JP4426994B2 - 車載用機器の前面パネル装置 - Google Patents

車載用機器の前面パネル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4426994B2
JP4426994B2 JP2005091959A JP2005091959A JP4426994B2 JP 4426994 B2 JP4426994 B2 JP 4426994B2 JP 2005091959 A JP2005091959 A JP 2005091959A JP 2005091959 A JP2005091959 A JP 2005091959A JP 4426994 B2 JP4426994 B2 JP 4426994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable nose
coil spring
nose
movable
tension coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005091959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006273029A (ja
Inventor
範之 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2005091959A priority Critical patent/JP4426994B2/ja
Publication of JP2006273029A publication Critical patent/JP2006273029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426994B2 publication Critical patent/JP4426994B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、車載用音響機器や映像機器等の本体装置の前面部に組み付けられる前面パネル装置に係り、特に、横臥姿勢と起立姿勢との間で開閉方向に回動される可動ノーズを備えた車載用機器の前面パネル装置に関する。
従来より、音響機器や映像機器等の車載用機器においては、小型薄型化を図りつつ液晶ディスプレイ等の表示画面や各種操作キーの配置スペースを確保するために、本体装置の前面部を回動する可動ノーズによって開閉可能とした前面パネル装置が知られている。この種の前面パネル装置は、例えば、本体装置の前面部にCDやDVD等のメディアの挿入口を開設すると共に、下部側に回動支点を有して本体装置の前面部に回動自在に支持された可動ノーズに表示画面や各種操作キーを配設して概略構成されており、通常はメディア挿入口を覆う位置に可動ノーズを起立させておき、メディア挿入口を露出させる必要のある時には可動ノーズを手前へ横臥させるようになっている。
一般的に、従来のこの種の前面パネル装置では、可動ノーズを起立姿勢にロックするロック手段と、このロック手段によるロックが解除された可動ノーズを開方向へ弾性的に押し込む駆動アームと、開方向へ回動する可動ノーズに制動力を付与するオイルダンパギヤとが備えられている(例えば、特許文献1参照)。ここで、ロック手段は起立姿勢の可動ノーズが意図せず開方向へ回動しないようにするためのものであり、駆動アームはロック解除された可動ノーズを確実に手前へ回動させるためのものである。また、オイルダンパギヤは、横臥姿勢に向かう可動ノーズの回転力を弱めて該可動ノーズが全開状態でバウンドしないようにするためのものであり、これにより前面パネル装置の品位向上や損傷防止が図られている。
特開2000−269653号公報(第3−6頁、図2)
ところで、前述した従来の前面パネル装置では、横臥姿勢に向かって回動する可動ノーズに対してオイルダンパギヤが制動力を付与するように設計されているが、オイルダンパの粘性抵抗は温度依存性が高いため、環境温度の変化が大きい車載用機器においては、オイルダンパの制動力がばらつきやすいという問題があった。すなわち、高温環境下ではオイルダンパの粘性抵抗が小さくて可動ノーズに対する制動力が低下するため、横臥姿勢へ向かう可動ノーズの回転速度は速くなるが、低温環境下ではオイルダンパの粘性抵抗が大きくて可動ノーズに対する制動力が増大するため該回転速度は遅くなり、高温時と低温時で可動ノーズの開動作(開方向への回転動作)が著しく異なったものになってしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、可動ノーズの開動作が環境温度によらず安定的かつ良好に行える高品位な車載用機器の前面パネル装置を提供することにある。
本発明は、引っ張りコイルばねの弾性力によって開動作時の可動ノーズに制動力を付与することとし、引っ張りコイルばねの一端部を可動ノーズの回動支点の近傍に設けられた連結部に係止すると共に、この引っ張りコイルばねの他端部を本体装置に係止した。そして、可動ノーズが起立姿勢にあるとき、可動ノーズの回動支点と引っ張りコイルばねの他端部を結ぶ直線上に連結部を設定し、可動ノーズの開方向への回動に伴って連結部が前記直線から次第に離れていくようにした。
