JP4434252B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アクセストランジスタとサイリスタ素子でメモリセル(メモリ素子)が構成される半導体装置に関するものである。
サイリスタ素子とアクセストランジスタによって形成されるメモリセル(サイリスタRAM)として様々な形態が提案されている(たとえば特許文献1〜3、非特許文献1,2参照)。
これらの提案されているメモリセルの一つにバルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモリ素子がある。
図1は、バルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモセルのセル構成の例を示す簡略断面図である。このメモリセルのサイリスタ素子は選択的エピタキシーアノード(Selective Epitaxy Anode : SEA)型である。
また、図2は図1のメモリセルの等価回路図である。
メモリ素子1は、p型のバルク型半導体基板上2に、サイリスタ素子3とアクセストランジスタ4とが素子分離領域5を挟んで並列に形成されている。
サイリスタ素子3は、n型ウェル31上に、p型アノード32、n型ベース33、p型ベース34、n型カソード35が形成されたpnpnサイリスタ構造を有する。
p型ベース34上にはゲート絶縁膜36を介してゲート電極37が形成されている。
このサイリスタ素子3は、npn型とpnp型のバイポーラトランジスタの組み合わせになっており、ベースとコレクタを共用し、npn型のベース上にいわゆるMIS型のゲート電極37が形成されている。
アクセストランジスタ4は、p型ウェル41内にn型の拡散層42,43が形成され、拡散層42,43に挟まれたp型ウェル41上にゲート絶縁膜44を介してゲート電極45が形成されている。
そして、サイリスタ素子3のp型アノード32が基準電圧VREFの供給ラインLVREFに接続され、アクセストランジスタ4の拡散層42がビットラインBLに接続され、サイリスタ素子3のn型カソード35とアクセストランジスタ4の拡散層43がストレージノードVSNにより接続されている。
また、サイリスタ素子3のゲート電極37はワードラインTWLに接続され、アクセストランジスタ4のゲート電極45がワードラインSWLに接続される。
このような構成のサイリスタ素子は、負性抵抗特性を有し、2つの安定点が存在する。そして、2つの安定点でデータの0,1を読みわける。
以下に、サイリスタRAMの動作時の電圧(電位)状態について説明する。
図3(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ保持時の電位状態を示す図である。
データ保持時は、図3(A)に示すように、ワードラインSWL、TWLが0V(Off)に設定され、ビットラインも0Vに設定される。
このとき、図3(B)に示すように、サイリスタ電流Itとアクセストランジスタ電流Iaの釣り合う安定点は2状態のみであり、この安定2状態のどちらかをデータの“0”,“1”に割り当てることでデータ記憶(保持)する。
図4(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ読み出し動作時の電位状態を示す図である。
読み出し動作時は、図4(A)に示すように、ワードラインTWLが0Vに設定され、ワードラインSWLが電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLが0Vにプリチャージされる。
このとき、図4(B)に示すように、保持状態での安定点を維持したまま、安定点によって電流値が変わるため、この電流値を読み出すことでデータの読み出し操作が可能になる。
図5(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ“1”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。
データ“1”(セル電流大)書き込み動作時は、図5(A)に示すように、ワードラインTWLが電源電圧VDDに設定され、ワードラインSWLも電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLが0Vに設定される。
この電位状態では、図5(B)に示すように、安定状態が1つのみ(セル電流大の状態)となるため、データ“1”の書き込みが可能である。
図6(A),(B)は、サイリスタRAMのデータ“0”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。
データ“0”(セル電流小)書き込み動作時は、図6(A)に示すように、ワードラインTWLが電源電圧VDDに設定され、ワードラインSWLも電源電圧VDDに設定され、ビットラインBLがVDDに設定される。
この電位状態では、図6(B)に示すように、安定状態が1つのみ(セル電流小の状態)となるため、データ“0”の書き込みが可能である。
特開2007−49113号公報 特開2007−67133号公報 特開2002−246560号公報 Rich Roy, Farid Nemati, Ken Young, Bruce Bateman, Rajesh Chopra, Seong-Ook Jung, Chiming Show, Hyun-Jin Cho , 2006 IEEE International Solid-State Circuits Conference , pp.632-633 Farid Nemati and James D. Plummer, Technical Digest IEDM 1999, pp.283-286)
ところが、上述したサイリスタRAMの読み出し動作時にいわゆるディスターブが発生するおそれがあるという不利益がある。
ここで、読み出し動作時のディスターブについて説明する。
図4(A),(B)に示したとおり、読み出し動作時には、ビットラインBLを0Vにリセットしてからセル(Cell)電流を読み出すが、セル電流読み出しをビットラインBLを介して行う場合、セル電流が大きいとき(データ“1”)はビットラインBLの電位が上昇し、セル電流が小さいとき(データ“0”)はビットラインBLの電位をほぼ0Vのままとなる。このように、ビットラインBLの電流を電圧に変換して読み出す必要がある。
