JP4427928B2 - 自動販売システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マネーデータ(金額データ)が記憶されているワイヤレスカードと、利用者がそのワイヤレスカードを利用して商品が購入できる自動販売機と、を含む自動販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動販売システムでは、ワイヤレスカードはマネーデータが読み書き可能なメモリを有しており、自動販売機はワイヤレスカードとの間で所定の通信を行うカードアクセス装置(リーダ/ライタ)を含んでいる。
カードアクセス装置のアンテナは、例えば自動販売機の筐体の外側に向いており、自動販売機の利用者がそのアンテナに対してワイヤレスカードを近づけることで、ワイヤレスカードがカードアクセス装置との間で所定の通信ができるようになっている。
【0003】
このような自動販売システムでは、利用者が自動販売機で商品の選択を行うと、カードアクセス装置が、その商品選択に基づいて商品に相当するマネーデータの減額処理に関する所定の通信をワイヤレスカードとの間で行う。
この通信は、例えば、まずカードアクセス装置がワイヤレスカードとの間でマネーデータの残高を確認するための通信を行う。残高の確認が終了すると、カードアクセス装置からの指示により、ワイヤレスカードは商品に相当する金額ついてマネーデータを減額する処理を行う。この減額処理が終了すると、ワイヤレスカードは、その旨をカードアクセス装置に対して通知する。
【0004】
この通知の完了後に、カードアクセス装置は、自動販売機本体に対して商品の排出許可を通知し、この通知により選択された商品が自動販売機の商品排出口から排出される。
以上のように、商品の販売が正常に行われた場合には、その販売にかかるデータが自動販売機に記録される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、カードアクセス装置とワイヤレスカードとの通信時において、ワイヤレスカード側でマネーデータの減額処理が完了した後に、何らかの原因により通信障害を発生する場合がある。このような場合に、自動販売機側は、そのマネーデータの減額処理が完了しているのか、それが完了していないのか判断できないので、商品の排出を行わない処理をしている。
【0006】
このため、ワイヤレスカード側において、マネーデータの減額処理が完了しているにもかかわらず、自動販売機から商品が排出されないような場合には、その商品に相当する代金の返却が容易ではなく、利用者が不利益を被るという不都合が考えられる。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、ワイヤレスカードを利用して自動販売機で商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合に、その選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益が解消可能な自動販売システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するために、請求項1〜請求項5に記載の各発明は、以下のように構成した。
すなわち、請求項1に記載の発明は、マネーデータが読み書き可能なワイヤレスカードと、利用者の商品の選択に基づき前記ワイヤレスカードとの間で前記商品に相当する前記マネーデータの減額処理に係る所定の通信を行ない、前記通信が終了した後に前記選択された商品を排出する自動販売機と、を含む自動販売システムであって、前記自動販売機は、前記通信の際に、前記ワイヤレスカードから減額が完了した旨の通知を受信しないために選択された商品の排出を保留した場合に、その旨を商品排出保留データとしてメモリに記憶するようになっていることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成からなる請求項1に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合に、その事実が商品排出保留データとした自動販売機に保存される。このため、その商品排出保留データを利用することにより、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益が解消可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動販売システムにおいて、前記自動販売機は、前記商品排出保留データのメモリへの記憶に代えて、前記通信が開始されてその選択された商品の販売が可能であると確認された時点で、選択された商品の排出が保留されたものとみなしてその旨を仮の商品排出保留データとしていったんメモリに記憶しておき、前記商品の排出が正常に完了した場合には、そのいったん記憶した前記仮の商品排出保留データを前記メモリから消去するようになっていることを特徴とするものである。
【0010】
