JP2002259138A - 集積回路、及びicカード - Google Patents

集積回路、及びicカード

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JP2002259138A JP2001059189A JP2001059189A JP2002259138A JP 2002259138 A JP2002259138 A JP 2002259138A JP 2001059189 A JP2001059189 A JP 2001059189A JP 2001059189 A JP2001059189 A JP 2001059189A JP 2002259138 A JP2002259138 A JP 2002259138A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アプリケーションの連続起動をICカード内
部において可能とし、更に、アプリケーション間でのデ
ータの共有も可能とする。 【解決手段】 中央処理装置とメモリとを備えた集積回
路であって、メモリには、オペレーティングシステムと
オペレーティングシステム上で動作する複数のアプリケ
ーションが記憶され、アプリケーションは、次に実行さ
れるアプリケーションの情報を備えるとともに、自己の
処理終了時に、次に実行されるアプリケーションを起動
させるか否かを自己の処理を実行することにより生じた
第1のデータに基づいて判断するステップと、起動させ
ると判断した場合に、次に起動すべきアプリケーション
の起動指示を前記オペレーティングシステムに対して要
求するステップとを中央処理装置に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアプリケー
ションを備え、アプリケーションの連動を可能にする集
積回路及びICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カードにデータを記憶するメモリ
を搭載し、個人認証情報や、商品購入時のポイント情報
等を読み書きすることが可能なICカードの普及が進ん
でいる。ICカードとしては、ICカードと情報の送受
を行うための外部装置であるICカードリーダライタ
(以下、カードR/Wと称する)とICカード間の電力
供給やデータの送受を、電気的に接続した端子等の接触
型インターフェースを介して行う接触ICカードや、カ
ードR/WとICカード間のデータの送受を、電波送受
可能なアンテナ等の非接触型インターフェースを介して
行う非接触ICカードが知られている。
【0003】上記接触ICカードの例としては、クレジ
ットカード、銀行のキャッシュカードが挙げられ、他
方、非接触ICカードの例としては、自動改札を通る定
期券等が挙げられる。そして、近年では、個々のICカ
ードが備える機能(例えば、上述のクレジットカードと
しての機能、キャッシュカードとしての機能、定期券の
機能等)を1つのICカードに集約した多機能ICカー
ドの開発が進められている。この多機能ICカードで
は、複数のアプリケーションが1つの半導体集積回路に
実装されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述した多機能
ICカードでは、同一取引の処理過程で異なるアプリケ
ーションを連続して起動させる際には、1つのアプリケ
ーションの処理が終了した後でなければ、次のアプリケ
ーションを起動させることができないという欠点があっ
た。また、従来のICカードにあっては、アプリケーシ
ョンの起動は、外部装置から入力される所定のコマンド
によって制御されていたため、1つの処理を終了してか
ら次の処理を開始するまでに、所定のコマンドの発行等
の処理が必須となるため、アプリケーション開始に時間
を要するという問題があった。更に、外部装置は、アプ
リケーションを起動させるコマンドを発行するために、
各アプリケーションに対応する機能を装備している必要
があり、装備付加が多く、利用範囲が制限されるという
問題があった。
【0005】また一方では、ICカード内のメモリ領域
において、各アプリケーション間にはファイアウォール
が介在しているため、アプリケーション間のデータの共
有等が不可能であった。従って、1つのアプリケーショ
ンが実行されることによって発生したデータ等を他のア
プリケーションが使用する場合には、そのデータは、一
旦、外部装置に転送され、外部装置を介して他のアプリ
ケーションへと供給される必要があったため、データ転
送に係る処理時間が長く、効率よく処理を実行すること
が困難であるという問題があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、アプリケーションの連続起動をICカード内部
において可能とし、更に、アプリケーション間でのデー
タの共有も可能とする集積回路及びICカードを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中央処理装置とメモリとを備えた集積回
路であって、前記メモリには、オペレーティングシステ
ムと前記オペレーティングシステム上で動作する複数の
アプリケーションが記憶され、前記アプリケーション
は、次に実行されるアプリケーションの情報を備えると
ともに、自己の処理を実行することにより生じた第1の
データに基づいて、次に実行されるアプリケーションを
起動させるか否かを判断するステップと、起動させると
判断した場合に、次に起動すべきアプリケーションの起
動指示を前記オペレーティングシステムに対して要求す
るステップとを中央処理装置に実行させることを特徴と
する集積回路を提供する。なお、前記オペレーティング
システムは、ISO/IEC7816シリーズの規定に
準拠していることが好ましい。また、この集積回路は、
SIM(Subscriber Identification Module)形式にす
ることも可能である。これにより、様々な媒体に本発明
を適用させることが可能となり、より汎用性の優れた集
積回路を提供することが可能となる。
【0008】また、上記集積回路において、前記アプリ
ケーションは、実行時において発生した第2のデータを
所定のメモリ領域に格納し、次に実行されるアプリケー
ションは前記所定のメモリ領域に格納された第2のデー
タを使用して処理を実行することを特徴とする。
【0009】また、上記集積回路において、前記メモリ
には、エラー処理が生じた場合に値が変更されるカウン
ト値が記憶され、前記アプリケーションは、前記カウン
ト値に基づいて正常に処理が行われたか否かの判断を中
央処理装置に実行させることを特徴とする。
【0010】また、上記集積回路において、前記アプリ
ケーションは決済関連アプリケーションであり、前記第
1のデータは決済関連アプリケーションが実行すること
により生じた決済取引の成立情報であり、前記第2の情
報は決済情報であることを特徴とする。
【0011】また、上記集積回路において、前記決済関
連アプリケーションの次に実行されるアプリケーション
は、前記所定のメモリ領域に格納された決済情報を使用
するポイントアプリケーションであることを特徴とす
る。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
は、中央処理装置とメモリとを備えた集積回路であっ
て、前記メモリには、オペレーティングシステムと前記
オペレーティングシステム上で動作する複数のアプリケ
ーションが記憶され、前記アプリケーションは、自己が
