JP2006338730A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リファレンスレベルを用いることなくデータ増幅を可能にする。
【解決手段】本半導体記憶装置のメモリセルは、書き込みワード線WWLにより制御される書き込みトランジスタNM1が、書き込みビット線WBLとストレージノードSNとの間に接続され、ストレージノードSNと読み出しビット線RBLとの間に、インバータINVと、読み出しワード線RWLにより制御される読み出しトランジスタNM2とが縦続接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】本半導体記憶装置のメモリセルは、書き込みワード線WWLにより制御される書き込みトランジスタNM1が、書き込みビット線WBLとストレージノードSNとの間に接続され、ストレージノードSNと読み出しビット線RBLとの間に、インバータINVと、読み出しワード線RWLにより制御される読み出しトランジスタNM2とが縦続接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、メモリセルアレイを構成する各メモリセルが、書き込みトランジスタと、読み出しトランジスタと、ストレージノードとを備える半導体記憶装置に関する。
図11に、DRAMセルの一種である、3トランジスタ型のメモリセルを示す。
図示のメモリセル100は、1つの書き込みトランジスタTwと、2つの読み出しトランジスタ、すなわち選択トランジスタTsおよびアンプトランジスタTaとを有する。
図示のメモリセル100は、1つの書き込みトランジスタTwと、2つの読み出しトランジスタ、すなわち選択トランジスタTsおよびアンプトランジスタTaとを有する。
書き込みトランジスタTwのソースとドレインの一方が書き込みビット線WBLに接続され、他方がストレージノードSNに接続され、ゲートが書き込みワード線WWLに接続されている。選択トランジスタTsのソースとドレインの一方が読み出しビット線RBLに接続され、他方がアンプトランジスタTaに接続され、ゲートが読み出しワード線RWLに接続されている。アンプトランジスタTaのソースとドレインの一方が接地電圧(コモンソース線CSL)に接続され、他方が選択トランジスタTsに接続され、ゲートがストレージノードSNに接続されている。
このようなメモリセル100が、図12(A)に示すようにマトリックス状に配置されメモリセルアレイが形成されている。書き込みビット線WBL1〜WBL4および読み出しビット線RBL1〜RBL4は、列(カラム)方向に並ぶ複数のメモリセル100で共有され、書き込みワード線WWL1〜WWL4および読み出しワード線RWL1〜RWL4は、行(ロウ)方向に並ぶ複数のメモリセル100で共有されている。
このようなメモリセル100が、図12(A)に示すようにマトリックス状に配置されメモリセルアレイが形成されている。書き込みビット線WBL1〜WBL4および読み出しビット線RBL1〜RBL4は、列(カラム)方向に並ぶ複数のメモリセル100で共有され、書き込みワード線WWL1〜WWL4および読み出しワード線RWL1〜RWL4は、行(ロウ)方向に並ぶ複数のメモリセル100で共有されている。
つぎに、図12(A)の2行目のセル群を選択して、そのメモリセルの1つ置きに、“1”データまたは“0”データを書き込む動作を説明する。
図12(B)〜図12(F)は、ワード線およびビット線等の各種制御線について、その電圧変化を示すタイミングチャートである。
任意の一の書き込みワード線(本例ではWWL2)を選択し、それに直交して配置された書き込みビット線WBL1〜WBL2を選択する。
任意の一の書き込みワード線(本例ではWWL2)を選択し、それに直交して配置された書き込みビット線WBL1〜WBL2を選択する。
書き込み対象のメモリセルに“1”データを格納する場合は、図12(C)に示すように、該当するメモリセルが接続された書き込みビット線WBL1およびWBL3に電源電圧Vddを印加する。また、書き込み対象メモリセルに“0”データを格納する場合は、図12(D)に示すように、当該メモリセルに接続された書き込みビット線WBL2およびWBL4を0[V]で維持する。
これらビット線電圧の制御とほぼ同じタイミングで、選択された書き込みワード線WWL2の電圧を立ち上げる。ここで、図11に示すメモリセル100は、その書き込みトランジスタTwにNMOSトランジスタを用いていることから、それがオンしたときにドレイン電圧から閾値電圧だけ下がった電圧がソースに伝達される。したがって、“1”データ書き込みの際に、ストレージノードSNに電源電圧Vddを設定するためには、図12(B)に示すように、選択された書き込みワード線WWLに電源電圧Vddを、閾値電圧Vthだけ昇圧した電圧を印加する必要がある。なお、“1”データに対応する電圧として、ストレージノードSNに電源電圧Vdd以下の電圧を書き込む場合は、選択された書き込みワード線WWL2に電源電圧Vddを印加してもよい。
図12(E)および図12(F)に示す非選択の書き込みワード線WWL1,WWL3,WWL4および読み出しワード線RWL1〜RWL4、ならびに、コモンソース線CSLは0[V]で維持する。
これらビット線電圧の制御とほぼ同じタイミングで、選択された書き込みワード線WWL2の電圧を立ち上げる。ここで、図11に示すメモリセル100は、その書き込みトランジスタTwにNMOSトランジスタを用いていることから、それがオンしたときにドレイン電圧から閾値電圧だけ下がった電圧がソースに伝達される。したがって、“1”データ書き込みの際に、ストレージノードSNに電源電圧Vddを設定するためには、図12(B)に示すように、選択された書き込みワード線WWLに電源電圧Vddを、閾値電圧Vthだけ昇圧した電圧を印加する必要がある。なお、“1”データに対応する電圧として、ストレージノードSNに電源電圧Vdd以下の電圧を書き込む場合は、選択された書き込みワード線WWL2に電源電圧Vddを印加してもよい。
