイラル造管時の連続走行切断装置 | |
JP2004516940A (ja) | フローフォーミング方法および装置 | |
JP3369320B2 (ja) | 傾斜圧延装置 | |
CN102029340A (zh) | 5CrNiMo钢薄壁环件的辗轧成形方法 | |
JP2016203242A (ja) | 自動車用ホイールリムの製造装置及び製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130305 |