この場合、図7に示すようにビットラインBLの電位の上昇に伴い、セル安定点も遷移する。ビットラインBLの電位が高くなりすぎるとセル電流大(データ“1”)側の安定点が無くなり、データを破壊してしまうおそれがある。
たとえば、非特許文献1のように、ビットラインBLを0Vにリセットし、セル電流に応じてビットラインBLをチャージすることで読み出し動作を実施するような場合、前述のリードディスターブが懸念される。
本発明は、読み出し動作時のディスターブの発生を抑止することが可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の半導体装置は、半導体基板上にpnpn構造が形成されてなり、一端が第1の端子に、他端が第2の端子に接続されたゲート付きサイリスタ素子と、上記半導体基板上に形成され、一端がビットラインに接続され、他端が上記サイリスタ素子の第1の端子に接続されるアクセストランジスタと、を含むメモリセルと、読み出し時に上記サイリスタ素子の上記第2の端子側に負荷電流を流す負荷電流素子を含み、上記メモリセルへのアクセス制御を行う制御部と、を有し、上記制御部は、読み出し動作時に、上記ビットラインを第1の電圧に、上記サイリスタ素子の第2の端子側を上記第1の電圧より高い第2の電圧にした状態で、上記メモリセルに流れる電流を電圧に変換して読み出しデータの判定を行う。
好適には、上記制御部は、書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子を所望の電圧に設定する。
好適には、上記制御部は、書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子を、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する。
好適には、上記制御部は、読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御する。
好適には、上記制御部は、読み出し動作時に、上記サイリスタ素子の第2の端子を所望の電圧にクランプした状態で、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプを含む。
好適には、上記制御部は、書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じた電圧にドライブするライトドライバを含む。
本発明の第2の観点の半導体装置は、第1のビットラインと、第2のビットラインと、半導体基板上にpnpn構造が形成されてなり、一端が第1の端子に、他端が第2の端子に接続されたゲート付きサイリスタ素子と、上記半導体基板上に形成され、一端が上記第1のビットラインに接続され、他端が上記サイリスタ素子の第1の端子に接続されるアクセストランジスタと、を含むメモリセルと、読み出し時に上記サイリスタ素子の上記第2の端子に接続された上記第2のビットライン側に負荷電流を流す負荷電流素子を含み、上記メモリセルへのアクセス制御を行う制御部と、を有し、上記制御部は、読み出し動作時に、上記第1のビットラインを第1の電圧に、上記第2のビットラインを上記第1の電圧より高い第2の電圧にした状態で、上記第2のビットラインから上記第2の端子へ流れる電流変化を検知し、検知した電流を電圧に変換して読み出しデータの判定を行う。
好適には、上記制御部は、上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインは書き込み動作時にデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の基準電位端子に接続される上記第2のビットラインは、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する。
好適には、上記制御部は、書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子に接続される上記第2のビットラインは、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する。
好適には、上記制御部は、読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、上記第2のビットラインを通してデータの読み出しを行い、書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御し、上記第1のビットラインに書き込みデータを転送する。
好適には、上記制御部は、読み出し動作時に、上記第2のビットラインを所望の電圧にクランプした状態で、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプを含む。
好適には、上記制御部は、書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインを書き込みデータに応じた電圧にドライブするライトドライバを含む。
本発明によれば、読み出し動作時のディスターブの発生を抑止することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。
半導体装置100は、図8に示すように、メモリアレイ部110、Xアドレス(ロウアドレス)デコーダ120、Yアドレス(カラムアドレス)デコーダ130、ワードラインデコーダ140、リードコントロール部150、ライトコントロール部160、Y制御部(カラム制御部)170、および入出力バッファ(Input/Output Buffer)180を有している。
そして、ワードラインデコーダ140、リードコントロール部150、ライトコントロール部160、Y制御部(カラム制御部)170等により本発明の制御部が構成される。
メモリアレイ部110は、複数のサイリスタRAMセル(メモリセル)111がm行n列(m×n)のマトリクス状に配置されている。ただし、図8においては、図面の簡単化のために2×2のマトリクスとして示している。
サイリスタRAMセル111は、バルク型半導体基板の半導体層にpnpn構造が形成されたゲート付きサイリスタ素子112と、半導体基板の半導体層に形成されてサイリスタ素子112の一端に接続されたアクセストランジスタ113と、を有している。
