JP2000502293A - 積層物を製造し、非補強タイヤ部品からタイヤ用カーカス半組立物を形成する方法および装置 - Google Patents

積層物を製造し、非補強タイヤ部品からタイヤ用カーカス半組立物を形成する方法および装置

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(57)【要約】 積層物10Aを製造し、非補強タイヤ部品の組立物から空気入りタイヤ用半組立物10を形成する方法および装置200において、当該方法では、複数の連続する弾性タイヤ部品帯片を同時に成形、位置決め、取り付けおよび運搬する装置200を提供する段階、ならびに該装置を作動させて、同時に、前記複数の連続弾性タイヤ部品帯片を成形し、位置決めし、運搬しながら隣接するタイヤ部品帯片に取り付け、そうして空気入りタイヤ半組立物としての使用に好適な非補強タイヤ部品の積層物10Aを成形する段階がある。

Description

【発明の詳細な説明】積層物を製造し、非補強タイヤ部品からタイヤ用カーカス半組立物を形成する方 法および装置 発明の背景 本発明は、積層物10Aを製造し、非補強タイヤ部品から空気入りタイヤ用の 半組立物10を形成する方法および装置に関する。 従来において空気入りタイヤは、ビード、トレッド、ベルト補強材およびカー カスを有する環形状の積層物構造として作製されていた。タイヤは、ゴム、ファ ブリックおよびスチールから形成される。ほとんどの部分に使用される製造方法 には、材料の平坦な帯片またはシートから多くのタイヤ部品を組み立てる工程が 関与する。各部品を製造ドラムに載せ、部品の両端が合うかまたは重なって継ぎ 合わせ部を形成するような長さにカットする。 組立の第1段階においてカーカスは、1以上のプライ、ならびに1対の側壁、 1対のアペックス、インナーライナー(チューブレスタイヤ用)、1対のチェー ファーおよび恐らくは1対のゴムショルダー帯片を有するものと考えられる。タ イヤ製造のこの第1段階で、環状ビード芯を加えることができ、プライをビード 芯周囲に巻き付けて「プライターナップ」を形成することができる。 カーカス部品(ビード芯を除く)は、「バット継ぎ」または「ラップ継ぎ」の いずれかで継ぎ合わせることになると考えられる。バット継ぎ部は、部品両端が 重ならずに継ぎ合わされており、ラップ継ぎには両端の重なりがある。 この中間製造品は、組立の第1段階におけるこの時点で円筒状に形成されると 考えられる。タイヤ製造の第1段階終了後に、円筒状カーカスを拡大して環状形 とする。タイヤ製造の第2段階で、補強ベルトとトレッドを中間製造品に加える 。これは、同じ製造ドラムや作業ステーションを用いるか、あるいは別の形のス テーションを用いて行うことができる。 カーカスの拡大時には、タイヤカーカスの継ぎ合わせ部品および未硬化部品に 引張り応力が加わる。 乗用車または軽トラックのタイヤの場合、バット継ぎは開いたり破損する傾向 があると考えられるが、ラップ継ぎには影響はないことから、ラップ継ぎが好ま しかった。ラップ継ぎの連結が良好であっても、継ぎ合わせ部に隣接するコード が伸びて、継ぎ合わせ部で重複した2層のコードの補償が起こる傾向があった。 この局部的伸張によって、X線または超音波表示下で、あるいはタイヤを物理的 に切り、それを肉眼で点検することで容易に見ることができる不均一性が生じる 。 タイヤの均一性の問題が発生するのを防止するために、タイヤ設計者は従来、 各種部品層の継ぎ合わせ部を円周方向に配列しないようにしてきた。この継ぎ合 わせ部の非線形配置が、タイヤの力の変動量およびバランスによって測定される カーカスの全体的耐久性および均一性を改善すると考えられてきた。タイヤ技術 者はさらに、これらの不連続部をカーカス周囲で円周上に十分考慮して配置すれ ば、タイヤの均一性を向上させることができるとも考えていた。すなわち、各部 品を間隔を設けてカット・継ぎ合わせするタイヤ製造ステーションで各部品をプ ライに取り付けなければならなかった。 1917年発行の米国特許には、帯片を組み立ててタイヤトレッド半組立物を 形成する装置の使用が記載されている。1917年発行の特許1353934号 には、適切な幅および位置の帯片を製造するために、その装置で部品を切りそろ える必要があったと記載されている。このトレッド半組立物には、コード補強ベ ルトがあり、適宜に1対の側壁を持たせることができた。この組立方法では、タ イヤ筐体に組み立てる際に側壁を折り曲げる必要があった。当業者であれば容易 に理解できるように、これは非常に困難であることから、非補強側壁は、放射方 向で内側に向かう圧縮応力に順応するのに局所座屈を起こす可能性が高くならざ るを得ない。そこでこれによってタイヤにかなりの不均一性が生じたために、こ の方法はこれまで、実行可能なタイヤ組立方法としては諦められていた。 本特許出願はタイヤ半組立物構築に関するものであて、その主題は、上記の従 来の知見を完全に覆すことにある。そのタイヤ半組立物は多くの非補強部品で製 造され;該部品は成形され、2次的な切りそろえを必要とせずに、コンベア輸送 部材またはタイヤ部品に取り付けられ;それによって積層構造 物を得て、それをロールまたはスプールに巻いて、後にタイヤ製造ステーション で使用することができる。次に、積層物を新規なカット法を用いてカットするこ とで、1本の継ぎ合わせ線とすることができる。本発明によって製造されるタイ ヤ半組立物は実際に、継ぎ合わせに関係する不均一性を低減しながら、タイヤ製 造コストを下げることができるものである。発明の概要 空気入りタイヤ用の半組立物10を製造するのに好適な非補強タイヤ部品の組 立物から積層物10Aを製造する方法および装置200が開示されている。本願 で使用する場合、「非補強」とは、ベルトおよびプライで一般的な平行コードに よる補強がないことを意味する。 最も簡単に説明するとその方法は、複数の連続する弾性タイヤ部品帯片を同時 に成形、位置決め、取り付けおよび運搬する装置を提供する段階;ならびに該装 置を作動させて、同時に、前記複数の連続弾性タイヤ部品帯片を成形し、運搬し ながら成形された部品を位置決めして、隣接するタイヤ部品帯片に成形部品を取 り付け、そうして非補強タイヤ部品の積層物を成形する段階を有するものであり 、各部品には空気タイヤ用半組立物として使用するのに好適な所定の断面形状が ある。 この積層物10Aの製造方法には、ある幅(Wc)を有し、該幅が運搬方向に 対して垂直であるキャリア部材20を運搬する段階;複数の連続する弾性タイヤ 部品帯片を成形して、該タイヤ部品帯片をそれぞれ所定の断面形状を有するよう に成形する段階,ならびに部品を成形しながら同時に、部品を運搬しつつ、正確 な横方向位置で各連続タイヤ部品帯片を別のタイヤ部品に取り付けることで、運 搬方向に垂直なある幅(W)を有する積層物10Aを形成する段階を有すること ができる。 この方法では好ましくは、積層物を直接ロール210に巻き取ることで積層物 10Aを引っ張る段階;所定の長さの積層物10Aをロール210に巻き取る際 に積層物10Aを幅(W)に平行に積層物10Aをカットする段階;積層物10 Aのロール210をタイヤ製造ドラム作業ステーションに移動する段階;積層物 10Aを所定の長さにカットする段階;ならびに積層物10Aをタイヤ製造ドラ ムに送り込む段階を行うこともできる。 