本発明は、開動作時の可動ノーズに制動力を付与する引っ張りコイルばねを付設し、可動ノーズが横臥姿勢に近付くほど制動力が大きくなるように設定してあるため、温度依存性が高いオイルダンパの粘性抵抗を利用した制動機構が不要となる。それゆえ、可動ノーズの開動作が環境温度によらず安定的かつ良好に行えるようになり、高品位な車載用機器の前面パネル装置を実現することができる。
本発明による車載用機器の前面パネル装置は、本体装置の前面部に支持されて横臥姿勢と起立姿勢との間を開閉方向へ回動可能な可動ノーズと、この可動ノーズを起立姿勢にロックするロック手段と、このロック手段によるロックが解除された前記可動ノーズを開方向へ弾性的に押し込む駆動アームとを備え、前記可動ノーズの回動支点の近傍に設けられた連結部に引っ張りコイルばねの一端部を係止すると共に、この引っ張りコイルばねの他端部を前記本体装置に係止し、前記可動ノーズが起立姿勢にあるとき、前記可動ノーズの回動支点と前記引っ張りコイルばねの他端部を結ぶ直線上に前記連結部を設定し、前記可動ノーズの開方向への回動に伴って前記連結部が前記直線から次第に離れていくように構成した。
このように構成された前面パネル装置では、ロック解除された可動ノーズが駆動アームに弾性的に押し込まれて開動作を開始した直後は、引っ張りコイルばねの引っ張り力のうち制動力として作用する成分を極めて小さく保つことができるため、可動ノーズの自重が回転力としてさほど作用していない段階に駆動アームの押し込み力が引っ張りコイルばねの逆向きの力によって大きく損なわれることはない。つまり、可動ノーズの開動作が開始された直後は引っ張りコイルばねの制動力が大きくならないように設定しておくことにより、この段階で可動ノーズに付与される駆動アームの押し込み力が特に大きくなくても、ロック解除された可動ノーズを駆動アームによって速やかに開方向へ回動させることができる。そして、横臥姿勢に向かって回動する可動ノーズの開動作に伴い、引っ張りコイルばねが伸長してその引っ張り力が次第に増大すると共に、該引っ張り力の分力のうち制動力として作用する成分が次第に増大するので、相乗効果によって可動ノーズは横臥姿勢に近付くほど大きな制動力を受けるようになる。一方、開動作時の可動ノーズは横臥姿勢に近付くにつれて自重が開方向への回転力として大きく作用するようになるため、上記制動力と相俟って、可動ノーズの回動範囲全域における該可動ノーズの回転速度を均一化することができる。よって、可動ノーズが横臥姿勢に近付いても回転速度が過大にならず、可動ノーズが全開状態でバウンドする虞がない。また、この前面パネル装置では、温度依存性が高いオイルダンパの粘性抵抗を利用した制動機構が不要なため、可動ノーズの開動作が環境温度によらず安定的かつ良好に行える。
上記の構成において、例えば駆動アームを本体装置に回動可能に取り付け、前記可動ノーズが開方向へ回動するのに伴い、この可動ノーズに対する駆動アームの押し込み位置が次第に該可動ノーズの回動支点に近付いていくようにすると、開動作時の可動ノーズが横臥姿勢に近付くほど、この可動ノーズを開方向へ回転させようとする駆動アームの回転モーメントが小さくなるため、引っ張りコイルばねの制動効果を高めて可動ノーズを緩やかに横臥姿勢に移行させることができる。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る前面パネル装置の可動ノーズの起立状態を示す説明図、図2は図1中のロック手段を示す要部説明図、図3は該前面パネル装置の可動ノーズの半開状態を示す説明図、図4は該前面パネル装置の可動ノーズの横臥状態を示す説明図である。
これらの図に示す前面パネル装置は、本体装置1の前面部に開閉方向へ回動自在に支持された可動ノーズ2と、この可動ノーズ2の回動支点として本体装置1に突設された支軸3と、この支軸3に外挿されて可動ノーズ2と一体的に回動する回転板4と、可動ノーズ2を起立姿勢にロックするロックレバー5と、このロックレバー5をロック方向へ弾性付勢するコイルばね6と、ロックレバー5を押し込んで可動ノーズ2をロック解除させる開扉釦7と、ロック解除された可動ノーズ2を開方向へ弾性的に押し込む駆動アーム8と、この駆動アーム8を弾性付勢する捩りコイルばね9と、回転板4を本体装置1の奥側へ牽引して可動ノーズ2を閉方向へ弾性付勢する引っ張りコイルばね10とによって主に構成されている。なお、本体装置1は箱形のシャーシ1a内にCDやDVD等のメディアに情報を記録および/または再生するためのドライブ装置等を収容して構成されており、この本体装置1の前面部にはメディア挿入口(いずれも図示省略)が開設されている。
