JP4431876B2 - 車両用キーレスエントリ装置 - Google Patents

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本発明は車両用キーレスエントリ装置に係り、詳しくは車両のドアロック及びパワーウインドウを遠隔操作可能な車両用キーレスエントリ装置に関するものである。
近年、車両のドアロックを遠隔操作する車両用キーレスエントリ装置が実用化されており、この種のキーレスエントリ装置は、運転者が所持するトランスミッタ(送信機)からボタン操作に応じてID信号及び操作指令信号を送信し、これらの信号を車両側のレシーバ(受信機)で受信してID信号を認証した場合には、操作指令信号に応じてドアロックを作動させて各ドアをロック(施錠)又はアンロック(開錠)するように構成されている。このような利便性から、ドアロックのみならず車両のパワーウインドウにも適用したキーレスエントリ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたキーレスエントリ装置では、例えば送信機に設けられた操作ボタンを押圧操作してドアロックをアンロックした後、再び操作ボタンを長押しすることで車両に搭乗することなくパワーウインドウをダウンできるように構成されている。
一方、この種のキーレスエントリ装置では、例えばカバンやズボンのポケットの中でトランスミッタの操作ボタンが不用意に押圧される虞があり、このような運転者の意図しないボタン操作を防止するために、ドアのアンロックから所定時間経過してもドアが開操作されないときには、オートロック機能として自動的にドアをロックし、これにより車両室内の物品の盗難を防止している。
又、炎天下に駐車した車両に搭乗するとき等には、運転者は事前にトランスミッタによりドアのアンロックと共に高温の車室内を換気すべくパワーウインドウをダウン操作する場合がある。このときの運転者の搭乗は換気完了まで遅れるため、所定時間が経過してもドアが開操作されずにオートロック機能によりドアが自動ロックされ、再びトランスミッタでドアをアンロック操作する必要が生じる。そこで、上記特許文献1のキーレスエントリ装置では、パワーウインドウをダウン操作したときにはオートロック機能をキャンセルしてドアをアンロック状態に保持する対策を講じている。
特許第3284808号明細書
ところで、上記したような運転者の意図しないボタン操作は、ドアのアンロックのみならずパワーウインドウの開操作に対しても発生し、偶然にドアのアンロック後にパワーウインドウの開操作が行われることもある。このような場合、特許文献1のキーレスエントリ装置ではオートロック機能がキャンセルされるため、運転者が気付かないままドアアンロック且つパワーウインドウダウンで車両が放置されることになり、盗難防止上望ましくないという問題があった。
一方、炎天下での駐車等には、換気により車室内の温度上昇を抑制するためにパワーウインドウを僅かに開けて駐車することがあるが、この場合にもトランスミッタによるパワーウインドウのダウン操作を受けてオートロック機能がキャンセルされるため、そのままではドアはアンロック状態であり、運転者がトランスミッタによりドアをロックする必要が生じ、操作が煩雑になるという問題もあった。
尚、以上はオートロック機能のキャンセルに起因して不具合が発生した場合を説明したが、勿論、オートロック機能を備えないキーレスエントリ装置でも同様の不具合が生じてしまう。
そこで、発明の目的は、運転者の意図しないトランスミッタの操作が行われたときでも、ドアアンロック及びパワーウインドウダウンのまま車両が放置される事態を未然に防止することができると共に、換気のためにパワーウインドウを僅かに開けて駐車するときに、運転者によるドアのロック操作を不要として使い勝手を向上させることができる車両用キーレスエントリ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、操作ボタンの操作に応じて携帯型の送信機から送信される操作指令信号を車両に搭載された受信機で受信し、操作指令信号に基づいて制御手段により車両のドアロック及びパワーウインドウを制御する車両用キーレスエントリ装置において、パワーウインドウの開度を判定するウインドウ開度判定手段を備え、制御手段が、送信機からの操作指令信号に基づきドアロックのアンロック及びパワーウインドウのダウンを実行した後、ドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずに予め設定された所定時間が経過したときに、ドアロックのロック及びパワーウインドウのアップを実行する一方、送信機からの操作指令信号に基づきドアロックのアンロック及び上記パワーウインドウのダウンを実行したときに、ウインドウ開度判定手段により判定されたパワーウインドウの開度が所定値未満であると、ドアロックのロックを実行するものである。
