JP7497777B1 - 電子情報記憶媒体、icチップ、icカード、データ移行判定方法、及びプログラム - Google Patents

電子情報記憶媒体、icチップ、icカード、データ移行判定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションを活性化させるための発行データの外部への移行を効率良く制限することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、データ移行判定方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】ICチップ2は、サービスアプリを活性化させるための発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理し、モバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、当該発行データの移行可能回数に基づいて当該発行データをモバイル端末Tへ移行可能であるか否かを判定し、移行可能である場合に発行データを移行可能であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信する一方、移行可能でない場合に発行データを移行不可であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信する。【選択図】図4

Description

本発明は、アプリケーションを活性化させるための発行データをICカードから外部へ移行する方法等の技術分野に関する。
近年、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされたICカードと同等の機能をモバイル(携帯端末)にエミュレートする技術が知られている。例えば、特許文献1には、サービスアプリケーションに対応した非接触ICカードを携帯端末でエミュレートするのに必要な発行データを、携帯端末が非接触ICカードから直接取得してサービスアプリケーションを活性化する技術が開示されている。
特許第6977477号公報
しかしながら、ICカードに記憶された発行データを外部へ無制限に移行できてしまうと、ICカードの所有者以外の者により発行データが利用されるリスクが増大するという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題などに鑑みてなされたものであり、アプリケーションを活性化させるための発行データの外部への移行を効率良く制限することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、データ移行判定方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体であって、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記電子情報記憶媒体には、異なる複数の前記アプリケーションがインストールされており、前記管理手段は、それぞれの前記アプリケーションを活性化させるための発行データの移行可能回数を、それぞれの前記アプリケーションの識別子に対応付けて管理し、前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドには、何れかの前記アプリケーションの識別子が含まれており、前記判定手段は、前記移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記コマンドに含まれる前記識別子に対応付けられた前記移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記レスポンスが前記外部端末へ送信された後、前記送信手段は、前記外部端末から前記発行データの要求を示すコマンドを受信した場合に、前記発行データを含むレスポンスを前記外部端末へ送信することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされた電子情報記憶媒体であって、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数を示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされるICチップであって、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされるICカードであって、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体により実行されるデータ移行判定方法であって、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶手段に記憶するステップと、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理するステップと、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定するステップと、前記移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータに、前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶手段に記憶するステップと、前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理するステップと、外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定するステップと、前記移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションを活性化させるための発行データの外部への移行を効率良く制限することができる。