サイリスタRAMセル111のデバイス構造として、たとえば図1に示すような構造を採用することができる。ただし、このデバイス構造に限定されず、各種構造を採用することが可能である。
メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の行配列にそれぞれ対応した、各行に、サイリスタ用の第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>、およびアクセストランジスタ用の第2のワードラインSWL<0>〜SWL<m>が配線されている。
また、メモリアレイ部110においては、サイリスタRAMセル111の列配列にそれぞれ対応した、各列に、ライト用の第1のビットライン(ライトビットライン)WBL<0>〜WBL<n>、およびリード用の第2のビットライン(リードビットライン)RBL<0>〜RBL<n>が、第1および第2のワードラインと直交するように配線されている。
そして、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のゲート電極112aは、対応する行に配線された第1のワードラインTWL<0>〜TWL<m>に共通に接続されている。同様に、同一行に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ113のゲート電極113aは、対応する行に配線された第2のワードラインSWL<0>〜SWL<m>に共通に接続されている。
また、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のアクセストランジスタ113の一方の拡散層(一方のソース・ドレイン領域)が、対応する列に配線された第1のビットラインWBL<0>〜WBL<n>に共通に接続されている。同様に、同一列に配置されたサイリスタRAMセル111のサイリスタ素子112のp型アノードが、対応する列に配線された第2のビットラインRBL<0>〜RBL<n>に共通に接続されている。
例としてサイリスタRAMセル111が図1のデバイス構造を有するものとすると、アクセストランジスタの拡散層42が同一列に対応して配線された第1のビットラインWBL<0>〜WBL<n>に共通に接続され、サイリスタ素子のp型アノード32が基準電圧VREFの供給ラインLVREFを介して、あるいは直接的に同一例に対応して配線された第2のビットラインRBL<0>〜RBL<n>に共通に接続される。
Xアドレスデコーダ120は、XアドレスX0、X1、・・を受けて選択するワードラインを指定するXセレクト信号X SEL0,1,・・・をアクティブ(たとえばハイレベル)にしてワードラインデコーダ140に出力する。
図9は、本実施形態に係るXアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。
図9のXアドレスデコーダ120は、基本的な構成として2アドレスX0,X1の入力に対応した構成を有している。
このXアドレスデコーダ120は、2入力のNAND回路NA121〜NA124、インバータIV121〜124、およびノット回路NOT121〜124を有する。
NAND回路NA121,NA123の第1入力、並びに、インバータIV121、IV123の入力がXアドレスX0の入力ラインに接続されている。
NAND回路NA121の第2入力、NAND回路NA122の第2入力、並びに、インバータIV122,IV124の入力がXアドレスX1の入力ラインに接続されている。そして、インバータIV121の出力がNAND回路NA122の第1入力に接続され、インバータIV122の出力がNAND回路NA123の第2入力に接続され、インバータIV123の出力がNAND回路NA124の第1入力に接続され、インバータIV124の出力がNAND回路NA124の第2入力に接続されている。
NAND回路NA121の出力がノット回路NOT121の入力に接続され、NAND回路NA122の出力がノット回路NOT122の入力に接続され、NAND回路NA123の出力がノット回路NOT123の入力に接続され、NAND回路NA124の出力がノット回路NOT124の入力に接続されている。
このXアドレスデコーダ120においては、Xアドレス(X1,X0)が(0,0)の場合、ノット回路NOT124からXセレクト信号X SEL3がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(0,1)の場合、ノット回路NOT123からXセレクト信号X SEL2がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(1,0)の場合、ノット回路NOT122からXセレクト信号X SEL1がアクティブのハイレベルで出力される。
Xアドレス(X1,X0)が(1,1)の場合、ノット回路NOT121からXセレクト信号X SEL0がアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレスデコーダ130は、YアドレスY0、Y1、・・を受けてビットラインセレクタで選択するビットラインが接続されたYスイッチを選択的にオンするための相補的なYスイッチ信号YSWをアクティブ(ハイレベル、およびその反転信号)にしてY制御部170に出力する。
図10は、本実施形態に係るYアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。
図10のYアドレスデコーダ130は、基本的な構成として2アドレスY0,Y1の入力に対応した構成を有している。
このYアドレスデコーダ130は、2入力のNAND回路NA131〜NA134、インバータIV131〜134、およびノット回路NOT131〜134を有する。
NAND回路NA131,NA133の第1入力、並びに、インバータIV131、IV133の入力がYアドレスY0の入力ラインに接続されている。