図12(E)および図12(F)に示す非選択の書き込みワード線WWL1,WWL3,WWL4および読み出しワード線RWL1〜RWL4、ならびに、コモンソース線CSLは0[V]で維持する。
このような書き込みワード線と書き込みビット線の電圧制御により、所望のメモリセルに“0”または“1”のデータを任意に書き込むことが可能となる。
一方、非選択の書き込みワード線WWL1,WWL3,WWL4に接続されたメモリセル(非選択セル)の書き込みトランジスタTwは、そのドレインに電源電圧Vdd相当の高い電圧が印加される。ところが、非選択セルの書き込みトランジスタTwは、そのゲートが閉じていることから、格納されたデータが変化しない。
一方、非選択の書き込みワード線WWL1,WWL3,WWL4に接続されたメモリセル(非選択セル)の書き込みトランジスタTwは、そのドレインに電源電圧Vdd相当の高い電圧が印加される。ところが、非選択セルの書き込みトランジスタTwは、そのゲートが閉じていることから、格納されたデータが変化しない。
3トランジスタ型のメモリセル100のデータ保持時に、メモリセルアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)全てを0[V]にする。このとき、書き込みトランジスタTwがオフし、全てのメモリセル100のストレージノードSNが電気的にフローティングになることから、格納されたデータが保持される。
とくに、ストレージノードSNに“0”(たとえば、ローレベル)データが格納されている場合、メモリアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)が全て0[V](ローレベル)になっていることから、この“0”データは安定的に保持される。
これに対し、ストレージノードSNに“1”(たとえば、ハイレベル)データが格納されている場合、メモリアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)が全て0[V](ローレベル)になっていると、ストレージノードSNに溜められた電荷がリークにより各制御線に抜ける。そのため“1”データは、ストレージノードSNのハイレベル電圧が読み出し不能なレベルに減衰するまでの期間だけ保持される。
とくに、ストレージノードSNに“0”(たとえば、ローレベル)データが格納されている場合、メモリアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)が全て0[V](ローレベル)になっていることから、この“0”データは安定的に保持される。
これに対し、ストレージノードSNに“1”(たとえば、ハイレベル)データが格納されている場合、メモリアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)が全て0[V](ローレベル)になっていると、ストレージノードSNに溜められた電荷がリークにより各制御線に抜ける。そのため“1”データは、ストレージノードSNのハイレベル電圧が読み出し不能なレベルに減衰するまでの期間だけ保持される。
図13に、ストレージノードSNに格納された“1”データのリークパスを示す。
第1に、ストレージノードSNから、オフ状態の書き込みトランジスタTwを介して書き込みビット線WBLにオフリーク電流が流れるパスP1が存在する。
第2に、ストレージノードSNである書き込みトランジスタTwのN+領域から基板(P型ウェル)に接合リーク電流が流れるパスLP2が存在する。
第3に、ストレージノードSNから、アンプトランジスタTaのゲート電極、ゲート絶縁膜を通って基板(Pウェル)にゲートリーク電流が流れるパスP3が存在する。
第1に、ストレージノードSNから、オフ状態の書き込みトランジスタTwを介して書き込みビット線WBLにオフリーク電流が流れるパスP1が存在する。
第2に、ストレージノードSNである書き込みトランジスタTwのN+領域から基板(P型ウェル)に接合リーク電流が流れるパスLP2が存在する。
第3に、ストレージノードSNから、アンプトランジスタTaのゲート電極、ゲート絶縁膜を通って基板(Pウェル)にゲートリーク電流が流れるパスP3が存在する。
図14に、上記3つのパスP1〜P3を流れる電流の合計が1[pA]と仮定した場合の、“1”データのリークによる経時変化を計算した結果を示す。この計算では、ストレージノードSNの負荷容量を2[fF]、“1”データを書き込み直後のストレージノード電圧を1[V]としている。
この計算結果によれば、ストレージノードSNに格納されていた1[V]の電圧が、約1[msec]で0.5[V]に減衰し、約2[msec]で接地電圧に到達する。
この計算結果によれば、ストレージノードSNに格納されていた1[V]の電圧が、約1[msec]で0.5[V]に減衰し、約2[msec]で接地電圧に到達する。
図15は、図12に示す方法によって書き込まれたデータを読み出す動作を示す図である。図15(A)は、メモリセルアレイの等価回路図であり、図15(B)〜図15(F)は、ワード線およびビット線等の各種制御線について、その電圧変化を示すタイミングチャートである。
読み出しワード線RWL2を選択し、それに直交して配置された読み出しビット線RBL1〜RBL4を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
読み出しワード線RWL2を選択し、それに直交して配置された読み出しビット線RBL1〜RBL4を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
図15(C)および図15(D)に示すように、時間T1にて、選択した全ての読み出しビット線RBL1〜RBL4を電源電圧Vddにプリチャージし、ハイインピーダンス(電気的フローティング状態)で保持する。
つぎに、図15(B)に示すように、時間T2にて、選択した読み出しワード線RWL2に電源電圧Vddを印加する。
図15(E)および図15(F)に示す非選択の書き込みワード線WWL1〜WWL4、非選択の読み出しワード線RWL1,RWL3,RWL4、ならびに、コモンソース線CSLは0[V]で維持する。
