JP4430141B2 - 車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法及びその押出し成形装置 - Google Patents

車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法及びその押出し成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4430141B2
JP4430141B2 JP09175598A JP9175598A JP4430141B2 JP 4430141 B2 JP4430141 B2 JP 4430141B2 JP 09175598 A JP09175598 A JP 09175598A JP 9175598 A JP9175598 A JP 9175598A JP 4430141 B2 JP4430141 B2 JP 4430141B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extrusion
elastomer
groove
tread band
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09175598A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10323916A (ja
Inventor
ヴィンチェンツォ・ベナッティ
Original Assignee
ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ filed Critical ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Publication of JPH10323916A publication Critical patent/JPH10323916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4430141B2 publication Critical patent/JP4430141B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/30Extrusion nozzles or dies
    • B29C48/305Extrusion nozzles or dies having a wide opening, e.g. for forming sheets
    • B29C48/307Extrusion nozzles or dies having a wide opening, e.g. for forming sheets specially adapted for bringing together components, e.g. melts within the die
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/07Flat, e.g. panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/12Articles with an irregular circumference when viewed in cross-section, e.g. window profiles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/16Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers
    • B29C48/18Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers
    • B29C48/21Articles comprising two or more components, e.g. co-extruded layers the components being layers the layers being joined at their surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2021/00Use of unspecified rubbers as moulding material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2009/00Layered products
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2030/00Pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29L2030/002Treads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形法に関し、及び、少なくとも1つの第1のエラストマーを供給する少なくとも1つの第1の押出し成形ヘッドと、少なくとも1つの第2のエラストマーを供給する少なくとも1つの第2の押出し成形ヘッドと、第1の押出し成形ヘッドに接続された少なくとも1つの第1の予成形溝を有する予成形装置と、該予成形装置の下流に作用可能に配置された押出し成形金型であって、第1の予成形溝の端部に配置され且つ該第1の予成形溝と押出し成形路を画成する押出し成形金型とを備え押出し成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の車輪用タイヤの製造分野において、加工物を連続的なストリップの形態にて押出し成形し、その後、そのストリップを所定の寸法の長さに切断し、そのストリップの各々が、製造工程中に提供される組み立てステップの間、タイヤのその他の構成要素と関係付けることができるようにして、トレッドバンドが製造されることが公知である。このステップ中、タイヤを形成する全ての加工物は、室温にて共に取り付けられ、上記の加工物も格納マガジンから供給されるため、冷温である。
【0003】
より詳細には、トレッドバンドを形成するストレッチ部分は、1つ又は2つ以上のプライ上にて直接、通常、既に円環状の形状をしたカーカスに、又は、該カーカスに予め巻かれたベルト構造体に、トレッドバンドの両側縁部がタイヤのサイドウォールの端部フラップを接続するようにクラウン状に付与される。設計上の選択に依存して、これらの端部フラップは、カーカスプライとトレッドバンドの両側端縁との間に包み込まれるようにカーカスプライに付与されるか、又は、トレッドバンド自体の両側端縁に対して重なり合う関係にて直接、付与される。
【0004】
通常、必要な性能(例えば、ドライ、及びウェット路面における耐摩耗性及びグリップ力)に依存してトレッドバンドを製造するときに使用されるブレンドの型式は、カーカス及びベルト構造体、並びにタイヤのサイドウォールの製造に採用されるエラストマーに対して効果的な冷温粘着性を得ることが難しいと思われる化学的特徴を有している。この状況下にて、タイヤの組み立てステップ中に必要な粘着性を回復するため、石油系溶液を付与することを含む工程をトレッドバンドに施す必要性を解消するため、多くの場合、いわゆる「スキムコート」をトレッドバンドの下面に施し、カーカスプライ、又はベルト構造体と接触させることを目的とする。このスキムコートは、基本的に天然ゴム系ブレンドの薄い層から成っている。このブレンドは、押出し成形ヘッドから出た直後に未だ高温であるときにトレッドバンドに付与され、トレッドバンドに効果的に定着され、石油系溶液を付与することを含む表面処理方法を採用せずに、カーカスに低温粘着させるのに適した基層を供給する。
【0005】
同様に、トレッドバンドの両側端縁にサイドウォールを重ね合わせる場合、トレッドバンドの側端縁は、同様に、いわゆる「ミニ・サイドウォール」という幅の広い2つの挿入体が設けられる。この挿入体も、また、通常、冷温粘着性を促進するためにサイドウォール及びミニ・サイドウォールに対し同一のブレンドを採用することにより、タイヤの組み立てステップ中、トレッドバンドとサイドウォールとが効果的に粘着することを確実にする化学的特徴を有している。
【0006】
ミニ・サイドウォールをトレッドバンドに取り付けることは、共押出し成形法、及びそのための高温法によって行われる。この方法は、トレッドバンドを形成することを目的とする同一の押出し成形装置にて、第1の供給溝の伸長部分に対して略平行な方向に向けて押出し成形出口の両側部分にて収斂する、2つの第2の供給溝に沿ってミニ・サイドウォールにブレンドを供給する第3の押出し成形ヘッドを使用する。正確なトレッドバンドを形成することを目的とするエラストマーが該供給溝を通じて供給される。
【0007】
現在の技術状況において、ミニ・サイドウォールと異なり、スキムコートは、一般にカレンダである別個の装置にて製造し、ボビン上に巻かれる。次に、そのボビンの各々は、適当な巻き懈き装置に取り付けられ、その後に、この巻き懈き装置からスキムコートを取り出して、上記のトレッドバンドが対応する押出し成形装置から離れる方向に動かく間に、既に、選択随意のミニ・サイドウォールが付与されたトレッドバンドに取り付ける。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