NAND回路NA131の第2入力、NAND回路NA132の第2入力、並びに、インバータIV132,IV134の入力がYアドレスY1の入力ラインに接続されている。そして、インバータIV131の出力がNAND回路NA132の第1入力に接続され、インバータIV132の出力がNAND回路NA133の第2入力に接続され、インバータIV133の出力がNAND回路NA134の第1入力に接続され、インバータIV134の出力がNAND回路NA134の第2入力に接続されている。
NAND回路NA131の出力がノット回路NOT131の入力に接続され、NAND回路NA132の出力がノット回路NOT132の入力に接続され、NAND回路NA133の出力がノット回路NOT133の入力に接続され、NAND回路NA134の出力がノット回路NOT134の入力に接続されている。
このYアドレスデコーダ130においては、Yアドレス(Y1,Y0)が(0,0)の場合、ノット回路NOT134からYセレクト信号Y SEL3がアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(0,1)の場合、ノット回路NOT123からYセレクト信号Y SEL2が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(1,0)の場合、ノット回路NOT122からYセレクト信号Y SEL1が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
Yアドレス(Y1,Y0)が(1,1)の場合、ノット回路NOT121からYセレクト信号Y SEL0が活性化されたアクティブのハイレベルで出力される。
図11は、本実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。
図11のYSWデコーダ131は、2入力のNAND回路NA135およびノット回路NOT135を有する。
NAND回路NA135にはYアドレスデコーダ130で生成されたYセレクト信号Y SEL、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160によるYスイッチイネーブル信号YSWEが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT135を介してYスイッチ信号YSWが活性化され出力される。
Yスイッチ信号YSWは、読み出し動作時、書き込み動作時共に活性化される。
ワードラインデコーダ140は、Xアドレスデコーダ120によるXセレクト信号X SELおよびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号SWLEに応答して、Xアドレスで指定された第1のワードラインTWLおよび第2のワードラインSWLを駆動する(ハイレベルに設定する)。
なお、読み出し動作時は第2のワードラインイネーブル信号SWLEが活性化され、書き込み動作時は第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号SWLEが共に活性化される。
図12は、本実施形態に係るワードラインデコーダの構成例を示す図である。
図12のワードラインデコーダ140は、2入力のNAND回路NA141,NA14235、およびノット回路NOT141,NOT142を有する。
NAND回路NA141にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SEL、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第1のワードラインイネーブル信号TWLEが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT141を介した駆動信号によりXアドレスにより指定された行の第1のワードラインTWLが駆動される。
同様に、NAND回路NA142にはXアドレスデコーダ120で生成されたXセレクト信号X SEL、およびリードコントロール部150またはライトコントロール部160による第2のワードラインイネーブル信号SWLEが入力され、その否定的論理積の結果がノット回路NOT142を介した駆動信号によりXアドレスにより指定された行の第2のワードラインSWLが駆動される。
リードコントロール部150は、外部からのチップイネーブル信号CE、ライトイネーブル信号WE、アウトプットイネーブル信号OEを受けて読み出しモードであるか否かを判定する。
リードコントロール部150は、読み出しモードであると判定すると、第2のワードラインイネーブル信号SWLEをアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140に出力し、読み出し期間において、リードプリチャージ信号PRERをハイレベルからローレベルに切り替え、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルで、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDEをハイレベルで、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDEをローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWEをハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
ライトコントロール部160は、外部からのチップイネーブル信号CE、ライトイネーブル信号WE、オンチップイネーブル信号OEを受けて書き込みモードであるか否かを判定する。
ライトコントロール部160は、書き込みモードであると判定すると、第1のワードラインイネーブル信号TWLEおよび第2のワードラインイネーブル信号SWLEをアクティブのハイレベルでワードラインデコーダ140に出力し、書き込み期間において、ライトプリチャージ信号PREWをハイレベルからローレベルに切り替え、リードプリチャージ信号PRERをローレベルで、ライトデータイネーブル信号WDEをハイレベルで、リードデータイネーブル信号RDEをローレベルで、Yスイッチイネーブル信号YSWEをハイレベルに設定してY制御部170に出力する。