つぎに、図15(B)に示すように、時間T2にて、選択した読み出しワード線RWL2に電源電圧Vddを印加する。
図15(E)および図15(F)に示す非選択の書き込みワード線WWL1〜WWL4、非選択の読み出しワード線RWL1,RWL3,RWL4、ならびに、コモンソース線CSLは0[V]で維持する。
読み出し対象のメモリセルのストレージノードSNに“1”が格納されている場合、アンプトランジスタTaがオン可能な状態になっている。このため、図15(C)の時間T2にて当該メモリセルの選択トランジスタTsがオンすると、図15(A)に示すように、選択された読み出しビット線RBL1,RBL3から読み出し電流Irが流れ出す。読み出し電流Irは、当該メモリセルの選択トランジスタTsとアンプトランジスタTaを介して、コモンソース線CSLに流れる。その結果、図15(C)に示すように、選択された読み出しビット線RBL1,RBL3の電圧が時間T2を境にプリチャージレベル(Vddレベル)から低下する。このとき読み出しビット線の負荷容量が大きいと、それをディスチャージするのにある程度の時間がかかる。
一方、読み出し対象メモリセルのストレージノードSNに“0”データが格納されている場合、アンプトランジスタTaがオン可能な状態にならないことから、読み出し電流Irが流れず、図15(D)に示すように、選択された読み出しビット線RBL2R,BL4はプリチャージレベルに保たれたままとなる。
なお、非選択のメモリセルは、図15(E)に示すように、その読み出しワード線RWL1,RWL3,RWL4が0[V]のままで、選択トランジスタTsのゲートが閉じていることから、読み出し電流Irが流れない。
なお、非選択のメモリセルは、図15(E)に示すように、その読み出しワード線RWL1,RWL3,RWL4が0[V]のままで、選択トランジスタTsのゲートが閉じていることから、読み出し電流Irが流れない。
図15(C)および図15(D)の時間T3にて、読み出しビット線RBL1〜RBL4の各々に接続されている不図示のセンスアンプを起動し、上記読み出し電流Irが流れる/流れないに応じた電圧変化を増幅して、読み出し信号として外部に出力する。
このような読み出しワード線と読み出しビット線の電圧制御により、所望のメモリセルに格納されている“0”または“1”のデータに応じた読み出し信号を得ることができる。
図16に、ストレージノード電圧Vsnと読み出し電流Irの関係を例示する。
電源電圧Vddを1.8[V]とすると、“1”データを書き込み直後のストレージノード電圧Vsnは1[V]程度である。この場合、図16から、読み出し電流Irは25[μA]程度流れることが分かる。
ところが、前述したようにリークによりストレージノード電圧Vsnがデータ保持中に低下する。したがって、データ保持時間が長いほど、読み出し電流Irが小さくなる。
電源電圧Vddを1.8[V]とすると、“1”データを書き込み直後のストレージノード電圧Vsnは1[V]程度である。この場合、図16から、読み出し電流Irは25[μA]程度流れることが分かる。
ところが、前述したようにリークによりストレージノード電圧Vsnがデータ保持中に低下する。したがって、データ保持時間が長いほど、読み出し電流Irが小さくなる。
上記読み出し信号の“0”と“1”を判定するために、“1”データに対応した読み出し電流Irが10[μA]以上必要と仮定する。このとき、読み出し電流Ir≧10[μA]を満たすストレージノード電圧Vsnは0.8[V]以上となる。
また、図14より、ストレージノード電圧Vsnが1[V]から0.8[V]に低下する時間は0.4[msec]と見積もられる。
このため、確実なデータ読み出しのためには、“1”データを書き込んでから0.4[msec]以内にメモリセルをリフレッシュ(再書き込み)する必要がある。
また、図14より、ストレージノード電圧Vsnが1[V]から0.8[V]に低下する時間は0.4[msec]と見積もられる。
このため、確実なデータ読み出しのためには、“1”データを書き込んでから0.4[msec]以内にメモリセルをリフレッシュ(再書き込み)する必要がある。
この3トランジスタ型のメモリセルは、ストレージノード電圧でアンプトランジスタのゲートバイアス状態が決まり、これに応じてデータ読み出し時に、読み出しビット線からコモンソース線に電流が流れ出すか否かが決まる。つまり、読み出しビット線に対し、電源電圧Vdd等のプリチャージ電圧から電荷を引き抜くプルダウン動作のみが、保持データに応じて選択的に実行される。
そして、センスアンプ動作時にリファレンスレベルを別途準備して、たとえば、読み出しビット線電圧がリファレンスレベルより下がった場合を“1”データ、下がらない場合を“0”データとして検出している。
本発明が解決しようとする課題は、リファレンスレベルを用いることなくデータ増幅が可能なメモリセルを備える半導体記憶装置を実現することである。
本発明に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイを構成する各メモリセルが、データ入力用の書き込みトランジスタと、データ出力用の読み出しトランジスタと、前記書き込みトランジスタから入力したデータを保持するストレージノードとを備える半導体記憶装置であって、書き込みワード線により制御される前記書き込みトランジスタが、書き込みビット線と前記ストレージノードとの間に接続され、前記ストレージノードと読み出しビット線との間に、インバータと、読み出しワード線により制御される前記読み出しトランジスタとが縦続接続されている。
上記構成によれば、データ入力時に書き込みトランジスタを介してデータがストレージノードに入力される。このときストレージノードにハイレベル電圧が入力されると、インバータがローレベルを出力する。このローレベルはインバータのロー側の電源電圧(基準電圧)に維持される。一方、ストレージノードにローレベル電圧が入力されると、インバータがハイレベルを出力する。このハイレベルはインバータのハイ側の電源電圧に維持される。
