JP4431816B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関する。特に、遊技機に装備された制御装置間を接続する信号線群の異常を検知するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の中には、上位制御装置と下位制御装置とが複数の信号線(すなわち、信号線群)で接続され、上位制御装置から信号線群を介して信号が下位制御装置に出力され、下位制御装置は入力する信号に応じて所定の動作を行うものがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された遊技機の一種であるパチンコ機では、遊技機の動作を統括的に制御するメイン制御基板と、メイン制御基板に接続されたサブ制御基板(例えば、表示制御基板等)とを備える。メイン制御基板とサブ制御基板は信号線群によって接続される。そして、メイン制御基板は信号線群を介してサブ制御基板にコマンド信号を出力し、サブ制御基板は入力するコマンド信号に応じて所定の動作を行う。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−289961号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる遊技機においては、制御装置間を接続する信号線群が正常に接続される必要がある。例えば、信号線群がいわゆる逆差しされた場合は、一方の制御装置から他方の制御装置に出力される信号が異なるものとなり、他方の制御装置が正常に作動しないこととなる。このため、遊技機の各部の動作に不一致が生じることとなる。また、信号線群の一部が断線している場合も、一方の制御装置から他方の制御装置に出力される信号が異なるものとなり、同様の問題が生じる。あるいは、信号線群の間に不正基板(例えば、メイン制御基板から払出制御基板に出力される入賞信号を増加させる基板)が接続される場合もある。
本発明は、一方の制御装置からビット位置信号を出力することで、制御装置間を接続する信号線群の接続状態の異常を検知することができる遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための課題、手段及び効果】
上記課題を解決するために創作された請求項1に記載の遊技機は、上位制御装置と、下位制御装置と、上位制御装置と下位制御装置とを接続する複数の信号線から構成される信号線群とを備え、上位制御装置は信号線群を介して下位制御装置に信号を出力し、下位制御装置は上位制御装置から出力される信号に応じて所定の動作を行う遊技機である。前記の信号線群の両端には夫々コネクタが設けられており、各コネクタには複数の信号線の夫々に接続された端子が所定の順序で配置されている。前記の上位制御装置と下位制御装置には、夫々前記コネクタが差込まれるピンコネクタが備えられている。前記各ピンコネクタには、前記各コネクタの夫々の端子と接続される端子が所定の順序で配置されている。前記上位制御装置のピンコネクタの各端子と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子は前記信号線群によって接続されている。前記上位制御装置は、前記ピンコネクタの所定の端子からビット位置信号を出力するビット位置信号出力手段と、ビット位置信号出力手段によるビット位置信号の出力後に、前記ピンコネクタの各端子から信号を出力することによって、複数の信号からなるコマンドを出力するコマンド出力手段を備える。前記下位制御装置は、記憶手段と変換手段を備える。前記記憶手段は、前記ビット位置信号出力手段から出力されたビット位置信号が前記信号線群を介して前記下位制御装置のピンコネクタに入力されたときに、前記ビット位置信号が入力された端子の配置順序に基づいて、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子との接続関係を判断して記憶する。前記変換手段は、前記記憶手段によって記憶された接続関係が、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序とが互いに適合しない接続関係である場合には、前記コマンド出力手段から出力されたコマンドが前記信号線群を介して前記下位制御装置のピンコネクタに入力されたときに、入力されたコマンドに含まれる各信号の順序を入れ替えて、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序とが互いに適合する接続関係となる場合のコマンドに変換する。前記下位制御装置は変換したコマンドに基づいて動作を行う。