回転板4は本体装置1の前端下部の左右両側に配設されており、これら回転板4には連結ピン4aと係止ピン4bがそれぞれ突設されている。連結ピン4aには引っ張りコイルばね10の前端部10aが係止されており、この引っ張りコイルばね10の後端部10bを本体装置1側の支軸11に係止することにより、回転板4は本体装置1の奥側へ牽引されている。また、係止ピン4bは可動ノーズ2の左右両側の下端部に形成された段差部2aに係合しており、回転板4を支軸3に回動自在に外挿することにより、この支軸3を回動支点として可動ノーズ2と回転板4が一体的に回動されるようになっている。つまり、可動ノーズ2は下部側に回動支点を有して本体装置1の前面部に回動自在に支持されており、図1に示す起立姿勢と図4に示す横臥姿勢との間を開閉方向に回動可能となっている。この可動ノーズ2には開扉釦7を含む各種操作キーや図示せぬ液晶ディスプレイ等の表示画面が配設されており、また、可動ノーズ2の上部の背面側にはロックレバー5の先端爪部5aを係脱させるための係合凹部2bが設けられている。
なお、本実施例では、必要に応じて可動ノーズ2を本体装置1から取り外せるノーズ脱着タイプの前面パネル装置について例示しているが、可動ノーズ2が本体装置1から取り外せないタイプの場合は、可動ノーズ2の一部に予め回転板4と同様の部材を一体形成しておいても良い。
ロックレバー5は本体装置1側の支軸12に回動自在に外挿され、コイルばね6によって支軸12を中心に図示反時計回りに弾性付勢されている。図1に示すように可動ノーズ2を起立させると、可動ノーズ2の背面側に設けられた係合凹部2bにロックレバー5の先端爪部5aが係合することにより、可動ノーズ2が起立姿勢にロックされるようになっている。また、この状態で開扉釦7がプッシュ操作されてロックレバー5が図示時計回りに回転すると、図2に示すように先端爪部5aが係合凹部2bから離脱して可動ノーズ2がロック解除されるようになっている。
駆動アーム8は本体装置1側の支軸13に回動自在に外挿され、捩りコイルばね9によって支軸13を中心に図示反時計回りに弾性付勢されている。駆動アーム8の先端押圧部8aは捩りコイルばね9の付勢力を受けて可動ノーズ2の背面に弾接しており、可動ノーズ2がロック解除されると、捩りコイルばね9が駆動アーム8を図示反時計回りに回転駆動するため、図3や図4に示すように駆動アーム8が可動ノーズ2を押し込みながら本体装置1の前方へ回動していき、捩りコイルばね9の両端部の間隔は次第に広がっていく。したがって、駆動アーム8に付与される捩りコイルばね9の付勢力は、駆動アーム8が本体装置1の前方へ回転していくのに伴って次第に低減していくことになる。なお、可動ノーズ2の背面側を前方へ押し込む駆動アーム8は、上記したような本体装置1に回動自在に支持されたものに限らず、本体装置1に前後方向(図示左右方向)に直線的に摺動自在に設けられたものでも良い。
図1に示すように可動ノーズ2が起立しているとき、引っ張りコイルばね10の前端部10a(連結ピン4a)は可動ノーズ2の回動支点(支軸3)と引っ張りコイルばね10の後端部10b(支軸11)を結ぶ直線P上に位置している。そして、図3や図4に示すように可動ノーズ2と回転板4が図示反時計回りに回転していくと、それに伴って引っ張りコイルばね10が次第に伸長していくと共に、引っ張りコイルばね10の前端部10aが直線Pから次第に離れていくようになっている。なお、可動ノーズ2が起立しているときの引っ張りコイルばね10の前端部10aの位置は、正確に直線P上にあることが好ましいが、可動ノーズ2の横臥状態時の位置よりも直線Pに近い位置にあれば、直線Pから僅かに位置ずれしていても良い。
このように構成された前面パネル装置において、図1に示すように起立させた可動ノーズ2にロックレバー5の先端爪部5aを係合させると、可動ノーズ2は起立姿勢にロックされた状態となるため、駆動アーム8から付勢力を受けても可動ノーズ2が開方向へ回動することはない。このとき、引っ張りコイルばね10の全長は最も短くなっており、その前端部10aは直線P上に位置している。この状態で、本体装置1の前面部に開設されているメディア挿入口は可動ノーズ2に覆い隠されており、可動ノーズ2に配設されている各種操作キーや表示画面が前面パネル装置の前面に露出している。
かかる起立状態でユーザが開扉釦7をプッシュ操作してロックレバー5をコイルばね6の付勢力に抗して図示時計回りに押し込むと、図2に示すように先端爪部5aが係合凹部2bから離脱するため、可動ノーズ2はロックレバー5によるロックが解除される。すると、可動ノーズ2の背面に弾接している駆動アーム8の先端押圧部8aが捩りコイルばね9の付勢力によって可動ノーズ2を押し倒していくので、可動ノーズ2は開方向へ回動して図3の状態から図4の状態へと移行していく。ただし、可動ノーズ2の開動作が開始された直後は、引っ張りコイルばね10の前端部10aはまだ直線Pの近傍に位置しているので、引っ張りコイルばね10の引っ張り力のうち可動ノーズ2に制動力として作用する成分(支軸3を中心とする前端部10aの回転軌跡円の接線方向成分)は極めて小さい。それゆえ、このような可動ノーズ2の開動作の初期段階で、可動ノーズ2に対する駆動アーム8の押し込み力が引っ張りコイルばね10の逆向きの力によって大きく損なわれることはない。なお、ロックレバー5はコイルばね6によって常時付勢されているので、可動ノーズ2が開動作を開始して開扉釦7に対するプッシュ操作力が除去されると、図3に示すように元の位置まで戻る。
