JP4432659B2 - プレス成形装置およびクッションリング - Google Patents

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本発明は、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置、およびクッションリングに関し、特にクッションリングの撓みを防止するための構成に関する。
従来から、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えた、絞り成形加工を行うプレス成形装置であって、成形加工時にダイとクッションリングとでワークを挟持しつつ、ワークをダイに対向して配置したポンチに押し付けることで、成形加工を行うプレス成形装置が知られている。例えば、特許文献1に記載される装置である。
このようなプレス成形装置は、図15、図16に示すように、上型となるダイ102と、ダイ102に対向して配置されるポンチ103と、ポンチ103と一体的に構成される下型104と、ポンチ103の周囲に配置される環状部材であるクッションリング105とを備えている。
そして、ダイ102を下降させての成形時に、該ダイ102のしわ押さえ面102aと、クッションリング105のしわ押さえ面105aとで、ダイ102とポンチ103との間に介在されたワークWを挟持して、加工後のワークWにしわや割れが発生することを防止している。
特開2002−86219号公報
前述のプレス成形装置での成形時には、ダイ102を下降させて、該ダイ102のしわ押さえ面102aと、クッションリング105のしわ押さえ面105aとでワークWを挟持した後に、ダイ102をさらに下降させ、ワークWをポンチ103に押し付けて変形させることによりワークWの成形加工を行い、ポンチ103とダイ102とでワークWを完全に挟み込むことにより成形が完了する。
ワークWをポンチ103に押し付けて成形加工する場合、ワークWの被加工部分には内側へ移動する方向に力がかかるため、ワークW周縁部を挟持しているクッションリング105の上部にも、内側方向の引っ張り力が作用する。
このクッションリング105の上部にかかる内側方向の力により、環状形状のクッションリング105の剛性が不足して、該クッションリング105の下部が外側へ広がる方向へ撓んで変形してしまう。成形加工時にクッションリング105に変形が生じると、該ダイ102のしわ押さえ面102aとクッションリング105のしわ押さえ面105aとの当たりが悪くなる。これにより、ワークWを充分に挟持することができず、加工後のワークWにしわや割れ等の不具合が生じ易くなるという問題がある。
特に、自動車のサイドパネル等といった大型のワークを絞り加工する際には、クッションリング105の剛性が不足しがちになり、クッションリング105の変形が顕著となる。
また、クッションリング105の撓みによるしわ・割れ発生を防止するためには、しわ押さえ面102a・205aを切削する等の作業が必要となって、煩雑であった。
上記課題を解決するプレス成形装置およびクッションリングは、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、クッションリングは、該クッションリングの開口部における、クッションリングのダイとの当接面側とは反対側の部分に架設され、プレス成形時の撓みを防止する補強材を有し、ポンチには、該ポンチにおける、前記補強材の形成箇所に相当する部分に、クッションリングをポンチへ嵌装した際に該補強材との干渉を避ける凹溝を形成し、ポンチとクッションリングの補強材とが接触することを防止している。
これにより、クッションリングの剛性を向上することができ、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止することができる。
従って、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、クッションリングの剛性が向上することで、該クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みも抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
また、ワークの下方の型を、下型を省略してポンチのみにて構成して、プレス成形装置を全体的にコンパクトに構成することが可能となる。
さらに、撓み防止の効果を大きくすることができる
また、請求項2記載の如く、前記クッションリングの補強材は、クッションリングの開口部に架設される補強リブである
これにより、補強材を設けるための特別な材料や作業を要することがなく、プレス成形装置がコストアップすることもない
また、請求項3記載の如く、前記クッションリングの補強材は、クッションリングの開口部に架設されるワイヤである。
