JP4476658B2 - 携帯可能電子装置、電子処理システム、及び電子処理方法 - Google Patents

携帯可能電子装置、電子処理システム、及び電子処理方法 Download PDF

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本発明は、書き換え可能な不揮発性メモリ及びCPUなどの制御素子を有し、さらに外部装置とのデータ入出力手段を備えたICチップを内蔵した携帯可能電子装置(ICカード)に関する。また、本発明は、このような携帯可能電子装置及びこのような携帯可能電子装置を処理する処理端末から構成される電子処理システムに関する。さらに、本発明は、このような携帯可能電子装置及びこのような携帯可能電子装置を処理する処理端末により実行される電子処理方法に関する。
従来、無線ICカードのデータ書き換えに関しては、無線ICカードが、外部装置(無線ICカードリーダライタ)からのデータ書き換えコマンドと書き換えデータを受信すると、無線ICカードのCPUあるいはシーケンサによる書き換え処理手続きを経て、無線ICカードの不揮発性メモリのデータが書き換えられる。
一般に、無線ICカードに内蔵される不揮発性メモリの書き換えには、数ミリ秒の時間が必要である。無線ICカードのCPUあるいはシーケンサは、書き換え終了までに必要な時間あるいは書き換え終了を示す信号を受信した後、書き換えたデータをベリファイし、書き換え結果の正常/異常を外部装置(無線ICカードリーダライタ)へ返信する。
無線ICカードは、外部装置(無線ICカードリーダライタ)に近づくことにより、磁界をエネルギーとして無結線状態で動作する。このため、無線ICカードは、外部装置(無線ICカードリーダライタ)から離れて、動作に必要なエネルギーの供給を受けなくなると動作が途中で中断する。
例えば、情報書き換え時における情報の欠損を防止可能な形態可能情報記憶媒体として、書き換え前の情報をバックアップ領域に複写する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開平9−179787
無線ICカードに内蔵される不揮発性メモリの書き換え時間は、一連の処理の中で比較的長く、かつ書き換えタイミングは、処理全体の中の後半に発生する。無線ICカードは外部装置(無線ICカードリーダライタ)に近づけられてから、所定のタイミングで外部装置(無線ICカードリーダライタ)から離されることを考えると、データの書き換え中に無線ICカードが外部装置(無線ICカードリーダライタ)から離される確率が高くなる。つまり、データの書き換え中に動作に必要なエネルギーの供給を受けなくなることが考えられる。データの書き換え中に動作に必要なエネルギーの供給を受けなくなると、データの書き換えは正常に終了しなくなる。
データの書き換え異常終了時の対策として、上記特許文献1のような書き換え前にデータを退避させることが考えられる。しかしながら、データの書き換えコマンドを受信してから、書き換えデータを退避させようとすると、データの退避時間が余分に必要となり、データの書き換え処理時間が長くなるという問題が生じる。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、データの書き換え処理時間が長引くのを抑制しつつ、データの書き換え補償として書き換えデータを退避させることが可能な携帯可能電子装置、電子処理システム、及び電子処理方法を提供することにある。
この発明の一例の携帯可能電子装置、電子処理システム、及び電子処理方法は、以下のように構成されている。
(1)この発明の一例の携帯可能電子装置は、外部装置と通信する通信手段と、書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、書き換えコマンドの受信前に書き換えの発生を予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段とを備えている。
(2)この発明の一例の電子処理システムは、携帯可能電子装置及びこの携帯可能電子装置を処理する処理端末から構成される電子処理システムであって、前記携帯可能電子装置は、前記処理端末と通信する第1の通信手段と、書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段とを備え、前記処理端末は、前記携帯可能電子装置と通信する第2の通信手段と、前記携帯可能電子装置に対して、前記所定コマンドの送信に続いて前記書き換えコマンドを送信するコマンド発行手段とを備えている。
(3)この発明の一例の電子処理方法は、携帯可能電子装置及びこの携帯可能電子装置を処理する処理端末により実行される電子処理方法であって、前記処理端末は、前記携帯可能電子装置に対して所定コマンドを送信し、前記携帯可能電子装置は、所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させ、前記処理端末は、前記携帯可能電子装置に対して所定コマンドの送信に続いて前記書き換えコマンドを送信し、前記携帯可能電子装置は、前記書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換える。
本発明によれば、データの書き換え処理時間が長引くのを抑制しつつ、データの書き換え補償として書き換えデータを退避させることが可能な携帯可能電子装置、電子処理システム、及び電子処理方法を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の一例に係る電子処理システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、電子処理システムは、無線ICカード(携帯可能電子装置)1及び無線ICカードリーダライタ(外部装置、処理端末)2により構成される。
無線ICカード1は、CPU101、ROM102、RAM103、不揮発性メモリ104、データ入出力部105、及びシステムコントローラ106などを備えている。この無線ICカード1は、例えば無線ICカードリーダライタ2から誘導結合により動作電力の供給を受ける無線インタフェースで通信する非接触カードである。
CPU101は、全体の動作を制御し、例えばデータの書き換え動作を制御する。つまり、CPU101は、書換制御手段として機能する。ROM102は、CPU101の動作プログラムを記憶する。RAM103は、例えば書き換え処理において必要なデータを一時的に記憶する。
不揮発性メモリ104は、書き換えの対象となるデータを記憶する第1の記憶エリア、及びこの第1の記憶エリアに記憶される書き換えの対象となるデータの退避先としてこの書き換え対象のデータを一時的に記憶する第2の記憶エリアを含む。つまり、不揮発性メモリ104は、第1の記憶手段及び第2の記憶手段として機能する。なお、この不揮発性メモリ104には、プログラム等を格納することも可能である。
データ入出力部105は、アンテナを含み、無線ICカードリーダライタ2からの各種コマンドを受信したり、無線ICカードリーダライタ2に対して各種応答を送信したりする。つまり、データ入出力部105は、外部装置と通信する通信手段として機能する。システムコントローラ106は、各部間の信号の伝達を制御する。
また、ROM102は、無線ICカードリーダライタ2からの所定コマンドの受信(例えば無線ICカードリーダライタ2との間の相互認証完了の通知)に対応して、書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、不揮発性メモリ104の第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを不揮発性メモリ104の第2の記憶エリアへ退避させる動作プログラムを記憶する。
つまり、CPU101は、ROM102に記憶されている動作プログラムに基づき、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドを受信する前に、無線ICカードリーダライタ2からの所定コマンドの受信(例えば無線ICカードリーダライタ2との間の相互認証完了の通知)に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させ、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドの受信に対応して第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換える。
また、CPU101は、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させる退避処理中に、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドを受信すると、退避処理完了後に書き換えコマンドの受信に対応して第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換える。
一方の無線ICカードリーダライタ2は、CPU201、ROM202、RAM203、データ入出力部205、及びシステムコントローラ206などを備えている。この無線ICカードリーダライタ2は、例えば、無線ICカードに対して書き換えコマンド及び書き換えデータを送信し、無線ICカードの書き換え対象のデータを書き換える。
CPU201は、全体の動作を制御し、例えば各種コマンドの発行を指示する。つまり、CPU201は、コマンド発行手段として機能する。ROM202は、CPU201の動作プログラムを記憶する。RAM203は、例えば書き換え処理において必要なデータを一時的に記憶する。
データ入出力部205は、アンテナを含み、無線ICカード1に対して各種コマンドを送信したり、無線ICカード1からの各種応答を受信したりする。つまり、データ入出力部205は、無線ICカードと通信する通信手段として機能する。システムコントローラ206は、各部間の信号の伝達を制御する。
この無線ICカードリーダライタ2(CPU201)は、無線ICカード1に対して所定コマンドを送信する。無線ICカード1(CPU101)は、所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させる。無線ICカードリーダライタ2(CPU201)は、無線ICカード1に対して所定コマンドの送信に続いて書き換えコマンド及び書き換えデータを送信する。無線ICカード1(CPU101)は、書き換えコマンド及び書き換えデータの受信に対応して第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換えデータへ書き換える。
また、無線ICカード1のCPU101は、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させる退避処理が完了すると、退避処理正常終了を示すフラグを保持する。その上で、無線ICカード1のCPU101は、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドの受信に対応して第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換える。無線ICカード1のCPU101は、この書換処理が異常終了した場合には、再度のカード処理実行時に、無線ICカードリーダライタ2に対して、書換処理の異常終了を通知する。無線ICカードリーダライタ2のCPU201は、無線ICカード1から書換処理の異常終了を通知の通知を受けて、無線ICカード1に対して退避データの書き戻しコマンドを発行する。無線ICカード1のCPU101は、無線ICカードリーダライタ2からの書き戻しコマンドの受信に対応して第2の記憶エリアへ退避させた書き換え対象のデータを第1の記憶エリアへ書き戻す。
以下に、上記説明した本発明の一例の退避処理を他の退避処理と比較して、さらに詳細に説明する。
他の退避処理としては、書き換えコマンド受信後に実行する退避処理が考えられる。無線ICカードは、書き換えコマンド及び書き換えデータを受信した後、一旦書き換え前のデータを別の領域に退避する。その上で、無線ICカードは、あるレジスタあるいは不揮発性メモリの状態をメモリ書き換え中状態にセットして、書き換えたいデータをレジスタあるいは不揮発性メモリに書き込み、データ書き込み終了後にレジスタあるいは不揮発性メモリの状態を書き換え完了状態にセットする。この後、無線ICカードは、書き込んだデータが読み出せるか検証をする。なお、このレジスタは、電力の供給を受けていない状態でもデータを保持することができる。このように、書き換えコマンドを受信してから書き換えデータの退避処理を開始すると、書き換え処理時間が全体として長くなる。さらに、データ退避とデータ書き換え期間は処理の後半に発生するため、無線ICカードを無線ICカードリーダライタから離したタイミングがデータ退避中かデータ書き換え中に該当する確率は高い。よって、データ退避とデータ書き換えという、二つの危険性を持つと考えられる。
このような書き換えコマンド受信後の退避処理では、無線ICカードが、書き換えコマンド及び書き換えデータを受信した後、書き換え対象のデータを保護するための処理を行なう。しかし、この場合、書き換えコマンド及び書き換えデータの受信から、書き換えが完了し書き換えが正常終了していることを検証するまでの時間が長期化してしまう。さらに、書き換え対象のデータの退避やレジスタの書き込みなど、1ページの書き込みに対して数回書き換えが発生するため、無線ICカードがデータ書き換え処理中に不安定な動作領域に翳される機会が数倍になると考えられる。
そこで、本発明の一例の退避処理を適用することにより、書き換え処理のトータル時間を増やすことなく、データを退避させることができ、万一書き換え中に異常が発生しても、退避させてデータを書き戻すことにより、データの安全を確保することができる。
無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2からのコマンドの受信に対応して各種処理を実行し、その処理結果を無線ICカードリーダライタ2へ返信(レスポンス)する。例えば、無線ICカードリーダライタ2は、通信を確立するため初期応答に続く相互認証完了後、無線カード1へコマンドを送信する。例えば、特定の無線ICカード1を対象として、相互認証完了後や特定コマンドの送信後に、データ書き込みを必ず実行するシステムも考えられる。この場合、無線ICカード1は、特定のコマンドの受信後に(特定のコマンドの受信に対応して)、後続するデータ書き換えコマンドの受信を予測する。つまり、無線ICカード1は、特定のコマンドの後続のデータ書き換えコマンド受信前に、予め定められたデータ書き換えエリア(第1の記憶エリア)の書き換え対象のデータを、退避エリア(第2の記憶エリア)へ退避させることが可能となる。
無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1からのレスポンスの正当性を確認した後、無線ICカード1に対して次のコマンドを送信する。このため、無線ICカード1は、あるコマンドに対してレスポンスを送信してから、次のコマンドを受信するまでに若干の時間がある。この若干の時間は、次のコマンドの受信待ち時間である。無線ICカード1は、この次のコマンドの受信待ち時間を利用して、退避エリア(第2の記憶エリア)へ書き換え対象のデータを退避させることができる。これにより、書き換え処理全体としての処理時間が長引くのを抑制できる。また、無線ICカード1は、データの書き換えの最中に無線ICカードリーダライタ2からの別のコマンドを受信した場合でも、第1の記憶エリアに対する書き換え処理を、CPU動作と独立・並行して実行することができるため、システム上の反故は発生しない。
無線ICカード1のCPU101は、書き換えコマンド受信後、あるいは書き換えコマンド受信以前に、書き換え対象のデータの退避処理が正常に完了していることを確認したら、書き換え対象エリア(第1の記憶エリア)に書き換えデータの書き込みを実行する。これにより、書き換え処理全体の処理時間を長引かせることなく、書き換え処理において書き換え対象のデータを退避し、書き換え対象のデータの保護を図ることができる。
無線ICカード1における書き換え処理の実行中に、無線ICカード1が無線ICカードリーダライタ2から離れると、無線ICカード1における書き換え処理は異常終了となる。書き換え処理の異常終了時には、無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1からのレスポンスを受信しないことになり、これにより書き換え処理の異常終了を検知できる。無線ICカード1が、再び、無線ICカードリーダライタ2に近づき動作可能範囲に入ると、無線ICカード1と無線ICカードリーダライタ2との間で再度通信が確立され、相互認証が実行される。無線ICカード1(CPU101)は、相互認証前に、どのような状態で異常終了したかを検出する。つまり、無線ICカード1(CPU101)は、書き換え処理に関する終了状態を検出する。例えば、無線ICカード1は、以下の3つの異常終了状態に合わせたレスポンスを無線ICカードリーダライタ2へ返信し、データの復帰を図ることが可能となる。
(1)異常終了状態その1
退避エリア(第2の記憶エリア)へのデータ退避処理およびデータエリア(第1の記憶エリア)への書き換え処理は、正常に終了した。この場合には、通常の動作、つまり次の新しいデータの書き換えに備えて、退避エリアのデータを削除する
(2)異常終了状態その2
退避エリア(第2の記憶エリア)へのデータ退避処理は正常に終了し、データエリア(第1の記憶エリア)への書き換え処理は異常終了である。この場合には、無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドを受信しても書き換え処理を実行せず、決められた所定のレスポンスを無線ICカードリーダライタ2へ返信する。これにより、無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1の退避エリア(第2の記憶エリア)に書き換え対象のデータが保存されていることを認知できる。
(3)異常終了状態その3
退避エリア(第2の記憶エリア)へのデータ退避処理が異常終了である。この場合には、無線ICカード1は、再度退避エリアへのデータ退避処理を実行し、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンド及び書き換えデータを待って、データエリア(第1の記憶エリア)へ書き換えデータを書き込む。或いは、無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2に対して、データ退避処理異常を示すレスポンスを送信する。
以下に、上記説明した本発明の一例の退避処理を適用した金額データの書き換え処理について説明する。
無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1に対して各種コマンドを送信し、また無線ICカード1から返信されるレスポンスを受信する。この無線ICカードリーダライタ2には、上位装置が接続されている。この上位装置は、ネットワークで接続されオンラインで集中管理システムに結ばれ、カードの処理を行なうことも可能であるし、ローカルな処理をするだけの場合もある。
無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2からの初期応答要求に対して、無線ICカードリーダライタ2に対してレスポンスを返す。無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1に対してカード選択コマンドを送信する。これに対応して、無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2に対してレスポンスを返信し、通信が確立される。
通常、無線ICカードリーダライタ2及び無線ICカード1は相互認証を行い、お互いの正当性を確認し、例えば無線ICカード1へのアクセスが許可されることになる。その後、無線ICカード1に対して送信されるコマンドはシステムにより異なるが、例えば特定のシステムでは一連の決まったコマンドとレスポンスが決まった順序で送受信される。つまり、無線ICカード1のROM102には、予め判明している無線ICカードリーダライら2からの書き換えコマンドの発生タイミングに基づき、書き換えコマンド受信前に無線ICカード1のCPU101が自発的に書き換えエリア(第1の記憶エリア)の書き換え対象のデータを退避エリア(第2の記憶エリア)に退避するプログラムがプログラミングされている。
無線ICカード1のCPU101は、ROM102のプログラムに基づき、無線ICカードリーダライタ2からの書き換えコマンドの受信を予測した時点で、書き換えエリア(第1の記憶エリア)の書き換え対象のデータを、退避エリア(第2の記憶エリア)にコピーする。無線ICカード1のCPU101は、退避エリアに対して書き換え対象のデータをコピーした後、退避エリアに対して書き換え対象のデータが正常にコピーされたことを確認して、データ書き換えコマンドの受信に対応してデータの書き換え処理を実行する。
無線ICカード1のCPU101は、退避エリアに対して書き換え対象のデータをコピーしている途中で、無線ICカードリーダライタ2からコマンドを受信した場合には、コピーが終了するまでこの受信したコマンドに対応する動作を実行しない。無線ICカード1のCPU101は、コピーが終了してからこの受信したコマンドに対応する動作を実行する。
無線ICカードリーダライタ2は、所定時間内に無線ICカード1からのレスポンスを受信できない場合は、無線ICカード2に対して別のアクションを起こすことができる。このため、無線ICカード1は、データの書き換え時間が長引く場合には、無線ICカードリーダライタ2に対して処理中であるレスポンスを返信する。
ここで、退避処理を適用しない無線ICカードについて考える。このような無線ICカードと無線ICカードリーダライタとの間でカードが処理されているカード処理中に、無線ICカードが無線ICカードリーダライタから離されてしまい、無線ICカードが動作に必要な電力供給を受けられない状態になることが考えられる。電量供給を受けられない状態になったとき無線ICカードにとって一番重要なデータ書き換えが行われていると、無線ICカードリーダライタが書き換え前のデータをカードから読み出すなどして認識していない場合には、書き換え前の元のデータに戻すこともできないし、書き換えたいデータに書き換えることもできなくなってしまう。
例えば、買い物に伴い、所定残額(¥10000)が書き込まれている無線ICカードから、利用金額(¥1000)の引き去りを行なうとする。無線ICカード内で、所定残額(¥10000)が不揮発性メモリから読み出され、RAMに設定される。続いて、無線ICカード内で、所定残額(¥10000)から利用金額(¥1000)を引き去った結果(¥9000)が不揮発性メモリに書き込まれる。このとき、無線ICカードが無線ICカードリーダライタから十分な電力を得られず書き換え異常になると、無線ICカードの不揮発性メモリには当初の所定残額(¥10000)、引き去り結果(¥9000)、あるいは全く関連の無いデータが書き込まれた状態となる。この場合、再度、カード処理を最初から始めようとしても、正しいデータ(当初の所定残額)が分からない。仮に、無線ICカード内の不揮発性メモリに所定のデータ(¥9000)が書き込まれていたとしても、無線ICカードリーダライタ側では、この所定のデータが当初の所定残額なのか引き去り結果なのか判断できない。
本発明の一例の退避処理を適用した無線ICカードによれば、以下に説明するように、上記問題は解消される。
(1)無線ICカード1は、退避処理が正常終了した場合に退避処理正常終了を示すフラグを保持する。これにより、無線ICカード1は、退避処理正常終了を示すフラグを保持した状態で書き換えが異常終了していれば、引き去り中に異常が発生したと判断できる。この場合、無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2に対して、再度のカード処理実行時に、引き去り中の異常であることを示すレスポンスを返す。これに対応して、無線ICカードリーダライタ2は、無線ICカード1の退避領域から引き去り前のデータを知ることができる。無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2からの引き去りコマンドの要求があれば、退避領域にコピーされたデータに対して演算(引き算)を実施し、正しい引き去り結果(¥9000)をデータエリアに書き込むことができる。
(2)無線ICカード1は、退避処理正常終了を示すフラグを保持しない状態で書き換えが異常終了していれば、引き去り処理も実行されていないと判断できる。この場合には、無線ICカード1は、無線ICカードリーダライタ2に対して、再度のカード処理実行時に、引き去り要求の受信に対応して、引き去り処理を実行する。
ここで、図2及び図3を参照して、退避処理の適用が無い書き換え処理と、本発明の一例の退避処理を適用した書き換え処理とを比較する。図2は、退避処理の適用が無い書き換え処理を示すフローチャートである。図3は、本発明の一例の退避処理を適用した書き換え処理を示すフローチャートである。
退避処理の適用が無い書き換え処理については、図2に示すように、無線ICカードは、前のコマンドに対するレスポンスを返信し(ST11)、書き換えコマンドの受信待ちとなる(ST12)。無線ICカードは、書き換えコマンドを受信すると(ST13、YES)(ST14)、データの書き換えを実行し(ST15)、書き換え実行結果をレスポンスとして無線ICカードリーダライタへ返信する(ST16)。
また、退避処理の適用した書き換え処理については、図3に示すように、無線ICカード1は、所定のコマンドに対するレスポンスを返信し(ST21)、書き換え対象のデータの退避処理を実行する(ST22)。無線ICカードは、書き換えコマンドを受信すると(ST23、YES)、この書き換えコマンドの実行待ち状態となり(ST24)、書き換え対象のデータの退避処理が完了すると(ST25、YES)、書き換えコマンドに対応してデータの書き換えを実行し(ST26)、書き換え実行結果をレスポンスとして無線ICカードリーダライタへ返信する(ST27)。
なお、上記説明では、非接触の無線ICカードにおける退避処理について説明したが、この発明はこれだけに限定されるものではない。例えば、無線ICカードリーダライタと接触してデータの書き換え処理を受ける接触型の無線ICカードにも、上記説明した退避処理を適用することができる。
また、上記説明では、特定のコマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信を予測し退避処理を実行するケースについて説明したが、この発明はこれだけに限定されるものではない。例えば、特定の無線ICカードであって、必ず、書き換え処理が発生することが事前に分かっていれば、この特性の無線ICカードが無線ICカードリーダライタ2に対して近づき無線ICカードリーダライタ2からの供給電力が所定レベルに達した時点で、退避処理を実行するようにしてもよい。