複数の連続タイヤ部品帯片を送り込む当該方法の段階では好ましくは、タイヤ 部品帯片を成形しながらコンベア送り半組立物をそれに対して押しつけることで 、該部品を半組立物10に貼り付ける段階も行う。 好ましくは、1以上の連続タイヤ部品帯片を成形する段階では、部品をカレン ダー処理する段階を行う。最も好ましくは、連続タイヤ部品帯片の成形段階で、 コンベア送り路方向に、間隔を設けながら、所定の断面を有する複数の連続タイ ヤ部品帯片を成形する段階を行う。各カレンダーには、部品成形凹部356を有 する1以上のカレンダーローラー350および352があり、各凹部356は運 搬方向に垂直な方向に関して正確に位置決めされている。 半組立物10はキャリア部材20を有することができ、該キャリア部材はタイ ヤ部品であるかまたは部品の大半が直接もしくは間接的に取り付けられているシ ート状材料である。 最も好ましくは、キャリア部材20をライナー部品とし、該ライナー部品50 は装置で形成することができるか、あるいは別法として、ある幅(WL)にカッ トされた未加硫材料のロールで供給することができる。 別法として、キャリア部材20を織布その他の最終的なタイヤの一部を形成す るのではなく単に、非補強部品の半組立物を積層物10Aに成形するのを容易に するために使用される他の材料ロールであることができる。そのような場合、キ ャリア部材20は、分離ライナー11であるか、あるいはより好ましくは、部品 が成形されるに連れて、部品の一方の面が粘着する、積層物製造工程で別の部品 に取り付けられる加硫ゴムシートのロールであることができる。キャリア部材2 0が最終品のタイヤの一部を形成しない場合、その方法では、積層物10Aから キャリア部材20を外してから、半組立物10をタイヤでの使用に好適な長さに カットする段階を行う。 その方法ではさらに、コンベア送りキャリア部材20を、ローラーの凹部を形 成している部品に関して横方向に配列された非伸縮性コンベアベルト207に縫 いつける段階を行うことができる。 積層物10Aの形成方法では、弾性材料25の押出成形を行って連続タイヤ部 品帯片を形成する段階;ならびに押出成形材料25の流れをカレンダー ローラー350および352のロール間隙に送り込む段階を行うこともできる。 別法として、押出成形機にダイスを取り付けて、部品の断面形状を直接決定する ことができ、そうすることで、成形部品を直接、キャリア部材の幅Wc方向で正 確な横方向位置でキャリア部材20上に押し出すことができる。この直接押出成 形では、比較的多くの切り屑が生じ得ることから、この方法は部品成形カレンダ ーローラーの使用ほど望ましくない。 場合によってその好ましい方法では、押出材料25の流れを押出材料の2つの 流れ25Aおよび25Bに分けて、カレンダーローラー350および352のロ ーラー間隙に入るようにし、各流れ25Aおよび25Bが別個のタイヤ部品を形 成するための材料を供給する段階を行う。この段階は、2個の同様の部品を得て カーカス半組立物10を製造する必要がある場合に望ましく、1個のカレンダー 302が両方の部品を同時に成形することができる。積層物10Aの自動形成を 行うためには、この方法において、押出材料の流れを計量して、流量を調節する ことで、カレンダー処理材料の流出量を合わせる段階を行わなければならない。 キャリア部材20がライナー50などの未加硫ゴム部品である場合に、この方 法でロール210上に積層物10Aを巻き取る段階を行う場合、積層物10Aの 片側に分離ライナー11を施してから、積層物10Aをロール210上に巻き取 る段階を設けることが好ましい。 タイヤ部品の積層物10Aを製造し、積層物10Aからタイヤ半組立物10を 形成する好ましい方法においては、キャリア部材20として弾性材料24からな るライナー部品50(そのキャリア部材20がそれ自体でコンベア帯である)と 他の直線的に移動するタイヤ部品とを用い、その他のタイヤ部品を連続的に成形 し、キャリア部材20または別の予め形成されている部品に貼り付けることで、 キャリア部材20がそのコンベア送り経路の方向に移動するに連れて、積層物1 0Aを形成する段階;次に、積層物10Aを、1対の端部12および14を有す る所定の長さの部分にカットし、個々のカットは積層物10Aの全幅Wにわたっ てのカット線で行う段階;そして次に、カット部分の両端12および14を互い に継ぎ合わせて、円筒形タイヤ半組立物10を形成する段階;そして次に、1以 上のプライを取り付けて、タイ ヤ組立物を環状に成型する段階を行う。 空気入りタイヤ100での使用に好適なタイヤ部品の組立物から積層物10A を製造する装置200について、以下に説明する。装置200には、半組立物1 0とそれのタイヤ部品を運搬しながら、半組立物とその半組立物に取り付けた各 部品の幅が移動方向に関して実質的に垂直な角度に向くようにする手段204; 複数の連続する弾性タイヤ部品帯片を形成し、該タイヤ部品帯片を所定の断面形 状を有するように形成する手段300;ならびに成形した各連続タイヤ部品帯片 を半組立物10の1以上の部品に取り付けながら、半組立物10を直線的に移動 させることで、連続帯片が形成されるに連れて、積層物10Aを形成する手段5 02がある。 装置200にはさらに、作製品をロール210に巻き取るための手段209が あっても良い。 連続タイヤ部品帯片を形成するための手段300は好まし<は、複数のカレン ダーアセンブリ302である。各カレンダーアセンブリ302は、2個のカレン ダーローラー350および352と、被処理弾性材料25を2個のカレンダーロ ーラー350および352より放射方向で上にあるロール間隙354に送るため の手段360がある。手段300には、被処理弾性材料25を送るための押出機 360がある。 カレンダーアセンブリ302には、カレンダーローラー350および352よ り上の所定の横方向位置で、被処理弾性材料の横側での位置決めを行うための手 段320がある。 上記の装置200および方法により、各種弾性タイヤ部品の成形および組立を 行って、積層半組立物10を形成することができる。積層半組立物10は、効率 良く、極めて高い精度で成形され、比較的低い製造コストで、タイヤの均一性を 改善するものである。図面の簡単な説明 図1は、本発明によって作製される装置200の1実施態様の斜視図であり、 この装置200には積層物10Aが示してあり、その積層物はコンベア207ま たはライナー部品50に成形タイヤ部品を載せることで形成され、装置200で 形成されたライナー50を利用するかまたは他の成形部品を 貼り付けたキャリア部材20の機能を行わせる。積暦物10Aを形成した後、分 離ライナー11を取り付け、次に積層物10Aをロールまたはスプール210に 巻き取ることができる。 図2Aには、装置200の別途使用を示してある。