Y制御部170は、第1のビットラインWBL<0>〜WBL<n>、第2のビットラインRBL<0>〜RBL<n>のプリチャージ制御、書き込み動作時および読み出し時の読み出し動作時の第1のビットラインWBL<0>〜WBL<n>、第2のビットラインRBL<0>〜RBL<n>の電圧制御、並びに、Yスイッチ信号YSWのよるYセレクタのYスイッチのオンオフ制御を伴う、ライト(書き込み)データの第1のビットラインWBL<0>〜WBL<n>への転送制御、リード(読み出し)データのセンスアンプ(SA)への転送制御等を行う。
Y制御部170は、読み出し動作時にアクセストランジスタ113に接続される第1のビットラインWBLを接地電位(GND)近傍の固定電圧(第1の電圧)に、サイリスタ素子112のp型アノード端子(VREF端子)、すなわち第2のビットラインRBLの電圧(第1の電圧より高い第2の電圧VREF、たとえば0.9V)を固定した状態で、センスアンプからVREF端子へ流れる電流を検知し、センスアンプ部分で電流―電圧変換してデータの読み出しを行う。
この場合、Y制御部170は、第1のビットラインWBLの電位、サイリスタ素子112のp型アノード端子(VREF端子)共に所望の電圧にクランプ(Clamp)制御する。
また、本実施形態において、Y制御部170は、サイリスタRAMセル111へのデータ書き込み動作時にアクセストランジスタ113に接続される第1のビットラインWBLの電圧を変化させ、サイリスタ素子112のp型アノード端子(VREF端子)は読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の固定電圧に設定するように制御する。
上記したように、Y制御部170は、読み出し動作のためのセンスアンプを有するが、この読み出し制御部の構成をたとえば図13のように構成することが可能である。
図13は、本実施形態に係る読み出し動作の原理を説明するためのセンスアンプの一構成例を示す図である。
なお、図13においては、読み出し動作の原理を説明するために、プリチャージ回路、Yセレクタ、ライトドライバ等は省略して示している。
図13のセンスアンプSA1は、負帰還アンプAMP1、ダイオード接続されたpチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT1、クランプ用のnチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT1、および比較用のアンプAMP2を有する。
負帰還アンプAMP1は、反転入力端子(−)が図示しないYスイッチを介して第2のビットラインRBLに接続され、非反転入力(+)は基準電圧VREFの供給ラインに接続され、出力がNMOSトランジスタNT1のゲートに接続されている。NMOSトランジスタNT1は第2のビットラインRBLとPMOSトランジスタPT1のドレインおよびゲートにソース、ドレインがそれぞれ接続されている。また、PMOSトランジスタPT1のソースは電源電圧の供給ラインに接続されている。そして、アンプAMP2の非反転入力端子(+)が読み出し電圧Vinの供給ラインに接続され、反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
このような構成において、アドレス指定された所望の第2のワードラインSWLが活性化されると、第2のビットラインRBLは負帰還アンプAMP1によってVREF電位にクランプされる。
このように、第2のビットラインRBL、すなわちサイリスタ素子112のp型アノード端子(VREF端子)をVREF電位にクランプした状態で、サイリスタRAMセルのセル電流によって変化する電圧Vinと参照電圧VREFSAとが比較され、その結果がリードデータとして出力される。
ここで、Y制御部170のより具体的な構成例について説明する。
図14は、本実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。
Y制御部170は、図14に示すように、プリチャージ回路171、Yセレクタ172、ライトドライバ群173、およびセンスアンプ(SA)群174を有している。
プリチャージ回路171は、NMOSトランジスタNT11−1〜NT11−nおよびNMOSトランジスタNT12−1〜NT12−nを有している。
NMOSトランジスタNT11−1〜NT11−nのソース、ドレインはそれぞれ接地電位GNDと対応する第1のビットラインWBL1〜WBLnに接続され、ゲートがライトプリチャージ信号PREWの供給ラインLPREWに共通に接続されている。
NMOSトランジスタNT12−1〜NT12−nのソース、ドレインは共通のビットライン基準電圧VREFRBLの供給ラインLVREFRBLと対応する第2のビットラインWRL1〜RBLnに接続され、ゲートがリードプリチャージ信号PRERの供給ラインLPRERに共通に接続されている。
Yセレクタ172は、第1のビットラインWBL0〜WBLnとライトデータ転送ラインWDTL1〜WDTLnとをアドレスに応じて生成されたYスイッチ信号YSWおよびその反転信号/YSWにより導通制御される第1のY転送ゲートスイッチTMGW1〜TMGWn、および、第2のビットラインRBL0〜RBLnとリードデータ転送ラインRDTL1〜RDTLnとをアドレスに応じて生成されたYスイッチ信号YSWおよびその反転信号/YSWにより導通制御される第2のY転送ゲートスイッチTMGR1〜TMGRnを有する。
なお、Y転送ゲートスイッチはNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成されている。
ライトドライバ群173は、各ライトデータ転送ラインWDTL1〜WDTLnに入力データDIN<0>〜DIN<n>を転送する複数のライトドライバWDRV1〜WDRVnを有する。
各ライトドライバWDRV1〜WDRVnは共通の構成を有し、ライトデータイネーブル信号WDEをトリガとするクロックドインバータとして構成されている。
ライトドライバWDRVは、PMOSトランジスタPT21,PT22、NMOSトランジスタNT21,NT22、およびインバータIV21を有する。