上記遊技機では、上位制御装置から一部の信号線にビット位置信号が出力され、下位制御装置は入力するビット位置信号によって信号線群の接続状態を検知する。例えば、下位制御装置は、ビット位置信号が入力する位置によって信号線群が正常な位置関係で接続されているか否かを判断し(いわゆる、逆差しの有無の判断)、また、ビット位置信号が入力しないような場合には信号線が断線等していると判断することができる。
また、上記遊技機では、下位制御装置が、信号線群が異常な状態で接続されていると判断した場合(例えば、逆差しされている場合)に、判定した接続関係に基づいてコマンドを変換し、変換した信号に基づいて動作を行う。従って、上記のような異常が発生している場合においても遊技動作を継続することができる。
【0006】
上記遊技機において前記の一方の制御装置は、所定のタイミングで、かつ、所定の順序で各信号線からビット位置信号を出力することが好ましい。このような構成によると、他方の制御装置は各信号線が一方の制御装置のどの位置に接続されているかを正確に判断することができる。
なお、前記の一方の制御装置は、所定のタイミングで一部の信号線からビット位置信号を出力するようにしてもよい。例えば、重要な信号線のみ正しく接続されていれば遊技動作に問題が生じない場合(例えば、異常を報知するのに使用される重要な信号線と装飾ランプを点灯するのに使用する信号線が混在するような場合)は、重要な信号線にのみビット位置信号を出力することで、その信号線の位置を他方の制御装置に知らせることができる。また、信号線同士の位置関係が一定に維持されている場合(例えば、フラットケーブルを使用してハーネスを構成するような場合)には、一部の信号線にビット位置信号を出力すればよく、処理を簡略化しても各信号線が一方の制御装置のどの位置に接続されているかを判断することができる。
【0007】
上記遊技機において前記信号線群は、コマンド信号を出力するコマンド信号線と、コマンド信号線を挟んで両端に配置されたビット位置信号を出力するビット位置信号線とを有し、ビット位置信号線の一方には電源線の高位側の信号が出力され、他方には電源線の低位側の信号が出力されることが好ましい。
このような構成では、ビット位置信号として電源線の信号が利用される。したがって、ビット位置信号がハード的に出力されるため、一方の制御装置にビット位置信号を出力するためのプログラム等を設ける必要が無い。
【0009】
上記遊技機において前記下位制御装置は、信号線群の接続状態が異常であり、かつ、信号線群から入力する信号を正しく変換できない場合に異常報知処理を行うことが好ましい。
このような構成では、信号線群の接続状態に重大な異常が発生しているときは、その異常が報知され、迅速に対応することができる。
【0010】
また、上記遊技機において、前記下位制御装置からビット位置信号が出力され、前記上位制御装置は、ビット位置信号の入力する位置に応じて信号線群から出力する信号を正しい順序に変換し、変換した信号を下位制御装置に出力することが好ましい。
このような構成では、上位制御装置は信号線群の接続状態を判断し異常が生じている場合には、出力すべき信号を正しい順序に変換して下位制御装置に出力する。したがって、下位制御装置は、信号線群の接続状態に異常が発生している場合でも正しく動作することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述した各請求項に記載の遊技機は、下記に示す実施の形態で好適に実施することができる。
(形態1) 上位制御装置と下位制御装置は複数の信号線によって接続される。電源がONされると、上位制御装置から複数の信号線のそれぞれに順にパルス波が出力される。下位制御装置は、上位制御装置から出力される複数のパルス波に基づいて上位制御装置と下位制御装置の接続関係を記憶する。
(形態2) 上位制御装置と下位制御装置は複数の信号線によって接続される。複数の信号線は一体化され、信号線間の位置関係は一定となっている。電源がONされると、上位制御装置から一部の信号線にパルス波が出力される。下位制御装置は、上位制御装置から出力されるパルス波に基づいて上位制御装置と下位制御装置の接続関係を記憶する。
【0012】
【実施例】
