JP2003054801A - 巻取り機の制御装置 - Google Patents

巻取り機の制御装置

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JP2003054801A
JP2003054801A JP2001247097A JP2001247097A JP2003054801A JP 2003054801 A JP2003054801 A JP 2003054801A JP 2001247097 A JP2001247097 A JP 2001247097A JP 2001247097 A JP2001247097 A JP 2001247097A JP 2003054801 A JP2003054801 A JP 2003054801A
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winding
dancer roll
winding diameter
drum
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JP2001247097A
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Masataka Oji
正孝 大路
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取りドラム交換後の運転再開時の巻取り用電
動機の回転速度を、ドラムの巻取り径を計測せずに素早
く適切な値に制御することで、ドラム巻取り径の変化に
伴って不良品が発生するのを防止する。 【解決手段】長尺材1を巻取りる巻取りドラム2の前段
に設けたダンサロール7の角度θを巻取り径演算器22
へ入力させ、巻取り径演算器22で演算する巻取り径演
算値D* をこのダンサロール角度θで補正することで、
長尺材1の供給速度と巻取り速度との差を従来よりも素
早く解消させることができる。あるいはダンサロール角
度θをリミッタ33を介して巻取り径演算器22へ入力
させることで、長尺材1の供給速度と巻取り速度との差
が所定値以上の場合にのみ、巻取り径演算器22で演算
する巻取り径演算値D* をダンサロール角度θで補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長尺材を巻取る
ドラムを交換する等で巻取り径が急変した場合でも安定
した運転ができる巻取り機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は巻取り機制御装置の従来例を示し
たブロック回路図である。この従来例回路において、イ
ンバータ5が供給する電力により、誘導電動機4は減速
機3を介して巻取りドラム2を時計方向に回転させてお
り、左側から右方向へVなる走行速度実際値で走行して
いる紙などの長尺材1を巻き取る。
【0003】ところで長尺材1を巻取りドラム2へ巻き
取る際に、長尺材1の走行速度(すなわち供給速度)
と、巻取りドラム2がこれを巻き取る速さとに不平衡が
あると、緩い巻き取りになったり締まり過ぎのコイルに
なったりして不良品を生じることになるし、甚だしいと
きは長尺材1に皺を生じたり破断したりで、装置を長時
間停止させるような不具合を生じることもある。そこで
巻取りドラム2の前段にダンサロール7を設置して、長
尺材1の供給速度と巻き取り速度に差を生じてもこの速
度差を吸収し、一定の張力で長尺材1を巻き取ることが
できるようにする。すなわち供給速度が巻取り速度より
も早い場合は、ダンサロール7はA点を中心にして時計
方向に回転するし、これとは逆に巻き取り速度のほうが
早い場合は、ダンサロール7はA点を中心にして反時計
方向に回転するのであるが、その際にエアシリンダ6で
発生する圧力をダンサロール7に作用させる。
【0004】ダンサロール7がセンター位置(すなわち
図3では水平状態)のときに位置検出器8が検出するダ
ンサロール角度θを零に設定する。回転速度指令値演算
器11へはこのダンサロール角度θを入力させ、前述の
速度差を解消するように誘導電動機4の回転速度を制御
して、ダンサロール7を水平位置(すなわちダンサロー
ル角度θを零)に保てば、長尺材1の張力を一定に維持
することができる。
【0005】長尺材1の走行速度は一定であるから、巻
取りドラム2が長尺材1を巻き取ってその巻き取り径を
増加させるのに対応して、巻取りドラム2の回転速度を
低下させる必要がある。そこでロール15に結合した走
行速度検出器16により検出される長尺材1の走行速度
実際値Vと、誘導電動機4に結合したパルス発信器9と
速度変換器10とにより得られる回転速度実際値Nとを
巻取り径演算器12へ入力させ、下記の数式1に従って
巻取り径演算値D* をこの巻取り径演算器12に演算さ
せる。但しGは減速機3の減速比である。
【0006】
【数1】D* =V・G/(π・N) 回転速度指令値演算器11は、走行速度検出器16から
得られる走行速度実際値Vを、巻取り径演算器12で演
算した巻取り径演算値D* で除算演算させることで回転
速度指令値N* を求める。この回転速度指令値N* と回
転速度実際値Nとの偏差を速度調節器13へ入力させ、
調節動作により入力偏差を零にする制御信号をインバー
タ5に与えることにより、誘導電動機4は前述した回転
速度指令値N* と一致した回転速度実際値Nで運転す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】長尺材1の巻取りが進
行してドラムの巻取り径が限界まで太くなれば、この巻
取りドラム2を外して空のドラムと交換する。空の巻取
りドラム2の巻取り径は、それまでとは異なった小さな
値に変化しているが、制御装置14はこの巻取り径の変
化を知ることはできない。よって当該巻取り機の運転を
再開させたときには、ドラム交換前の太い巻取り径に対
応した回転速度指令値N* が回転速度指令値演算器11
から出力される。そのために巻取りドラム2の周速は長
尺材1の走行速度実際値Vに比べて大幅に低下し、ダン
サロール7はこの速度差を吸収できないので、長尺材1
は緩んだ状態で巻き取られることになり、最悪の場合は
不良品となって廃却しなければならなくなる。
【0008】巻取りドラム2を交換した後の新たな巻取
り径をその都度計測すれば、前述した不具合を回避する
ことは可能である。しかし巻取り径の計測には近接セン
サの設置や、計測のための人手等が必要になる不都合を
生じる。そこでこの発明の目的は、巻取りドラム交換後
の運転再開時の巻取り用電動機の回転速度を、ドラムの
巻取り径を計測せずに素早く適切な値に制御すること
で、ドラム巻取り径の変化に伴って不良品が発生するの
を防止する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の巻取り機の制御装置は、長尺材をドラ
ムに巻き取る巻取り機の前段にダンサロールを設け、巻
取り機駆動用電動機の回転速度実際値と当該長尺材の走
行速度実際値から前記ドラムの巻取り径を演算する巻取
り径演算器と、この巻取り径演算値と前記長尺材の走行
速度実際値と前記ダンサロールの位置検出値とを入力し
て、該ダンサロールの位置に対応した前記電動機の回転
速度指令値を演算する回転速度指令値演算器を備え、前
記電動機の回転速度実際値をこの回転速度指令値に一致
させる巻取り機の制御装置において、前記ダンサロール
の位置検出値を前記巻取り径演算器へ入力させ、そこで
演算される巻取り径演算値を該ダンサロール位置検出値
で補正する。
【0010】または、前記ダンサロールの位置検出値が
所定値を越えたことを検出するリミッタを備え、該ダン
サロール位置検出値がこの所定値を越えればこのダンサ
ロール位置検出値を前記巻取り径演算器へ入力させ、そ
こで演算される巻取り径演算値を該ダンサロール位置検
出値で補正する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
たブロック回路図であるが、この第1実施例回路では、
巻取り径演算器22へ位置検出器8が検出するダンサロ
ール角度θを入力させる構成にしているところが、図3
で既述の従来例回路とは異なっているが、これ以外は全
て同じであるから、同じ部分の説明は省略する。
【0012】巻取りドラム2が長尺材1を巻き取って、
その巻取り径がDL に達すれば空のドラムと交換する。
空のドラムの巻取り径をDS とすれば、DL >DS であ
る。巻取り径演算器22が出力する巻取り径演算値は、
ドラム交換前の大きな値DLであるから、当該巻取り機
が運転を再開すると、ダンサロール7は時計方向に回転
する。このときのダンサロール角度θを巻取り径演算器
22へ入力することで、巻取り径演算値を下記の数式2
により補正する。但しkは巻取り径を補正するための係
数であって、巻取り径演算器22の内部に予め設定して
おく。
【0013】
【数2】DS =DL −k・θ なお、ドラムの交換により巻取り径が交換前よりも大き
くなった場合は、運転再開と同時にダンサロール7は反
時計方向に回転することになるから、数式3による補正
を行う。
【0014】
【数3】DS =DL +k・θ すなわちダンサロール7が時計方向に回転する場合は、
ダンサロール角度θを負極性とし、反時計方向回転の場
合は正極性にして補正を行えば良い。
【0015】図2は本発明の第2実施例を表したブロッ
ク回路図であるが、この第2実施例回路では、位置検出
器8が検出するダンサロール角度θを、リミッタ33を
介して巻取り径演算器22へ入力させる構成にしている
ところが、前述した図1の第1実施例回路とは異なって
いるが、これ以外は全て第1実施例回路と同じであるか
ら、同じ部分の説明は省略する。
【0016】本発明は巻取りドラム2を交換するなどの
ために巻取り径が急変し、これが原因で長尺材1の供給
速度と巻取り速度に差を生じて、長尺材1の張力が変動
するのを素早く修正するのが目的である。それ故、長尺
材1の供給速度と巻取り速度の速度差が解消され、ダン
サロール角度θが零値の前後でほぼ安定する状態になれ
ば、前述した補正を続ける必要は無くなる。
【0017】そこでこの第2実施例回路では、ダンサロ
ール角度θが予め定めた値を越えたときにのみ、リミッ
タ33がこのダンサロール角度θ信号を巻取り径演算器
22へ送って補正を行わせる。図示は省略しているが、
リミッタ33として予め定めたダンサロール角度θを越
えたことを検出できるコンパレータを使用することもで
きる。
【0018】
【発明の効果】巻取りドラムを交換する等によりドラム
の巻取り径が変化した場合に、従来の巻取り径演算器で
は巻取り径の変化に直ちに対応することができなかった
ので、長尺材の供給速度と巻取り速度との差に起因して
ドラムへの巻き取りが緩んだり締まり過ぎたりする不具
合を生じることがあった。巻取りドラム径を計測すれば
このような不具合は防止できるが、計測センサの設置や
計測に手間がかかる等の不都合があった。
【0019】これに対して本発明では、巻取りドラムの
前段に設置して長尺材の供給速度と巻取り速度との差を
吸収するダンサロールの移動量を巻取り径演算器に与え
て、これに巻取り径の変化を補正する演算を行わせるの
で、ドラムの巻取り径を素早く正しい値にすることがで
きるので、長尺材のドラムへの巻取りが緩んだり締まり
過ぎたりする不具合を解消できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表したブロック回路図
【図2】本発明の第2実施例を表したブロック回路図
【図3】巻取り機制御装置の従来例を示したブロック回
路図
【符号の説明】
1 長尺材 2 巻取りドラム 4 誘導電動機 5 インバータ 7 ダンサロール 8 位置検出器 9 パルス発信器 10 速度変換器 11 回転速度指令値演算器 12,22 巻取り径演算器 13 速度調節器 15 ロール 16 走行速度検出器 33 リミッタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺材をドラムに巻き取る巻取り機の前段
    にダンサロールを設け、巻取り機駆動用電動機の回転速
    度実際値と当該長尺材の走行速度実際値から前記ドラム
    の巻取り径を演算する巻取り径演算器と、この巻取り径
    演算値と前記長尺材の走行速度実際値と前記ダンサロー
    ルの位置検出値とを入力して、該ダンサロールの位置に
    対応した前記電動機の回転速度指令値を演算する回転速
    度指令値演算器を備え、前記電動機の回転速度実際値を
    この回転速度指令値に一致させる巻取り機の制御装置に
    おいて、 前記ダンサロールの位置検出値を前記巻取り径演算器へ
    入力させ、そこで演算される巻取り径演算値を該ダンサ
    ロール位置検出値で補正することを特徴とする巻取り機
    の制御装置。
  2. 【請求項2】長尺材をドラムに巻き取る巻取り機の前段
    にダンサロールを設け、巻取り機駆動用電動機の回転速
    度実際値と当該長尺材の走行速度実際値から前記ドラム
    の巻取り径を演算する巻取り径演算器と、この巻取り径
    演算値と前記長尺材の走行速度実際値と前記ダンサロー
    ルの位置検出値とを入力して、該ダンサロールの位置に
    対応した前記電動機の回転速度指令値を演算する回転速
    度指令値演算器を備え、前記電動機の回転速度実際値を
    この回転速度指令値に一致させる巻取り機の制御装置に
    おいて、 前記ダンサロールの位置検出値が所定値を越えたことを
    検出するリミッタを備え、該ダンサロール位置検出値が
    この所定値を越えればこのダンサロール位置検出値を前
    記巻取り径演算器へ入力させ、そこで演算される巻取り
    径演算値を該ダンサロール位置検出値で補正することを
    特徴とする巻取り機の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の巻取り機の制御装置にお
    いて、 前記リミッタは、前記ダンサロール位置検出値が所定値
    を上回ったことと、別の所定値を下回ったことを検出で
    きるコンパレータで構成することを特徴とする巻取り機
    の制御装置。
JP2001247097A 2001-08-16 2001-08-16 巻取り機の制御装置 Pending JP2003054801A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151651A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Sato Corp 印字用紙巻取り装置
JP2009113911A (ja) * 2007-11-06 2009-05-28 Yaskawa Electric Corp 巻取り・巻戻し装置及びその制御方法
JP2010013197A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Fuji Iron Works Co Ltd ターレット巻取機における巻替制御方法

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