このような構成からなる請求項2に記載の発明によれば、例えばワイヤレスカード側でマネーデータの減額処理が正常に完了し、自動販売機が減額完了応答を受信して商品の排出動作をしようとした場合に、停電等の異常事態で自動販売機がその動作を中断したような場合でも、商品排出保留データが保存される。従って、このような場合であっても、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益が解消可能となる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の自動販売システムにおいて、前記ワイヤレスカードは、前記自動販売機と通信の際に、所定の利用履歴データをメモリに記憶するようになっていることを特徴とするものである。
このような構成からなる請求項3に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合には、自動販売機側で保存する商品排出保留データの他に、ワイヤレスカード側で保存する利用履歴データを使用して、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益の解消が可能となる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動販売システムにおいて、前記自動販売機のメモリに記憶される商品排出保留データは、利用されたワイヤレスカードの識別番号、利用日時、および販売保留金額であり、前記ワイヤレスカードのメモリに記憶される利用履歴データは、利用した自動販売機の識別番号、利用日時、および利用金額であることを特徴とするものである。
【0013】
このような構成からなる請求項4に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合に、利用者からの請求に基づき、利用者が選択した商品に相当する代金の返却が確実かつ迅速に実現できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動販売システムにおいて、前記自動販売機は、前記メモリに記憶する商品排出保留データを自動販売管理用機サーバに所定のタイミングで送信するようになっていることを特徴とするものである。
【0014】
このような構成からなる請求項5に記載の発明によれば、自動販売機管理用サーバの管理者は、その商品排出保留データを一括管理できるので、ワイヤレスカードの利用者からの不利益に関する申し立てに対して迅速に対応することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
本発明の自動販売システムの第1実施形態は、マネーデータが読み書き可能なワイヤレスカード1と、利用者の商品の選択に基づきワイヤレスカード1との間で商品に相当するマネーデータの減額処理に係る所定の通信を行ない、通信が終了した後にその選択された商品を排出するカード式の自動販売機2と、自動販売機2の管理者が所有し自動販売機2との間で後述のような通信を行う自動販売機管理用サーバ3とを含んでいる。
【0016】
ワイヤレスカード1は、図1に示すように、制御部11と、メモリ12と、通信部13とを含んでいる。
制御部11は、メモリ12の読み書き制御、通信部12の通信制御など各種の制御処理を行うものである。メモリ12は、後述のようにマネーデータを含む利用履歴データなどの各種のデータを読み書きできるものである。通信部13は、自動販売機2のカードアクセス装置22との間で通信を行うものであり、例えばアンテナを含む。
【0017】
自動販売機2は、図1に示すように、カードアクセス用アンテナ21と、カードアクセス装置22と、制御装置23と、ログ記録用メモリ24と、商品排出制御装置25と、通信装置26と、通信用アンテナ27とを含んでいる。
カードアクセス用アンテナ21は、図1および図2に示すように、自動販売機2の本体前面の所定の表面付近に配置されている。カードアクセス装置22は、カードアクセス用アンテナ21を使用してワイヤレスカード1の通信部13と通信を行うものである。
【0018】
制御装置23は、ワイヤレスカード1の通信部13とカードアクセス装置22が通信を行う際の通信管理、マネーデータの計算処理の他に、後述のような各種の判断や処理などを行うものである。
ログ記録用メモリ24には、商品の販売記録や、後述の商品排出保留データ(商品排出保留記録)などを記憶する、読み書き可能なメモリである。このログ記録用メモリ24は、制御装置23に接続されているが、制御装置23に内蔵するようにしても良い。
【0019】
商品排出制御装置25は、後述のように、利用者が自動販売機2で商品の選択操作を行うと、その操作に基づいて制御装置23に対してワイヤレスカード1の減額処理の指示を出力したり、制御装置23からワイヤレスカード1の減額処理完了の応答を受けて選択された商品の排出処理を行うものである。
通信装置26は、ログ記録用メモリ24に記憶されている商品の販売記録や商品排出保留データを、通信用アンテナ27により無線で管理センタの自動販売機管理用サーバ3に送信するものである。この通信装置26は、自動販売機管理用サーバ27と無線で通信を行うようにしたが、これに代えて所定の通信回線を利用して有線で行うようにしても良い。