本発明を具現化した一実施例に係るパチンコ機について図面を参照して説明する。図1は本実施例に係るパチンコ機の正面図である。図1に示すように、本実施例のパチンコ機は遊技盤14を備え、遊技盤14の表面にはパチンコ球が流下する遊技領域が設けられる。この遊技領域内には、センター役物15、第1種始動口25、大入賞口26等が適宜配置されている。
センター役物15は図柄表示器23(本実施例では液晶表示器)を備える。図柄表示器23には、3つの特別図柄が所定条件下変動表示される。変動表示される特別図柄は、変動停止時の図柄の組合せによって大当り遊技状態(大入賞口26が開放される状態)に移行するか否かを遊技者に認識させる。特別図柄として用いられる図柄としては、文字(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等があるが、本実施例では数字(0〜9)が用いられている。
第1種始動口25は始動口センサ41(すなわち、入賞検出センサ)を有する。始動口センサ41(典型的には近接スイッチ)によりパチンコ球が検出されると、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。また、第1種始動口25にパチンコ球が入賞すると賞球(賞品球)が払い出される。
大入賞口26は開閉蓋27を有し、開平蓋27はソレノイド40によって開閉駆動されるようになっている。開閉蓋27は、図柄表示器23に表示される図柄変動が所定の組合せ(例えば、7・7・7等のゾロ目)で停止することを条件に開放される。開閉蓋27が開放されると大入賞口26にパチンコ球が入賞可能な状態となる。開閉蓋27が開放される期間は、大入賞口26にパチンコ球が所定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。
なお、上述した遊技領域の周囲には、図柄表示器23に表示される図柄変動と連動して点灯されるランプ34が配置されている。
【0013】
また、パチンコ機の正面下部には、発射ハンドル20、上皿93、下皿21等が取付けられている。発射ハンドル20はパチンコ球を発射するために遊技者によって操作され、上皿93は払出装置から払出されたパチンコ球の受皿であり、下皿21は上皿93からオーバフローするパチンコ球を受ける受皿である。
なお、上皿93の裏側には、図柄表示器23に表示される図柄変動と連動して効果音を出力するスピーカ28が配されている。
【0014】
ここで、上述したパチンコ機の制御系の構成を説明する前に、パチンコ機で行われるパチンコ遊技を簡単に説明しておく。遊技者は発射ハンドル20を操作してパチンコ球を発射する。発射されたパチンコ球は、遊技盤14の遊技領域内に打ち出される。打ち出されたパチンコ球は遊技領域を流下し、流下するパチンコ球が各種入賞装置に入賞すると図柄表示器23や大入賞口26が作動する。例えば、第1種始動口25にパチンコ球が入賞すると図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。変動表示される特別図柄が所定の組合せで停止すると、大入賞口26が開閉されることとなる。なお、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される際や大入賞口26が開閉される大当り状態においては、スピーカ28から効果音が出力され、また、ランプ34が点灯して遊技を盛り上げることとなる。
【0015】
次いで、パチンコ機の制御系の構成について図2で説明する。本実施例のパチンコ機の制御系は、複数の制御基板(メイン制御基板57,賞球制御基板54,サブ制御基板58,表示制御基板59,発射制御基板66)により構成される。
メイン制御基板57は、パチンコ機1に装備された各電装装置(払出装置,図柄表示器23,スピーカ28,ランプ装置70,発射装置等)の動作を統括する制御装置である。メイン制御基板57は、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
メイン制御基板57には、始動口センサ41(入賞検出センサ)、ソレノイド40が接続されている。メイン制御基板57は、始動口センサ41から出力される入賞検出信号に基づいてコマンドを作成し、賞球制御基板54,サブ制御基板58にコマンドを出力する。また、メイン制御基板57は、図柄表示器23に表示される特別図柄の変動が大当りとなると、ソレノイド40を駆動して大入賞口26を開放する等の処理を行う。
【0016】