PMOSトランジスタPT21のソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT22のソースが接続され、PMOSトランジスタPT22のドレインがNMOSトランジスタNT22のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT22のソースがNMOSトランジスタNT21のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT21のソースが接地されている。インバータIV21の入力端子がライトデータイネーブル信号WDEの供給ラインに接続されている。
そして、各ライトドライバWDRV1〜WDRVnのPMOSトランジスタPT21のゲートがインバータIV21の出力に共通に接続され、NMOSトランジスタNT21のゲートがライトデータイネーブル信号WDEの供給ラインに共通に接続されている。
各ライトドライバWDRV1〜WDRVnのPMOSトランジスタPT22およびNMOSトランジスタNT22のゲートが入力データDIN<0>〜DIN<n>の入力ラインに接続されている。
センスアンプ群174は、各リードデータ転送ラインRDTL1〜RDTLnを転送されたリードデータをセンスして読み出す複数のセンスアンプSA1〜SAnを有する。
各センスアンプSA1〜SAnは共通の構成を有し、それぞれ、負帰還アンプAMP31、比較用のオペアンプAMP32、転送ゲートTMG31、クランプ用のNMOSトランジスタNT31、PMOSトランジスタPT31〜PT33、インバータIV31〜
IV32、およびノット回路NOT31を有する。
転送ゲートTMG31は、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソースドレイン同士を接続して構成され、一方の入出力端子が対応するリードデータ転送ラインRDTL1〜RDTLnに接続され、他方の入出力端子が負帰還アンプAMP31の反転入力端子(−)およびNMOSトランジスタNT31の一方にソースドレインに接続されている。そして、転送ゲートTMG31のNMOSトランジスタのゲートがリードデータイネーブル信号RDEの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタのゲートがインバータIV31を介してリードデータイネーブル信号RDEの供給ラインに接続されている。
転送ゲートTMG31はリードデータイネーブル信号RDEがアクティブのハイレベルで供給されるとオン状態(導通状態)となる。
負帰還アンプAMP31は、非反転入力(+)がビットライン基準電圧VREFRBLの供給ラインに接続され、出力がNMOSトランジスタNT31のゲートに接続されている。
NMOSトランジスタNT31の他方のソースドレインはPMOSトランジスタPT33のドレイン、PMOSトランジスタPT32のドレインおよびゲートに接続され、それらの接続点によりノードND31が形成されている。
PMOSトランジスタPT33のソースは電源電圧VDDの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT32のソースがPMOSトランジスタPT31のドレインに接続され、PMOSトランジスタPT31のソースが電源電圧VDDの供給ラインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT31のゲートがリードデータイネーブル信号RDEの反転信号/RDEの供給ラインに共通に接続され、PMOSトランジスタPT33のゲートがインバータIV32を介してリードデータイネーブル信号RDEの反転信号/RDEの供給ラインに共通に接続されている。
PMOSトランジスタPT33は読み出し動作時にノードND31を電源電圧レベルにプリチャージする機能を有している。また、PMOSトランジスタPT32はダイオードイ接続され負荷電流素子として機能し、PMOSトランジスタPT31は読み出し動作時にダイオード接続のPMOSトランジスタPT32(負荷電流素子)を電源側に接続するスイッチとして機能する。
そして、アンプAMP32の非反転入力端子(+)が読み出し電圧Vinの供給ライン(ノードND31)に接続され、反転入力端子(−)が参照電圧VREFSAの供給ラインに接続されている。
次に、上記構成による動作を、Y制御部170の動作を中心に図15〜図18に関連付けて説明する。
まず、メモリセルデータの読み出し動作について説明する。
図15は、第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、スタンバイ状態ではライトプリチャージ信号PREWはハイレベルで供給され、その結果、第1のビットラインWBL0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。また、リードプリチャージ信号PRERがハイレベルで供給され、その結果、第2のビットラインRBLがビットライン基準電圧VREFRBLにリセットされている。 このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE、第2のワードラインSWL、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSWは接地電位GNDにリセットされている。
次に、読み出し状態に遷移すると、所望の第2のワードラインSWLがハイレベルに立ち上がり、サイリスタRAMセル111のセル電流がオン状態になる(セル電流が流れるようになる)。
また、リードプリチャージ信号PRERがハイレベル(電源電圧レベル)からローレベル(接地電位レベル)に立ち下がることで、第2のビットラインRBLはリードプリチャージ信号PRERによるクランプ状態からフローティング状態となる。しかし、ここで所望のYスイッチ信号YSWとリードデータイネーブル信号RDEがハイレベルに立ち上がることでY転送ゲートスイッチTMGR1、転送ゲートTMG31がオンし、センスアンプSAと第2のビットラインRBLが接続される。
その結果、センスアンプSAによっての第2のビットラインRBLは電圧VREFRBLにクランプされる。
センスアンプ部にある負荷電流(図14ではPMOSトランジスタPT32によるダイオード)とセル電流によって安定点が変わる、つまり、電圧VINが変わる。このことを利用して、電圧VINと参照電圧VREFSAとがAMP32において比較することで読み出し動作が実施される。