スキムコートは、通常、トレッドバンドの下面に施されるため、スキムコートを巻き懈く装置は、トレッドバンドの押出し成形装置の全体の下方に配置されており、従って、該押出し成形装置は、上方位置に配置しなければならない、このことは、装置の構造を複雑化し、その全ての部品に応答することを困難にする。
【0009】
スキムコートを製造する別個の装置と、スキムコートをトレッドバンドの押出し成形装置に供給するボビン巻き懈き装置とを使用することを不要にするため、ミニ・サイドウォールに関して上述した方法と同一の方法にて、スキムコートをトレッドバンドと共に、押出し成形する試みが為されており、この方法は、既に公知であり、また、2つのブレンドで出来たトレッドバンドを製造するために使用されて成功している共押出し成形法を採用して行われ、この場合、下方のブレンド層の厚さは、トレッドバンド全体の厚さの約1/2である。
【0010】
しかしながら、当該出願人は、スキムコートを製造しようとして、その下方のブレンド層の厚さを2mm以下という薄い値まで薄くしたとき、この共押出し成形法は不良な結果となることを知った。実際には、押出し成形法により、例えば、2mmという極めて薄い厚さを達成するためには、押出し成形装置から出るときにブレンドが膨潤する結果、約1mmの孔を有する金型を使用しなければならず、その結果、ブレンドの不純物、又は塵埃が金型内に取り込まれ、これにより、長手方向への引っ掻き傷を生じ、このため、押出し成形製品、即ち、押出し成形品の寸法が不揃いとなる。
【0011】
更に、かかる工程状態下にて、押出し成形部分の異なる箇所にてブレンドの流量をチェックすることは極めて難しく、このため、スキムコートの均一さ及び正確な寸法、及び結果の反復性の点にて確実さを期すことは殆ど期待できない。
【0012】
こうした問題点はカレンダにも存在することが公知である。
【0013】
本発明に従い、スキムコートを製造することを目的とするブレンドがトレッドバンド自体を形成するブレンドの流れに対して垂直な方向に、又は何れの場合でも、そのブレンドの流れに対して大きい入射角度を有するならば、共押出し成形法の間に、トレッドバンドの押出し成形の移動路内に噴射される厚さの均一さ、及び厚さの制御の点にてスキムコート自体が優れた品質を有するスキムコートが施されたトレッドバンドを製造することが可能となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第一の形態において、本発明は、車両用のタイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形法であって、押出し成形製品に必要とされる横断面に略対応する形状をした、押出し成形出口に接続された第1の予成形溝を備える押出し成形路に沿って、少なくとも1つの第1のエラストマーを供給するステップと、第1のエラストマーが貫通して長手方向に進む押出し成形路まで少なくとも1つの第2のエラストマーを搬送するステップとを備え、上記搬送が、第2のエラストマーが押出し成形路に沿って形成される押出し成形製品の少なくとも1つの面の上方にて、薄い層の形態にて分配されるような方法にて、押出し成形路を長手方向に横断して第1のエラストマーの移動方向に対して横断方向に行われる、押出し成形方法に関する。
【0015】
より詳細には、第2のエラストマーは、押出し成形出口の直ぐ上流、又は該押出し成形出口に略近接した箇所にて押出し成形路まで搬送される。
【0016】
第2のエラストマーの横断方向への搬送方向は、押出し成形路に沿った第1のエラストマーの移動方向に対して略垂直であり、又は何れの場合でも、その移動方向に対して30°乃至160°の範囲の角度を形成するようにすることが好ましい。
【0017】
一つの可能な実施の形態において、本発明の方法は、押出し成形出口のそれぞれ2つの両側部分にて収斂する一対の第3の予成形溝まで少なくとも1つの第3のエラストマーを搬送するステップを更に備えており、その搬送方法は、2つの境界挿入体がトレッドバンドに形成され且つトレッドバンド自体の両端縁に沿って伸長するようにして行われる。
【0018】
上記トレッドバンドがその上に採用されるタイヤカーカスと接触可能に配置されたトレッドバンドの下面には、薄い層が施されることが有利である。
【0019】
更に、本発明によれば、上記の方法は、車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形装置であって、第2の押出し成形ヘッドに接続され且つ押出し成形路の長手方向伸長部を横断する方向に向けて押出し成形路上にて収斂する少なくとも1つの第2の供給溝を更に備えることを特徴とする押出し成形装置により実施される。
【0020】
より詳細には、第2の供給溝は、押出し成形路の長手方向伸長部に対し30°乃至160°、より好ましくは90°の角度を形成する方向に向けて、好ましくは、略上記押出し成形出口にて押出し成形路上で収斂するようにする。
【0021】
本発明の一つの好ましい解決策において、第2の供給溝は、予成形装置に形成された、上記第2の押出し成形ヘッドにて終端となる接続溝部と、予成形装置と押出し成形金型との間に形成された端部溝部とを有する。該端部溝部は、押出し成形金型に形成された面中空部により画成されることが好ましい。
【0022】
上記予成形装置は、予成形機を保持するハウジング(drawer)と、該ハウジング内に作用可能に収容された予成形機とを備え、上記第1の予成形溝は、上記予成形機と予成形機を保持するハウジングとの間に形成され、上記第2の供給溝はハウジング内に少なくとも部分的に形成されるようにすることが有利である。
【0023】
第2の供給溝が存在するか否かに関係なくそれ自体、効果的である、本発明の第3の形態によれば、予成形機は、鏡像関係に配置された2つの端部分と、該2つの端部分の間に着脱可能に係合した少なくとも1つの中央挿入体とを備えており、該中央挿入体は、上記金型内に配置された押出し成形出口の幅に第1の予成形溝の幅を適合させ得るように互換可能である。
【0024】
例えば、キー溝と、中心決めキーとから成り、該キー溝及び中心決めキーが上記予成形機の上記中央挿入体及び上記予成形機のハウジングによりそれぞれ支持された、中心決め手段は、上記ハウジングに対して中心位置に予成形機を固定することを可能にする。
【0025】
一つの可能な実施の形態において、本発明の装置は、少なくとも1つの第3のエラストマーを供給する少なくとも1つの第3の押出し成形ヘッドを更に備えており、上記予成形装置は、上記第3の押出し成形ヘッドに接続された一対の第3の予成形溝を有し、該予成形溝は、上記押出し成形出口の両側部分にてそれぞれ収斂し、このようにして形成されたトレッドバンドの両端縁に沿って伸長する境界挿入体を形成する。
【0026】
第3の形態において、本発明は、エラストマー挿入体を備えるトレッドバンドを製造する押出し成形方法であって、押出し成形製品の必要な横断面に略対応した形状をした押出し成形出口に接続された第1の予成形溝を備える押出し成形路に沿って第1のエラストマーの流れを供給するステップと、別の材料を充填し得るようにされた空の領域を第1のエラストマーの流れ中に開放するステップと、第1のエラストマーが長手方向に貫通して進む押出し成形路まで少なくとも1つの第2のエラストマーを搬送するステップとを備え、該搬送が、第2のエラストマーが第1のエラストマーの流れ内に開口した空の領域内で均一に分配されるような方法にて、押出し成形路を貫通して長手方向に進む第1のエラストマーの移動方向の横断方向に行われるようにした、押出し成形方法に関する。
【0027】
別の形態によれば、本発明は、エラストマー挿入体を備える、車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形装置であって、少なくとも1つの第1のエラストマーを供給する少なくとも1つの第1の押出し成形ヘッドと、少なくとも1つの第2のエラストマーを供給する少なくとも1つの第2の押出し成形ヘッドと、該第1の押出し成形ヘッドに接続された少なくとも1つの第1の予成形溝を有する予成形装置と、該予成形装置の下流に作用可能に配置された押出し成形金型であって、第1の予成形溝の端部に配置され且つ該第1の予成形溝と共に押出し成形路を画成する押出し成形出口を有する押出し成形金型とを備える押出し成形装置において、第2の押出し成形ヘッドに接続され且つ押出し成形路の長手方向伸長部を横断する方向に向けて押出し成形路上で収斂する少なくとも1つの第2の供給溝と、別の材料を充填し得るようにされた1つの空の領域を第1のエラストマー流れ内に開放する手段と、第2の供給溝から出る第2のエラストマーが押出し成形出口を越えて流れ且つ上記空の領域を占めるようにすることを可能にする手段と、を備えることを特徴とする押出し成形装置に関するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
更なる特徴及び有利な点は、本発明に従って車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法、及び関連する装置に関する、好適ではあるが、非限定的な実施の形態の以下の詳細な説明からより明らかになるであろう。以下、添付図面を参照しつつ本発明を説明する。
【0029】
図面を参照すると、本発明に従って車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形装置が全体として参照番号1で表示されている。
【0030】