サブ制御基板58は、メイン制御基板57から出力されるコマンドに基づいてスピーカ28及びランプ34を制御する制御装置である。サブ制御基板58も、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。サブ制御基板58には、スピーカ28、ランプ34及び表示制御基板59が接続さている。サブ制御基板58は、メイン制御基板57から出力されたコマンドを受信すると、そのコマンドを解析して表示用コマンドを作成し、その作成したコマンドを表示制御基板59に出力すると共にスピーカ28とランプ34を駆動する。
【0017】
表示制御基板59は、サブ制御基板58から出力されるコマンドに基づいて図柄表示器23を制御する制御装置である。表示制御基板59も、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。表示制御基板59には図柄表示器23が接続されている。表示制御基板59は、サブ制御基板58から出力されたコマンドを受信するとそのコマンドを解析し、そのコマンドに対応する画像を図柄表示器23に表示する。
【0018】
賞球制御基板54は、メイン制御基板57から出力されたコマンドに基づいて払出装置を制御する制御装置である。賞球制御基板54は、メイン制御基板57と同様、CPU,ROM,RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
なお、賞球制御基板54には発射制御基板66が接続されている。発射制御基板54は発射装置を制御する制御装置である。賞球制御基板54によって払出装置に異常が生じていると判断されると賞球制御基板54から発射装置の動作を停止させるコマンドが出力され、このコマンドを受信した発射制御基板66は発射装置の動作を停止することとなる。
【0019】
なお、上述した各制御基板54,57,58,59,66や各種電装装置(図柄表示器23,スピーカ28,ランプ34,ランプ装置70,払出装置等)には電源基板53から電力が供給される。電源基板53は、外部電源ACに接続され、外部電源から供給される電力を各制御基板,各電装装置の作動電圧に変換し、各制御基板,各電装装置に供給する。
【0020】
上述した制御基板のうちメイン制御基板57とサブ制御基板58、サブ制御基板58と表示制御基板59、並びに、メイン制御基板57と賞球制御基板54との間は、複数の信号線(ハーネス)により接続される。そして、上位の制御基板から下位の制御基板にパラレル制御信号(コマンド信号)が出力され、そのパラレル制御信号に応じて下位の制御基板は所定の動作を行うようになっている。
本実施例では、上述した上位の制御基板と下位の制御基板を接続する信号線の接続状態の異常を判定するために、上位の制御基板ではビット位置信号(後で詳述する)を出力し、下位の制御基板はビット位置信号に基づいて信号線の接続状態の異常を判定するようにしている。以下、上位の制御基板における処理と下位の制御基板における処理を説明する。
なお、信号線の接続状態の異常を判定するために行われる上位の制御基板の処理と下位の制御基板の処理は、上位の制御基板と下位の制御基板との組合せが異なっても同一の処理となるため、ここではメイン制御基板57とサブ制御基板58とを例に説明する。
【0021】
ここで、メイン制御基板57(上位の制御基板)の処理とサブ制御基板58(下位の制御基板)の処理とを説明する前に、メイン制御基板57とサブ制御基板58との接続状態を説明しておく。
図3はメイン制御基板57とサブ制御基板58とを接続する信号線が正常に接続されているときの接続状態を模式的に示している。図3に示すように、メイン制御基板57とサブ制御基板58はハーネス60により接続される。ハーネス60は複数の信号線(本実施例では8本)と、各信号線の両端に設けられたコネクタ65,68により構成される。コネクタ65のi番目(i=0〜7)の端子はコネクタ68のi番目(i=0〜7)の端子と接続されている。
メイン制御基板57とサブ制御基板58には、コネクタ65又はコネクタ68が差込まれるピンコネクタ61,64が設けられている。ピンコネクタ61,64は、コネクタ65,68の端子数(8個)と対応して8個のピン(端子)を備えている。
メイン制御基板57とサブ制御基板58との接続は、ハーネス60のコネクタ65がメイン制御基板57のピンコネクタ61に差込まれ、ハーネス60のコネクタ68がサブ制御基板58のピンコネクタ64に差込まれることで行われる。図3から明らかなように、メイン制御基板57とサブ制御基板58とが正常に接続された状態では、ピンコネクタ61のi番目(i=0〜7)の端子がピンコネクタ64のi番目(i=0〜7)の端子に接続される。
