JP4430212B2 - シャッタ付きサッシユニットの取付方法、シャッタ付きサッシユニットの取付構造、艤装連結壁パネルおよびシャッタ付きサッシユニット - Google Patents

シャッタ付きサッシユニットの取付方法、シャッタ付きサッシユニットの取付構造、艤装連結壁パネルおよびシャッタ付きサッシユニット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の壁にシャッタ付きサッシユニットを取付けるシャッタ付きサッシユニットの取付方法、シャッタ付きサッシユニットの取付構造、シャッタ付きサッシユニットが取付けられた艤装連結壁パネルおよびシャッタ付きサッシユニットに関する。
【0002】
【背景の技術】
従来、建築物の壁にサッシやシャッタを取付ける際の施工を簡易化するため、シャッタ付きサッシユニットを壁に取付ける施工方法が提案されている。
【0003】
例えば、特開平11―287077号公報に記載のシャッター付きサッシは、サッシ枠内に、シャッターを収納するシャッター収納部が取付けられてなるものである。シャッター付きサッシは、サッシ枠外縁に設けられた取付縁、基枠縁によって、外壁パネルユニットの開口部に嵌め込み固定される。これにより、シャッター付きサッシが壁に取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のシャッター付きサッシの取付時においては、シャッター付きサッシの取付縁、基枠縁を、外壁パネルユニットの屋外となる側から開口部縁部に当接させなければならないため、例えば、このシャッター付きサッシを施工現場で二階の壁に取付ける際に、バルコニなどが設けられていない場所で施工する場合には、屋外側に足場を組む必要が生じ、施工に手間がかかる、という問題があった。
【0005】
本発明の課題は、シャッタ付きサッシユニットを壁に取付ける際に、屋外側に足場を組むことなく、比較的手間をかけずに施工できるシャッタ付きサッシユニットの取付方法、シャッタ付きサッシユニットの取付構造、シャッタ付きサッシユニットが取付けられた艤装連結壁パネルおよびシャッタ付きサッシユニットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、例えば、図2および図4に示すように、サッシ2の屋外(外装面4)側に配置されるシャッタ31と、このシャッタ31を収納するケース3とが、予め前記サッシ2と一体化されたシャッタ付きサッシユニットU1を壁(連結壁パネル1)に形成された開口部10に取付けるシャッタ付きサッシユニットの取付方法であって、
前記シャッタ付きサッシユニットU1を、屋内(内装面5)側から前記開口部10の内側に配置し、前記ケース3の上面を前記開口部10の上部内周面にビスによって固定することを特徴とする。
【0007】
ここで、サッシとは、主に窓の枠となるサッシのことを意味する。また、シャッタとは、ケース内への収納と、サッシの屋外側への配置とに変換可能であるものを意味し、例えば、ブラインドシャッタや、上下開閉式の外用面格子ブラインドなども含まれる。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、シャッタ付きサッシユニットU1を、屋内5側から前記開口部10の内側に配置し、前記ケース3の上面を前記開口部10の上部内周面にビスによって固定するので、例えば、施工現場で二階の壁などにシャッタ付きサッシユニットU1を取付ける場合に、屋内5の床上で取付作業をおこなえる。したがって、従来と異なり、屋外4側で足場を組む必要がないので、比較的手間をかけずにシャッタ付きサッシユニットU1を取付けることができる。
【0009】
なお、請求項1記載の発明は、施工現場において、シャッタ付きサッシユニットを壁に取付ける場合のみに限らず、外装面側、内装面側とを有する壁(パネル工法における壁パネルなども含む)に対して、あらかじめシャッタ付きサッシユニットの取付けを行う場合にも適用されるものとする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法により構築されるシャッタ付きサッシユニットの取付構造であって、例えば、図2に示すように、開口部10を有する壁1の屋外4側となる面に、外装材16が設けられ、前記シャッタ付きサッシユニットU1のケース3の上面が、ビスによって前記開口部10の上部内周面(小壁パネル12の下框材12a下面)に固定されることにより、前記ケース3が壁1に取付けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、前記シャッタ付きサッシユニットU1のケース3の上面が、ビスによって前記開口部10の上部内周面(小壁パネル12の下框材12a下面)に固定されることにより、ケース3が壁1に取付けられているので、ケース3を壁1の屋外4側となる面に固定する必要がない。したがって、ケース3を取付けるために屋外4側で外装材16を切欠く作業を省略できる。
【0012】
また、言い換えれば、壁1の屋外4側となる面に外装材16を取付けた後にシャッタ付きサッシユニットU1を取付けるものとしても、シャッタ付きサッシユニットU1を取付けた後に外装材16を取付ける場合に比べて、特に施工性が悪くなることがない。したがって、外装材16の取付けと、シャッタ付きサッシユニットU1の取付けの順番を、適宜選択することができる。