この図において、キャリア 部材20はロール211から供給されるファブリックまたはゴムシートであり、 いずれの成形部品もキャリア部材20に取り付けられて積層物10Aを形成し、 それがロールまたはスプール210に巻き取られる。 図2Bには、装置200のさらに別の使用を示してある。この図において、大 きいロールまたはスプールから一定幅WLのシートの形で、装置200にライナ ー50が供給され、ライナー50は予め図2Cに示したような従来のカレンダー 上で成形され、その幅(WL)にカットし、ロール211上にそれに取り付けら れた分離ライナー11とともに巻き取られている。ライナー50は、分離ライナ ー11を外しながら、装置200に送り込まれ、タイヤ部品が形成され、同時に ライナー50に直接取り付けられ、ライナー50はキャリア部材20である。 図3Aには、タイヤ製造ドラム上に円筒状に形成される前の、積層半組立物1 0の好ましい実施態様の一方の半分の断面図であり、製造ドラムは図示していな い。半組立物10の反対側の半分は図示されていないが、図示された部分と必ず しも同一とは限らない。図3B〜3Gには、各種別角度での半組立物を示してあ る。図3Hには、継ぎ合わせ後に環状に成形された未加硫カーカスの一部を形成 する半組立物10を示している。 図4は、一方のカレンダー302の平面図であり、カレンダー302の一部を 断面図で示してある。 図5は、図4の5−5線で見たカレンダー302の正面図である。 図6は、カレンダー302の正面図であり、カレンダーローラー支持末端31 0および312を拡大して示してあり、ローラー350および352を外してあ る。 図7は、ローラー350および352が取り付けられたカレンダー302の斜 視図である。 図8は、ローラー350および352が取り外されたカレンダー302の 斜視図である 図9は、ローラー送り機構400の斜視図である。 図10は、ローラー送り機構400の第2の図であり、ローラー350および 352が装置に挿入されているものを描いてある。 図11は、送り機構400の第3の図であり、その機構がローラーステージン グ領域420に移動しているものを示している。定義 「アペックス」とは、放射方向でビードより上あり、プライとプライターナッ プとの間に差し挟まれた弾性フィラーを意味する。 「軸方向」および「軸方向に」という用語は、タイヤの回転軸に平行な線また は方向を指す。 「ビード」とは、プライコードによって覆われ、フリッパ、チッパ、アペック ス、トーガードおよびチェーファーなどの他の補強要素を有してまたはそれらを 持たずに、設計リムに適合するよう成型されている環状引張部材を有してなるタ イヤ部分を意味する。 「ベルト構造」または「補強ベルト」とは、織布または非織布で、トレッドを 支え、ビードには固定されていない2以上の平行なコードの環状の層またはプラ イであって、タイヤの赤道面に関して、左および右の両方のコード角度が17゜ 〜27゜の範囲であるものを意味する。 「カーカス」とは、円筒形または環形状に継ぎ合わせるのに好適な長さにカッ トしてあるかまたはすでに継ぎ合わせてあるタイヤプライ材料および他のタイヤ 部品の未加硫積層物を意味する。カーカスに別の部品を追加してから、加硫を行 って、成型タイヤを得ることもできる。 「筐体」とは、タイヤカーカスとトレッド以外の関連するタイヤ部品を意味す る。 「チェーファー」とは、ビードの外側周囲に配置され、リムからコードプライ を保護し、リムより上部に可撓性を持たせ、タイヤを密閉する、狭い材料帯片を 指す。 「円周方向」という用語は、軸方向に垂直な環状トレッド面の周囲に沿って伸 びる線または方向を意味する。 「コード」とは、タイヤのプライを構成する補強撚り線の1本を意味する。 「赤道面(EP)」とは、タイヤの回転軸に対して垂直で、そのトレッドの中 心を通る面を意味する。 「インナーライナー」とは、チューブレスタイヤの内側面を形成し、タイヤ内 の膨張液(inflating fluid)を含む弾性材その他の材料の層または複数の層を 意味する。 「インサート」とは、通常はタイヤの側壁領域にある補強部材として使用され る弾性部材を意味する。 「プライ」とは、ゴムコーティングされた平行なコードの連続層を意味する。 「放射方向」および「放射方向に」という用語は、放射方向に関して、タイヤ の回転軸に向かう方向あるいは該回転軸から離れる方向を意味する。 「ラジアルプライタイヤ」とは、ビード間に伸びるプライコードがタイヤの赤 道面に関してコード角度65゜〜90゜で設けられているベルトを施したまたは 円周方向に束縛されている空気入りタイヤを意味する。 「ショルダー」とは、トレッド縁部直下の側壁の上側部分を意味する。 「側壁」とは、トレッドとビードの間のタイヤ部分を意味する。 「半組立物」とは、コード補強プライおよび他の部品を加えてタイヤカーカス を形成することができる、積層非補強タイヤ部品の未加硫組立物を意味する。 「トレッド」とは、タイヤカーカスに取り付けたら、タイヤが通常のように膨 らみ、通常の負荷がかかった際に、道路と接触するようになる部分を含むゴム部 品を意味する。 「トレッド幅」とは、軸方向、すなわちタイヤの回転軸に平行な面でのトレッ ド面の円弧部分の長さを意味する。好ましい実施態様の詳細な説明 図1、2Aおよび2Bについて説明すると、空気入りタイヤでの使用に好適な タイヤ部品の組立物から積層物10Aを製造するための装置200の3つの使用 例を示してある。装置200およびそれの個々に異なる使用方法については、積 層物10Aについて説明した後に開示する。 本発明の好ましい実施態様は、図3A、3B、3C、3D、3Eおよび3Fに 示したような積層物10Aであり、多くのタイヤ部品が取り付けられて、互いに 粘着していることから、積層物またはタイヤ半組立物を形成している実質的に平 坦な複合構造物として形成されたものであり、図中では、積層物および半組立物 にはそれぞれ10Aおよび10の符号を施してある。いずれの場合も、積層物1 0Aおよびタイヤ半組立物10は、キャリア部材を使用し、キャリア部材20が 半組立物10にはない場合を除き、構造的には同一であることがわかる。その場 合、キャリア部材20を外してから積層物10Aのカットを行うことから、キャ リア部材はタイヤ製造に使用される半組立物10の一部ではなくなる。そこで、 本発明の説明を簡単にするため、半組立物と積層物は同様に、それぞれ符号10 および10Aによって識別する。 図示したように、全ての部品は、実質的に同じ長さの材料のシートまたは帯片 である。図示した各部品は、互いに関して横方向に正確に位置決めされている。 この積層物10Aについては、同時係属中の特許出願08/573341号(弁 理士書類番号95188号)(発明の名称「AN UNVULCANIZEDNONCORD REINFORCE D SUBASSEMBLY FOR INCORPORATION IN A TIRE CASING」;引用によって本明細書 に含まれるものとする)に記載されている。 図3Aには、キャリア部材20が示してある。そのキャリアはファブリックま たは加硫ゴムシートであることができる。