【0022】
図4にはコネクタ68がサブ制御基板58のピンコネクタ64に誤って逆差しされたときの接続状態を模式的に示している。図4に示すように、コネクタ68がピンコネクタ64に逆差しされた状態では、メイン制御基板57のi番目(i=0〜7)の端子がサブ制御基板58の(7−i)番目(i=0〜7)の端子に接続され、メイン制御基板57からの8ビットのパラレル信号がサブ制御基板58に正確に電送されないこととなる。このため、サブ制御基板58が正常に動作することができなくなるため、表示制御基板59、ひいては図柄表示器23が正常に動作せずパチンコ遊技をすることが不可能となる。
【0023】
次に、メイン制御基板57とサブ制御基板58の処理について説明する。まず、図5及び図6を参照してメイン制御基板57の処理を説明する。図5はメイン制御基板57の電源ON時からの処理フローを示している。
図5に示すように、パチンコ機に電源がONされると、メイン制御基板57は、初期化処理を行い(S10)、次いで、ビット位置信号出力処理(後で詳述する)を行う(S20)。ビット位置信号出力処理を終わると、メイン処理(すなわち、パチンコ遊技を実現するための処理)に移行し(S30)、以下、電源がOFFされるまでメイン処理を繰返す。したがって、ステップS20のビット位置信号出力処理は電源ON時に1回だけ行われることとなる。なお、ステップS10の初期化処理とステップS30のメイン処理は、公知のパチンコ機のメイン制御基板で行われている処理と同一の処理であるため、ステップS20のビット位置信号出力処理のみを説明する。
【0024】
図6はビット位置信号出力処理のフローを示している。図6に示すように、ビット位置信号出力処理では、まず、カウンタiを0クリアし(S22)、次いで、i番目の端子からパルス信号(すなわち、請求項でいうビット位置信号)を出力する(S24)。例えば、電源ON後の最初の信号出力処理時(i=0のとき)には、0番目の端子からサブ制御基板58にパルス信号が出力される。そして、カウンタiの値を1インクリメントし(S26)、カウンタiがn(本実施例では8)となったか否かを判定する(S28)。カウンタiがnのとき〔ステップS28でYES〕はそのまま処理を終了し、カウンタiがnでないとき〔ステップS28でNO〕はステップS24に戻ってステップS24からの処理を繰返す。したがって、図10に示すように、メイン制御基板57の0番目の端子から7番目の端子まで順にパルス波が出力されることとなる。
【0025】
次に、サブ制御基板58の処理について説明する。図7はサブ制御基板58の電源ON時からの全体の処理フローを示している。
図7に示すように、パチンコ機に電源がONされると、サブ制御基板58は、メイン制御基板57と同様に、初期化処理を行い(S40)、次いで、接続異常判定処理(後で詳述する)を行う(S50)。そして、接続異常判定処理を終了すると、メイン処理に移行し(S60)、以降、電源がOFFされるまでメイン処理を繰返す。したがって、ステップS50の接続異常判定処理は電源ON時に1回だけ行われることとなる。なお、ステップS40の初期化処理は、公知のパチンコ機のサブ制御基板で行われている処理と同一の処理であるため、ステップS50の接続異常判定処理とステップS60のメイン処理のみを説明する。
なお、メイン制御基板57は、サブ制御基板58が初期化処理を終了するであろう時間だけ待機処理を実行し、その待機処理が実行された後にビット位置信号出力処理を実行する。これによって、サブ制御基板58が必ずビット位置信号を受信できるようにしている。
【0026】
図8は接続異常判定処理のフローを示している。図8に示すように、接続異常判定処理では、まず、カウンタiを0クリアし(S51)、次いで、接続異常判定処理を開始してからの経過時間が予め設定された設定時間を超えたか否かを判定する(S52)。ステップS52の設定時間は、上述したビット位置信号出力処理によってメイン制御基板57から出力されるn個のパルス波をサブ制御基板58側で受信するのに充分な時間に設定されている。
経過時間が設定時間を超えていない場合〔ステップS52でNO〕は、ビット位置信号出力処理によってメイン制御基板57から出力されるパルス信号を受信したか否かを判定する(S53)。パルス波を受信していない場合〔ステップS53でNO〕は、ステップS52に戻ってステップS52からの処理を繰返す。