したがって、データ読み出し時に、読み出しビット線を電源電圧と基準電圧との間の電圧にプリチャージすると、記憶データに応じて、インバータがプルアップ動作またはプルダウン動作し、読み出しビット線の電位を電源電圧のハイ側またはロー側に速やかに駆動する。
したがって、データ読み出し時に、読み出しビット線を電源電圧と基準電圧との間の電圧にプリチャージすると、記憶データに応じて、インバータがプルアップ動作またはプルダウン動作し、読み出しビット線の電位を電源電圧のハイ側またはロー側に速やかに駆動する。
インバータの電源は別途用意しても良いが、本発明では好ましくは、以下の構成を採用できる。
本発明では好適に、前記インバータが、前記読み出しワード線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる。
あるいは好適に、前記インバータが、前記書き込みビット線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる。
本発明では好適に、前記インバータが、前記読み出しワード線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる。
あるいは好適に、前記インバータが、前記書き込みビット線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる。
これらの2つ構成では、インバータのハイ側の電源が、読み出しワード線(または書き込みビット線)のハイレベル電圧により供給される。換言すると、読み出しワード線は読み出し動作の期間だけハイレベルに駆動されることから、これを利用し、あるいは、読み出し時には用いられない書き込みビット線を利用することによって、インバータの電源供給を必要なときだけ行う。
本発明によれば、リファレンスレベルを用いることなくデータ検出が可能なメモリセルを備える半導体記憶装置を実現できる。
以下、メモリセル内の読み出しおよび書き込みトランジスタをNMOSトランジスタから構成した場合を例として、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態において、半導体記憶装置の模式的なブロック図である。
図1に示す半導体記憶装置1は、メモリブロック1Aを有し、メモリブロック1A内に、メモリセルアレイ2と、メモリセルアレイ2の動作に関する回路を含む周辺回路とを備える。
周辺回路には、図示されていないアドレスデコーダ、書き込み制御回路、読み出し制御回路および電源回路等を含む。図1には、このうち読み出し制御回路に含まれるセンスアンプアレイ3のみ示している。
図1に示す半導体記憶装置1は、メモリブロック1Aを有し、メモリブロック1A内に、メモリセルアレイ2と、メモリセルアレイ2の動作に関する回路を含む周辺回路とを備える。
周辺回路には、図示されていないアドレスデコーダ、書き込み制御回路、読み出し制御回路および電源回路等を含む。図1には、このうち読み出し制御回路に含まれるセンスアンプアレイ3のみ示している。
[第1実施形態]
図2に、本実施形態のメモリセルアレイ2の基本構成を2×2セルで示す。また、図3に、メモリセルの等価回路を示す。
図3に示すメモリセルMC1は、NMOSトランジスタからなる書き込みトランジスタNM1と、NMOSトランジスタからなる読み出しトランジスタNM2と、インバータINVとを有する。
図2に、本実施形態のメモリセルアレイ2の基本構成を2×2セルで示す。また、図3に、メモリセルの等価回路を示す。
図3に示すメモリセルMC1は、NMOSトランジスタからなる書き込みトランジスタNM1と、NMOSトランジスタからなる読み出しトランジスタNM2と、インバータINVとを有する。
書き込みトランジスタNM1のソースとドレインの一方が書き込みビット線WBLに接続され、他方がストレージノードSNに接続され、ゲートが書き込みワード線WWLに接続されている。
ストレージノードSNはインバータINVの入力、すなわちインバータINVを構成するPMOSトランジスタPMのゲートと、NMOSトランジスタNM3のゲートに共通に接続されている。PMOSトランジスタPMとNMOSトランジスタNM3は、電源電圧Vccの供給線と基準電位、たとえば接地電位GNDの供給線(コモンソース線CSL)との間に縦続接続されている。PMOSトランジスタPMとNMOSトランジスタNM3の接続点がインバータINVの出力ノード(以下、反転ノードXNという)となる。
読み出しトランジスタNM2のソースとドレインの一方が読み出しビット線RBLに接続され、他方が反転ノードXNに接続され、ゲートが読み出しワード線RWLに接続されている。
このようなメモリセルMC1が、図2に示すようにマトリックス状に配置され、メモリセルアレイが形成されている。
書き込みビット線WBL1および読み出しビット線RBL1は、列(カラム)方向に並ぶメモリセルMC1とMC3で共有され、同様に、書き込みビット線WBL2および読み出しビット線RBL2はメモリセルMC2とMC4で共有されている。
書き込みワード線WWL1と読み出しワード線RWL1は、行(ロウ)方向に並ぶメモリセルMC1とMC2で共有され、同様に、書き込みワード線WWL2と読み出しワード線RWL2はメモリセルMC3とMC4で共有されている。なお、電源電圧Vccの供給線およびコモンソース線CSLは図示を省略しているが、これを同様にして複数のメモリセルMC1で共有させるとよい。
書き込みビット線WBL1および読み出しビット線RBL1は、列(カラム)方向に並ぶメモリセルMC1とMC3で共有され、同様に、書き込みビット線WBL2および読み出しビット線RBL2はメモリセルMC2とMC4で共有されている。
書き込みワード線WWL1と読み出しワード線RWL1は、行(ロウ)方向に並ぶメモリセルMC1とMC2で共有され、同様に、書き込みワード線WWL2と読み出しワード線RWL2はメモリセルMC3とMC4で共有されている。なお、電源電圧Vccの供給線およびコモンソース線CSLは図示を省略しているが、これを同様にして複数のメモリセルMC1で共有させるとよい。