起動する以前に処理を中断していたアプリケーションの
情報を備えるとともに、自己の処理を実行することによ
り生じた第1のデータに基づいて、前記中断していたア
プリケーションの処理を再開させるか否かを判断するス
テップと、処理を再開させると判断した場合に、前記処
理を再開させるアプリケーションの起動指示を前記オペ
レーティングシステムに対して要求するステップとを中
央処理装置に実行させることを特徴とする集積回路を提
供する。
【0013】また、上記集積回路において、前記アプリ
ケーションは、決済関連アプリケーションであり、前記
第1のデータは、決済関連アプリケーションが実行する
ことにより生じた決済取引の成立情報であることを特徴
とする。
【0014】また、上記集積回路において、前記処理を
中断していたアプリケーションは、電子チケット関連ア
プリケーションであり、前記電子チケット関連アプリケ
ーションは、前記決済関連アプリケーションが起動する
以前に、電子チケットに係る情報を読み出し/書き込み
可能なメモリ領域に格納するステップと、また、処理が
再開された場合に、前記決済取引の成立情報が当該電子
チケットに関わるものであると判断するステップと、前
記決済取引の成立情報が当該電子チケットに関わるもの
であった場合に、前記電子チケットに係る情報を自己の
管理化にあるメモリ領域に格納するステップとを中央処
理装置に実行させることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、請求項1〜請求項5のい
ずれかの項に記載の集積回路、又は請求項6〜8のいず
れかの項に記載の集積回路の内、少なくとも一方を実装
したことを特徴とするICカードを提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。 《半導体集積回路の内部概略構成》図2は、本発明の一
実施形態に係るICカードに搭載される半導体集積回路
のの概要構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、本実施形態に係る半導体集積回路1は、ICカード
全体の制御を行うCPU10、ブートプログラム等のプ
ログラム等の固定データが記憶されたROM(Read Onl
y Memory)12、電気的にデータの書き込み、消去が可
能なEEPROM(Electronically Erasable Programm
able ROM)14、各種データを一時的に記憶するR
AM(RandomAccess Memory)16、外部装置であるI
Cカードリードライタ(以下、カードR/Wと称する)
と電力、データの授受を行う接触型インターフェース
(I/F)18A及び非接触型インターフェース(I/
F)18B等を備えている。
【0017】上記接触型インターフェース18Aは、外
部より電源を供給するための電源端子Vcc及びグラウ
ンド端子GNDと、外部よりリセット信号を受信するた
めのリセット信号端子RSTと、外部との間でデータの
送受信をするためのI/O端子I/Oと、外部よりシス
テムクロック信号を受信するためのクロック端子CLK
とを備えている。上述した金属製の各端子は、ICカー
ドの表面に配置されており、これらの端子を外部装置で
ある接触型カードR/Wに電気的に接触させることによ
り、電力の供給や、データの送受を行う。
【0018】一方、非接触型インターフェース18B
は、ICカード内部に形成されたコイル状のアンテナ
と、RF回路とから構成され、上記アンテナを介して外
部装置である非接触型カードR/Wと電波により電力の
供給やデータの送受を行う。非接触型インターフェース
18Bによれば、ICカードがカードR/Wに接触しな
いため、摩耗部分がなく、カードR/WとICカードの
寿命が長くなる他、アンテナがICカードの内部に設置
されているため、カードの表面と裏面とを全て印刷に使
用できる、複数枚のICカードに対してほぼ同時に読み
書きができる等の利点がある。
【0019】そして、上記ROM12には、接触型イン
ターフェース18Aに対応するオペレーティングシステ
ムであるOS(以下、接触側OSと称する)、非接触型
インターフェース18Bに対応するオペレーティングシ
ステムであるOS(以下、非接触側OSと称する)がそ
れぞれ記憶されている。また、EEPROM14には、
接触側OS又は非接触側OS上で動作するアプリケーシ
ョン、認証キー情報、データ等が格納されている。ま
た、接触側OS上で動作するアプリケーションとして
は、クレジット決済アプリケーション等の金融に係るア
プリケーションが例として挙げられる。これらのアプリ
ケーションは、個人認証の重要性が高く、データの送受
に関しても高い信頼性を確保することが必要とされるこ
とから、端子を接触させてデータの送受を行うのが適切
である。
【0020】一方、非接触側OS上で動作するアプリケ
ーションとしては、支払い時に発生するポイントを管理
するポイントアプリケーションや、自動改札等に関連す
る電子チケットアプリケーション等が例として挙げられ
る。非接触インターフェース18Bを介して送受される
データは、上述した接触インターフェース18Aを介し
て送受されるデータに比べて、個人認証の重要性があま
り高くなく、データ送受のスピードが重視される上述の
アプリケーションが対象となる。
【0021】《ファイル構造》続いて、図1に本発明の
一実施形態におけるファイルの階層構造を示す。ここ
で、符号F1は接触側OS配下のファイル構造を示して
おり、符号F2は非接触側OS配下のファイル構造を示
している。尚、ここでのファイル構造は、原国際規格I
SO/IEC7816の規定に準拠したものとなってい
る。
【0022】接触側OS配下のファイル構造F1におい
て、MF(Master File)は、接触側OS配下のファイ
ル構造の最上位に位置するファイルであり、以下に示す
PSE(Payment System Environment)、DF(Dedica
ted File)、及びEF(Elementary File)がMFの配
下に構成される。なお、接触側OS配下のファイル構造
は、EMVに準拠したファイル構造となっている。ここ
でEMVとは、金融系ICカードの利用を促進するため
に、VISAインターナショナル、MasterCardインターナシ
ョナル、Europayインターナショナルの3社が共同で制
定したICカード及び端末の共通規格である。この規格
に準拠することで、理論的にはEMV準拠ICカードで
あれば、いかなるEMV準拠端末においても正常な取り
扱いが保証される。
【0023】PSEは決済システム等の金融用途に使用
される、いわゆる決済用アプリケーションの動作環境を
管理する環境整備ファイルであり、金融に係る種々のア
プリケーションは、このPSE配下に統括管理される。
【0024】DFは、同一アプリケーションの配下にあ
るEFの集合に相当し、配下に構成されるEFのファイ
ル番号、属性情報等を有している。EFは、同一のファ
イル識別子を有しているデータ単位又はレコードの集合
であり、アプリケーションプログラム、データ等を格納
するWEF(Working EF)と、認証鍵及び暗号を格納
するIEF(Internal EF)とに分類される。なお、
上記ファイル構造F1において、DFとその配下にある
EFの一束を1つのアプリケーションファイルと見なす
ことができる。また、上記各ファイル(MF、PSE、
DF、EF)には、それぞれディレクトリ情報が添付さ
れており、このディレクトリ情報により配下に構成され
