JPH07214583A - フィルム製造機の速度制御装置 - Google Patents
フィルム製造機の速度制御装置Info
- Publication number
- JPH07214583A JPH07214583A JP6012010A JP1201094A JPH07214583A JP H07214583 A JPH07214583 A JP H07214583A JP 6012010 A JP6012010 A JP 6012010A JP 1201094 A JP1201094 A JP 1201094A JP H07214583 A JPH07214583 A JP H07214583A
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- JP
- Japan
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- speed
- change rate
- roll
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明のフィルム製造機の速度制御装置は、
速度変化率演算器で演算された回転速度の変化率値から
ロール間の速度変化率の差分を演算する速度変化率差分
器と、速度変化率の差分の許容値を設定する許容値設定
器と、許容値設定器によって設定された許容値と速度変
化率の差分を比較する比較器と、速度変化率の差分が許
容値を超過している時間を計測するタイマと、速度変化
率差分器で演算した差分から速度基準の速度補正値を演
算する速度補正演算器と、タイマの出力によって速度補
正演算器からの補正出力を制御する第1の出力制御回路
と第1の出力制御回路と直列に接続され、速度変化率差
分器の出力信号によって速度補正演算器からの補正出力
を制御する第2の出力制御回路とを備えたことを特徴と
する。 【効果】 本発明によりフィルム製造機の生産性を向上
させることが可能である。
速度変化率演算器で演算された回転速度の変化率値から
ロール間の速度変化率の差分を演算する速度変化率差分
器と、速度変化率の差分の許容値を設定する許容値設定
器と、許容値設定器によって設定された許容値と速度変
化率の差分を比較する比較器と、速度変化率の差分が許
容値を超過している時間を計測するタイマと、速度変化
率差分器で演算した差分から速度基準の速度補正値を演
算する速度補正演算器と、タイマの出力によって速度補
正演算器からの補正出力を制御する第1の出力制御回路
と第1の出力制御回路と直列に接続され、速度変化率差
分器の出力信号によって速度補正演算器からの補正出力
を制御する第2の出力制御回路とを備えたことを特徴と
する。 【効果】 本発明によりフィルム製造機の生産性を向上
させることが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム製造機の速度
制御装置に関する。
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術においては、各ロール間の速
度変化率の差分を制御していないため、外乱や負荷変動
等により挟持(ニップ)されたロール間の速度変化率の
差分が大きくなっても事前にロールの速度補正が出来な
かった。
度変化率の差分を制御していないため、外乱や負荷変動
等により挟持(ニップ)されたロール間の速度変化率の
差分が大きくなっても事前にロールの速度補正が出来な
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、ロール間の速度変化率の差分がニップロール装置の
特性上の許容値を越えることにより発生するフィルム材
(樹脂)切れにより、ニップされたロールとロールが接
触し、擦れてロールを損傷するという問題点があった。
は、ロール間の速度変化率の差分がニップロール装置の
特性上の許容値を越えることにより発生するフィルム材
(樹脂)切れにより、ニップされたロールとロールが接
触し、擦れてロールを損傷するという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を除去することに
あり、その目的とするところは、ニップされたロール間
の速度変化率の差分が大きくなることによって生じるロ
ール間の樹脂切れによるロール損傷をなくすことが可能
なフィルム製造機の速度制御装置を提供することにあ
る。
あり、その目的とするところは、ニップされたロール間
の速度変化率の差分が大きくなることによって生じるロ
ール間の樹脂切れによるロール損傷をなくすことが可能
なフィルム製造機の速度制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム製造機
の速度制御装置は、複数のロールを個別に運転するため
にロール毎に取り付けられた電動機と、電動機を駆動す
る駆動装置と、駆動装置に回転速度基準を与える速度基
準設定器と、からなるフィルム製造機の速度制御装置に
おいて、ロールの回転速度を検出する速度検出器と、ロ
ールの時間に対する回転速度の変化率を演算する速度変
化率演算器と、速度変化率演算器で演算された回転速度
の変化率値からロール間の速度変化率の差分を演算する
速度変化率差分器と、速度変化率の差分の許容値を設定
する許容値設定器と、許容値設定器によって設定された
許容値と速度変化率の差分を比較する比較器と、速度変
化率の差分が許容値を超過している時間を計測するタイ