逆に、パルス波を受信している場合〔ステップS53でYES〕は、そのパルス波を受信したサブ制御基板58のj番目の端子とカウンタiとを関連付けて記憶する(S54)。たとえば、図4に示すようにコネクタ68が逆差しされている場合には、1回目のパルス波(すなわち、カウンタi=0のときのパルス波)は7番目の端子で受信される。かかる場合には、サブ制御基板58の7番目の端子とメイン制御基板57のi番目(i=0)の端子が接続されていることを記憶する。あるいは、図11に示すように、何らかの原因で1番目の信号線と2番目の信号線が入れ違いになっている場合は、1回目のパルス波はサブ制御基板58の2番目の端子で受信され、2回目のパルス波はサブ制御基板58の1番目の端子で受信される。かかる場合、サブ制御基板58の2番目の端子とメイン制御基板57の1番目の端子が、また、サブ制御基板58の1番目の端子とメイン制御基板57の2番目の端子が接続されていることが記憶される。
次いで、カウンタiの値を1インクリメントし(S56)、カウンタiがnとなったか否かを判定する(S57)。カウンタiがnのとき〔ステップS57でYES〕は処理を終了し、カウンタiがnでないとき〔ステップS57でNO〕はステップS52に戻ってステップS52からの処理を繰返す。したがって、メイン制御基板57から出力されるパルス波を受信する毎に、その受信した端子の位置とその端子に接続されているメイン制御基板57側の端子の位置とが記憶されることとなる。
なお、ステップS52でYESの場合、すなわち、処理を開始してからの経過時間が設定時間を超え、かつ、n個のパルス波を受信していない場合は、メイン制御基板57とサブ制御基板58を接続するハーネス60のいずれかの信号が断線していると考えられる。このため、かかる場合は正常に遊技を続けることができないため異常報知を行い(S58)、サブ制御基板58の処理を停止する。なお、異常報知はランプ34の点灯やスピーカ28からの警告音等によって行うことができる。この異常報知によってハーネス60に断線異常等が生じていることを認識できるため迅速に対応することができる。
【0027】
図9はサブ制御基板58のメイン処理が示されている。図9に示すように、メイン処理では、まず、メイン制御基板57から出力されるコマンドを受信したか否かを判定する(S62)。
コマンドを受信していない場合〔ステップS62でNO〕はそのまま処理を終了し、コマンドを受信している場合〔ステップS62でYES〕はコマンド変換処理を行う(S64)。コマンド変換処理では、上述した接続異常判定処理で判明したメイン制御基板57とサブ制御基板58の端子の接続関係に基づいて、受信したコマンドを変換する。例えば、サブ制御基板58の7番目の端子とメイン制御基板57の0番目の端子が接続されていることが記憶されている場合は、7番目の端子で受信したデータを0番目のデータとして取り扱う。
ステップS66では、ステップS64によるコマンド変換後のコマンドを解析し、その解析結果に基づいて表示制御基板59に出力するコマンドを作成する(S66)。そして、その作成したコマンドを表示制御基板59に出力し(S68)、メイン処理を終了する。
【0028】
上述した説明から明らかなように、本実施例のパチンコ機では、誤ってコネクタが差込まれている場合でも、上位の制御基板から送信されたコマンドは下位の制御基板で正しいコマンドに変換されるため、下位の制御基板は正常な動作を行うことができる。
また、上位の制御基板と下位の制御基板を接続する信号線が断線している場合には、その断線が電源投入時に検出されて報知される。そのため、営業開始前に迅速な対応をとることができる。
【0029】
なお、上述した実施例では、上位の制御基板の0番目の端子から7番目の端子まで順にパルス波(ビット位置信号)が出力されたが、本発明はこのような例に限られず、例えば、図12に示すように上位の制御基板の0番目の端子からのみパルス波を出力するようにしてもよい。すなわち、正常なハーネスを用いている場合、ハーネスの一端に設けられたコネクタのi番目の端子は他端のコネクタのi番目の端子に接続されている(i=0〜7)。したがって、一部の信号線にパルス波(ビット位置信号)を出力するだけで、下位の制御基板はハーネスが正常に接続されているか否か(すなわち、逆差しされているか否か)を判定することができる。
【0030】