ハイデータ(1データ)読み出し動作時はセル電流が大なので、電圧VINが参照電圧VREFSAよりも低下する。電圧VINが参照電圧VREFSAよりも低いためセンスアンプSAが1判定をして出力SAOUTがハイレベルとなる。
図16は、第2のワードラインSWL<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、基本的には図15で示した動作と同じであるが、セル電流が小さいため電圧VINの低下量が小さい。よってセンスアンプSAは0判定をする。
以上のように、読み出し動作時にビットラインRBL、WBL共に定電圧にクランプされた状態になるため、図7で示したようなリードディスターブ(Read Disturb)の影響を受けることが無い。
次に、メモリセルへのデータの書き込み動作について説明する。
図17は、第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。
この場合、スタンバイ状態ではライトプリチャージ信号PREWはハイレベルで供給され、その結果、第1のビットラインWBL0は接地電位GNDに保持される(リセットされる)。また、リードプリチャージ信号PRERがハイレベルで供給され、その結果、第2のビットラインRBLがビットライン基準電圧VREFRBLにリセットされている。 このとき、リードデータイネーブル信号(読み出し活性化信号)RDE、ライトデータイネーブル信号(書き込み活性化信号)WDE、第2のワードラインSWL、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSWは接地電位GNDにリセットされている。
次に、書き込み状態に遷移すると、所望の第2のワードラインSWL、第1のワードラインTWL、Yスイッチ信号YSWが立ち上がる。また、ライトプリチャージ信号PREWがローレベルに立ち下がることで第1のビットラインWBLは接地電位からフローティング状態となる。
また、所望の第1のYスイッチ信号YSWとライトデータイネーブル信号WDEがローレベルからハイレベルに立ち上がることで、Y転送ゲートスイッチTGNW1がオンし、所望のライトドライバWDRVと第1のビットラインWBLが接続される。
ライトドライバWDRVによって第1のビットラインWBLが0Vにドライブされた状態で、第2のワードラインSWL、第1のワードラインTWLがハイレベルに活性化されと、図5に示したように安定点がセル電流大側に遷移し、ハイデータ(1データ)の書き込み動作が完了する。
図18は、第2のワードラインSWL<0>上セルで0データ書き込み(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。
この場合、図17に示した動作と第1のビットラインWBLの電位以外は同じで、第1のビットラインWBLの電位が電源電圧VDDにドライブされるのに応じて、図6に示したように安定点がセル電流小側に遷移し、ローデータ(0データ)の書き込み動作が完了する。
図19は、本実施形態に係るY制御部の他の構成例を示す回路図である。
この例は、メモリセルデータ読み出し処理の変形例として示しており、図14との違いは、第2のビットラインRBLの電位クランプをセンスアンプ毎に設けた負帰還アンプによってではなく、固定電位VGATEによって制御している点である。
固定電位VGATE電位を、所望のクランプ電位(=VREFRBL + Vth1)にセットすることで、第2のビットラインRBLを電位VREFBLにクランプする。ただし、Vth1はクランプトランジスタNT31のしきい値電圧を示す。
図19の構成によれば、図14に対して素子数が少なく、面積ペナルティが小さいという利点がある。
バルク型半導体基板に形成されたサイリスタ素子とアクセストランジスタを有するメモリ素子の1セル構成の例を示す簡略断面図である。 図1のメモリ素子の等価回路図である。 サイリスタRAMのデータ保持時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ読み出し動作時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ“1”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。 サイリスタRAMのデータ“0”の書き込み動作時の電位状態を示す図である。 読み出し動作時のディスターブ発生の要因を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の全体構成を示すブロック図である。 Xアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。 Yアドレスデコーダの基本的な構成例を示す回路図である。 本実施形態に係るYアドレスデコーダにおけるYSWデコーダの構成例を示す図である。 本実施形態に係るワードラインデコーダの構成例を示す図である。 本実施形態に係る読み出し動作の原理を説明するためのセンスアンプの一構成例を示す図である。 本実施形態に係るY制御部の一構成例を示す回路図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ読み出し(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで0データ読み出し(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで1データ書き込み(セル電流大)時の動作波形図を示す図である。 第2のワードラインSWL<0>上セルで0データ書き込み(セル電流小)時の動作波形図を示す図である。 本実施形態に係るY制御部の他の構成例を示す回路図である。
符号の説明
100・・・半導体装置、110・・・セルアレイ部、111・・・サイリスタRAMセル、112・・・サイリスタ素子、113・・・アクセストランジスタ、120・・・Xアドレス(ロウアドレス)デコーダ、130・・・Yアドレス(カラムアドレス)デコーダ、140・・・ワードラインデコーダ、150・・・リードコントロール部、160・・・ライトコントロール部、170・・・Y制御部(カラム制御部)、171・・・プリチャージ回路、172・・・Yセレクタ、173・・・ライトドライバ群、174・・・センスアンプ(SA)群、180・・・入出力バッファ。