従って、運転者が意図せずに送信機の操作ボタンが操作されて、ドアロックのアンロック及びパワーウインドウのダウンが行われた場合でも、ドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずに所定時間が経過したとき、即ち、運転者が車両から離れたことが推測されるときには、自動的にドアロックのロック及びパワーウインドウのアップが行われる。その結果、ドアアンロック及びパワーウインドウダウンのまま車両が放置される事態が未然に防止される。
一方、例えばウインドウ開度判定手段は、パワーウインドウの作動時間或いは実際の検出値に基づいてパワーウインドウの開度を判定する。そして、換気のためにパワーウインドウを僅かに開けて駐車するとき等には、ウインドウ開度判定手段により判定されたパワーウインドウの開度が所定値未満となることを受けて自動的にドアロックがロックされるため、運転者が再び送信機によりロック操作する必要がなくなる。
以上説明したように請求項1の発明の車両用キーレスエントリ装置によれば、運転者の意図しない送信機の操作が行われて、ドアロックのアンロック及びパワーウインドウのダウンが実行されたときでも、ドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずに所定時間が経過すると、自動的にドアロックのロック及びパワーウインドウのアップを行うようにしたため、ドアアンロック及びパワーウインドウダウンのまま車両が放置される事態を防止して、車室内の物品の盗難、ひいては車両の盗難を確実に回避でき、一方、換気のためにパワーウインドウを僅かに開けて駐車するとき等には、自動的にドアロックがロックされるため、運転者が再び送信機によりロック操作する必要がなくなり、その使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した車両用キーレスエントリ装置の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態の車両用キーレスエントリ装置を示す全体構成図であり、キーレスエントリ装置は、主として運転者が携帯するトランスミッタ(送信機)1と、車両側に搭載されたレシーバ(受信機)2及びECU(制御手段)3とから構成されている。
レシーバ2はECU3の入力側に接続され、ECU3の出力側には、車両の各ドア毎に設けられたオートドアロック(図示なし)の開閉を行うドアロックモータ4、同じく各ドア毎に設けられたパワーウインドウ(図示なし)の開閉を行うパワーウインドウモータ5が接続されている。
又、ECU3の入力側には各ドアの開操作を検出するドアスイッチ6及びエンジン始動等を行うためのイグニションスイッチ7が接続されると共に、上記ドアロックモータやパワーウインドウモータ、更には図示しないトランクオープナ、サンルーフ用モータ、ドアミラー格納モータ等を作動させるための各種マニュアルSW8が接続されている。
トランスミッタ1はリモコン式の小型の電波送信機であり、掌に納まる大きさのキーホルダタイプであって携帯可能になっている。トランスミッタ1の内部には発振回路等を備えた基板が収納されているが、その構成は公知であるため、ここではその詳細については説明を省略する。
トランスミッタ1の上面にはロックボタン11及びアンロックボタン12が設けられ、これらの押しボタン11,12は上記発振回路に電気的に接続されている。トランスミッタ1の一側にはアンテナ13が内蔵され、ロックボタン11やアンロックボタン12が押圧操作されると、その押圧操作に応じた操作指令信号が車両毎に登録されたIDコードと共に発振回路から出力され、アンテナ13から電波として送信される。
レシーバ2は、例えば車室内後部のパーセル部等の電波を受け易い位置に設置されている。レシーバ2の内部には同調回路や検波回路等が組み込まれた基板が収納され、基板にはアンテナ14が接続されている。トランスミッタ1からの電波はアンテナ14により受信されてレシーバ2により正規IDコードと照合され、受信したIDコードが正規IDコードと認証されるとレシーバ2からECU3側に操作指令信号が出力され、操作指令信号に基づいてECU3によりドアロックモータ4やパワーウインドウモータ5が駆動制御される。
次に、トランスミッタ1のロックボタン11及びアンロックボタン12の押圧操作によるドアロックモータ4及びパワーウインドウモータ5の作動状況を説明する。
基本的に、ロックボタン11はドアのロック操作及びパワーウインドウのアップ操作に用いられ、アンロックボタン12はドアのアンロック操作及びパワーウインドウのダウン操作に用いられる。尚、以下の説明ではIDコードに関する処理を省略するが、実際には操作指令信号毎にIDコードの処理が行われる。
まず、運転者によりロックボタン11が押圧されると(ロック操作)、トランスミッタ1からは操作指令信号としてロック信号DRlが送信され、レシーバ2でのIDコードの認証後にロック信号DRlがECU3側に出力され、ECU3によりドアロックモータ4が駆動制御されて、車両の各ドアがロックされる。