(第2実施例) 次に、第2実施例について説明する。第2実施例においてもパチンコ機の機械的構成等は第1実施例と同一であるため、第1実施例と異なる点を中心に説明する。第2実施例では、上述した第1実施例と異なり、上位の制御基板と下位の制御基板を接続するハーネスの両端に電源線の低位側と高位側の信号を出力する信号線を配している点で異なる。
図13はメイン制御基板57とサブ制御基板58とを接続するハーネスが正常に接続されているときの接続状態を模式的に示している。第2実施例においては、図13に示すように、メイン制御基板57とサブ制御基板58は合計10本の線で接続されている。ハーネス70は、コマンドデータを電送する複数の信号線70a(本実施例では8本)と、これら複数の信号線70aを挟むように配置された2本の電源線70b,70cを備える。電源線70bは低位側の信号(LOWレベル)を出力し、電源線70cは高位側の信号(HIGHレベル)を出力するようになっている。
また、ハーネス70に電源線70b,70cが付加されたことに伴い、その両端に設けられたコネクタ75,78の端子数が増える。同様に、メイン制御基板57に設けられるピンコネクタ71とサブ制御基板58に設けられるピンコネクタ74も、その端子数が増えている。
【0031】
かかる構成において、ハーネス70の一方のコネクタ75又は78がピンコネクタ71または74に逆差しされると、図14(ただし、図14ではコネクタ78がピンコネクタ74に逆差しされた状態を示している)に示すように、電源線70cの信号(HIGHレベル)がサブ制御基板58の端子S0に入力し、電源線70bの信号(LOWレベル)がサブ制御基板58の端子S1に入力する。そして、信号線70aで伝送されるデータもその順番が入れ替わってサブ制御基板58に電送されることとなる。
そこで、本実施例のサブ制御基板58は、端子S0又はS1に入力する信号の状態(LOWレベルかHIGHレベルか)によってハーネス70が逆差しされているか否かを判断し、ハーネス70が逆差しされているときは信号線70aによって電送されるコマンドデータを正しいコマンドデータに変換して処理を行い、ハーネス70が正常に接続されているときは信号線70aによって電送されるコマンドデータをそのまま処理するようにしている。これによってハーネス70が誤って逆差しされた場合でもサブ制御基板58側は正常に動作することが可能となる。
なお、本実施例では、制御回路系の電源線の信号を逆差し判定用信号(すなわち請求項でいうビット位置信号)として利用し、また、サブ制御基板58の制御回路用の電源としても利用している。サブ制御基板58の制御回路は、ハーネス70が逆差しされた場合にも正常に動作しなければならないため、サブ制御基板58の端子S0,S1から制御回路への電源の供給はダイオードブリッジ回路等を介して行われている。ただし、本実施例の構成とは異なり、別途電源基板53から直接逆差し判定用信号を供給するようにしてもよい。
また、本実施例では、常時、端子S0、S1から信号が出力されるので、電源投入時のみならず、遊技中にも容易に判定することができ、例えば、サブ制御基板58の判断により適時確認するようプログラムすることができる(例えば、一定周期ごとに一連の処理を繰返す定期処理構造の場合は、次回処理までの残余時間に判定する)。
【0032】
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
上述した実施例では電源投入時にハーネスの正誤判定処理が実行される。したがって、遊技機の製造後出荷され、遊技場に納入された直後の電源投入時に、ハーネスの不良(初期不良)による断線を発見できる。また、このような初期不良を早期に発見するには、電源投入時のみならず、デモ中のように遊技に支障のない時期に判定処理を行うようにしてもよい。
また、信号線の順番が入れ替わっていることをサブ制御基板上にLEDを設けそのLEDを点灯したり、ホールコンピュータに対して信号を出力等してホール店員に分かるようにしておくことも好ましい。このような構成によれば、ホール店員が気付い時点で正しくハーネスをセットし直すことができる。
また、上述した実施例では、上位制御基板から下位制御基板にビット位置信号が出力され、下位制御基板によってハーネスの正誤判定が行われるように構成されていた。しかしながら、下位制御基板から上位制御基板にビット位置信号が出力され、上位制御基板によってハーネスの正誤判定が行われるようにしてもよい。このような場合、上位制御基板は、ハーネスの接続状態に応じて下位制御基板に出力するパラレル信号の順番を入換えて出力することが好ましい。このようにすれば、下位制御基板は正しいパラレル信号が入力するため、正常に動作を行うことができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のパチンコ機の正面外観図。