【0020】
図2は、利用者のワイヤレスカード1と、自動販売機2側のカードアクセス用アンテナ21との位置関係を示し、図中の破線内が両者の間で通信可能な通信可能エリア4である。また、図2は、ワイヤレスカード1が、例えば▲1▼、▲2▼、▲3▼、および▲4▼のような順序の軌跡を描いてカードアクセス用アンテナ21に接近したのち、遠ざかる様子を示している。
【0021】
ワイヤレスカード1の利用者が自動販売機2で商品の購入時には、後述のように、ワイヤレスカード1とカードアクセス装置22との間でカードアクセス用アンテナ21を介して通信を行い、商品の決済処理を行う。
このとき、ワイヤレスカード1とカードアクセス装置22とが通信して決済処理できるのは、ワイヤレスカード1が通信可能エリア4内に存在する間(図2の例では▲2▼〜▲3▼の間に存在する間)だけである。
【0022】
なお、図2において、ワイヤレスカード1が▲1▼また▲4▼の各位置に存在するときには、ワイヤレスカード1とカードアクセス装置22との通信はできないので、決済処理は完了しない。
次に、上記のような構成からなる第1実施形態において、商品購入時の決済処理を行う場合の商品排出制御装置25、カードアクセス装置22、およびワイヤレスカード1の間の通信手順の例について、図1〜図5を参照して説明する。
【0023】
図3に示す通信手順は、自動販売機2でワイヤレスカード1の利用者が所望の商品の選択後に行うものである。そして、その通信手順により、ワイヤレスカード1からその商品の対価に対するマネーデータの減額処理を行なった後に、自動販売機2が商品の排出動作を行う。
ワイヤレスカード1を利用する場合、図2に示したように、利用者がワイヤレスカード1を通信可能エリア4内に存在させることにより、ワイヤレスカード1とカードアクセス装置22との間で通信が可能となって商品の取引の電子的な決済処理が可能となる。
【0024】
次に、商品購入時の決済処理を行う場合の通信手順について、図3を参照して詳述する。
いま、自動販売機2でワイヤレスカード1の利用者が、所望の商品の選択を行ったものとする。すると、この選択に基づき、商品排出制御装置25は、ワイヤレスカード1のマネーデータをその選択した商品に相当する分だけ減額するために、「カードからの減額指示」をカードアクセス装置22に通知する。
【0025】
この通知に基づき、カードアクセス装置22は、ワイヤレスカード1を捕捉するための動作を開始する。これは一般的にポーリング動作といわれ、カードアクセス装置22がポーリングコマンドを交信用電波にのせて発信し、ワイヤレスカード1がそのコマンドを受信して応答を返すことにより、ワイヤレスカード1が通信可能エリア4内に存在することをカードアクセス装置22が確認するものである。
【0026】
図2において、ワイヤレスカード1が▲1▼の位置に存在するときには、通信可能エリア4外であるので、ワイヤレスカード1からカードアクセス装置22に対して応答が返されないが、ワイヤレスカード1が▲2▼の位置まで移動すると、ワイヤレスカード1はカードアクセス装置22に対して応答を返す(図3参照)。この応答が返った場合には、カードアクセス装置22(制御装置23)は、ワイヤレスカード1が通信可能エリア4内に存在すると認識し、図3に示す以後の通信手順を開始する。
【0027】
まず、カードアクセス装置22は、ワイヤレスカード1に対してマネーデータの残額の確認を行うために「残額確認」を送信する。これをワイヤレスカード1が受信すると、ワイヤレスカード1は、メモリ12に格納されているマネーデータの残額をカードアクセス装置22に対して送信する。
カードアクセス装置22がその残額を受信すると、制御装置23は、その残額が購入対象商品の金額以上であるか否かを確認する。その確認の結果、その残額が購入対象商品の金額以上である場合には、カードアクセス装置22は、商品の金額に相当するマネーデータの減額を指示するための「減額指示」を、ワイヤレスカード1に対して送信する。
【0028】
ワイヤレスカード1は、その「減額指示」を受信すると、マネーデータからの減額と共に所定の利用履歴データをメモリ12に記憶する。図5に、メモリ12内に記憶される利用履歴データの一例を示す。この利用履歴データは、図5に示すように、ワイヤレスカードの利用の日付および時間と、その利用した自動販売機の識別番号(ID)と、商品の購入のために利用した利用金額と、ワイヤレスカードの残額とを少なくとも含んでいる。
【0029】
上記の利用履歴データのメモリ12への記憶(書込み)が完了すると、ワイヤレスカード1は、その旨を示す「減額完了応答」を、カードアクセス装置22に対して送信する。
上記のように、カードアクセス装置22がワイヤレスカード1に対して「減額指示」を送信したときには、自動販売機2側の制御装置23は、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信したか否かを、カードアクセス装置22の「減額完了応答」の受信の有無に基づいて判定する。