これにより、補強材を軽量とすることができ、張力(補強力)の設定を比較的容易に行うことが可能となる。また、該ワイヤの張力を調節して、クッションリングの補強度合いを比較的容易に調整することが可能となっている
また、請求項4記載の如く、前記補強リブは、クッションリングと一体成形され、または締結部材によりクッションリングと締結されている
これにより、クッションリングを強固に補強することができ、クッションリングの撓みを効果的に抑えることが可能となる
また、請求項5記載の如く、前記ワイヤには引っ張り張力が付与され、付与される引っ張り張力を調節可能とした
これにより、クッションリング上部にかかる内側方向の力の大きさに応じて、最適な張力に調節することができ、クッションリングの撓みを効果的に抑えて、高精度な成形加工を実現することができる
また、請求項6記載の如く、前記ポンチの下端には下方へ延出する脚部が形成され、該ポンチの側面にはフック部材を付設するための付設用穴が形成され、ポンチとクッションリングとを同一床面上に設置すると、前記付設用穴がクッションリングよりも上方に位置する
これにより、ポンチとクッションリングとを同一床面上に設置して、ポンチの側面に吊り下げ用のフックを取り付け、該フックを用いてポンチを吊り下げて引き抜くことが可能となる
また、請求項7記載の如く、前記プレス成形装置においては、クッションリングの下方にクッションピンが配設されており、該クッションピンはクッションリングの本体部分および補強材を支持する
これにより、クッションリングの上部に内側方向の力がかかった場合でも、補強構造材が屈曲するように撓むことを防止することができる
また、請求項8記載の如く、プレス成形装置に備えられるクッションリングであって、該クッションリングの開口部における、クッションリングのダイとの当接面側とは反対側の部分に架設され、プレス成形時の撓みを防止する補強材を有する
これにより、クッションリングの剛性を向上することができ、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止することができる
従って、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる
また、クッションリングの剛性が向上することで、該クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みも抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる
また、ワークの下方の型を、下型を省略してポンチのみにて構成して、プレス成形装置を全体的にコンパクトに構成することが可能となる
さらに、撓み防止の効果を大きくすることができる
また、請求項9記載の如く、前記補強材は、クッションリングの開口部に架設される補強リブである
これにより、補強材を設けるための特別な材料や作業を要することがなく、プレス成形装置がコストアップすることもない
また、請求項10記載の如く、前記補強材は、クッションリングの開口部に架設されるワイヤである
これにより、補強材を軽量とすることができ、張力(補強力)の設定を比較的容易に行うことが可能となる。また、該ワイヤの張力を調節して、クッションリングの補強度合いを比較的容易に調整することが可能となっている
また、請求項11記載の如く、前記補強リブは、クッションリングと一体成形され、または締結部材によりクッションリングと締結されている
これにより、クッションリングを強固に補強することができ、クッションリングの撓みを効果的に抑えることが可能となる
また、請求項12記載の如く、前記ワイヤには引っ張り張力が付与され、付与される引っ張り張力を調節可能とした
これにより、クッションリング上部にかかる内側方向の力の大きさに応じて、最適な張力に調節することができ、クッションリングの撓みを効果的に抑えて、高精度な成形加工を実現することができる
本発明によれば、クッションリングの剛性を向上することができ、ワークの成形加工時のクッションリングの撓み・変形を防止することができる。
従って、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、クッションリングの剛性が向上することで、該クッションリングに機械加工を施すときの加工力による撓みも抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
また、ワークの下方の型を、下型を省略してポンチのみにて構成して、プレス成形装置を全体的にコンパクトに構成することが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1、図2に示すプレス成形装置1は絞り成形を行うものであり、上型となるダイ2と、ダイ2に対向して(図1においては下方に)配置されるポンチ3と、ポンチ3の周囲に配置される環状部材であるクッションリング5とを備えている。