メモリセルのレイアウトおよび断面構造はとくに図示しないが、PウェルとNウェルが半導体基板に形成されている。PウェルにはNMOSトランジスタ、すなわち書き込みトランジスタNM1、読み出しトランジスタNM2およびインバータINVのNMOSトランジスタNM3が形成されている。Nウェルには、インバータINVのPMOSトランジスタPMが形成されている。
つぎに、図2に示すメモリセルアレイにおいて、1行目のセル群を選択して、そのメモリセルの1つ置きに、“1”データまたは“0”データを書き込む動作を説明する。
図4(A)は、書き込み時にアクティブにする制御線(太線)と、書き込み電流経路を示すセルアレイ等価回路である。図4(B)〜図4(F)は、ワード線およびビット線等の各種制御線について、その電圧変化を示すタイミングチャートである。
任意の一の書き込みワード線(本例ではWWL1)を選択し、それに直交して配置された書き込みビット線WBL1,WBL2を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
任意の一の書き込みワード線(本例ではWWL1)を選択し、それに直交して配置された書き込みビット線WBL1,WBL2を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
書き込み対象のメモリセルMC1に“1”データを格納する場合は、図4(C)に示すように、メモリセルMC1が接続された書き込みビット線WBL1に電源電圧Vccを印加する。また、メモリセルMC2に“0”データを格納する場合は、図4(D)に示すように、メモリセルMC2に接続された書き込みビット線WBL2を接地電圧0[V]で維持する。
図4(B)に示すように、これらビット線電圧の制御とほぼ同じタイミングで、選択された書き込みワード線WWL1の電圧を立ち上げる。
図4(E)に示す非選択の書き込みワード線WWL2および読み出しワード線RWL1,RWL2は0[V]で維持する。
図4(B)に示すように、これらビット線電圧の制御とほぼ同じタイミングで、選択された書き込みワード線WWL1の電圧を立ち上げる。
図4(E)に示す非選択の書き込みワード線WWL2および読み出しワード線RWL1,RWL2は0[V]で維持する。
このような書き込みワード線と書き込みビット線の電圧制御により、図4(A)に示すように、メモリセルMC1には書き込みビット線WBL1から書き込み電流Irが流れ、メモリセルMC2には書き込み電流Irが流れない。このようにして所望のメモリセルMC1,MC2にそれぞれ“0”,“1”のデータを任意に書き込むことが可能となる。
一方、非選択の書き込みワード線WWL2に接続されたメモリセルMC3(非選択セル)の書き込みトランジスタNM1(図3参照)は、そのドレインに電源電圧Vccが印加される。ところが、当該非選択セルの書き込みトランジスタNM1は、そのゲートが閉じていることから、格納されたデータが変化しない。
一方、非選択の書き込みワード線WWL2に接続されたメモリセルMC3(非選択セル)の書き込みトランジスタNM1(図3参照)は、そのドレインに電源電圧Vccが印加される。ところが、当該非選択セルの書き込みトランジスタNM1は、そのゲートが閉じていることから、格納されたデータが変化しない。
図5は、データ保持時に接地電位GNDを印加する制御線を太線で示す、セルアレイ等価回路である。
データ保持時に、メモリセルアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)全てを接地電位GNDで維持する。このとき、各メモリセルの書き込みトランジスタNM1がオフし、全てのメモリセルMC1〜MC4のストレージノードSNが電気的にフローティングになることから、格納されたデータが保持される。
データ保持時に、メモリセルアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)全てを接地電位GNDで維持する。このとき、各メモリセルの書き込みトランジスタNM1がオフし、全てのメモリセルMC1〜MC4のストレージノードSNが電気的にフローティングになることから、格納されたデータが保持される。
ストレージノードSNに“0”データが格納されている場合、PMOSトランジスタPMのNウェル(基板)とゲート間にリーク電流が流れ、ストレージノードNDの電位が徐々に上昇する。“0”データは、このリーク電流によるストレージノードの蓄積電荷量の上昇が許容される期間、保持される。ここで「蓄積電荷量の上昇が許容される期間」とは、ストレージノードSNの電位がNMOSトランジスタNM3の閾値を超えない期間のことである。
これに対し、ストレージノードSNに“1”データが格納されている場合、メモリセルアレイ内の全制御線が接地電位GNDで維持されていることから、ストレージノードに蓄積された電荷はリークにより各制御線に抜ける。このため、ストレージノードNDの電位が徐々に下がる。“1”データは、このリーク電流によるストレージノードの蓄積電荷量の低下が許容される期間、保持される。ここで「蓄積電荷量の低下が許容される期間」とは、ストレージノードSNの電位がPMOSトランジスタPMの閾値より下がらない期間のことである。
ストレージノードに“1”データが格納されている場合、リークパスとしては、以下のものが存在する。
第1に、ストレージノードから、オフ状態の書き込みトランジスタNM1を介して書き込みビット線WBLにオフリーク電流が流れるパスがある。
第2に、ストレージノードである書き込みトランジスタTwのN+領域から基板(Pウェル)に接合リーク電流が流れるパスがある。
第3に、ストレージノードSNから、NMOSトランジスタNM3のゲート電極、ゲート絶縁膜を通って基板(Pウェル)にゲートリーク電流が流れるパスがある。
第1に、ストレージノードから、オフ状態の書き込みトランジスタNM1を介して書き込みビット線WBLにオフリーク電流が流れるパスがある。
第2に、ストレージノードである書き込みトランジスタTwのN+領域から基板(Pウェル)に接合リーク電流が流れるパスがある。
第3に、ストレージノードSNから、NMOSトランジスタNM3のゲート電極、ゲート絶縁膜を通って基板(Pウェル)にゲートリーク電流が流れるパスがある。