Claims (14)

  1. 半導体基板上にpnpn構造が形成されてなり、一端が第1の端子に、他端が第2の端子に接続されたゲート付きサイリスタ素子と、上記半導体基板上に形成され、一端がビットラインに接続され、他端が上記サイリスタ素子の第1の端子に接続されるアクセストランジスタと、を含むメモリセルと、
    読み出し時に上記サイリスタ素子の上記第2の端子側に負荷電流を流す負荷電流素子を含み、上記メモリセルへのアクセス制御を行う制御部と、を有し、
    上記制御部は、
    読み出し動作時に、上記ビットラインを第1の電圧に、上記サイリスタ素子の第2の端子側を上記第1の電圧より高い第2の電圧にした状態で、上記メモリセルに流れる電流を電圧に変換して読み出しデータの判定を行う
    半導体装置。
  2. 上記制御部は、
    読み出し動作時に、上記サイリスタ素子の第2の端子を所望の電圧にクランプした状態で、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプを含む
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 上記制御部は、
    書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子を所望の電圧に設定する
    請求項1記載の半導体装置。
  4. 上記制御部は、
    書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子を、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する
    請求項2記載の半導体装置。
  5. 上記制御部は、
    読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、
    書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御する
    請求項3記載の半導体装置。
  6. 上記制御部は、
    読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、
    書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御する
    請求項4記載の半導体装置。
  7. 上記制御部は、
    書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続されるビットラインを書き込みデータに応じた電圧にドライブするライトドライバを含む
    請求項記載の半導体装置。
  8. 第1のビットラインと、
    第2のビットラインと、
    半導体基板上にpnpn構造が形成されてなり、一端が第1の端子に、他端が第2の端子に接続されたゲート付きサイリスタ素子と、上記半導体基板上に形成され、一端が上記第1のビットラインに接続され、他端が上記サイリスタ素子の第1の端子に接続されるアクセストランジスタと、を含むメモリセルと、
    読み出し時に上記サイリスタ素子の上記第2の端子に接続された上記第2のビットライン側に負荷電流を流す負荷電流素子を含み、上記メモリセルへのアクセス制御を行う制御部と、を有し、
    上記制御部は、
    読み出し動作時に、上記第1のビットラインを第1の電圧に、上記第2のビットラインを上記第1の電圧より高い第2の電圧にした状態で、上記第2のビットラインから上記第2の端子へ流れる電流変化を検知し、検知した電流を電圧に変換して読み出しデータの判定を行う
    半導体装置。
  9. 上記制御部は、
    読み出し動作時に、上記第2のビットラインを所望の電圧にクランプした状態で、上記サイリスタ素子のセル電流によって変化する電圧と参照電圧とを比較し、比較結果に応じたリードデータを出力するセンスアンプを含む
    請求項8記載の半導体装置。
  10. 上記制御部は、
    上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインは書き込み動作時にデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の基準電位端子に接続される上記第2のビットラインは、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する
    請求項記載の半導体装置。
  11. 上記制御部は、
    書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインを書き込みデータに応じて電圧を変化させ、上記サイリスタ素子の第2の端子に接続される上記第2のビットラインは、読み出し動作時、書き込み動作時共に所望の電圧に設定する
    請求項9記載の半導体装置。
  12. 上記制御部は、
    読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、上記第2のビットラインを通してデータの読み出しを行い、
    書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御し、上記第1のビットラインに書き込みデータを転送する
    請求項10記載の半導体装置。
  13. 上記制御部は、
    読み出し動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタとのうちアクセストランジスタをオンさせ、上記第2のビットラインを通してデータの読み出しを行い、
    書き込み動作時は、上記サイリスタ素子とアクセストランジスタ共にオン状態に制御し、上記第1のビットラインに書き込みデータを転送する
    請求項11記載の半導体装置。
  14. 上記制御部は、
    書き込み動作時に、上記アクセストランジスタに接続される上記第1のビットラインを書き込みデータに応じた電圧にドライブするライトドライバを含む
    請求項10記載の半導体装置。
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