該押出し成形装置1は、少なくとも1つの第1の押出し成形ヘッド2と、下方に位置する1つの第2の押出し成形ヘッド3とを備えており、そのヘッドの双方は、それ自体公知であるため、部分的にしか図示しないが、これらのヘッドは、それぞれ第1の供給出口2a及び第2の供給出口3aを介して第1のエラストマー4及び第2のエラストマー5を供給し得るように配置されている。
【0031】
図示した実施の形態において、別の第3の押出し成形ヘッド6も設けられている。該ヘッド6は、第1の供給出口2aの上方となる位置に配置された一対の第3の供給出口6aを介してそれぞれの第3のエラストマー7を供給し得るように配置されている。
【0032】
特に、図3を参照すると、以下により明確に説明するように、それぞれの供給出口2a、3a、6aからのエラストマーは、全体として参照番号8で図示した単一の押出し成形品の原材料となることを目的としており、また、第1のエラストマーからできた正確な主要部分、又はトレッドバンド4aから形成され、該トレッドバンドの下方部分には、いわゆるスキムコート5aと、可能な供給挿入体、又はいわゆる「ミニ・サイドウォール」7aとが設けられている。スキムコート5aは、トレッドバンドの下面の下方にて薄い層の形態にて分配された第2のエラストマー5で形成され、いわゆる「ミニ・サイドウォール」7aの各々は、第3の出口6aの1つから供給された第3のエラストマー7で形成されている。
【0033】
3つの異なるエラストマー4、5、7の各々は、技術的に周知であるため図示しない、別個の押出し成形機から対応する押出し成形ヘッドを介してそれぞれの供給出口2a、3a、6aに供給される。
【0034】
最初に、不定の長さの連続的なストリップの形態にて形成された押出し成形製品8は、通常、所定の長さのストレッチに切断することを目的とし、そのストレッチの各々は、タイヤが仕上がったとき、トレッドバンド4aがタイヤの地面接触領域となるような方法にて、製造ステップ中、タイヤに対しクラウン方向に付与される。このため、第1のエラストマー4の組成は、加硫タイヤにおいて、アスファルトに対するグリップ特性が大きく且つ耐摩耗抵抗性が大きい。この組成は、上述したように、未加硫状態のとき第1のエラストマーの粘着性を不良なものにする。
【0035】
次に、スキムコート5a及びミニ・サイドウォール7aをそれぞれ形成する第2のエラストマー5及び第3のエラストマー7(これらが存在するならば)によりバンド4aに粘着特性が付与される。実際には、タイヤの製造ステップ中、スキムコート5aは、トレッドバンド4aとその下側のカーカス、又はベルトプライとの間の低温取り付け境界部を提供することを目的とする一方、ミニ・サイドウォール7aは、未だ低温状態のとき、タイヤのサイドウォールの端部フラップとトレッドバンド自体との間に有効な粘着面を提供する。
【0036】
スキムコート5a及びミニ・サイドウォール7aをそれぞれ形成するトレッドバンド4a、第2のエラストマー5、第3のエラストマー7(これらが存在するならば)の間の的確な粘着性に関して未解決の問題点を解決するため、主要エラストマーにこれらのエラストマーが高温にて付与される。実際には、ミニ・サイドウォール7a、スキムコート7及びトレッドバンド4aは、全て共に直接、共押出し成形される。
【0037】
上記の説明に続いて、押出し成形ヘッド2、3、6の直ぐ下流にある押出し成形装置1において、予成形装置9が作用可能に設けられており、該予成形装置に続いて、押出し成形金型10が設けられ、該押出し成形金型は、押出し成形製品8に対して必要とされる横断面に略対応した形状の押出し成形孔11を有している。
【0038】
より詳細には、該予成形装置9は、基本的に、金型10を保持する前面ハウジング12aと、いわゆる予成形機13を保持する内側ハウジング12bとを有する、いわゆるハウジング12から成っている。
【0039】
略三角形断面の予成形機13は、その下方部分に、所定形状の第1の中空部14が設けられており、該中空部14は、ハウジング12の内側ハウジング12bの下面と共に、第1の予成形ダクト15を画成し得るようにされており、該主要予成形ダクトは、第1の供給出口2aに接続され且つ孔11にて収斂している。この状態下にて、出口孔11及び第1の予成形ダクト15は、押出し成形路を画成し、第1のエラストマー4がトレッドバンド4aに形成される最終的な形態及び押出し成形製品8の全体に依存して、適宜な形状となるように案内される。
【0040】
図示した実施の形態において、予成形機13には、その正面に形成された一対の第3の所要形状の中空部16が設けられており、該中空部の各々は、所定形状の第1の中空部14の両端縁の1つにて収斂し、第1のエラストマー4は、この所定の形状の第1の中空部14を通って伸長する。予成形機13をハウジング12内に取り付けたとき、第3の中空部16は、ハウジング12の内側ハウジング12bの上面と共に、それぞれの第3の予成形ダクトを画成する。該ダクトの各々は、第3の供給出口6の1つに接続され、押出し成形孔11の端部領域にて収斂し、ミニ・サイドウォール7aの原材料を提供し得るように上記孔にて第3のエラストマー7を適宜に案内する。
【0041】
予成形装置9には、少なくとも1つの第2の供給溝17が更に設けられており、該供給溝は、第2の押出し成形ヘッド3aに接続され且つ押出し成形路内に開口する。第1のエラストマー4は、押出し成形路自体の長手方向への伸長方向に交差する横断方向に向けてこの押出し成形路に沿って伸長する。
【0042】
より詳細には、第2の供給溝7には、図2により明確に図示するように、第一の接続溝部17aが設けられることが好ましい。該第一の接続溝部17aは、ハウジング12に斜めに形成され且つ第2の押出し成形ヘッド3の出口3aにて終端となっている。この接続溝部17aに続けて設けられているのは、予成形装置9と押出し成形金型10との間に形成された第3の端部溝部17bである。より正確には、該端部溝部17bは、押出し成形金型10に形成された表面中空部18により画成され、該表面中空部は、所定形状の中空部14の幅と略等しい幅を有し、例えば、0.5乃至5mmの範囲の深さを有している。該端部溝部17bは、好ましくは押出し成形孔11にて押出し成形路内に開放し、又は、何れの場合でも押出し成形路の長手方向伸長部に対し30°乃至160°の範囲の角度「α」を形成する方向に、より好ましくは、該長手方向伸長部に対して略垂直な方向に向けて押出し成形開口部の直ぐ上流の箇所にて開放する。
【0043】
孔11の作動中、第2の押出し成形ヘッド3から出る第2のエラストマー3aは、第1の予成形ダクト15の全幅に亙ってエラストマー4の供給方向を横断して押出し成形路内に搬送され、第2の押出し成形ヘッド3に供給する押出し成形機スクリューの回転速度と相関した推進力にてエラストマー4の下面に貫入する。
【0044】
こうした状態下にて、第2のエラストマー5は均一に分散され、押出し成形路の出口に形成されるトレッドバンド4aの下面の下方にて正確に一定の厚さの薄い層の形態にて被覆効果を生じさせる。このことは、形成されるスキムコート5aの厚さが、数十分の1mm程度といった極めて薄い場合さえも可能である。
【0045】
予成形装置9における第2の供給溝17の配置に関係なく有利に利用することのできる、本発明の装置の更に別の特徴によれば、予成形機13は、互いに離脱可能に係合した少なくとも3つの部分に分割可能に設けられている。
【0046】
より詳細には、鏡像関係に配置された2つの端部分13aが提供され、該2つの端部分の各々は、所定形状の第1の中空部分14の側部分と、ミニ・サイドウォール7aを形成することを目的とする所定形状の第3の中空部16の側部分とを有している。例えば、ねじ式タイロッド19により且つ中心決めブッシュ19aを介在させたときに、少なくとも1つの中央挿入体13bが、2つの端部分13aの間に離脱可能に係合する。
【0047】
中心決め手段は、予成形機13をハウジング12に対する中心位置に締結するために設けられる。一つの好適な解決策において、この中心決め手段は、基本的に、キー溝20を備えている。該キー溝20は、予成形機13の中央挿入体13bにより支持され且つハウジング12内に配置されたキー20aを受け入れ得るようにされている。上述したのと同一の中心決め装置、即ち、キー21及びキー溝22を有する中心決め装置が金型10と、予成形装置9のハウジングに形成された対応する前面ハウジング12との間に配置されている。
【0048】
前面挿入体13bは、中空部14に画成された第1の予成形ダクトの幅と、中空部16により画成された第3の予成形ダクトの中心の間の距離とを金型10に形成された押出し成形孔11の幅に、従って、トレッドバンド4a、又は何れの場合でも、形成される押出し成形製品8の幅に適合させ得るように互換可能であることが有利である。換言すれば、製造されるタイヤの異なるトレッドバンドの幅の各々に対して、所望の幅のトレッドバンド4aを形成し得るように、それぞれの金型10及びそれぞれの中央挿入体13bが常時、同一の対の端部分13aに接続されているようにする。
【0049】
第2の供給溝17の端部溝部17bは、金型10内に配置された中空部18により画成されるいる。その結果、金型10の各々は、上述した端部溝部13bの幅、従って、形成されたスキムコート5aの幅をトレッドバンド4aの幅寸法に適合させ得るように、適正な幅の中空部18を有するようにすることが有利である。
【0050】
予成形装置9内における第3の予成形ダクト16の配置に関係なく有利に利用することのできる、本発明の装置の別の異なる特徴によれば、図4に図示するように、楔形の分離要素30は、押出し成形孔に近接して、有利に金型10に適用されるように提供される。
【0051】