図6は、図4に示す方法によって書き込まれたデータを読み出す動作を示す図である。図6(A)は、メモリセルアレイの等価回路図であり、図6(B)〜図6(E)は、ワード線およびビット線について、その電圧変化を示すタイミングチャートである。
読み出しワード線RWL2を選択し、それに直交して配置された読み出しビット線RBL1,RBL2を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
読み出しワード線RWL2を選択し、それに直交して配置された読み出しビット線RBL1,RBL2を選択する。この選択時に、以下の電圧設定を行う。
図6(C)および図6(D)に示すように、時間T1にて、選択した全ての読み出しビット線RBL1,RBL2を電源電圧の半分の電圧Vcc/2にプリチャージし、ハイインピーダンス(電気的フローティング状態)で保持する。この電圧Vcc/2は図1における周辺回路にて生成する。
つぎに、図6(B)に示すように、時間T2にて、選択した読み出しワード線RWL2に電源電圧Vccを印加する。
図6(E)に示す非選択の書き込みワード線WWL1,WWL2、および非選択の読み出しワード線RWL2は接地電位GND、すなわち0[V]で維持する。
つぎに、図6(B)に示すように、時間T2にて、選択した読み出しワード線RWL2に電源電圧Vccを印加する。
図6(E)に示す非選択の書き込みワード線WWL1,WWL2、および非選択の読み出しワード線RWL2は接地電位GND、すなわち0[V]で維持する。
選択した読み出しワード線RWL2に電源電圧Vccを印加すると、図6(A)に示すストレージノードSNに“1”データ(ハイレベル電圧)が格納されているメモリセルMC1では、その反転ノードXNが反転電圧(ローレベル電圧)で保持されていることから、読み出し電流(プルダウン電流Ipd)が、読み出しビット線RBL1から読み出しトランジスタNM2とNMOSトランジスタNM3を介して接地電位に流れる。
一方、図6(A)に示すストレージノードSNに“0”データ(ローレベル電圧)が格納されているメモリセルMC2では、その反転ノードXNが反転電圧(ハイレベル電圧)で保持されていることから、読み出し電流(プルアップ電流Ipu)が、電源電圧からPMOSトランジスタPMと読み出しトランジスタNM2を介して読み出しビット線RBL2に流れる。
このため図6(C)および図6(D)に示すように、読み出しビット線RBL1の電位はプリチャージ電圧Vcc/2から、読み出しビット線の負荷容量に応じた速度で上昇し、読み出しビット線RBL2の電位はプリチャージ電圧Vcc/2から、読み出しビット線の負荷容量に応じた速度で降下する。
なお、非選択のメモリセルは、図6(E)に示すように、その読み出しワード線RWL2が0[V]のままで、読み出しトランジスタNM2のゲートが閉じていることから、読み出し電流は流れない。
なお、非選択のメモリセルは、図6(E)に示すように、その読み出しワード線RWL2が0[V]のままで、読み出しトランジスタNM2のゲートが閉じていることから、読み出し電流は流れない。
図6(C)および図6(D)の時間T3にて、読み出しビット線RBL1,RBL2の各々に接続されている不図示のセンスアンプを起動すると、読み出しビット線RBL1,RBL2の電位差が増幅され、読み出しビット線RBL1は電源電圧Vccに、読み出しビット線RBL2は接地電位GND(0[V])に急速に電位変化する。この電源電圧Vccと接地電位GNDで規定されるデータは、読み出し信号として外部に出力される。
このような読み出しワード線と読み出しビット線の電圧制御により、所望のメモリセルに格納されている“0”または“1”のデータに応じた読み出し信号を得ることができる。
つぎに、メモリセル構成の他の実施形態を説明する。これらの実施形態において、図1および図2は、そのまま適用できる(ただし図2は、第4実施形態のみ適用付加)。また、動作の基本は変わらないことから、セル構成およびその違いに応じた動作の相違点を中心に、以下の説明を行う。
[第2実施形態]
図7に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図3のメモリセルは、PMOSトランジスタPMのソースを電源電圧Vccの供給線に接続している。図7のメモリセルは、このソースの接続先を、読み出しワード線RWLへ変更したものである。
図7に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図3のメモリセルは、PMOSトランジスタPMのソースを電源電圧Vccの供給線に接続している。図7のメモリセルは、このソースの接続先を、読み出しワード線RWLへ変更したものである。
第1実施形態と同じ方法により任意のメモリセルにデータ“1”または“0”を書き込むことができる。
また、データ保持時に、メモリセルアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)全てを接地電位GNDで維持することは、第1実施形態と同じである。
また、データ保持時に、メモリセルアレイ内の制御線(ビット線およびワード線)全てを接地電位GNDで維持することは、第1実施形態と同じである。
第1実施形態では、ストレージノードSNに“0”データが格納されている場合、PMOSトランジスタPMのNウェル(基板)とゲート間にリーク電流が流れる。これは、PMOSトランジスタPMのソース(P+領域)とNウェルとのPN接合を流れる順方向電流がゲート絶縁膜を介してストレージノードSNにリークするからである。
これに対し、本実施形態では、PMOSトランジスタPMのソースが、データ保持時に接地電位GNDで保持される読み出しワード線RWLに接続されているため、リーク電流をバイアスする電圧がかかっていない。このため、リークによるストレージノードSNの電位上昇が発生しないことから、ストレージノードSNの“0”データは安定に保持される。
これに対し、本実施形態では、PMOSトランジスタPMのソースが、データ保持時に接地電位GNDで保持される読み出しワード線RWLに接続されているため、リーク電流をバイアスする電圧がかかっていない。このため、リークによるストレージノードSNの電位上昇が発生しないことから、ストレージノードSNの“0”データは安定に保持される。