【0030】
この判定の結果、制御装置23は、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信したと判定した場合には、その「減額完了応答」を商品排出制御装置25に通知する。商品排出制御装置25は、その「減額完了応答」を受け取ると、選択された商品の排出動作を指示するので、この指示に基づいてその商品が自動販売機2の商品排出口から排出される。
【0031】
このように、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信し、これに基づいて自動販売機2から商品が排出されるのは、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との間の通信の際に、ワイヤレスカード1が図2に示す位置▲2▼〜▲3▼の間(通信可能エリア4内)に存在して通信が正常に行われた場合である。一方、制御装置23は、上記の判定の結果、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信しないと判定した場合には、その「減額完了応答」を商品排出制御装置25に通知しない。このため、自動販売機2から選択された商品は排出されない。
【0032】
そこで、制御装置23は、その商品の排出の保留の事実を、商品排出保留データとしてログ記録メモリ24に記憶する。ログ記録メモリ24に記憶される商品排出保留データの一例は、図4に示すようになる。商品排出保留データは、図4に示すように、商品の排出が保留された日付及びその時間と、利用されたワイヤレスカードの識別番号(ID)と、排出が保留された商品の金額(販売保留金額)と、ワイヤレスカードのマネーデータの残額とを少なくとも含んでいる。
【0033】
このように、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信できず自動販売機2から商品が排出されない場合に、ログ記録メモリ24に商品排出保留データを記憶しておくようにしたのは、以下の理由による。
すなわち、利用者が、ワイヤレスカード1を早く操作したために、ワイヤレスカード1が位置▲2▼〜▲3▼の間に存在する時間が短く、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との間で通信障害が生じた場合が考えられる。
【0034】
例えば、図3に示すように、ワイヤレスカード1の位置が図2の通信エリア4外の位置▲4▼まで離れてしまうタイミングがt2の場合がある。この場合には、ワイヤレスカード1側では減額処理が完了しているが、その旨を示す「減額完了応答」をカードアクセス装置22側で受信できない。このため、その「減額完了応答」が商品排出制御装置25に通知されないため、選択された商品が自動販売機2から排出されず、ワイヤレスカード1の利用者は不利益を被ることになるからである。
【0035】
なお、これらの不都合は、上記の場合の他に、外乱などによりカードアクセス装置22とワイヤレスカード1との間で一時的に通信が途絶えた場合にも起こり得るものである。
そこで、この第1実施形態では、上記のように通信障害により自動販売機2から選択した商品が排出されなかった場合には、制御装置23は、ログ記録用メモリ24に記憶した商品排出保留データを通信装置26が自動販売機管理用サーバ3に送信するように指示するようにした。これにより、その送信排出保留データは、通信装置26により自動販売機管理用サーバ3に送信される。
【0036】
これは、自動販売機管理用サーバ3が商品排出保留データを受信することにより、そのデータを管理者が一括管理することにより、商品を受け取らなかったカード利用者からの不利益による申し立てに、迅速に対応するためである。
なお、ログ記録用メモリ24に記憶する商品排出保留データの自動販売機管理用サーバ3への送信のタイミングは、商品排出保留データがログ記録用メモリ24に記憶された時、または所定の時間毎などのいずれでも良い。
【0037】
次に、本発明の第1実施形態の変形例について、以下に説明する。
上述のように、第1実施形態では、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信できず自動販売機2から商品が排出されない場合に、ログ記録メモリ24に商品排出保留データを残すようにした。
しかし、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信したが、その直後に、停電などの異常事態により自動販売機2が動作不能になり、選択された商品が排出されない場合がある。この場合には、ログ記録メモリ24に商品排出保留データが記憶されないので、カード利用者の不利益は解消されない。
【0038】