ているファイル構造を認識、管理することが可能とな
る。
【0025】他方、上述した決済用のアプリケーション
は接触側OS配下でのみ動作するアプリケーションであ
り、非接触側OS配下では動作不可能であるため、非接
触側OS配下のファイル構造F2においては、決済用ア
プリケーションを統括するPSEが不要となる。従っ
て、非接触側OS配下のファイル構成F2は、上述した
ファイル構成F1においてPSEを排除したファイル構
成となっている。
【0026】そして、上述した接触側OS、非接触側O
S配下のファイル構造F1、F2において、リンクディ
レクトリR_DIRが設けられている。このリンクディ
レクトリR_DIRは、上述した各DFに対応してそれ
ぞれ異なるOS配下に構成されるものであり、例えば、
接触側OS配下に存在する各DFに対して1対1対応で
非接触側OS配下にリンクディレクトリR_DIRが設
けられ、同様に非接触側OS配下に存在する各DFに1
対1対応するリンクディレクトリR_DIRが接触側O
S配下に設けられる。そして、各リンクディレクトリR
_DIRは、対応するDFへのリンク情報を備え、OS
間のコマンドの送出を可能にしている。
【0027】《ファイル構成》次に、上述したDF、E
F、ディレクトリ情報からなる1つのアプリケーション
の構成(以下、アプリケーションファイルと称する)、
リンクディレクトリR_DIRの構成について図3、図
4を参照して説明する。なお、MF、PSE、DF、E
Fはそれぞれ図2に示したEEPROMに格納されてい
る。
【0028】図3は、DF、EF、ディレクトリ情報D
Rからなるアプリケーションファイルの構造を示した図
である。同図において、ディレクトリ情報DRにはDF
を識別するためのファイル番号、ファイル位置、照合又
は相互認証等の鍵情報、アクセス条件、属性等の情報が
格納されている。上記アクセス条件は、外部装置或いは
他のアプリケーションによって、書き込み、又は読み出
しのコマンドが発生した場合に、どのコマンドを許容す
るかを示す情報である。例えば、このアクセス条件に
“READ ONLY”の情報が記載されていた場合には、読み
出し専用で書き込みは不可ということとなる。なお、D
Fには、DF配下に構成されるEFのファイル位置、即
ち、本アプリケーションファイルを構成する各EFのフ
ァイル位置、属性等の情報を有している。各EFには、
実際にアプリケーションファイルのプログラム、デー
タ、認証鍵データ等が所定バイト毎に分割されて格納さ
れている。
【0029】続いて、図4を参照してリンクディレクト
リR_DIRの構造について説明する。同図において、
ディレクトリ情報には、当該リンクディレクトリを識別
するためのファイル番号、当該ファイルの位置情報、属
性、及びリンク先ファイル番号として当該リンクディレ
クトリと1対1対応しているDFのファイル番号が記載
されている。
【0030】また、上記属性情報の1つとして、アクセ
ス条件が記載されている。このアクセス条件は、リンク
先のDFの属性を示すものであり、リンク先のDFの属
性が書き込み専用であれば、書き込み専用の情報がアク
セス条件として記載される。その他、アクセス条件とし
てセキュリティ制御やコマンド制御に係る情報を記載す
ることにより、リンクディレクトリを参照することで、
当該リンクディレクトリに対応するDFへのアクセス制
御等を行うことが可能となる。このように、リンクディ
レクトリR_DIRには、異なるOS配下におけるファ
イル番号の情報が記載されているため、このファイル番
号に基づいて異なるOS間におけるコマンドの転送等が
可能となる。
【0031】なお、図4に示すように、リンクディレク
トリは上述のディレクトリ情報、DF、EFから構成さ
れるよう図示されている。しかし、本実施形態において
は、ディレクトリ情報がリンクディレクトリとして記録
されており、図示されたDF、EFは概念的なものであ
り、実際には、容量0バイトとして存在している。
【0032】《第1の実施形態におけるICカードの動
作》次に、本発明の第1の実施形態に係るICカードの
動作について図6を参照して説明する。ここで、ICカ
ード1は、図5に示すように接触側OS配下にEMVに
準拠したクレジットアプリケーション及びポイントアプ
リケーションを備えていることとする。また、本ICカ
ードとデータの取引を行うホストコンピュータ、POS
システム等の情報処理端末は、ICカードとのインター
フェースとしてのカードR/Wを備えており、また、ア
プリケーションとしてクレジットアプリケーションを保
持している。
【0033】上述したような条件下で、今ICカードの
保有者がクレジットによって支払いを行う場合に、IC
カード、情報処理端末間で行われるデータ通信処理につ
いて説明する。
【0034】まず、ICカードを情報処理端末の接触型
カードR/Wに挿入することにより、接触型インターフ
ェース18AのVcc端子を介して情報処理端末側から
電力が供給され、これにより、ICカードは起動をはじ
め、ROM12に書き込まれているブートプログラムを
実行することにより所定の処理、例えば、接触型インタ
ーフェースに対応するオペレーティングシステムである
接触側OSを起動させる。
【0035】ICカードが起動すると、接触側OS配下
でコマンドを受信するための受信処理が行われる。そし
て、情報処理端末側からコマンドを受け付ける準備が完
了すると、その旨を情報処理端末に通知する。
【0036】続いて、情報処理端末は、接触型カードR
/Wからクレジットアプリケーションの選択コマンドを
出力する(図7のステップSP1)。接触型インターフ
ェース18Aを介して係るコマンドを受信すると、接触
側OSのファイルマネージャは、指定されたコマンドに
従って接触側OS配下にあるクレジットアプリケーショ
ンファイルにアクセスし、クレジットアプリケーション
管理下におけるメモリ領域からプログラム等を読み出
し、実行する(ステップSP2)。これにより、クレジ
ットアプリケーションプログラムに従って、ICカード
と情報処理端末との間で種々のデータ送受が行われるこ
とにより、データ認証、カード所有者検証、端末リスク
管理等のクレジット決済に係る種々の処理が行われる
(ステップSP3)。そして、クレジット決済処理が終
了し、取引が成立すると(ステップSP4)、クレジッ
トアプリケーションは、各アプリケーションがアクセス
可能な共通メモリ領域に今回の支払い金額を書き込み
(ステップSP5)、その後、接触側OSに対して、支
払い金額を格納したメモリのアドレスを通知するととも
に、ポイントアプリケーションを起動する指示を出す。
【0037】これにより、接触側OSは、ポイントアプ
リケーションを起動させ、支払い金額の格納アドレスに
ついて通知する(ステップSP6)。ポイントアプリケ
ーションは、自己の管理下にあるメモリ領域に書かれて
いるポイント残高や、キャッシュバック設定ポイント数
や、加算減算フラグ等を読み出し、また、クレジットア
プリケーションから通知されたアドレスのメモリ領域へ
アクセスして、今回の支払い金額を読み出す。そして、
ポイント生成のプログラムに従って、これらの情報を使
用して、今回のポイントを生成し、今までの残高にこの
ポイントを加算することにより、累計ポイントを算出す
る。そして、ポイント残高を格納する所定のメモリ領域
に今回算出した累計ポイント数を書き込むことにより、
ポイント残高を更新させる。
【0038】上述したように、本実施形態によれば、I
Cカード内部でアプリケーションの連続起動を可能とす
るので、情報処理端末からアプリケーション起動のコマ