【0013】
また、ケース3の上面が、開口部10の上部内周面に配置されることになるので、ケース3が屋外4側または屋内5側に突出する量を軽減できる。したがって、ケース3突出部分の外観がすっきりしたものとなり、屋外面(外装面4)または屋内面(内装面5)の外観を向上できる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のシャッタ付きサッシユニットの取付構造を適用した艤装連結壁パネルであって、例えば、図1〜図3に示すように、開口部10が設けられるように複数の壁パネル(壁パネル11、小壁パネル12、腰壁パネル13)が互いに連結されて構成される連結壁パネル1の屋外4側となる面に、外装材16が設けられ、シャッタ付きサッシユニットU1が前記連結壁パネル1に取付けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載のシャッタ付きサッシユニットの取付構造を適用して、シャッタ付きサッシユニットU1が連結壁パネル1に取付けられているので、ケース3を連結壁パネル1の屋外4側となる面に固定する必要がない。したがって、艤装連結壁パネルP1の製造において、ケース3を取付けるために外装材16を切欠く作業を省略できる。
【0016】
また、言い換えれば、連結壁パネル1の屋外4側となる面に外装材16を取付けた後にシャッタ付きサッシユニットU1を取付けるものとしても、シャッタ付きサッシユニットU1を取付けた後に外装材16を取付ける場合に比べて、特に施工性が悪くなることがない。したがって、艤装連結壁パネルP1の製造において、外装材16の取付けと、シャッタ付きサッシユニットU1の取付けの順番を、適宜選択することができる。
【0017】
また、ケース3の少なくとも一部が、開口部10の内縁に配置されることになるので、ケース3が屋外4側または屋内5側に突出する量を軽減できる。したがって、艤装連結壁パネルP1を立てた状態で搬送する際に、ケース3が突出している側へ艤装連結壁パネルP1の重心が偏る量が少なくなるので、より安定して艤装連結壁パネルP1を搬送できる。
【0018】
また、外装材16が設けられた連結壁パネル1に、シャッタ付きサッシユニットU1が取付けられているので、艤装連結壁パネルP1を施工現場で壁部分に設置するだけで、外装材16、サッシ2、シャッタ31を壁部分に設置できる。したがって、施工現場で外装材16、サッシ2、シャッタ31を取付ける作業を省略できる。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法により構築されるシャッタ付きサッシユニットの取付構造であって、例えば、図7に示すように、ケース7が壁(連結壁パネル6)の外面(外装材66の外装面4側となる表面)よりも屋内5側に配置され、前記ケース7の屋外4側となる面が、前記壁6の外面に設けられた外装材66により覆われていることを特徴とする。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、ケース7の屋外4側となる面が外装材66により覆われているので、屋外4側にケース7が露出しない。したがって、ケース7が屋外4側に露出する場合に比べて、屋外面4の外観を向上できる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法に用いられるシャッタ付きサッシユニットであって、例えば、図2および図7に示すように、サッシ2の屋内5側に配置されるロールスクリーン32またはブラインドまたはカーテンレール72・73が予め一体化されており、シャッタ31(71)と、前記ロールスクリーン32またはブラインドまたはカーテンレール72・73とが、共通のケース3(7)内に収納されることを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、共通のケース3(7)内に、シャッタ31(71)と、ロールスクリーン32またはブラインドまたはカーテンレール72・73が収納されるので、ロールスクリーン32またはブラインドまたはカーテンレール72・73を収納するためのケースを、屋内5側で別途設ける必要がない。したがって、屋内面5がすっきりとした外観となり、屋内面5の外観を向上できる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法において、例えば、図2および図3に示すように、シャッタ付きサッシユニットU1には、造作部材(下化粧枠21、縦化粧枠22)が予め一体化されていることを特徴とする。
【0024】
ここで、造作部材とは、シャッタ付きサッシユニットU1周りの仕上材となる部材を意味し、例えば、図2および図3に示す下化粧枠21や、縦化粧枠22、上化粧枠23などが挙げられる。
【0025】
請求項6記載の発明によれば、シャッタ付きサッシユニットU1に造作部材21・22が予め一体化されているので、シャッタ付きサッシユニットU1を壁1に取付けることにより、壁1に造作部材21・22を設置できる。したがって、造作部材21・22を別途壁1に取付ける作業が不要となるので、施工時の手間を省略できる。
【0026】