より好ましくはキャリア部材20は、 図1に示したように装置200上に形成されたライナー部品50に代えるかまた はそれによって使用せずに済ますか、あるいは図2Bに示したように装置200 に対してロール211で供給することができる。図3B〜3Gにおいては、キャ リア20は具体的に識別していない。キャリア部材を外しておくか、あるいはラ イナー部品50に代えることが考えられる。図3Aに示したように、部材20は 第1の外側面21と第2の内側面23ならびに部材20の横側端29にある一対 の横縁部26を有し、タイヤ部品の半組立物はいずれも、横縁部29の内側に配 置される。 図1および2Bに示したように、ライナー50をキャリア部材20として使用 するかあるいはキャリア部材に代えて使用する場合、ショルダーガム帯片40を 最初に形成し、それをコンベア207に貼り付け、次にライナー5 0を形成し、それと同時にライナーを帯片に載せて帯片40に上張りすることで 、ショルダーガム帯片40などの部品を、ライナー部品の第2の面または側部5 2に取り付けることができ、各部品はコンベア207上で正確に位置決めされて 、図3Aに示したように、ショルダーガム帯片40がライナー縁部55に関して 横方向に正確に位置決めされるようにする。あるいは別法として、ライナー50 を反転させ、図2Bに示したように、ショルダーガム帯片40を第2の面52に 取り付けてから、直ちに大きいスプール210に巻き取ることができる。 図2Aに示した別途製造方法には、キャリア部材20の使用が関与している。 そのキャリア部材はファブリックもしくは加硫ゴムシートあるいはあるゆる種類 の補強もしくは非補強シートストックであることができ、実際に最終品のタイヤ の一部である必要はなく、単にタイヤ筐体半組立物10の組立を容易にするもの である。そのような場合、キャリア部材の幅(Wc)は好ましくは、積層物10 Aの全体幅(W)より大きいものとする。 先行の特許出願で本出願人らは、キャリア部材20の機能を行う未加硫プライ ストックの使用を開示している。その特許出願08/369026号(発明の名 称「A PNEUMATIC TIRE AND AN UNVULCANIZED CARCASS AS ANINTERMEDIATE ARTIC LE IN ITS MANUFACTURE」)では、補強プライ部材がタイヤの一部となっている 。これは、特有のカット法を用いることで可能となっている。本願においては、 特許出願08/279943号(発明の名称「AMETHOD AND APPARATUS FOR CUTT ING OF ELASTOMERIC MATERIALS」)に開示の特有のカット方法を用いて、タイヤ の均一性の効果を得ることが好ましい。しかしながら、使用するカット方法とは 無関係に、製造上の効果の多くは達成することができる。 以下の記載は、ライナー部品50がキャリア部材20として代用できることを 念頭に置いて読まなければならない。従って、そのようにする場合は、ライナー 50がキャリア部材20の機能を行っていることは明らかである。 図3Aについて説明すると、一対のショルダーガム帯片40が、側縁部26の 軸方向で内側にあり、部材20の外側面21に取り付けられている。ショルダー ガム帯片は、タイヤ筐体半組立物10のショルダー部分27におけ るゴム補強材として作用する。 ライナー部品50が部材20に取り付けられており、ショルダーガム帯片40 の上にある。ライナー50は、チューブレス型タイヤの放射方向で内側の空気室 に対して空気不透過性障壁を提供するものである。そのライナーは一般に、ハロ ブチルゴムからできている。ライナー50は、キャリア部材20の幅Wc以下の 軸方向幅WLを有する。ライナー幅WLは、タイヤを形成して、組立時にタイヤと ホイールとの間に気密室を形成する際に、ビードの軸方向で外方向に横切るだけ の長さを有する。ライナーには第1面51と第2面52がある。 ライナー50の各横末端55には、チェーファー部品60が示してある。チェ ーファー60はライナー50とキャリア部材20の外側面21に取り付けられ、 チェーファー60の後に取り付けられる側壁部品70とわずかに重なっている。 チェーファー60は軸方向に配置されて、タイヤ100とホイルのリムフランジ との間で強固なゴム補強を提供するものであり、従って、最終品のタイヤのビー ド領域に位置する。 側壁部品70は、キャリア部材20に取り付けられて図示してあり、チェーフ ァー60とわずかに重なっており、ライナー50の横末端55の横方向で外側に 向かって伸びている。 適宜に、説明のホワイトレター(white letter)タイヤやホワイトウォールタ イヤを製造するには、ホワイトウォール帯片80とカバー帯片90を、図1およ び図2Aに示したように、積層物10Aに加えることができる。さらに、インサ ート31を半組立物の側壁領域に加えることができる。これは特に、ラン・フラ ット・タイヤ構造において有用であり、図2Bに示してある。 積層物10Aについての上記の説明には、チューブレスタイヤを製造する上で 必要な非補強弾性部品のほとんどが含まれており、そのような半組立物10を製 造するにはそれが最も有効な方法であることから、それが本発明を行う上での最 良の実施形態であると考えられる。 さらに、積層物10Aを1個のキャリア部材20を有し、タイヤ製造で使用さ れる部品群から選択される非補強部品の少なくともいずれか2個を有 するように形成できることも、本発明の範囲に含まれると考えられる。好ましく は、所定の長さにカットする場合に、全ての積層部品が、同時係属中の特許出願 08/299943号(発明の名称「A METHOD AND APPARATUS FORCUTTING 0F E LASTOMERIC MATERIALS」;引用によって本明細書に含まれるものとする)で得ら れているような特有の共通継ぎ合わせの特徴を有する個々の半組立物10を形成 するようにする。 積層物10Aをカットする前に、タイヤ構造の一部ではない場合、キャリア部 材20を外し、スプール211に巻き戻す。ライナー50をキャリア部材として 使用する場合、積層物10A全体をカットする。以下に、半組立物10のカット および継ぎ合わせの好ましい方法について説明し、それについては図3B〜3G にも示してある。 図3Cおよび3Dには、タイヤ筐体半組立物10の第1末端12および第2末 端14がそれぞれ図示してある。図示のように、両末端12および14は、積層 物10Aの幅(W)に実質的に平行な、軸方向または横方向に伸びる実質的直線 でカットして、可能な限り最短のカットとなるようにする。別法として、カット 末端12および14を、積層物の幅(W)に関して斜めにカットすることで、バ イアス角に関して直線カットを得るようにする。その直線カットにより、第1末 端すなわち第1表面部分12および第2表面部分14が生じる。図3Eおよび3 Fに示したように、表面部分12および14は、実質的に平坦な面(P)にあり 、法平面(NP)に対して90゜未満の角度θで傾いている。法平面(NP)と は、積層物10Aに垂直な面である。本願における好ましい実施態様では、角度 θは約80゜である。この高い傾斜角により、2つの末端12および14を図3 Gに示したように製造ドラム5で継ぎ合わせる際に、大きい接着表面積が得られ る。 