楔形要素30は、押出し成形孔11に対して、好ましくは中央位置にて金型10に着脱可能に締結され、該楔形要素が上記孔の全高さを占め、その先端がハウジング12内の予成形ダクト15内で伸長するように便宜に方向決めされるような位置に配置されている。
【0052】
この楔形の要素30は、押出し成形孔11の基部を向いたその表面に面取り部分31を更に有しており、第2の供給溝17から来る第2のエラストマー5が押出し成形孔を越えて流れ、押出し成形孔11を通じて上記楔形の要素が存在することにより、押出し成形品に形成された空の領域を占める。
【0053】
上記面取り部分にて、金型10は、上述したのと同一の面中空部18を有することができるが、該金型には、中空部18の表面に形成された更に別の中空部37を設けることもできる。該更に別の中空部は、第1のエラストマー4の流動方向を横断する方向に方向決めされることが好ましく、また、上記要素30にてより多量の流量の第2のエラストマー5に対する溝を形成し得るように、楔形要素の基部と同一の幅であることが好ましい。これと代替的に、金型10は、中空部18が存在しない場合、この更なる中空部のみを備えるようにしてもよい。
【0054】
より詳細には、楔形要素30は、2つの機能、即ち、別の材料で略充填し得るようにされた、第1のエラストマー4が流動する空の領域を開放するという第一の機能と、第2のエラストマーの流れの一部をこの領域に向けて動かし且つこの領域を充填して、その全幅に亙って伸長するエラストマーの挿入体が設けられた均一な押出し成形製品38を形成する上記要素30の第3の機能とを果たす。
【0055】
金型10の内面に存在する中空部の型式に依存して、異なる形式の押出し成形品が得られることが容易に理解される。中空部18が存在する場合、更に別の中空部37を追加し、又は追加せずに、第2のエラストマー5の残る流れ、即ち、上記空の領域まで流れなかった量が均一に付与され、楔形要素30の外部を流れる第1のエラストマー4の部分の下面の下方にて、被覆効果を生じさせる。これにより、その下方部分にスキムコートが施され、該スキムコートと同一のエラストマーから成る長手方向に連続する挿入体を備える押出し成形品が得られる。
【0056】
更に別の中空部37により置換されて中空部18が存在しない場合、スキムコートの無い押出し成形品が形成され、この押出し成形品は、異なるエラストマーから成る長手方向に連続的な挿入体を備えることになる。
【0057】
上述した方法によれば、スキムコート5a及び挿入体は同一の材料を使用して形成されることは明らかである。しかしながら、当業者は、楔形要素に近接して配置された更に別の中空部37に対し別個に供給するため、更に別の供給溝を使用することにより、挿入体は、スキムコートの製造に採用される材料と異なるエラストマーで容易に形成し得ることが理解されよう。
【0058】
図5を参照すると、トレッドバンド38の下方で且つ該トレッドバンドの中央部分の双方には、第2のエラストマー5aが存在することが理解されよう。
【0059】
シリコーン系フィラーを有するトレッドバンドの場合のように、異なるエラストマーから成る挿入体を有するトレッドバンドを製造しようとするならば、楔形要素30を採用することは特に有利である。このシリコーン系フィラーは(公知であるように)、絶縁特性を有し、該シリコーン系フィラーには、導電性エラストマーから成る挿入体が付与される。この材料は、例えば、従来のスキムコートに採用される材料とすることができる。この解決策は、シリカの存在に伴うその材料が有する特別な特徴を損なうことなく、この型式のトレッドを採用するタイヤの導電性を実現することを可能にする。
【0060】
更により有利な方法において、該挿入体は、楔形要素30の締結箇所を横断方向に向けて金型10まで移動させることにより、トレッドバンド4aの内部における異なる領域に便宜に形成することができる。
【0061】
該挿入体は、楔形要素を便宜に位置決めすることによりトレッドバンドの溝に形成されることが好ましい。このようにして、地面と接触する挿入体の部分は、少なくなり、従って、異なる材料で出来たトレッド部分が存在することに起因すしてトレッドバンドが不均一に摩耗する可能性が少なくなる。
【0062】
当業者は、分離要素30は、上述した機能を果たし得るようにされているならば、異なる形状の成形品で形成することができることが理解されよう。
【0063】
本発明は、公知の技術に比して多数の有利な点を達成する。
【0064】
第一に、スキムコートを形成し得るように明確に配置された独立的な製造装置を使用することが不要となる。このことは、製造装置を明確に簡略化することに加えて、装置自体の作動状態を点検するのに必要な労力を著しく節減することになり、このため、この労力は公知の技術と比べて削減される。
【0065】
また、2つの装置を完全に同期化状態で且つ同時に作動させる必要性から公知の技術にて生じる問題点も解決される。即ち、その一つの問題点はトレッドバンドを押出し成形することであり、もう一つの問題点はスキムコートに関係するものであり、即ち、それぞれの装置から出る半製品に少しの速度差があっても、トレッドバンドに施されるスキムコートの付着同期化状態、中心決め及び延伸状態が変化するという問題点である。
【0066】
また、公知の技術において、装置の作動中に形成される多量の加工屑が著しく少なくなることも指摘すべきことである。実際には、従来技術により装置が停止する毎に、半製品自体が結合する領域の上流に伸長する長さに対応した半製品の異なる長さを廃棄することが必要となる。当然のこととして、機械の始動段階中に上記半製品に為される調整が不良であるため、装置の新たな運転時に、半製品を相互に正確に結合させることが損なわれる可能性がある。この問題点は、本発明により解決される。これによれば、スキムコートは、トレッドバンドと共に直接。押出し成形される。
【0067】
トレッドバンドと共に共押出し成形することにより直接、スキムコートを形成する結果、空気ロックを伴わずに、スキムコートとトレッドバンドとの間に満足し得る取り付け状態を実現することに関連する全ての問題点が解決され、更に、トレッドバンドに対して完全に中心決めされた位置にてスキムコートを施すことを可能にするための特別な手段及び配慮の必要性が解消される。
【0068】
本発明の方法及び装置により達成されるもう一つの有利な点は、表面の不連続性を防止することにである。この不連続性は、公知の技術において、ミニ・サイドウォールとスキムコートの端部との間にて生じることが公知であり、その原因は、その後に、このスキムコートがトレッドバンドの押出し成形品に施され、従って、ミニ・サイドウォール自体の下面に対してその全体の厚さ程度を突き出すことになるためである。この不連続性は、空の空隙を形成することにつながり、ミニ・サイドウォールとタイヤ・カーカスとの間に含まれる領域内に空気ロックを生じさせる傾向がある。上記の結果として、ミニ・サイドウォールをカーカスに粘着させるためには、強力な巻き付け工程が特に、必要とされ、その工程は、特に、シリカ系フィラーを含む現代のブレンドを使用することに起因して、加工物を異常に変形させ且つ/又はカーカス及び/又はベルトプライの構造体を望ましくない方法にて改変させる傾向があった。
【0069】
更に、工程は高温状態下にて実行されるため、トレッドバンドの下方にてスキムコートを完全に付着させることを確実にすることで、低温のスキムコートを高温のバンドに施すため従来技術で必要とされるものと比較して、低廉なエラストマーブレンドを利用して、スキムコートを形成することが可能となる。
【0070】
更に、本発明の方法及び装置は、スキムコートの厚さを迅速に調整することを可能にし、その厚さは、第2の供給出口3aから出るエラストマーの流量が依存する第2の押出し成形機スクリューの回転速度を変化させ、また、出口にて第1のエラストマー面に第2のエラストマーが貫入する程度を変化させるだけで容易に修正可能である。
【0071】
また、上記の予成形機は、中央挿入体を交換するだけで、異なる寸法のトレッドバンドを加工するのに適したものにすることができるということは、公知の技術のコストを顕著に削減することになることも認識すべきであり、従来技術のこの場合、この調整工程のためには、予成形機の全体を交換することが必要となり、そのコストは挿入体だけを交換する場合よりも当然に遥かに多額であった。
【0072】
本明細書にて使用する「エラストマー」という語は押出し成形した半製品を構成する組成物の全体を意味し、上記材料の重合系の構成要素のみを意味するものではないことを指摘すべきである。
【0073】
最後に、上記の説明は、単に説明の目的にのみ記載したものであり、限定的な意味を有するものではなく、従って、当業者は、上述した本発明を理解したならば、必要に依存して、具体的且つ随意的な必要性を満たす目的のため、本発明に関連する変動要素を改変し、変更し且つ交換することが容易に実施可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法を実施するための押出し成形装置の第1の構成要素を示す分解斜視図である。
【図2】 1つの工程ステップ中における押出し成形装置の中間の横断断面図である。
【図3】 本発明の方法及び装置により得られた押出し成形製品の断面外形図である。
【図4】 図1に図示し且つ本発明による別の方法を実施することを目的とする別個の要素を備える装置の第1の構成要素を示す斜視図である。
【図5】 図5は、図4に図示した方法及び装置により得られる押出し成形製品の断面外形図である。
【符号の説明】