なお、シャッタ付きサッシユニットU1を構成する部材(サッシ2、ケース3など)と造作部材21・22とが一体成形されていることにより、シャッタ付きサッシユニットU1に造作部材21・22が一体化されている構成としても良いし、また、造作部材21・22が、例えば、ビスなどの固着具により固定されたり、その一部が係止されたり、嵌合されたりすることなどによりシャッタ付きサッシユニットU1に取り付けられて、一体化されている構成としても良い。
サッシ2と造作部材21・22とが一体成形されている場合には、サッシ2と造作部材21・22とが別々の部材で構成されている場合に比べて、より高い気密性を得ることができる。
【0027】
請求項7記載の発明は、請求項2または4記載のシャッタ付きサッシユニットの取付構造において、シャッタ付きサッシユニットには、造作部材が予め一体化されていることを特徴とする。
【0028】
請求項7記載の発明によれば、シャッタ付きサッシユニットに造作部材が予め一体化されているので、シャッタ付きサッシユニットを壁に取付けることにより、壁に造作部材を設置できる。したがって、造作部材を別途壁に取付ける作業が不要となるので、施工時の手間を省略できる。
【0029】
請求項8記載の発明は、請求項3記載の艤装連結壁パネルにおいて、シャッタ付きサッシユニットU1には、造作部材21・22が予め一体化されていることを特徴とする。
【0030】
請求項8記載の発明によれば、シャッタ付きサッシユニットU1に造作部材21・22が予め一体化されているので、シャッタ付きサッシユニットU1を連結壁パネル1に取付けることにより、連結壁パネル1に造作部材21・22を取付られる。したがって、造作部材21・22を別途連結壁パネル1に取付ける作業が不要となるので、艤装連結壁パネルP1製造時の手間を省略できる。
【0031】
請求項9記載の発明は、請求項5記載のシャッタ付きサッシユニットにおいて、造作部材が予め一体化されていることを特徴とする。
【0032】
請求項9記載の発明によれば、シャッタ付きサッシユニットに造作部材が予め一体化されているので、シャッタ付きサッシユニットを壁に取付けることにより、壁に造作部材を設置できる。したがって、造作部材を別途壁に取付ける作業が不要となるので、施工時の手間を省略できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0034】
〔第1の実施の形態〕
まず、構成を説明する。
本発明の第1の実施の形態例である艤装連結壁パネルP1は、パネル工法により構築される建物に使用されるものである。なお、パネル工法とは、壁や床、屋根などの構成要素を予め工場でパネル化し、施工現場でパネルを組み立てて建築物を構築する施工方法である。パネル工法に用いられるパネルは、主に木質パネルであり、縦横の框材を矩形状に組み立てるとともに、矩形枠の内部に補助桟材を縦横に組み付け、框材と補助桟材との両面もしくは片面に、面材を貼り付けたものである。
【0035】
また、艤装連結壁パネルP1は、例えば、工場などであらかじめ製造されるものである。また、艤装連結壁パネルP1は、施工現場に運搬され、建築物の外壁部分に設置されるものであり、外装面が屋外側に、内装面が屋内側に配置するように設置されて用いられる。
【0036】
図1に示すように、艤装連結壁パネルP1は、中央に開口部10が設けられた連結壁パネル1と、開口部10に取付けられたシャッタ付きサッシユニットU1(以下、サッシユニットU1と略称する)と、を備えて構成されている。図1は、外装面側から見た艤装連結壁パネルP1の正面図である。連結壁パネル1は、艤装連結壁パネルP1が建築物の壁部分に設置される際に、壁を構成するものである。
【0037】
連結壁パネル1は、二つの壁パネル11(図3中に図示)と、二つの壁パネル11それぞれに両側部が連結される小壁パネル12および腰壁パネル13(図2中に図示)と、を備えて構成されている。図2は、艤装連結壁パネルP1の縦断面図、図3は、開口部10の縦枠部分における艤装連結壁パネルP1の要部横断面図である。
各壁パネル11・12・13は、矩形状に組み立てられた框材(11a・12a・13a)の両面に、面材(11b・12b・13b)が貼り付けられて構成されている。
【0038】
壁パネル11は、開口部10の左右に配置されている。小壁パネル12は、開口部10の上方に配置されている。腰壁パネル13は、開口部10の下方に配置されている。また、小壁パネル12および腰壁パネル13の、壁パネル11と隣接する側に配置された縦框材の外面は、壁パネル11の縦框材11aの外面にそれぞれ当接されている。
【0039】
互いに当接された縦框材どうしは、接着剤や釘などにより接合されている。これにより、開口部10が設けられるように、各壁パネル11・12・13が互いに連結されている。また、図3に示すように、開口部10内側に面する壁パネル11の縦框材11a外面には、方立14が接着剤や釘などにより取付けられている。
【0040】
図2および図3に示すように、各壁パネル11・12・13の外装面4側となる面材11b・12b・13bの表面には、図示しない防水シートを介して、水平方向に延在する胴縁15が、釘やビスなどにより固定されている。また、胴縁15には、釘やビスなどにより外装材16が固定されている。
【0041】
また、壁パネル11、腰壁パネル13の内装面5側となる面材11b・13bの表面には、例えば、石膏ボードなどからなる耐火材17が、ビスなどにより取付けられている。
【0042】