又、上記ロックボタン11の押圧から後述する待機時間T1内に再びロックボタンが2sec以上長押しされると(アップ操作)、トランスミッタ1からは操作指令信号としてアップ信号PWupが送信され、レシーバ2を介してアップ信号PWupを入力したECU3によりパワーウインドウモータ5が駆動制御されて、各ドアのパワーウインドウのアップが開始される。
一方、アンロックボタン12が押圧されると(アンロック操作)、トランスミッタ1からは操作指令信号としてアンロック信号DRunlが送信され、レシーバ2を介してアンロック信号DRunlを入力したECU3によりドアロックモータ4が駆動制御されて、各ドアがアンロックされる。
又、上記アンロックボタン12の押圧から待機時間T1内に再びアンロックボタン12が2sec以上長押しされると(ダウン操作)、トランスミッタ1からは操作指令信号としてダウン信号PWdwnが送信され、レシーバ2を介してダウン信号PWdwnを入力したECU3によりパワーウインドウモータ5が駆動制御されて、各ドアのパワーウインドウのダウンが開始される。
更に、上記パワーウインドウのアップ又はダウン中において、再びロックボタン11或いはアンロックボタン12が押圧されると(ストップ操作)、トランスミッタ1からは操作指令信号としてストップ信号PWspが送信され、レシーバ2を介してストップ信号PWspを入力したECU3によりパワーウインドウモータ5の駆動が中止されて、アップ又はダウン中のパワーウインドウが任意の位置で停止される。尚、このようにパワーウインドウを停止する際の押しボタンを限定しないのは、緊急停止を要する場合があるとの配慮からである。
そして、ECU3は特許文献1に開示された従来技術と同様に、運転者によるドアのアンロック操作から待機時間T1が経過してもドアが開放操作されないときには、オートロック機能として自動的にドアをロックして車両室内の物品の盗難を防止すると共に、待機時間T1内においてパワーウインドウがダウン操作されたときには、オートロック機能をキャンセルしてドアをアンロック状態に保持し、これにより運転者がトランスミッタ1で再びアンロック操作する手間を省いている。
加えて本実施形態では、このようにパワーウインドウのダウン操作に基づいてオートロック機能がキャンセルされたにも拘わらず、ドアの開操作やイグニションキー操作が行われずに後述する換気所要時間T4が経過すると、運転者に搭乗の意志がないと見なし、自動的にドアをロックすると共にパワーウインドウを全閉することで盗難防止を図っている。
更に、パワーウインドウのダウン操作に基づいてオートロック機能をキャンセルしたものの、ウインドウ開度が僅かな場合には、駐車中の車室内の換気が目的と見なし、オートロック機能を復帰させてドアをロックすることで、運転者が再びロック操作する手間を省いている。
これらのオートドアロック及びパワーウインドウの制御は図2,3に示すパワーウインドウダウン制御ルーチンに基づいてECU3により実行され、以下、当該ルーチンについて詳述する。
ECU3は図2,3のルーチンを所定の制御インターバルで実行する。まず、ステップS2でオートドアロックのアンロック信号DRunlを入力したか否かを判定し、判定がNo(否定)の間はステップS2の処理を繰り返す。運転者によりアンロック操作が行われてアンロック信号DRunlを入力すると、ECU3はステップS2でYes(肯定)の判定を下し、ステップS4に移行してドアロックモータ4を駆動制御して、ドアをアンロックする。
ECU3は続くステップS6でオートロック(AL)用タイマTM1をセットし、ステップS8でパワーウインドウ(PW)用タイマTM2をセットする。AL用タイマTM1は、上記オートロック機能を作動させるタイミングを計時するためのタイマであり、PW用タイマTM2は、ドアのアンロック後にパワーウインドウのダウン操作の受付時間を計時するためのタイマであり、本実施形態ではこれらのタイマTM1,TM2を共通の待機時間T1(例えば、30sec)として設定しているが、異なる時間に設定してもよい。
その後、ECU3はステップS10でドアスイッチ6の出力に基づいて何れかのドアが開操作されたか否かを判定し、続くステップS12でAL用タイマTM1及びパワーウインドウ用タイマTM2が待機時間T1に達したか否かを判定し、ステップS14でパワーウインドウのダウン信号PWdwnを入力したか否かを判定する。ステップS10でドアの開操作が行われず、ステップS12で未だ待機時間T1が経過せず、ステップS14でダウン信号PWdwnを入力していない間は、ステップS10〜14の処理を繰り返す。