こうして可動ノーズ2が起立姿勢から横臥姿勢に向かって回動していく過程で、駆動アーム8に付与される捩りコイルばね9の付勢力は次第に低減していくが、回転板4の連結ピン4aに前端部10aが係止されている引っ張りコイルばね10は徐々に伸長していくので、回転板4に付与される引っ張りコイルばね10の引っ張り力は次第に増加していく。さらに、この過程では、捩りコイルばね9の付勢力が漸減するだけでなく、駆動アーム8が可動ノーズ2の回動支点である支軸3よりも後方側で軸支されている関係で、可動ノーズ2に対する駆動アーム8の押し込み位置(先端押圧部8aの当接位置)が次第に支軸3に近付いていくので、可動ノーズ2を開方向へ回転させようとする駆動アーム8の回転モーメントが急激に低減していく。また、この過程では、引っ張りコイルばね10の引っ張り力が漸増するだけでなく、引っ張りコイルばね10の前端部10aが直線Pから離隔することにより、引っ張り力の分力のうち可動ノーズ2に制動力として作用する成分が次第に増大していくので、可動ノーズ2の開動作を阻止しようとする引っ張りコイルばね10の回転モーメントが急激に増大していく。したがって、かかる開動作時の可動ノーズ2が横臥姿勢に近付いた段階で、可動ノーズ2はその自重が開方向への回転力として大きく作用するものの、駆動アーム8にはさほど押し込まれなくなり、引っ張りコイルばね10からは大きな制動力を受けるようになる。それゆえ、可動ノーズ2はほぼ均一の回転速度で緩やかに横臥姿勢に移行して全開状態となり、この状態で本体装置1のメディア挿入口が完全に露出するため、CDやDVD等のメディアをメディア挿入口に対して挿入・排出することができる。
なお、可動ノーズ2は図4に示す横臥姿勢から、あるいは図3に示すような開動作の途中から、手動によって閉方向の起立姿勢へ回動させることができる。そして、可動ノーズ2が起立姿勢まで押し戻されると、ロックレバー5の先端爪部5aが可動ノーズ2の背面側のテーパ部2cに押し上げられた後、係合凹部2bに入り込んで係合するため、可動ノーズ2は再び図1に示すロック状態に戻る。
このように本実施例に係る前面パネル装置では、横臥姿勢に向かって回動する可動ノーズ2の開動作に伴い、引っ張りコイルばね10が伸長して引っ張り力が増大すると共に、該引っ張り力の分力のうち制動力として作用する成分が増大するので、相乗効果によって可動ノーズ2は横臥姿勢に近付くほど大きな制動力を受けるようになる。しかも、可動ノーズ2の開動作に伴い、この可動ノーズ2を開方向へ回転させようとする駆動アーム8の回転モーメントは小さくなっていく。つまり、この前面パネル装置は、可動ノーズ2が横臥姿勢に近付くと引っ張りコイルばね10の制動効果が高まるように設計されているため、可動ノーズ2は回転速度が抑制されて緩やかに横臥姿勢へ移行し、よって可動ノーズ2が全開状態でバウンドする虞がない。また、この前面パネル装置では、温度依存性が高いオイルダンパの粘性抵抗を利用した制動機構が不要なため、可動ノーズ2の開動作が環境温度によらず安定的かつ良好に行える。
また、この前面パネル装置では、可動ノーズ2が起立姿勢にあるとき、引っ張りコイルばね10の前端部10aが直線P上に位置しているため、ロック解除された可動ノーズ2が駆動アーム8に押し込まれて開動作を開始した直後は、引っ張りコイルばね10の引っ張り力のうち制動力として作用する成分が極めて小さくなっている。それゆえ、可動ノーズ2の自重が回転力としてさほど作用していない段階に駆動アーム8の押し込み力が引っ張りコイルばね10の逆向きの力によって大きく損なわれることはなく、この段階で可動ノーズ2に付与される駆動アーム8の押し込み力が特に大きくなくても、ロック解除された可動ノーズ2を駆動アーム8によって速やかに開方向へ回動させることができる。
本発明の実施例に係る前面パネル装置の可動ノーズの起立状態を示す説明図である。 図1中のロック手段を示す要部説明図である。 該前面パネル装置の可動ノーズの半開状態を示す説明図である。 該前面パネル装置の可動ノーズの横臥状態を示す説明図である。
符号の説明
1 本体装置
2 可動ノーズ
2a 段差部
2b 係合凹部
3 支軸
4 回転板
4a 連結ピン(連結部)
4b 係止ピン
5 ロックレバー
5a 先端爪部
7 開扉釦
8 駆動アーム
9 捩りコイルばね
10 引っ張りコイルばね
10a 前端部
10b 後端部
11 支軸
P 直線

Claims (2)

  1. 本体装置の前面部に支持されて横臥姿勢と起立姿勢との間を開閉方向へ回動可能な可動ノーズと、この可動ノーズを起立姿勢にロックするロック手段と、このロック手段によるロックが解除された前記可動ノーズを開方向へ弾性的に押し込む駆動アームとを備え、