図2に示すように、サッシユニットU1は、開口部10内の内枠となるサッシ2と、サッシ2の外装面4側に配置されるシャッタ31と、サッシ2の内装面5側に配置されるロールスクリーン32と、シャッタ31およびロールスクリーン32を収納するケース3とが、予め一体化されて構成されている。
【0043】
サッシ2は、図2に示す上枠サッシ2aおよび下枠サッシ2bと、図3に示す縦枠サッシ2cとにより、矩形枠状をなして構成されている。サッシ2内部には、図1に示す窓サッシ20や、図示しない網戸サッシなどを配置できるようになっている。窓サッシ20は、嵌め込み窓となっている。なお、図2および図3においては、窓サッシ20の図示を省略する。
【0044】
また、図2および図3に示すように、下枠サッシ2b、縦枠サッシ2cそれぞれの内装面5側には、造作部材である内部化粧枠(下化粧枠21、縦化粧枠22)が一体成形されている。下化粧枠21、縦化粧枠22は、中空状に形成されている。また、下枠サッシ2bの外装面4側には、水切材2dが取付けられている。
【0045】
図1および図2に示すように、ケース3は、サッシユニットU1の上部に、水平配置されている。図2に示すように、ケース3の内装面5側の半分は、サッシ2上方となる位置に配置されている。
【0046】
ケース3の内部には、シャッタ31の巻取軸33と、ロールスクリーン32の巻取軸34と、巻取軸33・34それぞれの回転駆動に用いられるモータ35と、が設置されている。シャッタ31は、巻取軸33に巻き取られることにより、ケース3内部に収納可能となっている。また、ロールスクリーン32は、巻取軸34に巻き取られることにより、ケース3内部に収納可能となっている。
シャッタ31、ロールスクリーン32には、各種のシャッタ、ロールスクリーンを適用でき、例えば、ブラインドシャッタや、ロール網戸などを適用することができる。
【0047】
モータ35によって巻取軸33・34が回転駆動されることにより、シャッタ31、ロールスクリーン32の巻き取りや、下降が可能となっている。また、図示しない制御装置により、巻取軸33・34のうちのどちらの巻取軸を回転駆動するかを制御できる構成となっている。
【0048】
ケース3の内装面5側には、開口部36が形成されており、開口部36の内装面5側には、開口部36を閉じるようにして、石膏ボードなどからなる耐火材37が、ビスなどにより取付けられている。開口部36下方となるケース3の内装面5側の側面には、係止部23aを突出部38に嵌合させることにより、造作部材である内部化粧枠(上化粧枠23)が取付けられている。
【0049】
上化粧枠23は、ケース3の内装面5側の側面に対して、着脱可能に設けられている。上化粧枠23を取り外した状態では、ロールスクリーン32の巻取部分が、内装面5側に露出するようになっている。また、上化粧枠23を取り外した状態において、電動シャッタのメンテナンスや、ロールスクリーン32の交換などができるようになっている。
【0050】
図2および図3に示すように、上述のサッシユニットU1は、連結壁パネル1の開口部10内側に配置されている。
図2に示すように、ケース3上面の内装面5側の半分は、開口部10の内縁となる、小壁パネル12の下框材12aの下面に対して、接着剤やビスなどにより取付固定されている。また、耐火材37上部は、小壁パネル12の内装面5側となる面材12bに対して、ビスなどにより固定されている。
また、下枠サッシ2bは、腰壁パネル13の上框材13aの上面に対して、ビスなどにより固定されている。また、縦枠サッシ2cは、方立14の外面に対して、ビスなどにより固定されている。
以上のようにして、サッシユニットU1が、連結壁パネル1に取付けられている。
【0051】
図1に示すように、外装面側において、開口部10の左右の縁部には縦ケーシング24が、下の縁部には下ケーシング25が、それぞれ取付けられている。なお、下ケーシング25については、図2中において図示省略している。
【0052】
縦ケーシング24および下ケーシング25は、セルロース系微粉末と、樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出し成形することにより製造されるものである。この構成とすることにより、縦ケーシング24および下ケーシング25に木質感を与えることができ、また、天然木材を材料とする場合に比べて製品品質のばらつきが少なく、安定した製品寸法を得ることができる。
【0053】
図3に示すように、縦ケーシング24の開口部10側の端部における、内装面5側の側面には、シャッタレール26がビスなどにより取付けられている。図2に示すように、シャッタレール26は、上下方向に延在して設けられている。シャッタレール26は、シャッタ31の昇降時に、シャッタ31の左右端部を上下方向に誘導するものである。
【0054】
図3に示すように、シャッタレール26の内装面5側には、取付部26aが一体成形されている。取付部26aは、ビス26bにより、縦枠サッシ2cおよび方立14に対して取付固定されている。これにより、縦ケーシング24およびシャッタレール26が、開口部10縁部に取付けられている。
【0055】
図2に示すように、小壁パネル12の下部に取付けられた胴縁15と、ケース3との間には、例えば、軟質樹脂やゴムなどからなる略円柱状のバックアップ材18が介在されている。また、腰壁パネル13の上部に取付けられた胴縁15と、水切材2dとの間にも、バックアップ材18が介在されている。バックアップ材18の外装面4側には、防水材19(シーリング材)が充填されている。これにより、外装材16とケース3の間、および、外装材16と水切材2dの間に、防水処理が施されている。