そして、ステップS10の判定がYesになるとステップS2に戻り、再びアンロック信号DRunlの入力を待つ。運転者によるアンロック操作は搭乗等を目的としてドアを開操作する際に行われ、ドアを開操作することなくアンロック操作が単独で行われることは、一般的な使用状況ではまずない。よって、アンロック操作から待機時間T1が経過する前にドアが開操作された場合には、運転者が意識的にアンロック操作したものと見なすことができ、ECU3はアンロック操作に対応してドアをアンロックした後は、何ら処理を行うことなく待機する。
又、ECU3はステップS12の判定がYesになると、ステップS16でドアロックモータ4を駆動制御して各ドアをロックし、その後、ステップS2に戻ってアンロック信号DRunlの入力を待つ。このようにドアが開操作されずに待機時間T1が経過した場合には、アンロック操作が運転者の意図しないものであったとき、例えばカバンやズボンのポケットの中でトランスミッタ1のアンロックボタン11が不用意に押圧されたとき等と見なすことができ、ECU3はオートロック機能としてステップS16の処理を実行し、これによりドアがアンロックのまま車両が放置される事態が防止される。
一方、ステップS14の判定がYesになると、ECU3はステップS18に移行してパワーウインドウモータ5を駆動制御して、パワーウインドウのダウンを開始する。このように待機時間T1の経過前において、ドアが開操作されることなく運転者によりパワーウインドウのダウン操作が行われた場合には、車室内の換気が目的と見なすことができ、このときのECU3はステップS20以降の処理を実行する。
まず、ステップS20でオートロック・パワーウインドウ(AL・PW)アップ用タイマTM3をセットし、ステップS22でパワーウインドウ(PW)ストップ用タイマTM4をセットした後、ステップS24でPWストップ用タイマTM4が作動所要時間T2(例えば、5sec)に達したか否かを判定する。作動所要時間T2は、パワーウインドウを全ストローク(全閉と全開との間)作動させるために要する時間として予め設定されたものである。
続くステップS26ではストップ信号PWspを入力したか否かを判定し、判定がNoのときにはステップS24に戻る。作動所要時間T2の経過前にストップ信号PWspを入力してステップS26の判定がYesになると、ステップS28でダウン中のパワーウインドウを停止する。その後、ステップS30でPWストップ用タイマTM4が開度判定時間T3(例えば、1sec)未満であるか否かを判定し(ウインドウ開度判定手段)、判定がYesのときにはステップS32でドアロックモータにより各ドアをロックして、ルーチンを終了する(制御手段)。
PWストップ用タイマTM4の値はパワーウインドウの作動時間、換言すればウインドウ開度と相関し、開度判定時間T3は不正なドアの解錠に利用されない程度(より具体的には、手や器具を車室内に差し入れ不能な程度)の小さなウインドウ開度と対応して設定されている。よって、この場合のパワーウインドウのダウン操作は、搭乗に先立って高温の車室内を換気する目的ではなく、駐車中の換気により車室内の温度上昇を抑制するためと見なせ、その後に車両は駐車されるが、ステップS32の処理によりドアアンロックのまま車両が放置される事態が防止される。
尚、このようにパワーウインドウの作動時間に基づいてウインドウ開度を判定する代わりに、図1に破線で示すように、ECU3の入力側にウインドウ開度を直接検出するウインドウ開度センサ21を接続し、このウインド開度センサ21により検出されたウインドウ開度に基づいてステップS30の判定処理を実施してもよい(ウインドウ開度判定手段)。
一方、上記ステップS24の判定がYesとなってパワーウインドウの全開が推測されるとき、或いは上記ステップS30の判定がNoとなってパワーウインドウが全開ではないものの開度判定時間T3相当以上の開度であると推測されるときには、ECU3はステップS34に移行する。ステップS34ではAL・PWアップ用タイマTM3が予め設定された換気所要時間T4に達したか否かを判定し、判定がNoのときにはステップS36に移行して、ドアスイッチ6とイグニションスイッチ7に基づいてドアの開操作或いはイグニションキー操作が行われたか否かを判定する。ドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずにステップS36の判定がNoのときには上記ステップS24に戻ってステップS34,36の処理を繰り返し、ドアの開操作或いはイグニションキー操作の何れかが行われてステップS36の判定がYesになると、ステップS38に移行してAL・PWアップ用タイマTM3をリセットした後にルーチンを終了する。
換気所要時間T4は炎天下でも換気により車室内温度を十分低下できる時間より長く設定されている。よって、換気所要時間T4の経過以前にステップS36の判定がYesになった場合には、パワーウインドウのダウン操作が換気を目的として運転者により意識的に行われたものであり、そのまま車両が駐車される可能はないと見なせ、AL・PWアップ用タイマTM3をリセットするだけで、特に盗難防止のための処理は行っていないのである。