図1、2Aまたは2Bに示したように製造する場合、積層物10Aは連続ロー ル210で製造することができる。次に、積層物10Aをその予備組立状態で大 きいロール210にストックし、タイヤ製造ステーションに送る際に、特有のカ ット装置によって正確な長さ(L)の部分にカットする。所定の長さにカットし た半組立物10は、図3Gに示したように円筒形状に成形され、それには1以上 のプライ22、1対のアペックス30およびビード芯 120が取り付けられる。プライターナップ、側壁およびチェーファーをビード 上に軸方向で内側方向に巻くことでターナップを形成した後、図3Hに示したよ うにタイヤカーカスを環形状とすることで、側壁を放射方向で外側方向に効果的 に引っ張って、未加硫タイヤカーカスを得る。 以上積層物10Aについて説明したが、再度図1、2Aおよび2Bに戻って、 積層物10Aを形成するのに使用される特有の装置200について説明する。図 1の装置200は、図1および2Bの装置200が形成したばかりのライナー5 0または未加硫ライナー50のロールのいずれかをコンベア送りキャリア部材2 0として使用する以外、図2Aおよび2Bの装置200と実質的に同一である。 装置200には、1対の弾性ショルダー帯片40をコンベア送りキャリア部材2 0の片面23に載せるためのカレンダーアセンブリステーション300がある。 ショルダー帯片は、第1面51に貼り付けられた他のタイヤ部品とは反対側のラ イナー50の第2面52に貼り付けられる。従って、コンベア送り積層物10A の方向を逆転させて、図2Bに示したように、形成されたショルダー帯片40の 載置を容易にすることができる。あるいは別法として、ショルダー帯片を最初に 形成し、コンベア207に貼り付けてから、ライナー50を形成し、図1に示し たように、ライナー50をコンベア207およびショルダー帯片40上に重ねる ことができる。いずれの方法によっても最終的に、ショルダーガム帯片40は、 他の部品とは反対側の面52でライナー50に取り付けられることになる。 図2Bに示したような本発明を実施する方法において、キャリア部材20のロ ール211は、図2Cに図示した従来のカレンダー処理手段202によって成形 され、次に所定の幅にカットされるライナー50である。カットされたライナー ストック50を継ぎ合わせて所定の長さの材料を形成し、それを図2Bに示した ようにロール211に載せる。そのライナーのロール211全体を装置200の 一方の端に載せる。巻かれたライナー材料50は、ライナーの片面52に取り付 けた織布分離ライナー11を有することができる。オペレータは、分離ライナー 11をモーター209駆動巻き上げスプール212に取り付け、ライナー材料5 0の側縁部55の並びと位置を監視する1対の横位置センサー214を通ってラ イナー材料50を送った後に、ラ イナー材料50をコンベア手段204に縫いつける。コンベア手段204には、 剛性フレーム180に取り付けられた2個の大きい回転ドラム205がある。そ のドラムは、コンベア送りベルト207で覆われている。エンドレスのコンベア 送りベルト207は好ましくは非伸縮性で、ステンレス材料製とする。装置20 0の出力端には、変速式モーター205A駆動の回転ドラム205がある。 ライナー50をコンベア207に縫いつけるための手段330を示してある。 図示のような縫いつけ手段330は1対のローラー330Aおよび330Bであ る。別法として、縫いつけ手段は、ライナー材料50に圧力をかけて、それをベ ルト207に貼り付けるいかなる装置であることもでき、そのような装置には複 数列で配列された個々にバネのあるローラーべアリングなどがあり得る。 コンベア送り方向に対して垂直の角度に向き、コンベア送りベルト207に縫 いつけられた、幅(WL)を有するコンベア送りライナー材料50は、所定の速 度で移動して複数の手段300を通過して、1以上の弾性タイヤ部品の連続帯片 を形成し、その各タイヤ部品帯片は、カレンダーローラー350および352の 一方に作られている部品成形凹部によって成形された所定の断面を有するように なる。 タイヤ部品成形手段300には好ましくは、複数のカレンダーアセンブリ30 2を設ける。 タイヤ部品の成形を行うとともに、装置200には複数の手段502があって 、成形部品をコンベア送りキャリア部材20の少なくとも一方の面21もしくは 23に直接載せるか、あるいは図9に示したようにキャリア部材20として使用 する場合にはライナー材料50の一方の面51または52に載せる。タイヤ部品 を載せるための手段502は、ピンチローラー機構と一般に称されるローラーで ある。1個のローラー502をコンベア207の下に設置し、各カレンダーで、 コンベア送り材料20と成形部品との間に圧力をかけることで、コンベア送り積 層物10Aに部品が確実に送られるようにする。ベルトの下には、ベルト207 の横方向位置決めおよびガイドのための手段600がある。ベルト207には、 下側に貼り付けられた1対のガイ ドレールがある。コンベアベルト207の各側縁部には1本のレール601があ る。ガイドレール601は、コンベアドラム205によって横方向の位置が正確 に決められる。ローラ205の対によって、ガイド手段600が側面に固定され ている。コンベアの各末端には、1個のローラー205がある。連続ガイドレー ル601がピンチローラー間を近接して通過することで、やはりコンベア207 が横方向にぐらつくのを防止し、さらに部品成形凹部356に対してのベルト2 07の横方向の配置を確実に行うようになっている。そうして、成形部品の確実 かつ正確な位置決めが保証される。次に、全てのタイヤ部品とともに成形積層物 10Aを、タイヤ半組立物10を製造するのに好適な長さにカットすることがで きるか、あるいは図1に示したように、積層物10Aの片側に分離ライナー11 を取り付け、大きいロール210またはスプールに巻くことができる。図示のよ うな大きいロール210は、モーター209によって駆動して、積層物10Aの ロール210への巻き取りを容易にする。図示のように、各ロール210・21 1またはスプール212は、ローラー対上に設置する。別法として、各ローラー に支持用の軸を設けることができ、モーター駆動として、図1に示したものを得 ることができる。ロールに十分な量または所定の長さの積層物を巻き取ったら、 積層物10Aを、好ましくその幅(W)に平行にカットする。 積層物10Aのロール210のカットを行う際には、全く同一の積層物予備ス テーションまたはロール210を設けて、キャリア部材ロール211および積層 物ロール210の交換の場合に、装置200が積層物10Aの成形を継続するこ とができるか、あるいは少なくとも機械の停止時間を短縮できるようにすること が望ましい。 同様に、図2Aおよび2Bに示したように、材料ロール211の供給は、使用 できるストックのロール211を並べて、装置200に常時材料が供給されるよ うにすることで行うのが非常に好ましい。 それには、装置と第1ローラー210もしくは211の間に従来のオーバーヘ ッドコンベアを用いて、ローラーの切り換えを容易にする必要がある場合がある 。オーバーヘッドコンベアは図示していない。 積層物ロール210が一杯になったら、それを保管区域に移動するか、あ るいは直接タイヤ製造作業ステーションに移動することができる。タイヤ製造ス テーションに移動したら、半組立物10を所定長さの部分にカットし、図3Gに 示したようにタイヤ製造ドラム5に送る。 図4について説明すると、カレンダーアセンブリ302の詳細図を示してある 。本発明の好ましい実施態様では、この装置には複数のカレンダーアセンブリ3 02を設ける。各カレンダーアセンブリ302は、カレンダーローラー350お よび352の対以外、基本的に隣り合うアセンブリと同じである。 各カレンダーアセンブリ302は、タイヤ部品の弾性帯片を成形する手段であ る。好ましくは各カレンダー302には、2つのカレンダーローラー350およ び352のロール間隙354に被処理弾性材料25を送るための手段360を設 ける。ロール間隙354は2個のカレンダーローラー間にある。図示のような被 処理弾性材料25を送るための手段360は押出機であり、好ましくは各装置2 00に1以上のそのような押出機360を設け、さらに好ましくは各カレンダー アセンブリ300に1個の押出機360を設ける。 カレンダーアセンブリ302には、カレンダーローラー350および352よ り上の所定の横位置に被処理弾性材料25の横方向の位置決めを行うための手段 320がある。図1、2Aおよび2Bに示したような位置決め手段320は、プ ラウ320と称される。カレンダーローラー対350および352より放射方向 で上の所定の横位置に、1以上の対のプラウ320を設置する。各プラウ320 には、2個のローラーより上で該ローラー間に正確に入るように形作られた2個 の削性部材324がある。好ましくは、各プラウ剛性部材324は、カレンダー ローラー350および352の一方または両方にある部品成形凹部356の横末 端354の横に隣接して設置する。このプラウ320位置決めにより、カレンダ ー処理した材料のオーバーフローが成型され、コンベア送りキャリア部材20に 貼り付くのを防止しながら、横方向支持が確保される。 部品成型凹部356の横位置は、装置200のコンベアベルト207に対して 正確に位置決めされる。これによって、成型するに連れて各部品が配列 され、コンベア送りキャリア部材20またはライナー50に貼り付けられ、すで に成型・取り付けされた部品が、それが取り付けられる部品に対して正確な横方 向位置に配置される。その正確な横方向位置決めにより、各部品を適切に配置し 、材料のずれを低減できるようにしながら、先行技術の組立方法で生じていた公 差変動による各部品の相対的サイズを小さくすることができる。 被処理材料25をカレンダー対350および352に送る押出機360に1個 の供給源を設けることで、ライナー50などの1個の部品を製造することができ る。しかしながら、ガムショルダー帯片40または側壁70またはチェーファー 60などの2個の類似する部品を成形する場合は、押出機を2つの流路に分ける ことができる。図1および2Aに示したように、1個の流路が各部品成形凹部3 56に供給を行う。 装置を自動運転させるには、押出物のカレンダーへの流れを感知・計量するた めの手段362を設けなければならない。その手段は単に、押出機の流量もしく は流速またはその両方のバルブ調節と組み合わせて使用されるセンサーであって も良い。そうではあっても、カレンダーに送られる押出材料はモニタリングおよ び制御することが好ましいと考えられる。 図1および図2Aに示したように、センサーを各カレンダーアセンブリステー ションに設けることができる。そのセンサーは制御パネル240に接続されてお り、該パネルは所定のステーション300で押出物の流量を自動的に調節するこ とができる。センサー362は、制御パネル240にある監視用コンピュータに 画像を送り返す個々のビデオカメラであることができる。図示のように、センサ ーはビデオカメラであり、プラウ324は透明として、透視できるようにしてあ る。別法として、プラウが透明でない場合、ビデオセンサーの位置を変えること ができると考えられる。別法として、センサー362を、プラウ324内または その上に置いたひずみゲージまたは圧力変換器とし、そのプラウが情報を制御装 置に送り、次にその装置が押出機の速度を調節するか、または材料流の方向を変 えることで、個々のカレンダーローラーのローラー間隙への材料流を調節するこ とができる。 図4〜8に示したように、各カレンダーアセンブリ302には、2個のカ レンダーローラー350および352があり、一方のローラーは移動ローラーで あり、他方のローラーは従属ローラー352である。各ローラー350および3 52は、各末端357および358で開放またはテーパ状となった、回転軸Rを 有する、中空で一般に円筒形の構造物である。 カレンダーアセンブリ302には、2個のカレンダーローラーを支持するため の手段304がある。ローラー支持手段は、第1末端310および第2末端32 0を有する。第1末端310および第2末端312はそれぞれ、1対の回転可能 なハブ314および316を有し、1個のハブ314または316が、ローラー 350または352の各末端357または358に嵌合している。ローラーに嵌 合するためのハブ314および316の対には、ローラーの回転軸Rと同時に動 く回転軸RHがある。各ハブ314および316は、約6゜の角度αで円錐形の テーパ状になっている。円筒形ローラー350および352も同様にテーパ状に なっていることで、組立時に嵌合が確保されて、成形した部品の不均一を生じさ せると考えられる滑りが起こらないようになっている。さらに、ピンとスロット を用いてローラーを固定することで、スリップ防止を行うことができる。 さらに図4に示してあるように、各カレンダーアセンブリ302には1以上、 好ましくは2個のモーター40および342、各モーターによって駆動される駆 動軸または軸継手344があり、駆動軸は回転可能なハブ314に連結しており 、ハブ314はカレンダーローラー350または352の一方を回転運動させる 。 1個のモーター340で1個のローラー350を駆動するには十分であるが、 2個の変速式モーター340および342を設置し、1個のモーターが各ローラ ー350および352を駆動するようにすることが好ましいと考えられる。第1 のモーター340はローラー350に連結している。そのローラーは移動ローラ ーと称され、直線コンベアベルト207の速度に合うよう同一速度で動くことで 、成形タイヤ部品を、部品を形成する速度とほぼ同じ速度で、あるいはわずかに 異なる速度でコンベア送りプライ材料20に載せることができる。 第2のモーター342は、従属ローラー352と称されるローラー352 に連結しており、第1のモーター340の速度の約95%の速度で回転運動を起 こす。このようにローラー350と352の速度が異なることで、カレンダー処 理した部品が、従属ローラー352上に付着するのではなく、コンベア送り部材 20に貼り付くようになる。 