一方、ストレージノードSNに“1”データが格納されている場合、第1実施形態で述べた第1〜第3のパスを介してリーク電流が流れ、“1”データは、このリーク電流によるストレージノードSNの蓄積電荷量の低下が許容される期間、保持される。
データ読み出しでは、第1実施形態と同様にワード線およびビット線を制御する。
すなわち、選択した読み出しビット線RBLを電圧Vcc/2にプリチャージ後、読み出しワード線RWLを電源電圧Vccまで立ち上げる。
これにより、インバータINVが作動し、ストレージノードSNに格納されているデータを反転出力する。また、読み出しトランジスタNM2がオン可能な状態となる。
すなわち、選択した読み出しビット線RBLを電圧Vcc/2にプリチャージ後、読み出しワード線RWLを電源電圧Vccまで立ち上げる。
これにより、インバータINVが作動し、ストレージノードSNに格納されているデータを反転出力する。また、読み出しトランジスタNM2がオン可能な状態となる。
このときストレージノードSNに“1”データが格納されている場合、反転ノードXNは“0”データ(接地電位GND付近のローレベル電圧)となる。そのため、読み出しトランジスタNM2のソースとドレイン間に最大Vcc/2程度の電圧が印加され、その結果、読み出しトランジスタNM2がオンして、プルダウン電流が、オン状態のNMOSトランジスタNM3から接地電位線(コモンソース線)に流れる。したがって、読み出しビット線RBLの電位が降下する。
一方、ストレージノードSNに“0”データが格納されている場合、反転ノードXNは“1”データ(電源電圧Vcc付近のハイレベル電圧)となる。そのため、読み出しトランジスタNM2のソースとドレイン間に最大Vcc/2程度の電圧が印加され、その結果、読み出しトランジスタNM2がオンして、プルアップ電流が、読み出しワード線RWLから、オン状態のPMOSトランジスタPMおよび読み出しトランジスタNM2を通って読み出しワード線RWLに流れ込む。したがって、読み出しビット線RBLの電位が上昇する。
その後、第1実施形態と同様に、この読み出しビット線RBLの電位差をセンシングし、読み出し信号を得る。
本実施形態のメモリセルは、読み出し時のプルアップ電流を読み出しワード線RWLから供給するため、その電流駆動能力が必要になる。
しかし、メモリセル内に電源電圧Vccの供給線を配置する必要がなくセル面積の縮小が可能である。また、“0”データ保持時のリーク電流が小さいという利点がある。
しかし、メモリセル内に電源電圧Vccの供給線を配置する必要がなくセル面積の縮小が可能である。また、“0”データ保持時のリーク電流が小さいという利点がある。
[第3実施形態]
図8に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図8のメモリセルは、PMOSトランジスタPMのソースの接続先を、読み出しワード線RWLではなく、書き込みビット線WBLへ変更したものである。
図8に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図8のメモリセルは、PMOSトランジスタPMのソースの接続先を、読み出しワード線RWLではなく、書き込みビット線WBLへ変更したものである。
データ書き込み、データ保持は第2実施形態と同様に行え、“0”データ保持時のリーク低減が可能な点でも第2実施形態と同じである。
読み出し時には、読み出しワード線RWLを電源電圧Vccに立ち上げると同時か、それより先行して書き込みビット線WBLを電源電圧Vccに立ち上げる必要がある。このとき書き込みワード線WWLは0[V]で保持されていることから、書き込みトランジスタNM1がオンすることがない。
本実施形態では、プルアップ電流が書き込みビット線WBLから供給される。このため、書き込みビット線WBLの電流駆動能力が小さくても、同一ビット線上には一つの読み出し対象セルしか存在しないため、電位ドロップが生じにくいという利点がある。
本実施形態では、プルアップ電流が書き込みビット線WBLから供給される。このため、書き込みビット線WBLの電流駆動能力が小さくても、同一ビット線上には一つの読み出し対象セルしか存在しないため、電位ドロップが生じにくいという利点がある。
[第4実施形態]
図9に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図9のメモリセルは、第1実施形態のメモリセルアレイおよびメモリセルを示す図2および図3において、メモリセル列に接続された書き込みビット線WBLと読み出しビット線RBLの対を、1本のビット線(以下、共用ビット線RW−BL)で置き換えたものである。したがって、共用ビット線RW−BLには、書き込みトランジスタNM1および読み出しトランジスタNM2が共に接続されている。
図9に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図9のメモリセルは、第1実施形態のメモリセルアレイおよびメモリセルを示す図2および図3において、メモリセル列に接続された書き込みビット線WBLと読み出しビット線RBLの対を、1本のビット線(以下、共用ビット線RW−BL)で置き換えたものである。したがって、共用ビット線RW−BLには、書き込みトランジスタNM1および読み出しトランジスタNM2が共に接続されている。
データの書き込み、保持および読み出し動作は第1実施形態と同様に行うことができる。共用ビット線RW−BLは書き込み時と読み出し時に、それぞれ所定のタイミング(図4(C)、図6(C)および図6(D)参照)で、電源電圧Vccまたはプリチャージ電圧Vcc/2が印加される。ただし、データ書き込み時には読み出しトランジスタNM2がオフし、データ読み出し時には書き込みトランジスタNM1がオフするため、このような構成でも書き込みと読み出しを制御可能である。