ダイ2は上下駆動可能に構成されており、クッションリング5はダイ2に従動可能(つまりダイ2の上下動に追随して上下動が可能)に構成されている。
そして、クッションリング5およびポンチ3はボルスター6上に載置されている。
また、ダイ2下面の外周部にはしわ押さえ面2aが形成され、クッションリング5の上面にはダイ2のしわ押さえ面2aに対応した位置にしわ押さえ面5aが形成されており、しわ押さえ面2aとしわ押さえ面5aとは当接可能に構成されている。
ダイ2とポンチ3との間には被加工部材である板状のワークWが介在しており、該ワークWをプレス成形装置1により成形加工するときには、まず、ダイ2を下降させて、該ダイ2のしわ押さえ面2aと、クッションリング5のしわ押さえ面5aとでワークWの周縁部を挟持する(図1に示す状態)。
その後、ダイ2をさらに下降させ、ワークWをポンチ3の加工面3aに押し付けて変形させることによりワークWの成形加工を行い、図3に示すように、ポンチ3の加工面3aとダイ2の加工面2bとでワークWを完全に挟み込むことにより成形が完了する。
この際、クッションリング5は、ワークWを挟持した状態を保持しながら、ダイ2とともに下降する。
クッションリング5の開口部5bの下部内面には、補強材として作用する複数のリブ51が架設されている。リブ51は、例えば開口部5bの下部における、互いに略対向する内面同士を連結しており、各リブ51はその交点51aにて一体的に連結されている。
前記ポンチ3はクッションリング5の開口部5bに嵌装されており、該ポンチ3の下部には、リブ51との干渉を避けるための凹部31が形成されている。該凹部31は、クッションリング5に形成されるリブ51の形状に合わせて形成されている。
ここで、ダイ2の下降により、ワークWをポンチ3の加工面3aに押し付けて変形させる場合、ワークWの被加工部分には内側へ移動する方向に力がかかるため、ワークWの周縁部を挟持しているクッションリング5の上部にも、内側方向の引っ張り力が作用する。
クッションリング5の上部に内側方向への引っ張り力が作用した場合、図15に示すクッションリング105のように補強材を備えていないと、クッションリング105の下部が外側へ広がる方向に撓んでしまうが、本クッションリング5では、複数のリブ51を開口部5bの下部に架設することで、撓みが発生することを抑えている。
このように、クッションリング5の開口部5bに補強材となるリブ51を設けることで、クッションリング5の剛性を向上することができ、ワークWの成形加工時のクッションリング5の撓み・変形を防止することができる。これにより、煩雑な調整作業等を要することなく、成形加工後のワークWにしわや割れの発生を抑えることができて、成形加工精度を向上することができる。
また、クッションリング5の剛性が向上することで、該クッションリング5に機械加工を施すときの加工力による撓みも抑制することができ、機械加工精度を向上することもできる。
特に、リブ51は、内側方向への力がかかるクッションリング5の上部とは反対側の部分である下部に架設されているので、撓み防止の効果が大きい。
また、クッションリング5の補強材となるリブ51は、クッションリング5の鋳造時に同時に一体成形することが可能であるので、補強材を設けるための特別な材料や作業を要することがなく、プレス成形装置1がコストアップすることもない。
また、図15に示す従来のプレス成形装置では、ワークWの下方の型をポンチ103と下型104とで構成していたが、本プレス成形装置1では下型を省略してポンチ3のみにて構成しているため、プレス成形装置1を全体的にコンパクトに構成することが可能となっている。
また、前述のクッションリング5に設けられる補強材としてのリブ51は、クッションリング5と一体的に成形されるものであるが、図4に示すように、クッションリング51と別体に構成される補強棒52を開口部5bに架設することも可能である。
補強棒52の両端からは支持部52aがそれぞれ突出しており、該支持部52aがクッションリング5の下部に形成された支持孔5cに挿入されている。支持部52aの先端部には螺子が形成されており、該先端部はクッションリング5の外側に突出している。この外側に突出した支持部52aの先端部にナット等の締結部材を締結することで、補強棒52をクッションリング5の開口部5bに架設している。
このように、金属部材等の剛体にて構成される補強棒52をクッションリング5に締結して開口部5bに架設することで、補強材を架設する場所や架設する補強材の本数等の変更を比較的容易に行うことが可能となる。
また、クッションリング5の補強材を前記リブ51や補強棒52といったような剛体にて構成することで、クッションリング5を強固に補強することができ、クッションリング5の撓みを効果的に抑えることが可能となる。
さらに、クッションリング5の開口部5bに設けられる補強材は、図5に示すように、該開口部5bに架設されるワイヤ53にて構成することも可能である。