図5〜11に示したように、ローラーの切り換えが迅速に行えるよう、各カレ ンダーアセンブリ302を調整する。この特徴は部分的に、1対のテーパ形ハブ 314および316にローラーシリンダー350および352を取り付ける方法 により、そしてカレンダーローラーを支持するための手段304の第1末端31 0および第2末端312をスライドさせて、互いに対して伸長・引込させるため の手段322を設けることで行われる。図6に示したように、第2末端312を 装置200のフレーム180にスライドさせて取り付け、油圧シリンダ322駆 動時に、第2末端312が伸長または引込することで、カレンダーローラー35 0および352の迅速な取り外しが可能となるようにすることができる。 図9〜11には、オーバーヘッド移動機構400によってこれら高速交換ロー ラー350および352の対を送って、最初にローラー対を装置200に取り付 ける方法を示してある。機構400を、支持手段312の末端が閉じている位置 まで下げて入れることで、カレンダーローラー350および352を図10に示 したような位置に確実に入れるようにする。次に、オーバーヘッド機構をローラ ーステージング領域420に戻して、異なった大きさまたは形のタイヤ100を 製造するための次のローラー対350および352の組み合わせを待つ。 図示の装置200には、ステンレス製のエンドレスベルト207上に支持され たコンベア送り材料20がある。各カレンダーアセンブリステーション300に は、コンベア送り部材20の少なくとも片側の面21または23に複数の連続弾 性タイヤ部品帯片を載せるための手段500があり、一方で部材20がコンベア 送りされて積層物10Aが形成される。図示のような載置手段500は、ステン レスベルト207より下に配置されたピンチローラー502である。ピンチロー ラー502は、ベルト207およびコンベア送り部材20および成型タイヤ部品 を運んでいる移動ローラー350の間に局 所圧をかける。この印加圧力により、部品が前記部材に貼り付き、それによって 部品が移動ローラーから離れる。 図2Aに関して、ショルダー帯片をライナー50に加える際に、ライナー50 がロール211で供給されるコンベア送り部材20である場合、材料20の方向 を変えて、ライナー材料50の第2の面52がタイヤ部品受け入れに使用できる ようにすることが望ましい。これは、積層物10Aを第2のコンベア215に移 動し、次に部品を前述のように成形・載置し、次に積層物10Aを第2のコンベ ア215から一連のローラー216上に引き出し、材料をロール210上に巻き 取るかまたはそれを所望の半組立物長さにカットして、1以上のタイヤ製造ステ ーションで直ちに円筒形半組立物10に組み立てることで最も良好に行われると 考えられる。 タイヤ部品についての上記の成形およびコンベア送り半組立物への載置方法に より、より正確な製造方法が提供されるだけでなく、各種部品の全体的な貼り付 きも向上する。まだ高温のままで成形され、コンベア送り部品に積層することに よって、これら部品帯片は、先行技術の方法よりはるかに優れた貼り付き特性を 提供するものである。 積層物10Aをロール210上に巻き取ることで、あるいは直ちに円筒形タイ ヤ筐体半組立物10を製造することで、高温の部品が、組立時には冷えているの が普通である個々のタイヤ部品またはキャリア材料20に対して異なった収縮を 生じることが防止される。別法として、必要というわけではないが、キャリア材 料20を部品温度近くまで加熱することができる。キャリア部材20に代えて装 置で形成されたライナー部品50を用いることで、温度に関係する収縮差がさら に回避される。1実施態様においては、カレンダーアセンブリ302に、カレン ダーローラー350および352に対する加熱手段333または冷却手段334 を設ける。加熱手段333には加熱要素335があり、冷却手段334には冷却 要素336がある。これら手段333および334は、図8に示したように、開 口部337を通ってハブ314または316に入れる。各手段333または33 4によって、ローラー350または352の内部表面に対して加熱または冷却が 行われる。それにより、そのような特徴を用いて、被処理材料をより効果的に載 置することがで きる。 以上説明し特許請求される方法および装置200は、タイヤ製造技術の分野に おける大幅な進歩であると考えられる。本願および関連出願の記載に従って製造 されるタイヤは、優れたパンク強度を生じており、しかも優れた製造均一性が得 られている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ヘッド,ウィリアム,ジェイムズ アメリカ合衆国 44266 オハイオ州 ラ ヴェナ レイク ロックウェル ロード 2237

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.空気入りタイヤ筐体用半組立物の形成における使用に好適な非補強・未加 硫タイヤ部品の組立物から積層物を製造する方法において、 複数の連続する弾性タイヤ部品帯片を同時に成形、位置決め、取り付けおよび 運搬する装置を提供し、各部品を所定の断面形状に成形する段階;ならびに 該装置を作動させて、同時に、前記複数の連続弾性タイヤ部品帯片を成形し、 位置決めし、運搬しながら成形されたタイヤ部品帯片を互いに取り付け、そうし てタイヤ半組立物の形成で使用するのに好適な非補強タイヤ部品の積層物を成形 する段階を有する ことを特徴とする方法。 2.直線的に移動する連続シートを提供し、該シートがキャリア部材であって 、該部材に対して弾性タイヤ部品の連続帯片を取り付ける段階をさらに有する請 求項1記載の方法。 3.前記キャリア部材が未加硫ライナー材料の連続シートである請求項2記載 の方法。 4.前記キャリア部材が、最終品のタイヤの一部を形成しない請求項2記載の 方法。 5.前記複数のタイヤ部品が、ライナー、ショルダーガム帯片、チェーファー 、側壁、インサート、ホワイトウォール帯片およびカバー帯片からなる群から選 択される請求項1記載の方法。 6.非補強タイヤ部品の積層物を製造し、該積層物からタイヤ半組立物を形成 する方法において、 それ自体でコンベア帯片としてある幅(Wc)を有するキャリア部材と他の直 線的に移動するタイヤ部品を用い、キャリア部材がその運搬経路方向に移動しな がら、該他のタイヤ部品を連続的に形成し、キャリア部材に貼り付けて、ある幅 (W)を有する積層物を形成する段階; 次に、前記積層物を所定の長さの部分にカットし、個々のカットは積層物の全 幅を通るカット線で行う段階; 次に、カット部分の両端を互いに継ぎ合わせて、円筒形のタイヤ半組立物を形 成する段階 を有することを特徴とする方法。 7.空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層物を 製造する方法において、 キャリア材料を運搬する段階であって、該キャリア材料がある幅(Wc)を有 する弾性材料からなり、該幅(Wc)が運搬方向に対して直角の角度に向いてい る段階; 弾性タイヤ部品の複数の連続帯片を形成する段階であって、タイヤ部品帯片を 所定の断面を有するように形成し、同時に前記複数のタイヤ部品連続帯片をキャ リア材料または別のすでに取り付けてある部品に取り付けながら、該キャリア材 料とすでに取り付けてある部品とを運搬することで、ある幅(W)を有する積層 物を形成する段階 を有することを特徴とする方法。 