一方、ステップS36の運転者の操作が何ら行われることなく換気所要時間T4が経過した場合には、ECU3はステップS34からステップS40に移行して、各ドアをロックすると共にパワーウインドウをアップさせて全閉状態とする(制御手段)。
このように開換気所要時間T4以上に亘ってパワーウインドウが開度判定時間T3相当以上の開度で開かれているときには、上記した待機時間T1の場合と同様にドアのアンロック操作が運転者の意図しないものであり、しかも、その後のパワーウインドウのダウン操作も意図しないものであると見なせ、具体的にはカバンやズボンのポケットの中でトランスミッタ1のアンロックボタン11が不用意に押圧された場合等が挙げられる。よって、このときの運転者は車両に搭乗することなく駐車することが推測されるが、ステップS40の処理によりドアアンロック及びパワーウインドウダウンのまま車両が放置される事態が防止される。
以上のように本実施形態の車両用キーレスエントリ装置では、運転者によるドアのアンロック操作から待機時間T1が経過する以前にパワーウインドウがダウン操作されたときには(ステップS18がYes)、自動的にドアをロックするオートロック機能キャンセルし、一方、その後にドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずに換気所要時間T4が経過したときには(ステップS34がYes)、ドアロック及びパワーウインドウの全閉を行うようにした(ステップS40)。
従って、運転者が意図せずにトランスミッタ1によりドアのアンロック操作やパワーウインドウのダウン操作が行われてしまい、その後に運転者が車両から離れた場合でも、自動的にドアロック及びパワーウインドウの全閉が行われるため、ドアアンロック及びパワーウインドウダウンのまま車両が放置される事態を防止して、車室内の物品の盗難、ひいては車両の盗難を確実に回避することができる。
一方、運転者によるパワーウインドウのダウン操作に基づいてオートロック機能をキャンセルした場合であっても、盗難の虞がない開度判定時間T3相当未満のウインドウ開度のときには(ステップS30がYes)、オートロック機能を復帰させてドアをロックするようにした(ステップS32)。
従って、換気のためにパワーウインドウを僅かに開けて駐車するときには、オートロック機能が復帰して自動的にドアロックが行われるため、運転者が再びロック操作する必要がなくなり、オートロック機能のキャンセルによる操作の煩雑化を未然に防止して、その使い勝手を向上させることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態ではオートロック機能を備えたキーレスエントリ装置に具体化したが、必ずしもオートロック機能を備える必要はなく、オートロック機能を備えないキーレスエントリ装置に適用した上で上記ステップS18以降の処理を実行してもよく、この場合でも上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
又、上記実施形態ではキーレスエントリ装置によりオートドアロック及びパワーウインドウを操作可能としたが、キーレスエントリ装置の機能はこれに限ることはなく、例えばトランクオープナ、サンルーフ用モータ、ドアミラー格納モータ等も操作できるように構成してもよい。
実施形態の車両用キーレスエントリ装置を示す全体構成図である。 ECUが実行するパワーウインドウダウン制御ルーチンを示すフローチャートである。 同じくECUが実行するパワーウインドウダウン制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 トランスミッタ(送信機)
2 レシーバ(受信機)
3 ECU(制御手段、ウインドウ開度判定手段)
11 ロックボタン(操作ボタン)
12 アンロックボタン(操作ボタン)

Claims (1)

  1. 操作ボタンの操作に応じて携帯型の送信機から送信される操作指令信号を車両に搭載された受信機で受信し、該操作指令信号に基づいて制御手段により車両のドアロック及びパワーウインドウを制御する車両用キーレスエントリ装置において、
    上記パワーウインドウの開度を判定するウインドウ開度判定手段を備え、
    上記制御手段は、上記送信機からの操作指令信号に基づき上記ドアロックのアンロック及び上記パワーウインドウのダウンを実行した後、ドアの開操作及びイグニションキー操作が共に行われずに予め設定された所定時間が経過したときに、上記ドアロックのロック及び上記パワーウインドウのアップを実行する一方、上記送信機からの操作指令信号に基づき上記ドアロックのアンロック及び上記パワーウインドウのダウンを実行したときに、上記ウインドウ開度判定手段により判定されたパワーウインドウの開度が所定値未満であると、上記ドアロックのロックを実行することを特徴とする車両用キーレスエントリ装置。
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