また、無線ICカードリーダライタ2により、無線ICカード1の退避領域を指定したり、変更したりすることもできる。
また、無線ICカードリーダライタ2により、無線ICカード1に対して退避処理のタイミングを指定することができる。つまり、初期化後や特定コマンド受信後に、退避処理を実行するように指定することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の一例に係る電子処理システムの概略構成を示す図である。 退避処理の適用が無い書き換え処理を示すフローチャートである。 本発明の一例の退避処理を適用した書き換え処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線ICカード、2…無線ICカードリーダライタ、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…不揮発性メモリ、105…データ入出力部、106…システムコントローラ、201…CPU、202…ROM、203…RAM、205…データ入出力部、206…システムコントローラ

Claims (7)

  1. 外部装置と通信する通信手段と、
    書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、
    書き換えコマンドの受信前に書き換えの発生を予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 外部装置と通信する通信手段と、
    書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、
    所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯可能電子装置。
  3. 外部装置と通信する通信手段と、
    書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、
    外部装置との間の相互認証完了に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯可能電子装置。
  4. 前記書換制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させる退避処理中に書き換えコマンドを受信すると、退避処理完了後に書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換えることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の携帯可能電子装置。
  5. 前記書換制御手段は、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させる退避処理完了後に、前記外部装置からの書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換処理が異常終了し、この異常終了により前記外部装置から送信される退避データの書き戻しコマンドの受信に対応して前記第2の記憶手段へ退避させた書き換え対象のデータを前記第1の記憶手段へ書き戻すことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の携帯可能電子装置。
  6. 携帯可能電子装置及びこの携帯可能電子装置を処理する処理端末から構成される電子処理システムであって、
    前記携帯可能電子装置は、
    前記処理端末と通信する第1の通信手段と、
    書き換え対象のデータを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された書き換え対象のデータの退避先として、この書き換え対象のデータを記憶する第2の記憶手段と、
    所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを前記第2の記憶手段へ退避させ、書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶手段に記憶されている書き換え対象のデータを書き換える書換制御手段と、
    を備え、
    前記処理端末は、
    前記携帯可能電子装置と通信する第2の通信手段と、
    前記携帯可能電子装置に対して、前記所定コマンドの送信に続いて前記書き換えコマンドを送信するコマンド発行手段と、
    を備えたことを特徴とする電子処理システム。
  7. 携帯可能電子装置及びこの携帯可能電子装置を処理する処理端末により実行される電子処理方法であって、
    前記処理端末は、前記携帯可能電子装置に対して所定コマンドを送信し、
    前記携帯可能電子装置は、所定コマンドの受信に対応して書き換えコマンドの受信及び書き換え対象のデータを予測し、第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを第2の記憶エリアへ退避させ、
    前記処理端末は、前記携帯可能電子装置に対して所定コマンドの送信に続いて前記書き換えコマンドを送信し、
    前記携帯可能電子装置は、前記書き換えコマンドの受信に対応して前記第1の記憶エリアに記憶されている書き換え対象のデータを書き換える、
    ことを特徴とする電子処理方法。
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