1 押出し成形装置 2 第1の押出し成形ヘッド
2a 第1の供給出口 3 第2の押出し成形ヘッド
3a 第2の供給出口 4 第1のエラストマー
4a トレッドバンド 5 第2のエラストマー
5a スキムコート 6 第3の押出し成形ヘッド
6a 第3の供給出口 7 第3のエラストマー
7a ミニ・サイドウォール 8 押出し成形製品
9 予成形装置 10 押出し成形金型
11 出口孔 12 ハウジング
12a ハウジングの前面ハウジング
12b ハウジングの内側ハウジング
13 予成形機 13a 予成形機の端部分
13b 予成形機の中央挿入体 14 予成形機の中空部
15 予成形ダクト 16 予成形機の第3の中空部
17 供給溝 17a 供給溝の第一の接続溝部
17b 供給溝の第3の接続溝部
18 表面中空部 19 タイロッド
19a 中心決めブッシュ 20、22 キー溝
20a、21 キー 30 楔形要素
31 楔形要素の面取り部分 37 中空部
38 押出し成形製品

Claims (21)

  1. 車両用のタイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形法において、
    押出し成形製品(8)に必要とされる横断面に対応する形状をした、押出し成形出口(11)に接続された第1の予成形溝(15)を備える押出し成形路(11、15)に沿って、少なくとも1つの第1のエラストマー(4)を供給するステップと、
    前記第1のエラストマー(4)により長手方向に貫通通過される前記押出し成形路(11、15)まで、少なくとも1つの第2のエラストマー(5)を搬送するステップとを備え、
    前記搬送が、前記第2のエラストマー(5)が前記押出し成形路(11、15)に沿って形成されるトレッドバンド(4a)の少なくとも1つの面当該トレッドバンドよりも薄い層(5a)の形態にて分配されるような仕方にて、当該押出し成形路を長手方向に横断して前記第1のエラストマー(4)の移動方向に対して横断方向に行われるようにし、
    第1の予成形溝(15)を備える押出し成形路(11、15)に沿って少なくとも1つの第1のエラストマー(4)を供給する前記ステップが、ハウジング(12)内に収納される予成形機(13)と当該ハウジングとの間に当該第1のエラストマーを供給し、当該第1の予成形溝を形成して実現される、押出し成形方法。
  2. 請求項1に記載の押出し成形方法において、
    前記第2のエラストマー(5)が、前記押出し成形出口(11)の上流にて前記押出し成形路(11、15)まで搬送されることを特徴とする押出し成形方法。
  3. 請求項1に記載の押出し成形方法において、
    前記第2のエラストマー(5)の横断方向への前記搬送が、前記押出し成形路(11、15)に沿った前記第1のエラストマー(4)の移動方向に対して30°乃至160°の範囲の角度「α」を形成することを特徴とする押出し成形方法。
  4. 請求項1に記載の押出し成形方法において、
    前記第2のエラストマー(5)の横断方向への前記搬送が、前記押出し成形路(11、15)に沿った前記第1のエラストマー(4)の移動方向に対して垂直であることを特徴とする押出し成形方法。
  5. 請求項1に記載の押出し成形方法において、
    前記押出し成形出口(11)の両側部分にてそれぞれ収斂する一対の第2の予成形溝(16、12b)まで第3のエラストマー(7)を搬送するステップを更に備え、
    その搬送方法は、2つの境界挿入体(7a)が前記トレッドバンド(4a)に形成され且つ当該トレッドバンド自体の両端縁に沿って伸長するようにして行われることを特徴とする押出し成形方法。
  6. 請求項1に記載の押出し成形方法において、
    前記薄い層(5a)が、タイヤのカーカス及び/又はベルト構造体と当該タイヤの当該カーカス及び/又は当該ベルト構造体に接触可能に配置された前記トレッドバンド(4a)との間に形成されることを特徴とする押出し成形方法。
  7. 車両用のタイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形装置であって、
    少なくとも1つの第1のエラストマー(4)を供給する少なくとも1つの第1の押出し成形ヘッド(2)と、
    少なくとも1つの第2のエラストマー(5)を供給する少なくとも1つの第2の押出し成形ヘッド(3)と、
    前記第1の押出し成形ヘッド(2)に接続された少なくとも1つの第1の予成形溝(15)を有する予成形装置(9)とを備え、
    前記予成形装置(9)の下流に配置され、前記第1の予成形溝(15)の端部に配置され且つ該第1の予成形溝と共に押出し成形路(11、15)を画成する押出し成形出口(11)を有する押出し成形金型(10)とを備える押出し成形装置において、
    前記第2の押出し成形ヘッド(3)に接続され且つ前記押出し成形路(11、15)の長手方向伸長部を横断する方向に向けて当該押出し成形路上で収斂する少なくとも1つの第2の供給溝(17)を更に備え、
    前記予成形装置(9)が、予成形機を保持するハウジング(12)と、該ハウジング内に収容された予成形機(13)とを備え、
    前記第1の予成形溝(15)が、前記予成形機(13)と前記ハウジング(12)との間に形成されることを特徴とする、押出し成形装置。
  8. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記第2の供給溝(17)が、前記押出し成形出口(11)にて前記押出し成形路(11、15)の上で収斂することを特徴とする押出し成形装置。
  9. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記第2の供給溝(17)が、前記押出し成形路(11、15)の長手方向伸長部に対して30°乃至160°の範囲の角度「α」を形成する方向に向けて、当該押出し成形路の上で収斂することを特徴とする押出し成形装置。
  10. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記第2の供給溝(17)が、前記押出し成形路(11、15)の長手方向への伸長方向に対し垂直な方向に向けて当該押出し成形路の上で収斂することを特徴とする押出し成形装置。
  11. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記第2の供給溝(17)が、
    前記予成形装置(9)に形成され、前記第2の押出し成形ヘッド(3)と前記押出し成形金型(10)とを接続する接続溝部(17a)と、
    前記予成形装置(9)と前記押出し成形金型(10)との間に形成された端部溝部(17b)と
    を有することを特徴とする押出し成形装置。
  12. 請求項11に記載の押出し成形装置において、
    前記端部溝部(17b)が、前記押出し成形金型(10)に形成された面中空部(18)により画成されることを特徴とする押出し成形装置。
  13. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記第2の供給溝(17)が、前記ハウジング(12)内に少なくとも部分的に形成されることを特徴とする押出し成形装置。
  14. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    前記予成形機(13)が、鏡像関係に配置された2つの端部分(13a)と、該2つの端部分の間に着脱可能に係合した少なくとも1つの中央挿入体(13b)とを備え、
    前記中央挿入体(13b)が、前記押出し成形金型(10)内に配置された前記押出し成形出口(11)の幅に前記第1の予成形溝(15)の幅を適合させ得るように異なる寸法のトレッドバンドを加工するのに適した他の中央挿入体に交換可能であることを特徴とする押出し成形装置。
  15. 請求項14に記載の押出し成形装置において、
    前記ハウジング(12)に対して中心位置にて前記予成形機(13)を締結する中心決め手段(20、21)を更に備えることを特徴とする押出し成形装置。
  16. 請求項15に記載の押出し成形装置において、
    前記中心決め手段(20、21)が、キー溝(20a)と、中心決めキー(21)とを備え、
    前記キー溝(20a)、及び前記中心決めキー(21)が、前記予成形機(13)の前記中央挿入体(13b)及び前記ハウジング(12)によりそれぞれ支持されることを特徴とする押出し成形装置。
  17. 請求項7に記載の押出し成形装置において、
    少なくとも1つの第3のエラストマー(7)を供給する少なくとも1つの第3の押出し成形ヘッド(6)を更に備え、
    前記予成形装置(9)が、前記第3の押出し成形ヘッド(6)に接続された一対の第2の予成形溝(16、12b)を有し、
    前記第2の予成形溝(16、12b)が、前記押出し成形出口(11)の両側部分にてそれぞれ収斂し、製造されたトレッドバンド(4a)の両端縁に沿って伸長する2つの境界挿入体(7a)を形成することを特徴とする押出し成形装置。
  18. 異なる種類のエラストマーから成る挿入体が設けられたトレッドバンドを製造する押出し成形方法であって、
    押出し成形製品(8)の要求された横断面に対応した形状をした押出し成形出口(11)に接続された第1の予成形溝(15)を備える押出し成形路(11、15)に沿って第1のエラストマー(4)の流れを供給するステップと、
    前記第1のエラストマー(4)の流れ中に、当該第1のエラストマーとは異なる材料を充填し得るようにされた空の領域を形成するステップと、