そこで、この第1実施形態の変形例では、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との通信が開始され、その選択された商品の販売が可能であると確認された時点で、選択された商品の排出が保留されたものとみなし、その旨を仮の商品排出保留データとしていったんログ記録用メモリ24に記憶するようにした。そして、自動販売機2が商品の排出が正常に完了した場合には、その完了時点で商品排出保留データをログ記録用メモリ24から消去するようにした。
【0039】
これらの処理は、具体的には制御装置23により行われるようにした。すなわち、制御装置23は、図3に示すように、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との通信が開始されると、カードアクセス装置22がワイヤレスカード1から「残額通知」を受信したか否かを検出する。
制御装置23は、カードアクセス装置22がその「残額通知」を受信したことを検出すると、その検出した時刻t1に(図3参照)、ログ記録メモリ24にいったん仮の商品排出保留データを記憶させる。この仮の商品排出保留データの記憶は、ワイヤレスカード1に対して行う予定の商品の「減額指示」の内容に基づいて行い、その記憶例は例えば図4のようになる。
【0040】
そして、自動販売機2が商品の排出が正常に完了した場合には、制御装置23は、その完了時点(図3の時刻t3)で、ログ記録用メモリ24にいったん記憶した商品排出保留データを消去させる。一方、何らかの原因で、自動販売機2が商品の排出を行わなかった場合には、ログ記録用メモリ24にいったん記憶した商品排出保留データは消去せずにそのまま保存する。
【0041】
この第1実施形態の変形例では、制御装置23が上記のような処理をする以外は、第1の実施形態とその構成やデータ処理等は同様である。従って、ログ記録用メモリ24に保存された仮の商品排出保留データは、自動販売機管理用サーバ3に送信される。
以上説明したように、この第1実施形態の変形例によれば、ワイヤレスカード1側においてマネーデータの減額処理が正常に終了し、かつ、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信した直後に、停電などの異常事態により自動販売機2が動作不能になり、選択された商品が排出されない場合であっても、ログ記録メモリ24に商品排出保留データが記憶されているので、第1実施形態と同様にカード利用者が不利益を被ることはない。
【0042】
次に、本発明の自動販売システムの第2実施形態について説明する。
この第2実施形態は、商品購入時の決済処理を行う場合の通信手順を、図3に示す第1実施形態の通信手順に、さらに図6の記号Aで示す部分の手順を追加し、全体とてして図6に示すような通信手順とするようにしたものである。
このように、この第2実施形態では、第1実施形態の通信手順を基本とし、その基本的な構成は図1と同様であるので、その構成の説明は省略する。従って、以下の説明では、その通信手順等について、図1や図6等を参照しながら説明する。
【0043】
この第2実施形態は、第1実施形態と同様に、カードアクセス装置22がワイヤレスカード1が通信可能エリア4内に存在すると認識すると、図6に示すような通信手順を開始する。
まず、カードアクセス装置22は、ワイヤレスカード1に対して「残額確認」を送信する。ワイヤレスカード1は、その「残額確認」を受信すると、現在のマネーデータの残額を確認して、「残額通知」をカードアクセス装置22に対して送信する。
【0044】
カードアクセス装置22がその「残額通知」を受信すると、制御装置23は、その残額が購入対象商品の金額以上であるか否かを確認する。その確認の結果、その残額が購入対象商品の金額以上である場合には、カードアクセス装置22は、「減額指示」をワイヤレスカード1に対して送信する。
ワイヤレスカード1は、その「減額指示」を受信すると、所定の利用履歴データをメモリ12に記憶する。この記憶が終了して減額処理が完了するとワイヤレスカード1は、「減額完了応答」をカードアクセス装置22に送信する。
【0045】
上記のように、カードアクセス装置22がワイヤレスカード1に対して「減額指示」を送信したときには、自動販売機2側の制御装置23は、カードアクセス装置22が「残額通知」を受信したか否かを、カードアクセス装置22の「残額通知」の受信の有無に基づいて判定を開始する。
次に、カードアクセス装置22は、ワイヤレスカード1に対して「残額確認」を送信する。ワイヤレスカード1は、その「残額確認」を受信すると、マネーデータの残額を確認したのち、カードアクセス装置22に対して「残額通知」を送信する。
【0046】
カードアクセス装置22がその「残額通知」を受信すると、制御装置23は、その残額に基づきワイヤレスカード1の残額が購入対象商品の金額により減額済みか否かを確認し、その確認が終わると、「減額完了応答」が商品排出制御装置25に通知される。この通知により、自動販売機2の商品排出口から選択された商品が排出される。
【0047】