ンドを発行する手間が省ける。また、情報処理端末から
ポイントアプリケーションの起動に関するコマンドを発
する必要がないことから、情報処理端末側にポイントア
プリケーションに対応する機能を備える必要がなくなる
ため、情報処理端末のデータ量を軽減させることができ
る。
【0039】なお、上述した第1の実施形態において
は、接触側OS上で行われる処理を例に挙げて説明した
が、上述したようなアプリケーションの連続起動を非接
触側OS上で行うことも可能である。また、本実施形態
においては、1つのOS上で処理が完結しているため、
1つのOSを備えていればよい。従って、1つのインタ
ーフェースと、1つのOSとまた、そのOS上で動作す
る複数のアプリケーションを備えているICカードであ
れば、本発明を適応することが可能である。
【0040】《第2の実施形態におけるICカードの動
作》次に、図8及び図9を参照して、本発明の第2の実
施形態におけるICカードの動作について説明する。上
述した第1の実施形態においては、複数のOS間でデー
タの送受が行われずに、1つのOS上でのみ処理が完結
している場合について述べた。これに対して、第2の実
施形態では、第1の実施形態で述べたアプリケーション
の連動機能に加え、複数のOS間でデータの送受が行わ
れる場合について説明する。
【0041】以下、本実施形態に係るICカードの動作
について説明するにあたり、ICカード1は、図7に示
すように接触側OS配下にEMVに準拠したクレジット
アプリケーションを備え、また、非接触側OS配下にポ
イントアプリケーションを備えていることとする。ま
た、接触側OS配下には、非接触側OS配下にあるポイ
ントアプリケーションファイルに処理要求を送出するた
めのリンクディレクトリR10が設けられている。ま
た、本ICカードとデータの取引を行うホストコンピュ
ータ、POSシステム等の情報処理端末は、ICカード
とのインターフェースとしてのカードR/Wを備えてお
り、また、アプリケーションとしてクレジットアプリケ
ーション、ポイントアプリケーションを保持している。
【0042】上述したような条件下で、今ICカードの
保有者がクレジットによって支払いを行う場合に、IC
カード、情報処理端末間で行われるデータ通信処理につ
いて説明する。
【0043】まず、ICカードを情報処理端末の接触型
カードR/Wに挿入することにより、接触型インターフ
ェース18AのVcc端子を介して情報処理端末側から
電力が供給され(図8のステップSP31)、これによ
り、ICカードは起動をはじめ、ROM12に書き込ま
れているブートプログラムを実行することにより所定の
処理、例えば、接触型インターフェースに対応するオペ
レーティングシステムである接触側OSを起動させる。
【0044】接触側OSは、所定のメモリ領域に格納さ
れているカウント値を1インクリメントし(ステップS
P32)、続いて接触側OS配下でコマンドを受信する
ための受信処理を行う(ステップSP33)。そして、
情報処理端末側からコマンドを受け付ける準備が完了す
ると、接触側OSはその旨を情報処理端末に通知する。
ここで、所定のメモリ領域に格納されているカウント値
は、取引エラーや処理の中断等の理由により、リセット
処理がなされた場合に、OSの管理によって1インクリ
メントされる。
【0045】次に、情報処理端末は、ポイントアプリケ
ーションファイルの選択コマンドをICカードに対して
送出する(ステップSP34)。このとき、発行された
コマンドのヘッダーには、アクセスを要求するDFのフ
ァイル番号、即ちポイントアプリケーションを示唆する
ファイル番号が記載されている。
【0046】ICカードの接触側OSは受け付けたコマ
ンドを解析し、これにより受信したコマンドがアプリケ
ーションの選択であると認識すると、接続側OSの一部
であるファイルマネージャが起動する。接続側ファイル
マネージャは、コマンドのヘッダー部に書かれたファイ
ル番号と、接触側OSのMFのディレクトリ情報とを参
照することにより、選択要求がなされたファイル番号で
識別されるファイルへのアクセス制御を行う。この結
果、ファイルマネージャは、接触側OS配下に存在する
リンクディレクトリR10にアクセスする(ステップS
P35)。
【0047】続いて、接触側ファイルマネージャは、リ
ンクディレクトリR10のディレクトリ情報を参照する
ことにより、情報処理端末から選択指示されたアプリケ
ーションが接触側OS配下に存在しないことを認識する
と、このリンクディレクトリR10に記載されているリ
ンク先ファイル番号と情報処理端末から受信したコマン
ドとを非接触側OS配下へと送出する(ステップSP3
6)。
【0048】ここで、リンクディレクトリにリンク先フ
ァイル番号として記載されているファイル番号は、リン
ク先である非接触側OS配下で管理されるファイル番号
の形態と同様の形態で記載されている。即ち、リンクデ
ィレクトリでは、リンク先である非接触側OSのファイ
ルマネージャが識別可能な形態でファイル番号が記載さ
れているため、接触側のファイルマネージャは、このフ
ァイル番号を非接触側ファイルマネージャに受け渡すこ
とにより、OS間での情報の受け渡しが可能となる。ま
た、情報処理端末から送信されてくる種々のコマンド
は、接触側OS、非接触側OS間で互換性がとれたコマ
ンドとなっているため、コマンドのデータ変換等の処理
は不要となる。従って、上述の場合においては、接触側
のファイルマネージャは、情報処理端末から受信したコ
マンドをデータ処理せずにリンク先の非接触側ファイル
マネージャに渡せばよいこととなる。
【0049】非接触側OSの一部であるファイルマネー
ジャが接触側OSからリンク先ファイル番号を受け取る
と、このファイル番号で識別されるアプリケーションフ
ァイルにアクセスする(ステップSP37)。この結
果、ポイントアプリケーションファイルで管理されるポ
イントアプリケーションプログラムが読み出される(ス
テップSP38)。
【0050】続いて、接続型カードR/Wを介して情報
処理端末からポイントアプリケーション管理下のデータ
の読み出しコマンドがICカードに対して送出されると
(ステップSP39)、上述した経路で非接触側のファ
イルマネージャにポイントアプリケーション管理下のデ
ータの読み出しコマンドが転送される。これにより、非
接触側のファイルマネージャは、ポイントアプリケーシ
ョンファイルへアクセスし、このアプリケーションファ
イルによって管理されるメモリ領域からポイント情報、
金額、利用回数等のデータを読み出し、このデータを接
触側OSへ送出する。係る処理により、接触側OSは受
信したデータを接触型インターフェース18Aを介して
送出する(ステップSP40)。これにより接続型カー
ドR/Wを介して情報処理端末は現在ICカードが保持
しているポイント等の情報を取得することができる。
【0051】情報処理端末は、受信したポイント情報等
を受信すると、自己が備えているポイントアプリケーシ
ョンを起動させることにより、今回の支払い額に応じた
ポイント数等を算出し、算出したポイント数とICカー
ドから読み出したポイント数とを加算することにより、
累計ポイント数を算出する(ステップSP41)。そし
て、このようなポイントに関わる処理が終了すると、続
いて、情報処理端末は、ICカードに対して、算出した
累計ポイント数をポイントアプリケーションリンクディ
レクトリの仮想エリアに書き込む命令を出す(ステップ
SP42)。この時、格納コマンドのヘッダーには、接
触側OS配下のポイントアプリケーションに対応するリ