本実施形態では、第1実施形態のメモリセルと比較すると、ビット線の配置スペースが削減でき、その分、メモリセル面積を縮小可能である。このビット線の共用自体による動作上の不利益は生じない。
[第5実施形態]
図10に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図10のメモリセルは、第2実施形態のメモリセルアレイおよびメモリセルを示す図7において、メモリセル列に接続された書き込みビット線WBLと読み出しビット線RBLの対を、1本のビット線(共用ビット線RW−BL)で置き換えたものである。
図10に、本実施形態のメモリセルの等価回路を示す。
図10のメモリセルは、第2実施形態のメモリセルアレイおよびメモリセルを示す図7において、メモリセル列に接続された書き込みビット線WBLと読み出しビット線RBLの対を、1本のビット線(共用ビット線RW−BL)で置き換えたものである。
データの書き込み、保持および読み出し動作は第2実施形態と同様に行うことができる。
本実施形態では、第2実施形態のメモリセルと比較すると、ビット線の配置スペースが削減でき、その分、メモリセル面積を縮小可能である。このビット線の共用自体による動作上の不利益は生じない。また、第2実施形態の動作上の利点、すなわち電源電圧Vccの供給線を配置が不要で、その分セル面積の縮小が可能であること、および、“0”データ保持時のリーク電流が小さいという利点が得られる。
本実施形態では、第2実施形態のメモリセルと比較すると、ビット線の配置スペースが削減でき、その分、メモリセル面積を縮小可能である。このビット線の共用自体による動作上の不利益は生じない。また、第2実施形態の動作上の利点、すなわち電源電圧Vccの供給線を配置が不要で、その分セル面積の縮小が可能であること、および、“0”データ保持時のリーク電流が小さいという利点が得られる。
なお、上記第1〜第5実施形態において、メモリセル内のトランジスタはMOSトランジスタに限定されない。また、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタを、上記例とは逆にしてもよい。その場合、これに合わせてワード線およびビット線のアクティブな電圧レベルを適宜、変更する必要がある。
本発明の実施形態によれば、データ保持部をインバータ構成とすることにより、読み出し時にビット線(読み出しビット線RBLまたは共用ビット線RW−BL)に対して、プルアップまたはプルダウンの両動作を行うことができる。このため、ビット線を電源電圧Vccと接地電位GND間の所定電圧、たとえば電圧Vcc/2にプリチャージし、データ読み出し後に、その電位差をそのまま差動増幅することができ、結果として、リファレンスレベルを別途準備せずにすむという利点がある。
ビット線をプルダウンまたはプルアップする片側動作の場合、読み出した“1”データのビット線電位と、“0”データのビット線電位とがノイズ等により瞬間的に逆転することを防止するために、たとえば、ビット線電位がリファレンスレベルから十分下がるまではセンスアンプを動作できないことがある。
これに対し、リファレンスレベルを設けない本実施形態では、ビット線電位差がある程度開いたらセンスアンプを駆動でき、読み出し時間を短くしやすいという利点がある。
これに対し、リファレンスレベルを設けない本実施形態では、ビット線電位差がある程度開いたらセンスアンプを駆動でき、読み出し時間を短くしやすいという利点がある。
また、とくに第2,第3および第5実施形態では、データ保持時にビット線およびまたはワード線のすべてを接地電位GNDに固定することで、インバータINVを動作させないことから、待機電力を低減することができる。
なお、3トランジスタ型メモリセルと同じ利点としては、データ保持時でも、ストレージノードをフローティング状態にすし、データ保持のための消費電力を必要としない、および、読み出し前後においてストレージノード電位は変わらず、非破壊でデータ読み出しができるという利点がある。
1…半導体記憶装置、メモリセルアレイ2…メモリセルアレイ、3…センスアンプアレイ、MC1〜MC4…メモリセル、NM1…書き込みトランジスタ、NM2…読み出しトランジスタ、NM3…NMOSトランジスタ、PM…PMOSトランジスタ、INV…インバータ、SN…ストレージノード、XN…反転ノード、WBL…書き込みビット線、RBL…読み出しビット線、RW−BL…共用ビット線、WWL…書き込みワード線、RWL…読み出しワード線、CSL…コモンソース線、Iw…書き込み電流、Ipd…プルダウン電流、Ipu…プルアップ電流
Claims (5)
- メモリセルアレイを構成する各メモリセルが、データ入力用の書き込みトランジスタと、データ出力用の読み出しトランジスタと、前記書き込みトランジスタから入力したデータを保持するストレージノードと、を備える半導体記憶装置であって、
書き込みワード線により制御される前記書き込みトランジスタが、書き込みビット線と前記ストレージノードとの間に接続され、
前記ストレージノードと読み出しビット線との間に、インバータと、読み出しワード線により制御される前記読み出しトランジスタとが縦続接続されている
半導体記憶装置。 - 前記インバータが、前記読み出しワード線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記インバータが、前記書き込みビット線と基準電圧線との間に縦続接続され、各ゲートが前記ストレージノードに接続されているPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタからなる
請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記書き込みビット線と前記読み出しビット線とを、1本の配線で共用している
請求項2に記載の半導体記憶装置。 - 前記書き込みビット線と前記読み出しビット線とを、1本の配線で共用している
請求項3に記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
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