ワイヤ53は、例えば、その両端53aをクッションリング5の上部に固定するとともに、該クッションリング5内に設けられるローラ5dに巻回されて、開口部5bの下部に張設されている。
このように、ワイヤ53を開口部5bに張設することでも、クッションリング5を補強して撓みを防ぐことができる。
そして、張設したワイヤ53を補強材とすることで、補強材を軽量とすることができ、張力(補強力)の設定を比較的容易に行うことが可能となる。また、該ワイヤ53の張力を調節して、クッションリング5の補強度合いを比較的容易に調整することが可能となっている。
補強材をワイヤ53にて構成した場合の張力の調節は、例えば図6に示すように、クッションリング5の下方から突起物54を突出してワイヤ53に当接させ、その当接度合いを制御することでワイヤ53の張力を調節するように構成することができる。
このように構成することで、ワイヤ53の張力をアクティブに調節することが可能となって、クッションリング5上部にかかる内側方向の力の大きさに応じて、最適な張力に調節することができ、クッションリング5の撓みを効果的に抑えて、高精度な成形加工を実現することができる。
また、従来のプレス成形装置では、下方に配置したポンチ103の上方からクッションリングを嵌装するようにしていたが、図7に示すように、段取り作業時等に、補強材のリブ51を設けた本発明にかかるクッションリング5をポンチ103の上方から嵌装しようとすると、ポンチ103とリブ51とが干渉して嵌装することができない。
従って、図8に示すように、プレス成形装置1では、ポンチ3の下部におけるリブ51の形成箇所に相当する部分に、クッションリング51をポンチ3へ嵌装した際にリブ51との干渉を避ける凹溝31を形成するとともに、クッションリング5に対してポンチ3を引き抜くような構造としている。
このように、ポンチ3を上方へ引き抜く際には、ポンチ3に吊り下げ用フックを付設して、該フックに吊り下げ用のワイヤ等を掛けてポンチ3を吊り下げることが必要となる。この吊り下げ用のフックは、ポンチ3に形成されるフック付設用穴に挿入または螺装されるが、この吊り穴はワークWの加工形状を決定するポンチ3の加工面3aには形成することができず、ポンチ3の側面に形成する必要がある。
しかし、図9に示すように、ポンチ3の側面3bに形成されるフック付設用穴3gは、その周囲をクッションリング5に覆われているため、このままではフック付設用穴3gにフックを挿入等することができない。
そこで、プレス成形装置1においては、ポンチ3の下端から下方へ延出する脚部3cを形成して、ポンチ3の側面3bに吊り下げ用フック3dを取り付けることを可能としている。
つまり、ポンチ3の下方に配置されるボルスター6に脚収納穴6aを形成しておき、ワークWの成形加工を行う通常時にはポンチ3の脚3cを脚収納穴6aに収納して、該ポンチの加工面3aのみがクッションリング5の上方に出て、側面3bの周囲はクッションリング5に覆われるようにする。
そして、段取り作業等を行う際には、ポンチ3をクッションリング5とともに吊り下げて他所へ持ち運び、平らな床面7に載置する。なお、ポンチ3とクッションリング5とを持ち運ぶ場合には、クッションリング5の外周部に取り付けられたフック5eを用いて吊り下げを行う。
図10に示すように、ポンチ3およびクッションリング5を床面7に載置すると、ポンチ3がクッションリング5に対して脚部3cの高さ分だけせり上がって、フック付設用穴3gが形成されたポンチ3の側面3bがクッションリング5の上方に位置することとなる。
側面3bをクッションリング5の上方に位置させた状態とすることで、ポンチ3の側面3bに吊り下げ用フック3dを取り付け、該フック3dを用いてポンチ3を吊り下げて引き抜くことが可能となる。
また、プレス成形装置1においては、クッションリング5の下方に上方付勢された多数のクッションピン8を配置して該クッションリング5を支持しているが、リブ51が形成されたクッションリング5の場合、クッションリング5の本体部分のみならず補強構造材であるリブ51の部分をもクッションピン8にて支持することが可能となる。
図12に示すように、クッションリング5の上部に内側方向の力がかかると、リブ51が屈曲するように撓むことが考えられるが、このように、クッションピン8にてクッションリング5の本体部分およびリブ51を下方から支持することで、このような撓みを抑制することが可能となっている。
また、図13に示すように、ポンチ3の側面には、ポンチ3に対してクッションリング5をスライド可能とするスライド座3eをビス等の締結部材により締結するため、タップ加工機9によりタップ加工を施す必要がある。
本プレス成形装置1においては、ポンチ103の周囲に下型104が存在する従来のプレス成形装置とは異なり、ポンチ3の周囲に下型がないため、タップ加工作業時にポンチ103周囲の下型104とタップ加工機9とが干渉して作業が行いにくいといったようなこともなく、容易かつ迅速にタップ加工作業を行うことができる。