ンクディレクトリのファイル番号と、レコード識別子等
が記載され、データとして累計ポイント数が記載され
る。
【0052】この格納コマンドを接触側OSは受信する
と、接触側のファイルマネージャは格納コマンドのヘッ
ダーに記載されているファイル番号で識別されるファイ
ル、即ちポイントアプリケーションに対応するリンクデ
ィレクトリR10にアクセスし、このリンクディレクト
リR10の仮想エリアに累計ポイント数を格納する。更
に、接触側OSは、ステップSP32のカウント値が格
納されているメモリ領域にアクセスし、現在のカウント
値を読み出してその値を同じくリンクディレクトリR1
0の仮想エリアに書き込む(ステップSP43)。
【0053】続いて、情報処理端末は、クレジット決済
処理を行うために、ICカードに対してクレジットアプ
リケーションの選択要求を出す(図9のステップSP4
4)。係るコマンドを受け付けると、接触側のファイル
マネージャは選択要求に従って接触側OS配下にあるク
レジットアプリケーションファイルにアクセスし、クレ
ジットアプリケーション管理下におけるメモリ領域から
プログラム等を読み出し、実行する(ステップSP4
5)。これにより、クレジットアプリケーションプログ
ラムに従って、ICカードと情報処理端末との間で種々
のデータ送受が行われることにより、データ認証、カー
ド所有者検証、端末リスク管理等のクレジット決済に係
る種々の処理が行われる(ステップSP46)。
【0054】そして、クレジット決済処理が終了し、取
引が成立すると(ステップSP47)、クレジットアプ
リケーションはリンクディレクトリR10に格納されて
いるカウンタ値と、所定のメモリ領域に格納されている
カウンタ値とを読み出す(ステップSP48)。そし
て、これらのカウンタ値を比較する(ステップSP4
9)。即ち、ここでカウンタ値が同値であれば(ステッ
プSP49でYES)、ステップSP43においてリン
クディレクトリの仮想エリアにポイント数を格納した時
点からステップSP47において決済処理が終了して取
引が成立するまでの間に、エラー等が生じることなく一
連の処理が終了したと判断できる。従って、現在リンク
ディレクトリの仮想エリアに格納されているポイント値
は信頼のおける情報であると判断し、クレジットアプリ
ケーションは、接触側OSに対してリンクディレクトリ
R10の仮想エリアに格納されているポイント値を非接
触側OS配下のポイントアプリケーションによって管理
されるメモリ領域に書き込む指示を出す。
【0055】これにより、接触側OSのファイルマネー
ジャは、非接触側OSのファイルマネージャに対してポ
イントアプリケーション管理下にあるメモリ領域にポイ
ント値を書き込む旨を通知し、非接触側OSのファイル
マネージャはポイントアプリケーションファイルにアク
セスする。この結果、ポイントアプリケーションは、自
己が管理するメモリ領域にポイント情報を書き込む処理
を行う(ステップSP50)。一方、ステップSP49
において、カウンタ値が同値出なかった場合には(ステ
ップSP49でNO)、接触側OSは、エラー処理を実
行する(ステップSP51)。
【0056】《第3の実施形態におけるICカードの動
作》次に、図11及び図12を参照して、本発明の第3
の実施形態におけるICカードの動作について説明す
る。
【0057】以下、本実施形態に係るICカードの動作
について説明するにあたり、ICカード1は、図10に
示すように接触側OS配下にEMVに準拠したクレジッ
トアプリケーションを備え、また、非接触側OS配下に
電子チケットアプリケーションを備えていることとす
る。また、接触側OS配下には、非接触側OS配下にあ
る電子チケットアプリケーションファイルに処理要求を
送出するためのリンクディレクトリR20が設けられて
いる。電子チケット情報としては、興業用のチケット情
報や、交通用の乗車券等が例に挙げられる。また、本I
Cカードとデータの取引を行うホストコンピュータ、P
OSシステム等の情報処理端末は、ICカードとのイン
ターフェースとしてのカードR/Wを備えており、ま
た、アプリケーションとしてクレジットアプリケーショ
ン、電子チケットアプリケーションを保持している。
【0058】上述したような条件下で、今ICカードの
保有者がクレジットによって支払いを行う場合に、IC
カード、情報処理端末間で行われるデータ通信処理につ
いて説明する。
【0059】まず、ICカードを情報処理端末の接触型
カードR/Wに挿入することにより、接触型インターフ
ェース18AのVcc端子を介して情報処理端末側から
電力が供給され(図11のステップSP71)、これに
より、ICカードは起動をはじめ、ROM12に書き込
まれているブートプログラムを実行することにより所定
の処理、例えば、接触型インターフェースに対応するオ
ペレーティングシステムである接触側OSを起動させ
る。
【0060】接触側OSは、まず、所定のメモリ領域に
格納されているカウンタ値を1インクリメントし(ステ
ップSP72)、続いて接触側OS配下でコマンドを受
信するための受信処理を行う(ステップSP73)。そ
して、情報処理端末側からコマンドを受け付ける準備が
完了すると、接触側OSはその旨を情報処理端末に通知
する。ここで、所定のメモリ領域に格納されているカウ
ント値は、エラーや処理の中断等の理由により、リセッ
ト処理がなされた場合に、OSの管理によって1インク
リメントされる。
【0061】次に、情報処理端末は、電子チケットアプ
リケーションファイルの選択コマンドをICカードに対
して送出する(ステップSP74)。このとき、発行さ
れたコマンドのヘッダーには、アクセスを要求するDF
のファイル番号、即ち電子チケットアプリケーションを
示唆するファイル番号が記載されている。
【0062】ICカードの接触側OSは受け付けたコマ
ンドを解析し、これにより受信したコマンドがアプリケ
ーションの選択であると認識すると、接続側OSの一部
であるファイルマネージャが起動する。接続側ファイル
マネージャは、コマンドのヘッダー部に書かれたファイ
ル番号と、接触側OSのMFのディレクトリ情報とを参
照することにより、選択要求がなされたファイル番号で
識別されるファイルへのアクセス制御を行う。この結
果、ファイルマネージャは、接触側OS配下に存在する
リンクディレクトリR20にアクセスする(ステップS
P75)。
【0063】続いて、接触側ファイルマネージャは、リ
ンクディレクトリR20のディレクトリ情報を参照する
ことにより、情報処理端末から選択指示されたアプリケ
ーションが接触側OS配下に存在しないことを認識する
と、このリンクディレクトリR20に記載されているリ
ンク先ファイル番号と情報処理端末から受信したコマン
ドとを非接触側OS配下へと送出する(ステップSP7
6)。
【0064】ここで、リンクディレクトリにリンク先フ
ァイル番号として記載されているファイル番号は、リン
ク先である非接触側OS配下で管理されるファイル番号
の形態と同様の形態で記載されている。即ち、リンクデ
ィレクトリでは、リンク先である非接触側OSのファイ
ルマネージャが識別可能な形態でファイル番号が記載さ
れているため、接触側のファイルマネージャは、このフ
ァイル番号を非接触側ファイルマネージャに受け渡すこ
とにより、OS間での情報の受け渡しが可能となる。ま
た、情報処理端末から送信されてくる種々のコマンド
は、接触側OS、非接触側OS間で互換性がとれたコマ
ンドとなっているため、コマンドのデータ変換等の処理
は不要となる。従って、上述の場合においては、接触側
のファイルマネージャは、情報処理端末から受信したコ
マンドをデータ処理せずにリンク先の非接触側ファイル
マネージャに渡せばよいこととなる。
【0065】非接触側OSの一部であるファイルマネー
ジャが接触側OSからリンク先ファイル番号を受け取る
と、このファイル番号で識別されるアプリケーションフ
ァイルにアクセスする(ステップSP77)。この結
果、電子チケットアプリケーションファイルで管理され
る電子チケットアプリケーションプログラムが読み出さ
れる(ステップSP78)。
【0066】続いて、接触型カードR/Wを介して情報
処理端末から電子チケットアプリケーション管理下のデ
ータの読み出しコマンドがICカードに対して送出され
ると(ステップSP79)、上述した経路で非接触側の
ファイルマネージャに電子チケットアプリケーション管
理下のデータの読み出しコマンドが転送される。これに
より、非接触側のファイルマネージャは、電子チケット
アプリケーションファイルへアクセスし、このアプリケ
ーションファイルによって管理されるメモリ領域から利
用履歴情報や、データ空き領域情報等を読み出し、この
データを接触側OSへ送出する。係る処理により、接触
側OSは受信したデータを接触型インターフェース18
Aを介して送出する(ステップSP80)。これにより
接触型カードR/Wを介して情報処理端末は現在ICカ
ードが保持している利用回数等の情報を取得することが
できる。
【0067】情報処理端末は、受信したポイント情報等
を受信すると、自己が備えている電子チケットアプリケ
ーションを起動させることにより、チケット予約登録の
情報を生成する(ステップSP81)。そして、このよ
うなチケット生成に関わる処理が終了すると、続いて、
情報処理端末は、ICカードに対して、生成したチケッ
ト情報を電子チケットアプリケーションリンクディレク
トリの仮想エリアに書き込む命令を出す(ステップSP
82)。なお、この仮想エリアは、書き込み/読み出し
可能なメモリエリアである。この時、格納コマンドのヘ
ッダーには、接触側OS配下の電子チケットアプリケー
ションに対応するリンクディレクトリのファイル番号
と、レコード識別子等が記載され、データとして電子チ
ケット情報が記載される。
【0068】この格納コマンドを接触側OSは受信する
と、接触側のファイルマネージャは格納コマンドのヘッ
ダーに記載されているファイル番号で識別されるファイ
ル、即ち電子チケットアプリケーションに対応するリン
クディレクトリR20にアクセスし、このリンクディレ
クトリR20の仮想エリアに電子チケット情報を格納す
る。更に、接触側OSは、ステップSP32のカウント
値が格納されているメモリ領域にアクセスし、現在のカ
ウント値を読み出してその値を同じくリンクディレクト
リR20の仮想エリアに書き込む(ステップSP8
3)。なお、この処理が終了することにより、一旦、電
子チケットアプリケーションの動作が中断される。
【0069】続いて、情報処理端末は、クレジット決済
処理を行うために、ICカードに対してクレジットアプ
リケーションの選択要求を出す(ステップSP84)。
係るコマンドを受け付けると、接触側のファイルマネー
ジャは選択要求に従って接触側OS配下にあるクレジッ
トアプリケーションファイルにアクセスし、クレジット
アプリケーション管理下におけるメモリ領域からプログ
ラム等を読み出し、実行する(図12のステップSP8
5)。これにより、クレジットアプリケーションプログ
ラムに従って、ICカードと情報処理端末との間で種々
のデータ送受が行われることにより、データ認証、カー
ド所有者検証、端末リスク管理等のクレジット決済に係
る種々の処理が行われる(ステップSP86)。
【0070】そして、クレジット決済処理が終了し、取
引が成立すると(ステップSP87)、クレジットアプ
リケーションはリンクディレクトリR20に格納されて
いるカウンタ値と、所定のメモリ領域に格納されている
カウンタ値とを読み出す(ステップSP88)。そし
て、これらのカウンタ値を比較する(ステップSP8
9)。即ち、ここでカウンタ値が同値であれば(ステッ
プSP89でYES)、ステップSP83においてリン
クディレクトリの仮想エリアに電子チケット情報を格納
した時点からステップSP87において決済処理が終了
して取引が成立するまでの間に、エラー等が生じること
なく一連の処理が終了したと判断できる。従って、現在
リンクディレクトリの仮想エリアに格納されている電子
チケット情報は、決済取引が成立した電子情報であると
判断し、クレジットアプリケーションは、接触側OSに
対してリンクディレクトリR20の仮想エリアに格納さ
れている電子チケット情報を非接触側OS配下の電子チ
ケットアプリケーションによって管理されるメモリ領域
に書き込む指示を出す。
【0071】これにより、接触側OSのファイルマネー
ジャは、非接触側OSのファイルマネージャに対して電
子チケットアプリケーション管理下にあるメモリ領域に
電子チケット情報を書き込む旨を通知し、非接触側OS
のファイルマネージャは電子チケットアプリケーション
ファイルにアクセスする。この結果、電子チケットアプ
リケーションは、自己が管理するメモリ領域(読み出し
のみ可能なメモリでもよい)に電子チケット情報を書き
込む処理を行う(ステップSP90)。一方、ステップ
SP49において、カウンタ値が同値出なかった場合に
は(ステップSP89でNO)、接触側OSは、エラー
処理を実行する(ステップSP91)。
【0072】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、上述した実施形態では、I
Cカードとデータを送受する情報処理端末は、カードR
/Wを備える他、ICカードが保有している種々のアプ
リケーションについても保持し、ICカードと直接接触
して種々の処理を実行する形態であったが、これに限ら
ず、例えば、ICカードと情報処理端末とをネットワー
クを介して接続させて、種々のアプリケーションを実行
させることも可能である。この場合、ICカードと情報
処理端末との間にはデータを送受信する装置が介在する
必要がある。そして、この介在装置に、ICカードとの
データ送受を行うためのカードR/Wと、ネットワーク
を介して情報処理端末とデータ通信を行うための通信I
/Fとを設ける必要がある。このような装置を介すこと
により、ネットワークを介したICカードと情報処理端
末とのデータ通信が可能となる。
【0073】また、上述した本実施形態では、リンクデ
ィレクトリは、各ファイル構造のDFに対応して設けら
れていたが、このリンクディレクトリはどのファイルに
対応して設けられても良く、例えば、MFに対応してリ
ンクディレクトリを作成することも可能であるし、各D
F配下にあるEFに対応するようにリンクディレクトリ
を作成しても良い。各MFに対応してリンクディレクト
リを作成することになれば、リンクディレクトリは各O
S配下において唯一のものとなる。
【0074】また、本実施形態では接触側OS、非接触
側OSにそれぞれリンクディレクトリを設け、双方向通
信を可能としたが、これに限らず、どちらか一方のOS
にリンクディレクトリを設け、一方向通信のみを可能と
するようにしてもよい。このとき、接触側から非接触側
へのリンク情報を設け、接触側から非接触側へのアクセ
スを可能とする方が、非接触側から接触側へのアクセス
を可能とするよりも有効である。ここで、接触型インタ
ーフェースを介して送受信されるデータに代表されるク
レジットカード等の金融決済機能はEMV仕様に準拠す