ICカードCの概要構成例を示す図である。 ICチップ2のハードウェア構成例を示す図である。 サービスアプリと移行可能回数との対応関係の一例を示す図である。 モバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンドが受信された際のICチップ2の処理の一例を示すフローチャートである。 モバイル端末Tから発行データの要求を示すコマンドが受信された際のICチップ2の処理の一例を示すフローチャートである。 モバイル端末Tにより発行データの移行可否判定が行われる場合の動作例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、利用者に対して所定のサービス(例えば、決済サービス)を提供するためのアプリケーション(以下、「サービスアプリ」という)がインストールされたICカードに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
[1.ICカードCの構成及び機能]
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るICカードCの構成及び機能について説明する。図1は、ICカードCの概要構成例を示す図である。図1に示すように、ICカードCは、アンテナ1及びICチップ2等を含んで構成される。アンテナ1は、ICチップ2がスマートフォン等のモバイル端末T等との間で非接触通信(例えば、ISO/IEC 14443に準拠する非接触通信)を行うために利用される。アンテナ1は、アンテナコイルを備え、モバイル端末Tから発せられた搬送波(電磁波)を受信し、また、ICチップ2から出力された変調信号を電磁波として発信する。ICカードC及びICチップ2は、電子情報記憶媒体の一例である。ICカードCの例として、クレジットカード、電子マネーカード等が挙げられる。なお、モバイル端末T(外部端末の一例)には、サービスアプリがインストールされており、モバイル端末Tは、当該サービスアプリを活性化させるための発行データをICカードCへ要求可能になっている。
図2は、ICチップ2のハードウェア構成例を示す図である。ICチップ2は、図2に示すように、I/O回路21、RAM(Random Access Memory)22、NVM(Nonvolatile Memory)23、ROM(Read Only Memory)24、及びCPU(Central Processing Unit)25(コンピュータの一例)等を備える。I/O回路21は、モバイル端末Tとの間でアンテナ1を介して非接触通信を行うためのインターフェースを担う。I/O回路21は、アンテナ1に接続され、電力(電源)供給回路及び変復調回路等を備える。電力供給回路は、アンテナ1で受信された搬送波により誘起された電力(誘導起電力)に係る誘導電流を整流及び平滑化してICチップ2の各構成要素(CPU25等)へ電力を供給する。変復調回路は、アンテナ1で受信された搬送波からデータを復調してCPU25へ出力する。また、変復調回路は、CPU25からのデータを変調して変調信号としてアンテナ1へ出力する。
NVM23(記憶手段の一例)には、例えばフラッシュメモリが適用される。なお、NVM23は、「Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory」であってもよい。NVM23またはROM24には、オペレーティングシステム、異なる複数のサービスアプリ、及び本発明のプログラムが記憶される。サービスアプリのそれぞれには固有のAID(アプリケーション識別子)が付与されている。また、NVM23のレコード領域には、サービスアプリを活性化させる(パーソナライズする)ための発行データ(利用者の個人情報を含む)を当該サービスアプリのAIDを対応付けて格納するファイル(例えば、EF(Elementary File))がサービスアプリごとに区別されて書き込まれている。なお、各ファイルには、固有の識別子(例えば、SFI(Short File Identifier))が付与される。
さらに、NVM23には、発行データの移行可能回数がサービスアプリごとに更新可能に記憶される。ここで、発行データの移行可能回数は、発行データが外部へ移行される(換言すると、引き継がれる)度に減算(例えば、上限値から1ずつ減算)される。なお、移行可能回数は、引き継ぎ可能回数ということもできる。図3は、サービスアプリと移行可能回数との対応関係の一例を示す図である。図3の例では、サービスアプリAに対応する発行データの移行可能回数は“10”であり、サービスアプリBに対応する発行データの移行可能回数は“5”であり、サービスアプリCに対応する発行データの移行可能回数は“1”である。発行データがモバイル端末Tへ移行される度に移行可能回数が減算されることで当該移行可能回数が“0”になると、モバイル端末Tへの移行(引き継ぎ)は不可となる。これにより発行データのモバイル端末Tへの移行を制限することが可能となる。
CPU25は、本発明のプログラムにより、本発明における管理手段、判定手段、及び送信手段等として機能する。具体的には、CPU25は、発行データの移行可能回数を、NVM23を利用して管理する。例えば、CPU25は、それぞれのサービスアプリに対応する発行データの移行可能回数を、それぞれのサービスアプリのAIDに対応付けて管理する。
CPU25は、例えばICカードCの所有者のモバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、当該発行データの移行可能回数に基づいて、当該発行データをモバイル端末Tへ移行可能であるか否かを判定(これを、「発行データの移行可否判定」という)する。ここで、移行可否問合せを示すコマンドは、コマンドAPDU(Application Protocol Data Unit)により構成されるとよい。コマンドAPDUは、例えばISO/IEC 7816-3で規定されるように、CLA、INS、P1及びP2からなるヘッダ部、及びData等からなるボディ部を含む。移行可否問合せはP1またはP2の所定ビットで示されてもよいし、或いは、当該コマンドAPDUのボディ部に移行可否問合せを示すデータを含ませてもよい。また、当該コマンドAPDUのボディ部には、移行可否問合せ対象となる発行データに対応するサービスアプリのAIDが含まれるとよい。