また、プレス形成装置1では、従来のような下型104を省略して独立したポンチ3を構成し、該ポンチ3を上方へ引き抜く構造としているので、図14にしているように、クッションリング5の厚み寸法d及び高さ寸法hを大きく構成することができ、クッションリング5自体を高剛性化することも可能である。
本発明にかかるプレス成形装置を示す側面断面図である。 プレス成形装置に備えられるクッションリングを示す平面図である。 ポンチの加工面とダイの加工面とでワークを完全に挟み込んで成形加工が行われている様子を示す側面断面図である。 クッションリングの補強材の第二の実施例を示す側面断面図である。 クッションリングの補強材の第三の実施例を示す側面断面図である。 図5に示す補強材であるワイヤの張力を制御可能にした例を示す側面断面図である。 従来のポンチおよび下型の構造では、本発明にかかるクッションリングを上方から嵌装できないことを示す側面断面図である。 ポンチをクッションリングに対して上方へ引き抜き可能とした構造を示す側面断面図である。 脚部を設けたポンチの成形加工時の状態を示す側面断面図である。 脚部を設けたポンチの段取り作業時の状態を示す側面断面図である。 クッションリングのリブがクッションピンにより支持されている様子を示す側面断面図である。 クッションリングの上部にかかる内側方向の力によりリブが屈曲する様子を示す側面断面図である。 タップ加工機によるポンチに対するスライド座取り付け用のタップ穴加工の様子を示す側面図である。 クッションリングの厚み寸法および高さで寸法を示す側面断面図である。 従来のプレス成形装置を示す側面断面図である。 従来のクッションリングを示す平面図である。
W ワーク
1 プレス成形装置
2 ダイ
3 ポンチ
5 クッションリング
31 凹部
51 リブ

Claims (12)

  1. ダイ、ポンチ、およびクッションリングを備えるプレス成形装置であって、
    クッションリングは、該クッションリングの開口部における、クッションリングのダイとの当接面側とは反対側の部分に架設され、プレス成形時の撓みを防止する補強材を有し、
    ポンチには、該ポンチにおける、前記補強材の形成箇所に相当する部分に、クッションリングをポンチへ嵌装した際に該補強材との干渉を避ける凹溝を形成し、ポンチとクッションリングの補強材とが接触することを防止していることを特徴とするプレス成形装置。
  2. 前記クッションリングの補強材は、クッションリングの開口部に架設される補強リブであることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形装置。
  3. 前記クッションリングの補強材は、クッションリングの開口部に架設されるワイヤであることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形装置。
  4. 前記補強リブは、クッションリングと一体成形され、または締結部材によりクッションリングと締結されていることを特徴とする請求項2に記載のプレス成形装置。
  5. 前記ワイヤには引っ張り張力が付与され、付与される引っ張り張力を調節可能としたことを特徴とする請求項3に記載のプレス成形装置。
  6. 前記ポンチの下端には下方へ延出する脚部が形成され、該ポンチの側面にはフック部材を付設するための付設用穴が形成され、
    ポンチとクッションリングとを同一床面上に設置すると、前記付設用穴がクッションリングよりも上方に位置することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のプレス成形装置。
  7. 前記プレス成形装置においては、クッションリングの下方にクッションピンが配設されており、該クッションピンはクッションリングの本体部分および補強材を支持することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載のプレス成形装置。
  8. プレス成形装置に備えられるクッションリングであって、該クッションリングの開口部における、クッションリングのダイとの当接面側とは反対側の部分に架設され、プレス成形時の撓みを防止する補強材を有することを特徴とするクッションリング
  9. 前記補強材は、クッションリングの開口部に架設される補強リブであることを特徴とする請求項8に記載のクッションリング。
  10. 前記補強材は、クッションリングの開口部に架設されるワイヤであることを特徴とする請求項8に記載のクッションリング。
  11. 前記補強リブは、クッションリングと一体成形され、または締結部材によりクッションリングと締結されていることを特徴とする請求項9に記載のクッションリング。
  12. 前記ワイヤには引っ張り張力が付与され、付与される引っ張り張力を調節可能としたことを特徴とする請求項10に記載のクッションリング。
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