    前記可動ノーズの回動支点の近傍に設けられた連結部に引っ張りコイルばねの一端部を係止すると共に、この引っ張りコイルばねの他端部を前記本体装置に係止し、前記可動ノーズが起立姿勢にあるとき、前記可動ノーズの回動支点と前記引っ張りコイルばねの他端部を結ぶ直線上に前記連結部を設定し、前記可動ノーズの開方向への回動に伴って前記連結部が前記直線から次第に離れていくように構成したことを特徴とする車載用機器の前面パネル装置。
  2. 請求項1の記載において、前記可動ノーズが開方向へ回動するのに伴い、この可動ノーズに対する前記駆動アームの押し込み位置が次第に該可動ノーズの回動支点に近付いていくように構成したことを特徴とする車載用機器の前面パネル装置。
JP2005091959A 2005-03-28 2005-03-28 車載用機器の前面パネル装置 Expired - Fee Related JP4426994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005091959A JP4426994B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 車載用機器の前面パネル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005091959A JP4426994B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 車載用機器の前面パネル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006273029A JP2006273029A (ja) 2006-10-12
JP4426994B2 true JP4426994B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=37208193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005091959A Expired - Fee Related JP4426994B2 (ja) 2005-03-28 2005-03-28 車載用機器の前面パネル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4426994B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5653075B2 (ja) 2010-05-25 2015-01-14 アルパイン株式会社 前面パネル装置
JP2013053843A (ja) * 2011-08-31 2013-03-21 Lg Electronics Inc 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006273029A (ja) 2006-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000132956A (ja) 車載用機器
JP4426994B2 (ja) 車載用機器の前面パネル装置
JP3747715B2 (ja) 記録媒体装着装置
JP2001010414A (ja) 車載用音響機器の操作パネル反転機構
JP2006335260A (ja) 操作パネルの傾動機構
JP3974005B2 (ja) 車載用電子機器の前面パネル装置
JP3820324B2 (ja) 車載用機器の前面パネル装置
JPH09246735A (ja) パネル開閉装置
JP3676854B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2777526B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP4229878B2 (ja) 可動パネルを有する電子装置
JP2004101832A (ja) 表示装置
JP3152782B2 (ja) ディスクドライブの防塵ドア装置
JP4276912B2 (ja) 電子機器のフリップ機構
JP2001007542A (ja) 車載用機器の前面パネル装置
JPH09251766A (ja) 車載用電子機器
JP4106799B2 (ja) 電子機器
US7023654B2 (en) Disk cartridge ejection mechanism and method
JP3201543B2 (ja) レコーダ
JP2005240460A (ja) 扉用錠装置
JP3825718B2 (ja) ディスクトレイ駆動機構
JP2589676Y2 (ja) 情報機器の記録媒体ロック・排出装置
JP3847739B2 (ja) 電子機器
JP2003196966A (ja) 電子機器
JP4021020B2 (ja) 車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4426994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees