JP2000109254A - 巻取り機の制御装置 - Google Patents

巻取り機の制御装置

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JP2000109254A
JP2000109254A JP10279954A JP27995498A JP2000109254A JP 2000109254 A JP2000109254 A JP 2000109254A JP 10279954 A JP10279954 A JP 10279954A JP 27995498 A JP27995498 A JP 27995498A JP 2000109254 A JP2000109254 A JP 2000109254A
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Masataka Oji
正孝 大路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取りドラムを交換するなどによる巻取り径の
変化を簡単に素早く検出することにより、運転開始と同
時に長尺材を適正な張力で巻取れるようにすることにあ
る。 【解決手段】長尺材1の走行速度が零の状態で巻取り機
へ別途の速度指令値を与えて運転させたときに、ダンサ
ロール3が所定場所まで移動したときの前記巻取り機の
回転角度検出値から第1新規巻取り径演算器30が新規
の巻取り径を演算し、それまでの巻取り径をこの新規巻
取り径演算値に書き換える。長尺材1の走行速度が零の
状態で巻取り機へ別途のトルク指令値を与えて運転させ
たときに得られる張力実際値から第2新規巻取り径演算
器40が新規の巻取り径を演算し、それまでの巻取り径
をこの新規巻取り径演算値に書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長尺材を巻取る
巻取り機の巻取りドラム径が急変した場合でも円滑に長
尺材を巻取ることができる巻取り機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は長尺材を巻取る巻取り機の前段に
ダンサロールを設けた構成の巻取り機を制御する従来例
を示した回路図である。図3の従来例回路において、紙
や鋼板などの長尺材1は左側から右側へ矢印方向に走行
して巻取り機に装着されている巻取りドラム7に巻取ら
れるのであるが、この巻取り機の前段にはロール2とダ
ンサロール3とを設けている。ロール2にはこれに結合
した走行速度検出器11が、左側から供給されてくる長
尺材1の走行速度実際値V1 を検出する。またエアシリ
ンダ6は、ダンサロール3を取り付けているレバー4の
左端を上方へ押し上げているので、ダンサロール3は支
点5を中心にして下方へ回転する力が働き、これが長尺
材1を巻取りドラム7へ巻取る際の張力になっている。
また巻取りドラム7が長尺材1を巻取る際の巻取り速度
実際値VD と前述した長尺材1の走行速度実際値V1
に差があって、例えばV1 <VD ならば長尺材1に過大
な張力が加わって破断する恐れがあるが、このときはダ
ンサロール3が上方へ移動して過大な張力が加わるのを
防止する。またこれとは逆に、V1 >VD ならば巻取り
ドラム7へ長尺材1を巻取る際の張力不足で緩いコイル
になってしまうのを、ダンサロール3が下方へ移動する
ことで防いでいる。
【0003】インバータ10は可変電圧・可変周波数の
交流電力を誘導電動機9に供給しており、誘導電動機9
は減速機8を介して巻取りドラム7を適切な回転速度で
駆動する。適切な回転速度とは長尺材1の走行速度と巻
取り速度とが一致すること,すなわちV1 =VD になる
ことであるが、巻取りドラム7の巻取り径Dは長尺材1
を巻取るにつれて大きくなっている。そこで誘導電動機
9の回転速度を巻取り径が太くなるのに従って低下させ
て行かなければならないが、それには先ず巻取りドラム
7の巻取り径Dを求めなければならない。そこで誘導電
動機9に角度検出器としてのパルス発信器13を結合
し、パルス発信器13の出力パルスを速度変換器14で
回転速度に変換する。速度変換器14が出力する回転速
度実際値をNとし、減速機8の減速比をGとすると、長
尺材1の走行速度実際値V1 は下記の数式1で表され
る。
【0004】
【数1】 この数式1から、巻取り径Dは下記の数式2となる。
【0005】
【数2】 巻取り径演算器21は、速度変換器14が出力する回転
速度実際値Nと走行速度検出器11が検出する走行速度
実際値V1 とを入力し、前述した数式2の演算により巻
取り径Dを算出して速度指令値演算器22へ与える。速
度指令値演算器22は走行速度検出器11が検出する走
行速度実際値V1 をこの巻取り径Dで割り算することに
より、回転速度指令値N* を演算するが、この場合には
ダンサロール3の位置を考慮に入れた演算が必要であ
る。そこでレバー4が水平状態の場合をダンサロール3
のニュートラル位置とすると、ダンサロール3がこれよ
り上方にあるときは誘導電動機9の回転速度を少し下げ
てレバー4を水平状態へ戻す必要があるし、ダンサロー
ル3が下方へ移動している場合は誘導電動機9の回転速
度を上げてレバー4を水平状態へ戻す必要がある。そこ
で速度指令値演算器22は前述した割り算演算の結果
を、位置検出器12から得られるダンサロール3の位置
情報で修正し、その修正結果を回転速度指令値N* とし
て出力する。
【0006】加算器23はこのようにして得られた回転
速度指令値N* と速度変換器14が出力する回転速度実
際値Nとの偏差を演算して速度調節器24へ与える。速
度調節器24は例えば比例積分調節動作によりこの入力
偏差を零にする制御信号をインバータ10に与えて誘導
電動機9を駆動するので、長尺材1を巻取りドラム7へ
巻取る際の巻取り速度VD と長尺材1の走行速度実際値
1 とは常に一致している。
【0007】図4は長尺材を巻取る巻取り機の前段に張
力検出器を設けた構成の巻取り機を制御する従来例を示
した回路図であるが、図4の従来例回路に図示の長尺材
1,ロール2,巻取りドラム7,減速機8,誘導電動機
9,インバータ10,走行速度検出器11,パルス発信
器13,速度変換器14,および巻取り径演算器21の
名称・用途・機能は、図3で既述の従来例回路の場合と
同じであるから、同じ部分の説明は省略する。
【0008】図3の従来例回路は、エアシリンダ6の発
生する圧力をダンサロール3に作用させて巻取りドラム
7へ巻取る長尺材1の張力を一定に維持しているが、図
4の従来例回路では、張力検出器15で検出する張力実
際値が一定になるように誘導電動機9のトルク出力を制
御するように構成している。すなわち張力検出器15は
長尺材1の張力実際値Tを検出し、張力設定器16は張
力設定値T1 を設定している。加算器25はこの張力実
際値Tと張力設定値T1 との偏差を演算し、張力指令値
演算器26は張力設定器16で設定した張力設定値T1
をこの偏差値で補正することで、張力指令値T* を演算
する。
【0009】誘導電動機9のトルク出力τと、そのとき
の長尺材1の張力実際値Tとの関係は、減速機8の減速
比をGとし巻取りドラム7の巻取り径をDとすると、下
記の数式3で示される。
【0010】
【数3】 トルク指令値演算器27は張力指令値演算器26から張
力指令値T* を入力し、巻取り径演算器21から巻取り
径Dを入力し、下記の数式4によりトルク指令値τ*
演算してインバータ10へ与える。その結果、誘導電動
機9はこのトルク指令値τ* に見合ったトルク出力で運
転する。
【0011】
【数4】 誘導電動機9がトルク指令値τ* に対応したトルク出力
で運転することにより、長尺材1には張力指令値演算器
26で演算した張力が加えられた状態で巻取りドラム7
に巻取られることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、長尺材1の
巻取りが進行して巻取りドラム7の直径が大きくなる
と、この巻取りドラム7を外して空の巻取りドラム7を
巻取り機に装着する。この巻取りドラム7の交換により
その直径が変化していても、図3または図4に図示の従
来例回路では巻取り径の変化は分からないから、巻取り
ドラム7の交換後に巻取り機の運転を再開したときに、
従来の太い巻取り径に対応した遅い回転速度指令値で誘
導電動機9を運転してしまう。その結果V1 ≫VD の状
態になって、巻取り機の前段に設置しているダンサロー
ル3や張力検出器15では、この大きな速度差をカバー
することが不可能であり、張力が印加されない状態で長
尺材1を巻取ることになってしまう。その結果長尺材1
の品質が低下したりコイルが緩むなどの不具合を生じ、
最悪の場合は製品を廃棄しなければならなくなる恐れを
生じる。
【0013】このような不具合の発生を防止するには、
巻取りドラム7を交換するときは、その都度巻取り径を
計測してその計測値をセットして運転を開始することが
必要である。巻取りドラム径の計測は人手で行うか、ま
たは近接センサなどを設置して遠隔測定をすることにな
るが、いずれの場合も余分な手間と費用が必要である
し、計測に要する時間が装置の運転効率を低下させる不
具合もある。
【0014】そこでこの発明の目的は、巻取りドラムを
交換するなどによる巻取り径の変化を簡単に素早く検出
することにより、運転開始と同時に長尺材を適正な張力
で巻取れるようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この発明の巻取り機の制御装置は、巻取り機の前
段にダンサロールを設け、巻取り機の回転速度実際値と
長尺材の走行速度実際値とから巻取り径を演算する巻取
り径演算器と、巻取り径演算値と長尺材走行速度実際値
とダンサロール位置検出値とからダンサロールの位置に
対応した巻取り機の回転速度指令値を演算する速度指令
値演算器と、この回転速度指令値と前記回転速度実際値
との偏差を零にする制御信号を出力する速度調節器とを
備え、この制御信号に対応した回転速度で前記巻取り機
を運転するにあたって、前記長尺材の走行速度が零の状
態で前記巻取り機へ別途の速度指令値を与えて運転させ
たときに、前記ダンサロールが所定場所まで移動したと
きの前記巻取り機の回転角度検出値から新規の巻取り径
を演算し、それまでの巻取り径をこの新規巻取り径演算
値に書き換えるものとする。
【0016】または、巻取り機の前段に張力検出器を設
け、巻取り機の回転速度実際値と長尺材の走行速度実際
値とから巻取り径を演算する巻取り径演算器と、張力実
際値と張力設定値とから張力指令値を演算する張力指令
値演算器と、この張力指令値と前記巻取り径演算値とか
らトルク指令値を演算するトルク指令値演算器とを備
え、このトルク指令値に対応したトルクで前記巻取り機
を運転するにあたって、前記長尺材の走行速度が零の状
態で前記巻取り機へ別途のトルク指令値を与えて運転さ
せたときに得られる張力実際値から新規の巻取り径を演
算し、それまでの巻取り径をこの新規巻取り径演算値に
書き換るものとする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を表し
た回路図であって、請求項1に対応している。ここで図
1の第1実施例回路が図3の従来例回路と異なっている
のは、図3で図示している巻取り径演算器21の代わり
に第1新規巻取り径演算器30を使用していることであ
り、これ以外はすべて図3で既述の従来例回路と同じで
あるから、同じ部分の説明は省略し、以下では異なる部
分のみの説明を行う。
【0018】誘導電動機9には回転角度検出器としての
パルス発信器13が結合されているから、誘導電動機9
の回転角度に対応した数のパルスを出力する。よって誘
導電動機9が一回転する間のパルスのカウント数をPと
すると、巻取りドラム7の巻取り径がDのときに誘導電
動機9が一回転する際に巻取られる長尺材1の長さL
は、下記の数式5で表される。但しGは減速機8の減速
比である。
【0019】
【数5】L=π・D・G すなわち巻取り径がDのときに誘導電動機9が一回転す
る間のパルス数がPであって、そのときに巻取られる長
尺材1の長さはLであるが、巻取り径が2倍の場合にL
なる長さを巻取るには誘導電動機9は半回転でよいか
ら、パルス数もPの半分になる。このことから、同じ長
さの長尺材1を巻取る場合の巻取り径とパルス数との積
は一定であることが分かる。
【0020】ここで巻取りドラム7の巻取り径がD1
る既知の値であって、左側から供給される長尺材1が停
止しているときに誘導電動機9を回転させて長尺材1を
長さL1 だけ巻取ると、そのためにダンサロール3は上
方へ移動するが、このダンサロール3の移動量をA1
する。また長さL1 を巻取る際のパルス発信器13のパ
ルス数がP1 であるとすると、これら巻取り径D1 ,パ
ルス数P1 ,およびダンサロール3の移動量A1 を第1
新規巻取り径演算器30に記憶させておく。
【0021】巻取りドラム7を交換すると、その巻取り
径は未知であるから、その値をDXとする。巻取りドラ
ム7の交換後は、先ず、長尺材1の供給が停止している
ときに速度指令値演算器22に所定の速度指令値を与え
て誘導電動機9をこの速度指令値に対応した速度で回転
させることにより、ダンサロール3を上方へ移動させ
る。この移動量が記憶させておいたA1 なる値になった
とき(これは巻取り長さがL1 になったことを意味す
る)のパルス数をカウントし、その数がPX であるとす
ると、下記の数式6に示す関係が得られる。
【0022】
【数6】P1 ・D1 =PX ・DX よって未知の巻取り径DX は、下記の数式7で表され
る。
【0023】
【数7】 すなわち第1新規巻取り径演算器30は前述したD1
1 ,A1 を記憶して、ダンサロール3の移動量がA1
になった時点でのパルス数PX から、数式7の演算によ
り新規巻取り径DX を演算し、従来の巻取り径を新規巻
取り径DX に書き換えた後に、巻取り機の運転を開始さ
せる。
【0024】図2は本発明の第2実施例を表した回路図
であって、請求項2に対応している。ここで図2の第2
実施例回路が図4の従来例回路と異なっているのは、図
4で図示している巻取り径演算器21の代わりに第2新
規巻取り径演算器40を使用することと、トルク指令値
演算器27に演算開始指令接点28を介して演算開始信
号を与えることであり、これ以外はすべて図4で既述の
従来例回路と同じであるから、同じ部分の説明は省略
し、以下では異なる部分のみの説明を行う。
【0025】図1の第1実施例回路と同様に、左側から
の長尺材1が停止しているときに、演算開始指令接点2
8をオンにすることでトルク指令値演算器27を介して
誘導電動機9にτ1 なるトルクを発生させる。このとき
に長尺材1に印加される張力T1 は、数式3を参照すれ
ば下記の数式8で表される。但しD1 は第2新規巻取り
径演算器40が演算する巻取り径演算値である。
【0026】
【数8】 しかしながら巻取りドラム7の交換により実際の巻取り
径がD2 であるとすると、誘導電動機9のトルクはτ1
であるから、張力検出器15で検出する長尺材1の張力
がT2 であるならば、下記の数式9が成立する。
【0027】
【数9】 数式8に含まれるトルクはτ1 で、数式9に含まれるト
ルクも同じτ1 であることから、下記の数式10が成立
する。
【0028】
【数10】 よって実際の巻取り径D2 は下記の数式11で求めるこ
とができる。
【0029】
【数11】 この数式11に数式8を代入することにより、数式12
が得られる。
【0030】
【数12】 第2新規巻取り径演算器40は数式12の演算により得
られる実際の巻取り径D2 を新規巻取り径として書き換
えた後に、巻取り機の運転を開始させる。
【0031】
【発明の効果】従来の巻取り機はその前段にダンサロー
ルあるいは張力検出器を設けて、適正な張力をかけた状
態で長尺材を巻取りドラムに巻取るようにしているが、
巻取りドラムを交換するなどにより巻取り径が変化して
も、巻取り径演算器はこの変化に対応できないので、巻
取りドラム交換後の運転では不適切な張力での巻取りに
なるため、製品不良を発生する不具合があった。本発明
では新規巻取り径演算器を設けることにより、巻取りド
ラム交換後に長尺材の走行を停止した状態で駆動用電動
機に所定の速度指令値かトルク指令値を与えれば、新規
の巻取り径を自動的に演算できる。この新規巻取り径に
データを書き換えることにより、長尺材は適正な張力で
巻取り機に巻取られるので、巻取り径を簡単に演算でき
るし、不適切な張力で製品不良を生じる恐れを防止でき
る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した回路図
【図2】本発明の第2実施例を表した回路図
【図3】長尺材を巻取る巻取り機の前段にダンサロール
を設けた構成の巻取り機を制御する従来例を示した回路
【図4】長尺材を巻取る巻取り機の前段に張力検出器を
設けた構成の巻取り機を制御する従来例を示した回路図
【符号の説明】
1 長尺材 2 ロール 3 ダンサロール 7 巻取りドラム 8 減速機 9 誘導電動機 10 インバータ 11 走行速度検出器 12 位置検出器 13 角度検出器としてのパルス発信器 14 速度変換器 15 張力検出器 16 張力設定器 21 巻取り径演算器 22 速度指令値演算器 23,25 加算器 24 速度調節器 26 張力指令値演算器 27 トルク指令値演算器 28 演算開始指令接点 30 第1新規巻取り径演算器 40 第2新規巻取り径演算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺材を巻取る巻取り機の前段にダンサロ
    ールを設け、巻取り機に結合した角度検出器から得られ
    る回転速度実際値と長尺材の走行速度実際値を入力して
    巻取り径を演算する巻取り径演算器と、巻取り径演算値
    と長尺材走行速度実際値とダンサロール位置検出値とを
    入力して、ダンサロールの位置に対応した巻取り機の回
    転速度指令値を演算する速度指令値演算器と、この回転
    速度指令値と前記回転速度実際値との偏差を入力してこ
    の偏差を零にする制御信号を出力する速度調節器とを備
    え、この速度調節器が出力する制御信号に対応した回転
    速度で前記巻取り機を運転する巻取り機の制御装置にお
    いて、 前記長尺材の走行速度が零の状態で前記巻取り機へ別途
    の速度指令値を与えてこれを運転させる際の前記ダンサ
    ロール位置検出値が所定値に達したときの前記巻取り機
    の回転角度検出値から当該巻取り機の新規巻取り径を演
    算し、前記巻取り径演算器のそれまでの巻取り径演算値
    をこの新規巻取り径演算値に書き換え、書き換え後は回
    転速度実際値と長尺材の供給速度実際値から巻取り径を
    演算して前記速度指令値演算器へ出力する第1新規巻取
    り径演算器を備えることを特徴とする巻取り機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】長尺材を巻取る巻取り機の前段に前記長尺
    材の張力実際値を検出する張力検出器を設け、巻取り機
    に結合した角度検出器から得られる回転速度実際値と長
    尺材の走行速度実際値を入力して巻取り径を演算する巻
    取り径演算器と、前記張力実際値と張力設定値との偏差
    と張力設定値とを入力して張力指令値を演算する張力指
    令値演算器と、この張力指令値と前記巻取り径演算値を
    入力してトルク指令値を演算するトルク指令値演算器と
    を備え、このトルク指令値に対応したトルクで前記巻取
    り機を運転する巻取り機の制御装置において、 前記長尺材の走行速度が零の状態で前記巻取り機へ別途
    のトルク指令値を与えてこれを運転させる際に得られる
    張力実際値から当該巻取り機の新規巻取り径を演算し、
    前記巻取り径演算器が演算した巻取り径演算値をこの新
    規巻取り径演算値に書き換え、書き換え後は回転速度実
    際値と長尺材の供給速度実際値から巻取り径を演算して
    前記トルク指令値演算器へ出力する第2新規巻取り径演
    算器を備えることを特徴とする巻取り機の制御装置。
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