【図2】 図1に示すパチンコ機の制御系のブロック図。
【図3】 メイン制御基板とサブ制御基板とを接続するハーネスが正常に接続されているときの接続状態を模式的に示す図。
【図4】 メイン制御基板とサブ制御基板とを接続するハーネスのコネクタが逆差しされているときの接続状態を模式的に示す図。
【図5】 メイン制御基板の全体の処理フローを示す図。
【図6】 ビット位置信号出力処理のフローを示す図。
【図7】 サブ制御基板の全体の処理フローを示す図。
【図8】 接続異常判定処理のフローを示す図。
【図9】 メイン処理のフローを示す図。
【図10】 メイン制御基板からサブ制御基板に向って出力されるビット位置信号の出力方式を説明するための図(ハーネスが正常のとき)。
【図11】 メイン制御基板からサブ制御基板に向って出力されるビット位置信号の出力方式を説明するための図(ハーネスに異常のとき)。
【図12】 メイン制御基板からサブ制御基板に向って出力されるビット位置信号の出力方式の他の例を説明するための図。
【図13】 第2実施例においてメイン制御基板とサブ制御基板とを接続するハーネスが正常に接続されているときの接続状態を模式的に示す図。
【図14】 第2実施例においてメイン制御基板とサブ制御基板とを接続するハーネスのコネクタが逆差しされているときの接続状態を模式的に示す図。
【符号の説明】
14:遊技盤
54:賞球制御基板
57:メイン制御基板
58:サブ制御基板
59:表示制御基板
60:ハーネス
61,64:ピンコネクタ
65,68:コネクタ
Claims (1)
- 上位制御装置と、下位制御装置と、上位制御装置と下位制御装置とを接続する複数の信号線から構成された信号線群とを備え、上位制御装置は信号線群を介して下位制御装置に信号を出力し、下位制御装置は上位制御装置から出力される信号に応じて所定の動作を行う遊技機であって、
前記信号線群の両端には夫々コネクタが設けられており、
前記各コネクタには複数の信号線の夫々に接続された端子が所定の順序で配置されており、
前記上位制御装置と下位制御装置には、夫々前記コネクタが差込まれるピンコネクタが備えられており、
前記各ピンコネクタには、前記各コネクタの夫々の端子と接続される端子が所定の順序で配置されており、
前記上位制御装置のピンコネクタの各端子と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子は前記信号線群によって接続されており、
前記上位制御装置は、
前記ピンコネクタの所定の端子からビット位置信号を出力するビット位置信号出力手段と、
ビット位置信号出力手段によるビット位置信号の出力後に、前記ピンコネクタの各端子から信号を出力することによって、複数の信号からなるコマンドを出力するコマンド出力手段を備えており、
前記下位制御装置は、
前記ビット位置信号出力手段から出力されたビット位置信号が前記信号線群を介して前記下位制御装置のピンコネクタに入力されたときに、前記ビット位置信号が入力された端子の配置順序に基づいて、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子との接続関係を判断して記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された接続関係が、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序とが互いに適合しない接続関係である場合には、前記コマンド出力手段から出力されたコマンドが前記信号線群を介して前記下位制御装置のピンコネクタに入力されたときに、入力されたコマンドに含まれる各信号の順序を入れ替えて、前記上位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序と前記下位制御装置のピンコネクタの各端子の配置順序とが互いに適合する接続関係となる場合のコマンドに変換する変換手段と、
を備え、前記下位制御装置は変換したコマンドに基づいて動作を行うことを特徴とする遊技機。
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