このように、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信後に「残額 通知」を受信し、これに基づいて自動販売機2から商品が排出されるのは、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との間の通信の際に、ワイヤレスカード1が図2に示す位置▲2▼〜▲3▼の間(通信可能エリア4内)に存在して通信が正常に行われた場合である。
【0048】
一方、制御装置23が、上記の判定の結果、カードアクセス装置22が「残額通知」を受信しないと判定した場合には、その「減額完了応答」が商品排出制御装置25に通知されないので、自動販売機2から選択された商品が排出されない。そこで、制御装置23は、その商品排出の保留の事実を、商品排出保留データの形態でログ記録メモリ24に記憶する。
【0049】
これは、例えば、図6に示すように、ワイヤレスカード1の位置が通信エリア4外の位置▲4▼まで離れてしまうタイミングがt2のような場合があるからである。この場合には、ワイヤレスカード1側では減額処理が完了しているが、その後の「残額通知」をカードアクセス装置22側で受信できない。このため、その「残額通知」が商品排出制御装置25に通知されないため、選択された商品が自動販売機2から排出されず、ワイヤレスカード1の利用者は不利益を被ることになるからである。
【0050】
このため、上記のように通信障害により自動販売機2から選択した商品が排出されなかった場合には、制御装置23は、ログ記録用メモリ24に記憶した商品排出保留データを通信装置26が自動販売機管理用サーバ3に送信するように指示するようにした。これにより、その送信排出保留データは、通信装置26により自動販売機管理用サーバ3に送信される。
【0051】
次に、この第2実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態では、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信後に2回目の「残額通知」を受信できず自動販売機2から商品が排出されない場合に、ログ記録メモリ24に商品排出保留データを記憶するようにした。
しかし、カードアクセス装置22が2回目の「残額通知」を受信したが、その直後に、停電などの異常事態により自動販売機2が動作不能になり、選択された商品が排出されない場合がある。この場合には、ログ記録メモリ24に仮の商品排出保留データが記憶されないので、カード利用者の不利益は解消されない。
【0052】
そこで、この第2実施形態の変形例では、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との通信が開始され、その選択された商品の販売が可能であると確認された時点で、選択された商品の排出が保留されたものとみなし、その旨を仮の商品排出保留データとしていったんログ記録用メモリ24に記憶するようにした。そして、自動販売機2が商品の排出が正常に完了した場合には、その完了時点で商品排出保留データをログ記録用メモリ24から消去するようにした。
【0053】
これらの処理は、具体的には制御装置23により行われるようにした。すなわち、制御装置23は、図6に示すように、カードアクセス装置22とワイヤレスカード1との通信が開始されると、カードアクセス装置22がワイヤレスカード1から最初の「残額通知」を受信したか否かを検出する。
制御装置23は、カードアクセス装置22がその最初の「残額通知」を受信したことを検出すると、その検出した時刻t1に(図6参照)、ログ記録メモリ24にいったん仮の商品排出保留データを記憶させる。この仮の商品排出保留データの記憶は、ワイヤレスカード1に対して行う予定の商品の「減額指示」の内容に基づいて行い、その記憶例は図4のようになる。
【0054】
そして、自動販売機2が商品の排出が正常に完了した場合には、制御装置23は、その完了時点(図6の時刻t3)で、ログ記録用メモリ24にいったん記憶した商品排出保留データを消去させる。一方、何らかの原因で、自動販売機2が商品の排出が行わなかった場合には、ログ記録用メモリ24にいったん記憶した商品排出保留データは消去せずにそのまま保存する。
【0055】
この第2実施形態の変形例では、制御装置23が上記のような処理をする以外は、第2実施形態とその構成やデータ処理等は同様である。従って、ログ記録用メモリ24に保存された仮の商品排出保留データは、自動販売機管理用サーバ3に送信される。
以上説明したように、この第2実施形態の変形例によれば、ワイヤレスカード1側においてマネーデータの減額処理が正常に終了し、かつ、カードアクセス装置22が「減額完了応答」を受信したのちに2日目の「残額通知」を受信した直後に、停電などの異常事態により自動販売機2が動作不能になり、選択された商品が排出されない場合であっても、ログ記録メモリ24に商品排出保留データが記憶されているので、第2実施形態の場合と同様にカード利用者が不利益を被ることはない。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合に、その事実が商品排出保留データとした自動販売機に保存される。このため、その商品排出保留データを利用することにより、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益が解消可能となる。