そして、CPU25は、当該発行データをモバイル端末Tへ移行可能である(例えば、移行可能回数が“0”より大きい)と判定した場合に、当該発行データを移行可能であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信する。ここで、発行データを移行可能であることを示すレスポンスは、レスポンスAPDUにより構成されるとよい。レスポンスAPDUは、例えばISO/IEC 7816-3で規定されるように、少なくともステータスワード(SW1,SW2)を含む。ここで、発行データを移行可能であることは正常終了を示すステータスワードで示されてもよい。一方、CPU25は、当該発行データをモバイル端末Tへ移行可能でない(例えば、移行可能回数が“0”である)と判定した場合に、当該発行データを移行不可であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信する。
発行データを移行可能であることを示すレスポンスがモバイル端末Tへ送信された後、CPU25は、モバイル端末Tから発行データの要求を示すコマンドを受信した場合に、NVM23から対象の発行データを読み出し、当該発行データを含むレスポンスをモバイル端末Tへ送信する。ここで、発行データの要求を示すコマンドは、例えば、例えばISO/IEC 7816-3で規定されるGET DATAコマンドであるとよい。発行データの要求を示すコマンドのボディ部には、当該発行データに対応するサービスアプリのAIDが含まれるとよい。
[2.ICカードCの動作]
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係るICカードCの動作について説明する。図4は、モバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンドが受信された際のICチップ2(CPU25)の処理の一例を示すフローチャートである。図5は、モバイル端末Tから発行データの要求を示すコマンドが受信された際のICチップ2の処理の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示す処理の前提として、ICチップ2は、モバイル端末Tの認証が完了しているものとする。例えば、ICチップ2は、モバイル端末Tの秘密鍵による署名(署名データ)をモバイル端末Tから受信し、当該秘密鍵とペアをなす公開鍵により署名検証を行うことでモバイル端末Tの認証を行う。なお、当該公開鍵は、例えば認証局により正当性が証明された公開鍵である。
図4に示す処理は、モバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンド(問合せコマンド)がアンテナ1を介して受信された場合に開始される。図4に示す処理が開始されると、ICチップ2は、受信されたコマンドからサービスアプリのAIDを取得する(ステップS1)。次いで、ICチップ2は、ステップS1で取得されたAIDに対応付けられた発行データの移行可能回数をNVM23から取得する(ステップS2)。次いで、ICチップ2は、ステップS2で取得された移行可能回数が“0”より大きいか否かを判定する(ステップS3)。つまり、発行データの移行可否判定が行われる。
そして、ICチップ2は、移行可能回数が“0”より大きくないと判定した場合(ステップS3:NO)、発行データを移行不可であることを示すレスポンスを、アンテナ1を介してモバイル端末Tへ送信し(ステップS4)、図4に示す処理を終了する。これにより、当該発行データを移行不可であることを示すレスポンスを受信したモバイル端末Tは、エラー処理(例えばエラーメッセージ出力)を行う。一方、ICチップ2は、移行可能回数が“0”より大きいと判定した場合(ステップS3:YES)、発行データを移行可能であることを示すレスポンスを、アンテナ1を介してモバイル端末Tへ送信し(ステップS5)、図4に示す処理を終了する。これにより、当該発行データを移行可能であることを示すレスポンスを受信したモバイル端末Tは、当該発行データの要求を示すコマンドをICチップ2へ送信することになる。
図5に示す処理は、モバイル端末Tから発行データの要求を示すコマンドがアンテナ1を介して受信された場合に開始される。図5に示す処理が開始されると、ICチップ2は、受信されたコマンドからサービスアプリのAIDを取得する(ステップS11)。次いで、ICチップ2は、ステップS11で取得されたAIDに対応付けられた発行データ、及び当該発行データの移行可能回数をNVM23から取得する(ステップS12)。次いで、ICチップ2は、ステップS12で取得された発行データを含むレスポンスをモバイル端末Tへ送信する(ステップS13)。次いで、ICチップ2は、ステップS12で取得された移行可能回数から“1”減算する(ステップS14)。次いで、ICチップ2は、NVM23に書き込まれている減算前の移行可能回数を、ステップS14で減算された移行可能回数により更新(上書き)し(ステップS15)、図5に示す処理を終了する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、ICチップ2は、サービスアプリを活性化させるための発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理し、モバイル端末Tから発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、当該発行データの移行可能回数に基づいて当該発行データをモバイル端末Tへ移行可能であるか否かを判定し、移行可能である場合に発行データを移行可能であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信する一方、移行可能でない場合に発行データを移行不可であることを示すレスポンスをモバイル端末Tへ送信するように構成したので、当該発行データの外部への移行を効率良く制限することができる。
(変形例)
上記実施形態においては、ICチップ2により発行データの移行可否判定が行われるように構成したが、変形例として、この移行可否判定はモバイル端末Tにより行われてもよい。図6は、モバイル端末Tにより発行データの移行可否判定が行われる場合の動作例を示すシーケンス図である。図6において、ICチップ2は、モバイル端末Tから送信(ステップS21)された問合せコマンドを、アンテナ1を介して受信すると、受信されたコマンドからサービスアプリのAIDを取得する(ステップS22)。次いで、ICチップ2は、ステップS22で取得されたAIDに対応付けられた発行データの移行可能回数をNVM23から取得する(ステップS23)。次いで、ICチップ2は、ステップS23で取得された移行可能回数を含むレスポンスを、アンテナ1を介してモバイル端末Tへ送信する(ステップS24)。