ることが規定されているため、金融決済等に関わるデー
タ送受信のインターフェースは、EMV仕様が前提とす
るISO/IEC7816シリーズにより、接触側イン
ターフェースに制限される。このように、金融決済に係
るデータ取引においては、ビジネスの実体上、非接触か
ら接触側へのアクセスは制限されることが多いと想定さ
れるため、OS間のアクセスを一方向通信のみ可能とす
る場合には、接触側から非接触側へのアクセスとするこ
とが好適である。また、上述の実施形態においては、ク
レジットアプリケーションが実行され、決済取引が成立
したことを受けて起動されるアプリケーションとして、
ポイントアプリケーションを例に挙げて説明し、一方、
クレジットアプリケーションが実行され、決済取引が成
立したことを受けて、処理を再開するアプリケーション
として電子チケットアプリケーションを例に挙げて説明
したが、これらは、一例であり、そのプログラムの処理
内容により、前者にもなりえ、後者にもなり得ることは
いうまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集積回路
によれば、メモリには、オペレーティングシステムとオ
ペレーティングシステム上で動作する複数のアプリケー
ションが記憶され、アプリケーションは、次に実行され
るアプリケーションの情報を備えるとともに、自己の処
理を実行することにより生じた第1のデータに基づいて
次に実行されるアプリケーションを起動させるか否かを
判断するステップと、起動させると判断した場合に、次
に起動すべきアプリケーションの起動指示をオペレーテ
ィングシステムに対して要求するステップとを中央処理
装置に実行させる。これにより、アプリケーション起動
に係るコマンドを外部装置から受け付ける必要がなくな
るため、アプリケーションの起動に係る処理時間を短縮
することができるという効果が得られる。更に、外部装
置は、アプリケーションを起動させるコマンドを発行す
るために従来必要とされた各アプリケーションに対応す
る機能を装備する必要がなくなる。これにより、外部装
置のデータ格納等の負荷が軽減され、外部装置の利用拡
大が望まれる。
【0076】また、請求項2に記載の発明によれば、ア
プリケーションは、実行時において発生した第2のデー
タを所定のメモリ領域に格納し、次に実行されるアプリ
ケーションは前記所定のメモリ領域に格納された第2の
データを使用して処理を実行する。これにより、アプリ
ケーション間のデータの共有が可能となるため、従来は
外部装置を介して行われていたデータの転送が集積回路
内で行われることとなるので、データ転送に係る時間を
著しく短縮することが可能となる。
【0077】また、請求項3に記載の発明によれば、メ
モリには、エラー処理が生じた場合に値が変更されるカ
ウント値が記憶され、アプリケーションは、カウント値
に基づいて正常に処理が行われたか否かの判断を中央処
理装置に実行させる。また、請求項3に記載の発明によ
れば、エラー処理が生じた場合に値が変更されるカウン
ト手段と、カウント値に基づいて正常に処理が行われた
か否かの判断を行う判断手段とを備えるため、例えば、
処理の開始と終了とでカウント値を比較することにより
簡単に正常に処理が終了したのかを判別することができ
る。
【0078】また、請求項4に記載の発明によれば、第
1のデータは決済関連アプリケーションが実行すること
により生じた決済取引の成立情報であり、第2の情報は
決済情報である。これにより、前の処理に生じた情報
を、次の処理において活用させることができる。この結
果、外部装置からこれらの取引金額等の情報を受け取る
処理を省略することができ、外部装置との通信時間、及
び当該処理に要する時間を短縮することができるという
効果が得られる。
【0079】また、請求項5に記載の発明によれば、決
済関連アプリケーションの次に実行されるアプリケーシ
ョンは、所定のメモリ領域に格納された決済情報を使用
するポイントアプリケーションである。これにより、前
の決済処理に生じた取引金額等の情報を、この取引金額
に応じて付与されるポイントを算出するポイントアプリ
ケーションにおいて活用させることができる。この結
果、外部装置からこれらの取引金額等の情報を受け取る
処理を省略することができ、外部装置との通信時間、及
び当該処理に要する時間を短縮することができるという
効果が得られる。
【0080】また、本発明によれば、メモリには、オペ
レーティングシステムとオペレーティングシステム上で
動作する複数のアプリケーションが記憶され、アプリケ
ーションは、次に実行されるアプリケーションの情報を
備えるとともに、自己の処理を実行することにより生じ
た第1のデータに基づいて、中断していたアプリケーシ
ョンの処理を再開させるか否かを判断するステップと、
処理を再開させると判断した場合に、処理を再開させる
アプリケーションの起動指示をオペレーティングシステ
ムに対して要求するステップとを中央処理装置に実行さ
せる。これにより、アプリケーション中断に係るコマン
ド、アプリケーション再開に係るコマンドを外部装置か
ら受け付ける必要がなくなるため、アプリケーションの
中断、起動、再開に係る処理時間を著しく短縮すること
ができるという極めて高い効果が得られる。更に、外部
装置は、アプリケーションを起動させるコマンドを発行
するために従来必要とされた各アプリケーションに対応
する機能を装備する必要がなくなるため、外部装置のデ
ータ格納等の負荷が軽減され、外部装置の利用拡大が望
まれる。
【0081】また、請求項7に記載の発明によれば、ア
プリケーションは、決済関連アプリケーションであり、
第1のデータは、決済関連アプリケーションが実行する
ことにより生じた決済取引の成立情報である。これによ
り、前の処理に生じた情報を、次の処理において活用さ
せることができる。この結果、外部装置からこれらの取
引金額等の情報を受け取る処理を省略することができ、
外部装置との通信時間、及び当該処理に要する時間を短
縮することができるという効果が得られる。
【0082】また、請求項8に記載の発明によれば、処
理を中断していたアプリケーションは、電子チケット関
連アプリケーションであり、電子チケット関連アプリケ
ーションは、決済関連アプリケーションが起動する以前
に、電子チケットに係る情報を読み出し/書き込み可能
なメモリ領域に格納するステップと、また、処理が再開
された場合に、決済取引の成立情報が当該電子チケット
に関わるものであると判断するステップと、決済取引の
成立情報が当該電子チケットに関わるものであった場合
に、電子チケットに係る情報を自己の管理化にあるメモ
リ領域に格納するステップとを中央処理装置に実行させ
ることを特徴とする。このように、本発明によれば、一
旦チケットに係る情報を集積回路内の読み出し/書き込
み可能なメモリ領域に書き込み、その後、決済に関する
アプリケーションを起動させ、そして、その決済が成立
したことを受けるとチケット情報を確定したものとし
て、電子チケットアプリケーション管理下にある、例え
ば、読み出しのみ可能なメモリ領域へとチケット情報を
書き込む。これにより、決済取引が不成立になった場合
には、書き込み/読み出し可能なメモリに書き込まれて
いるチケット情報を消去する処理だけでよいため、決済
取引不成立になった場合の後処理を極めて簡単に、且つ
迅速に行うことができるという極めて高い効果が得られ
る。
【0083】また、請求項9に記載の発明によれば、請
求項1〜請求項5のいずれかの項に記載の集積回路、又
は請求項6〜8のいずれかの項に記載の集積回路の内、