【0057】
請求項2に記載の発明によれば、例えばワイヤレスカード側でマネーデータの減額処理が正常に完了し、自動販売機が減額完了応答を受信して商品の排出動作をしようとした場合に、停電等の異常事態で自動販売機がその動作を中断したような場合でも、商品排出保留データが保存される。従って、このような場合であっても、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益が解消可能となる。
【0058】
請求項3に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合には、自動販売機側で保存する商品排出保留データの他に、ワイヤレスカード側で保存する利用履歴データを使用して、選択した商品に相当する代金の返却が可能となり、自動販売機の利用者の不利益の解消が可能となる。
【0059】
請求項4に記載の発明によれば、ワイヤレスカードで自動販売機から商品を購入する際に、何らかの原因により通信障害が発生して商品の販売不良が発生した場合に、利用者からの請求に基づき、利用者が選択した商品に相当する代金の返却が確実かつ迅速に実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、自動販売機管理用サーバの管理者は、その商品排出保留データを一括管理できるので、ワイヤレスカードの利用者からの不利益に関する申し立てに対して迅速に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】カード用アクセスアンテナとワイヤレスカードとの通信の際に、その通信可能エリアを説明する図である。
【図3】第1実施形態において、商品購入時の決済処理を行う場合の商品排出制御装置、カードアクセス装置、およびワイヤレスカードの間の通信手順の例を説明する図である。
【図4】自動販売機のログ記録用メモリに記憶される商品排出保留データの一例を示す説明図である。
【図5】ワイヤレスカードのメモリに記憶される利用履歴データの一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態において、商品購入時の決済処理を行う場合の商品排出制御装置、カードアクセス装置、およびワイヤレスカードの間の通信手順の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 ワイヤレスカード
2 自動販売機
3 自動販売機管理用サーバ
4 通信可能エリア
11 制御部
12 メモリ
13 通信部
21 カードアクセス用アンテナ
22 カードアクセス装置
23 制御装置
24 ログ記録用メモリ
25 商品排出制御装置
26 通信装置
27 通信用アンテナ
Claims (5)
- マネーデータが読み書き可能なワイヤレスカードと、利用者の商品の選択に基づき前記ワイヤレスカードとの間で前記商品に相当する前記マネーデータの減額処理に係る所定の通信を行ない、前記通信が終了した後に前記選択された商品を排出する自動販売機と、を含む自動販売システムであって、
前記自動販売機は、前記通信の際に、前記ワイヤレスカードから減額が完了した旨の通知を受信しないために選択された商品の排出を保留した場合に、その旨を商品排出保留データとしてメモリに記憶するようになっていることを特徴とする自動販売システム。 - 前記自動販売機は、前記商品排出保留データのメモリへの記憶に代えて、前記通信が開始されてその選択された商品の販売が可能であると確認された時点で、選択された商品の排出が保留されたものとみなしてその旨を仮の商品排出保留データとしていったんメモリに記憶しておき、前記商品の排出が正常に完了した場合には、そのいったん記憶した前記仮の商品排出保留データを前記メモリから消去するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売システム。
- 前記ワイヤレスカードは、前記自動販売機と通信の際に、所定の利用履歴データをメモリに記憶するようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売システム。
- 前記自動販売機のメモリに記憶される商品排出保留データは、利用されたワイヤレスカードの識別番号、利用日時、および販売保留金額であり、
前記ワイヤレスカードのメモリに記憶される利用履歴データは、利用した自動販売機の識別番号、利用日時、および利用金額であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動販売システム。 - 前記自動販売機は、前記メモリに記憶する商品排出保留データを自動販売管理用機サーバに所定のタイミングで送信するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動販売システム。
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