一方、モバイル端末Tの制御部(取得手段)は、ICチップ2からのレスポンスを受信すると、当該レスポンスから発行データの移行可能回数を取得する(ステップS25)。次いで、モバイル端末Tの制御部(判定手段)は、ステップS25で取得された移行可能回数が“0”より大きいか否かを判定する(ステップS26)。つまり、発行データの移行可否判定が行われる。移行可能回数が“0”より大きくないと判定された場合(ステップS26:NO)、エラー処理(例えばエラーメッセージ出力)が行われる(ステップS27)。一方、移行可能回数が“0”より大きいと判定された場合(ステップS26:YES)、当該発行データの要求を示すコマンド(要求コマンド)がICチップ2へ送信される(ステップS28)。これにより、ICチップ2は、図5に示す処理を行うことになる。
なお、上記実施形態においては、非接触型のICカードCを例にとって説明したが、本発明は接触型のICカードに対して適用可能である。また、上記実施形態においては、ICチップ2が搭載されたICカードCを例にとって説明したが、本発明のICチップ2は通信機器に着脱可能な小型ICカードに搭載されてもよいし、或いは、eUICC(Embedded Universal Integrated Circuit Card)として通信機器から容易に取り外しや取り換えができないように組み込み基板上に搭載されてもよい。
1 アンテナ
2 ICチップ
21 I/O回路
22 RAM
23 NVM
24 ROM
25 CPU
C ICカード
T モバイル端末

Claims (8)

  1. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体であって、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  2. 前記電子情報記憶媒体には、異なる複数の前記アプリケーションがインストールされており、
    前記管理手段は、それぞれの前記アプリケーションを活性化させるための発行データの移行可能回数を、それぞれの前記アプリケーションの識別子に対応付けて管理し、
    前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドには、何れかの前記アプリケーションの識別子が含まれており、
    前記判定手段は、前記移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記コマンドに含まれる前記識別子に対応付けられた前記移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
  3. 前記レスポンスが前記外部端末へ送信された後、前記送信手段は、前記外部端末から前記発行データの要求を示すコマンドを受信した場合に、前記発行データを含むレスポンスを前記外部端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
  4. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされた電子情報記憶媒体であって、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数を示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
  5. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされるICチップであって、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするICチップ。
  6. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされるICカードであって、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶する記憶手段と、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理する管理手段と、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするICカード。
  7. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体により実行されるデータ移行判定方法であって、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理するステップと、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定するステップと、
    前記移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信するステップと、
    を含むことを特徴とするデータ移行判定方法。
  8. 利用者に対して所定のサービスを提供するためのアプリケーションがインストールされる電子情報記憶媒体に含まれるコンピュータに、
    前記アプリケーションを活性化させるための発行データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記発行データの移行可能回数であって前記発行データが外部へ移行される度に減算される移行可能回数を管理するステップと、
    外部端末から前記発行データの移行可否問合せを示すコマンドを受信した場合に、前記発行データの移行可能回数に基づいて、前記発行データを前記外部端末へ移行可能であるか否かを判定するステップと、
    前記移行可能であると判定された場合に、前記発行データを移行可能であることを示すレスポンスを前記外部端末へ送信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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