8.前記積層物をロール上に直接巻き取ることで、前記積層物を引っ張る段階 ;ならびに 所定長さの積層物をロールに巻き取った時点で、幅(W)方向に平行に積層物 をカットする段階 を有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層物 を製造する請求項7記載の方法。 9.キャリア部材の形成と前記複数の弾性タイヤ部品の連続帯片を形成とを同 時に行う段階をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品 の組立物から積層物を製造する請求項8記載の方法。 10.前記積層物を所定の長さにカットする段階;ならびに 前記積層物をタイヤ製造ドラムに送って、該積層物から未加硫円筒形カーカス 半組立物を形成する段階 をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から 積層物を製造する請求項8記載の方法。 11.、前記複数のタイヤ部品連続帯片を載せる段階が、運搬部材を成形され たタイヤ部品帯片に対して押しつけることで、部品を該部材に貼り付け る段階を含む空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積 層物を製造する請求項7記載の方法。 12.1以上のタイヤ部品連続帯片を形成する段階が、部品のカレンダー処理 段階を含む空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層 物を製造する請求項7記載の方法。 13.1以上のタイヤ部品連続帯片を形成する段階が、運搬部材方向に間隔を 設けて各種所定の断面を有する複数のタイヤ部品連続帯片をカレンダー処理する 段階を含む空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層 物を製造する請求項12記載の方法。 14.運搬キャリア部材に前記タイヤ部品の連続帯片を縫いつける段階をさら に有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層物 を製造する請求項7記載の方法。 15.運搬キャリア部材の側縁部を位置決めする段階;ならびに 前記タイヤ部品の連続帯片を該側縁部に対して所定の位置で載置する段階 をさらに有する、空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物か ら積層物を製造する請求項7記載の方法。 16.弾性材料を押し出して、1以上のタイヤ部品の連続帯片を形成する段階 ;ならびに 押出材料流をカレンダーローラーに送り込んで、該ローラーがタイヤ部品の断 面形状を決定する段階 をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から 積層物を製造する請求項12記載の方法。 17.前記押出材料流を2つの押出材料流に分けてカレンダーローラーに送り 込み、各材料流が、カレンダーローラーによって異なる断面形状のタイヤ部品に 成形される材料を供給する段階をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な 非補強タイヤ部品の組立物から積層物を製造する請求項16記載の方法。 18.押出材料硫を計量し、該材料流を制御して、各カレンダーバンクにおい て十分な量の押出材料を維持する段階 をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から 積層物を製造する請求項17記載の方法。 19.前記積層物の片面に分離ライナーを載せてから、該積層物をロールに巻 き取る段階をさらに有する空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の 組立物から積層物を製造する請求項7記載の方法。 20.空気入りタイヤでの使用に好適な非補強タイヤ部品の組立物から積層物 を製造する装置において、 タイヤ部品の半組立物を、該半組立物の幅が運搬方向に対して垂直な角度に向 くように運搬する手段; 複数の弾性タイヤ部品連続帯片を、該タイヤ部品帯片が所定の断面形状を持つ ように成形する手段;ならびに 前記半組立物を直線的に運搬しながら、該半組立物の1以上の部品に各成形タ イヤ部品連続帯片を載せることで、該連続帯片を形成しながら積層物を形成する 手段 を有することを特徴とする装置。 21.前記積層物を引っ張り、それをロールに巻き取る手段をさらに有する、 請求項20記載の装置。 22.前記成形手段が複数のカレンダーアセンブリであり、各アセンブリには 2個のカレンダーローラーと被処理弾性材料を2個のカレンダーローラー間のロ ーラー間隙に送る手段とがある請求項20記載の装置。 23.前記カレンダーアセンブリが、カレンダーローラー間の所定の横位置で 被処理弾性材料の横方向の位置決めを行う手段を有する請求項20記載の装置。 24.被処理弾性材料を送るカレンダーアセンブリ手段が1以上の押出機を有 する請求項22記載の装置。 25.各カレンダーが、1以上の部品成形凹部を有する1以上のローラーを有 し、各凹部が運搬手段に対して所定の位置で横方向に配置されている請求項22 記載の装置。 26.前記運搬手段が非伸縮性エンドレスベルトである請求項25記載の装置 。 27.前記ベルトが、ステンレス製である請求項26記載の装置。 28.前記装置が2個以上のカレンダーを有し、各カレンダーには、カレンダ ーローラーに被処理弾性材料を供給する押出機がある請求項15記載の装置。 29.前記装置が、ローラーを駆動するための2個の別個の変速式モーターを 有する1以上のカレンダーを有し、1個のモーターが各ローラーを駆動し、移動 は運搬キャリア部材の直線運動に対して同期した回転で行われる請求項29記載 の装置。 30.縫い合わせ機構をさらに有し、該縫い合わせ機構がキャリアをキャリア 部材運搬手段と貼り合わせる請求項15記載の装置。 31.前記運搬手段がステンレスベルトを有する請求項24記載の装置。 32.コンベアと各移動カレンダーローラーの直下に配置されたピンチローラ ーをさらに有し、該ピンチローラーが圧力をかけることで、移動カレンダーロー ラーからのゴム部品をキャリア部材に移動させる請求項24記載の装置。 33.カレンダーローラーを加熱する手段をさらに有する請求項15記載の装 置。 34.カレンダーローラーを冷却する手段をさらに有する請求項15記載の装 置。 35.前記キャリア部材がライナー部品である請求項15記載の装置。 36.前記キャリア部材が、複数のタイヤ部品連続帯片を形成する手段の一つ によって装置で形成される請求項35記載の装置。
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