マと、速度変化率差分器で演算した差分から速度基準の
速度補正値を演算する速度補正演算器と、タイマの出力
信号によって速度補正演算器からの補正出力を制御する
第1の出力制御回路と、第1の出力制御回路と直列に接
続され、速度変化率差分器の出力信号によって速度補正
演算器からの補正出力を制御する第2の出力制御回路と
を備えたことを特徴とする。
の速度制御装置は、複数のロールを個別に運転するため
にロール毎に取り付けられた電動機と、電動機を駆動す
る駆動装置と、駆動装置に回転速度基準を与える速度基
準設定器と、からなるフィルム製造機の速度制御装置に
おいて、ロールの回転速度を検出する速度検出器と、ロ
ールの時間に対する回転速度の変化率を演算する速度変
化率演算器と、速度変化率演算器で演算された回転速度
の変化率値からロール間の速度変化率の差分を演算する
速度変化率差分器と、速度変化率の差分の許容値を設定
する許容値設定器と、許容値設定器によって設定された
許容値と速度変化率の差分を比較する比較器と、速度変
化率の差分が許容値を超過している時間を計測するタイ
マと、速度変化率差分器で演算した差分から速度基準の
速度補正値を演算する速度補正演算器と、タイマの出力
信号によって速度補正演算器からの補正出力を制御する
第1の出力制御回路と、第1の出力制御回路と直列に接
続され、速度変化率差分器の出力信号によって速度補正
演算器からの補正出力を制御する第2の出力制御回路と
を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のフィルム製造機の速度制御装置におい
ては、複数のロールを個別に運転するためにロール毎に
電動機を取り付け、電動機を駆動する駆動装置に回転速
度基準を与え、ロールの回転速度を検出し、ロールの時
間に対する回転速度の変化率を演算し、速度変化率演算
器で演算された回転速度の変化率値からロール間の速度
変化率の差分を演算し、速度変化率の差分の許容値を設
定し、許容値設定器によって設定された許容値と速度変
化率の差分を比較し、速度変化率の差分が許容値を超過
している時間を計測し、速度変化率差分器で演算した差
分から速度基準の速度補正値を演算し、タイマの出力信
号によって速度補正演算器からの補正出力を制御し、第
1の出力制御回路と直列に第2の出力制御回路を接続
し、速度変化率差分器の出力信号によって速度補正演算
器からの補正出力を制御する。
ては、複数のロールを個別に運転するためにロール毎に
電動機を取り付け、電動機を駆動する駆動装置に回転速
度基準を与え、ロールの回転速度を検出し、ロールの時
間に対する回転速度の変化率を演算し、速度変化率演算
器で演算された回転速度の変化率値からロール間の速度
変化率の差分を演算し、速度変化率の差分の許容値を設
定し、許容値設定器によって設定された許容値と速度変
化率の差分を比較し、速度変化率の差分が許容値を超過
している時間を計測し、速度変化率差分器で演算した差
分から速度基準の速度補正値を演算し、タイマの出力信
号によって速度補正演算器からの補正出力を制御し、第
1の出力制御回路と直列に第2の出力制御回路を接続
し、速度変化率差分器の出力信号によって速度補正演算
器からの補正出力を制御する。
【0007】
【実施例】次に本発明のフィルム製造機の速度制御装置
の一実施例を説明する。図1において、17は複数のロ
ールを個別に運転するためにロール毎に取り付けられた
電動機、16は電動機17を駆動する駆動装置、18は
駆動装置16に回転速度基準を与える速度基準設定器、
1はロールの回転速度を検出する速度検出器、3はロー
ルの時間に対する回転速度の変化率を演算する速度変化
率演算器、5は速度変化率演算器3で演算された回転速
度の変化率値からロール間の速度変化率の差分を演算す
る速度変化率差分器、6は速度変化率の差分の許容値を
設定する許容値設定器、7は許容値設定器6によって設
定された許容値と速度変化率の差分を比較する比較器、
8は速度変化率の差分が許容値を超過している時間を計
測するタイマ、10は速度変化率差分器5で演算した差
分から速度基準の速度補正値を演算する速度補正演算
器、9はタイマ8の出力信号によって速度補正演算器1
0からの補正出力を制御する第1の出力制御回路、12
は第1の出力制御回路9と直列に接続され、速度変化率
差分器5の出力信号によって速度補正演算器10からの
補正出力を制御する第2の出力制御回路であり、各ロー
ルを運転するためにロールごとに取り付けられた電動機
17と、電動機17を駆動するための駆動装置16と、
駆動装置16に速度基準を与えるための速度基準設定器
18とからなるフィルム製造機の速度制御装置におい
て、各ロールの速度を検出するためにロールごとに取付
けられた速度検出器1と、各ロールの時間に対する速度
変化率を演算するための速度変化率演算器3と、速度変
化率演算器3で演算された値からロール間の速度変化率
の差分を演算するための速度変化率差分器5と、速度変
化率の差分の許容値を設定するための許容値設定器6
と、許容値設定器で設定された許容値と速度変化率の差
分を比較する比較器7と、速度変化率の差分が許容値を
越えている時間を計るタイマ8と、速度変化率差分器5
で演算した差分から速度基準の速度補正値を演算する速
度補正演算器10と、タイマ8の出力信号で閉となる第
1接点と、速度変化率差分器5の出力信号で閉となる第
2接点と第3接点とを具備してなるフィルム製造機の速
度制御装置である。
の一実施例を説明する。図1において、17は複数のロ
ールを個別に運転するためにロール毎に取り付けられた
電動機、16は電動機17を駆動する駆動装置、18は
駆動装置16に回転速度基準を与える速度基準設定器、
1はロールの回転速度を検出する速度検出器、3はロー
ルの時間に対する回転速度の変化率を演算する速度変化
率演算器、5は速度変化率演算器3で演算された回転速
度の変化率値からロール間の速度変化率の差分を演算す
る速度変化率差分器、6は速度変化率の差分の許容値を
設定する許容値設定器、7は許容値設定器6によって設
定された許容値と速度変化率の差分を比較する比較器、
8は速度変化率の差分が許容値を超過している時間を計
測するタイマ、10は速度変化率差分器5で演算した差
分から速度基準の速度補正値を演算する速度補正演算
器、9はタイマ8の出力信号によって速度補正演算器1
0からの補正出力を制御する第1の出力制御回路、12
は第1の出力制御回路9と直列に接続され、速度変化率
差分器5の出力信号によって速度補正演算器10からの
補正出力を制御する第2の出力制御回路であり、各ロー
ルを運転するためにロールごとに取り付けられた電動機
17と、電動機17を駆動するための駆動装置16と、
駆動装置16に速度基準を与えるための速度基準設定器
18とからなるフィルム製造機の速度制御装置におい
て、各ロールの速度を検出するためにロールごとに取付
けられた速度検出器1と、各ロールの時間に対する速度
変化率を演算するための速度変化率演算器3と、速度変
化率演算器3で演算された値からロール間の速度変化率
の差分を演算するための速度変化率差分器5と、速度変
化率の差分の許容値を設定するための許容値設定器6
と、許容値設定器で設定された許容値と速度変化率の差
分を比較する比較器7と、速度変化率の差分が許容値を
越えている時間を計るタイマ8と、速度変化率差分器5
で演算した差分から速度基準の速度補正値を演算する速
度補正演算器10と、タイマ8の出力信号で閉となる第
1接点と、速度変化率差分器5の出力信号で閉となる第
2接点と第3接点とを具備してなるフィルム製造機の速
度制御装置である。
【0008】上記の様に構成された速度制御装置におい
ては、外乱、負荷変動等によってニップされた各ロール
に速度変化が生じると、各ロールに取り付けられた速度
検出器1の検出値から各ロールの速度変化率とそれらの
差分が演算され、この差分の演算値がニップロール装置
の特性上の許容値と比較され、許容範囲を越えない様に
速度補正演算器10の速度補正値が速度基準に加えら
れ、これによりニップされたロール間の速度変化率の差
分を常にニップロール装置の特性上の許容範囲以内に制
御する。
ては、外乱、負荷変動等によってニップされた各ロール
に速度変化が生じると、各ロールに取り付けられた速度
検出器1の検出値から各ロールの速度変化率とそれらの
差分が演算され、この差分の演算値がニップロール装置
の特性上の許容値と比較され、許容範囲を越えない様に
速度補正演算器10の速度補正値が速度基準に加えら
れ、これによりニップされたロール間の速度変化率の差
分を常にニップロール装置の特性上の許容範囲以内に制
御する。
【0009】即ち、図1において、Aロール13とBロ
ール14は、樹脂15を挟んでニップ状態にあり、各ロ
ール用の駆動装置16と電動機17を介し、速度基準設
定器18の設定値に沿って同速で運転されている。
ール14は、樹脂15を挟んでニップ状態にあり、各ロ
ール用の駆動装置16と電動機17を介し、速度基準設
定器18の設定値に沿って同速で運転されている。
【0010】Aロール13の速度検出器1とBロール1
4の速度検出器2の検出値(Aロール13の速度検出値
はVA 、Bロールの速度検出値はVB )からAロール1
3の速度変化率演算器3とBロール14の速度変化率演
算器4が時間に対する各ロールの速度変化率(Aロール
の速度変化率はdVA /dt、Bロールの速度変化率は
dVB /dt)を演算する。この演算値により速度変化
率差分器5がAロール13とBロール14間の速度変化
率の差分(dVA /dt−dVB /dt)を演算する。
4の速度検出器2の検出値(Aロール13の速度検出値
はVA 、Bロールの速度検出値はVB )からAロール1
3の速度変化率演算器3とBロール14の速度変化率演
算器4が時間に対する各ロールの速度変化率(Aロール
の速度変化率はdVA /dt、Bロールの速度変化率は
dVB /dt)を演算する。この演算値により速度変化
率差分器5がAロール13とBロール14間の速度変化
率の差分(dVA /dt−dVB /dt)を演算する。
【0011】Aロール13とBロール14が同速で運転
している場合 dVA /dt−dVB /dt=0 であるが、Aロール13とBロール14のいずれか一方
でも、もしくは両方が速度変化を起こし、ロール間で速
度変化率の差が発生すると dVA /dt−dVB /dt≠0 となる。
している場合 dVA /dt−dVB /dt=0 であるが、Aロール13とBロール14のいずれか一方
でも、もしくは両方が速度変化を起こし、ロール間で速
度変化率の差が発生すると dVA /dt−dVB /dt≠0 となる。
【0012】一方、Aロール13とBロール14から構
成されるニップローケル装置において、ロール間の樹脂
切れが発生しない許容特性は、図2に示す様に速度変化
率の差分(dVA /dt−dVB /dt)とその差分が
発生している時間Tで定められている。
成されるニップローケル装置において、ロール間の樹脂
切れが発生しない許容特性は、図2に示す様に速度変化
率の差分(dVA /dt−dVB /dt)とその差分が
発生している時間Tで定められている。
【0013】許容設定器6にて上記の許容特性の許容値
(差分と時間)を設定しておき、この許容設定値(差
分)と速度変化率差分器5の演算結果である速度変化率
の差分とを比較器7で常時比較する。
(差分と時間)を設定しておき、この許容設定値(差
分)と速度変化率差分器5の演算結果である速度変化率
の差分とを比較器7で常時比較する。
【0014】比較器7にて比較の結果、速度変化率の差
分が許容値(差分)を越えた場合、越えた時点からタイ
マ8が連続して越えている時間を計り始める。この連続
して越えている時間が許容設定器6にて設定された許容
値(時間)を越える前にタイマ8が第1接点9を閉させ
る信号を出力する。
分が許容値(差分)を越えた場合、越えた時点からタイ
マ8が連続して越えている時間を計り始める。この連続
して越えている時間が許容設定器6にて設定された許容
値(時間)を越える前にタイマ8が第1接点9を閉させ
る信号を出力する。
【0015】また、速度補正演算器10は、速度変化率
差分器5の演算結果から速度基準の速度補正値を演算す
る。この際、速度補正値は、Aロール13とBロール1
4の速度変化率の差分が図2に示す。
差分器5の演算結果から速度基準の速度補正値を演算す
る。この際、速度補正値は、Aロール13とBロール1
4の速度変化率の差分が図2に示す。
【0016】図2においてEは許容特性曲線、Fは樹脂
切れ発生領域、Gは安全領域、Hは許容範囲である。ま
た、Kは(dVA /dt−dVB /dt)を示す。
切れ発生領域、Gは安全領域、Hは許容範囲である。ま
た、Kは(dVA /dt−dVB /dt)を示す。
【0017】許容特性の安全領域G内におさまり、かつ
Aロール13とBロール14の速度差が零となる補正値
として演算される。さらに速度変化率差分器5は、Aロ
ール13とBロール14の各々の速度変化率の絶対値の
比較において K=|dVA /dt|−|dVB /dt|>0…Aロー
ル速度補正用の第2接点11を閉 K=|dVA /dt|−|dVB /dt|<0…Bロー
ル速度補正用の第3接点12を閉 させる信号を出力する。この第2接点11と第3接点1
2ならびに第1接点9の開閉によって、速度変化率がよ
り大きいロールの速度基準に速度補正演算器10の速度
補正値を加えることが出来る。上記の実施例により、A
ロール13とBロール14の速度変化率の差分が許容値
を越えて生じた場合、速度補正値を算出し、この速度補
正値をロールの速度基準に加えることで差分が許容特性
の安全領域内におさまり、Aロール13とBロール14
の速度を同速に制御することが可能となる。
Aロール13とBロール14の速度差が零となる補正値
として演算される。さらに速度変化率差分器5は、Aロ
ール13とBロール14の各々の速度変化率の絶対値の
比較において K=|dVA /dt|−|dVB /dt|>0…Aロー
ル速度補正用の第2接点11を閉 K=|dVA /dt|−|dVB /dt|<0…Bロー
ル速度補正用の第3接点12を閉 させる信号を出力する。この第2接点11と第3接点1
2ならびに第1接点9の開閉によって、速度変化率がよ
り大きいロールの速度基準に速度補正演算器10の速度
補正値を加えることが出来る。上記の実施例により、A
ロール13とBロール14の速度変化率の差分が許容値
を越えて生じた場合、速度補正値を算出し、この速度補
正値をロールの速度基準に加えることで差分が許容特性
の安全領域内におさまり、Aロール13とBロール14
の速度を同速に制御することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明では、ニップロール装置の特性上
の許容値とロール間の速度変化率の差分とを比較し、速
度補正値をロールの速度基準に加えてロールの速度制御
を行うことにより、ロール間の速度変化率の差分が大き
くなって生じるロール間の樹脂切れによるロール損傷を
防止することが可能である。
の許容値とロール間の速度変化率の差分とを比較し、速
度補正値をロールの速度基準に加えてロールの速度制御
を行うことにより、ロール間の速度変化率の差分が大き
くなって生じるロール間の樹脂切れによるロール損傷を
防止することが可能である。
【図1】本発明の一実施例を示す速度制御装置の構成図
である。
である。
【図2】ニップロール装置において、ロール間の樹脂切
れが発生しない速度変化率の差分と時間の許容特性を示
す説明図である。
れが発生しない速度変化率の差分と時間の許容特性を示
す説明図である。
1…速度検出器 3…速度変化率演算器 5…速度変化率差分器 6…許容値設定器 7…比較器 8…タイマ 10…速度補正演算器
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のロールを個別に運転するために前
記ロール毎に取り付けられた電動機と、これらの電動機
を駆動する駆動装置と、これらの駆動装置に回転速度基
準を与える速度基準設定器と、からなるフィルム製造機
の速度制御装置において、前記ロールの回転速度を検出
する速度検出器と、前記ロールの時間に対する回転速度
の変化率を演算する速度変化率演算器と、これらの速度
変化率演算器で演算された回転速度の変化率値から前記
ロール間の速度変化率の差分を演算する速度変化率差分
器と、前記速度変化率の差分の許容値を設定する許容値
設定器と、この許容値設定器によって設定された前記許
容値と前記速度変化率の差分を比較する比較器と、前記
速度変化率の差分が前記許容値を超過している時間を計
測するタイマと、前記速度変化率差分器で演算した前記
差分から速度基準の速度補正値を演算する速度補正演算
器と、前記タイマの出力信号によって前記速度補正演算
器からの補正出力を制御する第1の出力制御回路と、こ
の第1の出力制御回路と直列に接続され、前記速度変化
率差分器の出力信号によって前記速度補正演算器からの
前記補正出力を制御する第2の出力制御回路と、を具備
することを特徴とするフィルム製造機の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012010A JPH07214583A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | フィルム製造機の速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012010A JPH07214583A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | フィルム製造機の速度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214583A true JPH07214583A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11793623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012010A Pending JPH07214583A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | フィルム製造機の速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07214583A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997022463A1 (en) * | 1995-12-15 | 1997-06-26 | The Goodyear Tire & Rubber Company | A method and apparatus for building a laminate and forming a carcass subassembly for a tire from unreinforced tire components |
US5762740A (en) * | 1995-01-05 | 1998-06-09 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Method for building a laminate from an assembly of tire components to form a casing |
US6280548B1 (en) | 1995-01-05 | 2001-08-28 | Goodyear Tire & Rubber | Method and apparatus for building a laminate and forming a carcass subassembly for a tire |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP6012010A patent/JPH07214583A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5762740A (en) * | 1995-01-05 | 1998-06-09 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Method for building a laminate from an assembly of tire components to form a casing |
US6126780A (en) * | 1995-01-05 | 2000-10-03 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Apparatus for building a laminate and forming a subassembly for a tire |
US6280548B1 (en) | 1995-01-05 | 2001-08-28 | Goodyear Tire & Rubber | Method and apparatus for building a laminate and forming a carcass subassembly for a tire |
WO1997022463A1 (en) * | 1995-12-15 | 1997-06-26 | The Goodyear Tire & Rubber Company | A method and apparatus for building a laminate and forming a carcass subassembly for a tire from unreinforced tire components |
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