    前記第1のエラストマー(4)により長手方向に貫通通過される前記押出し成形路(11、15)まで少なくとも1つの第2のエラストマー(5)を搬送するステップとを備え、
    前記搬送が、前記第2のエラストマー(5)が前記第1のエラストマー(4)の流れ内に開口した前記空の領域内で均一に分配されるような方法にて前記押出し成形路(11、15)を長手方向に貫通通過される当該第1のエラストマーの移動方向に対し横断方向に行われることを特徴とする押出し成形方法。
  19. 請求項18に記載の押出し成形方法において、
    前記第2のエラストマー(5)が、前記押出し成形路(11、15)に沿って形成されるトレッドバンド(4a)の表面の少なくとも一部分に当該トレッドバンドよりも薄い層(5a)の形態にて分配されるような方法にて、搬送されることを特徴とする押出し成形方法。
  20. 異なる種類のエラストマーから成る挿入体が設けられた車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形装置であって、
    少なくとも1つの第1のエラストマー(4)を供給する少なくとも1つの第1の押出し成形ヘッド(2)と、
    少なくとも1つの第2のエラストマー(5)を供給する少なくとも1つの第2の押出し成形ヘッド(3)と、
    前記第1の押出し成形ヘッド(2)に接続された少なくとも1つの第1の予成形溝(15)を有する予成形装置(9)と、
    前記予成形装置(9)の下流に配置された押出し成形金型(10)であって、前記第1の予成形溝(15)の端部に配置され且つ該第1の予成形溝と共に押出し成形路(11、15)を画成する押出し成形出口(11)を有する前記押出し成形金型(10)とを備える押出し成形装置において、
    前記第2の押出し成形ヘッド(3)に接続され且つ前記押出し成形路(11、15)の長手方向伸長部を横断する方向に向けて当該押出し成形路上で収斂する少なくとも1つの第2の供給溝(17)と、
    前記第1のエラストマー(4)の流れ中に、当該第1のエラストマーとは異なる材料を充填し得るようにされた1つの空の領域を形成する第1の手段と、
    前記第2の供給溝(17)から出る前記第2のエラストマー(5)が前記押出し成形出口(11)を越えて流れ且つ前記空の領域を占めることを可能にする第2の手段と、に備えることを特徴とする押出し成形装置。
  21. 請求項20に記載の押出し成形装置において、
    前記第1の手段が、前記押出し成形出口(11)の全高さを占めるような方法にて前記押出し成形金型(10)に付与され且つその先端が前記第1の予成形溝(15)の内方に伸長するように方向決めされた少なくとも1つの楔形の要素(30)を備え、
    前記第2の手段が、前記第2の供給溝(17)の方向を向いたその面に面取り部分(31)が設けられた前記楔形の要素(30)を備えることを特徴とする、押出し成形装置。
JP09175598A 1997-04-03 1998-04-03 車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法及びその押出し成形装置 Expired - Fee Related JP4430141B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT97A000764 1997-04-03
IT97MI000764A IT1290520B1 (it) 1997-04-03 1997-04-03 Metodo ed apparato di estrusione per realizzare fasce battistrada per pneumatici di veicoli

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10323916A JPH10323916A (ja) 1998-12-08
JP4430141B2 true JP4430141B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=11376735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09175598A Expired - Fee Related JP4430141B2 (ja) 1997-04-03 1998-04-03 車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法及びその押出し成形装置

Country Status (11)

Country Link
US (2) US6495081B2 (ja)
EP (1) EP0868991B1 (ja)
JP (1) JP4430141B2 (ja)
AR (1) AR012318A1 (ja)
AT (1) ATE241457T1 (ja)
BR (1) BR9801232A (ja)
DE (1) DE69814965T2 (ja)
ES (1) ES2200230T3 (ja)
IT (1) IT1290520B1 (ja)
PT (1) PT868991E (ja)
TR (1) TR199800647A1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1290520B1 (it) * 1997-04-03 1998-12-04 Pirelli Metodo ed apparato di estrusione per realizzare fasce battistrada per pneumatici di veicoli
US6294119B1 (en) 1997-12-26 2001-09-25 Bridgestone Corporation Production of unvulcanized tread rubber for pneumatic tires
US6951233B1 (en) * 1998-02-26 2005-10-04 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin-Michelin & Cie Electrically conductive tire and apparatus and process for extruding elements which have been made conductive
DE60218556T2 (de) * 2001-03-12 2007-11-22 Bridgestone Corp. Reifen
KR20030020371A (ko) * 2001-05-16 2003-03-08 소시에떼 드 테크놀로지 미쉐린 고무 혼합물 동시 압출 수단
US6746227B2 (en) * 2001-06-19 2004-06-08 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire tread die
KR100513240B1 (ko) * 2003-11-04 2005-09-07 금호타이어 주식회사 트레드에 방전로를 갖는 타이어 압출성형장치의 다이세트
US20060076703A1 (en) * 2004-10-13 2006-04-13 Looman Ernest W Jr Double flow channel for an extruder head
KR101146236B1 (ko) * 2004-10-27 2012-05-15 피렐리 타이어 소시에떼 퍼 아찌오니 차량용 공기 타이어, 차량용 공기 타이어 제조 방법 및 제조 기기
WO2006061860A1 (en) * 2004-12-07 2006-06-15 Pirelli Pneumatici S.P.A. Method and apparatus for manufacturing layered articles made of elastomeric material
US20090229738A1 (en) * 2004-10-27 2009-09-17 Gaetano Lo Presti Method and apparatus for manufacturing layered articles made of elastomeric material
KR100770776B1 (ko) 2006-09-29 2007-10-26 금호타이어 주식회사 스트럭바 형성용 성형구금
JP5039127B2 (ja) * 2007-03-27 2012-10-03 株式会社ブリヂストン 未加硫ゴム押出装置及び未加硫ゴムの製造方法
US8062017B2 (en) * 2008-10-13 2011-11-22 The Goodyear Tire & Rubber Co Splice bar for tire tread extrusion apparatus
US8016580B2 (en) * 2009-01-28 2011-09-13 The Goodyear Tire & Rubber Company Assembly and a method for extruding a tire component
US8002535B2 (en) * 2009-05-14 2011-08-23 The Goodyear Tire & Rubber Co. Method and assembly for extruding a rubber compound