【0056】
また、図3に示すように、壁パネル11に取付けられた胴縁15と縦ケーシング24との間には、バックアップ材18が配置されている。バックアップ材18の外装面4側には、防水材19が充填されている。これにより、外装材16と縦ケーシング24との間に、防水処理が施されている。
【0057】
次に、サッシユニットU1を連結壁パネル1に取付ける方法について説明する。
図4(A)に示すように、サッシユニットU1を、内装面5側から連結壁パネル1に近づけて(矢印Y)、図4(B)に示すように、開口部10の内側に配置する。
【0058】
次に、サッシユニットU1を、連結壁パネル1の開口部10内縁に取付固定する。
【0059】
ケース3の取付けにおいては、例えば、ケース3の内装面5側に形成された開口部36から、作業者がビスなどを挿入し、ケース3上面の内装面5側の半分を、小壁パネル12の下框材12aに対して、ビスにより固定する。
その後、耐火材37を取付け、耐火材37上部を小壁パネル12の面材12bに、ビスなどにより固定する。また、上化粧枠23を、突出部38に係止部23aを嵌合させることにより、ケース3の内装面5側の側面に取付ける。
【0060】
サッシ2の取付けにおいては、下枠サッシ2bを、ビスなどにより、腰壁パネル13の上框材13aに対して固定する。また、縦枠サッシ2cを、ビスなどにより、壁パネル11の縦框材11aに対して固定する。
【0061】
次に、縦ケーシング24および下ケーシング25を、外装面4側となる開口部10の内縁に取付ける。縦ケーシング24の取付けにおいては、取付部24aをビス24bにより、縦枠サッシ2cおよび方立14に対して取付固定する。
【0062】
次に、連結壁パネル1の外装材16と、サッシユニットU1との間に、防水処理を施す。具体的には、バックアップ材18を、ケース3の上方、水切材2dの下方、縦ケーシング24の外側に、それぞれ配置し、その後、バックアップ材18の外装面4側から、防水材19を充填させる。
【0063】
上述のようにして、サッシユニットU1が連結壁パネル1に取付けられることにより、艤装連結壁パネルP1が製造される。艤装連結壁パネルP1は、施工現場において、建築物の壁部分に設置され、その後、サッシ2内に、窓サッシ20や網戸サッシなどが取付けられる。
【0064】
以上のように、第1の実施の形態例の艤装連結壁パネルP1によれば、サッシユニットU1を連結壁パネル1に取付けて、艤装連結壁パネルP1を製造する際に、ケース3上面の内装面5側の半分を、小壁パネル12の下框材12a下面に取付けるので、ケース3を連結壁パネル1の外装面4に固定する必要がない。したがって、ケース3を取付けるために外装面4側で外装材16を切欠く作業を省略できる。
【0065】
また、言い換えれば、連結壁パネル1の屋外4側となる面に外装材16を取付けた後にサッシユニットU1を取付けるものとしても、サッシユニットU1を取付けた後に外装材16を取付ける場合に比べて、特に施工性が悪くなることがない。したがって、艤装連結壁パネルP1の製造において、外装材16の取付けと、サッシユニットU1の取付けの順番を、適宜選択することができる。
【0066】
また、ケース3の内装面5側の半分が、開口部10の内縁に配置されているので、ケース3が外装面4側に突出する量を軽減できる。したがって、ケース3突出部分の外観がすっきりしたものとなり、外装面4の外観を向上できる。
【0067】
また、ケース3が外装面4側に突出する量が軽減されるので、艤装連結壁パネルP1を立てた状態において、ケース3が突出している側へ艤装連結壁パネルP1の重心が偏る量が少なくなる。したがって、艤装連結壁パネルP1を立てた状態で搬送する際に、より安定して艤装連結壁パネルP1を搬送できる。
【0068】
また、外装材16が設けられた連結壁パネル1に、サッシユニットU1が取付けられているので、艤装連結壁パネルP1を施工現場で壁部分に設置するだけで、外装材16、サッシ2、シャッタ31、ロールスクリーン32を壁部分に設置できる。したがって、施工現場で外装材16、サッシ2、シャッタ31、ロールスクリーン32を取付ける作業を省略できる。
【0069】
また、シャッタ31と、ロールスクリーン32とが、共通のケース3内に収納されるので、ロールスクリーン32を収納するためのケースを、サッシ2より内装面5側となる側に別途設ける必要がない。したがって、内装面5がすっきりとした外観となり、内装面5の外観を向上できる。
【0070】
また、窓サッシ20に嵌め込み窓を使用しているので、引き違い窓などを用いる場合に比べて、サッシユニットU1全体の厚さを薄く設定することができる。
【0071】
また、上化粧枠23を取り外した状態で、電動シャッタのメンテナンスができるので、艤装連結壁パネルP1を建築物に設置した後、屋内側から電動シャッタのメンテナンスができる。したがって、屋外側からメンテナンスをする場合に比べて、容易に作業を行うことができる。
【0072】
また、下化粧枠21、縦化粧枠22が、下枠サッシ2b、縦枠サッシ2cに一体成形されて、シャッタ付きサッシユニットU1に予め一体化されているので、シャッタ付きサッシユニットU1を連結壁パネル1に取付けることにより、連結壁パネル1に下化粧枠21、縦化粧枠22を取付けられる。したがって、下化粧枠21、縦化粧枠22を別途連結壁パネル1に取付ける作業が不要となるので、艤装連結壁パネルP1製造時の手間を省略できる。
【0073】
また、下枠サッシ2bと下化粧枠21、縦枠サッシ2cと縦化粧枠22が、一体成形されているので、サッシ2と内部化粧枠とが別々の部材で構成されている場合に比べて、気密性を高めることができる。
【0074】
また、シャッタ31、サッシ2、ケース3、ロールスクリーン32などが一体化されたサッシユニットU1を連結壁パネル1に取付けるので、シャッタ31やサッシ2などの建具を一つ一つ連結壁パネル1に取付ける場合に比べて、作業数を軽減できる。したがって、各種建具をそれぞれ連結壁パネル1に取付る必要がないので、施工が簡単になり、また、省施工化、コストダウンを図ることができる。
【0075】
なお、サッシユニットU1には、ケース3に収納されるロールスクリーン32が設けられるものとしたが、これに限らず、例えば、後述する第2の実施の形態例のように、カーテンレールを設ける構成としたり、ブラインドを設ける構成としても良い。これらの部材を設ける場合に、ケース3内に収納される構成とすれば、ロールスクリーン32を設ける場合と同様に、内装面5がすっきりとした外観となり、内装面5の外観を向上できる。
【0076】
また、縦化粧枠22は中空状に形成されているものとしたが、例えば、縦化粧枠22の内部に、プリーツ状の網戸を収納する構成としても良い。このように、縦化粧枠22などを中空状に形成することにより、その内部に部材を収納でき、機能を設けることができる。
【0077】
また、図1に示すように、外装面において、開口部10の上枠にケース3が、縦枠に縦ケーシング24が、下枠に下ケーシング25が設けられるものとしたが、これに限らず、壁の外装面側に各種建具などを設ける構成としても良い。
【0078】
例えば、図5に示す艤装連結壁パネルP1’では、その外装面4側において、開口部10の上枠に外付けシャッタケース39が、下枠にフラワシェルフ27が、それぞれ取付けられている。また、この例に限らず、開口部10の下枠に布団乾しレバーを取付ける構成や、開口部10の上枠にパーゴラの屋根部を取付ける構成としても良い。
【0079】
また、開口部10の縦枠に縦ケーシング24が設けられるものとしたが、これに代えて、壁パネル11に取付けられる外装材16の開口部10側となる端部を、サッシ2の縦枠サッシ2cに巻き込むように配置させる構成としても良い。この場合には、サッシ2の縦枠サッシ2c内にシャッタレールを設ける構成とする。
【0080】
また、シャッタ31に代えて、ケース3内に、上下開閉式の外用面格子ブラインドを用いる構成としても、同様の効果を得ることができる。
【0081】
また、ケース3内のモータ35によって巻取軸34が回転駆動されて、ロールスクリーン32の巻き取りや下降が可能であるものとしたが、これに限らず、手動でロールスクリーン32を巻き取ったり、下降させたりすることができる構成としてもよい。
【0082】
また、ロールスクリーン32や、ブラインド、カーテンレールなどを、サッシユニットU1に一体化しない構成としても良い。
【0083】
また、窓サッシ20は嵌め込み窓であるものとしたが、これに限らず、例えば、上げ下げ窓、ルーバーサッシ、辷り出し窓、内倒し窓、辷り開き窓、外倒し窓などの特窓や、引き違い窓などをサッシ2内に配置する構成としても良い。
【0084】
また、下枠サッシ2b、縦枠サッシ2cそれぞれに、下化粧枠21、縦化粧枠22が一体成形されているものとしたが、これに限らず、下化粧枠21、縦化粧枠22が、例えば、ビスなどの固着具により固定されたり、その一部が係止されたり、嵌合されたりすることなどによりシャッタ付きサッシユニットU1に取り付けられて、一体化されている構成としても良い。
【0085】
また、施工工場などで艤装連結壁パネルP1を製造するものとしたが、これに限らず、例えば、施工現場へ連結壁パネル1とサッシユニットU1とを搬送し、施工現場において、連結壁パネル1を建築物の壁部分に設置した後、サッシユニットU1を連結壁パネル1に取付けるものとしても良い。
【0086】
この場合、サッシユニットU1を、建物の屋内側から連結壁パネル1に取付けることになるので、例えば、二階の壁などに設置した連結壁パネル1にサッシユニットU1を取付ける場合に、屋内の床上で取付作業を行うことができる。したがって、従来と異なり、屋外側で足場を組む必要がないので、比較的手間をかけずにサッシユニットU1を取付けることができる。
【0087】
また、サッシユニットU1は、連結壁パネル1に取付けられるものとしたが、これに限らず、例えば、木造軸組工法、2×4工法、ユニット工法など、他の工法によって構築される建築物の壁に、上述のシャッタ付きサッシユニットの取付方法を適用するものとしても良い。
【0088】
〔第2の実施の形態〕
図6に示すように、第2の実施の形態例である艤装連結壁パネルP2は、中央に開口部60が設けられた連結壁パネル6と、開口部60に取付けられたシャッタ付きサッシユニットU2(以下、サッシユニットU2と略称する)と、を備えて構成されている。図6は、艤装連結壁パネルP2の斜視図である。
【0089】
連結壁パネル6は、図示しない二つの壁パネルと、二つの壁パネルそれぞれに両側部が連結される小壁パネル62および腰壁パネル63(図7中に図示)と、を備えて構成されている。図7は、艤装連結壁パネルP2の縦断面図である。二つの壁パネルおよび腰壁パネル63は、第1の実施の形態例における壁パネル11および腰壁パネル13とほぼ同様の構成であるので、その説明を省略する。
【0090】
小壁パネル62の外装面4側となる面材62bの表面には、胴縁65を介して外装材66が固定されている。外装材66は、その下端が開口部60内側へ突出するように取付けられている。また、小壁パネル62の内装面5側となる面材62bの表面には、耐火材67が取付けられている。
【0091】
サッシユニットU2は、サッシ2と、サッシ2の外装面4側に配置されるシャッタ71と、サッシ2の内装面5側に配置されるカーテンレール72・73と、シャッタ71およびカーテンレール72・73とを収納するケース7とが、予め一体化されて構成されている。サッシ2には、嵌め込み窓である窓サッシ20が設置されている。サッシ2の構成は、第1の実施の形態例のサッシ2とほぼ同様の構成であるので、その説明を省略する。
【0092】
ケース7の内部には、シャッタ71の巻取軸74と、カーテンレール72・73と、が設置されている。カーテンレール72・73は、カーテンレース75、カーテンドレープ76を吊り下げるとともに、これらの上端部を水平方向へ摺動可能な部材である。また、図示しないモータによって巻取軸74が回転駆動されることにより、シャッタ71の巻き取りや、下降が可能となっている。
【0093】
ケース7は、壁の外面となる外装材66よりも内装面5側に配置されている。ケース7の外装面4側となる面は、外装材66の裏面に当接されている。これにより、ケース7の外装面4側となる面が、外装材66により覆われている。また、ケース7は、カーテンレール72・73の厚さ分だけ、開口部60から内装面5側に突出して設けられている。
【0094】
また、図6に示すように、外装面4側において、開口部60の上の縁部には上ケーシング77が、下の縁部には下ケーシング78が、左右の縁部には縦ケーシング79が、それぞれ取付けられている。
【0095】
上述のサッシユニットU2を、連結壁パネル6に取付ける際には、図8(A)に示すように、サッシユニットU2を、内装面5側から、連結壁パネル6に近づけて(矢印Y)、図8(B)に示すように、開口部60の内側に配置する。
【0096】
次に、第1の実施の形態例とほぼ同様にして、サッシユニットU2を、連結壁パネル6の開口部60内縁に取付固定する。その後、上ケーシング77、下ケーシング78、縦ケーシング79を、外装面4側となる開口部60の内縁にそれぞれ取付ける。
【0097】
上述のようにして製造される艤装連結壁パネルP1は、施工現場において、建築物の壁部分に設置される。その後、サッシ2内に、窓サッシ20や網戸などが取付けられ、また、カーテンレール72・73に、カーテンレース75、カーテンドレープ76が吊り下げられる。
【0098】
以上のように、第2の実施の形態例の艤装連結壁パネルP2によれば、ケース7の外装面4側となる面が外装材66により覆われているので、外装面4側にケース7が露出せず、外装面4の外観を向上できる。
【0099】
また、図7に示すように、ケース7の外装面4側の半分が、開口部60の内縁に配置されることになるので、ケース7が内装面5側に突出する量を軽減できる。したがって、ケース7突出部分の外観がすっきりしたものとなり、内装面5の外観を向上できる。
【0100】
また、窓サッシ20に嵌め込み窓を使用しているので、サッシユニットU2全体の厚さを薄く設定することができる。これにより、ケース7が内装面5側への突出する量を軽減できるので、内装面5の外観をより高められる。
【0101】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、屋内の床上でシャッタ付きサッシユニットの取付作業をおこなえる。したがって、屋外側で足場を組む必要がなく、比較的手間をかけずにシャッタ付きサッシユニットを取付けられる。
【0102】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、屋外側で外装材を切欠く作業を省略できる。また、外装材の取付けと、シャッタ付きサッシユニットの取付けの順番を、適宜選択できる。また、ケースが屋外側または屋内側に突出する量を軽減でき、屋外面または屋内面の外観を向上できる。
【0103】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、艤装連結壁パネルの製造において、外装材を切欠く作業を省略でき、また、外装材の取付けと、シャッタ付きサッシユニットの取付けの順番を、適宜選択できる。また、より安定して、艤装壁パネルを立てた状態で搬送できる。また、施工現場で外装材、サッシ、シャッタを取付ける作業を省略できる。
【0104】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、屋外側にケースが露出せず、屋外面の外観を向上できる。
【0105】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、屋内面がすっきりとした外観となり、屋内面の外観を向上できる。
【0106】
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、造作部材を別途壁に取付ける作業が不要となり、施工時の手間を省略できる。
【0107】
請求項7記載の発明によれば、請求項2または4記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、造作部材を別途壁に取付ける作業が不要となり、施工時の手間を省略できる。
【0108】
請求項8記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、造作部材を別途連結壁パネルに取付ける作業が不要となり、艤装連結壁パネル製造時の手間を省略できる。
【0109】
請求項9記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、造作部材を別途壁に取付ける作業が不要となり、施工時の手間を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例の艤装連結壁パネルを示す正面図である。
【図2】図1中の艤装連結壁パネルを示す縦断面図である。
【図3】図1中の艤装連結壁パネルを示す要部横断面図である。
【図4】図2中の連結壁パネルにシャッタ付きサッシユニットを取付ける方法を説明するための概略図である。
【図5】図1中の艤装連結壁パネルの変形例を示す斜視図である。
【図6】本発明を適用した第2の実施の形態例の艤装連結壁パネルを示す斜視図である。
【図7】図6中の艤装連結壁パネルを示す縦断面図である。
【図8】図7中の連結壁パネルにシャッタ付きサッシユニットを取付ける方法を説明するための概略図である。
【符号の説明】
P1 艤装連結壁パネル
U1 シャッタ付きサッシユニット
1 連結壁パネル(壁)
2 サッシ
3 ケース
4 外装面(屋外)
5 内装面(屋内)
6 連結壁パネル(壁)
7 ケース
10 開口部
11 壁パネル
12 小壁パネル(壁パネル)
13 腰壁パネル(壁パネル)
16 外装材
21 下化粧枠(造作部材)
22 縦化粧枠(造作部材)
31 シャッタ
32 ロールスクリーン
66 外装材
71 シャッタ
72・73 カーテンレール

Claims (9)

  1. サッシの屋外側に配置されるシャッタと、このシャッタを収納するケースとが、予め前記サッシと一体化されたシャッタ付きサッシユニットを壁に形成された開口部に取付けるシャッタ付きサッシユニットの取付方法であって、
    前記シャッタ付きサッシユニットを、屋内側から前記開口部の内側に配置し、前記ケースの上面を前記開口部の上部内周面にビスによって固定することを特徴とするシャッタ付きサッシユニットの取付方法。
  2. 請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法により構築されるシャッタ付きサッシユニットの取付構造であって、
    開口部を有する壁の屋外側となる面に、外装材が設けられ、
    前記シャッタ付きサッシユニットのケースの上面が、ビスによって前記開口部の上部内周面に固定されることにより、前記ケースが壁に取付けられていることを特徴とするシャッタ付きサッシユニットの取付構造。
  3. 請求項2記載のシャッタ付きサッシユニットの取付構造を適用した艤装連結壁パネルであって、
    開口部が設けられるように複数の壁パネルが互いに連結されて構成される連結壁パネルの屋外側となる面に、外装材が設けられ、
    シャッタ付きサッシユニットが前記連結壁パネルに取付けられていることを特徴とする艤装連結壁パネル。
  4. 請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法により構築されるシャッタ付きサッシユニットの取付構造であって、
    ケースが壁の外面よりも屋内側に配置され、前記ケースの屋外側となる面が、前記壁の外面に設けられた外装材により覆われていることを特徴とするシャッタ付きサッシユニットの取付構造。
  5. 請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法に用いられるシャッタ付きサッシユニットであって、
    サッシの屋内側に配置されるロールスクリーンまたはブラインドまたはカーテンレールが予め一体化されており、
    シャッタと、前記ロールスクリーンまたはブラインドまたはカーテンレールとが、共通のケース内に収納されることを特徴とするシャッタ付きサッシユニット。
  6. 請求項1記載のシャッタ付きサッシユニットの取付方法において、
    シャッタ付きサッシユニットには、造作部材が予め一体化されていることを特徴とするシャッタ付きサッシユニットの取付方法。
  7. 請求項2または4記載のシャッタ付きサッシユニットの取付構造において、
    シャッタ付きサッシユニットには、造作部材が予め一体化されていることを特徴とするシャッタ付きサッシユニットの取付構造。
  8. 請求項3記載の艤装連結壁パネルにおいて、
    シャッタ付きサッシユニットには、造作部材が予め一体化されていることを特徴とする艤装連結壁パネル。
  9. 請求項5記載のシャッタ付きサッシユニットにおいて、
    造作部材が予め一体化されていることを特徴とするシャッタ付きサッシユニット。
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