少なくとも一方をICカードに実装することにより、ア
プリケーションの連続起動や、アプリケーション間での
データの共有化が実現できる。これにより、各アプリケ
ーションによって管理されているデータへの処理要求が
可能となるため、汎用性と利便性の極めて高いICカー
ドを実現させることができるという効果を奏する。
【0084】また、この集積回路をSIM形式にするこ
とで、例えば携帯電話機、PHS(Personal Handy-pho
ne System)、PDA(Personal Digital Assistants)
等の携帯通信端末等に搭載させることが可能となり、ア
プリケーション間でのデータの共有や、アプリケーショ
ンの連続起動が実現できる。これにより、汎用性及び利
便性の極めて高い前記の様々な媒体を実現させることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る接触側OS配下及
び非接触側OS配下のファイル構造を示す図である。
【図2】 同実施形態に係るICカードの概略構成図を
示す図である。
【図3】 アプリケーションファイルのファイル構成の
一例を示す図である。
【図4】 リンクディレクトリのファイル構成の一例を
示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係るICカードの
動作を説明するための各OS配下におけるファイル構造
の具体例を示す図である。
【図6】 同実施形態に係るICカードと情報処理端末
間で行われる処理のフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係るICカードの
動作を説明するための各OS配下におけるファイル構造
の具体例を示す図である。
【図8】 同実施形態に係るICカードと情報処理端末
間で行われる処理のフローチャートである。
【図9】 同実施形態に係るICカードと情報処理端末
間で行われる処理のフローチャートである。
【図10】 本発明の第3の実施形態に係るICカード
の動作を説明するための各OS配下におけるファイル構
造の具体例を示す図である。
【図11】 同実施形態に係るICカードと情報処理端
末間で行われる処理のフローチャートである。
【図12】 同実施形態に係るICカードと情報処理端
末間で行われる処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…ICカード、10…CPU、12…ROM、14…
EEPROM、16…RAM、18A…接触型インター
フェース、18B…非接触型インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G06K 19/00 N

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置とメモリとを備えた集積回
    路であって、前記メモリには、オペレーティングシステ
    ムと前記オペレーティングシステム上で動作する複数の
    アプリケーションが記憶され、前記アプリケーション
    は、次に実行されるアプリケーションの情報を備えると
    ともに、自己の処理を実行することにより生じた第1の
    データに基づいて、次に実行されるアプリケーションを
    起動させるか否かを判断するステップと、起動させると
    判断した場合に、次に起動すべきアプリケーションの起
    動指示を前記オペレーティングシステムに対して要求す
    るステップとを中央処理装置に実行させることを特徴と
    する集積回路。
  2. 【請求項2】 前記アプリケーションは、実行時におい
    て発生した第2のデータを所定のメモリ領域に格納し、
    次に実行されるアプリケーションは前記所定のメモリ領
    域に格納された第2のデータを使用して処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の集積回路。
  3. 【請求項3】 前記メモリには、エラー処理が生じた場
    合に値が変更されるカウント値が記憶され、前記アプリ
    ケーションは、前記カウント値に基づいて正常に処理が
    行われたか否かの判断を中央処理装置に実行させること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集積回路。
  4. 【請求項4】 前記アプリケーションは決済関連アプリ
    ケーションであり、前記第1のデータは決済関連アプリ
    ケーションが実行することにより生じた決済取引の成立
    情報であり、前記第2の情報は決済情報であることを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の集
    積回路。
  5. 【請求項5】 前記決済関連アプリケーションの次に実
    行されるアプリケーションは、前記所定のメモリ領域に
    格納された決済情報を使用するポイントアプリケーショ
    ンであることを特徴とする請求項4に記載の集積回路。
  6. 【請求項6】 中央処理装置とメモリとを備えた集積回
    路であって、前記メモリには、オペレーティングシステ
    ムと前記オペレーティングシステム上で動作する複数の
    アプリケーションが記憶され、前記アプリケーション
    は、自己が起動する以前に処理を中断していたアプリケ
    ーションの情報を備えるとともに、自己の処理を実行す
    ることにより生じた第1のデータに基づいて、前記中断
    していたアプリケーションの処理を再開させるか否かを
    判断するステップと、処理を再開させると判断した場合
    に、前記処理を再開させるアプリケーションの起動指示
    を前記オペレーティングシステムに対して要求するステ
    ップとを中央処理装置に実行させることを特徴とする集
    積回路。
  7. 【請求項7】 前記アプリケーションは、決済関連アプ
    リケーションであり、前記第1のデータは、決済関連ア
    プリケーションが実行することにより生じた決済取引の
    成立情報であることを特徴とする請求項6に記載の集積
    回路。
  8. 【請求項8】 前記処理を中断していたアプリケーショ
    ンは、電子チケット関連アプリケーションであり、前記
    電子チケット関連アプリケーションは、前記決済関連ア
    プリケーションが起動する以前に、電子チケットに係る
    情報を読み出し/書き込み可能なメモリ領域に格納する
    ステップと、また、処理が再開された場合に、前記決済
    取引の成立情報が当該電子チケットに関わるものである
    と判断するステップと、前記決済取引の成立情報が当該
    電子チケットに関わるものであった場合に、前記読み出
    し/書き込み可能なメモリ領域に格納されていた電子チ
    ケットに係る情報を自己の管理化にあるメモリ領域に格
    納するステップとを中央処理装置に実行させることを特
    徴とする請求項7に記載の集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項5のいずれかの項に記
    載の集積回路、又は請求項6〜8のいずれかの項に記載
    の集積回路の内、少なくとも一方を実装したことを特徴
    とするICカード。
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