KR101081983B1 (ko) * 2009-09-24 2011-11-10 한국타이어 주식회사 타이어 트레드 압출용 압출금형의 다중 프리포머 다이
US9878508B2 (en) * 2010-11-30 2018-01-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Stiffness enhanced tread element
FR2968592B1 (fr) * 2010-12-13 2013-01-11 Michelin Soc Tech Procede de fabrication d'une ebauche de pneumatique au moyen d'une nappe comprenant deux gommes
CN104977713B (zh) * 2014-04-03 2017-09-29 财团法人工业技术研究院 扫描镜驱动装置与驱动方法及扫描装置
US11685095B2 (en) * 2015-06-30 2023-06-27 The Goodyear Tire & Rubber Company Method and apparatus for forming tire components using a coextruded strip
FR3046105B1 (fr) * 2015-12-23 2017-12-22 Michelin & Cie Tete de coextrusion d’un profile caoutchouteux complexe destine a la fabrication d’un pneumatique
FR3046104B1 (fr) * 2015-12-23 2017-12-22 Michelin & Cie Procede de coextrusion d’un profile caoutchouteux complexe destine a la fabrication d’un pneumatique
FR3060435A1 (fr) 2016-12-20 2018-06-22 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tete de coextrusion d'un profile caoutchouteux complexe destine a la fabrication d'un pneumatique
WO2019002782A1 (fr) * 2017-06-30 2019-01-03 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tete d'extrusion avec chenaux pour la réalisation d'inserts dans une bande profilée destinée à la fabrication d'un pneumatique et procédé d'extrusion correspondant
US11179744B2 (en) * 2018-11-13 2021-11-23 Gaston Systems, Inc. Segmented distribution assembly for distributing fluid to an applicator nozzle
FR3099402B1 (fr) * 2019-07-30 2021-07-02 Michelin & Cie Prefiliere de coextrusion multi-voies possedant un raidisseur traversant monolithique pouvant etre obtenu par fabrication additive
DE102019135737A1 (de) * 2019-12-23 2021-06-24 Greiner Extrusion Group Gmbh Extrusionsdüse mit Einsatzelement
FR3105065B1 (fr) * 2019-12-24 2021-12-03 Michelin & Cie Installation d’extrusion avec système de verrouillage à verrous autotractés

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1016011A (en) * 1961-02-20 1966-01-05 Bx Plastics Ltd Improvements in and relating to extrusion processes
GB1061991A (en) * 1963-02-05 1967-03-15 Bx Plastics Ltd Improvements in and relating to extrusion processes
US3815637A (en) * 1969-08-04 1974-06-11 Phillips Petroleum Co Means for flow control of thermoplastic material
US3975126A (en) * 1974-08-28 1976-08-17 Amf Incorporated Method and apparatus for forming material having a predefined cross-section
US4118166A (en) * 1977-07-22 1978-10-03 The Bf Goodrich Company Extrusion apparatus
DE3042180A1 (de) * 1980-09-22 1982-05-06 Schiesser AG, 8050 Zürich Verfahren und einrichtung zum anbringen einer schicht aus gummimaterial auf einen grundkoerper aus gummimaterial einer anderen qualitaet
DE3209357A1 (de) * 1982-03-15 1983-09-15 Fa. Winfried Meister, 5600 Wuppertal Verfahren und vorrichtung zum herstellen von fugenbaendern mit in querrichtung zur bandlaengsachse verlaufenden, eingeschlossenen versteifungsprofilen
IT1161480B (it) * 1983-02-03 1987-03-18 Saiag Spa Dispositivo per modificare durante l'estrusione l'inclinazione o l'orientamento di una aletta longitudinale di una guarnizione estrusa di tenuta per autoveicoli e guarnizione ottenuta con tale dispositivo
DE3325017C2 (de) 1983-07-11 1985-11-28 Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover Preßkopf zum Herstellen von flachen zusammenhängenden Profilsträngen aus plastischen Kautschuk- oder Kunststoffmischungen verschiedener Zusammensetzung
DE3405257C2 (de) * 1984-02-15 1986-05-22 Reifenhäuser GmbH & Co Maschinenfabrik, 5210 Troisdorf Vorrichtung zum kontinuierlichen Strangpressen einer mehrschichtigen Kunststoffbahn
US4526528A (en) 1984-06-28 1985-07-02 The Goodyear Tire & Rubber Company Apparatus for forming a co-extrusion from extruded strips
US4552521A (en) * 1984-12-10 1985-11-12 Gencorp Inc. Apparatus for co-extruding a rubber strip of one material with a stripe of a second material
US4683095A (en) * 1985-05-08 1987-07-28 The Uniroyal Goodrich Tire Company Early progressive junction extrusion process and system
DE3521643C1 (de) 1985-06-15 1986-07-03 Hermann Berstorff Maschinenbau Gmbh, 3000 Hannover Aufklappbarer Strangpresskopf zum Herstellen von Kautschuk- oder Kunststoffflachprofilen
JPH0611516B2 (ja) * 1986-06-04 1994-02-16 エクセル株式会社 部分的に組成の異なる中空成形品及びその製造装置
JPH0661816B2 (ja) * 1988-03-24 1994-08-17 鬼怒川ゴム工業株式会社 異形押出成形用口金構造
DE8810470U1 (ja) 1988-08-18 1988-11-03 A-Z Formen- Und Maschinenbau Gmbh, 8000 Muenchen, De
US5112547A (en) * 1989-08-07 1992-05-12 Hashimoto Forming Industry Co., Ltd. Method of making an elongate article
US5066435A (en) * 1989-09-16 1991-11-19 Rohm Gmbh Chemische Fabrik Process and system for producing multi-layer extrudate
US5132357A (en) * 1990-06-01 1992-07-21 Endter Norman G Tread rubber employing high structured carbon black and tires using same
US5128084A (en) * 1990-07-24 1992-07-07 Bridgestone Firestone Inc Coextrusion apparatus and method for varying the inner profile of a tubular extrudate
US5108682A (en) * 1990-07-24 1992-04-28 Bridgestone/Firestone, Inc. Coextrusion apparatus and method using an elastic die for varying the outer profile of a tubular extrudate
JP2864160B2 (ja) * 1990-08-29 1999-03-03 東海興業株式会社 管状部材の成形方法、及びその装置
US5474817A (en) * 1991-02-15 1995-12-12 Tokai Kogyo Kabushiki Kaisha Molding and production method thereof
JPH05213120A (ja) * 1992-01-31 1993-08-24 Tokai Kogyo Kk ドアウェザ−ストリップ、及びその製造方法
US5447670A (en) * 1993-04-28 1995-09-05 Toyoda Gosei Co., Ltd. Method of and apparatus for forming weather strip by extrusion
US5928679A (en) 1995-07-13 1999-07-27 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Elastomeric extruding apparatus
IT1290520B1 (it) * 1997-04-03 1998-12-04 Pirelli Metodo ed apparato di estrusione per realizzare fasce battistrada per pneumatici di veicoli

Also Published As

Publication number Publication date
DE69814965D1 (de) 2003-07-03
ITMI970764A1 (it) 1998-10-03
JPH10323916A (ja) 1998-12-08
ATE241457T1 (de) 2003-06-15
US6495081B2 (en) 2002-12-17
AR012318A1 (es) 2000-10-18
ES2200230T3 (es) 2004-03-01
US6866495B2 (en) 2005-03-15
TR199800647A1 (xx) 1999-02-22
IT1290520B1 (it) 1998-12-04
EP0868991A1 (en) 1998-10-07
PT868991E (pt) 2003-09-30
EP0868991B1 (en) 2003-05-28
DE69814965T2 (de) 2004-05-19
US20010022410A1 (en) 2001-09-20
US20020190420A1 (en) 2002-12-19
BR9801232A (pt) 1999-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4430141B2 (ja) 車両用タイヤのトレッドバンドを製造する押出し成形方法及びその押出し成形装置
EP0970797B1 (en) Method and apparatus for the lamination of band-shaped uncured rubber materials
RU2225792C2 (ru) Способ изготовления пневматической шины
EP0619170B1 (en) Method and apparatus for fabricating a rubberized wire sheet
KR940009009B1 (ko) 타이어 트레드 슬랩용 탄성 중합체 띠 형성방법 및 그 장치
EP1154906B1 (fr) Nappe de renforcement pour pneumatique, son procede de fabrication et procede de fabrication du pneumatique
JP2001212869A (ja) 導電性タイヤおよび導電性が付与された異形部材を製造する装置
US7341640B2 (en) Method of and apparatus for forming rubber strip materials for building tires and method of building tires
US8197242B2 (en) Device and method for sheathing a ply of threads
US6695606B1 (en) Extrudate shrinkage control and reduction
JP4486749B2 (ja) 導電性タイヤ、および導電性を有するセクションの押出し成形装置
US20090020202A1 (en) Method and Device for Manufacturing and Placing a Circumferential Reinforcement for a Tire and Tire Obtained According to Said Process
US8192663B2 (en) Method for manufacturing a tyre and extruder for producing a semi-finished elastomeric product
JPS6194735A (ja) ダイ組立体
EP1750928B1 (en) A method and an apparatus for manufacturing tyres
JP2000502293A (ja) 積層物を製造し、非補強タイヤ部品からタイヤ用カーカス半組立物を形成する方法および装置
US5718858A (en) Apparatus, method, and coating die for producing long fiber-reinforced thermoplastic resin composition
US20020063357A1 (en) Method and apparatus for rubber extruding
US5882456A (en) Method of manufacturing a tire tread strip for a pneumatic vehicle tire
JPH08267607A (ja) 更生タイヤ用グリーンタイヤの成形方法
WO1999038664A1 (en) Extrudate shrinkage control and reduction
EP1082207A1 (en) A method and apparatus for forming tire components
US20100051177A1 (en) Bead construction method for a tire
JP2001191395A (ja) 押出成形品及びその製造方法
MXPA00011293A (en) A method and apparatus for forming tire components

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080204

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080502

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees